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ジャナクプルとミティラー・アート


<9/10 ジャナクプルへ>

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ジャナクプルに移動しました。



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ジャナクプルの宿「HOTEL CITY STAR」

事前にネットで調べた限りだと安宿も沢山ありそうだったのに、2時間歩いても見つからず結局やや高めの宿に泊まることになりました。



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現在のジャナクプル風景

どうやら、昨年起きた南アジア一帯の大洪水にてジャナクプルも甚大な被害を受け、殆どの宿が閉鎖してしまったようなのです。町のあちこちが写真のような状態で、マップアプリでは表示されている銀行や飲食店も殆ど無くなってしまっていました。

何十年もかけ力を合わせて作り上げた町が壊されるのは一瞬で、再建するのにはまた何年も何十年もかかります。天災なので逆らいようがないとは言え、やはり、やるせない光景です。



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ラッシー

入国時に両替したネパールルピーが残り少ないのでまずはATMを探したのですが、お金が全然降ろせませんでした。インドでもバングラデシュでも同じ事はよく起きたので最初は気にせず別のATMに移動したものの、5台、10台と試しても全て「このカードは使えません」みたいな表示が出るので、これってもしやカードの破損なのでは?と不安になってきました。

写真はATM巡りの途中、一回落ち着こうと思い飲んだラッシーです。この時はまだいくらか余裕があったと言えますが、このあとまた2時間以上歩き回り町中のATMを試しても全て駄目で、不安はついに絶望に変わりました。


先々月あたりの日記で書きましたが、私はバングラデシュでクレジットカードのスキミング被害に遭い、これが使えなくなっています。クレジットカードは予備を入れて合計3枚持っていましたが、1枚目は上記の通り、2枚目はカード会社都合(提携店が詐欺被害に遭ったとか何とか)でこちらも使えなくなっており、最後の1枚は元々キャッシング枠を設けておりません。オンラインでのキャッシング枠追加申請もできますが、私は現在無職の身。おそらくその申請は受け入れられず、そればかりかカード自体の利用継続も危うくなってしまいます。下手な動きはしたくありません。

今回ATMに弾かれまくっているのは国際キャッシュカード(シティバンク)ですが、上記のような状態のため別のカードを試す事もできず、これはカードの問題なのかATMの問題なのか、それが分かりません。

もしカード破損だとしたら、旅の継続は難しくなります。

国際キャッシュカードはオンラインで再発行してもらう事ができず、一度帰国して手続きし直すしかないようなのです。家族に代理申請を頼む事は出来るかもしれませんが、かなりの手間ですし流石にどうかと思います。また、再発行後のクレカを送って貰うという手もありますが、どうせまたスキミングされるのでクレカキャッシングは極力避けたいです。元々好きじゃないですし。

つまり、一時帰国もやむなしという事になります。

というか、今後の旅以前に今回の宿代を払うと残金がほぼゼロになり町から出られなくなるのですがどうしたらいいですか。一時帰国すら出来ずにジャナクプルで終了ではございませんか。ラッシーなんて飲んでる場合じゃなかったです。



<翌9/11、朝から銀行探しへ>

昨日は節約のため水しか買えず、ラッシー以外何も口に出来ませんでした。お腹と背中が文字通りくっつきそうで、空腹を通り越して頭がクラクラします。ジ・エンドの文字が頭上にチラ付く絶望の朝です。

が、今にも倒れそうになりながら何とか外貨両替をやっている銀行まで辿り着くことが出来ました。件の洪水被害で銀行自体の数が少ないので、宿から結婚歩かなければいけませんでしたが。

私「ドルからの両替はできますか?」
銀行員「できますよ。パスポートを見せてください。」
私「忘れました。」

倒れるかと思いました。



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本日の朝ご飯

久々にエネルギー切れによるバタンキューの危機に直面しましたが、なんとかドルを両替し、ネパールルピーの現金を得ることが出来ました。

100USドルが11,565ルピーになったのですが、このときの公定レートが100ドル11,572ルピーでしたので、相当の良レートで替えて貰えたことが分かります。手数料も無しです。

カトマンズなどの大きな街なら日本円からの両替も難しくないそうですし、ネパールのATMは殆が300〜500ルピー(300〜500円)の手数料を要求してくるそうなので、日本から直接ネパール旅行に来られる方はATMより現金の両替の方がお得かもしれません。日本円からの両替もドルと同じく良レートであれば、のお話ですが。

なお、大手銀行の前に寄ってみた小さな両替屋ではいくら何でも酷すぎるレートを提示され、それを断って店を出たらしつこく追いかけられ、何とか撒いて銀行に行き同じ道を戻ったら今度はバイクで追いかけられ非常に鬱陶しい思いをしたので、両替の際は大手銀行かちゃんとした両替屋を選ぶことを強くお勧めしたいと思います。



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カード問題はひとまず置いておくとして、とりあえずジャナクプル観光です。

ドルと円の現金をそこそこ持っているので当分は大丈夫です。そして早々にネタバレしますと、このあと行った町で何台目かのATMが応えてくれ、カード破損ではないことが分かったので本当に大丈夫です。

絶望のあまりツイッターを連投し大変ご心配をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。


さて、ここジャナクプルはヒンドゥー教の聖地です。ネパール自体ヒンドゥー教徒の多い国ですが、チベット仏教などもそこそこの勢力を持っており、色々な宗教や民族の混ざりあった非常に色彩豊かな国なのだそうです。現在のところまだ標高の低いエリアを中心に移動していますが、ヒンドゥー教色が強いように思います。というかインド色が強いです。ここジャナクプルなどはもうほぼインドですし。いや単にイメージの話ですけども。

町には池が沢山あり、それらは沐浴場となっているので、朝から気持ち良さそうに水浴びをする人々を沢山見かけました。



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線路

ジャナクプルにはネパール唯一の鉄道があるらしく、ローカル色溢れる光景が見られるそうなのですが、こちらは現在運行していませんでした。当分は動かないとのこと。

そういえば銀行で両替した際に入国航空券の提示を求められ、「陸路で来たから無い」と答えたら「じゃあバスか列車の切符は?」と聞かれましたが貴方のとこ列車止まっとるではないですか。どうしろと言うのですか。



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ミティラー・アート

ジャナクプル名物の一つに、ミティラー・アートというものがあります。何千年も前からこの辺りの女性達が描いてきたもので、祈りやおまじないの類だそうです。南インドのコーラムと似た感じですかね。

写真のこれは町を装飾する意図で描かれたものなので、鮮やかで描き込みも多いですが、女性達が家の壁などに日常的に描くそれはもっと色が少なく、デザインもシンプルなのだそうです。



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ジャナキ寺院

ジャナクプルの中心的寺院です。



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寺院自体の装飾も良いですが、内部のミティラー・アートが実に見事で必見です。



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ナンチャラ結婚寺院

ジャナクプルはかのラーマーヤナの舞台の一つで、主人公ラーマ王子とシータ姫の結婚式が執り行われた町ということになっています。そんなわけで、ジャナキ寺院の裏手にあるこのナントカ結婚寺院には、二人の結婚式の様子を再現したお人形達が展示されています。

写真は撮れませんでした。半裸のおじさん達がダルそうに警備していたのでカメラを出し辛くて。



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クワ村

ジャナクプル近郊のクワ村というところを訪ねてみました。徒歩30〜40分くらいと近かったです。



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クワ村、女性開発センター

村の外れにはこの地域の女性達が働く工房があり、ミティラー・アートを施した陶器、布製品、織物やオモチャなどを生産していました。それらの製品はジャナクプルの町でも買えますが、ここで買うのが彼女達への直接の支援になりますのでより良いかと思います。

私もひとつお土産を購入しました。件のカード破損疑惑がこのときはまだ晴れておらず、もう八割方帰るつもりでいたので腹いせに陶器とかけったいな造形のヌイグルミ(めちゃんこ可愛い)を大量購入したろかと思いましたが、念の為抑えておいて良かったです。大量のお土産を抱えて旅を続けることになるところでした。まあ、送れば良いだけの話ではありますが。



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センターの後で村を散策しミティラー・アートを探したかったのですが、雨が来そうだったので急いで帰りました。残念ながら途中で雨雲に追いつかれてしまいましたが、10分ほどで止んだので良かったです。

雨季もそろそろ終わりかけだそうです。良い時期に来ました。



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本日の晩ごはん/カリーっぽい何か

お腹は減っていたのですが現金ナイナイ問題のトラウマが晴れず、お安くて量の少ないご飯しか食べられませんでした。土産は買おうとしたくせに。

こちらは芋っぽいけど芋じゃないっぽい何かを揚げたものに、玉ねぎのみじん切り、スライス人参、豆カリー、揚げ麺をかけ、その上に柘榴をちらしたスナック感覚っぽいお料理でした。柘榴の甘みが良い仕事をしており、サクサクプチプチトロッと色んな食感も楽しめる美味しい一皿でした。


明日はルンビニに移動します。


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<情報コーナー>

◯ ダランからジャナクプル

私は朝7:00発のビールガンジ行きに乗り、ジャナクプルへの分岐少し手前でサービス係さんの案内により途中下車、ここまで300ルピー。その場でジャナクプル行きのバスに乗り換え、ジャナクプルまで50ルピー。所要時間はトータルで6時間半くらいだった。どちらも大きめの町なので、直行便もあるかもしれない。無い場合は幹線道路沿いの町ダルケバールで乗り換えられる。

◯ ジャナクプルの宿

「HOTEL CITY STAR」
トイレ冷水シャワー付きのシングル1,200ルピーを800ルピーにしてもらった。wifi、ファンあり。レストラン併設。全体的にシンプルだが奇麗な宿。ジャナキ寺院から徒歩5分くらい。Google Mapで出る。
ジャナクプルは2018年9月現在、昨年の洪水被害の影響が色濃く残っており、宿もほとんどが閉鎖してしまっている。安宿は見つからなかったが、大きめの宿や中級ホテルは営業している。

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