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ナガランド州モン②、シャンニュー村


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本日の朝ごはん

宿の朝ごはんです。



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本日はこのシャンニュー村というのに行ってみます。

地図を見るとまた随分遠そうに見えますが、昨日のホンフォイ村も実際には赤ピンではなく白丸の所にありましたし、今回もきっとそうですので片道たった11キロです。この道はソナリからバスで通って来たもので確かほぼ登りでしたが、まあ車道ですし片道11キロくらいなら余裕でしょう。



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とか思っていたら実際は赤ピンよりさらに遠く、片道24キロでした。Googlemapさんのえげつなさよ。



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9:40 ドナドナトラック乗車

スタート地点からジワリとご説明申し上げます。

まずモンから11キロ地点までですが、丁度良いタイミングで軽トラの荷台に乗るタイプの地元民の足(命名:ドナドナトラック)が通りかかったのでこれに乗りました。早速のワープです。なので、この時点では勝ったも同然くらいに思っていました。



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10:20 シャンガイ村到着

シャンニュー村があると思っていた11キロ地点には、別の村がありました。その名もシャンガイ村。「シャンニュー村へはここからあっちの方向へ歩くのよ」と、ドナドナトラック仲間のおばあちゃんが身振り手振りで教えてくれました。



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割と近くに村っぽいものが見えていたのでアレかな?と鼻歌交じりに歩き始めたのですが、ソレをあっという間に通り過ぎ、さらに道は続きます。



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小一時間歩いたら広くて可愛らしい村に到着したのでコレかな?と思い村人に尋ねたら、ここはロンホ村だと言います。シャンニューはあっちだよとのこと。あっちには山しか見えません。

その後も休憩を挟みながらひたすら歩きましたが、シャンニュー村は見えて来ません。そして誰にも会わないし車両も通りません。本当にこの先に村があるのか不安になって来ましたが、ここまで来て引き返すわけにもいかず、私は無心で歩き続けました。



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13:30 シャンニュー村到着

そして、シャンガイ村から歩くこと3時間。ようやくシャンニュー村に辿り着いたときには、とっくにお昼を回っていました。

帰りも3時間かかるとして、その後シャンガイ村からまたドナドナトラックを捕まえればギリギリ日暮れまでに帰れますが、もし捕まらなかった場合は車で40分かかる山中の街灯も無い道を一人歩くことになるわけで、距離的には多分2時間くらいでしょうかね?今から5時間後は何時かな?日暮れは何 よし考えるのは止めよう。



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シャンニュー村風景

村を散策していたら、またしても村人宅にお呼ばれしてお昼ご飯をご馳走になりました。

この家のご主人が大層な飲んだくれで、同じ話を30回くらいするし人の話を聞かないし、大変困りましたがご飯を食べさせてくれたので良い人です。

あと、「モンタウンに帰るのか?ヒック、今から帰ると日が暮れるぞ!ヒック、家に泊まればいいオエップ」と言ってくれましたが、モンの予算オーバーの宿に空泊なぞしたくないので私は断固!帰ります!ということで丁重にお断りしました。



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泥酔おじさんの家の裏手にはモロンっぽいものがありましたが、鍵がかかっていました。



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力の象徴であるはずの水牛ボーンに落書きが。めっちゃ怒られたでしょうね。



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モロン(仮)の隣には、聞かないとそれとは分からない小さな博物館がありました。実は、私がこのシャンニュー村に来た目的はこれです。



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モニュメント

これが見たかったのです。

へんぴなエリアでひときわ輝く旅人の情報源、個性的なツアーが多いことで有名な「西遊旅行」さんのナガランド紹介ページによると、

「広場の近くには博物館があり、その中には一枚の木で出来た大きなモニュメントがあります。これは昔のこの村の王様が偶然ジャングルの中で発見した物らしく、村の言い伝えでは天使によって作られたものと信じられており、発見したときからこの形だっだのだそうです。」

とのことです。



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その天使はおそらく堕天しているでしょうね。


ところで、この博物館の入場料は500ルピー(800円くらい)なんだそうです。酔いどれじじい談。入場前にこれを言われ、何だその金額はどこの世界遺産だいい加減にしろと思ったので「じゃあいいです。帰ります。」と答えたところ、

泥酔「いや待て、いくらでもいいんだ。本当は500ルピーだが10でも100でも気持ち次第で・・」

とまた極端な事を言うので、50ルピー払うことにしました。が、見せてもらったモニュメントが思いの外良かったので、「やっぱ100くらい払おう」と考え直しました。

そしたら奥さんが「今作りました」みたいなまっさらな方名録を持ってきて、名前と支払い金額の記入を求められたので大人しく書いたのですが、デロじいが「ここにヒック、名前とお、金額をゲロップ」と繰り返しながら全てのページに同じ内容を書かせようとするので、「やっぱ50でいいわコンニャロー」と思いました。

このあと行かれる方。多分デロリアンがこの50にゼロを足して「この日本人は500ルピー払ったぞ!」とか言い出すと思うんですけど、払わなくていいですので。



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頭蓋骨の木?

同じく西遊旅行さんの紹介によると、村内の大きな木の根本に昔狩られた頭蓋骨が安置されているとのことで、村人に頼みそれらしき木まで案内して貰ったのですが頭蓋骨はありませんでした。この木じゃないのか、撤去されたのかどちらでしょうか。



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15:30 シャンニュー村出発

さて、帰ります。

デンドロビウムの相手をしていたせいで現在時刻は既に15:30です。どう考えてもアウトな時間なのでどなたか村人に頼んで送って貰えないかと考えましたが、ここはキリスト教の村で今日は日曜で、そして今から行って帰ったら夜になってしまいますので、どうにも頼み辛かったです。

というわけでまた徒歩で帰ることになりますが、ここからシャンガイ村まで3時間。そこからさらに11キロあって、日暮れ時刻がだいたい 考えるのは止めよう。




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ロンホ村

でも、ちょっとだけワープできました。ロンホ村の手前でバイク少年が通りかかりまして、村までの5分ほどの距離を乗せて貰えたのです。

バイクならたった5分でも、歩いたら30分か40分はかかります。日暮れが刻一刻と迫っている今、このワープは本当に本当にありがたかったです。




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17:30 シャンガイ村着

ワープのお陰もあって2時間でシャンガイ村に戻って来られました。夕焼けが綺麗です。ヤバし。

ここからの道は幹線道路ですので、ドナドナトラックも通るしバスやスーモ(シェアジープ)や一般車両も多く通るはずです。なので是非ヒッチハイクしようと思っていたのですが、何も通りませんでした。今日は日曜ということでバスは無く、一般車両に関してもこの時間から移動する人はあまりいないようです。

完全に暗くなるまではあと30分ほど。それまでに少しでも距離を稼ぎたい私はとにかく早足で歩きはじめましたが、村の青少年達に「モンタウン!?すごく遠いよ!?もう日が暮れるしこの村に泊まって明日の朝帰ったら?うちに泊まる?」と大変ありがたい提案をしてもらえました。でもここまで来たら意地でも帰りたいので、「ありがとう、いざとなったらホテルに電話して助けて貰うので大丈夫です」と答えて村を出ました。

真っ暗な道ですが、こんなこともあろうかと(というか実際よくあるので)常にヘッドライトを持ち歩いているので歩けないことはありません。しかし危なくないわけではないので、「車両が通ったら必ず止める!!」と固く心に誓いました。


その後約ニ時間。真っ暗な道は虫たちの声に溢れていて、ナナフシを沢山見かけたり、ときおり小さな動物らしき二つの目が横切って行ったり、遠くの山に民家の灯りが見えていたり、雲の切れ間に見える真っ黒な空がよく見たら深い青を隠していたり、誰もいないので何も怖がる必要のない美しい夜を一人楽しく歩きました。いや楽しんでる場合じゃないんですけど、楽しくて。熊とか本物の野犬とかが出なくて良かったなと思います。



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モン・タウンの灯り

モン村を通り過ぎ、ここまで来たらもうあと少し・・というところでバイクのおっちゃんが通りかかり、モン・タウンまで乗せて頂けました。言葉は通じないけど、風を切りながら二人して大声で話し、ケラケラ笑い合いました。

こうして私は、日暮れはとっくに過ぎた20:00前になってようやく、宿に帰り着いたのでした。


何とかなって良かったです。いえ、「何とかなった」のではなく「何とかしてもらった」のですが、その点を間違えず、無事帰して貰えた事に感謝して、明日の自分に繋げたいと思います。

ちなみに夕飯は食いっぱぐれました。お腹を減らして反省しましょう。


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◯ シャンニュー村(Shangnyu)

モンからソナリ方面に11キロ車道を登るとシャンガイ村に着くので、そこから教会右脇の道に入ってさらに13キロ。シャンガイまではドナドナトラックがあるし、交渉次第ではソナリ行きのスーモやバスに乗れるかもしれない。シャンガイからシャンニューはヒッチハイクくらいしかない。あるいは、モンからタクシーでも行けるかもしれない。道が酷いのでドライバー次第。

【参考までに、私のルート】行きはシャンガイまでドナドナトラックで40分、20ルピー。シャンガイからシャンニューまで徒歩3時間弱。帰りは短いヒッチハイクを二回挟んだが、徒歩と合わせてモンまで4時間半かかった。モン・シャンニュー間を全部歩くなら、少なくとも片道5、6時間は見るべき。というか止めた方がいい。

シャンニュー村に宿は無いが、うちに泊まれと絡んでくるアル中のおっちゃんがいる。

| インド | 22:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ドナドナ~♪

「ドナドナ」って言葉の悲哀感が好きです
いつかいつか旅ブログを卒業する日が来たら
ドナドナトラックで何処かへ乗せ去られていく低橋鶏…
締めくくりにそんなイラストとか描いてもらいたいなぁ
まっ、そんな日が来ないことも歓迎なんだけどさっ

| BLEU | 2018/09/07 05:37 | URL | ≫ EDIT

いつも楽しく拝読させていただいております。
夜道を歩くシーンは、さながら短編映画のワンシーンのようで、情景を浮かべてキューっとなりました。
表現と感性がとても好きです。
これからもお気をつけて、素敵な旅を続けていってくださいね。
今後とも更新楽しみにしております。

| AM | 2018/09/07 09:47 | URL |

Re: ドナドナ~♪

>BLEUさん

当分旅は終わらないと思いますがドナドナはされるかもしれません。

| 低橋 | 2018/09/07 22:20 | URL |

>AMさん

ありがとうございます。
あのときは、真っ暗な道を歩きながら映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」の「夜の美しさに涙した」というフレーズを思い出していました。星が綺麗な訳でも満月だった訳でもないけれど、それくらい美しい夜でした。
今後も色々気をつけつつ、楽しく旅して参ります!

| 低橋 | 2018/09/07 22:25 | URL |















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