PREV | PAGE-SELECT | NEXT

ナガランド州モン①、モンとホンフォイ村


「モン」で一つにまとめたかったのですが、長くなりすぎたのでいくつかに分けます。


20180905044019bda.jpeg

本日はまたナガランドに戻り、モンに向かいます。

ルートとしては、

(1)グワハティからソナリ(最寄り駅ボジョ)まで夜行列車で行き、
(2)ボジョからソナリまでシェア力車で移動し、
(3)ソナリからモンまで公営バスに乗りました。



2018083104263556d.jpeg

朝方少し見えた、道中の景色がのどかでした。

列車やバスの車窓から見える景色こそが、その国の「本当」だと思っています。首都は心臓、一大観光地は顔、その他の風景は日々働く身体です。なので身体だけを本当と表現するのは違いますが、全体を見ずして顔は語れないと思うんです。全部見てこそのフランスです。(※ 10年前に行ったフランスでパリしか見なかったことを未だ後悔しているという話です。)



20180831042635e89.jpeg
ボジョ駅とホームで待機しているシェア力車

201808310426353ab.jpeg
ソナリのバススタンド

201808310426357fc.jpeg
ソナリを出てすぐに広がる茶畑



201808310426352e0.jpeg
モン・タウンの宿「Helsa Cottage」

20180905051527545.jpeg
宿からの眺め

ソナリから3時間半ほどかけて、モンに到着しました。

モンにはモン・タウンとモン村の2つのエリアがありますが、タウンの方が何かと便利そうなのでこちらに宿を取りました。

ただこの町は宿の選択肢がかなり少なく、Googlemapを頼りに坂を登って下ってぐるぐる歩いてようやく3軒見つけたものの、どこも大変お高かったです。どう見ても500ルピーくらいの宿も1,500ルピー。連泊するからとお願いしても1,000ルピーまでしか下がりませんでした。

で、結局泊まったのは、1,000ルピーのところを800ルピー(1,300円くらい)にオマケしてもらった写真の宿です。完全予算オーバーですが、良い宿でした。



20180831042635d49.jpeg
本日の晩ごはん

すっかりハマっているポークライスです。モンのお店はどこも閉まるのが早く、このお店も私が食べ終わった直後の19:00には閉店してしまいました。

あと、この町停電が多いです。3泊したうち3泊とも停電し、午後はまず間違いなく停電するし、夜もそこそこ長時間(1〜4時間ほど)停まってくれるものだから、私はすっかり蝋燭とお友達です。蝋燭の灯りを見つめながら町のどこかから聞こえてくる賛美歌を聞くのは、なんだか胸に来る体験でした。



20180831042852c18.jpeg

20180831042852e35.jpeg

20180831042852277.jpeg
モン・タウン風景

翌朝歩いたモンの町です。町と言っていますが雰囲気は村で、しかしそこそこ大きめなのでやっぱり町です。このモン・タウンの周りには沢山の小さな村が点在し、主にコニャック族という人々が暮らしているのだそうです。



20180831042852195.jpeg
モン・ヴィレッジ入り口

モン村は、モンタウンよりソナリ方面に数キロ戻った幹線道路沿いにあります。こちらも訪ねる予定だったのですが、何だかんだと機会を逃してしまいました。



<8/18 ホンフォイ村>

20180831042852bf0.jpeg

本日は近郊のホンフォイ村と言うのに行ってみます。上の地図では道からだいぶ逸れた所に村があるっぽいですが、実際はこの白丸のあたりにあります。

モン周辺はつい数十年前まで首狩り族がヒャッハーしていたエリアらしく、その人達がまだまだ元気にご活躍中(流石に首は狩ってないけど)の村として挙げられるのがこのホンフォイ村なのだとか。首狩り戦士は全身に入れ墨を入れていることから、比較的見つけやすいそうです。

いい年をして人見知りの私は、首狩り族は怖くないけど(いや怖いけど)そもそも「人を訪ねる」というのが苦手なので、正直行きたくありません。ですが、ここまで来て逃げるのもどうかと思うので頑張って行ってみます。



20180831043019491.jpeg
ホンフォイ村

着きました。モンからここまで徒歩2時間くらいでした。



20180831043019ea0.jpeg
モロン

さて、会いたいけど会いたくない首狩り族の皆さんですが、このモロンという建物に集まりがちなのだそうです。

モロンとは男性用の集会所兼合宿所で、少年達は年頃になるとここで集まって暮らし、先輩男性達から狩りの仕方やら夜のナンチャラやら色々なことを教わるのだそうです。おっちゃん達が無垢な少年達に下衆な話を吹き込む様が容易に想像できますね。



20180831043019b45.jpeg

20180831043019e54.jpeg

20180831043019e4e.jpeg

大変そそられる装飾の施されたモロンですが、肝心の首狩り族の皆さんはいらっしゃいませんでした。良かった。



20180831043126fd6.jpeg

村をぶらぶら歩いていたら、村人のお家にお呼ばれしました。



201808310431267bc.jpeg

銃です。これ自分で作ったんだそうです。コニャック族の皆さんは手先が器用で、銃でも何でもチャチャッと作ってしまうんだとか。

何に使う銃かと言うと、「ここは国境にも近いし、何かあったら自分の身は自分で守るしかないからね。普段はもちろん人には向けないよ。狩りに使ってるだけ」とのことでした。銃で首が狩れ・・いや、人には向けないのか。



このあとお昼ご飯をご馳走になったのですが、インスタント麺の作り方が独特でした。まず普通に作り、スープをよけ、麺の水分を飛ばして焼きそば風に。そしてよけたスープはスープとして提供されました。なんというか、新しかったです。

あと、犬肉の串焼きも頂きました。

先日散々偉そうな事を書いたのに結局食うんかいというお話ですが、否定するも肯定するも、まずは知ってからかなと思いまして。

「では今から屠殺します」という場面に出くわしたら目を逸らしてしまうと思いますが(牛豚鶏のときは逸らさないくせに)、今回のこれは出てきたときにはもう肉だったので、食べる以外の選択肢が思い浮かびませんでした。

犬の味は、牛スジに似ていました。美味しかったです。可愛くて美味しいなんて君達はすごいなと思いました。そして、食べてしまったけど変わらず愛しているよと、勝手に頷いて終わりました。



20180831043126482.jpeg
青年家の窓より

青年達に「モロンに行ったけど誰もいなかったよ」と伝えたら、「向こうにもう一個モロンとキングの家があるから、そこにいるかも。」と教えて貰えました。キングとはキングのことですが、各村にいるそうなのでまあ村長さんみたいなものだと思います。


この青年は他にも色々教えてくれたので、自分用メモもかねて書き残しておきます。

・ホンフォイ村にはモロンが2つある。住んでるエリアと所属グループ?で最寄りモロンが分かれている。
・村では毎年4/1~7に大きなお祭りがあって、その時が一番盛り上がるし観光客も多い。
・ただしホンフォイ村に宿は無いので、モン・タウンから日帰りするしかない。車やバイクなら片道40分くらいで来られる。
・キングは現地語では「アン」と呼ばれる。
・青年達(平均年齢27歳)のおじいちゃん世代くらいまでは入れ墨の人がいるが、それより下はもう誰も入れていない。
・男衆は日曜によくモロンに集まる。
・平日は16:00以降くらいに皆仕事が終わって帰ってきて、モロンにも人が集まるし、通りで人々がお喋りしていたりフォークソングを歌っていたり子供達がサッカーしていたり、賑やかになる。村人と交流するならその時間がオススメ。
・少年達がモロンで暮らす風習は今はもうやっていない。
・ナガランド州の第二外国語は英語なので喋れる人が結構多い。(実際よく英語で話しかけられた。)
・トウモロコシは保存食。時期になったら沢山収穫して沢山干す。
・赤モロコシが多いけど黄色とか色んな種類がある。


覚えているのは以上です。沢山聞きすぎて。



20180831043126f00.jpeg

20180831043126a8f.jpeg

教えて貰った方向へ歩いて行くと、2つ目のモロンがありました。中には誰もいな・・いかと思ったら、薄暗がりの中で全身入れ墨の半裸のおっちゃんが昼寝していました。いるじゃないですか首狩り族が。

というか、ここに来る途中にもそういう人達を何人も見ました。皆さん普通に庭仕事をしていらっしゃいましたが、ほんの数十年前まで首を狩っていらした人達ということになります。

ということで、さっきの人達に声をかけてみようか・・でも苦手なのよねそういうの・・ご本人達も穏やかに暮らしているのに突然現れた観光客に日常を壊されて奇異の目で見られて写真撮られてそういうのって良くないんじゃないかな〜ということでよし帰ろう!

と自己完結したところで、老戦士の方からお呼びがかかりました。アワワ。



20180831043236668.jpeg

20180831043236485.jpeg
アン(キング)の家

で、連れ込まれた 招待して頂いたのはこちら。キングの家です。キングであるからには村一番の豪邸に住んでいるかと思っていたら、普通の可愛らしいお家でした。



2018083104323672b.jpeg

キングです。

パイナップルを剥いてくださったり、食器や椅子を出したり片付けたり、キングなのにその場の誰よりもよく動いていらっしゃいました。



20180831043236fbd.jpeg

20180831043236599.jpeg

首狩り戦士の皆さんです。  

開口三番くらいで「一人につき100ルピーな」と言われました。流石にそれは多いのではと思ったので、キングと目と目で会話しながら少しだけ減らした幾ばくかのお礼をお渡ししました。



20180831043236f71.jpeg

猫です。

通訳として無理やり連れてこられた少年と少し話しましたが、先程の青年宅で散々話した私にはもうあまり質問が残っていませんでした。「どうやって狩ったんですか?具体的にはどんな$@∌∀∆▷で?狩る際には∞▷%√§€±∀∆」とかは若干興味がありましたが、聞いていいものかどうか。

まあよく考えたら、「首狩り族」なんて呼ぶからおっかない印象になっているだけでよくある村同士の抗争ですから、この人達だけ特別に異質な存在という訳でもないと思うんです。一昔前の乱れ切った世界なら皆さん首くらい狩ってるでしょうよ。ドサクサに紛れて。

でも、戦士の証の入れ墨は格好良かったです。その時代を生き抜いた「戦士」でいらしたんだなあと。「首狩り」などと言うのは現代においては決して認められない風習ですし、彼等がどんな思いで過去を振り返り今を過ごしていらっしゃるかは分かりませんが、よく考えたら私はただの観光客なのでそこまで理解しなくても大丈夫かな〜ということで深く考えるのはやめました。いつか世界がひっくり返って首を狩る機会が訪れたら、そのとき考えたいと思います。今は平和ボケでも何でもいいです。



2018083104330527d.jpeg
本日の晩ごはん

帰りもまた歩いて宿まで戻りました。

本日の晩ごはんは宿で作って貰ったのですが、どのおかずもシンプルな味付けで大変美味しかったです。瓜を水で茹でただけのやつとか。ご飯もおかずもかなりの量があったのですが、沢山歩いて良い感じの疲れを貰ったこともあり、ペロリと平らげてしまいました。

良い一日でした。


明日はシャンニュー村という所に行きます。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
ブログランキングに参加しています。記事が面白かったらクリックお願いします。


<情報コーナー>

◯ グワハティからモン

【ルート1/ソナリ経由】グワハティからソナリまでバスまたは列車で行く。ソナリ最寄り鉄道駅はBhojo。ソナリまでシェア力車で30分くらい、20ルピー。ソナリからモンはバスまたはスーモで、乗り場は「Nagaland Night Super Bus Stop」(Googlemapで出る)という小さな停留所。バススタンド名より「Seven Sisters(宿兼券売所)」と言った方が通じる。公営バスはここから日曜以外の毎日12:00発、90ルピー、所要3時間半。モンからソナリに戻るバスは朝7:00発。スーモは午前、午後共に何本かある。運賃230ルピー。

【ルート2/ディマプール経由】グワハティからディマプールまでバスまたは列車で行って、ディマプールからモンは公営バスが毎日(おそらく日曜運休)17:00発。運賃は聞きそびれた。数社ある私営バスもどうやら夜行だが時間は聞きそびれた。運賃は450〜500ルピー。ディマプールの私営バス会社群はNSTバススタンドから駅へ抜け高架下をくぐり北西方面へ徒歩5分くらいの所にある。説明し辛い。

【ルート3】バススタンドの掲示によると、コヒマ発着便もある様子。

◯ モン・タウンの宿

「Helsa Cottage」
Googlemapで出る。スーモ発着場から徒歩10分くらい。トイレ冷水バケツシャワー付きのダブル1,000ルピーを3泊するからと800にしてもらった。WiFiなし、ファンあり。バルコニーからの眺めが良く、部屋も広くて綺麗。夕飯別途180ルピー、朝食120ルピー。

◯ ホンフォイ村(Hong)

モンから10キロ少々。徒歩だと2時間くらいだが、ドナドナトラックを捕まえれば40分くらいのはず。運賃は20ルピーとかそんなもんだと思う。ホンフォイ村に宿は無い。

| インド | 22:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://watatobu.blog.fc2.com/tb.php/973-76620b39

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT