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メテオラ/断崖絶壁の上に建つ修道院

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今日はメテオラに行きます。

メテオラとはこの町の見所である、岩山の上の修道院郡を指します。
閉鎖されている所もあるとかで、現在は全部で6つの修道院を見学させてもらえます。
修道院もさることながら、写真のようなカルスト地形の岩山群も圧巻です。


メテオラとはギリシャ語で「中空の」を意味する「メテオロス」が語源となっているそうです。

なんでこんな行きにくいところに修道院があるのと思うのですが、行きにくい所だからこそここを選んだんだそうです。今でこそふもとと山頂、そして修道院同士を繋ぐ道は綺麗に整備されていますが、当時はそれも無く本当に険しい山の中にあったので、俗世と切り離されたここが祈りと瞑想をするにはもってこいの環境と見なされたんだとか。




カランバカから一番大きな修道院「メガロ・メテオロン」までは一日3本バスが出ているので、
私はこれで山頂まで連れて行ってもらい、その後は徒歩で回りました。



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バスを待つ人達

バスはカランバカからお隣の村を通り、山を登って行きます。
途中、バス停でもなんでも無い所でたくさんお客さんを拾って行きました。
この町の旅行者は皆目的は同じですし、なんとなく山に登りそうな服装をしているのですぐ分かります。
リュックを背負った歩き易そうな服装か、全くの手ぶらに水だけ抱えてるかという風貌です。




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メガロ・メテオロン

バスに30分ほど揺られ、一個目の修道院、メガロ・メテオロンに到着しました。
一個目からさっそく最大の見所にして最大の面積を誇る修道院です。

メガロ・メテオロンってすごい名前ですよね。必殺技みたい。


かなり大きな建物が、岩山と同化するように建てられています。
建物と岩山の境目がよく分かりません。


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修道院前の駐車場にはお土産物屋が並んでおり、飲み物や軽食も買えます。




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先日触れましたが、女性はスカートをはいていないと入場できません。
また、ノースリーブやショートパンツなど露出の多い服装もいけません。



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スロバキアで出会ったスキャンダラスマダム(6/19日記参照)なんて論外です。
おそらく修道院に対する挑戦と見なされて迎撃されると思います。

しかし全ての修道院の入り口で、上の写真の様な巻きスカートを無料で貸して貰えるので問題ありません。スキャンダラスマダムもきっと入れてもらえることでしょう。スカート受け取りと同時に張り手も食らうと思いますが。


私は貸して貰える事を知らずにスカートを買ってきてしまったのですが、無計画に白いTシャツと白いスカートを買うもんだから全身真っ白で何これ何装束?という状態でした。
でも係の人は私の服装を見て「うむ。」って感じで頷いていたので、間違ってはないみたいです。




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メガロメテオロンの中にはいくつかの博物館スペースが作られています。

写真は今は使われていない台所です。他にも装飾品や手書きの書物、武具、衣装などの
展示室もありましたが、こちらは撮影禁止でした。

日本のも西洋のも、昔の台所って何かそそられるものがあります。
今の調理器具の方がそりゃあ便利ですが、昔の台所の方が美味しい想像が膨らむのは何故でしょうか。




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メガロ・メテオロンより

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ヴァルラム修道院より

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ロープウェイやこんな簡易エレベーターで物資を運んでいるようです。
昔は写真のような設備で手動で持ち上げていたようですが、現在はさすがに機械仕掛けです。

修道士を網に入れてここからつり上げるシュールな絵はがきが売っていました。
しかも修道士がカメラ目線でした。




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初めて望遠レンズを使ってみました。
宮崎の本気をご覧頂いております。

朝からフル稼働の宮崎ですが、太陽光にやられて壊れるんじゃないかという程の高熱を出していました。
気づいた瞬間慌ててリュックにしまいましたが、すぐまた出されるのでずっと高熱患者でした。

犯人はメテオラです。どこもかしこも素晴らしい景観なんです。




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ちなみに本気を出した宮崎はこんな感じ。
コンパクトなボディにそぐわぬ巨大な鼻に、初めて見たときは吹き出しました。
天狗のようです。



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ヴァルラム修道院

次の修道院に移動します。修道院群はふもとからは見えませんが、
山の上まで来てしまえばそれぞれの姿は見えるので迷わず移動できます。

何やら危ない事をしている人が写っていますが、こんな場所ばかりで柵などなく入り放題なので皆やります。もちろん私もやりました。「いのちをだいじに」と唱えながら。



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普通の車道を通って行くのですが、私以外に歩いている人は全く見かけませんでした。
ほとんどの観光客はバスツアーや自家用車、または観光タクシーのチャーターでまわる様です。

修道院同士は大した距離ではないので、季節が良ければ本当に気軽に歩けてしまうと思うのですが夏なのでそういう人は少なかったのかもしれません。私も、暑いのは慣れたつもりでしたが今回は初めて日射病になりかけました。帽子や水分、塩分、糖分もちゃんと用意していたのですが。崖の上にいるときにクラっと来なくて良かったです。



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途中の分かれ道で少し困りました。
正解は下だったのですが、地図の絵を見間違えてて左が正解の様に思えてしまって。

結局間違えなかったし、こういう道ならまあそれほど問題にはなりませんが
案内板に落書きをする輩はちょっと厳しめに裁いてもらえないかといつも思います。

山道とかでこれをやられたら命を落とす人だって出て来ます。
たかが落書きでは済まされないと思うんです。




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ルサヌー修道院

小さいながら、絶壁感はピカイチでした。



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ルサヌー修道院から階段を登って行った先は絶景でした。



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さきほど車道を歩いているときにこんな景色を見かけ、
あの人達は何をしているんだろうと思いましたがどうやらこの場所にいた様です。



写真に写っているのは多分聖二コラス・アナパフサス修道院です。

ここへの道がよく分からなくて行きませんでした。
ツーリストインフォメーションで貰った開館時間リストにはあるのですが、地図上ではよく分かりません。本当にどうやって行くんでしょう。




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突然ですが私の日焼け写真をご覧ください。

下が元の肌で上が焼けた肌です。
下半身はずっと長いパンツを履いていたので焼けてないのです。

違う国の人かと思うくらい上下で差のある肌の色があまりにキモチワルイので、スカートをとっぱらって山頂で焼いて来ました。下にショートパンツを履いていたので。上は日焼け止めを塗り、下は塗らずに。

まだまだ色の差はありますが少しはマシになったような気がします。




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アギア・トリアダ修道院

ルサヌー修道院からここへは結構距離がありました。




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あの修道院までどうやって行くんだろうと思ったら、ロープウェイが動いてるようです。



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と思いきや、後から見てみたらこんなんでした。
観光客を運ぶには色々問題がありそうなので物資用でしょうか?


私は下から歩いて登りました。上の写真の左に写っている道が修道院に続いています。
遠くからは分かりませんでしたが、岩山同士の間はそこまで深くはなく、ちゃんと道があったのです。



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岩山の裾から修道院まではこんな感じ。絶壁をくり抜いて道を作ったようです。
よくぞここまでと、感心せずにはいられませんでした。

他の修道院もだいたいこんな感じの道を通ってたどり着きます。



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カランバカの町並みが見えました。
下からは修道院は見えませんでしたが、上からは町が見えます。
こうして見ると町と修道院は意外と近かったんですね。





この先にもう一個修道院があるのですが、
本日はお休みということなので見学はここまでです。
曜日によって交代でお休みの日をもうけている様です。

地図によると今いる修道院脇からカランバカへの道が伸びているのでここから帰・・・


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・・・ろうと思ったのですがもしかしてこれのことですかね。
すごく獣道っぽいのですが。車道が伸びているんだと思っていました。


看板を信じて歩き出した獣道は少しずつ整って行き、最後の最後にはちゃんとした道になりました。
入場から40分くらいかけ、のんびりとふもとまで降りて来ました。





宿とは違うアングルから見たメテオラは、修道院の一部が見え隠れしていました。


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山頂にポツンと見えるこの十字架は最後のアギア・トリアダ修道院で見たものかと思います。




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位置からして、多分これが今回行けなかったアギオス・ステファノス修道院ではないかと思います。
結構大きい修道院ぽいですね。




本日は計5箇所の修道院を周り、合わせて6時間くらいのハイキングでした。
行けなかった最後の一カ所は結構離れているので、これにも行ったら7時間くらいかかったかもしれません。

ただ、私はかなりのんびり歩いてじっくり見学した上に脚を天日干しにしていた時間があるので、
早い人だったら3時間とか4時間とかあれば回れてしまうんじゃないかと思います。



見た目に反して、意外にも見学し易いメテオラでございました。

おしまい。



<情報コーナー>

カランバカからメテオラ(メガロ・メテオロン)へのバス:

トリカラからのバスが着いた、噴水の広場(というかただの広い道)から出る。

1日3本、所要30分程度。
平日と週末で時間が違うので注意。
タイムテーブルは下記サイトの一番下参照
http://ktel-trikala.gr/?module=default&pages_id=28&lang=en

修道院は曜日によって閉まっているところもある。全て閉まる事はないので大丈夫。
ただメガロ・メテオロンが閉まっていると結構ガッカリするかもしれない。メインなので。
メガロ・メテオロンは夏期(4/1 - 10/3)火曜休。冬期(11/1 - 3/31)火、水曜休。


噴水のバス停近くのツーリストインフォメーションで地図と休館情報を貰える。



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| ギリシャ | 09:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

おぉ~~~~、最初から「宮崎」に惚れていましたが、まさか、「天狗」に変身できるとは・・・・恐れ入りました<(_ _)>  やっぱ 「宮崎」の貢献度 高いですよね・・欲しいですよね(;一_一)

| daoo | 2012/07/26 13:46 | URL | ≫ EDIT

>daoo先生

宮崎天狗モードはかなり使えるヤツでした!
でもあの姿には外国人観光客も度肝を抜かれていました。笑

宮崎の唯一の欠点を上げるとすると夜景や暗所に弱いことです・・・
他は申し分無いのですが。

| 低橋 | 2012/07/28 01:27 | URL |















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