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調べ出したら止まらないそしてブログが溜まる in モスタル


七夕ですね。

2009年の七夕はドイツに留学中だったのですが、そのとき笹の葉・・は無いので観葉植物に願い事を吊るしました。その頃は画家になって海外で活動したいという夢が一番だったので、「パトロンが現れてヨーロッパで制作できますように」という他力本願な夢を書きました。もちろんこれで叶うと思うほど純粋でもないので冗談だったのですが、

ほんとに現れまして、

旅先のローマで知り合ったじいさんが実は現代美術好きで若手作家のパトロンをしているというパリの中小企業社長で、何それ私作家志望なんですけど連れてって下さいと言ったら名刺をくれ、いつでも訪ねて来なさいと言ってくれました。

なのに行きませんでした。

さすがに怪しいと思ったのと勇気が足りなかったからで、帰国後大学の先生に話したら案の定、危ない橋を渡ろうとした事を叱って貰えてすごく安心したのですが、それでも当時は何ヶ月も夢に見るほどの後悔も残りました。怪しさ満点なことは理解しつつも、着いて行っていたら違う人生を歩んでいただろうかと。

旅してる今が幸せなのでもう何とも思わないですけどね。
青い時代の甘じょっぱい思い出です。





七夕はさておきモスタル見学です。


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メインシンボルの橋の周辺は一大観光スポットとなっており、
沢山の土産物屋が立ち並んでいます。
聞いた話によるとトルコの雰囲気に近いそうです。



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トルココーヒーセット

これ欲しかったです。
トルココーヒーあんまり好きじゃないんですけども。



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本日のお昼ご飯

ローカルフードで何かお勧め教えてと言ったら出て来たもの。
パプリカの肉詰めみたいなのと、ボスニアンクッキーとか言う名前の薄いハンバーグと、牛肉の何かと、ピラフでした。




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街のシンボルであるスタリ・モストです。単純に「オールドブリッジ」という意味なんだそうです。
紛争で粉々に破壊されたこの橋は、ユネスコの監修のもと見事に復旧を果たしています。



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この橋が破壊される瞬間の映像を、橋のたもとのギャラリーで見ることができます。

また、隣にある博物館ではこの橋を復旧する過程をおさめた映像を見ることができます。
石造りの橋の、最後のパーツをはめた瞬間沸き起こる拍手は感動ものです。

写真の正面が博物館で、ギャラリーは右手の店の手前にあります。



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橋のゲート下にはこんな石が。
大切なメッセージです。

私はありませんでしたが、これを撮ろうとすると2ユーロ要求されるという話を聞きました。
阿呆かと思いました。金銭を要求してくる輩は現地民では無いと信じたいです。
何の為のメッセージかを分かっている人間ならそんな愚行は犯さないはずです。私はそう信じたいです。




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観光スポットを少し外れると、崩れた建物、銃弾で穴だらけになった壁、
そして物乞いをする小さな子どもの姿さえあります。

この辺りは治安を気にしてか、あるいは美しい景観ではないからか、観光客の姿はほとんどありません。

モスタルのメインシンボルはスタリ・モストで、その蘇った姿はこの街の象徴ではありますが、
未だ崩れたままのこの街の姿もまた人々に重要なメッセージを伝えています。




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よく見ると宿の壁にも銃弾の跡があり、私を宿に迎えてくれたあの優しいマダムもここで悲しい悔しい想いをしたのかと思うと、教科書の中の出来事が急に目の前で起きたかのように感じられました。

私はこれを見て眉間にシワを寄せるくらいしかできませんが、
この嫌悪感こそが重要なのかもしれないと思い至りました。

不勉強でも平和ボケでも戦争を知らない世代でも何でも、これを見て嫌悪感を持てる人間で居られる事が最も重要で、銃を持たない一番の理由になり得ると思ったのです。



ただ、この街で起きた紛争は私には理解が難しい問題をはらんでおり、また、根深いものでした。
ユーゴスラビア脱退を受けて起こった戦争というのは他の旧ユーゴスラビア圏の国々と共通していますが、ボスニア・ヘルツェゴビナに関しては、もともと多種多様な人々が住んでいた事から紛争はより複雑な事態へと発展しました。
ここモスタルにはクロアチア人、セルビア人、ボシュニャク人が住んでいますが、彼らはその民族、宗教の違いを根底とした様々な問題から衝突し、この街の中で、この街の人々同士ですら銃を向け合うという壮絶な内戦が起きてしまったのです。



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紛争が集結した現在でも、クロアチア人(カトリック)とボシュニャク人(イスラム)は
スタリ・モストの架かる川を挟んで東西に住み分けているそうです。

東側にはモスクが複数建ち日に何度も大音量のアザーンが流れます。
一方、西側には大きな教会が建ち、山の上からは巨大な十字架が街を見下ろしています。



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最初にこの十字架を見たときは「平和の象徴かな」なんて能天気なことを思いましたが、
宗教対立問題をかかえている街でのこれは、あまり平和的なものには見えません。




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見学したあとで思う事は、この街の紛争は「戦争について多くを学べました」なんて言葉では決して片付ける事のできない難しい問題をはらんでいるものだったということです。

この街について、また民族紛争について、調べれば調べる程知りたく無かった壮絶な内容まで知る事になり、
生半可な気持ちでさも分かった様にこの街のことを書こうとした自分は浅はかであったと反省しています。

ただ途中で書いた「嫌悪感」については、戦争の原因が何であれ、これに嫌悪感を持つ事自体は決して間違いではないと思えるので、ここに来て得られたものが無かったとは思っていません。

この目で見なかったら、永遠に教科書の中の出来事で終わらせていたかもしれません。
見に来て良かったと、これまでの観光地とは違う観点ですが、心からそう思います。




普段触れないことを無理して考えてくたびれたので、しばらくは能天気な旅をしようと思います。
ブログにももっとこう面白おかしいことを書きたいです。最近面白い事起きてないけど。
そういえばウィーンのコインロッカーがデジタル表示で日本語表記があり、「24時間で2ユーロです」を間違えて「2時間で24ユーロです」と言っていました。そんだけ。



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| ボスニア・ヘルツェゴビナ | 21:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

島国育ちの我々には考えられないほど、陸続きのヨーロッパはどこに行っても戦争の後がありますね
宗教しかり、権力しかり
まぁ日本も江戸時代までは権力争いで戦いが続いていたわけですが…
今の「平和」に感謝です
たまには「面白いう事抜き」の記事もいいです

でもは==ちゃんのこと 次は何か面白い事起こりそう??
♪((O(〃⌒▼⌒〃)O))♪わくわく

| daoo | 2012/07/26 12:05 | URL | ≫ EDIT

>daoo先生

普段考えない事を熟考して頭がボーン!となりそうでした。笑
でも、せっかく色んなものを見られるのだから
こういうことを考える機会も必要かなと思っております◎

阿呆なトラブルはよく起こしてます。笑
インロック事件とか・・・かなり慌てました。笑

| 低橋 | 2012/07/28 01:24 | URL |















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