PREV | PAGE-SELECT | NEXT

ゴビツアー6日目・キャンプがしたいです


20170724192245f17.jpg
ハリネズミ

ガイドさんのゲルに潜り込んでいたそうです。





2017072419224549b.jpg
道を塞ぐラクダの群れ

本日もひたすら移動です。昨日から曇っているのか黄砂なのか、お日様が隠れているためちょっと涼しいです。少しずつゴビ砂漠のエリアから離れて行っているのを感じます。




20170724192245e96.jpg

途中、ちょっとだけ雨が降りました。雨なんてすごく久しぶりに見た気がします。

でも今日は天気が良ければ小川の近くで!!キャンプ!!!しようという話になっているので、雨はこれ以上降らないで頂きたいところ。私はもはや、キャンプのためだけにこのツアーに参加していると言っても過言ではありません。





20170724203709446.jpg

201707242037095b4.jpg
ゲル訪問

なんだか分かりませんが唐突に人様のゲルにお邪魔することになりました。うちのガイドちゃんは最近こちらから聞かない限りろくに説明をしてくれません。そして私も特に聞かなくなったので、謎は謎のまま終わります。

ゲルの中は、普通の家と同じようにベッドや家具類が揃っています。こちらのゲルにはテレビまでありましたが、昨今はそう珍しいことでもないそうです。





2017072420370900b.jpg

201707242037099e9.jpg

ここでちょっとゲルの作り方について、聞きかじった知識を披露しようと思います。写真に写っているのは、ゲルの骨です。

ゲルを組み立てるにはまず①の柵のようなものを円形に広げ、壁を作ります。同時に②のドアも設置しますが、これは小さいのでここから家具は入れ辛いです。ですので、大きな家具は柵を広げる前に中に配置しておくそうです。

続いて、③の二本の柱を支えつつ、④の大量の棒と⑤の天井中心に来る部分を繋ぎ、屋根部分を組み立てます。壁と天井はしっかり釘打ちするわけではなく、乗っているだけ、あるいは紐やネジなどで簡単に固定してあるだけの場合が多いようです。柱は地面にしっかり固定するわけでは無く、ただ支えあいながら立っているだけなので、ぶつかるとおそらく家ごと倒れます。

と、これで骨組みは出来上がりました。





20170724204334ceb.jpg
天井部分

あとは、柵の内側に壁紙代わりとなる薄手の布を、外側全体に分厚いフェルトの生地ともう一枚丈夫な白い布を被せ、布が飛んで行かないようロープを巻きつけ、いくつかの重しを下げます。そして、地面に床材や絨毯などを敷き詰めたら完成です。



ゴビのツーリストキャンプでは見かけませんでしたが、一般家庭のゲルでは中央に暖炉と煙突を設置するそうです。モンゴルの冬は冷え込み、マイナス20度とか30度とかを叩き出すので暖炉は必須です。ゴビもしっかり冷えるのですが、夏季のみ営業のキャンプが多いそうなので、そちらには暖炉は必要ないのかもしれません。

簡易な作りですので、組み立ても解体も小一時間で出来てしまうそうです。そして写真の通り材料はコンパクトにまとまりますので、移動も容易です。

ドアはしゃがまないと通れないくらい低いものの、中に入ると意外と広く天井は高く、しっかり立って歩き回れます。天井の真ん中は天窓になっており、日中は光が入ってかなり明るいです。夜はロウソクやランプの灯りを用いますが、昨今は太陽光やエンジン式の発電機、町中だとゲルまで電気を引いているご家庭もあるそうです。

安価なツーリストゲルだと床と壁の間に隙間が空いており、外と内の境界が曖昧になっている場合も多いです。草が侵入していたり。ですが夏季の日中は暑いので、そこから風が入って来てかえってありがたいです。ご家庭のちゃんとしたゲル、特に冬季に住まう場合は、ちゃんと隙間風対策をするものと思われます。

以上です。日本にある材料で作れます。





20170724205128f16.jpg

毎度お馴染みモンゴリアンミルクティーの、スーテイ・ツァイを御馳走になりました。今回使われているのはラクダの乳だそうです。私が昨日ラクダの乳を飲んでみたいと言ったからここのご家族に頼んでくれたのかな?と思いましたが、ガイドさんは何故か私と目を合わせようとしません。さては嘘だなコンニャロー。

・・と思いきや、後でネットで調べてみたらラクダ乳の味の解説が私の持った感想と同じだったので、これは本当にラクダ乳だったようです。ガイドさん、何故そんな紛らわしい真似を。

それでラクダの乳ですが、牛乳よりサッパリしていて、少し香ばしいような風味がありました。まあこれはスーテイ・ツァイ由来の風味かもしれませんが。どちらにせよ乳自体の癖は強くないので、どなたでも飲める味だと思います。





201707242054048ff.jpg

ラクダチーズだそうです。これが異常に固くて、噛み砕けずこのあとしばらくポケットに入れていたらポケットが乳臭くなりました。後日ちゃんと食べましたので感想を述べますと、ヤギチーズのように酸っぱくないので食べやすく、強すぎない爽やかなチーズの風味と塩気の組み合わせがとっても美味でした。削って料理にかけると良さそうです。





2017072419224502f.jpg

20170724192245e11.jpg
本日のお昼ごはん

本日のお昼ごはんは、小麦粉麺みたいなミニすいとんみたいなのが入ったスープです。ちょっとお粥っぽい仕上がり。料理名はパンタンと言うそうで、モンゴルのご家庭ではよく食べられているんだとか。麺になりきらなかった小麦粉がスープにとろみを出し、これがなかなか美味でした。日本でも気軽に作ってみたい感じです。






20170724205128e92.jpg

201707242051283af.jpg

本日のハイライトはこちら。仏教施設の遺跡です。

しかし、解説板はモンゴル語ばかりだしガイドさんはほぼ機能しなくなっているため、どういう遺跡なのかよくわかりません。





20170724205128445.jpg
博物館

でもよく分からないなりに、古い物達の展示は興味深いです。

建築なり宗教美術なり、そのデザインを見るのが好きです。仏教についてちゃんと学んだならここに並ぶ物一つ一つに対する理解も深まるのでしょうが、どうもそのデザインであったり、色彩についてばかりに興味が行ってしまいます。特に国や宗教の境ではそのデザインが混ざり合って新しい発想が生まれているので、それが面白くて好きです。





20170724205128428.jpg

こちらはぐるぐる回る作りになっており、回すとお経を1回だか1ページだか唱えたことになるそうです。持ち運び出来るポータブルお経ぐるぐるも販売されています。お経とは。そして修行とは。と、仏教事情に明るくない私は一人頭を抱えるのでした。





201707242059580ea.jpg

その後本日のキャンプ地探しへ!!川沿い川沿い!!

・・・と思ったら、悩むそぶりさえ見せずにすぐ隣のツーリストキャンプに入りました。キャンプは?

私「キャンプは?」
ガイドさん「明日だよ」


今日って言ったのに・・・言ったのに・・・・

というか、私はもう気付いているんですよ。貴方がここ一週間、何に対しても今日だ明日だ明後日だと適当な返事を繰り返して来たことを。そしておそらく、明日もキャンプはしないということを。





20170724205958097.jpg

川はありました。
その川を見つめ、ボーっとしました。

そもそも、ツアーでキャンプに連れてきてもらおうというのが間違いだったのかもしれません。自分で行かなくてはいけなかったのです。しばらくこういう事をしていなかったので、ちょっと間違えました。

私のゴビツアーは、もはや一秒でも早く終わるのを待つばかりとなりました。






2017072421040395f.jpg

20170724210403c28.jpg

ツーリストを一本釣りする気としか思えない、わざとらしくかつそそられる風景があったので見に来ました。岩山の上に立つ、ヤギの彫像です。近くで見ると割と雑な造り。






20170724210403b6d.jpg
反対側

しかし、ここからの景色は悪くないです。日の入りの頃になったら、ビールを持ってもう一度来てみましょう。ポジティブシンキングよ!ってカナダ人おばあちゃんが言っていました。ありがとうおばあちゃん。とりあえずビールにトイレットペーパーを巻いて水をかけ、風に当ててきます。





20170724205958c5b.jpg

先程の川に戻り、軽く水浴びをしました。ちょっと手足を洗った程度ですが。

本日のゲル村には立派なトイレシャワー及び水道がありますが、鍵がかかっていて自由に入れません。代わりに、トイレは少し離れたところに半野外のよく見るそれがあります。シャワーは5,000Tg(230円くらい)と、少々高額です。水のないゴビでももっと安かったらしいというのに。カナダ人おばあちゃん曰く。

私は水浴びは好きでもシャワーに対する興味はすでに失っているので、どうでもいいのですが。日本に帰るまでにこの呪いを解かないと、ただの不潔な人になってしまいます。






20170724205958288.jpg

よく見ると、川沿いには良い感じの木陰があります。こっちで飲むのもいいですね。

先程まで無の境地にいましたが、落ち着いて見渡して見ればなかなか良い所ではないですか。というか、ここにテントを張ればいいのでは?ヤギのうんこが敷き詰められている点に目をつぶれば、最高のロケーションだと思うんです。





2017072421100612d.jpg
何故かニッコリ顔のヤギ

さっきはいなかったヤギ達がどこかから集まって来ていました。モリモリ草を食べています。こうして見ると、草もなかなか美味しそうです。

ところで、ヤギはものすごくわざとらしく鳴くのですね。メ~という声がなんかこう発音が良すぎるというか、人がやるヤギ真似の方がよほどヤギらしいというか。ヤギのメ~って、すごくメ~なんですよ。はっきりと「めー」って言ってるんです。奴らきっと素人です。





20170724211006f7a.jpg
本日の晩ごはん

晩ごはんはトマト羊根野菜丼です。ガイドさんのトマト味料理は大抵美味しいです。塩辛いのにも随分慣れて来ました。羊はもともと好きですが、毎日食べたことによりすっかり私の中で無くてはならない存在になりました。好きな肉ランキング1位に躍り出る勢いです。





20170724211006bc8.jpg
ヤギの骨占い(羊だったかも)

4つの骨を転がし、その結果から運勢を占うというモンゴルの遊びです。同じものがウランバートルの土産物屋で売られていた気がします。

私の出した結果は、「沢山の困難と障害が君を待っている」みたいな内容でした。

待ってなくていいですよ。先行っててください。後から行けたら行くんで。





20170724211006287.jpg

岩山に夕焼けを見に来ました。もちろん、ビールとツマミを持って。しかしやはり皆考えることは同じのようで、山頂は結構な人口密度でしたのでビールを出すのは控えました。人がいなくなってから、一人でゆっくり飲むことにします。

と、ここでモンゴル人の少女に話しかけられました。14歳だそうです。現在日本語を勉強中で、私が日本人っぽかったから話しかけてみた、とのことです。

彼女は日本語ばかりでなく、英語、韓国語も同時に学んでいるそうです。英語で話しましたがこれも上手で、そればかりか私が投げ掛けるモンゴルに関する質問にも全て的確に答えてくれ、色々な疑問が解決しました。なんと聡明な子なんでしょう。

彼女は大人になったら世界中を旅して、色んな国の人と関わる仕事に就きたいんだそうです。

君なら何にだってなれるよ!




その後、彼女と一緒に来ていたらしい父親が岩の上に立ち何故か外国人ツーリスト達相手に講演会を初め、

「バイカル湖はモンゴルのものだ!だって語源がモンゴル系だもん!」
「プーチンはモンゴル人だ!だって名前がモンゴル系だもん!」


と無茶なことを言い出しましたが、モンゴル系民族の分布図を見る限りちょっと気になる話ではあります。しかし後ろでお母さんが肩を震わせていたので、私も話半分に聞いて楽しむことにしました。仲の良い、素敵なご家族連れでした。

あと、聴衆の中にいたスペイン人がドサクサに紛れて「日本語の源流はスペイン語だ!アリガトウはオブリガード(ありがとうの意)から来ているんだ!だって発音が似てるもん!」と言っていましたが、それは否定しておきました。




講演会終了後、すっかり暗くなってから皆で下山しました。ちょっと仲良くなってしまったので、私だけここに残るとは言い辛くて。

しかし今日の私はいつも以上に一人で飲みたい気分。その後も人気のないところを探して頭にはヘッドライト、右手にビール、左手にピクルスの瓶という、シルエットだけ見れば丑の刻参りみたいな出で立ちでゲル村の回りを徘徊しましたが、良い場所は見つからず。

結局、ベンチでさっと一本だけ飲んでゲルに帰り、眠りについたのでした。


ゴビツアー7日目に続く。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
ブログランキング参加中です。記事が面白かったらクリックお願いします。

| モンゴル | 22:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://watatobu.blog.fc2.com/tb.php/740-24fe1688

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT