PREV | PAGE-SELECT | NEXT

ゴビ砂漠ツアー4日目・砂漠ツアーとは


20170723203347a0c.jpg

2017072320334753b.jpg

山羊の鳴き声で目覚めると、一匹群れから外れこちらに遊びに来ていました。




20170723203347da8.jpg

フランス人カップルは朝8:00のウランバートル行きバスに乗るため、早朝に出発してしまいました。残された私達3人は、何もない草原でボケ~っとツアーバンが戻ってくるのを待つだけです。お腹を空かせた黒山羊にじっと見つめられながら。パン食べるかい?




ところで、昨日参加者全員を脂まみれにした羊肉の残りは残念ながら捨てられてしまいました。野性動物が食べるから平気だよとのこと。あの脂身の多い羊肉でもカレーにしたらきっと美味しいでしょうに、残念です。

野性動物と言えば、モンゴルは狼が出るんだそうです。
モンゴルの治安の話をしているときに、

ガイドさん「ああ治安ね、結構悪いよ。ときどきツーリストが行方不明になったり」
私「ええ〜、拐われちゃうんですか?」
ガイドさん「うん。狼に食われてる。」

それ治安の問題か?


という会話から発覚しまして。モンゴルを長期個人旅行する外国人旅行者も少なくないけど、徒歩だと野生動物から逃げ切れないから危険だよとのこと。馬やバイクで旅するならいいけど、と。

チャリ旅ならどうですかね?襲われるなら夜寝ているときが多いでしょうから、馬とか徒歩とか関係ない気もしますが。





20170723203347e06.jpg
バイクで羊を追う少年

そんなわけで本日も元気に出発しましたが、今日はついに砂漠に着けるそうです。道理で暑い訳ですね。日に日に体感温度が上がってきています。風も熱風で、全く涼しくありません。

私の両腕及び首の後ろは、早くも真っ黒に焼けて皮膚が剥がれてきています。日焼け止めは塗っていたんですけども。暑くても長袖を着るべきでした。

顔面は帽子にガードされていたのでそんなに焼けていないものの、この夏休み明けの小学生みたいな腕ときたら。いい年をした大人がこんなんでいいんでしょうか。






20170723203420519.jpg

20170723203420266.jpg

201707232034209c6.jpg
本日のお昼ご飯

本日のお昼ご飯は、岩影にてトマトピラフです。いい感じの岩場なのにここはランチの為に寄っただけで、また熱風の荒野に戻るとのこと。

それはさておき、ピラフの油と塩気が強すぎます。私は別に、特別に薄味やさっぱり味が好きなわけではありません。とんこつラーメンとか好きです。ただモンゴル料理ときたら、羊が塩背負って油を振り撒きながら攻めて来る感じがなんともこう・・

羊と塩はともかく、油はうちのガイドさんの好みに過ぎないような気もしているのですが。





20170723204604398.jpg

昨日買った羊が少し残っており、未だ段ボールの中、そして常温保存されています。でも何の問題もなさそう。冷凍・解凍を繰り返すことにより肉が傷むというのは理解しているのですが、それにしたって常温でもちすぎじゃないですかね?塩漬け肉とかじゃないんですよ。

本当に謎です。肉に詳しい方がいらしたら、是非教えてください。





201707232047501b7.jpg

今日は早めの16:00ごろにツーリストキャンプに到着しました。
日が長いので、まだまだ真昼の明るさです。

今回のキャンプも5、6個ゲルがありますが、一昨日のそれに比べれば小規模です。しかし2、300メートルほどの間隔をあけて似たようなツーリストキャンプがいくつも点在しています。きっとここが、ゴビ砂漠の最寄りキャンプエリアなのでしょう。





201707232047506dd.jpg

で、ゴビ砂漠はあれだそうです。

ここでガイドさんから提案が。

「普通ここで二泊して砂漠を歩いたりするんだけど、暑いから一泊にして明日は別の所に泊まろう」

とのことです。

ん?それは砂漠では遊ばないということですか?砂漠ツアーなのに?

しかしカナダ人おばあちゃんは砂漠に興味がないのか、「いいわねそうしましょう」と乗り気です。唯一の味方と思われた日本人男性も、ガイドさんの話を理解しているのかいないのか、何を聞かれても「ヤーヤーフヒヒ」しか言いません。

ちょっとよくない流れです。





20170723204750dca.jpg

二時間ほどの自由時間を挟み、夕方から一時間のラクダ乗り体験をしました。ラクダはこの2こぶの間に乗るとさぞかし安定感があるだろうと思っていたのですが実際はそうでもなく、馬と似たようなものでした。むしろ、馬より横幅がある分座りづらいです。





20170723204750a24.jpg

20170723204750c4f.jpg

そして砂丘に突っ込むかと思いきや、荒野を歩いただけで終わりました。

でもラクダの間抜け顔は可愛いかったです。頭や首を撫でると気持ちいいのか、顔をこちらに寄せてきます。とても大人しいいい子でした。

あと、ラクダのコブは意外とやわらかかったです。軟骨みたいなソフトな手触り。中身は水か油かというのが幼少期から長年持ち続けた謎でしたが、正解は油だそうです。油というか、脂肪です。エネルギーを蓄えているのだとか。






20170723205456592.jpg
本日の晩ごはん

夕飯はさっぱり塩味の羊スープでした。いやさっぱりはしていますが、しょっぱいです。いつもの感じです。でもちょっと慣れて来ました。




20170723205456c19.jpg

夕飯を食べ終わるか食べ終わらないかくらいのタイミングで、「夕日見に行くから急いで」と言われ連れ出されました。夕日は見たいですが、何故先に言っておかないのか。おばあちゃんは「私はいいわ」と言ってすっかり休息モードに入ってしまいました。

そして案の定そのタイミングはギリギリで、「もう間に合わないからここから見ればいいよね」とのたまうガイド野郎ガイドさん。ツアーも中盤に差し掛かりガイドさんも疲れて来たのか、急に怠惰というか適当というか、おや?と思ってしまう振る舞いが増えて来ている気がします。

仏の顔無限野郎と名高い私でも、これには流石に反論せざるを得ません。いや仏のくだりは嘘ですけど。

私「明日はもうここを離れるんですよね?」
ガイド「そうだよ」
私「じゃあ砂漠はこれで終わりですか?遠くから見ただけで?」
ガイド「そうだね」
私「それは残念すぎます。これを楽しみに来たのに」
日本人男「ヤーヤーフヒヒ」





20170723205456805.jpg

結局、「間に合わなくてもいいから私は砂漠に行く。止めてくれるな」と言ってこれをかけ登った私は、こうして綺麗な夕焼けを見ることができました。ひとまずホッと一安心。砂の上に一度も立つことなく、後悔と悲しみと小さな怒りを抱えてツアーを終えるところでした。

これだけでツアー最大のハイライトが終わってしまうのは寂しいですが、残念ながら今の私には味方がいません。スタッフを含め3人がここを離れたがっており、残る1人はヤーヤーフヒヒ。ここは空気を読んでグッとこらえ、ビールでも飲んで忘れることといたしましょう。

砂漠でキャンプ、砂漠でビール、砂漠で火を囲んで旅人達の語らい・・・楽しみにしていたそれらのイメージが頭のなかを駆け巡っていることに、気づかないふりをしながら。あのヤーヤーフヒヒ男が。(八つ当たり)



いや、ヤーヤーさん滅茶苦茶いい人なんですけどね。いい人すぎてイエスしか言わない事が、今の私にはコンニャロー案件なだけで。ガイドさんも、ちょっと適当だけどいい奴なんですよ。暴言吐いてすみませんでした。





20170723210015cfd.jpg

201707232100152ad.jpg

20170723210015fed.jpg

さてさて、そんなわけで今この瞬間のゴビを全力で楽しむ必要が出てきたわけですが、ゴビ砂漠は私が想像していた広大な砂漠とは、ちょっと違ったようです。

こちらはホンゴル砂丘というゴビ最大の砂丘ですが、長さは100キロだか200キロだかあるものの、幅は数百メートルから数キロ程度しかありません。非常に細長い形をしています。あの砂丘の向こうには行く時間がありませんでしたが、行った人に尋ねたところ、こちら側とほぼ同じ光景が広がっているだけだったそうです。越えようと思えば簡単に越えられ、そして砂漠はそこで終わっていたと。

ではゴビとは一体?というところですが、「ゴビ砂漠」と言ってしまえばそりゃもちろん砂漠をイメージしますが、実際の「ゴビ」とはこれまで見てきた荒野、昨日見た草原、そして緑溢れる渓谷などの全てをひっくるめた、実に様々な色を持った地域全体のことを指していたのでした。思い返して見れば、ツアー名は「ゴビ砂漠ツアー」ではなく、「色とりどりのゴビツアー」でした。

ああそうだったのね、と思いました。
そして、ならまあいっかと。

砂漠はいずれ行くであろうサハラ砂漠あたりに期待をして、今回は色とりどりのゴビ地域を楽しもうではありませんか。キャンプももう一回やるそうなので、主にその辺りを。

クソが(まだちょっと気持ちの整理がつかない)




その後はゲル村に戻り、昨日少し触れた、何度も会う他グループの旅行者と一緒にビールを飲みながら語らいました。暗闇で全く顔が見えませんが、聞くところによるとトルコ人だそうです。後からわかったことですが、昨日の渓谷写真に写っていた映画のポスターみたいな人がそうです。

ゴビ砂漠肩すかし事件のやけっぱちで割と多めに飲んだ私と、すでに飲んだくれて出来上がっていたらしいトルコ人は、

私「トルコのさあ、東のさあ、あそこ行ったんだよホラあれあれ名前出てこないけど」
トルコ人「あーはいはい、アレね、アレアレ名前出てこないけど」

という全く身にならない話を小一時間繰り広げ、結局お互いの顔も名前も分からないまま別れました。最後に「またどこかで」みたいな会話をしたものの、お互い全く顔が見えなかったので会ってもわからないと思います。

・・・思いましたが、翌朝普通に会いお互いの声でそれと認識し、そしてその日の宿も次の日の宿でもまた会い、割と仲良くなったのでした。


ゴビ砂漠ツアー改め、ゴビツアー5日目に続く。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
ブログランキング参加中です。記事が面白かったらクリックお願いします。

| モンゴル | 22:34 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは、先日「上海から枸杞島への日帰りはできない」の件でコメントした者です。おかげさまで無駄足を踏まずに済みました。本当にありがとうございます^^

上海から帰ってきて、あらためて低橋さんのブログを拝見しているのですが、面白すぎます。わたしも旅が好きなので、見知らぬ方の旅ブログをあれこれ読むのも好きなのですが、最近見たブログの中でも断トツに面白いです。好みです。
この週末から「最初から全部読む」という新しい楽しみができました。しばらく楽しませていただきます〜

| なつ | 2017/07/24 00:30 | URL |

はじめまして。タナトラジャに行く際にこのブログを見てから
ちょくちょく参考にさせて頂いています。

ちょうど今晩横浜にあるモンゴルレストランに行ってきました。
味付けは日本人向けに塩味は少なくしているそうです。

参考として今回のツアー料金を教えていただけますか?

| ハマ太郎 | 2017/07/24 00:33 | URL |

>なつさん

こんにちは、そしてお帰りなさい!
やはりあの島は行きにくかったのですね。私ちょっとリベンジする気満々でおりますので、また新たな情報が入ったらブログに書きます。多分泊まりで行くと思うので、日帰り情報が掴めるかはわからないのですが・・

私のブログを最初から読み返して頂くと、様々なボロや矛盾や恥ずかしい過去が白日の元に晒されるのですが、そのあたり目をつぶって頂けるなら是非に。量だけはありますので、暇つぶしにもってこいです。笑

| 低橋 | 2017/07/24 20:01 | URL |

>ハマ太郎さん

こんにちは、はじめまして。

やはりモンゴル料理は日本人の感覚からすると少し塩気が多いということですね。
気になっていたことが解決しました。ありがとうございます。

ゴビツアーの料金は、複数人割で一人一日65ドルでした。8日分ですので、総額520ドルということになります。一応、宿や食事やガイド料など、全て込みの値段ということになっています。これが一人ツアーだと一日120ドル、二人だと95ドル、三人だと75ドル、という具合に人数に応じて一人当たりの金額が変化して行きます。

私が参加したツアーより高い金額設定の会社もあるし、逆に安いところもありました。あとは内容と相談という感じのようです。ゴビに限らず、物価に対してツアー代金は結構高めです。

| 低橋 | 2017/07/24 20:19 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://watatobu.blog.fc2.com/tb.php/738-ed7baceb

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT