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中蒙国境越え2日目・国境突破と恐竜博物館


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朝焼け

バスが停まった気配で目が覚めました。どうやらトイレ休憩のようです。

そういや昨夜バスに乗り込んでから一度もトイレ休憩がありませんでした。
そして今停まっているここは物陰も何もない荒野。せめて岩か何か転がっていて欲しいところですが、まあ別に今トイレに行きたい訳ではないので深く考えないことにします。





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朝7:00にはニ連浩特のバスターミナルに到着しました。随分早かったんじゃないでしょうか。遅くとも18:20には出ているはずの他のバス(まっとうなバス)が、同時に到着していました。





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現在地は二連浩特

さて、ここから国境越えですが、その方法は公共のバスかジープ相乗りのどちらかのようです。バスは50元(830円くらい)、ジープは交渉次第で一人50~80元とのことです。

バスは本数が少なく一日2、3本。ジープは人が集まり次第随時出発するので、今すぐにでも乗ることができます。が、ジープはザミンウードまで行くと言っておきながら国境ゲート前で客を降ろして勝手に帰ってしまう、というよくある詐欺をやらかすそうです。





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ザミンウード行きバスチケット

別に急いでいるわけでもないので、バスにしました。
朝っぱらからジープ運ちゃんと喧嘩するのもダルイです。

バスは13:00発でした。これから5時間待つのは楽ではありませんが、運賃が50元から40元に値下がりしておりとても嬉しいのでそれくらいは待ちます。10元はおよそ165円です。お菓子とジュースが買えます。





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元々ジープを選ぶ人が多いのか、はたまたバスの発車が遅すぎてやっぱりジープを選ぶのか、ザミンウード行きバスの待合室はガラガラでした。

しばらく様子を見ていたらチラホラ人が来てはチケットを買わずに帰っていったり、買った上で荷物を置いてどこかへ出掛けたりしているようです。私もそれに習い、待合室にある個室みたいなところに荷物を置かせてもらって遊びに出掛けました。
 




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ニ連浩特の町並み

割と綺麗な町です。
私は調べたいことがあって先ほどからネットカフェを探しているのですが、見つかりません。

調べたいこととは、ウランバートルの宿情報です。モンゴルについて何も調べていないので、とりあえずウランバートルの適当な宿に入って情報収集から始めるか~と思っていたのですが、どうやら私の滞在期間はモンゴル夏の祭典・ナーダムにまるかぶりするようなのです。宿が埋まる可能性があります。





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ナーダムとは国をあげての文化・スポーツの祭典みたいなもので、だいたい7月いっぱい、モンゴル中の色んな町で行われるそうです。中でも盛大なのが首都ウランバートルで行われる国家ナーダムで、これは国家記念日の7/11から3日間に渡り開催される、国中の注目を集めるお祭りなんだとか。





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ナーダムのことを知らなかった訳ではもちろんなく、むしろこの時期のモンゴルを狙って来た私でございますが、ウランバートルの国家ナーダムはチケットも売り切れ必至でふらっと見学できるものではなさそうです。そして街全体が混雑しそうです。ということでウランバートルの国家ナーダムは避け、地方の小さなナーダムを狙うつもりでいました。

・・・ということを忘れていました。

私は何を国家ナーダム直前の一番人が動きそうなタイミングでウランバートルを目指しているんでしょうか。その辺りは出国前にしっかり計画を立てていたはずなのに、その計画ごとまるっと忘れておりました。もしや、昨日の北京発バスチケットが売り切れていたのはナーダムのせいだったのではありませんか。




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というか、よく考えたらナーダム直前の今日明日はウランバートル行きの列車も相当に混みあうんじゃないでしょうか。明日など特に。私はそもそもウランバートルにたどり着けるんでしょうか。

宿が無いようならザミンウードに数日篭るなり、ウランバートルを通り過ぎて別の街に逃げるなりしなければいけません。そういう事情からウランバートルの宿の混み具合を調べたかったのですが、ネットカフェがない・・・






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・・・というわけで、考えるのが面倒臭くなったので恐竜博物館に来ました。
ナーダムの話をしながら非常にさりげなく配置してあった恐竜の写真は、こちらで撮ったものです。

この博物館については、コメント欄で勧めてもらって初めてその存在を知りました。町中ではなく荒野にポツンと建てられている感じがすごく良いです。教えてくださった方、素敵な情報をありがとうございます。

行き方は、公共バスなどはなさそうだったのでタクシーに乗りました。相場が分からなかったので試しに「往復100元でどうだい?」と聞いてみたら一発OKだったので、もっと安くても行けたのだと思います。私はこういうのが下手です。




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恐竜博物館はだいたいこの辺りにありました。あわよくば歩いて行こうかと思っていましたが、タクシーを飛ばして軽く15分はかかったので歩くのはちょっと厳しそうです。そもそも回りに何もない日陰もないアスファルトの道を延々行かねばならないので、辿り着く前に骨になってしまいます。





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恐竜博物館

どれが本物でどれがレプリカなのか分からない骨骨ロックが無数に展示されています。この辺りは大量の恐竜の化石が出土しているのだそうです。

つまりは太古の昔この辺りのただっ広い大地を恐竜が走っていたわけで、それをイメージしてか博物館内外の荒野に無造作に恐竜像を走らせている演出が、とても良いと思いました。





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屋外には等身大なのかな?という大きさの骨格標本や模型があります。





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うんこもありました。(たまごかもしれません)





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私も小学生の頃に恐竜図鑑を見た覚えがありますが、最近の恐竜想像図は昔とは随分変わって来ているそうですね。サイみたいな固い皮膚だったはずの我らがティラノサウルスも、昨今は羽毛みたいなのが生えた割とモフッとしたお姿で図鑑に載っているのだとか。

写真のこれも、こんな「料理したるでえ〜」みたいな恐竜いたっけ?と大変困惑しております。左のいやにご機嫌な奴も。




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国境越えバス

しっかり遊んでからバスターミナルに戻りまして、いよいよ国境越えです。

国境越えバスは40人乗りくらいのいたって普通のバスでした。これに荷物を積み込み人も詰め込まれ、国境越えツアーが始まります。




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まずは中国側イミグレーション。なんか虹が出ていますね。

中国側出国審査は長い行列ができていたものの、割とあっさり通過できました。これでしばらく中国とはお別れです。私は前回来たときにしょっぱなから別室連行された記憶を未だ引きずっており、中国の警察及び警備員の類いに恐怖心を覚えていましたが、ここ二週間この国で過ごした感想としては、皆さん優しかったです。

警察に限らず、中国の人は真顔が怖かったり言動が乱暴だったり声が大きくて圧倒されるところはありますが、真顔で乱暴だけど親切にしてくれるので私はそのギャップにやられっぱなしでした。「ああ!?○○に行きたい!?しゃーねーな付いてこい!」みたいな感じです。もちろん、親しみ易い笑顔の方も沢山います。ついでにタンを吐きます。




さて、続いてはモンゴル側イミグレーションにて入国審査です。
写真は撮り忘れました。

こちらもアッサリと終わりましたが、入国カードが見当たらず審査員の人に貰うために並び、書いた後また並び直すというのが予想外でアタフタしました。私の一連の動きを見ていた人達が親切に先に入れてくれたのが嬉しかったです。

なお、ナーダム中はこの国境は数日間にわたり閉鎖されるそうです。ここだけなのか、空路含む全ての国境なのかは存じ上げませんが、一箇所閉鎖されるだけでも旅行者は大パニックです。滑り込めて良かったと思います。





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ザミンウード駅前広場

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チケット売り場

無事国境越えを果たし、ザミンウードに到着しました。
色々心配しましたが、とりあえず中国滞在期限切れという事態は避けられたので良かったです。

しかしここからはまだ、夜行列車に乗ってウランバートルを目指すという行程が残っています。ナーダムの件があるのでまず切符は買えないでしょうが、二等が駄目なら三等(自由席らしい)を聞いてみるとか、一等が一等のくせに2000円しないのでこの機会に試してみるとか、それでも駄目ならザミンウードの宿に泊まるという手もあります。

とにかく、駄目で元々という気持ちでチケットオフィスに並びました。





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が、あっさり二等が買えました。

なんと!ここに泊まる気満々でしたのに。そして今日を逃したら明日、明後日、明明後日はますますナーダムの影響を受けるでしょうから、もうザミンウードに3、4日籠城する覚悟を決めていましたのに。

私が一生懸命キリル文字で書いた「ちけっといちまい、うらんばーとる、きょう、22,850とぅぐりっくのやつ。」というお手紙を見てウンウン頷く女性駅員さんの目は、とても優しかったです。

ちなみに二等はちょっと値下がりしており、21,850トゥグリックでした。わあい48円のお得!

・・・というか、よく考えたらこのチケットものすごく安いです。700キロ以上移動する寝台列車の二等が1,050円くらいなのです。一等は先ほど書いた通りだし、三等に至っては600円です。繰り返しますが、700キロ移動する寝台列車です。ありがたい限りでございます。





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第一モンゴルケバブ

昨日の朝からまともに食べていないので、本日の遅めのお昼はケバブにしました。駅前で売っていたので。モンゴル初ケバブは羊肉入りでした。それ以外は各国でよく見るケバブと同じです。懐かしくて美味しかったです。





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出発まであと1時間を切ったのでそろそろ駅舎に入ろうと思ったら、入った先もまた外でした。そして列車の前で青空待合室を決め込むモンゴル人の皆さんの姿が実に開放的でした。雨の日とかはどうするんでしょうか。

列車も、「まず駅員さんに乗り場を聞いて~」とか考えていたのは全くの無駄だったようで、目的の列車が一本そこに待っているだけ。プラットホームNO.などというものはその概念すら無さそうな、実に簡潔な作りでした。モンゴルを好きになった瞬間でした。





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本日の寝床

乗車しました。私の寝床は通路側ベッドの上段です。通路側は初めてですが、枠内横向きのベッドに比べると少し落ち着かない感じがします。もしかして48円分の値下げは通路側ベッドだからってこともありますかね。





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出発しました。走り出したらすぐまた荒野の風景になります。馬やらラクダやらの姿も見られます。ここからウランバートルまで700キロ、およそ15時間の夜行列車の旅です。





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飲み物をもらえました。

珈琲、緑茶、謎の何かです。あとお湯も配られました。すごく嬉しいです。お湯は自分で汲みに行くこともできますが、給湯器が薪で炊く形式だったのが衝撃的でした。





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とりあえず謎の何かから飲んでみます。
何でしょうねこれは。温めた加工乳に香ばし小麦と塩を混ぜたような・・・

・・と、後で調べてみたら、スーテイ・ツァイという名のモンゴルの代表的な飲み物だったようです。モンゴル版ミルクティーとか何とか。よく見たらパッケージにもなんとかティーと書いてあります。その中身は、お茶、ミルク、バター、塩だそうです。私の感じた小麦ちゃんはどこへ。そして感じなかったお紅茶ちゃんもどこへ。




その後、寝台に横になってモンゴルの人達の話し声に耳を傾けつつ、反対の窓を光らせる夕焼けをぼんやり見ていたら、いつの間にか眠りについていました。

中蒙国境越え日記3日目に続きます。


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<情報コーナー>

○ ニ連浩特→ザミンウード国境越え

バス13:00発、40元。待ち合い室で無料で荷物を預かってもらえる。預かって貰わなくても、割と皆さん適当に荷物を置いてお出かけしてしまう。未確認だが朝と午後にもう一本ずつあるはず。
国境越えの所要時間は、混み具合にもよるのだろうが私はトータル1時間少々だった。

○ ザミンウード→ウランバートル夜行列車

18:05発の夜行列車、翌朝9:00着。2等が21,850Tg。
ザミンウード駅の黄色い駅舎を正面に見て、左手奥に黒っぽい建物(記事の写真参照)があるのでそこの二階でチケットを買う。要パスポート。

○ おまけ

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二連浩特発各地行きのバスの時刻表を撮ったので載せておきます。

| 中国 | 23:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

滞在可能日数的にエレンホトを観光するのは厳しいかと思ってましたが
恐竜博物館行かれたんですね!
博物館までの景色もなかなかだったと思います。

私も時間があればザミンウード駅から列車に乗ってウランバートルまで行きたかったです。
私はザミンウードへ行って同日中にエレンに戻るという怪しい行動をしましたが
尋問されることも当局に捕獲されることにありませんでした笑
新疆ウイグル自治区の検問の方がなんとなく怖かったです(^^; 


白鵬、今日も勝ち4連勝です(謎)

| Haruka | 2017/07/12 20:47 | URL | ≫ EDIT

>Harukaさん

行って来ました!教えていただいてありがとうございました。
恐竜博物館、本当に荒野の中にポツンとあるので、タクシーでの道中どこに連れて行かれるのかとハラハラしてしまいました。笑

中国は一応ビザランOKなんですね。私は今のところ怖くてやろうと思えませんが・・・
モンゴル一ヶ月を挟んだ上での2回目の入国すらビビっている始末なので。

謎の白鵬情報ありがとうございます。笑
白鵬も好きですが、次回は是非鶴竜情報でお願いします。

| 低橋 | 2017/07/13 02:45 | URL |















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