PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上海郊外小旅行・枸杞島に行きたい

今日は上海郊外の嵊泗列島(じょうしれっとう)にある、枸杞島(ゴウチダオ)という島に行きたいと思います。前者が日本語ふりがなで後者が中国語読みなのは別にこだわりとかではなく、単に私のサーチ能力の甘さです。



さて、お手数ですが、ちょっと「枸杞島」で画像検索してみてください。

緑が生い茂った良い感じの写真が出てくると思いますが、ここはすでに無人島で、村落が朽ち果てた結果こんな感じの風景になったらしいです。そんな噂の無人島が、ここ枸杞島なのでございます。

何故先にネット画像を見てもらったかについては理由がありますので、後述します。



では参ります。

ネットで調べたところ枸杞島まではいくつか行き方がある様でしたが、情報が少なく、宿の人に改めて調べてもらったらかなり楽そうなルートを見つけてくれたので、それで行くことにしました。

詳しい行き方は下の情報コーナーにまとめましたので、良かったら参考にしてください。



201706270051247de.jpg
上海黄裏旅遊集散站

バスは朝7:15発の便しか見つからなかったので、早朝に宿を出てきました。

写真は上海市内のバスターミナルです。ここで枸杞島までのバス+フェリーの通しチケットを買いました。あとはそれらを乗り継いで行くだけです。

前情報では途中でもう一回乗り換えがあるとのことでしたが、そのころより簡単になったようです。上陸希望者が増えてアクセスを見直したんでしょうかね。

バスは自由席で、出発時刻は7:15でしたが7:00前には乗車が始まり、あっという間に満席になって出発しました。合理的と言えば合理的ですが、何事も一分刻みの国・ジャパンの生まれとしては定刻前に発車するバスに恐怖を覚えました。油断してトイレにでも行こうものなら置いていかれるではありませんか。

ついでに座席の争奪戦もピヨピヨジャパンには恐ろしく映りましたが、幸いわたくしは郷に入りては郷に従え精神が悪い方向に育っていますので、それなりに戦えました。今はしたり顔で勝ち誇っていますが、うっかりこれを日本でやらないように気を付けたいと思います。非難轟々です。




20170627010649c7f.jpg
矢印が現在地、青丸が枸杞島

20170627005124708.jpg
フェリーターミナル

ここでバスからフェリーに乗り換えます。
先に帰りのチケットを買っておこうと思ったのですが、「枸杞島のターミナルで買えますよ」と言われました。多分。中国語なので単語しか拾えなくて。

まあこれが間違っていて帰路のチケットが買えなかったとしても、フェリーの乗務員に無理矢理お金を渡すなり漁船をヒッチハイクするなりそこに住むなり何とでもなるので、まあいっかと思いました。

それはさておき、大阪ー上海間の船上で勉強した限りでははなかなか頭に入らなかった中国語が、こうやって冷や汗かきながら実践してみると一発で入る事実に感動しました。やはり語学は実践が大事なのですね。



20170627005124036.jpg
枸杞島行きフェリー

ここからはフェリーで移動します。
思ったより大きな船でした。



20170627005124318.jpg
枸杞島フェリーターミナル

着きました。

フェリーの乗船時間はおよそ3時間半。上海から小一時間で着くと思っていたのですが、トータルでなんと6時間もかかってしまいました。これは予想外。帰るのがダルいではありませんか。






2017062701110575f.jpg

ですが、今から帰ります。

何も見ていませんが帰ります。



写真は帰りのチケットです。
ご説明申し上げます。

日帰りできると思っていた枸杞島は、実は出来ない島だったのでございます。

島から出るフェリーは一日一本、13:30発。
島に着くフェリーはだいたい13:00すぎです。
この着いてすぐ出るフェリーが、一日たった一本の往復フェリーだったのでございます。

そうとは知らず、帰りのフェリーも予約しておこうかなと軽い気持ちで枸杞島のチケット売り場の人に

私「上海に帰るチケットは何時のがありますか?」
お姉さん「明日よ」
私「え?」


ここからが大変でした。
いや私も大変でしたが、お姉さんが大変でした。


私の覚えたての中国語二言三言に筆談、そしてお姉さんの携帯による中国語→英語翻訳を駆使して

お姉さん「船は明日よ!」
私「帰ります!あれに乗るです!」
お姉さん「今来たんでしょ!?」
私「ホテルがしゃんはいです!」
お姉さん「今来たのよね!?」
私「イエスイエースでもしゃんはいがホテルなんです!オーマイガ!」


みたいなコントを数分にわたり繰り広げ、ようやくチケットを売って貰えてギリギリ中のギリギリ、むしろややアウトなタイミングで再乗船。酷く地味な船着き場を見ただけで、上海にとんぼ返りしたのでございます。

とんぼがえりって打ったらとんぼ返りって出ましたけどとんぼ帰りじゃないんですか?語源が返りの方なんですかね?帰りは当て字だとか?誤用だったかな?まあどうでもいいですけどね!



刷りたてのチケットを握りしめての再乗船後、先程別れたばかりの船員のおじさんに「あれ?この子・・・」みたいな顔をされた私は慌てて帽子を深くかぶり、隅っこの座席に逃げました。

自分で言うのもなんですが、可哀想な人だなと思いました。




さて、実は、この枸杞島への行き方は他の旅人さんのブログを参考にしました。他にもあるにはありましたが、その人のが一番細かく、詳しかったからです。面識の無い方ですし、こんなところで晒すのもアレなのでお名前は伏せますが。

しかしその人は途中でミスをしてしまい、結局辿り着けなかったようでした。それでもちゃんと情報を残してくれ、自分は行けなかった事を悔しげに呟く様子に「その気持ちわかります・・。ああ、でもいい人だなこの人・・・」なんて言いながらPC画面に向かって拝んだりしたんですが、まさか自分も同じ結果に終わるとはねえ~ハッハッハ。


そういう訳ですので、その人と私、面識のない二人のマヌケが残した足跡によってこの後の旅行者たちが無事枸杞島に辿り着けることを祈りつつ、以下に枸杞島の行き方情報を残させていただきます。

合掌。


・・・・・


ここで終わったら美しいのですが、もう少しブツブツ言いたいので続けます。
情報は一番下です。



201706270126400c1.jpg

実は枸杞島には宿があるようです。無人島じゃなかったんですか。

そういえば船に乗る人々はいやに大荷物でしたし、彼らは船着き場から送迎車に乗ってどこかへ消えていきました。皆さん泊まる気で来ていたんですね。とんぼ返りは私だけですよね。知ってます。

今回私は上海に宿を取っていると言うつまらない理由で帰りましたが、本当のところは島に泊まりたかったです。

ただ、残ったはいいけど部屋の空きが無いとか、あるけど高くて払えないとか、中国によくある外国人は泊まれない宿しかないとか、そういう事情にぶち当たった際に何とかできるほどの手持ちのお金も無ければ、「やっぱ駄目だった~」を受け入れてくれる船も無い現状では、ちょっと挑めませんでした。



まあしかし行き方も宿があることもこの目で確かめたので、近いうちに再戦したいと思います。

なんなら宿予約をした上で明日また挑んでもいいですが、ちょっと今日の明日でお姉さんに会うのは恥ずかしすぎるので、2ヶ月ほど開けます。モンゴルの後ですね。また件の日中間フェリーに乗るとも限らないので、帰路もまた上海に来ることがあったら、ということで。

「きっとまた来ます」と言って去った人間はまず来ないですけどね。



個人的には割と面白かったのでいいですが、中々に無駄の多い一日でした。

今思えば、上海のバスターミナルで「往復券ください」と言っていればその時点で間違いに気づけたかもしれないので、それ一点だけが悔しいです。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
ブログランキング参加中です。記事が面白かったらクリックお願いします。


<情報コーナー>

○ 上海から枸杞島行き方

2017/8/8日記8/9日記に新しい情報があります。

(1)地下鉄4号線・南浦大橋駅まで行く。

(2)南浦大橋の上海黄裏旅遊集散站で枸杞島行きチケットを買う。
※一番出口から出てすぐ右手の建物は違う。が、一旦これに入り反対側の出口から出る。すると市バスターミナルみたいなところに出る。これを右方向に進むとすぐ右手側に該当のターミナルがある。
片道118元(バスとフェリーの通しチケット)。購入にはパスポートが必要。

(3)バスでフェリー乗り場まで行く。
7:15発、所要1.5時間くらい。バス乗り場には「枸杞」と表示が出ているのでわかりやすい。
時期によって出発時刻が多少変わる模様。要確認。

(4)フェリーターミナルで船に乗りかえる。
9:25発、所要3.5時間くらい。この船が直接枸杞島まで行く。だいたい13:00ごろ到着。


◯ 帰路

枸杞島を13:30に出るフェリーしかないため、現状日帰りは不可能。
ただしネット情報を見る限り別ルートもあるようなので、それらを使えば帰れるのかもしれない。今回枸杞島のフェリーターミナルで聞いた限りでは、「これ以外に船はない」とのことだったが、どちらが正しいのか、あるいは運行状況が変わったのか、詳細は不明。

帰りのバスは行きで降りた場所とは違い、船を降りてすぐの所で待っているので、ターミナルまで行ってしまわないように注意。ぞろぞろターミナルに向かう群衆は自家用車とかの人達。

| 中国 | 23:06 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ごめんなさい、朝から爆笑でした!笑

次はきっと訪れることができることを祈って...合掌!

| ピロシキ | 2017/06/27 07:45 | URL |

>ピロシキさん

私も帰りのフェリーで笑いそうになってましたので、どうぞ遠慮なく笑ってやってください。この惨めな私を。笑

| 低橋 | 2017/06/27 15:39 | URL |

こんにちは。
ああ低橋さん、私も国は違えど同じ出来事がありましたよ。日帰りのつもりで片道4時間もかけ国境も越えて来たのに、、
ただ私の場合は帰りまで20分間も時間がありましたので少し散策できました。ただの道を。
そして翌日に泊まりがけでリベンジしました。

お金と時間は無駄にしましたが、ネタができたと思うと救われますよね(笑)
楽しく親近感が持てる記事でした。
次回の上陸を楽しみにしています。



| 足袋 | 2017/06/27 16:38 | URL |

>足袋さん

国境まで越えたのにというのはまた辛いですね。。でも翌日すぐリベンジに行く心意気、格好良いです。
本当に、なんだかいいネタになってしまいましたね笑。ブログに書いて笑ってもらえるから救われますが、一人むなしく帰りのフェリーに乗る自分の姿を想像すると、なんとも居た堪れない気持ちになります。笑

| 低橋 | 2017/06/28 18:45 | URL |

こんにちは。再来週、まさに日帰りで行こうとしていた者です。
このブログを拝見していなかったら同じ目に遭うところでした…!
一応日本からの2泊3日で行くのですが、1日目の上海着は昼、3日目の上海発も昼なので、書いていらっしゃるとおりの時間でしかフェリーがないとするとやっぱり行けませんね。。。「別ルート」を調べてみようと思います。
本当に助かりました。ありがとうございます!

| なつ | 2017/07/05 00:32 | URL |

>なつさん

こんにちは。
その日程ですと、やはり難しそうですね。困ったことになる前にお止めすることが出来て良かったです。でも私の調べて来た内容はあくまで私の駄目駄目な中国語を通してのものなので、これが実は間違っていて、なつさんがちゃんとお出かけすることができたらそれが一番いいです。

別ルート、見つかるといいですね!
そして見つかった暁には是非是非私にも教えてください!

| 低橋 | 2017/07/05 22:27 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://watatobu.blog.fc2.com/tb.php/719-d81acedb

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT