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バックハーマーケット


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ラオカイ駅前

おはようございます。現在時刻は朝の3:15です。夜中かな?わはは。

何故こんな時間にこんな所にいるかと言いますと、本日日曜に開催されるバックハー・マーケットというのに行くためにハノイからサパ行きの夜行バスに乗り、よりバックハーに近いラオカイという町で途中下車したら早く着きすぎたという訳です。失敗しました。





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位置関係はこのようになっております。

現在いるのは真ん中のラオカイ。中国国境に接する町です。

左下にあるのは山の上の町サパ。私は今日バックハーマーケットを見た後ここに行きます。

右上が件のバックハー。この町では日曜に大規模なマーケットが開かれ、鮮やかな衣装を纏った山岳民族の皆さんに会えるということで人気があります。

このバックハーマーケットに行く為にサパからのバスツアー、ハノイからの夜行列車+バスツアーなども出ていますが、今回は一人で来てみました。その結果が今です。駅舎の中で寝ようと思ったのに入り口が閉まっていたため、仕方なく駅前の石段に腰掛けております。滅茶苦茶寒いです。




さて、そんな夜を噛み締めながら過ごしていたら、いつの間にかがっつり寝ていた明け方5時少し前。誰かに肩を叩かれ覚醒すると、目の前に地元民らしき見知らぬ女性が立っていました。

女性「バックハー?」
私「い、イエス。バックハー。」
女性「オーケー!」

何が?と思いながら女性を見つめていると、女性は腕時計を指差し、続いて道の向こうを指差し、

「バス!バックハー!」

と叫びました。バックハー行きのバスが出るからおいでと言っているようです。




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バックハー行きバス

バスの乗客勧誘に来ていたらしい彼女のバイクに乗せて貰い、鉄道駅から300mほど離れた小さなバスターミナルへ。そこには既にバスが待っており、女性はさあ乗れはよ乗れと急かしますが、私はバックパックをどこかに預けるという仕事を済ますまではバスに乗りたくありません。

バックハーには泊まるわけではないので、荷物は不要です。むしろ邪魔になります。この辺りをどうしようかと事前にネットで調べたところ、ハノイやサパから来るバックハーツアーの参加者達は、ラオカイ駅前にある旅行会社だかレストランだかに荷物を預けるらしいことが分かりました。私はツアー参加者ではありませんが、金にものを言わせて預かってもらうことは可能なはずです。

その辺りはバイクに乗る前に説明したのですが、女性は「オーケーオーケー!」と言ってそのまま私をバスターミナルまで連れて来てしまいました。分かってくれていると思ったら、実は全然通じていなかった模様です。一応身振り手振りも交えたんですけども。



さっさと私をバスに乗せたい女性と、荷物問題を解決するまでは乗りたくない私。

女性「バックハー!ユー!バックハー!」

そうです私がバックハーです。じゃなくて荷物を持って行きたくないんです。

女性「バックハー?」
私「イエス」
女性「オーケー!バックハー!」

いやバックハーは合ってますが、今は荷物の話をしているんです。

女性「バックハー!?」
私「だから荷物・・」
女性「オーケーオーケー!バックハー!!」

おい何がOKなんだ。



ユーとOKとバックハーしか言わない女性と、鬱憤が溜まって来た私。そんな不毛なやりとりを数分に渡り繰り広げていたら、横からヒョイと、別のバスの乗務員らしき青年が現れました。

青年「バックハーに行くの?」
私「そうなんです。でもその前に、荷物をラオカイに置いて行きたいんです。」
青年「オーケー!僕のバスもラオカイ行きだヨ☆」

おいお前も人の話を聞かないタイプか。



と、相手が変わっただけの不毛な争い〜第2ラウンド〜が始まってしまいましたが、青年は少しだけ英語が話せる人だったため先程より話が進みました。ちなみに1台目のバスはブーブー言いながら私を残して出発しました。

青年「荷物はバスに載せられるよ!今日一日預かってあげるよ!」

でもバックハーで別れて市場を見た後、どうやって貴方のバスを見つけるんですか?そんなどこに行ってしまうか分からないバスに大事な荷物を預ける訳にはいきません。

青年「じゃあ僕の家に置いて行こう!」

なんですかその奇策は。どこにあるんですか貴方ん家は。しかも貴方はこれからバックハーに行くんでしょう。いつ帰って来るんですか。

青年「午後1時半にバックハー出てラオカイに戻るよ!一緒に帰ろう!そんで僕ん家はそこ!」




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目の前でした。


青年・・名前はリン君と言うそうですが、彼はご丁寧に身分証を見せてくれ、「シンガポールで少しだけ働いてたから英語は得意なんだよ~!」と笑顔で話してくれました。そんなリン青年はとても悪い人間には見えなかったので、信用することにしました。名前も自宅も割れていますし、家はちゃんと鍵がかかるようですし、どこにあるかも分からない旅行会社だかレストランだかを探して札束で頬を叩くより良い手段かもしれません。

まあ大丈夫です。大事なものは失ってから気付くとはよく言いますが、実際失ってみたらそんなに大事じゃなかったことに気付くパターンもあると思うんです。私はその方向で行きたいと思います。





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というわけで乗ったバスは、ラオカイから人と荷物を大量に載せてまわり、町を出るだけで1時間近くかかってしまいました。

夜行バスで寝足りなかった私はその後の山道で眠りこけてしまいましたが、いかんせん山道ですのでバスは激しく揺れ、窓枠から飛び出していた鉄製の突起部に何度も頭をぶつけました。結果、右側頭部の頭皮に3箇所穴を開けました。そのうち一つからは軽く流血し、数日間頭痛が収まらなかったのでちょっと焦ったのはまた別の話です。




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バックハーマーケット

たっぷり3時間近くかけて、ようやくバックハーに到着しました。
マーケットは既にかなりの賑わいを見せています。




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おそらく色んな民族の人達が来ているのでしょうが、その中で特に目立つのは花モン族の皆さんです。なんとも色鮮やかで可愛らしい衣装を纏った彼女達は、皆同じ恰好に見えますが実は小物使いや着こなしに違いがあり、全身でお洒落を楽しんでいるのが分かります。小さな子供から貫禄のあるおばあさんまで、年齢に関係なく皆少女のように美しく華やかです。




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本日の朝ご飯

マーケットをじっくり見る前に、とりあえず朝ご飯にしました。

マーケットは売り物別にコーナーが分かれているようで、その中に大規模なお食事コーナーがあったのでそこで頂きました。目の前でゆであがる肉の塊や鍋から吹き上がる湯気が心も身体も温かくしてくれます。食べたのは毎度おなじみヌードルスープですが、冬の望まぬ駅前睡眠により冷えきった身体にはこれ以上ないほどのご馳走でした。





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腹ごしらえをすませ、市場見学を始めました。
地元の女性達の多くが民族衣装を着て歩いているので、景色全体がカラフルです。

全身民族衣装の人も多いですが、その上に普通のコートを羽織ったり、ブーツだけ今風だったりの人もよく見かけます。あと小さなお子さん連れの女性も多く見かけますが、その子供を背負う布もカラフルで、中の子供もまたカラフルなのがとても可愛いです。




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食べ物コーナー

日本でもおなじみの食材達ですが、並べ方を変えるだけで妙に美味しそうに見えます。肉もスーパーで並んでいるものより美味しそうです。





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生き物コーナー

牛も売っています。あと鶏や犬や猫も。




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衣類コーナー

こちらは祭事用でしょうか。赤に黄色にピンクに青に、色彩の調和なぞ気にもとめない虹の様に鮮やかな衣装が並んでいます。それを見て回る人々もやっぱり鮮やかで、新しい衣装に目を輝かせている様子が可愛らしかったです。自作用に布やリボンやビーズ類も一緒に並んでいました。




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小物&お土産物コーナー

このコーナーにも衣装が並んでいますが、先程見たドレスのようなものに比べこちらは少し落ち着いた色合いも多く、観光客のお土産に良さそうなものが並んでいました。他にもバッグやぬいぐるみなど。実際ここは観光客をターゲットにしたスペースのようで、品物に少しでも目をやると「これが欲しいの!?」「こんなのもあるわよ!!」とグイグイ来るので次第に恐ろしくなり、早めに退散しました。でもマフラーだけ買いました。ハノイ以来寒さにやられっぱなしでしたが、これで少しは温かくなります。



そんなこんなでだいたい満足したのでラオカイに帰ろうとしたのですが、ラオカイ行きのバスがどこから出るのかが分かりません。とりあえず降ろして貰った場所で待っていたら10時ごろに一度それらしいバスが通ったのですが、これを止めて聞いてみたら「ラオカイ行きは13:30だよ」と言われてしまいました。13:30と言えば、リン青年のバスが出る時間です。ラオカイ発バックハー行きは何本もありそうだったのに、その逆は本数が少ないのでしょうか。

まあでも、よく考えたら私はリン青年と合流しないことにはラオカイから出られないので、大人しく13:30まで待つ事にしました。




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本日のおやつ1

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本日のおやつ2

お昼ご飯を食べる程は腹は減っていなかったので、おやつを二つ買いました。一つ目は揚げたてゴマ団子で、二つ目はよもぎ団子みたいな味の平たいお餅です。どちらも美味しかったですが、特にゴマ団子がものすごく美味しくておかわりしました。値段は忘れましたが、確かどちらも50円とか80円とかそんなもんだったと思います。




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ラオカイ帰還/駅前広場

その後もずっと道を見張っていましたがバスは2台しか来ず、そのどちらからも「ラオカイ行きは13:30だよ」と言われてしまったのでやはりリン青年のバスに乗りました。そしてラオカイに戻って来て、荷物も無事受け取りました。リン青年は最後まで爽やかチャーミングな青年でした。

その後はバスターミナルから歩いてラオカイ駅前広場(写真)に戻り、ここからサパ行きのバスに乗りました。ちなみにこの正面に見えている道をまっすぐ行った突き当たりが、バックハー行きのバスが出るターミナルです。参考までに。




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サパ

サパは山の上の町なので、近付くに連れてどんどん霧が深くなって行きました。そして到着した町は写真の通りの濃霧に覆われ、ただでさえ自然の霧が深いのにさらに噴水で湿度を上げていました。




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本日の宿

本日の宿はこちら。なかなか良い感じの宿なのですが、安い部屋で暖房器具が付いていないのですごく寒いです。ベトナムに寒いイメージってあまり無かったのですが、ハノイは十分寒かったし、ここは山の上。そら寒いですよね。




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荷物を置いて町へ繰り出しました。

トレッキングが盛んな町だと言う事でバックパッカーの姿を多く見かけます。そして観光客向けのレストランや土産物屋やマッサージ店も多いです。しかしそんな中を民族衣装の女性達が沢山歩いており、路肩で手作りの品を売っている人々も同じく民族衣装で、素朴さと観光色が入り交じった不思議な風景になっていました。




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ツバメの巣ジュース

ネットで見て一度飲んでみたいと思っていたツバメの巣のジュースです。高級食材のツバメの巣ですが、このジュースは確か150円とかそんなもんだったと思います。まあジュースにしては高めです。

お味はというと、すごく甘くて不思議な風味をかもすドロッとした汁の中に寒天のようなツブツブが入っており、おそらくこれがツバメの巣かそれを模したものなのでしょうが、このツブツブいらないなと思いました。そして汁も別に美味しくないので、何もいいところがありません。一回飲めばもういいやというのが感想です。




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本日の晩ご飯

観光の町というだけあってどの店も高かったので、路地裏にある地元民向けっぽい店に入ったら量が少なくて悲しい思いをしました。明日はベトナム最後の夜ですし、ベトナムのお金を消費する目的もかねて、おいしい物を食べようと思います。


明日は周辺の山岳民族の村を巡るトレッキングに行きます。


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<情報コーナー>

○ ハノイからラオカイ

夜行列車または夜行バスを利用。夜行列車はバックハーマーケットに合わせ金曜夜〜土曜夜には込み合うので、早めの予約が安心。夜行列車の到着に合わせ、ラオカイ駅前にバックハーマーケット行きバス(ツアーバスかな?)が来るらしい。夜行バスの場合は23:00ごろにハノイを出るサパ行きに乗り途中下車する形になるが、所要4時間ほどなので夜中にラオカイに着いてしまい、だいぶ困る。

○ ハノイからサパ

列車を利用する場合はラオカイで下車し、ラオカイ駅前からバスでサパへ。(時刻などは以下参照)
バスを利用する場合はハノイ発サパ直行便があり、所要6時間ほど。バスの方がだいぶ安い。

○ ラオカイからサパ、サパからラオカイ

ラオカイ駅前からサパ行きのバスが出る。始発5:20、最終18:00。基本1時間に一本(6:00、7:00など)だが、正午の便はない。所要1時間少々、運賃28,000ドン。逆ルートのサパ→ラオカイは始発6:00、最終18:30。本数などは同上。

○ ラオカイからバックハー行きバス
確認した限りでは、少なくとも4:45発と5:15発がある。この後にも何本かある模様。私が利用した乗り場はラオカイ駅を背にまっすぐ300メートルほど進んだ所にあるバスターミナルだが、このバスは駅前広場を通ってここでも人を乗せたので、駅前からの乗車も可能なはず。

○ バックハーからラオカイ行きバス
確認した限りでは、13:30の便がある。ただしこれらは向こうの村から来る様なので、遅れて来ることも念頭に置く。もう少し本数はあると思うのだが不明。

○ サパの宿

「Sapa Hostel」

ネットで予約できる。噴水広場から徒歩5分くらい。ドミ一泊5ドル。朝食無し。Wifiありだが部屋によっては届きにくい。小振りながらツアーデスクをかねており、情報は多い。トレッキング用に長靴の貸し出しをしてくれる。

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