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メコン川クルーズとベトナム統一鉄道

本日はメコン川をボートで下るツアーに参加します。

こちらはホーチミン発のツアーの中で1、2を争う人気を誇り、1日暇があるならとりあえず行っとけくらいの位置付けのものです。そういうわけで各ツアー会社の間で競争が起きており、どこで頼んでも値段も内容もたいして変わりません。私が頼んだところは、ランチ代混みで10ドルでした。探せば8ドルくらいの所もあります。お手頃価格です。

これに限らず、ベトナムには安価のツアーがとても多いようです。
「自力で行くより安い場合が多く、移動や価格交渉の手間を考えるとツアーがお勧め」と歩き方先生。またまた〜そんなこと言って本当は自力の方が断然安いんでしょ?先生バックパッカーのふりしてるけど本当は5つ星ホテルとかも嗜んでる事は知ってるんですからねワレと思っていたら、本当にすごく安くて驚きました。「お金ないんで自力で行きます!」が通用しない国、ベトナムです。




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ベトナムの朝食風景

で、出発しました。
こちらはツアーバスの車窓から見たベトナムの朝食風景です。

ラオスやタイでもそうでしたが、ここベトナムでも道端レストランが繁盛しています。
メニューは1品かせいぜい3品くらいで、ヌードルスープやおかゆが主です。簡単なキッチンスペースで15秒くらいでこしらえてくれ、周りに置かれたお風呂椅子で頂きます。普通のレストランよりこういう所の方が美味しかったりするし、何より安いのが魅力です。メニューにもよりますが、まず100円はしません。




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本日のガイドさんは非常に明るい人で、ミトーまでの移動時間およそ1時間半のうち1時間25分くらい喋り倒していました。そしてうっかり前の方の席に座ってしまった私は定期的に話を降られ、相手のノリに合わせて私もそれなりのノリで返さないといけない刑にさらされました。私が何をしたって言うんですか。




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ミトーに到着しました。

メコン川ツアーとは言うものの色々とオマケが付いているようで、まずはお寺さんの見学です。こちらは「ヴィンチャン寺」と言う名の仏教寺院で、フランスと中国の様式を取り入れた不思議なデザインが特徴です。




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こういうの何て言うんでしょうか。箱庭のような盆栽の様な、中国のお山をミニサイズにしたようなものを邸内でいくつも見かけました。すごく好きです。




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パッと見可愛らしいのによく見ると凄まじい装飾熱を放っているこちらは、なんと陶器やガラスの破片で出来ています。この感動と興奮をどう表現していいものか分からないのですが、本当にもう、たまらなく好きです。これだけで100枚くらい写真撮りました。

ここ数ヶ月東南アジアを旅しておりますが、同じ仏教寺院をとってみても各国でデザインが異なり、すごく面白いです。「世界の宗教関連デザイン図鑑〜全10巻〜」みたいな本があったら是非欲しいところ。




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いよいよ本ツアーのメインイベント、メコン川下りに繰り出します。
まずはこの舟に乗って小島に渡るそうです。




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5分くらいで着いたこちらのトイソン島では、この辺りは蜂蜜生産が盛んだという事からまず蜂の巣との記念撮影イベントが開かれ、




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蜂蜜ティー

その蜂蜜を使ったホットドリンクを試飲。



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おばちゃんが作業的に出し入れを繰り返すゲンナリ顔の巨大蛇との記念撮影を済ませ、



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南国フルーツを試食しつつ、



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伝統音楽を鑑賞。



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何故か歌いだしたガイドさんの歌も一応聞き、




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ようやくメコン川下りボート乗り場に辿り着きました。

こんなに忙しいツアーだったんですね。
これで7ドルはお得と考えるべきか、いいから早く川を下らせてくれと訴えるべきか、非常に悩む感じでした。




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メコン川下り中

念願の川下りをしておりますが、想像していた「のんびり川下り」みたいな感じは全くなく、どちらかと言うとカヌーレースでした。何十隻もある小舟が観光客をどんどん乗せ、どんどん出発し、狭い川幅を競う様に駆け抜けすれ違っていきます。ものすごい熱量です。そして結構な頻度で衝突事故が起こります。


川下りはものの10分で終わり、最後に漕ぎ手のおばちゃんに「ユー!」と肩を叩かれ、振り向いたらハアハア言いながら額に汗を浮かべ、輝く様な笑顔で手のひらを差し出すおばちゃんがいました。しばらく見つめ合った後とりあえずスルーしてみたら同じ行動を7回程繰り返されたので、その根性に負けてチップをお渡ししました。

熱い10分間でした。



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大船に戻った後はまた別の島だか本島だかに移動し、ココナッツミルクキャンディー工房を見学しました。写真上ができたてのココナッツキャンディーです。冷えて固まったキャンディーも美味しいですが、出来立ての柔らかいキャンディーはとても優しい味がしました。




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その後は馬車に乗りレストランへ。
ここで西洋系参加者のうち何人かが馬車に乗りたくないと訴え、ちょっと一悶着ありました。

彼らはベジタリアンよりさらに菜食主義を極めたビーガンの人達で、馬車はその主義に反するので乗りたくないと。ビーガンの人達は生活に動物を利用する事(食用に限らず)を極力避けるという主義を持っているので、馬車は受け入れられなかったようで、かなり怒っていました。

旅先ではこういう人達と出会う機会も多く、色々と考えさせられます。信仰や主義主張は人それぞれなので否定する気は全くありませんが、しかし西洋と比較するとベジタリアンの数は多くなく、どちらかというと利便性や快楽を重視する現代日本に生まれた身としては、何となくその固い意志を理解しきれていない部分があります。その人達にもそれぞれビーガンになる事を選んだ理由や強い正義があるのでしょうが、私はその大義名分よりも、「大変そう」とか「身体壊したりしないのかな」という部分ばかりが気になってしまいます。

私が思うのは、信仰とは関係ない部分でその信念を、特にベジタリアン等の食に関する信念をつらぬける事は、肉が駄目なら豆を食べればいい、馬車が嫌ならガソリン車に乗ればいい、という選択の自由があってのことで、それはきっと贅沢なことなんだろうなという点です。贅沢者と揶揄したい訳ではなく、経済や物流にある程度の余裕のある国でなければ貫き通せない主義だと思う、という意味です。繰り返しますが、宗教上の理由とは別の部分での話です。


結局何が言いたいかと言うと、ビーガンである彼女達の意思も尊重したいけど、馬車しか選択肢がない地域に住む人々に対してその選択を責め立てるという行動は、ちょっと行き過ぎだった気がします〜ということです。

色々言葉を濁したくせに、結局批判になってしまいました。本人達に言えなかった(怖すぎて)悶々とした気持ちをこんなところで解消している弱い私です。草食主義そのものに対する批判ではないし、草食主義の方が皆が皆こういう行動をとっている訳ではない事は存じております。




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あらためまして、昼食です。

見た目はオシャンティーですが、完全に冷めています。
大量の観光客が来るので仕方が無いのでしょうが、ちょっぴり寂しい気持ちです。




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エレファントイヤーフィッシュ(多分)

この辺りに住む淡水魚にエレファントイヤーフィッシュなるものがおり、ツアーのランチでこれを食べられるということで楽しみにしていたのですが、別料金だったのか私の元には来ませんでした。ほとんどのツアー客が上のプレートを食べており、地元ベトナム人らしき家族連れと友人グループのみが象耳魚を頼んでいました。仲間に入りたかったです。




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昼食の後はもう5分だけボート川下りをして、本日のイベントは全て終了しました。

非常に忙しかったですが、驚きなのはやはりツアー価格です。これだけ体験して、昼食代なども全て込みで10ドル。そんなんで元は取れているんでしょうか。

ツアー参加中、民族音楽の歌い手さんやボートの漕ぎ手の人にちょくちょくチップをせがまれはしますが、あくまでチップですので必ず払う必要はありません。仮に払ったとしても、ツアー会社にはそのお金はいきません。ツアー会社は本当に元を取れてるんでしょうか。そしてチップは払わなくてもいいと言った手前アレですが、末端の人たちにちゃんとお金は渡っているのでしょうか。あの蛇はちゃんと餌を貰っているでしょうか。あのランチに出て来た肉は使い倒された末端の人た

などなど、色々気になるベトナムのツアーでした。




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だいたい予定通りの時間に宿に戻れたので、荷物をまとめ直して鉄道駅へ向かいました。今日はこれから夜行列車に乗って、ホイアンに移動するのです。忙しいです。2週間ルールくそくらえ。

寝台車は人気があるので早めの予約がお勧めとのことで、チケットは昨日のうちにホーチミン市内の代理店で買っておきました。手数料がかかるのでネットで自分で買うより5万ドン(250円)ほど高くつきますが、ネットだとお金の払い方とかチケットの受け取り方法だとかが面倒だったので、代理店の存在はありがたかったです。




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ホイアンまでのルートですが、正確には夜行列車でダナンに向かい、そこから市バスでホイアンに移動します。ホイアンには鉄道線は伸びていないためです。ホイアンはダナンより少し南側にあり、市バスで一時間程度です。

ちなみにホイアンまでバスで行くとお値段は370,000ドン(およそ2000円)くらいからあり、所要時間は24時間です。バスによっては途中の町での待ち時間が長いので、切符購入前に要確認です。

寝台列車は850,000ドン(4300円)くらいからあり、所要時間は18時間。これは寝台車の値段なので、座席だともっと安いです。ただ私は自分が乗る列車しか見ていないので、他に所要時間の異なるものや料金の安いものもあるかもしれません。

そして虎の子の飛行機ですが、手荷物料金を含めて3000円くらいからあり、所要時間はまさかの1時間半です。

かなり心が揺らぎ
その手には乗らんぞおおおおお




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本日の列車

列車の出発は19:30なのに対し19時前には駅に着きましたが、
列車は既に待っており、人もかなり乗り込んでいました。

写真上は私の寝床(中段)から上段を撮ったもので、
下は翌朝同室の人達が全員降りた後に撮った全体像です。

私が乗ったのはハード寝台(二等車)の、3段あるうちの中段です。ソフト寝台(一等車)は二段ベッドで、その名の通りベッドが柔らかいそうです。しかしハード寝台も、別にそう固くはなく快適です。

一等は二等に比べてべらぼうに高いと言うわけでもないのですが、閉塞感があるという理由からコンパートメントが好きじゃ無いので、今回は二等にしました。まあ二等もコンパートメントだった上に6人部屋なので、閉塞感どころの騒ぎじゃなかったんですけども。

寝台車は一等車と二等車で値段が異なるのはもちろんのこと、ベッドの位置でも値段が違います。具体的には、上段、中段、下段と下がっていくごとに料金が高くなります。つまり二等車の最上段が、寝台車の中では一番安いということになります。

しかし上の写真をよく見ると、天上付近に電源がありますね。しかも中段は天井高が70センチくらいしかなく座れないのに対し、上段はちょっと広そうです。なんか荷物置けそうな場所があるし、一番安いベッドのくせに中段より快適そうではありませんか。ちょっと贅沢して中段を選んだのに、あんまりな仕打ちです。

そういう感じのベトナム鉄道でした。
ではおやすみなさい。


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<情報コーナー>

○ メコン川下りツアー

ホーチミン8:00ごろ発、17:00ごろ帰還。ランチ代込みで10ドル前後。

○ ホーチミンからダナンへ

私が買ったのは19:30発、翌日昼ごろ到着の夜行列車、ハード寝台(二等車)中段。ホーチミン市内にある鉄道券専用の代理店で購入し、手数料(5万ドン、250円)込みで1,030,000ドンだった。代理店はファングーラオ通り沿い、バーガーキングから東に数軒行った所。ヴィエンドンホテルの右隣だった気がするがちょっとうろ覚え。店舗は割と地味で分かり辛い。

| ベトナム | 21:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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