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アユタヤー遺跡


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バスを降りた5秒後、誘惑に負ける

アユタヤー遺跡に来ました。

バンコクからここまではロットゥー(ハイエースバス)で一時間少々と非常に近く、日帰りコースとなっております。バンコクからのツアーもあるし、もちろん宿泊施設もあるので一、二泊するのもありです。今回私は日帰りです。





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本日の相棒

アユタヤーは小さな町ですが遺跡観光の視点で見るとなかなかでっかく、歩いて回るのは大変なのでチャリをレンタルしました。一日50バーツ、約160円です。

この町にはレンタルチャリ屋が沢山あり、遺跡観光にそれを利用する旅行者は少なくありませんが、チャリの種類はマウンテンバイクとかではなくママチャリです。

金髪美女もドレッド野郎も紳士風のおじさんも素敵お帽子のマダムもみんなママチャリでチリンチリンです。なんか平和な町だなと思いました。




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レンタルチャリ屋の猫(が邪魔で地図が取れない)

アユタヤーは町全体がまるごと遺跡みたいな所なので見所はいくつもありますが、
一日でそれを全部見るのは不可能で、ある程度選択して回って行く必要があります。

なのでレンタルチャリ屋のおばちゃんにオススメを聞いたところ、地図に載っている名所のうち特にお勧めしたいという場所に丁寧に○を付け、見学ルートまで書き込んでくれました。非常にありがたいことです。その通りに回ろうと思います。




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まずは一番気になっていた、壁画が美しいというお寺から。
いきなりおばちゃんのオススメから大きく外れましたが、いいのです。
私は人の意見に流されない無情な旅人なのです。

それはさておき、一通り観光を終えた後でここは「壁画が美しいというお寺」とは全然違う場所だということに気付いたので、もう一度正しい場所を目指して移動したいと思います。
今回の失敗に関しては私の方向音痴は関係ありません。地図が大雑把すぎるせいです。

ところで、ここでフランス人旅行者風のナイスガイに道を効かれたのですが、その人は地図上の全くの反対方向を指して「今ここにいるんだよね?」と言っていました。
彼の失敗は方向音痴が原因だと思います。





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壁画が美しいというお寺/ワット・スワンダララーム

着きました。
こちらはスワンダララーム寺と言って、遺跡ではなく現役の仏教寺院です。

あの後かなり彷徨いましたが、大雑把地図では場所が全く分からず、腹いせに通りすがりのスクーターのおばちゃんにスピード勝負を挑んでいたらなんか偶然着きました。

ニラを背負った普通の人に見えましたが、おばちゃんは御仏の使いだったのかもしれません。
仏様だってニラもやし炒めを食べたい日があるのでしょう。肉の代わりに厚揚げを入れて。





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壁画が美しいです。評判は嘘ではなかったのですね。
思ったよりだいぶ良かったので、使いのおばちゃんに改めて感謝しました。




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もう1つのお堂も良かったです。こちらが本堂でしょうか。
こちらの壁画は前者よりさらに派手で、見応えがあります。




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自転車で移動している間、地図には載っていない小さな遺跡を沢山見かけました。

アユタヤーは1351〜1767年までのおよそ400年にわたり栄華を築いた王国でしたが、ミャンマーとの度重なる戦争によって広範囲に渡り破壊し尽くされ、現在の姿になったのだそうです。破壊されほとんど更地の様になってしまった都の上に新しい町を築いたので、ここアユタヤーには古都の名残が至る所に残っているのです。この広さと、崩れてはいるものの数多く残る遺跡の規模から、かなり巨大な都市であったと推測されます。

と言う様なことを地球の歩き方先生とWIkipedia先生がおっしゃっています。




町の外れから中心辺りに戻り、アユタヤー観光の最大の目玉とも言える遺跡、ワット・マハータートに来ました。・・・が、ここで自転車の鍵を紛失した事に気がつきました。

鍵自体はリュックの中にちゃんとあるのですが、ロック用のチェーンと付属の南京錠を失くしたのです。自転車の前カゴに入れていたのですが、スルリと抜け落ちてしまったようです。来た道を引き返し一生懸命探しましたが見つからず、レンタルチャリ屋にお詫びをしに一度戻りました。新しい鍵も必要ですし。




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この町では引ったくりが横行しているそうで、「前カゴに貴重品を入れないように」という注意書きが全てのレンタル自転車に付けられています。それを守らず前カゴにチェーンを入れた私ですが、そんなもんひったくられると思わないじゃないですか。実際引ったくられたわけではなく、勝手に落としたんですけど。

でもレンタルチャリ屋のおばちゃんが「ほんと引ったくりが多くて困るわ・・・」とため息をつくので、なんか空気読んだほうがいかなと思い、「そうですね」と答えておきました。引ったくり犯に無実の罪が一つ増えましたが、それはこの際どうでもいいことです。




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ワット・マハータート

自業自得で一時間以上ロスしましたが、再びワット・マハータートに戻ってきました。




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遺跡内には様々な注意書きが掲げられています。

「裸になるな、騒ぐな、仏像に登るな」など当たり前なのに守られていない事実が恥ずかしい注意書きから、「仏像より上に立たないでください(しゃがんでください、見下ろさないでくださいの意)」という、まあそれは知らずにやってしまう人もいるだろうなという教えまで。

さらに、「頭部の無い仏像の上に自分の頭を置いて記念撮影しないでください」という具体的すぎる注意書きまであり、バラエティに富んでいるなと思いました。まあ、やる人がいるから書かれているんでしょうね。

ついでに思う事と言えば、4足動物の像(犬とか)があるとそれにまたがってヒャッハー言いながら写真を撮っている人を必ずと言っていいほど見かけますが、あれはどうしてもやらないといけないものなんですかね。
忠犬ハチ公でこれをやられた日には、流石の日本人も髪が逆立ちますよコンニャロー。




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この遺跡の最大の見所は、やはりこちらの仏頭です。

崩れて半身を失った仏像が長い時を経て木の幹(根でしょうか)に飲み込まれ、ここだけ空気が違うかのような不思議な静けさの中、変わらぬ微笑をたたえています。

こちらではやはり記念撮影をしたくなるらしく、多くの人がここで写真を撮っていましたが、皆さんちゃんと仏頭より下になるように膝をついて写真に収まっていました。

オーラという言葉はもはや安っぽくなってしまった感がありあまり好きではありませんが、それ以外の言葉が思いつかないので使わせて頂きますと、仏頭からは人を優しく、強く、有無を言わさず、しかしあくまでも優しく静める圧倒的なオーラを感じました。ちょっと自分でも何を言っているのか分からないのですが、何かそういう力を感じたということです。

私は宗教家でもなければ逆に宗教を否定したい派でもないし、オーラとかスピリチュアルとかパワースポットとか前世とか霊感とか謎の壷とかを好む人間でもありませんが、そんな私でもつい引き込まれそうになるような、そんなご尊顔でした。





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遺跡は広く、様々な建造物や仏塔や数えきれない程の仏像がありますが、原型を留めているものはほぼ皆無です。故意による徹底破壊なので仏像は主に上半身や頭部が狙われており、なんとも痛々しいお姿になってしまっています。





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ワット・ラーチャブラーナ

続いて、ワット・マハータートのすぐ隣にあるワット・ラーチャブラーナへ。すぐ隣なのに入場ゲートは別で、入場料ももちろん別です。先ほど心が洗われたみたいなことを言ったばかりなのに、もう金の話に文句を言う私です。それとこれとは話が別なのです。





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こちらの遺跡もかなり見応えがあります。
特に目玉となるのは、写真の巨大仏塔。クメール様式の仏塔なのだそうです。
こちらは修復中で少し残念な姿ではありますが、頂上部の造形が見事です。





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中に入ることも出来ます。

入ってすぐの部屋はコウモリ達の巣窟になっており、ピーピーチーチーという鳴き声と羽音、そして覚えのある独特の匂いが充満していました。




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下にも何かあります。

この急勾配!薄暗い階段!
一番下まで降りても特に何もありませんでしたが、これだけで興奮するには十分な光景です。
この仏塔からは宝物箱が発見されたそうなので、もしかしたらこの下にあったのかもしれません。




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下まで降りて戻って来たらこんなものが落ちているのを見つけたのですが、私もしかして入っては行けない所に入ったのでしょうか。全く封鎖はされていなかったので入りましたが、立ち入り禁止バーを観光客が破壊しただけとかだったらどうしましょう。





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さらに自転車を走らせ、別の名所へ。
写真は遺跡の上で寝ていた犬の集団です。

この他にも色々寄ったり撮ったりしましたが、キリがないので割愛します。





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ウィハーンプロモンコン・・ホビ・・・ボピット・・寺

名前が長過ぎるこちらは現役の仏教寺院で、中には金色に光る巨大な仏像が鎮座していらっしゃいました。こちらのお寺は毎日大勢の参拝者が訪れるのだそうで、私が行った日も沢山の人で賑わっていました。

ところで、参拝者が熱心にお祈りしている横で写真を撮るのは非常にマナーに外れた行為なのではないかといつも心配していたのですが、参拝者の皆さんもお参りの後スマホを取り出し、パシャッとやっていたりする事実に最近気がつきました。ちょっと安心しました。




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ワット・プラ・シー・サンペット

お寺の敷地内から行ける、ワット・プラシーサンペットという遺跡です。

こちらは王宮跡の隣にある、王室守護寺院なのだそうです。
肝心の王宮はと言うと、破壊し尽くされており何も残っていません。

入り口前からも見えている三基の仏塔が素晴らしいですが、先ほどから空模様が非常に怪しく、雷様もアップを始めているのでちょっとゆっくり見ている余裕がありません。




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別の角度から

これらの仏塔には3人の王の遺骨が収められているのだそうです。

遺跡全体が破壊し尽くされた中で見事なものが無事残ったものだなと思いましたが、この境内で最も重要だったのは高さ16メートルの黄金色の仏像で、それはやはり、跡形も無く破壊されてしまったのだそうです。





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仏塔以外の部分も非常に風情があり、やはりこう、文明が自然に飲み込まれた姿は妙にそそられるものがあるなと感慨にふけっていたら、雨が降り出しました。
ポツ・・ポツ・・・の20秒後には激しいスコールになり、見学者全員大慌てです。




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雨宿り中

カフェに入って雨宿り・・なんて悠長な事を言っている暇など全くなく、皆一番近くの屋根の下に逃げ込むだけで精一杯でした。犬達も逃げ込んで来ており、仲良く雨宿りです。




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なんか象がいた

15分ほどで雨は上がったのでまた自転車に乗り走り出しましたが、雨雲も雷様もまだ働き足らないようで、もう一雨来そうな嫌な気配が残っています。

なので少し考えた結果、本日の観光はここで強制終了となりました。
絶対見たかった場所は一通り回ったので、良いことにします。




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本日の晩御飯1

行きは1時間少々でしたが、帰りは道が混んでいて2時間半かかりました。

腹ぺこでフラフラになりながら宿近くの屋台街に向かい、晩ご飯タイムです。
本日の晩ご飯1つ目は、とりあえず屋台のお惣菜にしました。豚肉各部位を茹でたものの中から好きな所を選び、すっぱ辛いタレとからめてもらえます。選んだ部位はモツです。ごはんをつけてしっかり頂きたい所ですが、あまりに腹ぺこなのでまずはこれを前菜としました。

食べ始めて3口目くらいまでは「わ〜辛いけど美味しい」と呑気なことを言っていたのですが、4口目くらいから無言になり、7口目くらいから汗が噴き出し、12口目あたりで涙が出て来ました。

タイ料理が辛いのはよく存じておりますが、涙が出る程辛いものは初めて食べました。「口から火が出るかと思った」というのは大げさな表現だと思っていましたが、ちょっと頑張れば出せそうでした。




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本日の晩ご飯2

慌てて冷たいジュースを買い口内を冷やし、火が消えてきた頃に本日の晩ご飯2です。
さきほどの激辛モツでもう疲れきっているのですが、これで終わったらお腹が痛くなる気がして、中和剤としてサッパリ系鶏出汁の麺類を頂きました。薄暗い小道に展開している屋台に適当に入ったのですが、なんか当たりを引いたようで、すごく美味しかったです。


<情報コーナー>

◯ アユタヤー遺跡行き方

バンコク南バスターミナル、または戦勝記念塔前からロットゥーが頻発。所要1時間半くらい、運賃60バーツ。北ターミナルから普通のバスも出る。

◯ アユタヤー

小さい町だが、安宿もある。
遺跡各種は歩いて回ることもできるが、色々回ると結構な距離を歩くことになるのでチャリかレンタバイクがお勧め。人数が多いならトゥクトゥクチャーターもいいかも。バンコクからのバスを降りた場所にツアー勧誘の人が沢山いる。

レンタルチャリ屋は町の中心や遺跡付近に点々とある。バイク1日150バーツ、チャリ1日50バーツが相場。地図はツアーデスクやレンタルチャリ屋で無料でもらえる。

○ 遺跡観光

入場料は場所によって違うが、現役の寺院はたいてい無料、遺跡はだいたい50バーツくらい。

| タイ | 21:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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