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グヌンムル3、パーク内散歩とディアケーブのドラゴンフライ


タイトルがルー大柴みたいになってしまいました。

公園内散歩とディア洞窟の竜飛行です。
公園内散歩加迪尔洞窟竜的飛行大好回鍋肉です。

私は中国語の知識は全くないですが、次にやるなら是非これだと思っています。



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本日の朝ご飯

本日の朝食は謎のメニュー「ムル・スペシャル」にしてみたのですが、ただのシリアルでした。
何も謎めいていないばかりか、ちょっとお洒落で美味しいではありませんか。話が違います。



さて、本日は午後からの洞窟ツアーを予約していますが、
午前中は空いているのでジャングル探険をしたいと思います。

探険と言っても国立公園なのでよく整備された遊歩道があり、探険感は皆無です。
しかし、それでも「探険」と言い張るのがバックパッカー流です。知らんけど。



本日午後のツアーは14:00からですが、今から行くパークバレーウォークは「全行程8キロ、5〜6時間」と公式地図に書いてあります。なので午後のツアーに間に合わせるためには早めに出ないと行けませんが、朝食を逃すわけにはいかないのでしっかりこれを食べ、小指を立てて珈琲を飲んだのち8:00過ぎに宿を出発しました。

でも大丈夫、ちょっと計算してみてください。8キロを6時間で割ったら時速1.3キロではありませんか。動植物を見学しながら歩くので一般成人時速4キロは無理かもしれませんが、いくらなんでも3キロくらいは出ます。観光客の脚をどんだけ過小評価しているんですかグヌンムルさんよ。




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セキュリティオフィス

公園内を散策するにあたり、まずはセキュリティオフィスのリストに名前を書きに行きます。

個人で勝手に歩いてもいい道ではありますが、客が何かしらのトラブルに遭い帰って来なかったら大騒ぎだからでしょう。ちゃんと管理してくれていて、安心感があります。さすが国立公園です。




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熱帯雨林なので空気は湿っていますが、朝早めの時間に出て来たこともありまだ涼しいです。
こういうのを森林浴って言うんでしょうか。

関係あるようで関係ない話なんですけど、私はパワースポットとマイナスイオンとコラーゲンはだいたい同じものだと思っています。私が思う、「人を魅了してやまないけど、若干人を騙している感が否めないもの」スリートップです。

やっぱり関係ない話でした。




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毒蛇(逃亡済み)

のどかな遊歩道とは言っても、道の真ん中で毒蛇がとぐろを巻いていたりするので油断ならないんですけども、あちらさんも人間から逃げてくれる為そんなに危ない事はありません。(←と信じたいです。)(←だいぶビックリしました。)




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右に曲がるのが正しい道ですが、まっすぐ行くと「この先デッドエンド」だそうです。
デッドエンド・・・つい入ってみたくなる響きですよね。

まあ和訳するとただの「行き止まり」だということはわかっているのですが、
その響きに夢を見たくなるじゃないですか。薄暗い夢を。




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というわけで入ってみたのですが、
最初は普通の道だったものがだんだんデッドエンドめいて来ました。

実は、「良い感じの道だと思わせておいていきなり落とし穴にハマったり崖から落ちたりしたらどうしよう」とちょっとドキドキしながら歩いております。冒険はしたいですが、まだデッドなエンドは迎えたくありません。




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デッドエンド。行き止まりです。が、割と綺麗に行き止まっていました。

私のような暇人がいることですし、一応ちゃんと整備はしているんでしょうか。
デッドエンド入り口も特に閉鎖はされていませんでしたし。




その後は来た道を戻り、正しい道へ。
パークウォーターフォールまでは3キロだそうです。

ところでさっきからパークパークと書いていますが、本当はパクかもしれません。表記がPakuなのです。誤字かと思いましたが、全部そう書いてあるので何か意味があるのかもしれません。パクさんが作った公園だとか。でもそれほど興味はないので調べません。




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遊歩道は木の板を並べて作った綺麗な道もあるし、地面そのまま道もあります。

また、倒木に切り込みを入れて通り道を確保していたり、階段のようにしてこれを越えさせたり、その上がさらに草木に浸食されていたり、人と自然のイタチごっこが面白い風景を作り出しています。




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全ての道はパークオフィスに通ずってか

この選択肢が無い感じは何なんでしょうか。
もう少し書きようがあったのでは。




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パークウォーターフォール

着きました。意外としょぼいですね。

スタート地点からここまで5キロありましたが、現在まだ9:30です。
寄り道を入れても、ここまで1時間ちょっとで来たということになります。

残りはたったの3キロですがこれに4時間かかるとは思えないので、
とりあえず泳いで時間を潰す事にしました。

誰もいないので完全なるプライベート滝です。
あまり語呂が良くないですね。
個人滝です。




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本日のお昼ご飯

滝から繋がる川には、昨日クリアウォーターケーブ前の溜め池で見たのと同じ魚がいました。こちらのは少し小さいですが、相変わらず美味しそうです。今日は誰も見ている人がいないのでいけそうですが、残念ながら竿も網もありません。なので魚を見ながらスナック菓子を食べるという昭和の苦学生的暴挙に出ました。

本部横のカフェに頼めばお弁当っぽいものを包んでくれそうなのですが、いかにも高そうなので頼めず、こんな寂しいお昼ご飯を食べています。もともと公園探検のお昼ご飯用に用意していたお菓子なので、計画通りと言えばそうなのですが。でもやっぱり、歩いた後はおにぎりが欲しいものです。





滝のプールで涼んだためにその後の行程は実に快適で、あっという間に本部に戻って来てしまいました。ちょっと寄り道して8キロを9キロにし、さらに滝のプールで遊んでいた時間を入れても所用時間は3時間でした。

本部が言う5〜6時間とは一体なんだったのでしょうか。


思いのほか早く帰って来てしまったので少し昼寝をして、
午後はこの滞在中一番楽しみにしていたディア&ラングケーブツアーへ。

ディアケーブは洞窟入り口の大きさが世界最大だか最大級だか、とにかく大きい洞窟なんだそうです。さらに、ここはコウモリの一大生息地で、夕方になると餌を求めて一斉に飛び立つ黒い軍団が見られるんだとか。その姿が空を舞う竜のように見えることから、ドラゴンフライと呼ばれているそうです。

なお、ディアケーブまではガイドさんと一緒に徒歩で移動します。
入り口まで片道3キロだそうです。




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毒の木

ガイドさんの解説を聞きながら森を歩きましたが、途中で猛毒の木というのを見せて貰いました。
よく見ると幹に沢山の切り込みが入っていますが、これは現地住民がやったもので、ここから猛毒の樹液を採取して武器の先に塗り、獲物を捕らえるのに使うんだそうです。

ガイドさん曰く、

「この毒は本当に強力で命にも関わるから、たとえば手の甲を毒の刃で切られた場合は、すぐに肘の上あたりから患部を切り落とさないといけないんだ。それくらい危ないものなんだよ」

だそうです。


私「この毒は今でも使われているんですか?」
ガイドさん「うん。現地住民が強力な武器をつくるために、この毒をヤリに塗ったりするよ」
私「そうなんですか」
ガイドさん「うん。だから気を付けてね」


何を?



この毒の武器を使って動物を為留める理由についても尋ねました。

私「狩った獲物はどうするんですか?」
ガイドさん「食べるんだよ」
私「でも毒入りでしょう?」
ガイドさん「毒で死んだ獲物でも、食べる分には大丈夫なんだ」
私「そうですか」
ガイドさん「だから斬り付けられても大丈夫だよ」


何が?




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冗談か本気かわからない不思議ガイドさんと会話しているうちに、洞窟の入り口付近にあるピクニックエリアに到着しました。ピクニックエリアと言うか、ドラゴンフライ観賞エリアです。

ここまで徒歩で来られるなら洞窟も一人で入り放題かと思いきや、
やはりというか何というか、洞窟前には立派な鍵付きゲートがありました。

ドラゴンフライ鑑賞には少し待ち時間があることから、ピクニックエリアには小さな売店やトイレがありました。ここに商品を担いで運んでくれている人達にも遭遇しましたが、その中の一人は昨日バトゥ・ブンガン村のマーケットで出会った半裸のおっちゃんでした。ちなみに今日も半裸でした。
地域の皆さんもこうやって国立公園に関わっているのですね。




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本部前の物資搬入風景

なお、この国立公園内で消費される物資はどこから来ているかと言うと、遠く離れたミリです。

空路ならば30分ですが、ジュースや水など重たいのものを空輸するととんでもない値段になるため、全てボートで運ばれてくるんだそうです。ミリから8〜10時間かけて、どんぶらと川を上って運ばれてくる飲食物達。多少高値が付くのは当然のことです。





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ラングケーブ入り口

ディアケーブとラングケーブは目と鼻の先ですが、内部は繋がってはいないそうです。

まずはラングケーブの見学へ。
掲示されていた図解を見る限り大きな洞窟ではないようですが、入り口からでも分かる見事な鍾乳石の数々に期待が高まります。




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内部は綺麗にライトアップされ、鍾乳石群がよく見えます。こうやって乱立しているといつしか見慣れてしまいますが、このひとつひとつが何万歳、何億歳だと思うと、小さい物でも簡単に通り過ぎてはいけない気がしてきます。




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3匹まとまって寝るコウモリ達

コウモリってなんとなく嫌われがちですが、よく見るとハムスターみたいだし結構可愛い顔をしています。ただ狂犬病を持っていることがあるので、機会があっても触るのは厳禁です。




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ニュージーランドのワイトモケーブ、そして昨日ラガンケーブで見たのと同じ、
虫による虫捕り罠がここにもありました。

ガイドさんがツアー参加者達に「ワイトモケーブ行ったことある人?」と問いかけると、約半数が手を上げていました。それだけあの洞窟が有名と考えるべきか、この洞窟好き共め~と考えるべきか。

後者だと嬉しいです。「洞窟好き達の集い」ってなんか根暗の集まりっぽくて良くないですか。
実際洞窟を訪れるのは、どちらかと言えばアウトドア派の皆さんなんでしょうけど。




ラングケーブの見学を終え、続いては最大最強ディアケーブです。

実は本当の最強は同洞窟群の中にあるサラワク・チャンパーであり、ここはジャンボジェット機が40機入るほどの超巨大空間を誇っているそうですが、到着初日の申し込み時に「ノー」と言われ、今回は行けませんでした。次回があるのかは知りません。

で、2番手のディアケーブです。
内部空間は2番手でも、入り口の大きさは1番です。

どれくらい大きくてすごいかと言うと、高さ120mくらい、幅150とか200mくらいな感じです。数字は適当に言いましたが、それくらい大きな洞窟ということです。

でも念のため今調べてみたら、高さ120m、幅175mだそうです。
ホレ見なさい私の言う事はだいたい正しいんですよ。




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現在の道(右)と、以前使われていた道(左)

ディアケーブの入り口前はこんな風に崩れてしまっています。この崩壊事故が起きたのはつい数ヶ月前のことだそうで、原因はやはり、6月にボルネオ島で起きた大規模な地震だそうです。

幸いここでは被害者は出なかったそうですが、何が凄いって、この崩壊を発見したのは翌日ディアケーブ見学に訪れたツアーグループで、「大変!道が塞がっているわ!」と驚いた後

普通にこの岩をよじ登って洞窟探険をしたらしいことです。


で、帰宅後本部に「なんか道なくなってたよ」と報告したと。
すごいバイタリティーだな(で済む話なのか?)と思いました。




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ディアケーブに入りました。

この壮大な光景と来たらどうでしょうか。写真ではやはりその巨大さが表せないのが残念ですが、下の方に写っている遊歩道や人影と比べて貰えれば、その大きさが分かって頂けると思います。





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黒いシミにしか見えませんが・・・

そしてその異常に高い天井には、コウモリ達がミッチリ集まってぶら下がっており、地面には彼らの排泄物がこれまたミッチリ敷き詰められています。そしてその上には小さな害虫達がうごめいてザワザワパリパリ怪しげな音を立てているという、虫嫌いの人なら絶叫もののエグい光景が広がっています。ついでに申し上げますと、洞窟内はちょっと臭いです。




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少し進んで振り向くと、この洞窟の目玉の一つである「リンカーンの横顔」が見られます。



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分かりやすくしてみました

そういうのがあると聞いて、どうせこじ付けだろうと思っていたら想像よりだいぶリンカーンでした。

これを見せながらガイドさんが「これは私の祖父が彫ったんですよ」と冗談を言ったら、数人が「へえ〜!」と良い反応をしてしまってガイドさんが困っていました。私も前情報が無かったら、へー集団に加わっていたかもしれません。純真無垢な美しい心の持ち主なんで。




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洞窟の最奥

洞窟の奥にはまた一際大きな空間があり、その向こうは外に繋がっていました。

このディアケーブは山の下腹をトンネル上に貫く形の洞窟で、
こういう形状の洞窟としては世界最大の大きさと言われているそうです。

「言われている」って便利な表現ですよね。
実際の1番は他にいたとしても、「知りません佐藤君が言ってました」って言えばいいですもんね。

いや、別にディアケーブを疑っているわけではないんですけども、
「世界最大の○○」とか「世界一の○○」って世界にいくつもあるよなあ、とよく思うものですから。




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帰り道

その後、まさかの現地解散(と言う名の洞窟内観光客置き去り事件)となったので、写真を撮りながらのんびり脱出しました。洞窟中腹あたりはかなり薄暗いので、ぼんやりライトでも一応持って来ておいて良かったです。本当に遭難する所でした。よりによってこんなうんこ臭かぐわしい洞窟で。




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ドラゴンフライ見物席まで戻って来ました。
ガイドさんも一瞬だけ合流し、「ドラゴンフライは18:00から18:15くらいの間だと思うよ〜」と言い残して帰って行きました。

この洞窟ツアーが他のツアーに比べ半額以下のお手頃価格なのは、アクセス方法がボートではなく徒歩なのに加え、こういう解散の仕方も理由の一つなのかもしれません。徒歩の片道ツアーということで。



さて、ガイドさんいわくドラゴン出没は18:00過ぎですが、現在まだ17:00過ぎです。そして空模様はどんよりと暗く、雷様もゴロゴロ唸っています。非常に嫌な感じです。ついでに蚊がいます。

その後洞窟ツアーの参加者達に加え、個人でドラゴンフライ見学にやってきた人達も加わって見学席はほとんど満席になりました。皆談笑したり売店で買ったお菓子を食べたり、思い思いの時を過ごしています。私もビールの1本くらい買ってくれば良かったです。

そして、夕暮れが近付くにつれどんどん暗くなりカミナリ様もテンションが上がって行き、
「今日はもしや見られないか?」と心配し始めた18:00ごろ・・・




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ドラゴンフライ

他の観光客の呼び声にビクゥッ!として空を見上げたら、黒い竜が空を舞っていました。




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ドラゴンフライは1回ではなく、およそ15分に渡り何回も、何グループもがどんどん洞窟を飛び立って行きます。

コウモリの集団は山のこちら側の穴ではなく、反対側から出てこちら側へ飛んで来ているようでした。立ち去る前にガイドさんが言っていた話では、そのときによってこちら側からだったり向こう側からだったりしますが、割合で言えば向こう側から出て来る場合が多いとの事。それでも彼らは同じ方向(こちら側)に飛んで来てくれるので、ドラゴンフライはこの見学エリアが一番見やすいのだそうです。




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拡大

望遠レンズで拡大すると、確かにコウモリの集団です。
こんなに密集して飛んだら事故が起きそうですが、大丈夫なんでしょうか。



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たまに亜種もいます。
ドーナツ型に飛行して、「今日はどこ行く?」とでも話し合っているのでしょうか。




だいたいのコウモリが飛び立ったころにはもう日は落ちており、団体で来ていた台湾人グループが帰ろうとしたので、慌ててそれを追い越し先に帰り道の遊歩道に入りました。この狭い道であの大人数の壁を追い抜いて行くのは至難の業だからです。50人くらいいましたので。


完全にまっ暗になるのはもはや時間の問題なので、少しでも薄明かりがあるうちに・・・!とかなりの早歩きで帰ったところ、到着直前にほとんどまっ暗かつ大雨になりました。
未だ道の真ん中あたりにいると思われるTWN48は、今ごろ絶望的リフレインでしょうか。



<情報コーナー>

○ パークバレーウォーク(パクバレーかも)/無料

本部から出発し、合計8キロをぐるっと回ってまた本部にもどる周回コース。途中にパークウォーターフォールがあり、泳ぐ事が出来る。滝の脇に見張り台みたいなのがあるので、そこで着替えようと思えばまあできる。道はよく整備されており、アップダウンもほとんど無いので歩きやすい。出発前と帰宅後にセキュリティオフィスにトレッキングに行く旨を報告する。

◯ ディアケーブ&ラングケーブツアー/30RM

洞窟入り口まで片道3キロ歩く。入り口前には鍵付きのゲートがあるが、コウモリ大飛行のドラゴンフライを見学するエリアはゲートの外にあるので、ここまでは勝手に来てOK。このエリアには小さな売店(17:00まで)やトイレもある。帰りは自分で。暗くなるのでライト必携。


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| マレーシア2 | 22:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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