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タナトラジャの伝統葬儀、ランブソロ


※ 本日の日記には水牛の屠殺シーンがあるので、苦手な方はご注意ください。



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バトゥトゥムンガの朝焼け

おはようございます。インドネシア、スラウェシ島は現在朝の5:30でございます。

日の出が何時か確認しておくのを忘れたので、念のため朝4:00から30分おきに起きております。日の出は結局5:45だったのでただの自己安眠妨害でしたが、おかげで綺麗なものが見られました。

バトゥトゥムンガは山の中腹にあるため標高が高く、眼下の町並みが雲に沈んで見えます。その中にぼんやり浮かび上がる棚田がなかなか神秘的です。

そして15分程待つと、



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ご来光です。
今日も良い一日になりそうですね。

というわけで、おやすみなさい。(2度寝)



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本日の朝ごはん

おはようございます。

宿の朝食はパンケーキでした。なんか色々選べましたが、なんだかよく分からず「ピサン(バナナ)」だけ聞き取れたのでそれをお願いしたらこれでした。美味しかったです。



さて、本日のイベントは、いよいよ伝統葬儀ランブソロです。

「ランブソロ」というのがこの伝統葬儀を指す固有名詞なのか、
単に「葬儀」や「儀式」などの意味なのかは全然知りません。

・・・と思って今となりに座っているインドネシア人に聞いて見たところ、「ランブ」とは水牛、「ソロ」とは儀式のことを指すそうです。トラジャ地方の伝統葬儀では水牛が重要な役割を持つので、それに関した単語であったようです。

現在、バリの空港のベンチでこれを書いております。
ブログが1週間遅れです。追いつける気がしません。



ランブソロの話に戻ります。

タナトラジャの他の観光名所は個人でも行けそうですが、葬儀の参加だけは勝手に行って何か無失礼があってはいけないので、現地のガイドツアーをお願いしました。ガイドさんはもちろん、ランテパオでツアーデスクを営むマルコスさんです。昨日の日記からちょくちょく登場している人です。



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マルコスさん

昨日は日曜で、葬儀は日曜はやらないそうなので代わりにバトゥトゥムンガに遊びに来たわけですが、昨日ランテパオを出発した時点では翌日(今日)この葬儀が見られるかは分からなかったので、夜になってからマルコスさんに電話をしました。

「明日はどっかでランブソロやりますか?」「うん、明日はパラワって村で一軒あるよ。バトゥトゥムンガから近いよ」「じゃあ朝バトゥトゥムンガの宿まで迎えにきてくれませんか?そこからツアースタートという形に。」「いいともー!」という融通ききまくりの個人観光ツアーです。足はスクーターです。私は後ろに乗っているだけ。

なお、マルコスさんは待ち合わせの8:00より30分早く宿に迎えに来て、一人で朝ご飯を楽しんでいました。あまりに溶け込んでいるので宿の従業員かと思い一瞬見落としました。



というわけで今日から始まる本格トラジャツアーですが、監修は全てマルコスさんなので、情報が間違っていてもそれは私の英語理解力マルコスさんの説明不足なので全部マルコスさんのせいですよっと。

では早速、ツアーに行きます。



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バトゥトゥムンガからパラワに向かう途中の道も、棚田が綺麗でした。
朝早くから稲の収穫をしている人達がいます。「写真を撮ってもいいですか?」と聞いたら、笑顔で「いいよ!」と答えてくれました。優しい人達です。

この辺りの稲刈りはほとんど手作業で行われていますが、最近は機械を使う農家さんもちらほらいるようで、それらの機械は日本から中古で買っているんだとマルコスさんが教えてくれました。しかしこの辺りの畑はご覧の通りの段々畑なので大型の機械は導入できず、主に使われるのは手押しの稲刈り機なんだそうです。



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本日の葬儀会場に到着しました。

お葬式というからには日本のそれをつい想像してしまいますが、
想像とは異なり、かなりワイワイと賑やかな声が遠くまで聞こえていました。



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お土産

葬儀には、なんらかのお土産を持参することになっています。
現金でもいいし、タバコやお米やお砂糖などでもいいそうです。
私はマルコスさんと相談し、お店に並んでいるうち一番良いブランドだというタバコ1カートンを購入。150,000Rp(約1300円)でした。インドネシアはタバコが安いです。

お土産は特にラッピングなどをする必要はなく、そのまま遺族の方にお渡ししました。その際、あいさつも忘れずに。遺族の方は悲しみに暮れている様子はなく、穏やかな表情にときおり笑顔をのぞかせながら、忙しく動き回っていました。その理由はまた後ほど。



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葬儀の会場です。

トラジャ地方の各村にはこういった会場が最低1カ所は作られており、ほとんどの葬儀はここで行われるそうです。その他、ご自宅などでやる場合もあります。

葬儀はだいたい9:00〜10:00ぐらいからスタートし午後までもつれ込むそうで、この時点ではまだ参加者の姿はまばらでした。地元の人々に混じり、観光客と思われるヨーロピアンの姿が多く見られます。アジア人は私と、もう一人日本人なのか韓国人あたりか、国籍不明の人がいたくらいです。タナトラジャ観光はフランス人、ドイツ人、イタリア人、スペイン人あたりに人気があるとのことです。マルコスさん情報。



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会場脇では、男性達が豚肉料理を作っていました。

内蔵を取り除いた豚を豪快に丸焼きにし、表面に火が通ったらこれを切り分けて皮を剥ぎ竹につめ、蒸し焼きにするのが伝統の調理法なんだそうです。本日のそれは、竹の替わりにドラム缶を使っています。



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会場にいくつも作られている来客用のスペースの一角に通されました。これはちゃんとお客様ごとに分けられているので、勝手に座ってはいけません。観光客用にもスペースを空けてくれているようで、私が座った場所には他にもスペイン人らしき人達が腰掛けていました。

写真下は、遺族の方が出してくれた珈琲とお菓子です。



本日の葬儀は、この村で亡くなった女性を送るものです。会場の一角には赤い布で美しく飾られた建物があり、そこにこの女性の写真と、棺に収められたご遺体が置かれていました。

この女性が亡くなったのは、なんと1年も前のことだそうです。
なぜ1年間も葬儀をせずにおいたのか。
ここに、葬式なのにベストシーズンがあるという意味不明な情報の答えがあります。


トラジャ地方に住む人々、「トラジャ族」には、生と死は繋がりの深いものであるという考え方があります。「死」は突然訪れる悲しいものではなく、「プヤ」と呼ばれる魂の行き着く先、あるいは来世とも言うべき場所へ向かう一つの流れであるのだと考えられているのだそうです。

そしてこの流れのうち、亡くなった方をプヤへ送る「葬儀」はとても重要で、できるだけ盛大に、沢山の人を迎え、多くの供物を捧げることによって、亡くなった方が早く「プヤ」に到達できるようにしてあげるのだそうです。

ですので、この葬儀を盛大に執り行うための費用が十分に集まるまで、葬儀は数ヶ月から十数年も先になることもあるんだとか。それだけ亡くなった方を盛大に送ってあげたいという気持ちが強いのです。

そういう考え方ですので、裕福な方の葬儀ほど供物となる水牛の頭数が多く、葬儀は派手なものになります。供物とされる水牛の数は、100を越える場合があるのだとか。水牛は良いものだとメルセデスベンツが買えるほどの値段がつくというので、その葬儀に一体いくらかかっているのか、考えるだけで目眩がしそうです。


なお、葬儀のベストシーズン、言い換えれば葬儀が多く執り行われるのが6〜8月である理由は、これが乾期であり天候に左右されないのが良しとされるのと、収穫期に合わせて執り行うのが習わしだからだそうです。

また、日曜に葬儀が開催されないのは、トラジャ族の実に90%がクリスチャンだからだそうです。キリスト教がこの地に上陸したのは1905年のことで、伝道師はオランダ人。当時の人々は最初はキリスト教を否定したのですが、「トラジャの伝統を辞める必要は無い。その道を進みながら、キリスト教の考えも受け入れて欲しい」というような話を聞いて、徐々にこれが浸透していったんだそうです。



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今回の葬儀には全部で10数頭の水牛が用意されていました。

これらの水牛は周辺の家や村々から送られたり、遺族が買い取ったりして用意されるのだそうです。集められた水牛は全て供物となるわけではなく、この中から数頭選ばれ、儀式に用いられます。本日は7頭の水牛が供物として選ばれました。



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会場には巨大スピーカーが用意されており、マイクを持った司会の男性がリングアナウンサーの様に激しいスピーチを繰り広げています。それに対して、葬儀の参加者達が合いの手を入れたりドッと笑ったり叫んだり、まるで何かのイベント会場のようです。


司会「なんちゃらかんちゃら~!?」

参加者達「イエー!」

司会「なんちゃらかんちゃら~!?」

参加者達「イエー!!」



さきほどまで割と厳かな気持ちで参加していた私ですが、何か「葬儀」という言葉に対するイメージとは違う気配が漂ってきた事実に、動揺を隠せません。



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供物となる水牛達に、何か水のようなものをかけています。これも儀式の一環なのだそうです。そしてそれと同時に、水牛達のまわりを何かかかしの様な人形をかかげた男性が回り始めました。



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かかしの人「アハ!オイ!アハハハーイ!」

参加者達「アハハハーイ!」

かかしの人「アハ!オイ!アハハハーイ!」

参加者達「ハハハーイ!」


私「・・・・・・。」


お葬式なんですよね?



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そしてここからいよいよ、供物を捧げる儀式が始まります。


先述しました通り、このあと水牛の屠殺シーンの写真などがありますので、苦手な方はすみませんがこのまま画面を閉じて下さい。一応あまりにも生々しい写真は載せないようにしていますが、私の感覚と見る人の感覚が一緒とは限らないので。また、動物を殺す行為に嫌悪感を抱く方も当然いらっしゃると思うので。




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水牛の大きさに対し、想像よりずっと小さなナイフを持った男性がこれを振りかぶり、一気に牛の喉を斬りつけます。

喉元を切られた牛は血を吹き出しながら暴れ、個体によってはそのまま卒倒します。
通常は1回で片をつけるそうですが、切り込みが甘い場合は2度ナイフを入れることもあるそうです。




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何頭もの牛を次々と、一切の躊躇を見せず素早く斬りつけて行く様。そして10秒と待たずに一頭また一頭と倒れて行く牛の姿は、覚悟はしていたつもりでも、かなり衝撃的な光景でした。

卒倒できず暴れた牛がこちらの客席に突っ込んで来て、慌てて全員避難するという一幕も。


ナイフで斬りつける瞬間よりも、血を吹きながらこちらに突っ込んでくる牛よりも、倒れた後まだ意識を失えず、ぼんやりと虚空を眺めるその目があまりにも印象的で、未だに頭から離れません。




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しばらく置いてから水牛達は解体され、この後参加者達に振る舞われたそうですが、それには数時間待たなければいけないため私は参加することができませんでした。解体は見られましたが、この方法がナタのようなものでガシガシ叩き切っていくという豪快な方法だったのもまた衝撃的でした。

私の個人的な感覚としては、死んだ生き物が自分の口に入ればその屠殺の瞬間も「いただきます」「ごちそうさま」の言葉とともにストンと心に収まるのですが、今回は食べられなかったので、ちょっと屠殺の瞬間が衝撃のままに残ってしまっている部分があります。

しかしこれがこの地方の人々が選んだ方法であり、亡くなった方への最大の慈しみと敬意であると考えれば、否定する気などは起こる筈がありません。「供物」というのは現代日本では聞き慣れない風習ですが、こういう形もあるのだと、一つの世界を学ばせて頂いた思いです。



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水牛ファイト

本日のメインイベントは葬儀への参加ですが、
この他にも周辺の村々を巡るツアーを組み込んでもらっています。

葬儀の後、ガイドのマルコスさんが「近くのボリという町でいま闘牛をやってるって」という情報を入手したため、本日2つ目の目的地はここボリとなりました。が、闘牛・・・スペインのあれではなく牛同士を戦わせるものですが、これはすでにほとんど終了していました。

写真は本日最後の闘牛ですが、水牛達は全く戦わず草を食んでおります。



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テコ入れがはいりましたが、
それでも戦わなかったのでこの後強制終了となりました。


なお、この闘牛イベントも伝統葬儀の一環です。
葬儀は約5日間、長いものだと数ヶ月かけて執り行われるそうで、さきほど見せて頂いた盛大な儀式や、今見ているこの闘牛もその一部なんだそうです。言われてみれば、黒い衣装を来た人々が回りに集まっています。

ここトラジャでも、葬儀の際は黒い衣装を纏うそうです。
ただし全身黒にするわけでもなく、衣服の一部が黒とかでもいいそうです。中には全然黒じゃないどころか、アロハシャツみたいなのを着ている人もいます。帽子にサロン(腰巻き)という伝統スタイルの人もいますが、約半数は普段着です。

私は一応、できるだけ地味めな服に黒いパーカーを羽織っていきました。
まあいつも地味なので、ただいつも通りの服装で行っただけとも言えるのですが。



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ボリ

ここボリでは、こんな光景も見られます。

この不思議な石柱達も、お墓の一種なんだそうです。
ただしこれは裕福な人のみが持てるもので、そうどこにでもある訳じゃないんだとか。

マルコスさんに説明してもらったもののちょっと全ては理解できなかったのですが、裕福な人は「2回目の葬儀」を行う事ができ、その象徴がこの石柱なのだそうです。大きな石ほど裕福な人、あるいは偉い人のものなんだとか。また、この光景はなんだか遺跡の様にも見せますが、これは墓地としてしっかり現役で、石柱は今後も少しずつ増えて行くそうです。



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石柱エリアの裏山では、岩窟簿を彫っている人がいました。
昨今は重機でガリガリやるものかと思っていたのに、まさかの手作業です。

「彫り上げるのにどれくらいかかるんですか?」と聞いた所、だいたい数ヶ月から、大きいものだと数年かかるとの回答です。「では急に家族が亡くなったら大変ですよね」との質問には、通常その人が元気なうちからお墓の準備は始めるし、急に亡くなってもすぐに葬儀と埋葬をするわけじゃないから大丈夫、とのことです。また、この岩窟簿は基本的に家族ごとに使われるので、すでに入れるお墓が用意されている場合も多いそうです。この辺りは日本と同じですね。

なお、気になるご遺体の保存方法ですが、以前は植物由来の保存液が使われていたそうですが、現在は新しい医薬品(おそらくホルマリンなど)が用いられているそうです。また、防腐処理されたご遺体は葬儀までお家の中で保管され、家族と一緒に過ごすんだそうです。



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続いて、サダンという村に来ました。この村はトラジャ名物の織物生産が盛んで、写真の様に、女性達が一枚一枚丁寧に織り上げている様子を見せてもらう事ができました。購入もできます。皆さん丁寧に説明してくださり、ちょっと一枚に注目しただけで「この布はね〜」と広げてくださるのでアワワちょっと待ってくださいと焦るばかりでした。ゆっくり悩む時間など一切与えられません。



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次々に広げられる布を見て目を回しながら考えた結果、
私も一枚、パイナップルの木の繊維から作られた織物を購入しました。
トンコナンに彫られているのと同じ、水牛の柄です。格好良いでしょう。




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本日のお昼ご飯

だいぶ遅くなりましたが、本日のお昼ご飯です。豚の丸焼きにヨダレが出ていたのですが、それは食べられなかったので近所の大衆食堂にマルコスさんと入り、異常に辛い鳥肉とスープのセットを頼みました。
辛いことよりも、鶏の骨がそのままゴロゴロ入っているのがつらかったです。



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パラワだったかな

ちょっとメモを紛失しましたが、確かここはパラワです。
お葬式があったのと同じ村の、トンコナンが沢山残っている一角に連れて来てもらいました。

この村の多くのトンコナンは修復中あるいは新しく建造中で、ご覧の通りの光景なのですが、これがかえって良かったです。トンコナンの構造や建造の過程を知る事ができたからです。



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屋根の修理中


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古い竹製の屋根と、最近のトタン屋根

屋根は長い間竹と木の繊維で作られてきましたが、最近のものはトタン屋根です。なお、竹製のものでもかなり分厚いし木の繊維がぎっしり詰められているため雨漏りなどの心配は全くないし、修繕を加えつつ100年は持つそうです。



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この部分は開くようです。装飾が施された綺麗な壁だと思っていたら、窓でした。



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トンコナンの正面には、写真の様に水牛の角や牛の首が飾られている場合があります。
牛はもちろん本物ではなく木製の彫り物ですが、埋め込まれた角は本物です。

この牛の彫像は、地域の長の家の象徴なのだそうです。集落内にはこういった家が何軒もありますが、それは長の親族の家なんだとか。そして親族はだいたい固まって住む為、牛の頭付きの立派な家は大抵一カ所に集中しています。

牛の角のミイラは、その数が多いと言う事はそれだけ多くの水牛を供物として捧げたということ。つまり、一族の歴史が長い、あるいは裕福であるという証明になります。



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米蔵

トンコナンには大きいものと小さいものがありますが、大きいものは家屋、小さいものは米蔵です。米蔵にはネズミ返しの替わりにツルツル滑る木の幹が使われています。

聞いて一番「へえー!」と思ったのは、トンコナンには男女の別があるということです。大きい家屋が女性で、奥さん。小さい米蔵が男性で、旦那さん。2つは常にセットなんだそうです。言われてみれば、家屋の列と米蔵の列は綺麗に横並びになっています。ご夫婦だったのですね。




最近ではトンコナンに住む人はどんどん減っており、空き家は増える一方ですが、この村では伝統を守る為に今でもトンコナンの修復と建造が続けられています。

最近トンコナンに住む人が減った理由は、単純に、その構造上住み易いか家屋ではないからだそうです。トンコナンは風通しが悪いし、中で火を使えないし、キッチンもトイレもお風呂も外付けにしないといけません。ですので、みんな今風の家に住みたがるんだとか。

それでも、トラジャ一族の象徴としてトンコナンの保存は続けられています。
トンコナンの形の意味ですが、これは舟を形取っているのだそう。トラジャ族は現在は山岳地帯に住んでいますが、ある人類学者の説によれば、元は海の民であったと考えられているのだそうです。
私は見ていませんが、トンコナンだけでなく棺も古いものは舟の形をしているのだとか。

住む土地を変えても、生まれた場所の記憶は何らかの形で残っていくのですね。
ロマンを感じるお話です。

こういう長い年月や人々の記憶にまつわるお話には、いつも心を揺さぶられます。



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本日の晩ご飯

日が暮れる前に本日のツアーは終了し、2日ぶりにランテパオに戻って来ました。
本日の晩ご飯は、バクソ・バビという印象的な名前の麺料理です。バクソとは、お団子のことを言うそうです。肉団子が沢山載ったインスタント麺でした。生麺にしてほしいところです。


<情報コーナー>

○ 伝統葬儀&周辺観光ツアー

スクーターツアー、マルコスさんのところだと一人500,000Rp。葬儀だけだと450,000Rp。ツアー料金はバイク、ドライバー(兼ガイドさん)雇い賃、ガソリン代込み。葬儀のお土産代、各種入場料(2015.8月現在、各所一律20,000Rp)は別。周辺観光は、行きたい所を言えば柔軟にアレンジしてくれる。ガイド料は375,000Rpで、これにバイクとドライバー雇い賃が頼む相手によって変わって来る感じ。「ガイド料は自治体が定めているものだからどこも一緒」とは、ガイドさん達談。実際誰に聞いても一緒だった。


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COMMENT

しばらくニューギニアだろうから、更新はだいぶ先だろうと油断していたら、ドット更新されていて焦りました(笑) 無事、面白いものを沢山見て来られたようでよかったです。

「葬儀のベストシーズン」って、たぶん乾季であることと関係があるのだろうなと思っていましたが、葬儀費用を蓄えるために、とても長い年月をかけるというのには驚きました。 

| オフ | 2015/09/21 21:30 | URL |

>オフさん

実はニューギニアでネットが使えない9日間に、それまでの全ての日記を書き終えております。ネットが使えないと1日が長くて。笑
どんどん更新して、できるだけ早く追いつきたいです。やはり経験したことはすぐ書きたいので、ムズムズしてしまって。。

トラジャの葬儀は、私が見た物はそこまで大規模なものではないと教えられましたが、それでもかなり派手で豪勢に感じました。お金持ちの人の水牛100頭の葬儀は、もう国葬レベルなのかもしれませんね。

| 低橋 | 2015/09/23 07:47 | URL |















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