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オマルーのブルーペンギン


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予定外に4泊もしてしまったテ・アナウを出て、オマルーという町に移動しました。
オマル−は特に行く予定の無かった町ですが、
クライストチャーチに行く途中にあったのでちょっと寄り道です。

テ・アナウの宿では風邪のドミトリー内感染が起きており、
1人また1人とやられていくので非常にスリルのある滞在となりました。
私ももれなく貰いましたが、なんとか悪化する前に勝てました。やれやれです。



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オマルーには、オマルーストーンという白い石灰岩を使った歴史的な建物が沢山残っています。
ですので、町は全体的に白く明るくお耽美な印象です。シーズンオフで北風吹き荒れてますけど。



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本日の宿

一応観光地ですが、そこまで一大観光地!というわけでもないのか、
安宿の選択肢がほぼありませんでした。

で、一番安いドミトリーにしましたが、それでも30ドル。トホホ・・・と思いながらチェックインしたら私以外にお客さんがおらず、シングルルームみたいになり、キッチンもラウンジも1人で使い放題。なにより、ホテルを改装した安宿なので小振りながらも全体的にちょっと上品な造りで、久しぶりのホテル体験に私は大興奮だったのでした。



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着いた時点ですでに日が落ちかけていましたので、さっそく町歩きです。
とは言っても小さな町なので、少し歩けば見所は全て周れてしまいます。
写真に写っているのは何かのギャラリーですが、休館中でした。



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海岸沿いには得体の知れない造形物の数々が。
おそらく、さきほど載せたギャラリーに関係した作品なのではないかと思いますが・・。

ギャラリーに入れなかったので詳細が分からず残念ですが、
展示されている物体自体は非常にそそられるものでした。



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町を見ながら、ブルーペンギン・コロニーという所に向かっています。
この町に来た最大の目的はこのブルーペンギンを見る事なのです。

先日行ったダニーデンにもペンギンのコロニー(営巣地)はありましたが、町から遠過ぎて自力では行けそうになかったので断念したのです。一方、ここオマルーのペンギンコロニーは、町の中心から徒歩15分と非常に行き易い場所にあります。

また、この町にはもう一個「イエローペンギン・コロニー」というのがあり、
こちらも徒歩45分と決して行けない距離ではありません。
イエローペンギンは、絶滅危惧種に指定されている希少価値の高いペンギンです。

私は今回1泊しかしないので、ブルーペンギンの方を選びました。ペンギンに会える可能性の高いのは日暮れから夜にかけてだそうなので、どちらかに絞った方が良いかなと思いまして。



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ブルーペンギン・コロニー

ここにあるペンギンのコロニーは、人の手によって管理されています。・・とは言っても動物園や水族館のようになっているわけではなく、ペンギン達は昼間は自由に海に出かけ、夜になるとこのコロニーに帰って来るんだそうです。そしてそのペンギンが帰ってくる時間帯を狙って、彼らを見学するナイトツアーが開催されています。私はそれに参加しました。

一般席28ドル、プレミアム席40ドルです。
プレミアム席の方がペンギンの通り道に近く、間近で彼らを観察できるんだそうです。

私はちょっと悩んだふりをして、安い方を購入しました。
実は現金があと45ドルくらいしかなくてですね・・・いや銀行に行けばあるにはあるんですけど、ミルなんとかツアーのおかげで予定外に懐が寒くなってしまいまして。まあ私には望遠レンズがありますので、多少離れていても問題ないです。

・・・と得意げになっていたのも束の間。「見学ポイントおよびペンギン達は撮影禁止です」と笑顔で言われてしまいました。なんでも、ペンギン達は物音や光に非常に敏感だからだそうです。

そうとは知らず、わくわく顔で首からカメラを下げて来てしまいました。
なんか間抜けです。



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ブルーペンギン(模型)

ここでブルーペンギンについての説明を少々。監修、Wikipedia先生です。

ブルーペンギンとは別名リトルペンギン、フェアリーペンギンとも呼ばれ、日本語に直すと、小型ペンギンあるいは妖精ペンギンです。妖精は言い過ぎだと思いますが、小型ペンギンという名前からも分かる様に、世界最小のペンギンです。成獣でも体長は約40センチ、体重1キロ程度にしかならないそうです。1キロと言うと牛乳1本分、あるいは小麦粉1袋分、もしくはケバブ3個分くらいなので、どれほど小さいか分かります。生息地は主にオーストラリア南部とニュジーランドですが、日本の水族館(計4カ所)にもいるので割と気軽に見られます。

なお、写真のブルーペンギンの模型はコロニーのチケット売り場に展示されていたものです。なんでこんな今にも「ギエー!」とか叫び出しそうな造形にしたのか分からないのですが、壁に貼ってあるポスターを見る限り、実物はもっとずっと可愛いはずです。



さて、現場の写真がなくて申し訳ないですが、文章で説明いたしますと、ペンギン観測ポイントは海岸なので当然吹きっさらしです。当たり前ですが、そして毎度毎度しつこくて恐縮ですが、寒いです。

観光客が入れるスペースは柵で囲まれており、そのすぐ向こうにペンギンが帰って来るであろう小さな入り江が見えます。そして向こう岸にはプレミアム席が。両席間には人口のペンギン営巣地があり、おプレミアム客様はその営巣地を見学することもできます。私はできません。また、一般席は木製の階段みたいな所に腰掛けるのに対し、プレミアム席にはちゃんとベンチが用意されており、格差を感じます。寒いです。心が、猛烈に。


そんな心にも体にも優しくない環境で待つ事30分以上。
ペンギン達は一向に帰って来る気配がなく、暇つぶしに見られるものといったら寄せては返す波打ち際か、その辺でダラけきっているオットセイか、寒さのせいで先程から活動停止しているプレミアム席の皆さんくらいです。皆さん大丈夫ですかー!!

それはさておきオットセイですが、もしかして捕食者である彼がいるせいでペンギンが怖がって帰って来ないのでは?と思い解説員の人に聞いてみたところ、彼は別にペンギンは食わないそうです。

ところで「ペンギン食う」ついでにどうしても言っておきたいことがあるのですが、ペンギンを食してみたいです。いや、「可愛いペンギンを見た後でよくそんな事が言えるね!?」と非難されそうなので、見る前に言ってみました。

別にブルーペンギンに限定して食いたいと言っている訳ではないのです。南極ペンギンでも皇帝ペンギンでもなんでも良いです。ただ、まるまるコロコロとしているし、冷たい海を泳ぐ生き物なので脂がのっていそうだし、いかにも美味しそうじゃないですか。いや、何とか条約とかで保護されているのかもしれませんけども。
上に書いたのと同じ理由で、アザラシも絶対美味しいよなあと思っています。オットセイも似た様なものかもしれませんが、なんとなくアザラシの方が食欲をそそります。イルカはあまり惹かれません。なんか硬そうなので。

陸の生き物で食べてみたいのは、イノシシ、熊、トナカイ、アナコンダあたりです。少なくともイノシシと熊は日本でも割と気軽に食べられるはずなのですが、なんとなく機会がなく、未だ食べた事がありません。憧れの肉です。



肉に思いを馳せながらさらに待つ事30分。
ようやくペンギン達の第一陣が帰って来ました。

ペンギン達はあまりにも小さく、辺りはすでに薄暗いため解説員さんに教えてもらうまで気付かなかったのですが、目を凝らしてみると、波にもみくちゃにされながら小さな砂場に転がりこみ、ヨチヨチと岩を登り始めるブルーペンギン達が見えました。そして岩を登り切ったら、オットセイと人間達の方を何度も見てから、必死に腕を振り短い足でスタタタターッ!と走って営巣地まで逃げ込んで行きました。



可愛い。



思わず字が大きくなってしまいました。

可愛いです。とにかく可愛いです。なんなんでしょうかこの感情は。
ちょっとナメてました。ここまで可愛いものだったとは。


ブルーペンギンの画像を見る

写真はどうしても撮れないので、今回もこういう手を使ってみました。
上の「ブルーペンギンの画像を見る」をクリックしてみてください。

見ましたか。可愛いでしょう。
でも動いてる方がもっと可愛いんですけどね〜うふふ。



この日は1時間半ほど粘って、計50羽程のペンギンの帰還を見る事ができました。
彼らはなんとなくグループを組んでおりまとまって帰ってくるため、
50羽とは言っても観測時間は2回分で10分程度です。

あまりにも寒いため「だいたいのペンギンが帰ってきたら私も宿に帰ろう・・」と思い、解説員のお姉さんに「このコロニーに暮らすペンギンは何羽いるんですか?」と聞いたところ、「500羽くらいかしら」と返されてやってられなくなったのでもう帰りました。



と、その後の出来事です。

観測所を出て、白い息を吐きながらまっ暗な海岸沿いの道を歩いていると、
近くの木陰からキューキューという鳴き声と、小さく草を踏みならす音がします。

なんかおる・・・

と思い近付いてみると、



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ブルーペンギンがいました。

いいんですかこんな所にいて。



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望遠

少し距離を空けじっと見守っていると、彼らはキョロキョロしながら木陰から出て来て、営巣地のある方向に走っていきました。違うところから陸に上がってしまったんでしょうか。それでもちゃんとお家に帰れるのですね。

よくよく耳を澄ませてみると、この木陰以外にも、色んな所からペンギンの鳴き声が聞こえていました。人の手で半分管理されているとは言っても、野生は野生。好きな時に好きな所で休憩しているのかもしれません。あるいは人口営巣地以外にも、この辺りに巣を作っているのかもしれません。
可愛らしいですが、車道沿いなのでどうか交通事故には気を付けてもらいたいものです。
ペンギン達も、車を運転する人間達も。


以上、ブルーペンギン見学でした。

明日はクライストチャーチに移動します。


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<情報コーナー>

○ オマル−の宿

「Empire Backpackers」

ドミ1泊30ドル。ホテルを改装したホステルなのでなんとなく上品。タオルを無料で貸してくれる。i-siteから徒歩30秒で非常に便利。バス乗り場からは5分くらい。暖炉のあるラウンジはゆったりとして居心地が良く、キッチンも広くて使いやすい。wifiは有料で、24時間5ドルでほぼ無制限(10G)。シャワーも良い。

○ オマル−のブルーペンギン・コロニー

町の中心から徒歩15分程度。営業時間は午前10:00〜日の入りの1時間後くらいまで。日中でも営巣地の見学はできる($10〜)が、ペンギンが見られるかどうかは運しだい。日暮れ〜夜にかけてペンギン達が営巣地に帰ってくるので、毎日その時間にナイトツアーが開催される。開催時間は日暮れの時間に準ずるので、その季節しだい。i-siteやホームページなどで要確認。別に多少遅れて行っても参加できる。とにかく日暮れ〜1時間くらいの時間帯が狙い目。
一般席$28。ペンギンまでの距離20メートルといったところか。
プレミアム席$40(先着60名)。ペンギンまでの距離多分5メートルくらい?
写真、及びビデオ撮影禁止。望遠鏡があるといい。

○ イエローペンギン・コロニー

私は行っていないが、町から徒歩45分くらいのところに別の種類のペンギン「イエローペンギン」の営巣地がある。こちらは見学無料。こちらもブルーペンギンと同じく日暮れ前後が観測のチャンスだが、ゲートなどが(おそらく)無い分、ペンギンが海に出て行く日の出頃も狙い目かもしれない。地球の歩き方には「冬期休業」と書いてあったのでもしかしたらゲートがあって、閉まっているのかもしれない。でも宿のおばちゃんは「冬でも見られるわよ」と言っていた。詳細不明。写真を撮っても怒る人はいないだろうが、近付き過ぎとフラッシュは厳禁。

| ニュージーランド | 22:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ブル~ペンギンが進化の過程で陸上に進出して。。。
阿呆なケアになったと理解すればよろしいですかね^^
大きさといい、形といい。。。よく似てらっしゃる。

| マーク | 2015/08/16 15:33 | URL | ≫ EDIT

>マークさん

阿呆可愛いところも似てますね。笑

| 低橋 | 2015/08/16 20:53 | URL |















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