PREV | PAGE-SELECT | NEXT

フィリピン夏のキャンセル祭り

220808.png

本日はパラワン島に別れを告げ、ボホール島に飛びます。

実際の行程としては、
ボホール島の隣のセブ島まで飛行機で行き、そこから船でボホール島へ上陸します。
パラワン島発ボホール島行きのフライトはないので。



IMG_9271.jpg

朝から雨ですが、飛行機は問題なく飛んでくれるようです。



IMG_9274.jpg

セブシティに着きました。
ここはフィリピン語学留学先として人気があり、
また、美しいビーチがあることから観光人気も非常に高い街です。


私は本日できるだけ早くボホール島に着いてのんびりしたいため、
足早にタクシーに乗りフェリーターミナルに移動しました。
ボホール島へは、ここから船に乗り2時間ほどで移動できます。

ボホール島行きのフェリーを出している会社は複数あったので、
とりあえず最大手だか2番手だかの、
スーパーキャットというフェリー会社のターミナルに行ってみました。


が、その辺にいたおっちゃんに「チケット売り場はどこですか」と訪ねたところ、

おっちゃん「どこ行きたいの?」
私「ボホール島です」
おっちゃん「高波でキャンセルされたよ」
私「!?」

ということになりました。


言われてみればちょっと不穏なお天気です。雨は止んだものの、やや強めの風が吹いております。
つい先日のマニラ暴風警報事件を思い出してしまったのですが、まさかまた台風でしょうか。

兎にも角にも運行していないものは仕方がないので、
すぐ近くにあるという別のフェリー会社を訪ねてみました。


すると、会社前にいた警備員風のおっちゃんが

おっちゃん「どこ行きたいの?」
私「ボホール島です」
おっちゃん「あと2ヶ月は出ないよ」
私「!?」

ということになりました。


なんか知りませんがボホール島行きは2ヶ月待ちだそうです。
なんか調整中とか何とか言っていたような言っていなかったような気がします。

「2ヶ月・・・待っちゃおうかな!?」
「いいともー!!」

とか阿呆なこと言えるほど気長ではないので普通に次のフェリー会社に行きましたが、
ここでお友達ができました。


同じくボホール島に渡りたいらしく、フェリー会社の前で
途方にくれている西洋人バックパッカーカップルを見かけたので声をかけたのです。
例によってタクシー代を浮かす為と、お仲間は多い方が心強いかなと思ったので。

ところで「西洋人バックパッカーカップル」では長いので略そうと思ったのですが、
どう頑張っても「西洋人バカップル」にしかならなかったので略すのは止めようと思います。
別にそういう感じのカップルではありませんでした。




IMG_9280.jpg
Ocean Jet フェリーターミナル

西洋人バックパッカーカップルもといオランダ人カップルと一緒にタクシーに乗り、
ものの5分で着いた3つ目のフェリーターミナルは巨大でした。
こちらは最初に行ったスーパーキャットという会社と人気を二分している、
オーシャンジェットという名前のフェリー運航会社です。

ここでついに、ボホール島行きのチケットを購入することが出来ました。
ほっと一安心。3度目の正直というやつです。




IMG_9282.jpg
本日の宿

しかし結局ボホール島には行けず、今日はセブシティで一泊です。


何故こんなことになってしまったのか、順を追って説明します。



遡ること5時間。

ボホール島行きのチケットを無事購入し、
ほっと一安心した私&オランダ人カップルの3人は、
フェリーターミナルのカフェで呑気に茶をしばいていました。

私達が乗るフェリーの出航時刻は16:20。
待ち時間はあと1時間弱といったところでした。

しかしホッとしたのも束の間。
リラックスする私達の頭上から、突然
「16:20発ボホール島行きのフェリーは出航が遅れ、17:00発になります」
という放送がかかったのです。

音がよく拾えず詳細は分かりませんでしたが、どうやら高波の影響のようです。
1つ目のフェリー会社でも同じ事を言われましたし、本当にお天気が悪いみたいです。

でもまあ少しくらい遅れても今日中に着ければそれでいいよね、と3人で談笑していたのですが、
その後
「○○時発△△行きの便はキャンセルされました」
「××時発□□行きの便はキャンセルされました」
「▽▽時発・・・」
とフェリー欠航の放送が次々に流れ始めました。

さすがに不安になってくる私達。

あたりを見回すと、別の西洋人カップルが不安そうな顔で放送に耳を傾けていました。
声をかけると、彼らもまた私達と同じフェリーを予約しているということが分かりました。
なお、ドイツ人カップルでした。

3人から5人になり、10個の耳で放送を注意深く聞いていると、
ついに私達の乗るフェリーの次の便(行き先は同じ)が
キャンセルされたという放送がかかってしまいました。

「え、次の便?私達のは?」

と思い、チケットカウンターに尋ねに行きました。

係の人「あなた達の便は出るわよ!大丈夫!(^^)」
私たち「そうですか、良かった~」

・・・って思えないんですけど、大丈夫なんですかそれは。
出ていいんですか。危ないんじゃないですか。



5人の迷える旅人達の不安は大きくなるばかりです。

そしてチケットカウンターの前であーだこーだ話している私達の前に、
同じくボホール島行きのチケットを持っているオランダ人男性が現れました。
仲間がまた一人増え、6人になりました。


他のほとんどの便が欠航になる中、
1時間遅れた私達のフェリーは無事(と言っていいのか分かりませんが)、出航しました。

滅茶苦茶不安です。


日暮れが近く雨も降っているため、空はどんより暗いです。
そして波が恐ろしく高いです。

船に乗った直後からすでに嫌な予感を覚える揺れっぷりでしたが、
これが沖に出たら完全にデッドコースターと化しました。
「揺れる」ではなく、「跳ねる」及び「ぶっ飛ぶ」でした。

高波を越えるたびに船は宙に浮き、
立て付けの悪い前方扉から海水が侵入し、
そのへんに積んである手荷物は散乱し、
乗客も一緒に数センチ浮き上がります。
方々から絶叫を響かせながら。

船酔いどころか生命の危険を感じましたが、
一乗客たる私にできることと言えば椅子にしっかり掴まっている事くらいでした。

1時間程かき回され流石にグロッキーになって来た頃、
横から何か呼びかける声が聞こえて来ました。

そちらに目を向けると、船員ぽい人が客達に向かって何かを話しています。

船員「波が高くて危険なので、キャプテンはセブに引き返そうかどうか悩んでいます。
どうしますか?行きたいですか?戻りたいですか?」


それ客に聞くんですか?

そんな命にかかわる決断を客にまかせていいんですか。
大丈夫ですかそのキャプテン。本当に船舶免許持ってる人ですか。大丈夫ですか。


絶句する私とオランダ人カップルを尻目に、
地元民らしき人達は「Go back!Go back!」と一斉の「戻りましょう」コールです。

船員「OK、キャプテンに伝えます。」


そして数分後、船内放送により
「高波のため、キャプテンはセブシティに引き返すことを決めました」
という旨が乗客全員に伝えられました。

決めたのはキャプテンではなく乗客達な点はさておき、
私達は結局、ボホール島に渡ることは出来ずにセブシティに引き返したのでした。



セブシティのフェリーターミナルに舞い戻ったときには、辺りはすっかり暗くなっていました。
今日はもうボホール島に渡る手段は無さそうだったので、
私達はとりあえずチケットカウンターに行き、チケットを明日の便へ変更してもらうことにしました。

そこで、同じくボホール島に渡れなかったフランス人女性バックパッカー2人組と知り合いました。
この2人組は偶然にも、数日前にプエルト・プリンセッサのバスターミナルで会ったことがある人達でした。
エルニドおじさんの一件でガイドブックを貸してくれたお2人です。(7/18日記参照)

そんなこんなで、私達は総勢8人の一大バックパッカー勢となってしまいました。
人は困ると仲間を増やしたくなるものなのです。同じバックパッカー同士ならなおさら。
まあ私はただバックパックを背負っているだけの、普通ののらり観光客なのですが。


皆今日はこの町に宿を取らなければいけないということで、
各々が持つセブシティ安宿情報を交換し話し合い、攻め落とす宿を決めました。

で、いいタイミングで声をかけてきたタクシー(バン)に8人と8バックパックをぎゅうぎゅうに詰め込み、
片道10分程で目当ての宿へ。

そんな大人数で押し掛けたら部屋が足りないんじゃないのか?と心配しましたが案の定足りておらず、
しかしオランダ人男性が頑張って交渉してくれたおかげで何とか8人分の寝床を確保することができました。
あまり安宿っぽくない良さげな宿でしたが、エクストラベッドやらマットやらを詰め込んで
3部屋を8人で分けたために、結局安宿料金になりラッキーでした。


というわけでセブシティでの1泊が決定し、
今旅2度目のスケジュール変更を余儀なくされたというわけでございます。
予定を決めて観光をしていると、こういうときに影響が出るのが面倒だなと思った次第です。
やはり行き当たりばったりのぶらり旅の方が良いです。


とりあえず今日はこのまま寝て、明日またボホール島に挑みます。


<情報コーナー>

◯ セブシティ発タグビララン行きフェリー

オーシャンジェット、スーパーキャットなどのフェリー会社が一日各5、6便フェリーを出している。
片道500〜800ペソくらい、所要約2時間。
タイムスケジュールなどは各社のホームページでチェックできる。ネット予約可の会社も。

○ オーシャンジェットフェリーターミナル

フリーWifiがある様だが私はアクセスできなかった。
ターミナル使用料25ペソ、荷物預け料50ペソを別途要求される。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
ブログランキング参加中です。記事が面白かったらクリックお願いします。

| フィリピン | 20:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://watatobu.blog.fc2.com/tb.php/532-6eb5de88

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT