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バナウェ・ライステラス

路上では
「棚田見に行かない!?俺いい場所知ってんだ~!」
と新手のナンパみたいな声が飛び交っていますが、

「往復150ペソでどう!?」
ただのツアー勧誘です。


バナウェとは、世界遺産に登録されたライステラス(棚田)がある村です。

棚田は宿のバルコニーからすでに見えているのですが、
これをより美しく鑑賞するためのビューポイントがいくつかあるそうです。
そこまでは徒歩で1時間、あるいはトライシクル(バイクタクシー)で2~30分とのこと。
約4キロの距離です。
先ほどのけったいなナンパは、これを見に行く個人ツアーのお誘いです。

トライシクルも面白そうですが、今回は歩いていくことに。


昨日サガダから移動して来た道を引き返すように、徒歩でトボトボ登っていきます。
坂も距離もそうキツイものではないはずですが、
何を思ったか昼前11:30に出て来てしまったのでとっても暑くて辛いです。
行って帰って鑑賞時間を入れて約2時間半。一番暑い時間のフルコンプリートです。



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しかし、道端には色んなお楽しみがあります。

「ハロー」と恥ずかしそうに声をかけてはすぐに隠れてしまう可愛らしい子供達や、
Tシャツと民族衣装の重ね着がキュートなおばあちゃん達。
沢山の子供服を手洗いしている若いお母さんや、
お父さんの仕事ぶりをじっと見つめる小さな男の子。
なんだか妙に気が弱い野犬達に、ニワトリやカモの親子連れ。

知らない人々の何気ない人生を垣間見ながら、のんびり散歩を楽しみます。



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町中からすでに棚田は始まっていますが、道を登れば登る程、棚田の谷が深くなります。

よく見ると、こちら側とあちら側とをつなぐロープが張ってありました。
写真右側の真ん中あたりをご覧下さい。
木箱に荷物を積んで向こう岸へ運んでいます。
昨日なにやら未確認飛行物体を見てアワワと思いましたが、これだったようです。



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青々として美しいです。
ちょっと時期を外したかと思い心配でしたが、聞く所によると今月がまさに刈り入れ月だそうで、
ベストタイミングで真っ青な棚田を見る事ができました。



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そして、刈り入れ月という事でこんな光景も。

農夫の皆さんがひとつひとつ手作業で刈り入れ作業を行い、
これまた自らの手足を使って運搬。
集めたお米は、このようにまとめて干されます。

道理で美味しい訳だと、
汗して働く農夫の皆さんの姿と昨日食べたお米を同時に思い浮かべ、
ついでに今日は何を食べようかなと未だ見ぬごはんに思いを馳せるのでした。



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ビューポイントにはこんな感じの看板が立っているので、分かりやすいです。
最初のビューポイントまでは30分くらいだったでしょうか。
まだ先にいくつかのビューポイントがあるようです。

昨日バンでここを通った際、結構上の方で土産物屋や商店の並ぶ一角を見かけたので、
そこを本日の最終目的地にしてみようと思います。



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こちらのビューポイントはバルコニーのようになっていましたが、
その先の小道から棚田に進入出来そうだったので行ってみました。

棚田のあぜ道は片側が崖になっているので少し肝が冷えますが、
慎重に歩けばそう難しいものでもありません。
地元の子ども達などは、この道を裸足で駆けていくのです。



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先端には不気味な銅像が立っていました。何なんでしょうかこの人は。
つい写真に収めたくなってしまうけど上手く収まらなくて腹が立つので、できればどいてもらいたいです。
あ、でも土地の神様とかだったらどうしよう。
まことに恐縮ではございますが道を空けて頂いても宜しいでしょうか。ジーザス。



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また少し歩いたところにあったビューポイントには、民族衣装を来たおっちゃんがいました。
この辺り一帯に住む、イフガオ族のおっちゃんです。
写真撮影用の仮装ではありますが、さすが本場の人。格好良くキマっています。

ニコニコした明るいおっちゃんで、
「どこまで行ったら一番綺麗でしょうか?」と聞いたら
「あそこに見えてる家のとこが一番高いビューポイントだから、あそこがいいと思うよ!」
と教えてくれました。

この炎天下では少し遠く感じますが、のんびり行ってみたいと思います。



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おっちゃんが指していた、一番高いところに到着しました。
記憶があいまいですが、確か、私が昨日見た商店が並ぶ一角はここだったと思います。



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さすが一番。
棚田全体が見渡せて、非常に美しいではありませんか。

さらに、ここには休憩場が作られており、のんびり休むことができました。
一人で風にふかれる、一番好きな時間です。



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到達記念にコーラです。
コーラを撮ったつもりが猫の写真しか出てこなかったので、一応載せました。

コーラはあまり好きではなかったはずなのですが、
汗をかいた後に飲むそれは最高だということに気づいてしまいました。
フィリピンでは小瓶コーラは12~15ペソ(30円前後)で買えてしまいますし、
このままでは不健康人生まっしぐらです。


さて、では観光が終わったので帰ります。
でもまだ日も高いので、今日はもう一つ行きたいと思います。



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ビューポイントから4キロ下って村の中心部に戻り、別の道をまた2キロ登ったところにあるのがこちら、
村で一番大きくて高いバナウェホテルです。ちなみに隣にはバナウェユースホステルがあります。


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このバナウェホテルの脇の扉を抜け、


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どう見てもホテルの敷地内な道を通り過ぎ、


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こちらが入り口です。
この先の階段を下るとタムアン村というのがあるそうで、それが今回の目的地です。

ホテルの脇から行くという時点でもう胡散臭さしか感じなかったのですが、



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実際行ってみたらそこはのどかで可愛らしい村でした。

各々自分の仕事をしているはずの人達が「ガイドいらない?」と話しかけてくる
やや観光客慣れした雰囲気もありますが、そこらで跳ね回っている子供達に尋ねれば
「あっちだよ!」「向こうに滝があるよ!」と素直に教えてくれます。

村に並ぶ伝統的高床式住居は形こそ伝統的なものの、
素材はトタン板というギャップが何とも言えないおかしな雰囲気を作り出しています。
また、そこに干された衣類ももちろん現代のそれなので、
全体的に過去と現在が入り交じった非常に複雑な光景となっています。



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中学社会科の授業で習った鼠返しもしっかりあります。

当時全く興味がなく成績も悪かった社会科ですが、
こうして実物を見てそこで生活している人々と話をしてみると、
「本当にネズミは入って来られないの?」「なんで高い所に部屋を作るの?」
「住み心地はどうなの?」「暑かったり寒かったりしないの?」と沢山の疑問が湧いて来ます。

勉強って、きっとこういうことを言うんですね。
興味無くして学問は成り立ちません。
子供のころは、それに気がつかなかったのですが。



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村の一番下まで降りると、小さいながらも立派な棚田が広がっていました。
そこで作業していた青年達に写真を撮らせてくれないかと声をかけると、
「向こうで今刈り入れをしてるから、それを撮るといいよ!」と太陽のように眩しい笑顔。



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差された先では女性達が刈り入れ作業をしており、
挨拶をしたら笑顔で手を振ってくれました。



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本日の晩御飯/チキンアドボ

本日の観光にもすっかり満足し、お楽しみの晩御飯タイムです。
宿のレストランがすっかり気に入ったので、毎食ここで食べる事にしました。
すぐ上が部屋で楽ですし。
風呂上がりに来られます。客もほぼ私だけですので。

アドボとは、肉と野菜をニンニクと醤油っぽい味付けで炒め煮にしたフィリピン料理です。
お店によって肉だけなこともあるし、もっとコッテリ煮詰めてあるものも見かけます。
ちょっと味は濃いですが、ごはんととても合います。


さて、
現在予約してある次のフライトと移動の利便性を考えると、
あと一泊分余裕があるので、明日は近隣の村に泊まりに行って見たいと思います。


<情報コーナー>

○ バナウェビューポイント

町の中心から4キロ、ボントック方面に徒歩で約1時間少々坂を登る。
トライシクルだと約2~30分、相場は往復で150~200くらい。
途中いくつかあるビューポイントに立ち寄りながら登ってくれる、半タクシー半ガイドツアー。

○ タムアン村

町の中心からマニラ方面に2キロほど行ったところにバナウェホテルがあり、
その右脇を抜けた先に入口がある。ここから階段を3分ほど下る。


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