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授業っぽくないけど授業

授業を選択するにあたり、
私は3クラス(2時間ずつ、計6時間)の時間割を作ってもらいました。
授業スケジュールは以下のようになっております。

1、2限目:スピーキング
3、4限目:リスニングと発音
5、6限目:スピーキングと語彙



生徒は私が入学した時点で6人くらいでしたが、
うち2人が6時間授業、残りの人達は最初は6時間取っていたものの、
現在は4時間に減らしているとのことでした。

生徒さん達の多くが「6時間は相当疲れる」と言っていたので心配でしたが、
1週間試してみた結果、まあ大丈夫そうだと思えたのでこのまま続けていきたいと思います。

6時間はもちろん疲れますが、時間の感覚としては、長いどころか相当短く感じます。
一コマ50分ですが、たいてい話している途中で授業が終わってしまうのです。
体感で言うとものの10分くらいです。

そのくせテキストの進み具合は亀のごとしなので問題です。
十中八九、私の繰り出す無駄話が原因です。

そんなわけで、
私が日々受けている授業の内容を、以下にまとめたいと思います。


【1限目/スピーキング(1)】

授業初日、まずは

先生「初めまして」
私「初めまして」

と簡単に挨拶と自己紹介を済ませました。

「じゃあこのテキストを使って、スピーキングの練習をしていきましょう」
「はい」

テキストはシンプルで、「音楽」とか「旅行」とか簡単なテーマのイラストや問題文が書かれています。
問題文は1ページにつき20問くらい。
それを解きながら、とにかく英語で喋ってみようという感じの授業のようです。

「初回のテーマは「食べ物」だね」
「はい」
「フィリピン料理は何か試した?」

以下、おすすめのフィリピン料理について
聞いていたら授業が終わりました。




【2限目/スピーキング(2)】

「じゃあ今度こそテキストの問題をやろうか」
「そうですね」
「では1問目、このイラストはどこで何をしている状況でしょうか?」
「レストランです。ウェイトレスが料理とデザートを運んでいるようです」

以下、おすすめのフィリピンデザートについて
聞いていたら授業が終わりました。



「明日こそテキストを進めようか・・」
「なんかすいませんでした・・」

計100分の授業で、テキストの問題は片手で足りるくらいしか進みませんでした。
そしてノートには、フィリピン料理とデザートの名前しか残されていませんでした。

そして翌日以降も私は全く懲りておらず、
テキストの隅に書かれていたイラストをきっかけに
「退役したショーグンが日本一周ぶらり旅をしていてですね・・・」
と水戸黄門の説明に15分くらい費やしたり、

列車のイラストをきっかけに
「日本には青春十八切符というお得なチケットがありまして・・・」
と日本を楽しく旅する方法について20分くらいプレゼンしたり、

サラリーマンのイラストをきっかけに
「日本にはブレイコウという言葉がありますが、実際のところは上司部下の関係は非常に難しく・・」
と日本の縦社会について説明しているうちに授業終了のチャイムが鳴ったり、

テキストの存在は基本的に無視され続けるのでした。



【3限目/リスニング】

先生「やあ初めまして」
私「一昨日会いましたよね」

2限目の先生は、一昨日(到着日)の狂乱ゲーム大会で一番狂っていた人でした。
始まる前からすごく心配になりました。

「この時間はリスニングと発音の練習をしよう」
「君はオーストラリアに行くって言ってたから、アメリカ英語とオーストラリア英語を同時にやっていこう」

「はい」

先日の狂いっぷりが噓のように、先生は至極まともかつ内容の濃い授業をしてくれました。
かつての職場に英国人、米国人、オーストラリア人のボスやら同僚やら顧客やらがいたそうで、
各国の発音を把握しているというスーパークールな一面をのぞかせながら。

専門のリスニングCDを使い、初めてまともに聞いたオーストラリア英語の発音は
アメリカ人のそれとはかなり違っていて、かなりの戸惑いを覚えました。
月曜を意味する「Monday」をアメリカ英語では「マンデー」と読みますが、
オーストラリア英語では「モンダイ」であったりとか。ファッキンオーストラ

ところで私は好きな国を問われるとたいてい【オーストリア】が上位に入るのですが、
【オーストリア】と「オーストラリア」の名前が似ている為に
【オーストリア】と言っても大抵「オーストラリア」と間違えられ、
話が噛み合ないことを非常に残念に思います。
私が好きな【オーストリア】は、ヨーロッパにあるお貴族然とした方のそれです。

そしてそんな【オーストリア】への想いが強過ぎて、
一時かの国が【オーストリー】と改名しようとした事実を耳にした際には、
【オーストリア】の方が遥かに歴史が長いのですから改名するなら「オーストラリア」の方でしょう、
「カンガルーランド」とか「ただの大陸」とか適当に改名しなさいよこのファッキンオーストラ



【4限目/発音】

10分休憩を挟み、3限目の続きです。

「じゃあ次はアメリカ英語の発音を練習していこう」
「はい」
「これ発音リストね」
「はい」
「これは日本人は「エー」って言いがちだけど、実際には「エ”ー」って発音するんだよ」
「エーですか」
「エ”ーだよ」
「エー」
「エ”ー」
「エー」
「エ”ー」
「エー」

以下、果てしなく続く「エ”ー」地獄。

他の生徒さん達も発音矯正は受けている様で、
学校のあちらこちらからヤギの首を捻ったような気持ち悪い「エ”ー」が聞こえていました。
先生はこの音を「セクシーA」と表現しますが、私はどうにもこの音がセクシーだとは思えず、
頭の中で繰り返し繰り返し、ヤギの首を捻り続けるのでした。



【5、6限目/スピーキングと語彙】

昼休憩を挟み、午後の授業です。

先生「初めまして」
私「初めまして」

3人目の先生は女性でした。
時間割によると、この授業では「スピーキングと語彙」を学ぶようです。

簡単に自己紹介をすませた後、どうやって語彙を増やして行くか話し合った結果、
普通の単語は自分で勝手に覚えて行けばいいので、
授業では熟語だとかのちょっと面倒くさいやつを中心にやっていこう、ということになりました。

具体的には、熟語を使って例文を作りそれを添削してもらったり、
覚えた熟語と新しい単語を使って長文を書いてみたり、ということをやっています。
スピーキングがメインなので、例文を読み上げて発音を直してもらったり、
より口語的な表現を教えてもらったり、例文をきっかけにちょっとした会話を挟んだりもします。

しかしこの作文が鬼門で、
「じゃあ今日習った熟語を全部使って文章を作ってみましょう。制限時間3分。」
とか軽く言われるのですが、その日習った熟語に特に一貫性は無いので、全部使おうと思うと

「彼は彼女と話し込んでいたが火山が爆発したので一方的に電話を切り会社に向かい、他社との交渉はうまく行ったのだが上司が悪魔だったので在庫を切らして会社を辞め、隣家に押し入って撮影した犬の写真を引き延ばしていたら一文無しになり、はらいせに上司の不祥事を暴露したら彼女の病気が回復してその後2人は仲良く暮らした。」

とかいう訳の分からない男の人生が描かれてしまいます。

でも「熟語を使い切る」という目的は果たしているので、先生は花マルをくれます。
波瀾万丈な男の人生に、幸あらん事を願うばかりです。


ところで、
さきほど「例文をきっかけにちょっとした会話を挟んだり」と書きましたが、
「ちょっとした」というのは大噓で、本当は無駄話ばかりしています。

例文を一つも作らないまま、豊川悦司の話をしただけで授業が終わった時は流石にどうかと思いました。
それもこれも、だいたい私のせいなのですが。
日本のドラマの話になったので、ついやっちまったのです。

また、彼女は日本語を集めたメモ帳を所持しており、私が日本の単語を出すたびにメモするのですが、
他の生徒からも教わってきたようで沢山の日本語を知っています。
「カワイイ」とか「カワイソウ」とか「ガンバッテ」とか、
「ヨッパライ」とか「オカマ」とか「ナンデダロ〜ネ〜シラナイヨ〜(鼻歌調)」とか、
他にも「オイなんで教えた」と過去の生徒達に突っ込まずにはいられない単語がちらほら。

彼女のメモ帳があまりおかしなことになってもいけないので、
私はちゃんとした日本語を教えようと思いとりあえず
「キツネの嫁入り」「愛憎劇」「成田離婚」を教えておきました。
これで日本の婚姻事情はだいたい掴んでもらえたと思います。


そんなこんなで、私が受けている授業はこんな感じです。
いえ、もっとマトモに、ちゃんとテキストをやる日ももちろんあるんです。
先生はしっかり教えてくれようとするのですが、私がすぐ脱線するのです。

なお、上の説明ではあたかも流暢な英語を操っているかの様に装っていますが、
実際の所は、私の英語力は非常に残念かつ中途半端なレベルです。
なんとなくコミュニケーションは取れるものの、文法が正しくなく、語彙が貧困です。

例えば、
「日本には25年にも渡り入浴シーンを演じ続けた、
由美かおるという名前のサービス精神旺盛な名女優がいます。」

と流れるように説明したいのに、

「日本には名女優がいます。彼女は25年間、えーと・・・
・・・風呂に漬かっていました。名前は忘れました。」

くらいしか言えないのが、今の私の英語力です。

私のせいで由実かおるの体がふやけきってしまった件については、
非常に申し訳なく思っています。


とりあえず、こんなかんじです。
宿題地獄にはまってなかなかブログが書けませんが、
週末などを利用してちょこちょこ書きたいと思うので、長い目でお付き合い下さい。


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| フィリピンで英語 | 23:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ものすごくお久しぶりです。

低橋さんのブログ、やっぱり面白すぎます。
これからも応援しています。

| 足袋 | 2014/06/05 18:37 | URL |

>足袋さん

返信が遅くなりすみません。
ありがとうございます。
もうしばらくガリ勉生活ですが頑張りたいと思います。

| 低橋 | 2014/06/11 12:57 | URL |















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