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シベリア鉄道5日目

この4日間ご家族だと思っていた子連れの3人が実は母子連れでおっちゃんは他人でした。

おっちゃんに別れも言わず、ノヴゴロドで母子連れだけ降りていきました。
あの仲睦まじい家族な雰囲気が嘘だったなんて。





もう一日経って落ち着いてきたので書けるのですが、朝っぱらから兵役帰りの小僧一人に叩き起こされ、しつこく絡まれ、大戦の話をされ、日本兵はロシア人を沢山殺したよね、と言われました。

彼はヒロシマナガサキの話なども出し、日本にも大きな被害が出たよねとは言っていましたがこれはあくまでアメリカを責めるための発言に過ぎず、ロシアの広大な植民地支配やこれまでの戦争の話も一切しようとはせず、「ロシア兵も日本人や他国民を殺したでしょう」という私の反論にも耳を傾けませんでした。彼はただただ自国が受けた被害について私や日本、そして敵対する全ての国々を責めたいだけのようでした。

今日のことを抜きにしても、私は正直なところ、ロシアに対して良くない印象も持っています。
私の亡き祖父はシベリア抑留の帰還兵だし、北方領土問題などももちろん知っています。

それでも、ここで歴史をどうこう叫ぶには私はあまりにも無知だし、完全にアウェイな状況で正直な意見を言うほど命知らずにもなれませんでした。

そして私は、中部地区在住で被災していないにも関わらず東日本大震災のことに触れ、「あのとき世界中の人達が日本を助けに来てくれた。皆感謝している。私達は友達にはなれないのか」と、卑怯にも、震災の件を利用するような発言をしてこの場を収めました。

「ロシアは美しいし広いし人は親切ですね」「私はロシアが好きです」とありきたりでチープで嘘ばっかりの褒め言葉を日々並べてきたことや、あの震災を美談のように利用して語ったこと、そして最終的に話をそらす事で、大戦を苦しみ生きた祖父達をも裏切ってしまったような気がして、この日は悔しさと自己嫌悪で眠れませんでした。

| ロシア | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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