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チャリ旅31日目/土砂降られたので木こりのじいさんの家に泊めてもらう

昨日は日暮れ直後から雨が降って来て、朝になってもまだ雨の音が聞こえていました。
日が昇るころには止んでいましたが、空はどんより曇り空です。

この待合所は非常に居心地が良いのですが、昼間はしっかり利用者がいるし、
食べ物を買う場所も無いので連泊はしたくないです。



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晴れ待ちの間に朝食とお弁当作り。
鍋の中身がお弁当で、鍋の上に乗っているパンが朝食です。



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お弁当

キッチンの無い場所でおにぎりを作るのは非常に面倒くさいので、鍋ごと持って行きます。
中身はただのご飯です。先日作っておいたツナしぐれを乗せて食べたいと思います。
強火で炊いたあとすぐ包んだので、蒸らし効果で10分も経てば美味しく炊きあがる算段です。

なお、包んでいる布はただの綿帽子です。鍋のサイズにピッタリだったのでございます。



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9;20出発。
ゆっくり待ったかいあって、空は綺麗な青になっていました。

次なる目標の町はビージャ・オヒギンスです。
ここはアウストラル街道のゴールの町。
いつのまにやら、ゴールは目前に迫っています。

今いるここからオヒギンスまでは100キロ程度です。
頑張れば行けないこともないのでしょうが、頑張る気は全然無いので今日は中間地点で野宿します。
あるいは、イシドロさん家に泊まります。
チャリダー師匠からの情報なのですが、中間地点にイシドロさんという面白じいさんが住んでおり、
師匠の名前を出せば快く泊めてもらえそうなのです。素敵なイシドロさんもいたものです。



走り始めて30分。

さきほどまで良いお天気だったのに、また雨がポツポツし始めました。
どうやら今日のお天気は不安定な感じです。
トルテルではネットが使えなかったので、天気予報をチェック出来なかったのです。
お天気については、ある程度の雨風はもう仕方ありません。
チェックできたとしても必ず当たる訳ではないですし。


10キロほど走ったところにバス停があったので、レインコートを着て荷物にもカバーをかけ再出発。
さらに少し走った所で北上して来たドイツ人チャリダーに会ったので、この先の道の情報を聞きました。

この先は山が二つあるけどそこまでハードではなく、その後はフラットで走りやすいとのこと。
野宿ポイントも多いので心配いらないよ〜だそうです。
私は普通のチャリダーとは違い雨にふられるとテントが浸水する可哀想なチャリダーなので、
いかに広くて美しい野宿ポイントがあろうと雨の中では使うことが出来ないのですが、情報はありがたいです。
バス停か何か雨を凌げるところを探して野宿したいと思います。それかイシドロさん家。



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ドイツ人チャリダーと別れてしばらく走ると、聞いていた通り山越え道に突入しました。
最初に小さな山越えがあり、下ったらすぐ次の山が見えました。
2個目の山は中規模で、たしかにそれほどキツくはないのですが、
「越えたかな?」と思う頃に次の峠が見える鬼仕様だったので精神的に来るものがありました。




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そして2個目の山もクリア!

と思ったらすぐ目の前に新しい山が待っていました。
3個目ですけど。2個じゃなかったんですか。

1個目の山は低く、2個目と一体化していたのであの2つを1つとカウントするなら計算は合いますが、
低いながらもそれなりに頑張って登ったので、あれをノーカウントにしよるとはドイツ人コンニャローです。



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3つ目の山を登っている地中で雨が止んでくれ、青空が戻って来ました。
空の色ひとつで、さきほどまでキツイばかりだった登りが急に優しい坂に見えて来ます。

雨の後の空がこんなに綺麗だったとは。
今下を向いている人達は、この青の美しさを知っているでしょうか。



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少し長めの坂を登り切り、ここからは下りです。

現在時刻は15:30。
雨のおかげで距離はほとんど稼げていませんが、この後の天気がかなり心配なので
今日は早々に切り上げて野宿ポイントを探したいと思います。
2日で100キロなので、今日はまあ最低40キロくらい走れれば明日に繋がります。


・・と、思いながら坂を下っていたらまた雨がポツポツと。
やはり今日の天気は不安定です。

今日はバス停で野宿しようと思い探しながら走ったのですが、見つかりません。
走り始めて最初の15キロくらいはいくつか見かけたのですが。

そしてどんどん降ってくる雨。
コレは困ったぞ〜いと思っていたら、唐突に民家が現れました。
距離で言うとだいたいこの辺りにイシドロさん家があるはずなので、ここかもしれません。

でも違うかも・・・うーんどうだろうと思いながら民家をじっと見ていたら、
反対側の森の中から謎のおじいさんに声をかけられました。この人がイシドロさんでしょうか。




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本日の・・・

おじいさんは「雨降ってるから寄ってけ、小屋があるぞ」みたいなことを言っています。
イシドロさんなのかどうかは聞いても謎の答えが返って来てサッパリ分かりませんが、
見た所、この人が正解っぽいです。

時計を見たら16:00。距離は及第点の40キロ。
そしてタイミングを見計らったかの様に、急に雨が強くなりました。

「できればその小屋に泊まらせて頂けないでしょうか?」
「ああ泊まってけ!」

本日の宿が決定しました。
イシドロさん(仮)、ありがとう。



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本日の宿にあった薪ストーブ

小屋は結構しっかりしていて、椅子や薪ストーブまでありました。
使ってもいいか聞いてみたら、快くOKをくれるイシドロさん(仮)。
雨に濡れてとても寒かったので、本当にありがたかったです。




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本日の宿にあった薪ストーブの裏に生えてたキノコ

さっそくテントを張ろうと思ったら、家でコーヒーを飲まないかと誘ってくれるイシドロさん(仮)。
もちろん大喜びで着いて行きました。




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イシドロさん(仮)のお家は、道路を挟んで反対側の柵の中にありました。
何をしている人なのか不明でしたが、服装や佇まいや家の感じからして木こりをされてる様です。
おじいさんながらかなり逞しく、とてもお元気な人でした。

暖炉の火に当たらせてもらっていたら、イシドロさん(仮)は珈琲を入れてくれ、
トルタというらしい揚げパンみたいものを作ってくれました。

揚げたてサクサクのトルタと、暖かい珈琲。
外は、とても走行出来そうにない土砂降りになっていました。

本当にありがたいことです。
イシドロさん(仮)、ありがとう。

・・と思いながらトルタを食べていたら、イシドロさん(仮)は久しぶりの客人にテンションが上がったのか
ものすごく饒舌になり、そしてセクハラじじいに豹変し、先ほどまでの感謝の気持ちが吹っ飛びました。

陰湿ではないので笑ってかわせましたが、訴えれば10回くらいは勝てそうなレベルのセクハラを仕掛けてくるじじいに私もだんだん面倒くさくなって来て、でも今さら出て行くのは断固避けたいし、泊めてもらっている恩があるし、仕方が無いので腹いせにトルタを10個くらい平らげました。美味しかったです。

あと、ゆっくり話してみた結果判明したのですが、

じいさんはイシドロさんではありませんでした。

結局じいさんが何者だったのか、そしてイシドロさん家はどこにあったのか、今でも分からないままです。




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本日の寝床

じいさんの主食であるトルタを粗方片付けて満腹になり、小屋に戻って来ました。

川で汲んで来た水でドロドロになった靴下とスパッツを軽く洗い、ストーブの上に干したらあっという間に乾・・・くを通り越して溶けるというハプニングに見舞われ、その後深夜までヘッドライトの灯りを頼りにスパッツを縫う時間を過ごす羽目になり、23:30に就寝しました。


<情報コーナー>

○ リオ・ブラボー待合所からじいさんの家/40キロ

2.5キロ先民家、9キロ先分岐とバス停、15キロ先までほぼ平坦、ダートの状態も悪くない。その後小・中・中の山越え3つ。規模も勾配もそこまでキツくない。3つ目の山を下り切ると川があり、その先にじいさん家。


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| チャリンコ旅 | 23:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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