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チャリ旅26日目/今度はクレカの不正使用。私呪われているのか

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暖かいベッドで眠って爽やかに目覚めた朝。
ご夫婦は朝ご飯として手作りの焼きたてマフィンとキッシュを用意して下さり、
残った分をお弁当として持たせて下さいました。
今日は200キロくらい走れそうな気がします。



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・・・気はするものの、実際の所は、今日はコクランに辿り着ける可能性が皆無です。

コクランまでは60キロ。
距離にするといつもと同じなのですが、後半のアップ&ダウンが相当キツいらしいのです。
他のチャリダーさんの話を聞く限り、相当時間がかかるそうな。
なので昨日できるだけ距離を稼ごうとしていたのですが、
嬉しさに負けて15キロ手前でストップしてしまいました。
そして今日もまた、暖かさと美味しさに負けて11:00に出発してしまいました。

今日は、挑む前から無理なことが分かっている戦いなのです。




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まずは昨日到達できなかったプエルト・ベルトランド村までの15キロ。
と、思っていたら、地図には13キロと書いてありました。
「おお減ったぞ!死ぬ気で走ればもしかしたら日暮れまでにコクランに着けるのでは!?」
と喜んだのもつかの間、標識には「ベルトランドまで18キロ」って書いてありました。

やっぱ無理だなと思いました。
そして結局何キロなのかサッパリ分からなくなりました。



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昨日滞在した集落は、湖畔にありました。
集落を出てすぐに丘越えがあったのですが、写真はその丘の上から見た景色です。

昨日ご夫婦から聞いたこの地での生活にも憧れましたが、この景色にもまた、羨ましさを覚えました。
こういう場所での生活にも憧れつつ、やっぱり日本を選んでしまう気がする私ですが、
「自分が食べる物を自分で育てる」という部分に関してはかなり心を揺さぶられました。
日本で個人的にお肉を育てるのは難しいですが、せめて野菜だけでも、
小さなプランターでも何でもいいから育てて食べる生活にしたいです。

パック詰めされた命ではなく、生きていた動物、種から一生懸命育った野菜・果物を
「頂いている」という実感を、もっと強く持ちたいです。
かなりの覚悟がいるとは思いますが、命を肉にする現場も、一度見てみたいです。




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丘越えの後は真っ青な湖の横を走りました。
アウストラル街道には湖がとても多いのですが、そのどれもが違った青、違った輝きを放っていて、
新しい湖に出会う度に何度も立ち止まってしまいます。



結局20キロ近く走ってプエルト・ベルトランド村に到着したのですが、
ここに着く直前に、実家から電話がありました。

私のクレジットカードが不正使用の被害にあった可能性があり、クレカ会社が連絡を取りたがっていると。
ここしばらく圏外の場所にいることも多かったので、私の携帯は繋がらず、実家に連絡が行った様です。

携帯から電話するとお高いどころの騒ぎではないのでスカイプを使いたいですが、
今は走行中なのでネット環境などありません。ベルトランドにはあるかもしれませんが、
コクランは大きな街なので、できればそこに着いてからゆっくり対応したいです。

なのでとりあえずこのまま走って、何としても今日中にコクランに到着して、
それからクレカ会社に電話をしようと決めました。



その後はもう、ため息しか出ませんでした。
3日前にパソコンがぶっ壊れたばかりなのに、今度はクレカの不正使用・・・

保険があるので金銭的被害は避けられるはずですが、クレカ使用停止・再発行となると
それを海外送付するのは色々と難しいところがあるので、実質クレカを一枚失う事になります。
しかも、今回被害にあったのはメインのクレカです。
私はクレジットカードを2枚持っているのですが、サブの方は限度額を最低に設定してあるのです。
なので、メインを失うとちょっと辛いものがあります。




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景色は最高だけどキツイ道

ため息を付きながら無言で走る事数時間。
いや一人なので無言なのはいつものことですが、精神的に無言と言いますか。

それでも早くコクランに着かないといけないのでひたすら漕ぎ続けましたが、
35キロ走ったところで、ついにヒッチハイクすることを決意しました。
時刻は16:30。コクランまでは残り30キロです。
10キロほど前から崖際のアップ&ダウンをひたすら走って来ましたが、
残り30キロもずっとそういう類いの道です。

そんな道を走るのに昼近くに出てしまった時点で、自力では絶対に到着できないことは分かっていたので、
ヒッチハイクする気は最初からあったのですが、一応、ギリギリの時間までは走ろうと思っていました。
でもどうにも心が沈んでスピードが出ず、そして出来るだけ早く着いてモヤモヤを払拭したかったので
予定よりだいぶ早めのワープです。他のチャリダーの皆さんに心の中で謝りながら。



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ワープ中

ヒッチハイクは30秒で成功しました。
荷物を全て積んだ状態の自転車は非常に重いので一旦それらを全部降ろし、
車に積みやすい様にまとめ直していたら一台の車が通りかかったので

ハイッ!!

と前回と同じ勢いで手をあげて飛び上がったら、
車は一度通り過ぎたものの、50メートルほど先で止まって引き返して来てくれました。

今日通った道は交通量が極端に少なく、1時間にせいぜい1、2台しか通らなかったので
これは無理かもしれないと心配したのですが。私ヒッチハイクの才能があるかもしれません。


なお、一度通り過ぎた理由は、乗車率120%だったからだそうです。
車内にはパタゴニア旅行中のチリ人ご夫婦とヒッチハイカー1人が乗っており、空いた席にはご夫婦の旅の荷物とハイカーのリュックが詰まっていて私が入る隙はありませんでした。なので奥さんがギリギリの所まで詰めて下さり、荷物を寄せて寄せてなんとか乗車しました。

自転車と私の荷物は、これまたギュウギュウの荷台の上に紐で無理矢理括り着けて運んでくれました。
括り方が簡易形式なのにもかかわらず凸凹グネグネの道をハイスピードで走るので、
コクランに着く頃には私の荷物は全部無くなってるだろうなとボンヤリ考えていたのですが、
約1時間後、私も荷物も全て無事にコクランに到着しました。



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本日の宿

ご夫婦に何度もお礼を言い、お別れをして宿探しへ。
事前にネットで情報を得ていたWifi付きの宿には空きがなかったので、
近くにある別の宿を何軒か当たってみた結果、非常に良い感じの宿を見つける事ができました。


少し休憩した後宿のWifiでスカイプにログインし、日本の夜明けを待ってクレカ会社に電話しました。
オペレーターさんと話し、いくつか確認した結果、やはり不正使用があった事が判明しました。
もう少し細かく言うと「不正使用しようとしたが失敗した軌跡」が残っており、金銭的被害は避けられたようですが、何者かの手によってクレカが不正コピーされた事は明らかなので、私のクレカは番号を変えなければいけないことになりました。

今私が持っているカードは、もう使えないということです。
新しいカードは実家に届きます。
クレカ会社に海外送付してもらうには海外の勤め先か住まいの住所が必要らしく、
それがない私はこのサービスを利用することができません。

実家からこちらの宿なり何なりに送付してもらうことは可能ですが、危険が伴います。
郵送途中に紛失する可能性もあるし、不届き者の郵送屋がいて勝手に開けられ、カードを奪われてしまったら終了です。ほとんどのカード会社は、勝手に海外郵送した事で発生した損害は保証してくれません。

それでもそれを覚悟で郵送してもらった旅人は沢山おり、ほとんどの人が問題無く受け取っていますが、
失敗した人の話も存在します。なので、ビビリの私はこれを試す気になれません。
比較的信用度が高い、お高い郵送手段もあるのでそれを使おうかというのも考えてはいますが・・


まあ私はいつも国際キャッシュカードで現金を降ろしながら旅をしており、
クレジットカードはほとんど使わないので何とでもなるっちゃなるのですが。
それでも武器をひとつ失ったのはやはり痛く、パソコンの件との合わせ技でだいぶゲンナリしました。
なので、この日はケーキと珈琲で一服してしんみりタイムを過ごし、あとは何もせずにバタッと寝ました。

本当に、何の呪いですかねえ。


<情報コーナー>

○ 湖畔の集落からコクラン/多分65キロくらい

最初からいきなり登り、その後アップ&ダウンの繰り返しで約20キロ走るとプエルト・ベルトランド村。
ベルトランドを出た後もやっぱりアップ&ダウンで、コクランまでの残り35キロくらいは凶悪な坂しかない。
川沿い崖沿いの勾配をひたすら越える35キロ。ダートの状態も悪く、場所によってはこげないくらい。

プエルトベルトランドはツーリスティックな町で、宿も商店もある。
ベルトランドからコクラン方向に数百メートルから1キロくらい行った辺りに、リオ・ベイカー(川)沿いの良い感じの野宿ポイントあり。川は騒がしいが、森の中なので道路から隠れられるし、水にも困らない。町が近いので買い出しも容易で、お勧めの野宿ポイントだと何人かのチャリダーから聞いた。

○ コクランの宿

「Hostel Central」
メイン広場北側の通りを西方向に数ブロック進んだ右手側。広場から徒歩5分くらい。
シングル8000ペソ。使いやすくて全てが揃ったキッチン、Wifi付き。宿のセニョーラは非常に感じが良く、とても親切だった。広い倉庫に自転車を停めさせてくれる。目と鼻の先に商店があるのも便利。


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