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イースター島2日目/モアイめぐりの旅


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本日はレンタカーに乗れるだけの同志を集め、イースター島ツアーに行きます。

イースター島は小さい島ですが、歩いて回れるほどは小さくありません。
色んな人の話を聞き、行くとしたらチャリンコかなと思っていたのですが、
相方が国際免許を持っているのでレンタカーで一気に回れることになりました。
スペックの高い相方です。



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ハンガロア村を出ると、広大な景色が広がっています。

イースター島の全周は約60キロ。
車ならあっという間に回れてしまうこの小さくて穏やかな島には、
実は、長く痛ましい歴史が詰まっています。

詳しくは10年前の宇宙船地球号の特集をご覧頂くのが一番分かりやすく、胸にも響くと思うのですが、なにせ10年前、正確に言うと12年と6ヶ月程前の特集なので、僭越ながら私めが代理で語らせて頂きたいと思います。



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倒されたモアイ

島内には、こんな風に倒されたモアイが沢山転がっています。

実は、この穏やかな島では、過去に大きな争いが起きています。
他国とではなく、島内で起きた部族間紛争です。


イースター島の起こりは17世紀ほど前。
遠くインドシナ半島からやって来たポリネシア人の一部が、この島に住み始めました。
最初は、本当にごく少数の民族だったそうです。しかしそれが数百年の時を経て少しずつ増えて行き、
ある時期を境に激増。イースター島はいつしか、住民一万人を超える人口密集島となりました。



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博物館より

イースター島の人々は、長きに渡り集落の守り神としてモアイ像を作り続けていました。
かつてモアイ達は、集落を守る様に林立していたのだと言います。

本来、モアイ像には目が付けられていました。
この目には霊力が宿っており、その力で集落は守られていたんだそうです。


しかし、その平和な日々はいつまでも続きませんでした。

モアイの製造・運搬には大量の木材を必要とします。
大量伐採により島の森林資源はいつしか枯渇し、土壌は流され、島は痩せていってしまったのです。
痩せた土地と、大勢の人々。
食料不足に陥った島で起こるのは、生き残りをかけた戦争です。


現在のモアイ像に目が無いこと、そして多くがうつ伏せに倒されているのは、その戦争の傷痕です。
人々は敵対部族を攻撃する際、まずモアイ像を倒し、目を破壊し、その力を失わせようとしたのです。



1722年のイースターの日に、この島はオランダ海軍によって発見されます。
また、その後何度かヨーロッパの探検家などがこの島に上陸しています。
が、そのころには、木々の一本すらない痩せこけた土地、倒されたモアイ像、
そして、資源不足により全てを失い、時代に取り残されたかの様な生活を送るイースターの人々が、
そこに残されているのみだったそうです。


以上、12年前の宇宙船地球号の記憶と、
ウィキペディア先生と、
島内の博物館で得た知識のまとめでした。

とりあえず宇宙船地球号を見てください。




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こんな話を書いた後に悪ふざけもいいとこですが、私です。
モアイがあまりに見事な倒れっぷりだったのでつい。



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ラパ・ヌイ国立公園

イースター島全土はチリの国立公園に指定されています。
写真の場所を含め、島内の二箇所で国立公園入場券の提示を求められます。



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小高い山に沢山のモアイ像が立っています。
立っているというか、生えているというか。



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砂風呂みたいで一見気持ち良さそうですが、好きでやっているわけではないと思います。



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島内で一番大きなモアイ像。

何故写真が二枚あるかというと、どっちがそれだったか忘れたからです。
どっちかです。


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モアイ誕生の場所

モアイ像はこの岩山から削り取られ、各集落に運ばれたんだそうです。
その運び方については、未だ謎のままです。
丸太の上を転がしたとか、テコの原理を利用したとか、色々な説がある様です。


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反省中のモアイ

・・というわけではないと思いますが、見事な正座でした。


モアイ像の造形は全て同じなわけではなく、いくつかのバージョンがあります。
時代ごとに、少しずつデザインが変わって行ったんだそうです。
私達がテレビでよく目にするあの形は、割と最後の方の時代のものです。



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極限のモアイ

おそらく、イースター島内で一番過酷な姿勢を強いられているモアイはこの人です。



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続いて15体のモアイ像のもとへ。

彼らも最初は全て倒れていたそうですが、
日本企業がクレーン等を無償提供したことにより、こうしてまた立つことが出来たんだそうです。

こういう話は非常に誇らしいです。
何故かあまり語られませんが、世界中で、人々の助けになる活動をしている日本企業はとても多いです。

自分でした事でも無いのに自慢して回るのはおかしいですが、
その活動を賞賛し、同じ国の人間として誇りに思う事は決して悪い事ではありません。
私は、モアイ像に再び空を見せた日本の企業を誇りに思います。



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本日のお昼ご飯

お弁当を作って来ました。
モアイ像を遠巻きに眺めながらのお弁当タイムです。

友達100人作りたいところですが、そんな体力も社交性もありません。




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イースター島のお楽しみはモアイだけではありません。

こちらは岩に描かれた絵だそうです。
解説にはこれが舟だとか鳥だとか書かれていますが、若干無理矢理感があるのが悲しいところです。



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この石は磁力を持っていて、コンパスを狂わせるとかなんとか。
私の方向音痴はもしやこの石のせいなのでしょうか。
まさか遠いイースター島から影響を受けていたとは。これは受け入れざるを得ませんね。



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ビーチもあります。
青く、美しいビーチです。

ただ波が高い様で、ビーチから聞こえてくる声は

「キャ〜キャ〜☆」ではなく

「ギャアアアアアアア」でした。

このビーチ怖いです。



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ビーチの近くにはモアイもいます。
イースター島の主役であるはずのモアイですが、ビーチには勝てない様です。
絶叫水着ギャル達はモアイには見向きもしません。



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一度宿に戻り、日の入りの時間を狙って再び出かけました。
夕日を背に立つモアイはどこか神々しいです。後光が射してる感じ。



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沈んで行くこの太陽は、今頃日本を照らしているのでしょうか。


<情報コーナー>

○ 国立公園入場券

公園入り口でも買えるが、空港の到着ゲートで買った方がだいぶ安い。
入国審査の手前、左手側に窓口がある。25,000ペソ。使用開始日から4日間有効。5日だったかも。


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| チリ | 22:23 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

モアイと一緒に倒れるなんて、意外とオチャメなんですね(ハート)

| コミ | 2012/12/24 01:21 | URL |

たまには羽目を外すんですよ(はーと)笑

| 低橋 | 2012/12/27 00:19 | URL |















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