PREV | PAGE-SELECT | NEXT

国境越えの道を探す一日

P8299674.jpg

ヴェリコ・タルノヴォは坂の街なので、こんなそそられる階段が至る所にあります。

旧市街の坂は横のアクセスは大通りがありますが縦に走る車道はなく、
ほとんどがこんな小道や階段なので迷路の様でなんだかワクワクしてしまいます。



P8299670.jpg

家々は坂に張り付く様に建っており、私の宿も例に漏れずだったので窓からの景色が最高でした。



P8299683.jpg

P8299682.jpg

大通りから小道を下ると急にこんお洒落な風景になります。

ここは色んなものが揃いそうな都会の顔と、
美しい旧市街の顔が上手い具合に混ざり合った素敵な街なんです。



ヴェリコ・タルノヴォの紹介おしまい。

実は今日はたった1枚の切符を買うために1日費やしてしまったので
これくらいしか書く事がないのでございます。





大きな地図で見る


次の目的地はルーマニアのブカレストなので、国境越えの便を探さなければいけません。

ここからの距離は大した事ないのですが、国境を越えるとなるとルートは限られているし、
一日に何本も便があるわけではないので事前に調べておく必要があります。

なのでまずはツーリストインフォメーションへ聞きに行きました。



バスでも列車でもいいと言ったらバスは出発時刻が早いのでお勧めできず、列車が良いとのこと。
でもこの街からは直接出ていないので、まず市バスで隣町にいかなきゃいけないんだそうです。

ツーリストインフォメーションの人は
「隣町はここよりずっと大きくてもっと栄えた町なのよ・・・」と物憂げに語っていました。
何かコンプレックスでもあるんでしょうか。


隣町のお名前はゴルナ・オリャホヴィツァといいます。
3、4回聞き直して最終的に紙に書いてもらってようやく頭に入ったここは、
私の中の覚えにくい街の名前ランキングNO,1に輝きました。
なお、暫定2位はスロバキアのスピシュスカー・ポドフラディエです。



ブカレスト行き列車の話に戻りますが、
国際線なので予約が必要かと聞いたら少し悩んだ顔をして、
「した方が賢明だけど隣町まで行かないといけないから・・・」と言われました。


インフォメーションの人にお礼を言って出た後、とりあえず公園で休憩。

「じゃあまあ明日乗る前に買うか・・でも国際線だし1日1本だし満席になってしまう可能性も・・」と悩みながら地図を睨んでいたら、近くに座っていたおじさんに声をかけられ「ブカレスト行きならこの町からでも乗れる」と教えられました。


ここはツーリストインフォメーションの人の情報を信用したいところですが、
せっかく教えて貰ったので一応タルノヴォ駅まで確認に行って見ることにしました。

やはりゴルナ・オリャホヴィツァからしか無かったとしてもチケットの予約くらいは出来るかもしれませんし、
駅を見てみたいというのもあります。




街の中心からタルノヴォ駅はそう遠くないので歩いて行くことにしました。

でもタルノヴォには坂が多い上に龍の様に曲がりくねった川があり、
駅はこれまた複雑な形の車道と川を越えた向こう側にあるので途中で迷いました。




P8299692.jpg

とりあえず方角だけ見て歩いていたら案の定よくわからない所に出ました。

駅なんかなさそうです。駅は無いけど露出狂はいました。この街に来て2人目です。

左上に映ってる黄色い人がこのあと露出狂にジョブチェンジする奴です。
この顔に ピンと来たら 露出狂です。



P8299693.jpg

その後すれ違った人(黄色くない人)に道を尋ねて見たら、駅はあっちだと言います。

疑うつもりはないですがどうみても無さそうです。
そもそも人がいないのがおかしいです。観光名所の中央駅だと言うのに。




P8299694.jpg

ありました。


歩道橋も何もないので線路を横切って駅舎へ。

ブルガリア5本指に入る観光地なので期待していましたが思っていたのとは違うようです。
駅舎は小さく、中も狭くて薄暗いのどかな田舎の駅でした。

ブカレスト行きの列車について尋ねて見ると、相手はほぼブルガリア語のみでしたがこちらの意図は解してくれ、電車は13:20のしかない事、やはりゴルナ・オリャホヴィツァからしか出ない事、ここでは予約出来ないことなどを教えてくれました。

なので、悩んだ末ゴルナ・オリャホヴィツァまで行ってみる事にしました。

私はいつもこうやってチケットの手配に時間を割きすぎます。




ゴルナ・オリャホヴィツァまではミニバスで20分です。

市バスには運転手さんの他に会計係の人が乗っており、その人からチケットを買うシステムです。
会計係の人は大抵女性です。若い人は何故かパンキッシュな服装のことが多いです。


そのミニバス乗り場は街の中心にあるので駅から別の市バスに乗って戻ったのですが、
このバスが途中の何も無いところで停まって10分程動きませんでした。

運転手さんはお菓子を食べ、会計係の女性は外でタバコを吸っています。

市バスなのに何これ何休憩?と戸惑っていたらほどなくして動き出したのですが、
このあと小高い山の周りをぐるっと回って街に入るはずがショートカットしました。

まさか時間稼ぎですか。

・・・不正を目の当たりにしてしまいました。

でも私以外に5人程いた乗客達も何も言わなかったのでここでは普通のことなのかもしれません。
恐ろしい風習です。ショートカットのところの乗客じゃなくて良かったと思いました。




市バスを降り、ゴルナ・オリャホヴィツァ行きのミニバスに乗り換えました。

このバスが間違いなくゴルナ・オリャホヴィツァ行きであることは口頭で確認したものの
降車場所については何も聞かずに乗り込んだ私ですが、
会計係の女性は駅に着く前に私に「駅でいい?」と聞いてくれました。

しかしブルガリア語のガラ(駅)だけ聞き取れたものの確信が持てず、戸惑っていたら
隣の席の女性が「ステーション?」と英語に直して助けてくれました。優しいです。




P8299707.jpg

バスは駅までは行かず、近くの路上で降ろされました。

しかし会計係の女性がちゃんと「この道をまっすぐよ」と
身振り手振りで教えてくれたので迷いませんでした。優しいです。




P8299705.jpg

ゴルナ・オリャホヴィツァ駅は田舎町っぽい雰囲気の所にあるけどそこそこ大きかったです。

タルノヴォのインフォメーションの人は大きな街だと言っていましたが、
駅は街の外れにあるせいか都会の雰囲気はありませんでした。




切符売り場の人がブルガリア語のみで、何故か「チケットは無い」というようなジェスチャーをするので
困っていたら、近くにいた若い女性が英語に訳して助けてくれました。優しいです。

国際線の切符売り場は別の場所でした。
ここでは英語が使えたので問題なくチケットを購入出来、無事任務完了です。

切符売り場の外に出たら、先ほど助けてくれた女性が待っていてくれ
「買えた?」と聞いてくれました。優しいです。



ネットでは「ブルガリア人は冷たい」という情報をよく目にしました。
トルコ人とブルガリア人の態度は正反対、そのギャップに驚くと。


優しいじゃないですか!


ブルガリア人が冷たいって言った人はヨーグルト(5L入り)を持って廊下で立ってて下さい。

そりゃトルコ人に比べたらめちゃくちゃクールですが
それトルコ人がおかしいんですからね。

トルコ人とは違う優しさの形だけど、ブルガリア人も間違いなく優しいです。




目的のチケットも買えたのでタルノヴォに帰りました。

タルノヴォに着いた時点でもう夕方の6時近くでしたが、
せっかくの観光名所なのに何も見ないのでは勿体ないのでお城に行ってみることにしました。



P8309773.jpg

ゴルナ・オリャホヴィツァ行きのミニバスを待っているときに丘の上から見たこれが格好良くて、
ここだけは是非と思ったので。

分かりにくいですが画面中央を横切っているのがお城への道で、左上がお城です。
万里の長城みたいですごくそそられる景色だったのです。




P8309740.jpg

でも閉館時間だとかで門前払いに遭いました。

本当に門前で払われたのでなんか感動しました。
これが門前払い・・・



P8309732.jpg
お城への道

お城よりもそそられていたお城への道は歩けたので別にいいかなと思いつつ、
ここは夜ライトアップされるらしいので一応その頃を見計らって夜襲をかけることにしました。



IMG_1986.jpg
夜8時過ぎのお城

ライトアップはされていませんでした。



最後まで締まらない感じで本日の行程終了。お粗末様でした。



・・・と、この記事を書く為に今もう一度ネットでアクセスを調べてみたら
ヴェリコ・タルノヴォからブカレストまでの直通列車を発見しました。

発見したというか、鉄道サイトに駅名を入力しただけでごく普通に、当然のごとく、簡単にヒットしました。


私は何故この日これを発見出来なかったんでしょうか。
何故ツーリストインフォメーションの人も知らなかったんでしょうか。
タルノヴォ駅の人は知ってないとまずいと思いますが何故知らなかったんでしょうか。

そして

何故公園のおじさんだけ知っていたのでしょうか。

あのおじさんは何者・・!?


<情報コーナー>

○ ゴルナ・オリャホヴィツァからブカレスト

ブカレスト行きの列車はゴルナ・オリャホヴィツァ13:20発、
一日一本限り。(2012年8月現在)

ネットで調べた限りヴェリコ・タルノヴォからも乗れるはずだが詳細不明。
http://www.bahn.de/i/view/GBR/en/index.shtml(ドイツ鉄道)
ここで調べられる。

切符購入時にパスポートが必要。
国際線切符は15分前までに買うようにと書いてあった。空きさえあれば当日でも大丈夫みたい。


○ ヴェルコ・タルノヴォからゴルナ・オリャホヴィツァまで

タルノヴォ市内から出ている10番のミニバスで20分。復路もおなじ10番のバスを捕まえる。
別の町を経由するのでちょっと遠回り。
ゴルナ・オリャホヴィツァ駅までは行かないが、駅近くの路上で降ろしてくれる。
乗車時にガラ(駅)に行きたい旨を伝えておくといい。

時間によって15分〜30分感覚で出ている模様。


○ ゴルナ・オリャホヴィツァ駅

そんなに賑わってはいないものの割と大きくてフリーのwifiが飛んでる。

国際線の切符売り場は外にある。
ホームに一度出て、右に少し歩いた右手側。地味なので確実に見落とす。英語は問題なく通じる。



にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
ランキング参加中です。記事が面白かったらクリックお願いします。

| ブルガリア | 06:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

やさしい!

少々グドイくらいの「優しいです。」に、ほくそ笑みました。

噂より優しかったとか、噂より冷たかったとか
あれですよね、えーっと、実際に行かないと分からないから
旅行っておもしろいなーって、思います。
同じ場所に行っても、体験した人によっても
感じ方が随分違いますしね、にんげんだもの。

3枚目の写真が素敵です。
こういうの、PCの壁紙でしか見たことないです。

| カーミッコ | 2012/09/06 17:44 | URL |

>カーミッコさん

本当に行ってみないと分からないし、自分の感じ方っていうのは大きいですよね。
ちょっと嫌な人がいてもそれだけでその国を嫌いになるのは勿体ないし、
その人だって態度は冷たくても実は的確にアドバイスをくれてたり
第一印象で敬遠したらいかんよなあ・・と最近よく思います。

私はまだヨーロッパしか見てないのでこのあと行く南米とか中東とか
灯台下暗しのアジアがかなり未知の世界で、すごく楽しみです。

| 低橋 | 2012/09/07 16:02 | URL |

低橋さん、初めまして。
夏にトルコ旅行に行ったのですが(もう何回目かわからないくらい-それぞれけっこう短期間ですが)、その際、皆さんどんなトルコ旅行をしているのかな、とネット上をふらついていたら、ここにたどりつきました。
それ以来、楽しく読ませていただいています。
「宮崎」が力をいかんなく発揮している写真も楽しみ。

文章からは、なんというか、旅を楽しんでいる感が感じられて面白いです、その独特の表現も含めて。
この先も楽しみにしています。

| オフ | 2012/09/07 23:03 | URL |

>オフさん

こんにちは!
最近、先輩旅行者さんからのコメントが続いて少し緊張しております。笑
トルコはずっと憧れていた国だったのですが、実際行ってみてもっとずっと好きになりました。
私もきっと、旅が終わった後もトルコには何度も行ってしまう気がします。
本当に魅力的な国だと思います。特にご飯が美味しいですよね。笑

| 低橋 | 2012/09/09 01:43 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://watatobu.blog.fc2.com/tb.php/135-30685a4b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT