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カフェで落ち武者を捕まえればネムルトダーゥに行ける

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オシャレホテルは朝食もオシャレです。

食いっぱぐれることの多い昨今は朝食を山盛り食べることにしています。
朝いっぱい食べる方が健康にもいいそうですね。おかげさまで健康そのものです。


神の宿はHOTEL ASILZADEという所です。ターミナルからのドルムシュの終点から徒歩1分です。
煙に噴かれた難民割引を無しにしてもお安く、設備とサービスの割にかなりのお得感があります。
バックパッカーにとっては少々お高いですが、神の優しさに触れたい方は是非。

「何かあったら電話してね」と言って名刺をくれたので感激のあまり紹介してみました。





今日はネムルトダーゥツアーに参加します。

ネムルトダーゥとは標高2150mの山頂に神々の彫像がゴロゴロしている所です。
地震で首が落ちてしまったので文字通りゴロゴロしています。
神の首がゴロゴロ。大問題だと思うのですが何とかしなくていいんでしょうか。


ネムルトダーゥではただ転がる神を見るだけではなく、ここから日の出や日の入りを見るツアーが人気です。日の出、日の入りどちらかを見るツアーが近郊のいくつかの町から出ています。

一番近く利用し易いのは多分キャフタという町なのですが、私が何故100キロも離れたここマラテヤからのツアーを選んだかと言うとここからのツアーが圧倒的に面白そうだからです。

まず、日の出と日の入り両方を見られるのでお得感があります。

次に、神々の彫像に一番近い山頂のホテルに泊まれるので話題性があります。

最後に、
マラテヤの公園のカフェでケマルさんという個人を捕まえて直接申し込む
という訳のわからないシステムを採用しているので訳のわからない体験が出来ます。

カフェで個人を・・・どういうことなんでしょうか。


歩き方を見るとケマルさんの写真が載っていました。
ただ者では無さそうなザンバラヘアーのおっちゃんです。これは見つけやすそうです。



ホテルをチェックアウトし、早速探しに行きました。
ツアーは12時スタート翌日10時帰還なので、10時~12時の間にカフェに行けば捕まるものと思われます。
逃げられたら嫌なので2時間カフェを見張ろうと思って10時ピッタリに行ってみました。




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目標のカフェに着きました。
県庁裏の公園のカフェという文字情報しかありませんでしたが、多分ここで合ってます。

カフェを覗くと・・・




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いました。

ケマルさんです。あっさり発見しました。日本人参加者の誰もが落ち武者と表現することに納得。
明らかに落ちてきた風貌です。戦歴は聞けませんでしたが、やはり関ヶ原でしょうか。


「こんにちは。ケマルさんですか?」
「そうです。ケマルです。」
「ツアーに参加したいのですが」
「オッケーです。」

申し込み完了しました。
申し込み用紙など何もなく、名前すら聞かれませんでした。



12時の出発時刻までカフェで時間を潰し、ミニバスに乗り込みました。

参加者は私以外にフランス人の女の子二人だけだったのですが、1分ほど走った大通り沿いであと8人増えました。
イタリア人夫婦と、スペイン人夫婦と、スペイン人の若いカップルと、アメリカ人男性と日本人青年です。おお日本人よ。




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ネムルトダーゥに近い町がいくつかあるのでまずそこへ行くのかと思ったらいきなり山に入りました。
結構危なげな山道をハイスピードで超えて行きます。
車中ではやることも無いので寝ていたのですが、激しく揺さぶられるので窓に頭をガンガン打ち付けました。



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山頂の宿まではランチ休憩含め所要3時間と聞いていましたが、
ラマダン中でレストランが休みだとかで休憩を取らなかったので2時間で到着しました。



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本日の宿

ギュネシ・ホテルという所です。

周りには何もなく、本当にネムルトダーゥに行くためだけにあるホテルです。

各自順番にチェックインをしていったのですが、二人一組でツインに入れたかった様で
一人で来たと言うと「何故一人なんだ!」と怒られました。何故と言われても。




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部屋はこんな感じ。シンプルですが清潔感があり、良い感じです。
私の部屋はトイレバス共同でしたが、ツインを一人で使わせて貰ってるのでその程度の事なんの問題もありません。

ネットは使えませんでした。
あと携帯も圏外でした。




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日の入りツアーのミニバス出発まであと3時間くらいあり、あまりに暇なのでスペイン人カップルと相談したところ「この暇をつぶすには山頂に行くしかない」という結論に達し、歩いて行く事になりました。

宿の人の話だと30分くらいとの事なので多分1時間くらいかかると思われます。
トルコ人はいつも適当な事を言うのです。




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ほとんど植物のない岩と石ばかりの山道ですが、ときどきナイフみたいに尖ってる奴がいます。

またしてもサンダルで来てしまった阿呆な私は串刺しにされました。
スペイン人に「チャレンジャーだな」と言われました。
涼しかろうと思っただけだけで何にも挑むつもりはありませんでした。




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あたりを牛やら馬やらロバやらなんだか分からない動物やらがうろついています。
かなり高い所まで登っている子もいてハラハラしました。
でも闘牛の国の人が一緒なので、牛が転がり落ちて来たらこの人を盾にすればいいやと思いました。

ところでマタドールの衣装が格好良くて好きです。
スペインにはマタドールの尻の写真を使った絵はがきが売っています。目の付けどころが秀逸です。



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見えてきました。あれです。



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到着!!



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上に並んでいるのが胴体で、下に置かれているのがご覧の通り首です。一応立ててはありますが首です。
これはえらいこっちゃですぞ。何故ちゃんとアロンアルファでくっ付けておかなかったのですか。



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生け贄を捧げた祭壇があるとのことですがもしかしてこれでしょうか。
観光客の記念撮影の足場にされていますが。



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ツアーバスが来ました。楽して見た物より苦労して辿り着いた景色の方が綺麗なんですよーふふふ。




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反対側に回って来ました。西側のこちらが日の入り見学スポットです。
こちら側にも同じく彫像が転がっています。首も仲良く取れてます。


日の入りまで2時間くらいあるのですが、ここには転がる神以外何もありません。

そんな場所に目的の2時間も前に客を捨てにくるとは、ツアー主催者は
「山頂以外に見所無し」ということをしっかり自覚しているようです。




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風に吹かれながら待つこと2時間。

空が茜色に染まり始めた頃、
どこからか湧いてきた他のツアー客達も集まり山頂は賑わいを見せ始めました。




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不思議な気分です。

遠い国に来て、高い山に登って、神々の彫像と一緒に日が沈むのを見ています。
あの太陽は日本と同じなのに、違う世界の終幕を見ている様です。

日本はこのころ夜中の2時。皆さん良い夢を見ているでしょうか。
私は一時間程前から寒くて寒くて感傷に浸るどころじゃありません。




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本日の晩ご飯

ツアーは宿代夕食代込みです。

スープと、チキンのトマト煮込みと、食べ放題のパンでした。
トルコはいつだってパンは食べ放題です。エキメッキというバゲットパンがものすごく美味しいです。



夕飯の後はフランス人少女2人と日本人青年と4人で近くのテントにチャイを飲みに行きました。

昼間は気付かなかったのですが宿から徒歩一分のところに小さなテントがあり、そこではチャイが飲み放題。
他にすることもない人達が集まってカードゲームやバックギャモンに興じていました。




このテントに行く途中で見た星空が宇宙そのものでした。
初めてミルキーウェイを見ました。満天の星空というのはこういうものを言うんですね。


私世界一周を終えたら次の行き先を失くしてしまいそうですごく不安なのですが、
宇宙に行ってみたいなあという希望があればやっていける気がします。
可能不可能は置いておくとして。

まあそんなときのためにアフリカを残してあるんですけどね。

今回の旅では行かないアフリカが次の目標になってくれます。
地球が広くて本当に良かったです。まだまだ旅を続けられます。



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