普通に参加・グリーンツアー

朝の5時でございます。
何故こんな時間に起きているのかと言うと、気球を見上げてヨダレをたらす為です。
カッパドキアには気球ツアーというものがあり各社が夜明けの時間に合わせて気球を飛ばすのですが、
これがまたかなり高くて私には手が出ないのでございます。確か1万いくらとかそんなんです。
なので、代わりに地上からこれを見上げて楽しもうという訳です。

観測ポイントはこちら。宿のテラスからいつも見ている丘です。
聞く所によるとギョレメの街中から15分くらいで登れ、ここから見る夕焼けは格別なんだとか。
ということは朝焼けも美しいはずです。道に迷ってるうちに昇ってもうたけど。

本日の相棒。
どこのどちらさんかは知りませんが、丘への道が分からずとりあえず宿の裏に回ってみたら草の中から飛び出してきました。カッパドキアは野犬天国です。飼い犬かもしれないけどみんな放し飼いだし首輪をしてないので見分けがつきません。

気球がポツポツと上り始めました。
急いで丘への道を見つけなければいけません。

その辺にいたヨダレ仲間に聞いてみたら一緒に探してくれました。
一度行ったので思い出せるかもとのことです。結構複雑なルートの様です。

たどり着けました。
方向音痴じゃない人の感覚はすごいですね。同じ人間とは思えないです。
なお、相棒(犬)は気付いたらいなくなっていました。
短い付き合いとは言え相棒にあいさつも無しとは薄情なワンコロです。

すっかり日ものぼり、噂通りの鮮やかな気球の群れを拝めました。
朝もやの中をぽっかり浮かぶ気球も良いですが、青空とのコントラストも綺麗です。


気球の着陸風景を目撃しました。
だいたいの着地地点に合わせてトラックが待機しており、調整しながら上手いこと荷台に乗せていました。
そしてだんだん気球の空気を抜いて倒し、これを畳んで終了のようです。
というわけで私も終了としました。
帰ってまた寝たいので。
再び起きて朝の9時。今日はグリーンツアーに参加します。
できれば自力で行きたかったのですがチャリンコでは不可能に近く、原付でもかなり大変そうだったので。
レンタカーなら余裕だと思いますが国際免許が無いので私には不可能です。
ツアーは宿で申し込みました。
申し込んだというか、昨夜宿の人に
「明日グリーンツアーに参加したいんだけども」
「じゃあ9:30までに起きといてね!」
で終了でした。
翌朝(今日)宿の中庭でポケッと待っていたら9:20くらいに謎の人が来て、
「ツアー行く?」
「グリーンツアーなら行きます」
「オッケー!」
で連れ去られました。
宿の前にはミニバスが待っており、町の中心にある旅行代理店まで連れて行って貰えました。
そこで、
「お名前は?」
「低橋です」
「低橋さん・・?(リストにないけど・・)」
「・・・」
「・・・(まいっか!)オッケー!」
心の声が聞こえましたが参加できたので結果オーライです。
ツアーはミニバスで、15人くらいの参加者、運転手さん、ガイドさんという構成で出発しました。中には私以外に一人の日本人の男性と二人の女の子がいて、久しぶりに日本人トークなんぞしつつ楽しく過ごせました。

ギョレメパノラマ
先日日暮れ後に行った所です。
お昼に見るとこんな感じなんですね。格好良いです。


デリンクユ地下都市
ここまで結構走りました。やはり原付で来なくて良かったです。
運転に慣れている人なら気持ちの良い道かもしれませんが、私は普段原付に乗らないので。
内部は洞窟の様ですが、都市なので明らかに人工的に作られている部屋や、階段や、何十メートルもの深さの空気穴(煙突?)があります。
通路はとても狭く、人一人通るのがやっとの階段トンネルを中腰で登ったり下ったりしなければいけないのでものすごく辛いです。あっという間に腰痛を頂きました。ありがとうございます。

どこの会社のツアーもだいたい同じルートで回るので時間が被り、中は酷い混雑でした。
こういうのを見ると、やはり個人で好きな時間に回る方が魅力的だと感じてしまいます。

ウフララ渓谷
浮かれた名前ですが実は深くて格好良い渓谷です。
100~150メートルあるという谷を降りて行き、谷底の川沿いを歩きます。

降りてすぐの所にはフレスコ画の教会がありました。
所々崩れていますが色はまだ鮮やかで、神々や天使の顔もちゃんと確認できました。

谷底を40分くらいかけて歩くハイキングツアーは爽やかでとても気持ちが良かったです。
景色も素晴らしく、時々立ち止まってはツアーに置いて行かれました。

本日のお昼ご飯
ハイキングの終わりにはランチが待っていました。ツアー代金は昼食代込みの様です。
実はツアー代がいくらなのか知らないままここにいますが、歩き方によると50~75リラくらい(2,000〜3,500円くらい)だそうなのでだいたいそんなもんだと思います。
ランチは5種類から選べましたが、私が選んだのはケバブ・キャッスルとかカストロみたいな名前の何かでした。
レストラン近くまでバスが移動して待っていてくれたので、乗り込んで次の目的地へ。

なんだか分からないけど格好良い所に来ました。
チケットにはセリメ・カテドラルと書いてありますが歩き方に載ってません。
格好良いのに何故勧めないのでしょうか。
私と日本人男性はその格好良さに大興奮。
女の子は高い所が苦手だとかで怖がっていたので崖っぷちに追い込んで遊びました。

この穴ボコはハトの巣だそうです。ハトの卵を絵の具にしたり、糞を肥料にしたり~とガイドさんが言っていた気がしますが訳が合ってるかは不明です。

てっぺんまで登れないものかと周辺を散策しましたが無理みたいです。
あの上に立ってヒャッホウしたかったです。そして転落死。
見学終了後またバスへ。
「今から時間かかるから寝なさい」とガイドさんが言うので全員速攻寝ました。良い子達です。
約一時間後、次の目的地に着きましたが誰も起きずにガイドさんが「起きてえ~!」と小声で叫んでいるのが大変愛らしかったです。書くの忘れてましたがガイドさんは女性ですごく美人です。

ピジョンバレー
鳩の谷という名前から察するにあの穴ボコも鳩の巣でしょうか。
日本人男性が「ナウシカの風の谷みたいですね」と表現したのが妙にしっくり来て、
しばし風を感じながらのんびりしました。
ギョレメ到着後、バスは全員を各ホテルまで送ってくれました。
私も送ってもらいさあ降りようというときに奇跡的に思い出したのですが、ツアー料金を払っていません。
トルコに来てからこんなんばっかな気がします。
「お金払ってないのですが」と申告すると「あらそうだったの!」とガイドさんは驚きつつもどこかへ電話して確認してくれ、「ホテルのフロントで払ってくれればOKです」と言ってくれたのでそうしました。
他の人達もそのまま降りて行きましたが彼らはいつ払ったんでしょうか。
ツアー料金は90リラ(4000円くらい)でした。相場よりやや高いですが、内容には大満足したので値段相応の良いツアーが当たったのだと思って満足しています。

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| トルコ | 23:42 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑
本日の相棒、忠実そうなのに(笑)真面目に申告したのは日本人らしいというかそういう所で日本人が信頼されるなら嬉しいです。
| コミ | 2012/11/19 02:22 | URL |