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エベレスト街道10、下山!


<11/1 トレッキング17日目 下山①>

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さあて下山しますぞお〜!!

体調は相変わらず悪いのですが、それは高山病のせいですので下山すれば治ります。そして標高を下げれば下げるほど物価も下がり、栄養のあるものを食べられるようになります。つまり、


この体調不良ともオサラバだぜえ〜!!

というわけです。嬉しくて嬉しくて、足取りも軽くなるというものです。
 

それでは参りましょう!



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下って



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下って



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ペリチェ(標高4,280m)

ペリチェまで下りました。ここは初めて来る村ですが、谷間でありながらかなり広い高原になっており、非常に雰囲気が良かったです。

本日は900m標高を下げました。距離で言うとたったの11キロくらいですが、今日は出発が遅かったのでこれくらいで勘弁してやるとしましょう。絶賛血便中ですし。



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ペリチェの宿「Amadablam View Lodge & Restaurant」



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ご褒美おやつ

ベーカリー併設の宿だったので、ついうっかりご褒美ケーキなんぞ食べてしまいました。

だって今日まで本当に辛かったんですもの。高山病対策はちゃんとしていたはずなのに、なるものはなるんですね。まだ標高4,200mですけども、900mも降りてくると世界が違って見えます。寒いけど暖かいし、酸素はまだ薄いはずだけど十分息が出来ます。清々しい気持ちです。

でも顔色はまだ真っ白ですし、連日の下痢と食欲不振によりすっかり痩せこけてしまったので、そんな墓場からコンニチハみたいな顔で始終ニヤニヤしている私はさぞホラーじみていたことでしょう。



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浮かれて一時間くらいお散歩したし、川で洗濯もしました。川ですのでもちろん石鹸は使っておりませんが、それでも十分綺麗になります。元が汚すぎるという説が



<11/2 トレッキング18日目 下山②>

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さあ本日も下りましょう!



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下って



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下って



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タンボチェ(標高3,860m)

タンボチェまで下りました。仮面舞踏祭マニ・リンドゥを見た村です。ここまで来たら、あとは知っている道を戻るだけです。



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谷の左側

前回は気が付かなかったのですが、ここからゴラクシェプに続く長い長い道が見えていました。牛歩隊はこれを歩いたんですね。今見ると綺麗ですが、疲れているときにこれを見せられたらゲンナリしてしまうかもしれません。



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標高が下がったことにより、緑豊かな風景が復活してくれたのが嬉しいです。地獄脱出って感じ。あそこ人が暮らしていい世界じゃないです。



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ヤク達ともこの辺りでお別れ。そのモフモフで神々しいお姿が好きでしたが、彼ら常に荷物を持たされてゼエゼエ言っているので、実のところ神々しさは皆無です。全部私達人間のせいですけども。



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ゴーキョ/ゴラクシェプへの分岐

エベレスト二大ゴールへの分岐です。左がゴーキョへの通常ルート。この道も歩いてみたかったです。どんな風景が待っているのでしょう。



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ナムチェ(標高3,440m)

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ナムチェの宿「Latha Guest House」(前回と同じ所)



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本日の晩ごはん/エッグフライドヌードル

今日はナムチェまで下りて来ました。あんなに苦労して登ったのに、下るのはたったの二日。諸行無常を覚えます。

本日は標高差800m、距離で言うと19キロほど歩きました。登りも多少あったので疲れましたが、身体は疲れても気持ちはとっても元気です。ここ暖かいし。いや寒いですけど、寒さの次元が違います。ついTシャツ一枚になって冷気を楽しんでしまいましたもの。蛇口の水も凍っていません。というか蛇口があります。素晴らしきかな文明。

体調もみるみる回復してきております。まだ下痢気味ではあるので全快とは言えませんが、一昨日までのあれが嘘のように身体が軽いです。血便も収まりました。



<11/3 トレッキング19日目 下山③>

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本日の朝ごはん/パンケーキ

本日も下ります!



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下って



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下・・あれ、なんか知らない村に出た。



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パクディンという大きな村を通るはずだったのですが、それが何故か対岸に見えています。どこで道を間違ったのでしょうか。そしてここは何処なんでしょうか。



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2071年!?

本当に何処なんでしょうか。

家はあるのに誰もいないし、滅茶苦茶怖いです。



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道を見つけ、橋を渡り、通常のトレッキングコースに復帰しました。さっきのは一体何だったのでしょう。



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サモサ休憩

途中の集落でサモサを食べました。エベレスト街道上ではあまり見ないこの手の軽食ですが、行きにこの辺りで食べたことを覚えており是非帰りにも寄ろうと思っていたのです。

地上では2、30ルピーで食べられるサモサも、山中では70ルピーです。でもトレッキング中に食べるサモサは地上のそれの100倍美味しいんです。芋と豆たっぷりで栄養があるのも嬉しいところ。もちろん揚げたてがベストですが、冷めても美味しいサモサです。



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スルケ(標高2,290m)

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スルケの宿「Sherpa Guesthouse & Restaurant」



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本日の晩ごはん/シェルパシチュー

本日はこちら、スルケという集落に泊まります。

今日は標高差1,150m、距離は20キロくらい歩きました。ゴールまであと少しです。



<11/4 トレッキング20日目 下山④>

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本日の朝ごはん/アップルパンケーキ

さあ今日も張り切って下りましょう!



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登って・・え、登り?

そういえば、この辺りからはアップダウンが増えるんでした。

でも私どちらかと言うと下りが苦手で登りが得意なので、それほど苦ではありません。疲れはするのであまり登りばかりも嫌ですが、下りばかりよりはマシです。下りは登りより危ないし足元が見え辛くて怖いし、膝を痛めたりもしますので。



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緑も民家も物も増え、景色が鮮やかになって来ました。



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立派な畑も。



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カリコッラのゴンパ

トレッキング開始二日目に泊まったカリコッラまで来たので、ちょっとゴンパに寄りました。

あの日は疲労困憊の牛歩隊及び不機嫌極まりないマリアン様が一緒だったので参拝出来ず、その事がずっと気になっていたのです。山の神様に挨拶しないのは良くないと思って。

参拝するのは仏教寺院なのに考え方が神道寄りなのはアレですけども、気持ちがあれば何でも良いのです。



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ゴンパへ続く道は中々長めの石段なのですが、荷物を置いたらもう羽根が生えたように身体が軽くてトトトトーンでした。丸一日歩いた疲れなど全く感じません。ド健脚ド健康の自分が戻って来た感じがします。



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ジュブリン(標高1,680m)

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ジュブリンの宿「Gorkhali's GH & Restaurant」



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本日の晩ごはん/ベジフライドヌードル

カリコッラは通り過ぎて、この日はもう少し下った別の集落に泊まりました。

今日は18キロ歩きました。標高差は600mほどですが、アップダウンが多いので実際はもう少し激しく運動しています。


明日はバスやジープ乗り場のあるサレリ又はファプルまで行きます。その辺りはもうほとんど下界に近いですので、山小屋泊は今日が最後です。

そんなわけで一人思い出に浸りながらしっとりした夜を過ごしたかったのですが、何か人気の宿に入ってしまったらしく、騒がしかったです。主にこれから登る人達が。そんなキャッキャ言っていられるのも今のうちですよフフフ。3日もすれば全員笑顔が消えるからな。



<11/5 トレッキング21日目 下山⑤>

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本日の朝ごはん/アップルパンケーキ

本日も下ります!と言いたいところですが本日はほぼ登りです!



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登って


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登って



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ヌンタラ(標高2,194m)

初日に泊まるはずだったヌンタラまで来ました。



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実際初日に泊まった宿はあれです。女神二人の亀歩に巻き込まれ日が暮れて、遭難ギリギリで飛び込んだ所。



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初日に泊まった宿

その節はありがとうございました。



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そして最後の登りをせっせとこなし、



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タクシンドゥ・ゴンパ

ちょっと寄り道して参拝。

こちらも行きで参拝出来ず、気になっていたゴンパです。何故出来なかったかと言うと、マリアン様40分行方不明事件があったからです。ろくな思い出が無いな牛歩隊。


私の知る限りここが最後のゴンパになりますので、無事目的を達成出来た事、そしてここまで無事に帰らせて貰えた事についてしっかりお礼を言い、エベレスト街道最後のゴンパ参拝としました。




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タクシンドゥ・ヒルトップ

そしてついに、トレッキングのスタート地点まで戻って来ました。

でも初日は本来のスタート地点・ファプルからここタクシンドゥまでワープしてしまったに過ぎず、今日はしっかり歩き切るつもりですので、ゴールはもう少し先です。

ここまでは1,400mアップの9キロ。ここからは500mダウンの15キロです。



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本日のおやつ/チャパティの目玉焼きのせ青唐辛子ソース

ゴールはまだ遠いので、一旦エネルギー補給です。

このレストラン妙に高いんですけど、初日にティファニーとマリアンがこれを食べているのを見てとっても羨ましかったのです。なので、最後にここを通るときは是非私も食べようと三週間前から決めていました。

最後の山小屋ごはんは、最高に美味しかったです。



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そしてラストスパート。車道を横切る歩道・・というか元々あった歩道をぶった切りながら車道を作った感じですが、そんな道を歩き、



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良い感じの村を越え、



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後半はひたすら車道を歩き、合計4時間。



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ファプルの宿「Phaplu Hotel & Restaurant」

思いの外時間がかかり日が暮れてしまいましたが、何とかゴールのファプルに辿り着くことが出来ました。

あと2キロほど歩けばカトマンズ行きのバスが来るサレリに着きますが、ジープの方がバスより速く、そしてジープはファプルからでも乗れるので、ここファプルをゴールとしました。

ゴール記念に飲んだファンタが全身の毛穴が開くくらい美味しかったです。山中では最高600ルピー(=円)まで上がった炭酸ジュースの値段も、ここファプルでは90ルピーまで下がりました。下界の70ルピーと比べたらまだ少し高いですが、十分許容範囲です。



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ジープチケットも入手しました。他のトレッカーと一緒に買って、一人1,600ルピー。来た時は祝日価格で3,000ルピーでしたので、この1,600ルピー前後がおそらく通常価格なのでしょう。



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相棒

チケットを手にした瞬間、三週間一緒に歩いた相棒が私の手をスルリと抜け、手の届かない所に落ちてしまいました。役目を終えたとばかりに。

今日までありがとう。貴方のおかげで随分助かりました。貴方そこにいたら近いうちに薪にされると思いますけど、それもまた人生。最後に炎となって、誰かを暖めてあげてください。




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本日の晩ごはん/バフトゥクパ

久しぶりの肉が五臓六腑に染み渡りました。



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トゥンバ

こちらはネパールの地酒です。私カトマンズに着いてから飲むと決めているので自分では頼まなかったのですが、同宿のトレッカーが一口くれたので飲んでみました。

なんかぬか漬けみたいな味が・・



<11/6 カトマンズへ>

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本日のお昼ごはん

ぎゅうぎゅう詰めのジープに夜明け前から乗り込みまして、カトマンズに向かっております。

お昼休憩で食べたダルバートが奇跡みたいに美味しかったです。そうでしたこれが地上版ダルバートでした。おかず沢山で色んな味がして、そして安いのです。ビバ、ダルバート。飽きたとか言ってすみませんでした。



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祝い酒

そして!カトマンズに帰りましたので!

飲み!会!!です!!!


もうこの瞬間が楽しみで楽しみで。下山中ずっと何をツマミに飲むか考えていて、「今一番食べたいのは揚げだし豆腐!」という結論が出たので日本食屋に来ております。

で、日本食屋なので日本人が多く来店していたのですが、エベレスト街道帰りの方も4人ほどいらして、うち2人は高山病発症による救急ヘリ帰還組でした。

やっぱり危ないんですね。私は一人だったので自分の体調は自分で見るしかなく、一応「苦しいけどまだ行ける」と思ったから最後まで歩いたのですが、それは素人判断に過ぎません。もしかしたら、私もギリギリだったのかもしれません。


ともあれ、幸いなことに無事生還することが出来た私でございます。

この夜は特に、酸素が濃いことのありがたさ(カトマンズは大気汚染酷いけど)、食べ物が安くて美味しいことの喜び、お布団が温かいことの素晴らしさを、心から噛み締めました。

そしてここから数日間、山中で満足に食べられなかった分を取り戻すかのように暴飲暴食を繰り返し、見事に消化不良を起こして苦しい思いをするのでした。


エベレスト街道トレッキング編、完。


次回はトレッキングルートやら何やらのまとめを書きます。ただの情報コーナー拡大版みたいになると思うので、行かれない方にはつまらない記事かもしれません。


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<情報コーナー>

◯ ゴラクシェプからナムチェ、ファプルまで

ルートはいくつかあるが、私はPheriche経由で下山。ロブチェまでは小さなアップダウンが続くが、そこからは平坦と一気に下り。Pheriche付近は谷間の平原風景が美しい。そこからタンボチェまでは壮大な景色の中に立派なロッジ村が点々とあり、どこを選んでも気持ちが良さそう。タンボチェからは来た道を戻るだけ。

◯ ペリチェの宿

「Amadablam View Lodge & Restaurant」
ベーカリー併設の小さな宿。アットホームな感じ。充電は有料だったと思うが値段は忘れた。ダルバート650ルピー。

◯ ナムチェの宿

「Latha Guest House」
前回と同じ所。ツイン200ルピーを100に、充電は無料にしてもらった。おかみさんが穏やかで優しくて良い感じ。ダルバート500ルピー。

◯ スルケの宿

「Sherpa Guesthouse & Restaurant」
部屋、充電共に無料にしてもらった。ベッドがギリギリ詰まってる小屋みたいな部屋が良い感じ。川の景色が美しい。おかみさんは明るくて優しい。ダルバート400ルピー。

◯ ジュブリンの宿

「Gorkhali's GH & Restaurant」
シングル200ルピーを100にしてもらった。充電無料。キッチンとダイニングが一体化しており、暖かくてにぎやか。やたら繁盛していた。ダルバートの値段は見忘れた。

◯ ファプルの宿

「Phaplu Hotel & Restaurant」
ツイン500ルピーを300にしてもらった。バフトゥクパが美味しかった。トレッキング開始時にここでタクシンドゥ行きのジープを手配してもらった思い出。

| ネパール | 21:01 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

相棒ーと書いて、棒です。
しかし面白かったです。
エベレスト方面は行けてなかったので
blogを読んで来年行くことに決めました。
ちなみにインド好きなんしょ?

| TANAKA | 2018/12/22 19:48 | URL |

> TANAKAさん

相棒と書いて棒ですね。置いてくるの忍びなかったです。
私もいつか再挑戦したいです。高山病のことを忘れて思い出が美しく書き換えられる何十年後かに。。
ちなみにインドは全然好きじゃないですよ!笑

| 低橋 | 2018/12/24 01:53 | URL |

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2019/01/06 13:15 | |

Re: 心から応援

>kさん

ありがとうございます!
今後のことを考えると終わらないといけないのですが、どうも終われる気がしないので覚悟を決めなければいけません。と、実は数年前から思っていますがどうにも煮え切らないので覚悟を!決めなければ!というのが今年の目標です。笑
夢を追うって怖いですよね。頑張ります。

kさんも楽しい一年になりますように。
(非表示でメッセージ頂きましたので、お名前一応伏せ字にて失礼します)

| 低橋 | 2019/01/06 23:56 | URL |















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