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エベレスト街道8、チョラパス越え


<10/28 トレッキング13日目>

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朝から何度も見かけるヘリ

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本日の朝ごはん/エッグトースト

昨日は一昨日よりはよく眠れましたが、まだ体調は悪いです。十中八九高山病にかかっていますが、下山するほどではないんじゃないかな〜た〜ぶ〜ん〜と自己判断したので先へ進みます。



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本日の目標:チョラパス突破の拠点村ドラグナ

まあ、今日は二時間しか歩かないので大丈夫です。そして無理ならそこからの下山ルートもあるので大丈夫です。たぶん。今日は様子見なのです。



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出発5分後

もうむりですぅ。

っておもいました。

高山病もそうなんですけど、高山病の薬ダイアモックスの副作用で顔面と手足が痺れまくっているのが辛いです。痛いとか苦しいとかじゃないけど、未知の辛さです。

でも進みます。何故なら戻ったところで標高4,790m(=地獄)だからです。一方、本日の目標村は標高4,700mです。90m低いぞやったああぁ〜・・



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ゴジュンバ氷河

土砂がドシャーとなってるだけだと思っていた白い大地は、実は氷河でした。でも氷の上に土砂がドシャーしているので埃っぽいでシャー。



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ドラグナ(又はタンナック、標高4,700m)

2時間と書かれていた道を2時間半かけて、本日の目標ドラグナに到着しました。体調不良の割には頑張ったんじゃないでしょうか。



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ドラグナの宿「Thagnak Guest & House Restaurant」

ロッジ村に着いたのは10:30なので流石に部屋は空いていましたが、午後到着した人と相部屋になりました。やはりここも混雑しているようです。



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チョラパスへの道

宿前の休憩スペースにて、「朝5:45に向こうの拠点村を出て9:30にここへ着いた」というおじいちゃんトレッカーと出会いました。通常6時間はかかると言われているチョラパスを、3時間45分で越えて来たことになります。ガイドさん及びポーターさんを連れた空荷の人とは言え、いくらなんでも速すぎませんかね。ましてやおじいちゃんですし。格好良い人もいたもんです。


ところで先程から書いている「チョラパス」ですが、正確には「チョ・ラ」又は「チョ・パス」のはずです。「ラ」がパス(=峠)という意味なので。つまり「チョラパス峠越え」なんて書くと、チョ峠峠峠越えになってしまう訳です。何が悲しくて一日で三つも峠を越えないといけないんでしょうか。迂回した方が得策です。



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本日の晩ごはん/シェルパシチュー

さて、明日挑むチョラパスは「人が少なく道も分かり辛く危険なので、絶対一人では行かないように!」と言われていますが、私は一人です。いつだって一人です。永遠に一人です。なので他のお一人様と結託して一緒に行ってもらいあわよくば結婚してもらうつもりでいましたが、宿にいるのはカップルばかりでした。世知辛え世の中だぜ。

しかしロッジ村のこの混雑具合からして、わざわざ誰かと約束しなくても峠越え道はトレッカーで溢れているのでは?と思い至りました。

念の為周りの会話に耳を傾けてみると、皆さんだいたい朝5:00〜7:00の間に宿を出る様です。と言うことは、5:00組と一緒に出ればその後ズルズル遅れを出しても6:00組、7:00組と合流できます。この作戦で行きましょう。



<10/29 トレッキング14日目 チョラパス越え>

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朝は飲み物だけでサッと済ませ、5:15に出発しました。

トイレに行っている間に5:00組に置いていかれ早くも作戦失敗☆しておりますが、宿を出たらちょうど他の宿から団体さんが出発したので、何食わぬ顔でその隊列に加わりました。でもちょっとのんびりペースな団体さんだったので、あっという間に先頭に躍り出てしまいました。今日は調子が良いです。ダイアモックスが効いたんでしょうか。


それはさておき、滅茶苦茶寒いです。全身が凍てつき、歩き始めて30分でもう手足の感覚が無くなってしまいました。凍傷が心配になる寒さです。カイロか何か持ってくるべきでした。

日が昇りさえすれば温かくなると信じて歩き続けましたが、こちら山の西側です。待てど暮せど歩けど休めど、お日様の光を浴びることはありませんでした。



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その後広い場所に出てどこが目標なのかよく分からなくなりましたが、通りすがりのガイドさんに聞いたら「あの山の谷間がチョラパスだよ」と教えてくれました。「どの山の谷間だ」と思いました。



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ここまでは割と歩きやすい登りでしたが、最後はかなりの急勾配でした。しかも道らしい道が見当たらず、ほとんどよじ登る感じです。荷物を背負って越えるには少々骨が折れます。いや慣用句ではなく本当にスッテンボキィと行きそうな道なのです。気をつけなくては。


そして、背負っている荷物をどっせいしたくなる気持ちをこらえ岩石ゴロゴロウェイをゼエゼエ言いながらさらに登ると、

ついに



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チョラパス(標高5,420m)

チョラ峠に到達しました。

時刻は9:30。ここへ来てようやく、お日様の光を全身に浴びることができました。奇跡みたいに暖かいです。思わずショーシャンクの空にみたいになってしまいました。



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人がワンサカいます。

ここまでも常に誰かしらが前後にいてくれましたし、少なくともこのハイシーズンにおいてはお一人様問題はそう気にしなくて良さそうです。

が、ローシーズンの場合はやはり、一人では行かない方がいいんでないかなと思いました。いや、絶対行かない方がいいです。道がよう分からんのもそうですが、このコースは割と怪我をしやすいと思うんです。ちょっとバランスを崩したら一気にガラガラ行く感じ。一人で歩いていてそうなったら、そして何時間も誰も通らなかったら、想像したくもないですが悲惨な事になってしまいます。



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さて、凍った身体も溶けて来たので反対側へ下ります。

チョラパスの東側には立派な氷河が広がっていました。綺麗ですが、どう見ても滑りまくるやつです。



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私はアイゼンを履いてこなかったウッカリ橋兵衛でございますが、周りのトレッカー達も半分以上が私と同兵衛でした。やーい馬鹿共が。

まあ無くても歩けないことはないのですが、とっても大変だしすんごい怖いです。おそらくここにいるアイゼン無し兵衛全員が、その事を後悔していたと思います。

ポーターの皆さんもアイゼン無しで、そればかりかペラペラのスニーカーで歩いています。見てるこっちがハラハラドキドキツルッ痛ってえ!ですが、彼らは一歩一歩声を出し気合いを入れながら、着実に進んでいました。尻餅をついたまま不貞腐れている私とは大違いです。



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一時間以上かけて氷河を越えその後少し下ると、ご褒美とばかりに絶景が迎えてくれました。

ゴーキョ側のロッジ村は登山口ギリギリにある感じでしたが、こちら側のそれは結構遠いです。なんとなく、こちらから登った方が大変そうだなという印象を受けました。でもこちらはおそらく朝から日が当たるので、寒さはだいぶマシかもしれません。



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ゾングラ(標高4,830m)

そこからは一気に下り、11:30にはチョラパス東側拠点のロッジ村、ゾングラに到着することができました。出発からここまで6時間15分でした。



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ゾングラの宿「Himalayan View Lodge &  Restaurant」

まだギリギリ午前中なのに、宿はどこも混雑していました。でも何とか部屋を確保する事ができました。



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本日のお昼ごはん/シェルパシチュー

峠越えのご褒美ごはんです。



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本日の晩ごはん/ベジモモ

昼寝をして少し体力を回復させ、晩ごはんです。相変わらず食欲はあまりありませんが、食べないと明日歩けません。

でも昨日みたいに頼んだものを残すのは絶対に避けたいので、最初から量が少ないモモにしました。



その後さっさと眠りに入り、夜中にトイレに起きた際見上げた空は満天の星空でした。

最大の難関を無事越えられて、本当に良かったです。今日はやや落ち着いていたとは言え、体調不良を押しての峠越えだったので正直かなり不安だったのです。前日に「何らかの理由で峠が塞がったので迂回するしかなくなったぞお〜」「やったあもう峠越えはしなくていいんだね今夜は鍋にしよう」みたいな都合の良い夢を見てしまう程度には。


次の目標は、ついに最終ゴールであるエベレスト・ベースキャンプ。の、拠点村ゴラクシェプです。標高は高いですが、チョラパスの様なハードな道ではありません。

そしてゴラクシェプを済ませてしまえば、あとはもう下山するばかりです。

高山病による体調不良がしんどくてしんどくて、もうずっと下山の事ばかり考えてしまっています。


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<情報コーナー>

◯ ゴーキョからのチョラ・パス越え

ゴーキョからDragnag(Thagnak)はごく小さなアップダウンを歩き2時間程度。Dragnagは宿が4、5軒あるだけの小さなロッジ村。Dzonglaも似たような感じ。

チョラパス越えは人によって5〜9時間と開きがある様子。平均的には6、7時間くらいだそう。日が昇ると氷河や雪が溶けて危険が増し風も出てくるため、朝早く出るのが鉄則。ゴーキョ側拠点Dragnagからゴラクシェプ側拠点Dzonglaへの道は山の西側を登るので日が当たらず、すごく寒い。十分な防寒対策、特に手袋と靴下はしっかりした物を。氷河がかなり滑るのでアイゼンや杖もあった方が良い。また、一部道が分かり辛いためトレッカーの溢れるハイシーズン以外は案内人を雇うべきだと思う。宿の張り紙によるとドラグナやゾングラでもお願いできる模様。

◯ ドラグナの宿

「Thagnak Guest House & Restaurant」
ツイン一部屋200ルピーを他の人とシェアで一人100ルピー。ダルバート750ルピー。

◯ ゾングラの宿

「Himalayan View Lodge & Restaurant」
シングル300ルピーを100にしてもらった。ダルバート700ルピー。

| ネパール | 22:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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