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エベレスト街道7、エベレスト展望の村・ゴーキョへ


<10/25 トレッキング10日目>
 
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タンボチェの朝

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本日の朝ごはん/目玉焼きトースト

今日からは牛歩隊と別れ、一人で歩きます。

私はゴーキョへ、牛歩隊はエベレスト・ベースキャンプ方面へ。私もゴーキョのあとベースキャンプ方面へ向かうので、牛歩隊がいつも通りの牛歩っぷりを発揮してくれたらその辺りで再会できてしまうかもしれません。

なお、ガイド代わりの便利屋・私を失った牛歩隊はようやく宿確保問題に真剣になってくれたようで、昨夜「明日は5:30に起きて6:00に出ましょう!」とか話し合っていたくせに、6:30を過ぎても誰も起きてきませんでした。トマークおじさんだけは6:50に起きました。というか私(同室)が叩き起こしました。

大丈夫でしょうかこの人達。いや、もう知らんですけど。



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ゴーキョ方面への道(タンボチェ・ゴンパの左脇から裏手へ)

さて、そんなわけで一人になりましたので、ここからはサクサク歩いて参りたいと思います。



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タンボチェからポルツェへ

ベースキャンプではなくゴーキョに向かう人は通常ナムチェからの分岐でそのルートを決めますが、私はナムチェを通り過ぎタンボチェまで来てしまったので、地図に載っていないマイナーな道を歩いてゴーキョルートへの乗線を目指します。

地図に載っているちゃんとした道もありますが、かなり遠回りなので。このマイナールートはツイッター及び地元民からのアドバイスで発見しました。教えて頂いた方、ありがとうございました!



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雪の花が咲いていました。どうやってこんな奇跡が起こるのでしょう。あまりにも美しいです。



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この枯れ草は風に吹かれるとカラカラと良い音がします。是非自室の窓際で歌って欲しい存在ですが、年中枯れていて頂くわけにもいかないので諦めざるを得ません。



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Phortse

ひたすら山を登って反対側に出たら、突如広大なポルツェ村が現れました。宿も割とあるし景色も雰囲気も良いし、一泊してみたい気持ちになりましたがまだ朝10:00なので先へ進みます。



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その辺の宿で借りたトイレが枯れ葉式でした。



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ナムチェ→タンボチェ間で撮影

ときにこの村、ナムチェからタンボチェに向かう途中で見たこれ(画面中央の村)だった様です。こうやって知らない道や知らない土地を確かめながら歩いていくのは、実に楽しい体験です。



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現在地・ポルツェ

丁度良い看板があったので。

先程も書きましたが、通常ゴーキョに向かう場合はナムチェ直後に分岐があり、タンボチェだと来すぎだしポルツェも通りません。

ナムチェからゴーキョまでは2、3日、ナムチェからエベレスト・ベースキャンプ(最寄り村ゴラクシェプ)までは4、5日とのことです。ゴーキョは標高4,790m、ゴラクシェプに至っては5,140mとなりますので、途中で一度高度順応日を設けるのが安全です。

ゴーキョとゴラクシェプはチョラ・パスというちょい難関な峠越えで繋ぐことが出来ます。私もこれを越え、ゴラクシェプまで行くつもりでおります。



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ゴーキョへの道(谷沿い左側。右でもいいけど)  

という訳で、まずはゴーキョ方面へ。道は谷を挟んで二本ありますが、向かって左側の方が行きやすそうだしロッジ村も多そうなので私はこちらを選びました。



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秋も深まって参りました。春夏秋冬それぞれに違った美しさがありますが、私は新緑香る初夏と、山が色づきススキの揺れる秋が好きです。



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本日歩いた道

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モフモフのヤク



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ドーレ(標高4,110m)

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本日の宿「Himalayan Lodge & Restaurant」

ドーレというロッジ村に到着しました。まだ13:00ですが、今日はここまでにします。何故なら酷く疲れたからです。

今朝はサクサク歩くぞとか言っていたのに、牛歩隊と別れた途端急に私も牛歩になってしまいました。何かそういう病が移ったのか、一人になって気が緩んだのか、標高が上がって身体が悲鳴を上げ始めたのか。


標高4,110mと言ったらもう高山病の危険が伴う高さですが、その症状が自分にも出ているのかどうかがイマイチ分かりません。

下痢はしていますがそれはトレッキング開始前から(多分感染症)だし、もっと言えば10ヶ月前から(だいたいインドのせい)だし、今更気にすることではありません。感染症についてはここ一週間ほど抗生物質を飲んでいますが、下痢を治したくて飲んでいるのに「副作用:下痢」とか書いてあるのでもう何も信用できません。

睡眠障害は今のところ出ていません。頭痛も大丈夫。ただ今日はやたらと疲れ、正直かなりキツかったのです。



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本日の晩ごはん/ダルバート

まあたまにはそんな日もあらぁなと言う事で、折角早めに宿に入ったので洗濯と5日ぶりの洗髪なぞしてサッパリしました。いやサッパリはしてないかな。ヒャーヒャー言いながら氷水でやったので。手が見たことのない赤紫色になってしまいました。

そして夜も大変寒くて布団から出られず、ぼちぼち魔のエリアに入って来たことを実感するのでした。



<10/26 トレッキング11日目、ゴーキョへ>

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本日の朝ごはん/チベタンブレッド

今日は出来ればゴーキョまで行きたいです。そのためには昨日もっと歩いておくべきだったのですが、先述の通りです。

同じ宿にいたガイドさん達に聞いたら「今日一日でゴーキョまで行けるよ〜」とのことで、宿のおかみさんも「電話してゴーキョの宿予約しようか?」と言ってくれましたが、予約は止めておきました。下痢も酷くなって来ましたし、疲れもいまいち取れていないからです。今日中に辿りつけるとは限りません。

たった6時間ほどの距離なんですけどね。一昨日までの超健脚な私なら「通常6時間なら私は余裕で4時間を切るぜ」なんて調子に乗った発言をしていたのに、今の私は完全に自信を喪失しています。森林限界を超えたからでしょうか。低橋さん緑が見えないと急に弱るから・・



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まあ言っても仕方がないので歩きます。今日は前半緩やかなアップダウンと平坦、後半はゴーキョまで一気に登りです。maps.me調べ。



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Luza

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Machhermo

ロッジ村をどんどん越えて行きます。



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後半の登りは大変辛かったです。もう歩きたくないと何度も思いましたが、ここからゴーキョまではもう宿は無いので行くしかありません。



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小さめの湖を越え、その後碧く大きな湖が見えたら、



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ゴーキョ(標高4,790m)

ゴーキョです。



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と言うことはあれがゴーキョ・ピークですかね。山頂からのエベレスト景が素晴らしいと噂の。



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ゴーキョの宿「Friendship Lodge & Restaurant」

ゴーキョ・ピークは明日行くとして、とりあえず宿に入りました。

こちらラウンジに見えるかもしれませんが、私の寝床です。いやラウンジですけども。13:30に着いたのですが、既にどこも満室だったのです。ゴーキョは比較的空いているはずなのですが、ハイシーズンは恐ろしいですね。



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食べ物オーダー票兼領収書にも「ダイニング・ホール」と書かれてしまいました。いやルームナンバーは仕方ないですけど、ゲスト名までダイニング・ホールにするのは止めて貰えませんかね。わたくしダイニングホール低橋です。漫才師みたいですね。

ちなみに、私がダイニング寝床ですっかりくつろぎ始めた午後にも何人ものトレッカーが来て満室と言われ撃沈していましたが、「ダイニングなら空いてるよ」「ホラ、この日本人もここで寝るよ」と紹介され笑顔で手を振ったら、皆さん「オーマイガー」とだけ呟いて去って行きました。神に祈るほどのことですか?ここストーブもあるし長椅子は広いし布団は借りられたし部屋より暖かいし無料だし、意外と悪くないですよコンニャロー。



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本日の晩ごはん/トマトスパゲティ

ゴーキョは流石ハイマウンテーンなだけあってお食事価格がべらぼうでしたが、食べないわけにも参りません。何だか食欲がないのですが、宿で食事を取るのがルールなので。

そして頼んだトマトスパゲティですが、衝撃的な残念さでした。わたくし基本的に「美味しい」「すごく美味しい」「ミラクル美味しい」の三つでしか食べ物を分類しないのですが、残念ながらちょっと具合が悪くなるほどに残念でした。なんか「水と小麦粉で薄めた無味のトマトソースを申し訳程度にパスタにかけました」みたいな味が。残念でした。

そしてこのパスタのせいか高山病のせいかその両方か、この日の夜は気持ち悪さと息苦しさと頭痛でろくに眠れませんでした。あと下痢も悪化しました。本当に残念でした。(ガッデム。)



<10/27トレッキング12日目、ゴーキョ>

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本日はゴーキョ・ピークを目指したいと思います。

夜明け前から登り始めてご来光をとか夕焼けが云々言う話も聞きましたが、体調が優れないので朝6:00過ぎの出発です。体調不良の割に早起きですが、これはもう癖になっているので苦では無いのです。夜は8:00とか9:00くらいに寝て、朝は夜明け前に自然と目が覚めます。



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救助ヘリが来ていました。

これだけ標高を上げたら急病人も出ますよね・・と、自分の体調不良も相まって祈るような気持ちでこれを見送ったのですが、その後も何度も来訪するヘリを見ていたら、特に病気では無さそうな人達も荷物と一緒に元気いっぱい乗り込んでいました。どうも通常の足としても使われている様な気がします。もちろん滅茶苦茶高いのでしょうけど。



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美味しそうな鳥がいました。丸々肥っちゃってまあ。私チリチキンが好きなんですけど、今晩空いてますか。



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たった570m標高を上げるだけなのですが、それが始まるのがすでに4,790mなので大変キツイです。

頭は痛いし気持ちは悪いし下痢で力が入らないし滅茶苦茶寒いし、何故私はこんな地獄みたいな所に来てしまったんでしょうか。石と岩だらけで景色も全く良くないではありませんか。関係ない話ですけど私小学生のころ地域緑化委員会の副委員長だったんですよね。本当に関係ないですね。



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ゴーキョ・ピーク(又はゴーキョ・リ、標高5,360m)

とか言ってる間に登頂しました。辛すぎて登頂後10分くらい動けませんでした。貴方本当に頑張り屋さんですね。馬鹿め。



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ゴーキョです。



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エベレストです。(左)

美しいではないですか。そりゃ美しいですよね。天国に一番近い場所なのですから。地理と生命と、二つの意味で。

なんだか見ていられなくなって来ました。下山します。



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下山しました。

今日はこのままチョラ・パス(峠越え)拠点のロッジ村、ドラグナに移動するつもりだったのですが、生きて辿り着ける気がしないのでゴーキョにもう一泊します。たった二時間の距離ですけど、今は無理です。健康健脚だった低橋さんはタンボチェ以降行方不明です。



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ゴーキョの宿2「Gokyo Mountain View Lodge & Restaurant」

昨日の宿は今日も満室だそうなので、別の所に移動しました。朝10:00に訪ねたので流石に空いていました。昨日の宿はツアー団体が多かったので、恐らく旅行会社を通した予約で埋まっているのでしょう。



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ゴーキョ湖

折角の休息日なのだからパン屋に行ってお高いけど超美味しそうなパンを食べて昼寝して体力回復をはかろう!

と思ったのに、身体に力が入らずパン屋までの二分も歩けませんでした。完全に高山病ですね。頭痛吐き気はそれほど酷くないのですが、下痢と疲労が重度です。あまり薬に頼りたくなかったのですが、諦めて高山病の薬ダイアモックスを飲み部屋で安静にしました。

なお、ダイアモックスはネパールの薬局で10錠100円前後で買えますので、日本の高いそれをわざわざ買ってこなくても大丈夫かと思います。



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本日の晩ごはん/炒め芋

体調不良と食欲不振が酷く、晩ごはんは半分も食べられませんでした。食材の手に入りにくいこの高所で、大変罪深い失態でした。本当にごめんなさい。


次は峠越え日記です。


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<情報コーナー>

◯ (10〜11日目)タンボチェからゴーキョ

タンボチェ・ゴンパの左側の道から裏に回るとPhortse方面への道があるが、私の地図には載っていなかった。maps.meには載っていた。Phortseまでは一旦谷底まで降りて橋を渡ってまた登る。Phortseは広い高台にある景色も雰囲気も良い村で、宿も何軒かある。PhortseからDoleはまた一度谷底まで下り、そこから谷沿い左側の道をひたすら進む。登り調子で平坦もあり。途中チェックポストあり。Doleは宿が10軒近くあるロッジ村。

DoleからGokyoは、まず丘を一つ越えた辺りにLhabarma、ロッジが1軒あるだけ。Luzaは宿2軒、Machhermoは大きめのロッジ村で、多分7、8軒はある。ここから道が二手に分かれている?っぽく、私は下の道を進んだが小一時間歩いた辺りに宿2、3軒あり。そこからGokyoまでは宿も村も見なかった。DoleからMachhermo辺りまでは登ったり下ったりを繰り返し、そこからは平坦のちひたすら登り。

◯ ドーレの宿

「Himalayan Lodge & Restaurant」
ツイン200ルピー、充電一時間300ルピー共に無料にしてもらった。ダルバート650ルピー。若いおかみさんが優しくて感じが良い。ゴーキョの宿を電話予約してくれるそうなので、ハイシーズンに来た人は是非頼むと良いと思う。

◯ ゴーキョの宿

「Friendship Lodge & Restaurant」
ラウンジで寝たので部屋の値段は分からない。ラウンジで寝るのは無料で、布団は貸してくれた。テントもあり。ダルバート750ルピー。スタッフの皆さんは明るく良い感じ。

「Gokyo Mountain View Lodge & Restaurant」
ツイン300ルピーを100にしてもらった。部屋は湖に面しており景色が良い。家族経営のアットホームな宿。

| ネパール | 22:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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