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七姉妹州(7)アルナーチャル・プラデーシュ州、①イタナガル、ジロ


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七姉妹州旅の最後はアルナーチャル・プラデーシュです。 



<8/23イタナガルへ>

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朝5:40 チャパルヌク

まずは前回の続きから。

グワハティ行きの列車に乗りましたが、朝起きたらアルプラ州への拠点になる町テズプールに比較的近い駅にいたので、途中下車してみました。



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目的地イタナガル

で、ここからどうやってテズプールを目指そうかと思ったら駅前にナガオン行きのシェア力車が待機しており、ナガオンでもあっさりテズプール行きミニバスを発見。

テズプールではイタナガル行きを見つけられなかったものの(単に乗り場が違ったらしい)、州境方面に行きそうな適当なバスに乗車できました。

そしたらこのバスが「方面」どころかまさに州境行きでした。



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バンダーデワ・チェックポスト

なんだかトントン拍子です。こんなに上手く行ってしまうとその後の揺り返しが怖いのですが。

それはさておき、ついにアルナーチャル・プラデーシュ州にやって参りました。七姉妹州最後の州にして、ここだけ入域許可が必要という何となく真打ち感のある州です。 

が、入域チェックをあっさり素通りしてしまいました。防御が甘いですね真打ちさん。

州境にはゲートがありますが、割と出入りし放題な感じで屈強な兵士とかも立っていなかったのです。そんなわけなので、バスを降りたところで知り合った青年とくっちゃべっているうちにサラッと越境し、イタナガル行きのバスに乗ってしまいました。

私「あっ入域手続きしないと!」
青年「許可証持ってる?」
私「うん」
青年「じゃあ大丈夫」

とのことです。

いや大丈夫ではないんですけど、事前にネットで調べたところこういう例は多い様ですし、許可証はちゃんと持っているので後で何か言われたら「乗ったスーモが州境で止まってくんなかったんですよお〜」とでも言えばいいかなと。

大丈夫です。適当な国を旅する秘訣は自分も適当になることですので。



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アルプラ州風景 

アルナーチャル・プラデーシュは私にとって七姉妹州最後の州であり、インド最後の州でもあります。この後はもう出国するばかりなので。

そして、アルプラ州は酒税が安いことで(酒飲みの間でだけ)話題沸騰の州でもあります。

他の七姉妹州はそうではなく、中には禁酒州まである始末で、そのころやたらとトラブルが続いて落ち込んでいたのに酒の一杯すら許されなかった私はフラストレーションが溜まりに溜まっており酒屋がワンサカあるぞこの州ワハハハ



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イタナガルの宿「HOTEL ALPINE」

イタナガル行きのバスは青年が奢ってくれたので、お礼にジュースとお菓子を贈りホンワカ気分でイタナガルに到着しました。やっぱ七姉妹州の人達好きです。とっても優しいのです。

宿は何軒か訪ね歩きましたが、最終的には予算内の独房を見つけることができました。

また、入域チェックをスルーしてしまったことで「もしかして許可証いらなかったかな?高かったのに・・」とか思いましたが、宿のチェックイン時に許可証コピーの提出を求められたので、これは必要だぞということが分かりました。全ての宿で提出したので、事前にコピーを何部か撮っておくと良いと思います。

そんな感じで本日の行程は終了です。

というわけで 飲みに行くぞお〜!!

とルンルンで飛び出したのにバーが見つかりませんでした。バーレストランもありません。おのれイタナガル・・酒をチラつかせておいて飲ませてはくれないのですか・・・



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本日の晩ごはん「ボイル」

で、仕方無しに夕飯だけ食べることにしたのですが、アルプラ名物だと言う「ボイル」というお料理が美味でした。

名前そのままのスープ料理ですが、発酵筍やキノコのお出汁が効いたサッパリ優しいお味でした。でもインドのパラパラご飯に合わせるにはちょった爽やか過ぎる気も。かと言ってパンに合う感じでもないし、ここは日本米によるトロトロ雑炊またはうどん、はたまたすいとんの出番な気がします。



<8/24ジロへ>

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スーモカウンター(バススタンド内)

本日はジロに向かいます。イタナガルはジロの後でまた寄るので、そのとき改めて観光します。

さて、地図にある通りその先にも魅惑のアルプラ州が広がっていますが、私はこのジロまでしか行けません。何度も恨みがましく書いております通り、お一人様仕様の入域許可証は行動範囲が制限されているからです。二人以上なら好きなところに行けるそうです。キャッキャウフフと楽しそうにな。

「団体ツアーやガイドツアーならどこにでも行けるけど、個人旅行者は何人だろうが制限が付きます」とかだったら納得できるのに、お一人様だけ駄目とか言われたらお一人様拗らせている私はオイ独り者を差別す・・長くなるのでやめておきます。



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ジロ、ハポリ村

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ジロの宿「Ankita Hotel」
 
ジロはジロ村とかジロ町と言うより、ジロエリアみたいな大きな括りだったようです。

うち、ハポリという村が比較的大きめで滞在先として便利な様ですので、ここに宿を取りました。ハポリの宿は一本道にズラリと集中しており回りやすかったです。全部尋ね、一番安かった宿に入りました。

まだ外は明るいですが村巡りに行くには遅いので、とっととバケツシャワーを浴びて洗濯をして、本日の行程は終了としました。

というわけで 飲みに行くぞお〜!!



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本日の晩ごはん/トゥクパ

とルンルンで飛び出したのにお酒を飲めるお店がありませんでした。

何なんでしょうイタナガルと言いジロと言い・・酒屋はいくらでもあるのに何故飲み屋が無いのですか・・・



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と、もう怒髪が天を貫きそうだったので夕飯帰りに酒屋でビールを買いました。ここ数週間の呪いを酒で洗い流すのです。そして全てを忘れてまた元気に旅を続けるのです。

なお、流石は酒税が安いで州なだけあってキング・フィッシャーやその他のビールの500ml缶が60ルピー(100円くらい)で買えました。何も言ってないのにストロングを出してくる辺りこの町は分かっているなと思いました。また、この町では何故か見かけませんでしたが後日別の町で買った同ビールの中瓶は70ルピーでした。参考までに、コルカタで買うと中瓶は130ルピーくらいです。

そういう訳ですので、アルプラ州では飲みたいだけ飲もうと思います。宜しくお願いします。



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ビールとモモ

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ビールとチリポーク(豚肉の唐辛子炒め)

到着翌日に「この町カーテン個室付きの店が多いぞ?」という事に気が付きまして、もしやと思い「外で買ってきたビールここで飲んでもいいですか?」と聞いてみたらOKでした。

宿飲みも良いですが出来れば乾きものではない温かいツマミが欲しいですし、周りの声や厨房の音を聞きながらゆったり飲むのが好きなので、ジロのこの営業形態は大変嬉しかったです。周りの声は聞こえるのに自分は一人でいられるというのも良いですね。精神的引きこもりとしては。



<8/26 ジロの村巡り>

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ハポリ村風景

到着翌日は雨だったので宿でブログを書くなどして過ごし、その次の日に村巡り散歩に出掛けました。この日は日曜だったのですが、これが大変良い選択でした。



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道中風景

本日の目標はオールド・ジロ村。車道を通れば6キロくらいですが、それだとつまらないので周辺の村々を巡りながらのんびりこれを目指しております。

この辺りにはアパタニ族という人々がお住まいで、彼らはお顔に入れ墨をしている他、年配の女性達はノーズプラグという特徴的な装飾を施しているそうです。入れ墨の人はハポリでもよく見かけますが、ノーズプラグの人にはなかなか出会えないので本日の村巡り中にお会いできると良いなと思います。



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教会

「日曜に出たのは良い選択だった」と言うのは、それはこの辺りの人々の多くがキリスト教徒であり、日曜である本日はミサに出掛ける人々に沢山会えたからです。



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アパタニ族の女性達

その中には、件のノーズプラグの女性達も沢山いらっしゃいました。今日一日で、総勢30人くらいには出会えたでしょうか。思ったより沢山の女性達がこの装飾をなさっているようです。

上のお二人は共にアパタニ族で、向かって右の方は入れ墨を、左の方は入れ墨に加え、件のノーズプラグを着けています。




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ノーズプラグ/ジロの州立博物館より

後日博物館で発見したノーズプラグです。

このプラグは直径1.5センチ高さ5ミリくらいですが、人によって使用プラグの大きさは異なるようです。ボディピアスと同じく徐々にサイズを大きくしていくものと思われ、年配の方ほど大きめのプラグを使用している印象です。



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イタナガルの州立博物館より

別の博物館にて、少し分かりやすい写真を撮って来ました。ノーズプラグは鼻の穴に挿しているわけではもちろん無く、鼻の両側に穴を開け挿し込んでいます。括りとしては鼻ピアスと同じものです。



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村に貼ってあったポスター

大体5、60代より上の世代と思しき女性達はノーズプラグをしている方もチラホラ見かけ、さらに上の世代になると高確率でこれを着けていらっしゃいました。それより下の世代になると、入れ墨をしている方はいれどノーズプラグの方は見かけず、さらに若い20代より下かなという世代では、皆さん入れ墨もしておらず今風の出で立ちでした。

写真の女性は何かのポスターなので詳細は分かりませんが、若い女性でもこれを施している人がいるのか、それとも演出用のシールか何かなのか、非常に気になるところです。



さて、何故こんな特徴的な装飾を施しているかと言うお話なのですが、「アパタニ族の女性達はとても美しく別の村の男達に攫われるため、わざと醜い装飾を施し身を守った」のだそうです。

どこまで本当か分かりませんが、全部本当だとしたら随分酷い話だなと思ってしまいました。攫われる事も、それを防ぐために容姿を歪めなければいけなかった事も。ノーズプラグを付けた女性達を見るとどうしてもその装飾に目が行ってしまいがちですが、皆さん確かに整ったお顔立ちをされている方が多く、目元なども涼しげで素敵です。他の方法で守ってあげることは、本当に出来なかったんでしょうか。

この逸話は実は嘘で、本当は「このノーズプラグ美しいでしょ?」と思いながら好きでやっているんだったらいいなあなんて思いました。他者から見たら違和感があっても、御本人達が美しいと思うのならそれが本当の美しさなので、それで良いのです。それが良いのです。



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引き続き村巡りです。

なんだか日本の田舎を見ているようです。道行く人々も私達東アジア人とよく似た容姿だし、自分は一体どこにいるのか、妙な錯覚を覚えます。



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明らかに脱走中の犬



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人に管理されているらしい、規模の大きな竹林をよく見かけます。

村作りにも竹がよく使われているようですし、お料理にも筍がよく登場することから、この辺りには竹文化が強く根付いているのだなと言うことが感じられます。



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イタナガルの州立博物館より

後日博物館で見た竹細工です。こんなのもう道具を通り越して芸術ですよね。

日本にも竹製品は沢山ありますが、用途は同じでも国や地域によって少しずつ形やデザインが違うので、そういうのを見るのが楽しいです。



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小さな村を歩いていたら、民家の前に不思議な飾りがあることに気が付きました。よく見るとこの一軒だけではなく、少しずつ形は違えど似たようなものを飾っている家が沢山あります。

なんじゃらほいと思い調べてみたら、我らが西遊旅行さんが答えを教えてくれました。こちらは「アギャン」という名前の飾りで、いわゆる魔除けの役割を持っているのだそうです。



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各村でこういうでっかいのをよく見かけます。

またまた西遊旅行さんの解説によると、「各村の中は小さな結いのようなグループがあり、 そのグループごとに大きな「ボボ」と呼ばれるポールと集会場である「ラパン」があります。」とのことです。  

多分これがボボで、



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これがラパンかな?と思っています。違ったらごめんなさい西遊旅行さん。



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こちらも不思議だったのですが、これまた西遊旅行大先生によると、あぜ道を有効活用したヒエの栽培なのだそうです。

有効活用は素晴らしいのですが、全部ヒエで埋めてしまって彼らはどこを歩くつもりなのでしょう。



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オールド・ジロ

滅茶苦茶遠回りして辿り着いた、オールド・ジロ村です。

この村自体は村というか小さな町というか、普通の風景でした。宿も二軒ほど見かけました。途中の村々にもホームステイがチラホラあったし、便利なハポリ村を離れどっぷり村の生活に染まってみるのも楽しそうです。


<8/27 再びイタナガルへ>

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州立博物館、ジロ

先ほど少し載せたジロ博物館ですが、こちらにはイタナガルに戻る日の朝になってようやく訪れることが出来ました。私がジロに着いたのが金曜の夕方だったのに対し、博物館は土日休館だったのです。



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館内は撮影禁止とどこかで見た気がするので、学芸員の方に確認してOKが出た所だけ撮りました。

こちらはアルナーチャル・プラデーシュ州民族分布図です。この右下の辺りとか、次こそは是非行ってみたいです。



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ジロ・スーモスタンド(ハポリ村の外、幹線道路沿い)

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道端の八百屋でやたらと野菜を買い込む運転手さん

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本日のお昼ご飯/定食「ライス」



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イタナガル再び

博物館見学の後シェアジープに乗り込み、またイタナガルに戻ってきました。前と同じ宿に一泊します。



<8/28イタナガル観光>

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州立博物館、イタナガル

朝のうちに今夜の夜行バスチケットを買っておき、出発まで暇なのでイタナガル観光をしました。

まずはこちら、アルプラ州立博物館です。ここ大変良かったです。いつも良い良い言ってるのでそろそろ信じて貰えなくなっているかもしれませんが、本当に良かったです。



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生活用品や農具の展示も良かったのですが、アルプラ全土の人々の暮らしを個別に再現した模型がとても好きでした。各民族の服装には少しずつ似た部分がありながらも、それぞれ着こなしに工夫があって華やかで、甲乙つけがたい可愛さでした。

そういえば、ジロで会ったアパタニ族は女性だけでなく男性も魅力的な装飾をしていました。おでこの辺りで髪をお団子状にまとめ、長めの竹?みたいな簪を挿していました。何人かお見かけしたのですが、写真をお願いしそこねてしまいました。



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ゴンパ

博物館の裏手の丘に建つゴンパです。チベット仏教寺院。

このあと行く西アルナーチャルはチベット文化の色濃いエリアだそうで、色々と楽しみにしております。



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帰宅中

イタナガルにはイタ・フォートという遺跡か何かがあるそうで、宿の人にもお勧めしてもらったのですがどこにあるのかよく分かりませんでした。途中までは看板があったのですが。

まあでも、ほとんど崩れてしまっているそうですしイタナガルのだいぶ高いところを歩く散歩は楽しかったので、もうそれでいいです。日差しが強くてまた黒焦げになりましたけども。



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イタナガル、メインバススタンド

で、一旦宿に戻って荷物を受け取り、夕方発の夜行バスに乗りました。まず向かうのは、西アルナーチャルのボンディラです。


次回は西アルナーチャル日記です。多分ひとまとめにします。


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◯ ディブルガルからテズプール、イタナガル

私の場合は、ディブルガルからグワハティ行き夜行列車に乗り到着2時間手前のチャパルムクで途中下車。駅前に待機していたシェア力車でナガオンまで30ルピー、所要一時間弱。テズプール行きミニバス60ルピー、所要一時間弱。タワン方面行きスーモスタンドまで行くも、やっぱり別方向のイタナガルに行こうと思い立ち隣接バススタンド(Tezpur ASTC Bus stand)よりラッキンプール行き州営バス乗車。150ルピー、州境バンダーデワまで所要5時間。バンダーデワからイタナガルまで州営バス多分50ルピー?払ってもらったので分からない。所要一時間くらい。

バンダーデワ・チェックポストにはバスやスーモの会社が並んでおり、ここから色々行けそうだった。
また、テズプールのイタナガル行きバス&スーモ乗り場は別の場所にあるとのことで、そこからなら一気に行けた模様。

◯ イタナガルの宿

「HOTEL ALPINE」
トイレ冷水バケツシャワー共同のシングル400ルピー。トイレバス付きは600ルピー。wifiなし、ファンあり。共同トイレシャワーは中々にバッチイ。宿の人達は穏やかで親切。
バススタンドの右出口(西側出口)から出て大通りを対岸に渡り、左方向に数十秒歩いた右手側。または、左出口から出て大通りを右方向に歩いても距離は似たようなもの。前者だと陰になって見つけにくいので後者の方がいいかも。
イタナガルの宿はバススタンド周辺に沢山ある。そこから離れると極端に減る。

◯ イタナガルの州立博物館  

10:00〜16:00。日、月、祝日休み。外国人は入場75ルピーのはずだが、インド人料金の10ルピーで入れてしまった。

◯ イタナガルからジロ

バススタンド内のスーモ乗り場から、早朝から午後まで何本かある。私が乗ったのは10:30発のスーモで運賃400ルピー、所要5時間くらい。

◯ ジロ(ハポリ)の宿

「Ankita Hotel」
トイレ冷水バケツシャワー共同のシングル400ルピー。バストイレ付きは600ルピー。全体的にもう少し掃除して欲しい感じ。バケツシャワーに至ってはバケツすらないただの蛇口で、ついでに電球が付いておらず真っ暗なのでライトを持ち込むしかない。

オールドジロや他の村にも一、二軒ずつ宿はあるが、食事の面など考えるとハポリが一番便利。ハポリの宿はSBI銀行のあるロータリーから西にぐるりと伸びる通り沿いに並んでおり、全部聞いてみたが他は700ルピーからだった。

◯ ジロ(ハポリ)の州立博物館

9:30〜16:00。土、日、祝日休み。入場料無料(多分)。

◯ イタナガルからボンディラ

州立バスの夜行が毎日15:30発、510ルピー、所要14時間弱。下の写真の16:30発、400ルピーというのが変更されてこれ。その他、朝便(隔日)やスーモもある。一度アッサム州に出てから再びアルナーチャル州に入域するルートを通る。

◯ イタナガルから各地へ

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バススタンドの時刻表

この表は出発時刻、料金共に少し変更がある様子。バススタンド内にはスーモカウンターが並ぶエリアもある。

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七姉妹州(6)アッサム

言うほどアッサム日記ではないんですけども、このタイトルを付けるタイミングを失い、七姉妹州日記なのに全6回で終わりそうだったので今付けました。

アッサム州は何度も出たり入ったりしているのですが、一番行きたかったカジランカ国立公園がシーズンオフで閉園中だったので、観光熱が上がりませんでした。歩き方先生が「ゾウに乗ってサイを見に行く」という心鷲掴み系キャッチフレーズを炸裂させている公園です。いつか行きたいです。


<8/21〜/22 ディブルガル>

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ディブルガルの宿「Raja Guesthouse」

ロンワ村からモン村に帰り、そのままスーモとバスを乗り継いでディブルガルまで移動しました。着いた頃にはもう日暮れ時だったので、本日は移動だけです。



<翌日8/22ディブルガル>

ディブルガルに来た目的はただ一つ。インド最果ての駅から列車に乗るためです。

鉄道駅がこの辺までしか無いというだけで陸はまだ続いているので、実のところ最果て感はそれほど強く無いのですが、その辺りは気分の問題なので別にいいのです。こういうのは騒いだもん勝ちです。「最も◯◯な□□!!」や「世界一の△△!!」が世界中にあるように。



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そんなわけで今夜のグワハティ行きの夜行列車を予約してありますが、出発まで暇なので散歩をしています。大河が(周りのゴミから目を逸らせば)美しかったです。

その後は、得にすることが無いのでさっさと駅に移動しました。ディブルガルには鉄道駅が二つありますが、列車がよく出るのは町中のディブルガル・タウン駅ではなくやや郊外のディブルガル駅です。ディブルガル駅と言っても「え、どっち?」みたいな反応をされるのですが、バニプール(だったかな?)と言うとよく通じます。

私は最初それを知らず、ディブルガル駅に行きたいと言っているのに何故か「マニプール?」と返されて何故またあのGと蚊と停電とストライキと壊れスマホの州に行かねばならんのですかと忌々しく思いました。あの辺りろくな思い出がありません。



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駅までは遠いので最初は力車に乗ったのですが、アッサムは七姉妹州でありながら北インドの毒牙にかかっており力車マン達がええいこのクソ野郎共がだったので、途中で飛び降りて歩きました。そしたら駅周辺の道がのどかでした。



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インド最果ての駅(と勝手に決めた)ディブルガル駅

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本日の列車

で、またしてもwifi天国のディブルガル駅でブログ更新などをしながら過ごし、本日の列車に乗り込みました。

行き先は三度目のグワハティです。この後はアルナーチャル・プラデーシュ州に入るのでグワハティだと行き過ぎなのですが、アルプラ方面に抜けられそうな良い感じの停車駅が見つからなかったのです。

まあグワハティからアルプラ行きの足が沢山出ていることは前回の訪問で確認済みなので、いいことにします。



<翌日 8/23>

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朝5:40 チャパルムク

とかなんとか言ったくせに途中下車しました。朝起きたらちょうど良い駅にいたのです。アルプラ州への拠点になる町テズプールに近いと言えなくもない、ちょうど良い駅に。 

というわけで、ここからアルプラ州を目指します。  


次回はアルナーチャル・プラデーシュ州入域からの、州都イタナガル、ジロ辺りまで書きます。


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<情報コーナー>

◯ ロンワ村からモン・タウン

聞いた限りだと7:00/10:00の二本。14:00くらいに乗り場が賑わっていたのでこの時間にもあるかも(未確認)。

◯ モンからディブルガル

モンからディブルガルに直行するバスやスーモは見つけられなかった。
私はまずソナリまで10:00発のスーモに乗り230ルピー、所要2時間半。ソナリからディブルガルはバスか何かあったかもしれないが、力車マンに案内されるがままシヴァサガール行きのバスに乗り運賃40ルピー、所要1時間半。シヴァサガールからディブルガルまでバス80ルピー、所要2時間半。これだとかなり遠回りなので、モランハット辺りを経由できるならそちらの方がいい。また、モンからソナリは朝7:00発のバスがあり、こちらは90ルピーとお安い。

◯ ディブルガルの宿

「Raja Guesthouse」
トイレ冷水バケツシャワー共同のシングル350ルピー。wifiなし、ファンあり。トイレとバケツシャワールームが一応分かれてるのが良い。決して綺麗ではないけど。Googlemapで言うとニューマーケットのHotel Natrajと同じ通りで、川沿いのAT Rd.からその通りに入って数十秒歩いた左手側。

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ナガランド州モン③、ロンワ村

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本日はここ、ロンワ村という所に行ってみます。

ロングワとも書くようですが、実際の発音はロン(グ)ワという感じなので以下ロンワに統一します。



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ロンワ行きスーモ乗り場目印

モンからロンワ村は40キロほど離れていますので、スーモに乗って行きます。



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ロンワ村スーモ乗り場

着きました。大体2時間くらいの道のりでした。

ロンワ村はミャンマー国境至近の村・・どころかミャンマーに片足突っ込んでいるらしく、その関係か村に入る前にパスポートチェックがありました。「ツーリスト?一人か?ガイドはいないのか?」と聞かれたので、念の為「ガイドは宿の人に頼んでみます」と適当な嘘をついておきました。

また、到着時にも警備隊だか軍人さんだかに呼び止められパスポートを見せましたが、二言三言会話しただけで特に問題はありませんでした。



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ロンワ村の宿「Jeilei's Guest House(Jeilei's Homestay)」

小さな村なので宿情報は二つしか見つかりませんでしたが、うち一つは村の入り口までだいぶ戻らないといけないそうなので近い方にしました。スーモ乗り場の真下です。



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さっそくお散歩へ。

この村にも首狩りの歴史があるはずですか、いかにも昔狩ってましたみたいな人は見かけませんでした。



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モロン

しかしモロンの柱の彫刻には、しっかり生首が。やはりそういう歴史はあったのですね。



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どこの村にも必ず置いてあるこちらは、太鼓なんだそうです。太い丸太の中を一部くり抜いてあり、同じく木製のバチでドンドコ叩くのだとか。現在では主にお祭りのときに使うそうですが、以前は首狩りの戦闘準備だか狩り後のお祝いだかで鳴らしていたそうで、なかなか血なまぐさい楽器と言えます。まあお顔からしてカタギじゃなさそうですけど。

どんな音がするのか非常に気になったのでちょっと叩いてみようかしらと思ったのですが、引退した首狩り戦士達の血が再沸したらいけないのでやめておきました。空洞の狭さと言いバチの小ささと言い、割と軽快な音がしそうなのですがどうなんでしょう。



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村人達

村の大人達は穏やかですが、子供達はわんぱくです。どれくらいわんぱくかと言うと、



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これくらいわんぱくです。

流石に投げられはしませんでしたが、投石ポーズや棒を振りかざすポーズを取ってくるチビッコがちらほらいるので困りました。そこは是非教育的指導を入れて頂きたいところです。



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キングの丘からの眺め

名前は適当です。キングの家がある丘なのでそんな感じかなと。

肝心のキングの家ですが、村を見下ろすベスト立地に立派な家があったのできっとこれだろうと思ったら違って、



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キングの家

博物館兼寄合所にしか見えないこちらがキングの家でした。宿の人談。



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キングの家は内外の装飾や展示物が見応え十分な他、ネックレスなどの装飾品の販売も行っていました。ここやっぱ博物館な気がしてならないのですが。生活感が全然無いのです。キッチンはありましたけど個人の家としては規模が大きすぎますし。




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キングの丘を下りてさらに奥まで進むとまたそそられる丘がありましたが、こちらは登ってはいけないそうです。軍の見張り台か何かですかね。



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村の外れです。この先ミャンマーですかね。この村の国境には柵とかゲートとか無いらしいんです。



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軍の丘(仮)の向こう側の丘です。この先ミャンマーですかね。

実は「ミャンマー国境の丘」と言うのを探しておりまして、白い石碑があるらしいのですが丘が多すぎてどれがそれなのか分からないのです。



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ミャンマー国境の丘

結局半日歩き回り、ようやく見つけました。こちらがミャンマー国境の丘のようです。この丘にはさっき一度登ったのですがこの石碑への道が非常に分かりづらく、二度目の登頂でようやく見つけ出しました。



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ロンワ村を見下ろす

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山の向こう

この先きっとミャンマーですね。ミャンマーは半年前に行きましたがとても好きな国で、今年10月からビザ免除になるそうですし、先週あたりからインド・ミャンマー陸路国境も開きましたのでまた行きたいなと思っております。

予定していた中国・ウイグルを通る帰国ルートがどうも煙たくなっていますので、こっち方面から帰るのもありかなと思っています。いつ帰れるのか知りませんけど。



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宿のキッチン

夕飯は宿で頂きました。この村には食堂とかレストランとか皆無でしたので、大変助かります。

夕飯写真はありません。宿の人と一緒に頂いたので、流石に撮り辛かったのです。頂いたのはベジタブルライス(ごはんとおかず数品のセット)でした。その辺でむしって来たんか?としか思えない雑草みたいな見た目の野菜がちょっぴり苦くて美味でした。


以上、モン観光日記3本でした。モンは面白い村が沢山あるし、どの村も良い感じに距離があり沢山歩かせて貰えるし、村人たちは親切でフレンドリーながら決して押しは強くなく、ちょっぴりシャイな一面もあるという最高にキュートな人達だし、とても好きな感じのエリアでした。宿さえもう少し安価なものが見つかれば、一週間くらい滞在してさらにあちこち歩き倒したかったです。


次回はアッサム州ディブルガルに行きますが、そんなに書くことはないです。その後はアルナーチャル・プラデーシュ州に入ります。


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<情報コーナー>

◯ ロンワ村(ロングワ村)

モン・タウンの入り口からメインスーモ乗り場へ行く途中の道路沿いにロンワ行きスーモカウンターが2店舗あり、全部で7:00/10:00/14:30発の3本。私は朝7:00のに乗って、運賃170ルピー、所要2時間半だった。ロンワ村の麓でパスポートチェックあり。帰りは、聞いた限りだとロンワ発モン行きが7:00/10:00の二本。

◯ ロンワ村の宿

「Jeilei's Guest House(Jeilei's Homestay)」
トイレバケツシャワー別(外)のシングル600ルピー。電源あり、ファンなし。宿の人は英語が通じる。スーモ発着場所のすぐ下にあるので便利。部屋からの眺めが良いのと、懐っこい犬二匹や猫などがいるのが魅力。夕飯150ルピー。美味しい。

| インド | 23:46 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

ナガランド州モン②、シャンニュー村


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本日の朝ごはん

宿の朝ごはんです。



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本日はこのシャンニュー村というのに行ってみます。

地図を見るとまた随分遠そうに見えますが、昨日のホンフォイ村も実際には赤ピンではなく白丸の所にありましたし、今回もきっとそうですので片道たった11キロです。この道はソナリからバスで通って来たもので確かほぼ登りでしたが、まあ車道ですし片道11キロくらいなら余裕でしょう。



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とか思っていたら実際は赤ピンよりさらに遠く、片道24キロでした。Googlemapさんのえげつなさよ。



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9:40 ドナドナトラック乗車

スタート地点からジワリとご説明申し上げます。

まずモンから11キロ地点までですが、丁度良いタイミングで軽トラの荷台に乗るタイプの地元民の足(命名:ドナドナトラック)が通りかかったのでこれに乗りました。早速のワープです。なので、この時点では勝ったも同然くらいに思っていました。



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10:20 シャンガイ村到着

シャンニュー村があると思っていた11キロ地点には、別の村がありました。その名もシャンガイ村。「シャンニュー村へはここからあっちの方向へ歩くのよ」と、ドナドナトラック仲間のおばあちゃんが身振り手振りで教えてくれました。



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割と近くに村っぽいものが見えていたのでアレかな?と鼻歌交じりに歩き始めたのですが、ソレをあっという間に通り過ぎ、さらに道は続きます。



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小一時間歩いたら広くて可愛らしい村に到着したのでコレかな?と思い村人に尋ねたら、ここはロンホ村だと言います。シャンニューはあっちだよとのこと。あっちには山しか見えません。

その後も休憩を挟みながらひたすら歩きましたが、シャンニュー村は見えて来ません。そして誰にも会わないし車両も通りません。本当にこの先に村があるのか不安になって来ましたが、ここまで来て引き返すわけにもいかず、私は無心で歩き続けました。



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13:30 シャンニュー村到着

そして、シャンガイ村から歩くこと3時間。ようやくシャンニュー村に辿り着いたときには、とっくにお昼を回っていました。

帰りも3時間かかるとして、その後シャンガイ村からまたドナドナトラックを捕まえればギリギリ日暮れまでに帰れますが、もし捕まらなかった場合は車で40分かかる山中の街灯も無い道を一人歩くことになるわけで、距離的には多分2時間くらいでしょうかね?今から5時間後は何時かな?日暮れは何 よし考えるのは止めよう。



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シャンニュー村風景

村を散策していたら、またしても村人宅にお呼ばれしてお昼ご飯をご馳走になりました。

この家のご主人が大層な飲んだくれで、同じ話を30回くらいするし人の話を聞かないし、大変困りましたがご飯を食べさせてくれたので良い人です。

あと、「モンタウンに帰るのか?ヒック、今から帰ると日が暮れるぞ!ヒック、家に泊まればいいオエップ」と言ってくれましたが、モンの予算オーバーの宿に空泊なぞしたくないので私は断固!帰ります!ということで丁重にお断りしました。



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泥酔おじさんの家の裏手にはモロンっぽいものがありましたが、鍵がかかっていました。



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力の象徴であるはずの水牛ボーンに落書きが。めっちゃ怒られたでしょうね。



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モロン(仮)の隣には、聞かないとそれとは分からない小さな博物館がありました。実は、私がこのシャンニュー村に来た目的はこれです。



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モニュメント

これが見たかったのです。

へんぴなエリアでひときわ輝く旅人の情報源、個性的なツアーが多いことで有名な「西遊旅行」さんのナガランド紹介ページによると、

「広場の近くには博物館があり、その中には一枚の木で出来た大きなモニュメントがあります。これは昔のこの村の王様が偶然ジャングルの中で発見した物らしく、村の言い伝えでは天使によって作られたものと信じられており、発見したときからこの形だっだのだそうです。」

とのことです。



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その天使はおそらく堕天しているでしょうね。


ところで、この博物館の入場料は500ルピー(800円くらい)なんだそうです。酔いどれじじい談。入場前にこれを言われ、何だその金額はどこの世界遺産だいい加減にしろと思ったので「じゃあいいです。帰ります。」と答えたところ、

泥酔「いや待て、いくらでもいいんだ。本当は500ルピーだが10でも100でも気持ち次第で・・」

とまた極端な事を言うので、50ルピー払うことにしました。が、見せてもらったモニュメントが思いの外良かったので、「やっぱ100くらい払おう」と考え直しました。

そしたら奥さんが「今作りました」みたいなまっさらな方名録を持ってきて、名前と支払い金額の記入を求められたので大人しく書いたのですが、デロじいが「ここにヒック、名前とお、金額をゲロップ」と繰り返しながら全てのページに同じ内容を書かせようとするので、「やっぱ50でいいわコンニャロー」と思いました。

このあと行かれる方。多分デロリアンがこの50にゼロを足して「この日本人は500ルピー払ったぞ!」とか言い出すと思うんですけど、払わなくていいですので。



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頭蓋骨の木?

同じく西遊旅行さんの紹介によると、村内の大きな木の根本に昔狩られた頭蓋骨が安置されているとのことで、村人に頼みそれらしき木まで案内して貰ったのですが頭蓋骨はありませんでした。この木じゃないのか、撤去されたのかどちらでしょうか。



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15:30 シャンニュー村出発

さて、帰ります。

デンドロビウムの相手をしていたせいで現在時刻は既に15:30です。どう考えてもアウトな時間なのでどなたか村人に頼んで送って貰えないかと考えましたが、ここはキリスト教の村で今日は日曜で、そして今から行って帰ったら夜になってしまいますので、どうにも頼み辛かったです。

というわけでまた徒歩で帰ることになりますが、ここからシャンガイ村まで3時間。そこからさらに11キロあって、日暮れ時刻がだいたい 考えるのは止めよう。




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ロンホ村

でも、ちょっとだけワープできました。ロンホ村の手前でバイク少年が通りかかりまして、村までの5分ほどの距離を乗せて貰えたのです。

バイクならたった5分でも、歩いたら30分か40分はかかります。日暮れが刻一刻と迫っている今、このワープは本当に本当にありがたかったです。




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17:30 シャンガイ村着

ワープのお陰もあって2時間でシャンガイ村に戻って来られました。夕焼けが綺麗です。ヤバし。

ここからの道は幹線道路ですので、ドナドナトラックも通るしバスやスーモ(シェアジープ)や一般車両も多く通るはずです。なので是非ヒッチハイクしようと思っていたのですが、何も通りませんでした。今日は日曜ということでバスは無く、一般車両に関してもこの時間から移動する人はあまりいないようです。

完全に暗くなるまではあと30分ほど。それまでに少しでも距離を稼ぎたい私はとにかく早足で歩きはじめましたが、村の青少年達に「モンタウン!?すごく遠いよ!?もう日が暮れるしこの村に泊まって明日の朝帰ったら?うちに泊まる?」と大変ありがたい提案をしてもらえました。でもここまで来たら意地でも帰りたいので、「ありがとう、いざとなったらホテルに電話して助けて貰うので大丈夫です」と答えて村を出ました。

真っ暗な道ですが、こんなこともあろうかと(というか実際よくあるので)常にヘッドライトを持ち歩いているので歩けないことはありません。しかし危なくないわけではないので、「車両が通ったら必ず止める!!」と固く心に誓いました。


その後約ニ時間。真っ暗な道は虫たちの声に溢れていて、ナナフシを沢山見かけたり、ときおり小さな動物らしき二つの目が横切って行ったり、遠くの山に民家の灯りが見えていたり、雲の切れ間に見える真っ黒な空がよく見たら深い青を隠していたり、誰もいないので何も怖がる必要のない美しい夜を一人楽しく歩きました。いや楽しんでる場合じゃないんですけど、楽しくて。熊とか本物の野犬とかが出なくて良かったなと思います。



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モン・タウンの灯り

モン村を通り過ぎ、ここまで来たらもうあと少し・・というところでバイクのおっちゃんが通りかかり、モン・タウンまで乗せて頂けました。言葉は通じないけど、風を切りながら二人して大声で話し、ケラケラ笑い合いました。

こうして私は、日暮れはとっくに過ぎた20:00前になってようやく、宿に帰り着いたのでした。


何とかなって良かったです。いえ、「何とかなった」のではなく「何とかしてもらった」のですが、その点を間違えず、無事帰して貰えた事に感謝して、明日の自分に繋げたいと思います。

ちなみに夕飯は食いっぱぐれました。お腹を減らして反省しましょう。


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◯ シャンニュー村(Shangnyu)

モンからソナリ方面に11キロ車道を登るとシャンガイ村に着くので、そこから教会右脇の道に入ってさらに13キロ。シャンガイまではドナドナトラックがあるし、交渉次第ではソナリ行きのスーモやバスに乗れるかもしれない。シャンガイからシャンニューはヒッチハイクくらいしかない。あるいは、モンからタクシーでも行けるかもしれない。道が酷いのでドライバー次第。

【参考までに、私のルート】行きはシャンガイまでドナドナトラックで40分、20ルピー。シャンガイからシャンニューまで徒歩3時間弱。帰りは短いヒッチハイクを二回挟んだが、徒歩と合わせてモンまで4時間半かかった。モン・シャンニュー間を全部歩くなら、少なくとも片道5、6時間は見るべき。というか止めた方がいい。

シャンニュー村に宿は無いが、うちに泊まれと絡んでくるアル中のおっちゃんがいる。

| インド | 22:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

ナガランド州モン①、モンとホンフォイ村


「モン」で一つにまとめたかったのですが、長くなりすぎたのでいくつかに分けます。


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本日はまたナガランドに戻り、モンに向かいます。

ルートとしては、

(1)グワハティからソナリ(最寄り駅ボジョ)まで夜行列車で行き、
(2)ボジョからソナリまでシェア力車で移動し、
(3)ソナリからモンまで公営バスに乗りました。



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朝方少し見えた、道中の景色がのどかでした。

列車やバスの車窓から見える景色こそが、その国の「本当」だと思っています。首都は心臓、一大観光地は顔、その他の風景は日々働く身体です。なので身体だけを本当と表現するのは違いますが、全体を見ずして顔は語れないと思うんです。全部見てこそのフランスです。(※ 10年前に行ったフランスでパリしか見なかったことを未だ後悔しているという話です。)



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ボジョ駅とホームで待機しているシェア力車

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ソナリのバススタンド

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ソナリを出てすぐに広がる茶畑



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モン・タウンの宿「Helsa Cottage」

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宿からの眺め

ソナリから3時間半ほどかけて、モンに到着しました。

モンにはモン・タウンとモン村の2つのエリアがありますが、タウンの方が何かと便利そうなのでこちらに宿を取りました。

ただこの町は宿の選択肢がかなり少なく、Googlemapを頼りに坂を登って下ってぐるぐる歩いてようやく3軒見つけたものの、どこも大変お高かったです。どう見ても500ルピーくらいの宿も1,500ルピー。連泊するからとお願いしても1,000ルピーまでしか下がりませんでした。

で、結局泊まったのは、1,000ルピーのところを800ルピー(1,300円くらい)にオマケしてもらった写真の宿です。完全予算オーバーですが、良い宿でした。



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本日の晩ごはん

すっかりハマっているポークライスです。モンのお店はどこも閉まるのが早く、このお店も私が食べ終わった直後の19:00には閉店してしまいました。

あと、この町停電が多いです。3泊したうち3泊とも停電し、午後はまず間違いなく停電するし、夜もそこそこ長時間(1〜4時間ほど)停まってくれるものだから、私はすっかり蝋燭とお友達です。蝋燭の灯りを見つめながら町のどこかから聞こえてくる賛美歌を聞くのは、なんだか胸に来る体験でした。



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モン・タウン風景

翌朝歩いたモンの町です。町と言っていますが雰囲気は村で、しかしそこそこ大きめなのでやっぱり町です。このモン・タウンの周りには沢山の小さな村が点在し、主にコニャック族という人々が暮らしているのだそうです。



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モン・ヴィレッジ入り口

モン村は、モンタウンよりソナリ方面に数キロ戻った幹線道路沿いにあります。こちらも訪ねる予定だったのですが、何だかんだと機会を逃してしまいました。



<8/18 ホンフォイ村>

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本日は近郊のホンフォイ村と言うのに行ってみます。上の地図では道からだいぶ逸れた所に村があるっぽいですが、実際はこの白丸のあたりにあります。

モン周辺はつい数十年前まで首狩り族がヒャッハーしていたエリアらしく、その人達がまだまだ元気にご活躍中(流石に首は狩ってないけど)の村として挙げられるのがこのホンフォイ村なのだとか。首狩り戦士は全身に入れ墨を入れていることから、比較的見つけやすいそうです。

いい年をして人見知りの私は、首狩り族は怖くないけど(いや怖いけど)そもそも「人を訪ねる」というのが苦手なので、正直行きたくありません。ですが、ここまで来て逃げるのもどうかと思うので頑張って行ってみます。



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ホンフォイ村

着きました。モンからここまで徒歩2時間くらいでした。



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モロン

さて、会いたいけど会いたくない首狩り族の皆さんですが、このモロンという建物に集まりがちなのだそうです。

モロンとは男性用の集会所兼合宿所で、少年達は年頃になるとここで集まって暮らし、先輩男性達から狩りの仕方やら夜のナンチャラやら色々なことを教わるのだそうです。おっちゃん達が無垢な少年達に下衆な話を吹き込む様が容易に想像できますね。



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大変そそられる装飾の施されたモロンですが、肝心の首狩り族の皆さんはいらっしゃいませんでした。良かった。



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村をぶらぶら歩いていたら、村人のお家にお呼ばれしました。



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銃です。これ自分で作ったんだそうです。コニャック族の皆さんは手先が器用で、銃でも何でもチャチャッと作ってしまうんだとか。

何に使う銃かと言うと、「ここは国境にも近いし、何かあったら自分の身は自分で守るしかないからね。普段はもちろん人には向けないよ。狩りに使ってるだけ」とのことでした。銃で首が狩れ・・いや、人には向けないのか。



このあとお昼ご飯をご馳走になったのですが、インスタント麺の作り方が独特でした。まず普通に作り、スープをよけ、麺の水分を飛ばして焼きそば風に。そしてよけたスープはスープとして提供されました。なんというか、新しかったです。

あと、犬肉の串焼きも頂きました。

先日散々偉そうな事を書いたのに結局食うんかいというお話ですが、否定するも肯定するも、まずは知ってからかなと思いまして。

「では今から屠殺します」という場面に出くわしたら目を逸らしてしまうと思いますが(牛豚鶏のときは逸らさないくせに)、今回のこれは出てきたときにはもう肉だったので、食べる以外の選択肢が思い浮かびませんでした。

犬の味は、牛スジに似ていました。美味しかったです。可愛くて美味しいなんて君達はすごいなと思いました。そして、食べてしまったけど変わらず愛しているよと、勝手に頷いて終わりました。



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青年家の窓より

青年達に「モロンに行ったけど誰もいなかったよ」と伝えたら、「向こうにもう一個モロンとキングの家があるから、そこにいるかも。」と教えて貰えました。キングとはキングのことですが、各村にいるそうなのでまあ村長さんみたいなものだと思います。


この青年は他にも色々教えてくれたので、自分用メモもかねて書き残しておきます。

・ホンフォイ村にはモロンが2つある。住んでるエリアと所属グループ?で最寄りモロンが分かれている。
・村では毎年4/1~7に大きなお祭りがあって、その時が一番盛り上がるし観光客も多い。
・ただしホンフォイ村に宿は無いので、モン・タウンから日帰りするしかない。車やバイクなら片道40分くらいで来られる。
・キングは現地語では「アン」と呼ばれる。
・青年達(平均年齢27歳)のおじいちゃん世代くらいまでは入れ墨の人がいるが、それより下はもう誰も入れていない。
・男衆は日曜によくモロンに集まる。
・平日は16:00以降くらいに皆仕事が終わって帰ってきて、モロンにも人が集まるし、通りで人々がお喋りしていたりフォークソングを歌っていたり子供達がサッカーしていたり、賑やかになる。村人と交流するならその時間がオススメ。
・少年達がモロンで暮らす風習は今はもうやっていない。
・ナガランド州の第二外国語は英語なので喋れる人が結構多い。(実際よく英語で話しかけられた。)
・トウモロコシは保存食。時期になったら沢山収穫して沢山干す。
・赤モロコシが多いけど黄色とか色んな種類がある。


覚えているのは以上です。沢山聞きすぎて。



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教えて貰った方向へ歩いて行くと、2つ目のモロンがありました。中には誰もいな・・いかと思ったら、薄暗がりの中で全身入れ墨の半裸のおっちゃんが昼寝していました。いるじゃないですか首狩り族が。

というか、ここに来る途中にもそういう人達を何人も見ました。皆さん普通に庭仕事をしていらっしゃいましたが、ほんの数十年前まで首を狩っていらした人達ということになります。

ということで、さっきの人達に声をかけてみようか・・でも苦手なのよねそういうの・・ご本人達も穏やかに暮らしているのに突然現れた観光客に日常を壊されて奇異の目で見られて写真撮られてそういうのって良くないんじゃないかな〜ということでよし帰ろう!

と自己完結したところで、老戦士の方からお呼びがかかりました。アワワ。



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アン(キング)の家

で、連れ込まれた 招待して頂いたのはこちら。キングの家です。キングであるからには村一番の豪邸に住んでいるかと思っていたら、普通の可愛らしいお家でした。



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キングです。

パイナップルを剥いてくださったり、食器や椅子を出したり片付けたり、キングなのにその場の誰よりもよく動いていらっしゃいました。



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首狩り戦士の皆さんです。  

開口三番くらいで「一人につき100ルピーな」と言われました。流石にそれは多いのではと思ったので、キングと目と目で会話しながら少しだけ減らした幾ばくかのお礼をお渡ししました。



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猫です。

通訳として無理やり連れてこられた少年と少し話しましたが、先程の青年宅で散々話した私にはもうあまり質問が残っていませんでした。「どうやって狩ったんですか?具体的にはどんな$@∌∀∆▷で?狩る際には∞▷%√§€±∀∆」とかは若干興味がありましたが、聞いていいものかどうか。

まあよく考えたら、「首狩り族」なんて呼ぶからおっかない印象になっているだけでよくある村同士の抗争ですから、この人達だけ特別に異質な存在という訳でもないと思うんです。一昔前の乱れ切った世界なら皆さん首くらい狩ってるでしょうよ。ドサクサに紛れて。

でも、戦士の証の入れ墨は格好良かったです。その時代を生き抜いた「戦士」でいらしたんだなあと。「首狩り」などと言うのは現代においては決して認められない風習ですし、彼等がどんな思いで過去を振り返り今を過ごしていらっしゃるかは分かりませんが、よく考えたら私はただの観光客なのでそこまで理解しなくても大丈夫かな〜ということで深く考えるのはやめました。いつか世界がひっくり返って首を狩る機会が訪れたら、そのとき考えたいと思います。今は平和ボケでも何でもいいです。



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本日の晩ごはん

帰りもまた歩いて宿まで戻りました。

本日の晩ごはんは宿で作って貰ったのですが、どのおかずもシンプルな味付けで大変美味しかったです。瓜を水で茹でただけのやつとか。ご飯もおかずもかなりの量があったのですが、沢山歩いて良い感じの疲れを貰ったこともあり、ペロリと平らげてしまいました。

良い一日でした。


明日はシャンニュー村という所に行きます。


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<情報コーナー>

◯ グワハティからモン

【ルート1/ソナリ経由】グワハティからソナリまでバスまたは列車で行く。ソナリ最寄り鉄道駅はBhojo。ソナリまでシェア力車で30分くらい、20ルピー。ソナリからモンはバスまたはスーモで、乗り場は「Nagaland Night Super Bus Stop」(Googlemapで出る)という小さな停留所。バススタンド名より「Seven Sisters(宿兼券売所)」と言った方が通じる。公営バスはここから日曜以外の毎日12:00発、90ルピー、所要3時間半。モンからソナリに戻るバスは朝7:00発。スーモは午前、午後共に何本かある。運賃230ルピー。

【ルート2/ディマプール経由】グワハティからディマプールまでバスまたは列車で行って、ディマプールからモンは公営バスが毎日(おそらく日曜運休)17:00発。運賃は聞きそびれた。数社ある私営バスもどうやら夜行だが時間は聞きそびれた。運賃は450〜500ルピー。ディマプールの私営バス会社群はNSTバススタンドから駅へ抜け高架下をくぐり北西方面へ徒歩5分くらいの所にある。説明し辛い。

【ルート3】バススタンドの掲示によると、コヒマ発着便もある様子。

◯ モン・タウンの宿

「Helsa Cottage」
Googlemapで出る。スーモ発着場から徒歩10分くらい。トイレ冷水バケツシャワー付きのダブル1,000ルピーを3泊するからと800にしてもらった。WiFiなし、ファンあり。バルコニーからの眺めが良く、部屋も広くて綺麗。夕飯別途180ルピー、朝食120ルピー。

◯ ホンフォイ村(Hong)

モンから10キロ少々。徒歩だと2時間くらいだが、ドナドナトラックを捕まえれば40分くらいのはず。運賃は20ルピーとかそんなもんだと思う。ホンフォイ村に宿は無い。

| インド | 22:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

グワハティ再び(アルナーチャル・プラデーシュ州入域許可申請)


<8/15 グワハティ着>

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本日の夜食

深夜3:30、時間ピッタリにグワハティに着いてくれた列車からしぶしぶ降り、下車後のお楽しみ・チャイとついでにおやつを楽しんでから待合室で寝直しました。



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本日の朝ごはん

駅近くに山ほどある宿を訪ね歩いたのですがどこも断られ、試しに予約サイトを見てみたら丁度良い立地の宿を見つけたので予約しました。

でも実は昨日別の宿を予約し、予約完了直後に「ごめんドミ300ルピーは満室だわ〜シングル600ルピーなら空いてるけど如何かな?」というメールが来て破談になっているので、念の為今回の宿も様子を見ています。

一時間ほど待って何も言われなかったら訪ねようかなと。



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グワハティの宿「Tusti Greens」

泊まれました。

この宿は駅からはだいぶ離れていますが、この町に戻ってきた目的であるアルナーチャル・プラデーシュ州入域許可申請オフィスには大変近いです。



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独立記念日パレード

ただ、本日8月15日は独立記念日なので申請オフィスはお休みです。

それは分かっていたことなので良いのですが、明後日8月17日(ゾロアスター教の祝日)はどうなのか、そして来週8月22日(イスラム教謝肉祭)はどうなのか。インドでは宗教によって異なるカレンダーを使うので、色々と読み辛くて大変困ります。



<8/16、アルナーチャル・プラデーシュ州入域許可申請>

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Office of the Deputy Resident CommissiNer(通称アルナーチャルハウス)

(申請に関する情報は下の情報コーナーにまとめてあります。)

翌日再び訪ねると、オフィスはしっかり開いていました。

10:00オープンのところを10:30に参りましたが、中には既に何人もの申請者が集まっていました。ただし外国人はいませんでした。アルプラ州の入域許可は一人で申請すると行動範囲が制限されるというお一人様ボディブロー仕様なのですが、知らん人とでも申請時だけご一緒できればこれが解消されるので、ここでの出会いに期待していたのですが。その後一緒に行動する必要も無いそうですし。


オフィスの人は親切で、申請書のよく分からない項目も丁寧に教えてくださいました。

そして気になる受取日ですが、最短二営業日後のはずなのに「多分明日渡せるよ。遅くとも明後日には確実に。」とのご回答でした。あらヤダ翌日じゃないですか。助かります。

しかも、「メールで送ってあげるからもう一度ここに来る必要はないよ。受け取ったら自分で印刷してね。」とのことで、滅茶苦茶やりやすくなっていました。本当に助かります。

インド人の場合は申請がオンライン対応になったそうですし、我々外国人もそのうちそれが出来る様になって、そしていつの日か、許可証なぞ無くても入域出来るようになるといいなと思います。きっとそう遠くない未来に実現するんじゃないでしょうか。



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ちなみにメールで届いた入域許可証はこちらです。

画質も酷いですが(上の写真はさらに縮小したので実際はもう少しマシです。流石に)、それ以前にスキャンが歪んでいるしめっちゃ影になってるしせめてクリップは取ってくれ・・・

という画像を自分で加工してある程度マシな状態にしてから印刷屋さんに出力して貰ったのですが、やっぱり酷い印刷物が出来上がっただけでした。

なお、二週間遅れでブログを書いております現在は既にアルナーチャル・プラデーシュ州に入っております。つまり、この酷い許可証でも入れたと言うことです。ただ、実際はちゃんとした入域手続きを取らずに地元民に混じってヌルリと入ってしまったので、「大丈夫でした」と言っていいものか微妙なところです。正式なオフィスに直接送ってもらった書類なので、まあ大丈夫なんでしょうけど。
 


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カマッキャ・テンプル

今夜の夜行まで暇なので、駅に荷物を預けて観光に行きました。こちらはヒンドゥー教寺院です。なんかお久しぶりな感じ。



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グワハティ駅北口

思いの外あっさりと観光が終わってしまったので、とっとと駅に移動してサクサク無料WiFiでブログ更新なぞしながら時間を潰しました。

このあと行ったディブルガル駅でもハイスピードの無料WiFiが飛んでいたし、ディマプールしかりグワハティしかり、アッサム州の大きな鉄道駅はネット環境が大変良いです。


次回はモンと近郊の村々について書きます。


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<情報コーナー>

◯ グワハティ駅

河側(北側)に待合室あり。一応一時間10ルピーとか言っているが10ルピーで4時間居ても不問だった。充電ポイント、サクサクフリーwifiあり(電話番号による認証が必要)。

◯ グワハティの宿

「Tusti Greens」
ブッキングコムで予約できる。トイレ冷水シャワー共同のシングル475ルピー。wifi、選べる無料朝食、ファン付き。トイレシャワーは外だが、綺麗に掃除されている。広いロビーもあり、居心地が良い。駅から市バスで20分(10ルピー)かかるが、アルナーチャルハウスまで徒歩20分なのでここに用がある人には大変便利な立地。

◯ アルナーチャル・プラデーシュ州入域許可申請

グワハティの場合、駅の南7キロの「Office of the Deputy Resident Commissiner」(通称アルナーチャルハウス)が政府直営のオフィス。駅から市バスで30分くらい。その他、旅行会社に頼むこともできる。

2018年8月現在の申請状況は以下。

<持ち物>
・パスポート原本
・パスポートの顔写真ページと有効なインドビザページのコピー1枚ずつ 
・現金3,300ルピー

<申請に関して>
・土日、祝日はお休み。
・最短で翌日の受け取りが可能(おそらく午前中早めの申請が望ましい)。遅くとも翌々日。
・パスポートは預けなくてOK。
・E-mail、pdfファイルでの許可証受け取りが可能で、その場合ハウス再訪の必要なし。自分で印刷する。
・入域日を指定できる。(その日以降ならいつでも入域OK)
・滞在期間は最長30日間まで。
・一人で申請する場合、タワン、ジロと、入域ポイントからそこに至るまでの町しか滞在許可が降りない。二人以上で申請すれば全域滞在可能になるとのこと。また、アルプラ州で出会った日本人からの情報によると、旅行会社によっては追加料金を払えば一人でも二人と偽って全域許可証を取ってくれるらしい。

◯ カマッキャ・テンプル

グワハティ駅南口前、パルタン・バザールの辺りから西方向に行くバスに乗り、所要15分くらい、「Kamakkya」下車、運賃8ルピー。バス停前の分岐に入るとすぐにカマッキャ・テンプル行きの別の市バス乗り場があるので、これに乗り山を登ること10分くらい、5ルピー。帰りは寺院前から駅北口付近を通るバス(20ルピー)に乗れたので、往路もこれがあったのだと思う。

カマッキャ・テンプルは入場無料。靴、荷物の持ち込み不可。入り口近くに預かり所あり。

| インド | 22:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

七姉妹州(5)ナガランド①とアッサム少し


<8/12 コヒマ>

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ナガランド州、コヒマに移動しました。

ルートとしては、

(1)インパールからコヒマにミニバスで移動しました。

以上です。



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コヒマの宿「Hotel galaxy」

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コヒマ風景

コヒマはナガランドの州都です。本日は日曜なので閉まっているお店が多いですが、先週末のミゾラム州アイザウルほどえげつない閉まり方はしていませんでした。夕飯も食べられましたし。

・・と、この夕飯が非常に美味しかったのですが、写真が残っていませんでした。撮った覚えはあるので消えたんだと思います。最近カメラの調子が色々と良くないのです。次はこの子の番ですかね。

食べたのはポークライスでした。ターリーみたいなやつ。メインのポークやらチキンやらはだいたいカリーか煮込みで、今回食べたのは醤油っぽい味付けの煮込みだったので懐かしくて嬉しかったです。



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コヒマ風景

コヒマは山の中にある町なので、坂が多く道もいり組んでいます。



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突然の肉。



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慰霊碑と墓地

インパール作戦・コヒマの激戦区には、現在イギリス人兵士達の墓地と慰霊碑が建っています。

無念のうちに亡くなったのは日本兵だけではありません。巻き込まれてしまった村人達も。
ここでも手を合わせてお祈りさせてもらいました。


インパールと同じくここコヒマも深い山の中にある町で、車両で移動するのも簡単ではありません。そんな道を徒歩で、支援物資も無く、しかも雨季の過酷な状況のなか進軍するなど正気の沙汰ではありません。死の行進や死の道と言うのは、比喩でも揶揄でも何でもありません。死ぬに決まっているではありませんか。解らなかった訳がないのに、根性論でそれを吹き飛ばせるなどと彼の人は本気で思ったのでしょうか。

戦争は誰か一人が責任を負えるようなものでは無いことは分かっております。負って頂いたところで誰も戻って来ませんし。ただ何と言うか、やるせないのです。知識としては知っていた歴史もいざその地に立って見ると、その無念と苦しみが未だこの地に渦巻いて足元から這い上がって来るようで、息苦しいような身動きが取れないような、絶望に似た感情を覚えました。



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旧コヒマ村

コヒマの一角にある旧コヒマ村です。この辺りがコヒマの始まりだそうですが、今では特に「古い村」という感じはなく、普通ののどかな町です。



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でもこういう風習がサラッと残っていたりするので、侮れません。格好良いですねこれ。


<8/13 ディマプールへ>

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コヒマ・NSTバススタンド

この後は近郊の棚田輝くコノマ村に行く予定だったのですが、何となく行く気が薄れてしまったので止めました。

というわけで次の目標、同じナガランド州内のモンに行こうと思いますが、コヒマからの直行バスは無くもないけど一般的ではないようなので、まずはアッサム州ディマプールへ。ここにも見たいものがありますので、午前中のバスで移動し、午後にディマプール観光をし、夜行バスでモンに向かいたいと思います。



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・・思っていたのですが、一時間に一本来るバスになかなか乗れず、チケット争奪戦も苛烈を極め、もみくちゃにされながらようやくそれを手にしたときには既に昼過ぎでした。およそ4時間の戦いでした。いつもこうなんでしょうか。



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ディマプール、NSTバスステーション

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ディマプールの宿「Hotel Moon Star」

そんなわけで夜行バスに間に合わなかったため、今日はディマプール泊です。



<翌日、8/14 >

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ディマプール発バス時刻表(N.S.Tバスステーションより)

気を取り直して、今日はモンに向かいます。

・・向かいたかったのですが、バスが運休していました。公営バスも私営バスも全て止まっており、理由はよく分かりませんでしたが何かの問題が起きており明後日まで動かない、とのことでした。では別の町を経由するバスは?と聞いても、それも無理だと。

土砂崩れか何かで道が塞がったのか、あるいはまたストライキでしょうか。



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まあ行けないものは仕方ないですし、二日も待つのはダルいので一旦グワハティに戻ることにしました。

そしてアルナーチャル・プラデーシュ州の入域許可の申請をして、許可が降りるまでの待ち時間にモン観光をすることに。ルートとしては遠回り極まりないですが、夜行列車に乗れば寝ている間に着くし金額も安い(片道500円くらい)ので、特別面倒な感じはしません。



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本日のお昼ご飯

そうと決まればそうしましょう。お昼を食べながら今夜のグワハティ行き夜行列車を検索してみたらいくつか空きがありましたので、早速これを予約しました。

待ち時間が結構あるので、それまではディマプール観光をします。



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アイス・ゴラ

お日様が久し振りにご活躍だったので食べたアイス・ゴラです。かき氷の亜種みたいなやつで、インド中で見かけます。食べるのは初めてです。作り方としては、かき氷をつくり、それを棒に固めてアイスみたいな形状にし、塩とマサラとライムをかけて、甘くて濃厚なシロップに沈めます。

塩とマサラは何かの嫌がらせでしょうか。



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市場に寄りました。

この辺りの人々は割と何でも召し上がるようで、市場にはアレやコレや、何とは言いませんけど日本人はまず口にしない類のタンパク質が沢山売られていました。カエルとか犬とか。あ、言っちゃった。


肉を食べる人間として避けるべきではない話題だと思うので追求しますけども、カエルはともかく犬はどこから連れて来たのでしょう。そこらじゅうに懐っこい野犬や首輪を着けた飼い犬がいますが、彼らは愛玩動物と食材の境界をどこに設定しているのでしょうか。同じ犬ですけど。

我々日本人はペットと家畜は明確に分けており、「牛は食べる、犬は食べない」と決めているのでその線引きは容易ですが、世界の食糧事情は日本人の発想だけでは判断できない部分が多くあります。そもそも他国の食文化を偉そうに判断しようとするなよという点はさておき。「選べる」経済力がある国はよくても、そうでない国や地域は生きるために何でも食べます。「昔はそれしか食べるものがなかった。今は他にもあるけど、まだその食文化が残っている。」みたいな話も多いだろうと思います。

私は犬が好きですので、それを殺して食べるという話にはもちろん抵抗があるし、出来たらやめたってくれと思っています。でも私は、牛も豚も山羊も可愛いくて大好きなのに、こちらは何の疑問も持たずに食べています。賢くて人懐っこいと評判のクジラやイルカも、機会があれば食べます。世界からこれだけ批判されていても、水族館のイルカショーを見て「わあ可愛い」と思ったとしても、それはそれとして。

また、日本という国はペット用の犬猫を大量繁殖させ、売れなかったら大量殺処分しています。雑種犬や野犬はさらに大量に殺されていきます。そういう国に生き、誰が決めたのか「殺して食べてもいい生き物達」を日々美味しく摂取し暮らしている私に、それは食うなとかコレならOKとか言う権利はあるのかな?と思うわけです。

お叱りを受けるかもしれない事は覚悟の上で乱暴な言い方をしますが、私は「食べるために殺す人達の方が、娯楽と欲望の延長で命を弄んでいる私達よりよほど筋が通っているのでは」と思っています。


お目汚し失礼しました。絶対書かない方がいいだろうなとは思いましたが、書きました。

私は犬食を肯定している訳ではありません。否定する権利が私にはない気がする、というお話です。



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カチャリ王国遺跡

ディマプールに来た目的の一つはこちら、カチャリ王国の遺跡です。

この遺跡はバススタンドから徒歩20分くらいの所にあり、歩いて行けます。一応柵はありますが、ゲートは開いているし入場料などもなく入り放題です。

カチャリ王国とは、11世紀頃に栄えたモンゴロイド系の民族の国なのだそうです。・・というくらいしか、調べても出て来ませんでした。謎の多い遺跡らしくて。



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リンガっぽいですが、ヒンドゥー教国だったんですかね。
(※リンガ/シヴァ信仰の石像。男根を模している。)



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その後、充電ポイント多数&サクサク無料WiFiが飛んでいる素晴らしいディマプール駅でブログを更新したりなぞして時間を潰し、夜行列車でグワハティに向かいました。

次回はグワハティ日記ですが、大して書くことがないです。


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<情報コーナー>

◯ インパールからコヒマ

スーモ又はミニバス(トラベラーと呼ぶらしい)700ルピー、所要6時間少々。私は朝5:30発のミニバスに乗った。バスもあり、こちらは400ルピーと書いてあった。バスはどうやら日曜運休。

インパールからコヒマ、ディマプール方面へのスーモカウンターは、カングラ・フォートの北側入り口前T字路に10社くらい並んでいる。その他、Mahatma Gandhi Statue前にも3社ほどあった。

◯ コヒマの宿

「Hotel galaxy」
トイレバケツシャワー共同のシングル500ルピー。部屋はいいけど水回りが綺麗じゃない。WiFiなし、ファンはあったような無かったような。レストラン併設。コヒマの宿はNSTバススタンド周辺に沢山ある。この辺りの宿はどこも最安500ルピーからだった。

◯ コヒマNSTバススタンド

日曜休み。クロークあり(6:00〜16:00)。スーモカウンターもこの辺。

◯ コヒマからディマプール

公営バス120ルピー、所要4時間くらい。朝5:00から大体一時間おきに一本。始発じゃないらしく、必ず乗れるとは限らない。スーモや私営ミニバスもある。

◯ ディマプールの宿

「Hotel Moon Star」
トイレ冷水シャワー付シングル500ルピー。WiFiなし、ファンあり。割と綺麗なほう。東出口から駅を出て左方向(北方向)に進み、徒歩3分くらいの右手側。ディマプールの宿はバススタンド&駅の周辺に沢山ある。

◯ ディマプール駅とバススタンド

隣同士。駅は充電ポイント多し。フリーwifiがサックサクだが電話番号による認証が必要。バススタンドにクロークあり(6:00〜16:00、日曜休み)。駅にもあるはず。

◯ ディマプールからモン

ディマプールからモンは公営バスが毎日(おそらく日曜運休)17:00発、運賃は聞きそびれた。数社ある私営バスもどうやら夜行だが時間は聞きそびれた。運賃は450〜500ルピー。ディマプールの私営バス会社群はNSTバススタンドから駅へ抜け高架下をくぐり北西方面へ徒歩5分くらいの所にある。説明し辛い。

◯ ディマプールからグワハティ

列車もバスも沢山。

| インド | 20:17 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

七姉妹州(4)マニプール


<8/8インパールへ>

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本日はマニプール州都インパールに移動します。

ルートとしては、

(1)アイザウルからシルチャールに戻り、
(2)シルチャールに一泊し、
(3)シルチャールからインパールに移動します。

前回の日記で(2)まで書いたので、今日は(3)からです。



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スーモ待ち中

前日に買っておいたシルチャールからインパールに行くスーモは朝5:00集合の5:30出発だったのですが、「それだと早すぎるから別の会社に聞いてみます」と言ったら「じゃあ6:00集合・出発でいいよ」と返されました。じゃあって何だ他の乗客にはどう説明するんだと思いました。

そして念の為5:30に集合場所に行ってみたら、誰もおらずカウンターも開いておらず、でもまあそれは6:00変更になったのでそうかもしれんなと思い大人しく待ったのですが、



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カウンターが開いたのは6:00をだいぶ過ぎてからで、実際スーモが出たのは7:30でした。

面倒臭くて書きませんでしたがアイザウル行きのスーモもそんな感じだったし、他のスーモも基本的に時間は守らないので、そういうものなんだと思います。いちいち気にしてはいけません。



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マニプール州入域印

ここマニプールも前回のミゾラムと同じく入域後の滞在登録(外国人登録)が必要らしいですが、今回は入域時に済ませることが出来ました。

マニプール州は入域チェックが厳しいらしく、州境は銃を持った兵士さんで固められていたし警察官もいっぱいいたし、物々しい雰囲気でした。が、滞在登録自体は簡単だったし手続き時の雰囲気も柔らかかったです。滞在日数やインパールでの宿泊ホテル名などを適当に答えて書類を書いて貰って、確かパスポートコピーも提出して、4、5分はかかりましたがそんだけでした。

マニプール州に入ってからの道中でも、やたらめったら兵士さんを見かけました。入域は許されているものの、ここは元紛争地帯。そして現在もまだまだくすぶっているそうなので、そういうことなのでしょう。



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本日のお昼ご飯

お昼休憩です。あまり美味しそうに撮れず申し訳ないですが、スーモ同乗のインパール出身男性によると「これがマニプール料理だよ!」とのことでした。

ご飯は日本と同じモチモチライスで、おかずは味付けも具材も実に多様性があり面白かったです。ひとつだけカリーっぽいおかずもありましたが、他はなんというか、何を食べているのかサッパリ分からない謎おかず達でした。薄暗くてよく見えないこともあって。具材は山菜メインで味付けは多分発酵調味料とか漬物みたいなのを入れてるのかな?という感じはしました。

日本人の口に合うかどうかは何とも言えません。私は好きだしちょっとハマりましたが、独特なので苦手な人は苦手なのかも。
 


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その後も、道中でマニプール州の食文化を感じる機会が多くありました。インパールまではほぼずっと山道なのですが、途中に集落が沢山あってあちこちから美味しそうな匂いが漂っていました。筍やキノコを煮ているらしい匂いで、少し独特である一方、なんとなく懐かしさも感じました。

写真は、停車した集落でお婆ちゃんから買った何かです。  

一つはパイナップルに塩と唐辛子をまぶしたもので、合わないこともないですが個人的にはそのまま食べたい感じでした。もう一つはよく分かりませんでしたが、風味が梅によく似た何かの実を潰し、いくつかのスパイスと和えたらしきものでした。甘くて酸っぱくて美味しいのですが、硬い種がいちいち邪魔をして来るのが少し苦手でした。
 


その後、スーモに振り回され頭部と肩を強打しまくること12時間。距離的には4時間くらいで着くはずなんですけども。暗くて写真を撮れませんでしたが、インパールはいくつも山を越えた先にありました。何百回目か分からないカーブを越えたら突然広い平地が現れたので、少し驚きました。住むにも耕すにも駐留するにも持ってこいの土地です。そりゃここが取れたらいいですよね。いいですけども、インパール作戦。



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20:00ごろインパール着

とりあえず、夜も更けてきておりますので宿探しです。数少ない宿を訪ね歩いたものの安宿が見つからず、もう諦めて予算オーバーの宿に収まろうかいと思った瞬間目に入ったこちらの宿は薄暗く人通りの少ない路上にあり、



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真っ暗な廊下を抜けた先にひっそりと佇む、



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インパールの宿1「Hotel Avenue」

ほの暗い宿でした。

いや暗いのはむしろ落ちつくのですが、携帯の電波が届かないのがいけません。ネットに繋げないではありませんか。ニュースマホには何の情報も入っていないので色々調べ直さないといけないんですよ私は。

あと家庭内害虫Gがヒャッハーしているのも良くないですが、それはまあこの宿に限ったことではないと思います。この町、外でも中でも異様にG様が多いのです。大型市場があるので多分その影響かな?と思います。生ゴミがとっ散らかりがちですので。

あと蚊も多いです。嫌な町だな・・



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インパールの宿2「Niran Lodge」

ネットに繋げないのがだいぶ困るので、翌朝別の宿に移動しました。お隣さんですが、こちらは電波が来ております。



<8/9インパール>

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本日はインパールを歩きます。 

インパールはマニプール州の州都なだけあって比較的賑わってはいますが、都会の雰囲気は無かったです。そんな感じもある意味魅力的ではありますが、宿がほの暗いのと停電が多いのとで、なんとなく暗いイメージを持ってしまっています。あと兵士が多いです。



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まずはシェアタクシー的な乗り物に乗り、レッドヒルへ。



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平和記念碑


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慰霊碑

ここには先の太平洋戦争時の悲惨な歴史を残す、慰霊碑と記念碑があります。

史上最悪の作戦と名高い、インパール作戦の跡地です。


以下、一応Wikipedia先生。 

インパール作戦(日本側作戦名:ウ号作戦(ウごうさくせん))とは、1944年 (昭和19年)3月 に日本陸軍により開始され7月初旬まで継続された、援蒋ルートの遮断を戦略目的としてインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦のことである。作戦に参加した殆どの日本兵が死亡したため、現在では史上最悪の作戦と呼ばれる。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/インパール作戦



行きたくなかったでしょうね。

死にたくなかったし、帰りたかったでしょうね。  

上に立つ人は自分が死ぬ訳じゃないし、分からないんでしょうけど。



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Ima Market

インパールに戻りました。

こちらはイマ・マーケット。日本語に訳すと「お母さんの市場」みたいな感じになるようです。その名の通り、市場を運営しているのは女性ばかりです。



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美味しそうなものが沢山売っています。  



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よく分からんものも。

このダチョウの生首みたいなやつは果物ですかね。そして下の消し炭は何なんですかね。



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イマ・マーケット以外にも、インパールはそこらじゅうに市場が立っています。売る人と買う人のバランスは取れているのか?と心配になるくらい。

でも市場に活気があるのはそのまま町の活気に繋がりますから、良い町なんだろうなと思います。Gは多いけど、虫も元気で何よりということで。



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パイナッポーを買いました。これは40ルピー(60円くらい)ですが、小さいものだと20ルピーぐらいからあります。北東部に入ってからよくパイナップルを見かけます。産地なのか、あるいはシーズンなのでしょうか。お陰様で剥き方を覚えました。



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市場でではないですが、壊れポータブル充電器も新調しました。ほぼ何もしていないのに半日持たないスマホでは危なすぎて。

どこの店でも真っ先に勧められるこちらのインド産ポータブル充電器10,000mAhが、1,200ルピー(2,000円くらい)でした。他の店では同じ商品が2,000ルピー超えだったり、「本当は3,000ルピーだけど君だけ特別に2,200ルピー!」とか言われて疲れましたが、それはもういいです。

日本産のポータブル充電器は今いくらくらいなんでしょう。比較的安価で質の良い電化製品と言う意味では、日本産はかなり自信を持っていいクオリティなんだろうなと、選択肢の無い海外にいる今では大変よく分かります。



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マニプール州立博物館/50ルピー

博物館にも行きました。中は撮影禁止ですが、良い博物館でした。下手な派手さの無い、歴史と文化をありのまま伝えるごく一般的で教育的な博物館です。博物館はテーマパークではなく教育施設及び研究施設なので、これで良いのです。



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インパールで食べたものをまとめます。インパールには観光客向けのレストランは無く、地元民向け食堂もそう数が多いとは言えませんでした。

写真は適当に入った食堂で、メニューが無かったのでライスとかチキンとか言っていたら何かしら食べさせて貰えました。停電していたのでちゃんと写真が撮れませんでしたが。停電が多いんですよねこの町。

どうもこの辺りでは、「ライス」と頼むとインドで言うところの(ここも一応インドですが)ターリーやミールス的なものが出てくるようです。ご飯におかずが数品付いてくるあれです。そして、ご飯もおかずも無料でおかわり出来る模様です。ポークライスを頼むとメインは豚肉料理。フィッシュライスを頼むとメインは魚料理になります。メインのおかずはおかわりできない様子ですが、ご飯はほぼ確実に出来、おかずも高確率でおかわりできます。



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路上で売ってたモモです。



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こちらはパニプリ。

バングラデシュで頻繁に食べていたフスカと似たようなものですが、フスカがマッシュポテトやゆで卵など具沢山だったのに対し、パニプリはサラッとしたスープっぽいものを入れてくれました。パニプリはインド中にあり、地域によって色々違うかもしれないのでこれがザ・パニプリであると断言は出来ませんが。

バングラのフスカは数個お皿に載せてくれたのに対し、インドのパニプリは一個一個わんこ蕎麦みたいな出し方をする屋台が多いので、なかなか食べられずにいました。何個まで食べていいのか、いくらくらいなのかよく分からないからです。ここではお皿に全部載せてくれるようだったので、インド入国8ヶ月目にして初めてこれを食べた次第です。



出発予定日にちょうどストライキが起きており一泊余計に滞在することになりましたが、次はナガランド州、コヒマに向かいます。

ここ数日、ただの州都巡りみたいになっておりあまり好きな形の旅行とは言えませんが、情報が少なすぎてどこへ行けば良いのか分からない現状ではある程度仕方ないのかなと思っております。現地の人に聞いてみてもなかなか新しい情報を貰えなくて。

でも後悔や不完全燃焼は次の目標に繋がるので、そう悪い事でもないのかなという気もしています。


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<情報コーナー>

◯ シルチャールからインパール

インパール行きが出ているスーモカウンターは、町の中心から駅に向かう中間あたりにあり徒歩で行ける。私が乗ったのは朝5:30発(と言いながら7:30発)のスーモ700ルピー、所要12時間。州境で入域申請書みたいなのに記入、パスポートに入域スタンプを貰う。出域時は特に何も無かった。

◯ インパールの宿

「Hotel Avenue」
Mahatma Gandhi Statueからお堀方向に歩き、お堀ロードに出る手前の左側。トイレ冷水シャワー付きシングル500ルピー。ダブルは800ルピー。WiFiなし、ファンあり。ビルの谷間にあり携帯電波が届かない。

「Niran Lodge」
上記宿のお隣さん。同じトンネル入り口に入り、上記宿のすぐ手前。トイレ冷水シャワー付きのシングル500ルピー、ダブル700ルピー。WiFiなし、ファンあり。携帯電波は一応届く。夜19:00とか20:00には入り口を施錠してしまうので注意。上階にオーナーだか管理人さんだかが住んでいる。

◯ ロトパチン平和記念碑、慰霊碑

イマ・マーケットの南西側、高架下をくぐり橋が二本かかっている辺りにシェア力車&ミニバス乗り場があるので、そこからナンボール行きシェアカーに乗るとそのまま記念碑まで行ける。ナンボール村Nambolを通り過ぎ2キロほど行くと左手に小高い丘(レッドヒル)があって、そのふもと。シェアカー(改造軽トラみたいなの)一人30ルピー、所要20分くらい。バスもあり、こちらは20ルピー。本文中の写真はレッドヒルを通り過ぎてから撮ったものなので逆だが、実際は道路の左側にある。多分「ロトパチン」か「レッドヒル」で通じるのでは。

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七姉妹州(3)ミゾラム


<8/4〜/5 ミゾラム州アイザウルへ>

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本日はミゾラム州都アイザウルに移動します。ルートとしては、

(1)ダルマナガールからシルチャールまで列車で移動し、
(2)シルチャールに一泊し、
(3)翌朝のスーモでアイザウルに向かいました。

地図を見る限りアイザウルは割と近いのですが、ズバッと真っ直ぐ行く足は無くシルチャール(アッサム州)を経由しないといけないようです。かなりの遠回りです。

おそらく、州をまたぐ関係から通れるルートが決まっているのでしょう。これから行くミゾラム州は入域許可は必要ないですが、入域後の滞在登録が必要なちょっと面倒くさいエリアなのです。この辺は後述します。



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ダルマナガール駅

というわけでシルチャールに向かいますが、バスが見つからず列車も一日一本なので選択肢がありませんでした。ダルマナガールは別に辺境じゃないですし、シルチャールは交通の要所なのでもう少し何かありそうな気もするのですが。



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シルチャールの宿「J.L.Lodge」

シルチャールに着いたころには既にどっぷり日が暮れていましたが、無事宿を確保できました。最悪駅で寝ようと思っていたのですが、シルチャール駅は野宿向きの駅ではなかったです。24時間開いているかも怪しい感じ。



<翌日>

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Mizoram House

昨日宿の人に聞いたら町外れのこちらがアイザウル行きスーモ乗り場だと教えてくれ、だいぶへんぴな所だったので疑っていたら本当でした。ごめんなさいでした。

写真のミゾラムハウス周辺にスーモ会社のカウンターがいくつも並んでいました。ミゾラムハウスではミゾラム州の入域許可を取得できるようですが、現在、一部の国の人を除きその必要はなくなっております。



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本日の朝ごはん

道中食べた朝ごはんです。ご飯に豆と揚げせんべいを載せたものでした。

朝時や昼時に走るスーモは途中で食堂に寄ることが多いのですが、だいたい皆さん同じものを食べるし、スーモ仲間のどなたかが必ず「君も食べたら?」と誘ってくださるのでありがたいです。やはりメニュー表が無い店や、いつ出発するかも分からないバスやスーモの休憩中は多少尻込みしてしまうので。七姉妹州の皆さんはとっても優しくて暖かいです。



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アイザウル風景

日暮れ前にアイザウルに着きました。が、ゴーストタウンでした。

本日は日曜で、ミゾラム・・というか七姉妹州は全体的にキリスト教の人が多い地域なので、皆さんお休みしているようです。



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アイザウルの宿「Traveller’s Inn」

そんなどんよりした町を二時間ほど彷徨い、結局スーモを降りた場所のすぐ近くの宿に落ち着きました。前情報がほぼ無かったため、どこを探していいかも分からなかったのです。今宵の宿は久々に安宿感があり、しかし値段はそれほど安くもなく、されど他の宿はだいぶ高かったので仕方無しに泊まっております。

多少汚いのは平気ですが、壁が薄く隣室のおっちゃんが一日中うっさいのが辛いです。夜遅くまで電話をし、夜間は大音量のイビキを奏で、朝は夜明け前から電話をしております。

翌朝、偶然部屋の前で鉢合わせたのですが、

おっちゃん「やあおはよう!よく眠れたかい!?」
私「はいもうグッスリですう」

私は弱い人間です。



<8/6 アイザウル>

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アイザウル風景

今日は町が動いていました。

昨夜は全ての店が締まっていたため夕飯を食べられず、水も食べ物も買えなかったため神様って何だっけと思いました。



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道中風景

そのへんのパン屋で朝ごはんをたらふく食べた後は、まず外国人登録局へ。ここミゾラムとマニプール、ナガランドの三州は、入域許可は必要ないものの入域後の滞在登録が必要ということになっているのです。

・・・なってはいますが、非常に緩いです。

まず今回のミゾラム州。「到着後24時間以内に滞在登録を!」とか言ってる割にどこでそれをするのかイマイチ分かりづらいし、州境でのチェックなぞ皆無だし(停車はしましたがスルーでした)、町でも宿でも誰にも何も聞かれなかったし、別にやらなくても良いんじゃないかと思うんです。



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外国人登録局(CID Complex)

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滞在登録

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パスポートに押された入域印

まあ、真面目ちゃんなのでしっかり登録したんですけども。

情報というほどの情報でもないですが、一応下に書いておきましたので真面目な方はご参照ください。



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ミゾラム州立博物館
 
帰りは市バスでワープし、そのまま州立博物館へ。中は撮影禁止ですが、小さいながらミゾラムの歴史や自然史、生活、文化などを学べる良い博物館でした。



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夕飯はミゾラム料理を食べられそうな店を調べて行ったのですが、閉まっていました。なのでそのへんの店に入り特にミゾラム料理ではない炒飯を食べております。

メガラヤでもトリプラでもわざわざご当地料理を出している店に赴いたのに、「それは今出してない」とか言われ食べられずに出てきております。連日豚肉を楽しんでいるので食生活は充実していますが、ご当地料理も食べてみたいのです。



<8/7 レイエック>

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レイエック行きスーモ乗り場

本日は近郊のレイエックという村に行ってみます。スーモで一時間少々と日帰りコースですが、行き帰りの足の時間がよく分からないのと景色が良さそうという理由から、一泊してくるつもりでおります。バックパックはアイザウルの宿に預かって貰いました。

乗り場もよく分からず誰も英語が通じず困りましたが、何とかここを探し当て3時間待って、ようやくレイエック行きスーモに乗り込みました。



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レイエック

着きました。ここまで一時間半くらいでした。



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レイエックの宿「Reiek Tourist Resort」

宿情報がここしか無かったので高かったらヒッチハイクしてでも帰ろうと思っていましたが、十分出せる金額だったので泊まりました。ここはレイエック最大の見所、レイエック・ピークへのハイキング道の入り口にあり、カフェレストランも兼ねています。ミルクティーがとっても美味しいです。



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チェックインを済ませ、早速遊びに出かけます。目標はもちろんレイエック・ピークです。



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道中風景

格好良い岩場がありました。



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途中いくつかある分岐に惑わされながら歩くこと一時間ほど。だったと思いますが記録が以下略。

で、何やら天国への道みたいなのがあったのでつい吸い寄せられて進んでみると、



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本当に天国へ行けそうな道に出ました。(気をつけたいと思います。)



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霧が立ち込めており中々の雰囲気です。天気が良かったら絶景の予感がします。



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あっさり登頂しました。

頂上にはクラブミュージックを大音量でかけるグループが二組いて、競い合うように音量を上げていました。いいぞいいぞお。競い合え!そして潰し合え!



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帰ります。

山の天気は変わりやすく、先程まで霧が立ち込めていた山頂は少しだけ青空が覗いていました。



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あれ多分アイザウルだと思います。ここから見えるらしいのです。



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レイエック風景

帰宅直前で土砂ぶられた上に、何故かポータブル充電器が突然働かなくなり、宿は停電しており、スマホの電池は0%で、全くやることが無いため傘をさして村に降りて来ました。

なんか歴史村みたいなのがあるという情報を見た気がするのですが、探す気にもならないくらい雨です。やっぱ引きこもるべきでした。



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本日の晩ごはん

宿の簡易レストランで作って貰ったチョーメンです。量が多かったのと、保温容器に入れてくれたので最後まで温かくて嬉しかったです。



<8/8 アイザウル帰還からのシルチャール帰還>

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朝のレイエック村

今日はアイザウルに戻り、そのままシルチャール行きのスーモに乗りたいです。

次の目的地はマニプール州都インパール。州都同士の移動ですが、またしても直行バスが無かったのです。このへん本当に不便ですね。仲良くなさいよ七姉妹。いや仲悪くはないんでしょうけど。



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本日の朝ごはん

アイザウル帰還後、9:30発のシルチャール行きスーモに乗りました。写真は道中食べた朝ごはんです。同じスーモに乗るミゾラム出身のお姉さんが奢ってくれました。サフランライスに豆の煮込みをかけたものです。「ミゾラム料理ではないんだけど割とよく食べるよ」とお姉さんは言っていました。



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ミゾラム、マニプール、ナガランドと、北東部の東側三洲に入った辺りから筍をよく見かけるようになりました。食堂で食べるお料理にもよく入っています。写真の筍は少し細長いですが、日本で一般的なあの形もよく見かけました。

下は、これまたお姉さんが買ってくれたおやつです。梅干しにそっくりでした。カリカリ梅の蜂蜜漬けみたいな感じ。



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シルチャールの宿2「Hotel Sashi View」

今日はアイザウルでの乗り継ぎも非常に上手く行ったし、明日早朝のインパール行きスーモチケットも買えたし、宿は前回のが満室でしたがすぐ近くに前回よりだいぶ安い宿を発見できたし、非常に順調快適な一日でした。

とか喜んでいたら、調子に乗るなという天啓か、スマホがついに使い物にならなくなりました。タッチパネルがずっと調子が悪く、反応しなくなったり持ち直したりを繰り返していたアレです。





今回壊れたのは明確な理由がありまして、移動時にポケットからツルッと落としてしまったからです。そこまで激しく打ち付けた訳ではないと思うのですが。そして衝撃吸収カバーみたいなものも一応着けていたのですが。

まあ打ち所が悪かったのかもしれませんし、元々調子が悪かったそれには少しの刺激も命取りだったのかもしれませんし、そもそも落とすなよという話かもしれませんがそういうこともあるでしょうが!人間だもの!



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で、しばらく様子を見ましたがどうにもこうにも駄目そうだったので、新しいスマホを買いました。安くてショボい糞みたいなスマホを。インド人に「ベリーナイス」と勧められたけどメイドインインディアという時点で結果は見えていたスマホを。一個ツイートするだけで電池が5%減るスマホを。マップを2分見ただけで10%経るスマホを。ちなみに昨日からポータブル充電器も壊れておりますイエーイ祭りだワッショイ。

でも、そんな肥溜めのようなスマホでも無いと困るのです。私はスマホが無いと道に迷って死ぬのです。そして腕時計も数ヶ月前に壊れたので時間が分からないのです。

件のスマホはずっと調子が悪かったのでそれなりにバックアップは取っていましたが、日々書き換えや更新を行なっている日記と旅行情報メモはバックアップが不完全&先送りになりがちで、ここ三週間分をまるっと失いました。情報の少ないエリアだからこそある種の使命感を持って、そして個人的にも楽しくて集めに集めた各種情報だったんですけどね。

というわけで、今日もうろ覚え情報コーナーで締めさせて頂きます。

前も書いたかもしれませんが、実は現在専門家の方にメールで教えて頂きながら自力修理に挑んでいるので、もしかしたら奇跡を起こせるかもしれません。そうしたら是非、自慢の七姉妹州情報を載せ直したい所存です。


次回はマニプール州です。


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<うろ覚え情報コーナー>

◯ ダルマナガールからアイザウル

現状、シルチャールを経由するしかない様子。ダルマナガールからシルチャールはバスがなく、14:45の列車(一日一本)で行くしかない。民営バス会社をよく探せばあるような気もするが、誰に聞いても無いと言う。

シルチャールからアイザウルは、シルチャールMizoram House周辺にスーモカウンターが数軒集まっている。私が利用したカウンターに掲示されていたのは 7:00/9:00/12:00/15:00/19:00だったが、買ったチケットは8:30発だった。そして出発したのは10:00だった。運賃450ルピー、所要7時間くらい。復路も数社が各数本ずつ出しており、選択肢は多い。

◯ シルチャールの宿

「J.L.Lodge」
トイレ冷水シャワー付きのシングル550ルピー、ダブルは850ルピー。ファンあり、WiFiなし。窓が無く少々蒸し暑い。レセプションの人は少し英語を話し、紳士的で感じが良い。

「Hotel Sashi View」
トイレシャワー(バケツだったかも)付きのシングル350ルピー。ファンあり、WiFiなし。上記宿より南に徒歩すぐの交差点にある。

◯ アイザウルの宿

「Traveller’s Inn」
トイレ冷水バケツシャワー共同のシングル350ルピー。ファンあり、WiFiなし。シングルというかフロアを板で仕切っただけという感じの小部屋で、全ての部屋から物音が聞こえてくる。トイレシャワーも一体型であまり綺麗ではない。しかし他の宿は700ルピー越えばかりだったので。

◯ ミゾラム州滞在登録(アイザウルの場合)

別にやらなくていい気がするが、一応「到着後24時間以内に」ということになっている。
Google Mapで「CID Complex」と検索すると出る建物に登録オフィス(foreigners Registration Office)がある。町の中心から徒歩一時間くらい。市バスでも近くまで行ける。持ち物はパスポートのみ、無料。現在泊まっている宿名や何日滞在するかを聞かれる程度。

◯ アイザウルからレイエックReiek

Bangkawn地区、上記申請オフィスの丘の下辺りの路上(レイエック方面に伸びる道路)に一軒だけある「Rem Remスーモカウンター」より、私は10:00発の便に乗った。7:00から待って最初の便がこれだった。運賃忘れたけど確か90ルピーくらい。所要時間一時間半くらいだったと思う。申請オフィスの人が言うには、午前中に数本はあるはずとのことだった。

帰りは、私は朝7:00のスーモに乗った。レイエックよりさらに向こうの村から来るスーモが何本かありそうだった。

◯ レイエックの宿

「Reiek Tourist Resort」
バンガローと言うか、個別の家型の宿。シングルは無く、ツインの部屋を600ルピーで借りた。ファンあり、WiFiなし。簡易のレストラン併設。レイエック・ピーク、トレッキングロードの入り口にある。日曜休みと書いてあった。(レストランだけなのか宿もなのかは不明)

レイエックの村には、見た限りだと宿はここともう一軒、村の入り口あたりにナントカリゾートがあるだけだった。

| インド | 23:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

七姉妹州(2)トリプラ


<8/2〜/3 トリプラ州へ>

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トリプラ州、ダルマナガールに移動しました。 

ルートとしては、

(1)チェラプンジからシロンまでスーモで移動し、
(2)シロンから夜行バスでダルマナガールに来ました。



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シロンでの待ち時間が割と長かったので街歩きをし、靴下や靴の中敷きやTシャツを買いました。濡れた服や靴がちょっと寒くて、乾いたのを着たかったのです。あと半袖Tシャツが二枚中二枚破れていたのです。



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本日のお昼ご飯

路肩で売っていた何かです。スパイスの良い香りがする炊き込みご飯に豚肉がのっていました。ライムを絞るとより一層美味でした。



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ダルマナガールの宿「Hotel Panchabati&Restaurant」

翌朝到着したトリプラ州のダルマナガールという町は、お久しぶりの青空を見せてくれました。そして宿にはこれまたお久しぶりのファンが付いておりました。

というわけで、



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洗濯物が!

3週間ぶりに!!

乾きました!!!

という喜びのツイートをしました。乾いた服がこれほど暖かくて幸せだっだとは。不足は幸福を教えてくれますね。



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ダルマナガールの町並み

ダルマナガールは歩いて回れる小さな町ですが、ホテルは10軒ほどありました。

下の写真はなんだか知りません。



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ウナコティ行きシェアタクシー

さて、この町に来た目的ですが、近郊のウナコティという場所への拠点にするためです。

ネットで調べたらトリプラ州都アガルタラを拠点にするっぽい情報が出てきましたが、それだと少々遠く、ここダルマナガールからの方が近くて簡単そうだったのです。ウナコティを挟んだ隣町、カイラシャハールを拠点にするのも良さそうでした。

なお、日本語で調べた時はほぼ情報皆無だったのですが、仕方無しに英語で調べたらヒットしました。インド北東部情報は海外の掲示板などでなら比較的見つけやすいです。僻地に切り込むのはだいたいドイツ人かフランス人と相場が決まっていますので、彼ら頼りです。



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ウナコティ入り口

記録を失ったのでちょっと不確かですが、ダルマナガールからウナコティは、隣町カイラシャハールに行くシェアタクシーに乗り途中下車、所要時間は40分から一時間くらいだったと思います。

ウナコティ付近の路上から案内に沿って30分か40分程歩いたら、入り口に到着しました。



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ウナコティです。

この巨大な彫刻はいつの時代のものなのか、誰が作ったのかなど、ほとんど分かっていないそうです。

よく見るとシヴァ神だったりガネーシャさんだったりするのでヒンドゥー教の何かだということは分かりますが、なんでしょうねこの下描きみたいな彫刻は。

とか言いつつ、それが見たくてのこのこやって来てしまった訳ですが。下書きのくせに随分味があるではありませんか。



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シヴァ神

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シヴァ神の武器、三叉槍(どことなく血塗れ)

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ナンディさん

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ガネーシャさん



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遺跡の背後にある小高い丘を登ると、いくつかの彫刻が安置されていました。雨風にやられたのか殆ど溶けてしまっていますが、ハヌマーンさんなどもいました。

彫刻小屋の前には御神木みたいなのがあり、聖人ぽい男性が瞑想をしていました。



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さらに登ると、小さな御神体が。

謎遺跡ですが、謎遺跡であるが故に聖地としての神聖さが増すのかもしれません。 



<8/4 移動>

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ダルマナガール駅

翌日は引き続きトリプラ州、州都のアガルタラに向かうつもりでしたが、どうもそれほど惹かれないので予定を変更してミゾラム州都アイザウルに向かうことにしました。

地図で見ると結構近いのにアクセスが無く、かなり遠回りのシルチャールを経由しないといけないのでまずはそこまで行きます。そしてシルチャールは交通拠点のはずなのにバスが無かったので、一日一本しかない列車で向かいます。トリプラ州、来るのも出るのもなかなかに不便です。


次回はミゾラム州です。 


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<うろ覚え情報コーナー>

◯ チェラプンジからダルマナガールDharmanagar

チェラプンジからシロンまでシェアジープ多数、所要確か2時間弱、運賃70ルピー。シロンからダルマナガール20:00発の私営夜行バス530ルピー、所要12時間くらい。

◯ ダルマナガールの宿

「Hotel Panchabati&Restaurant」
トイレ冷水シャワー付きのシングル500ルピー。ファンあり、WiFiなし。レストラン併設でルームサービスも頼める。バススタンドから徒歩20分くらい、駅から徒歩30分くらいだったと思う。

◯ ダルマナガールからウナコティ(ウナコチ)Unakoti 

バススタンド隣の乗り合いジープスタンドからシェアタクシーが確か50ルピー、所要時間は全く覚えてないけど一時間はかからなかったと思う。ウナコティ近くの分岐で降ろしてもらい、そこから徒歩40分とかそんなんだったか。ウナコティは入場料無料。簡単な荷物検査がある。

ダルマナガールの他、州都アガルタラ(遠い)や隣町カイラシャハール(近い)を拠点にするのも良いと海外の旅行情報サイトには出ていた。

| インド | 22:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

七姉妹州(1)アッサム、メガラヤ


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本日から七姉妹州を巡ります。何故七姉妹州かと言うと、七州あるからです。私が名付けたわけではありません。以前は外国人の入域は禁止あるいは制限されていたエリアですが、10年ほど前から比較的気軽に入れるようになったとのことです。

ただしアルナーチャル・プラデーシュ州は未だ入域許可申請が必要で、ミゾラム、マニプール、ナガランドの三州は入域後の滞在登録が必要ということになっています。このあたりはぼちぼち書いて参ります。



<7/27〜28 シリグリからチェラプンジ>

記事タイトルにアッサム、メガラヤと書きましたが、今回アッサム州は通り過ぎただけです。


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ルートとしては、

(1)ガントクからシリグリまでバスで行き、
(2)その日の夜行列車でアッサム州グワハティまで行き、
(3)朝一のシェアジープ(この辺りではスーモと呼ぶようです)でメガラヤ州シロンまで移動し、
(4)シロンでスーモを乗り換えチェラプンジまで行きました。  



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グワハティ行き当日券

(2)は予約したチケットがウェイティング5番手で、そんくらいなら乗れるでしょうと思っていたのに2番手までしか繰り上がりませんでした。

ウェイティングのままのチケットは自動キャンセルされてしまうので(オンライン購入の場合)、新しく当日券を買い列車に乗り込むことに。



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「乗車券」は買ったものの席は確保できていないので、偶然見つけたこちらの席にて車掌さんが来るのを待ちます。

車掌さんと言うかTTナントカいう役職の人だそうですが、この人にお願いして規定の追加料金を払うと、席を用意してくれるらしいのです。おそらく当日キャンセルとかその辺の余りを分配しているだけなので、絶対確保できるとは限らないのですが。



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で、発車から一時間ほど待った頃ようやくTTナントカさんが来てくれ、本日の寝床を確保できました。追加料金は確か300ルピーでした。さっきの席(追加料金なし)でも良かったのですが、「TTナントカさんから席を買う」というイベントを体験してみたかったのです。

お陰様でまた一つ経験値が上がりました。次からはウェイティングチケットも当日券も購入候補に入れられます。テッテレ〜。



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本日の朝ごはん/揚げパン(朝から食べるものではなかった) 

到着したグワハティ駅でもう一眠りし、朝ごはんに揚げパンを食べて胃をやられ、スーモに乗ってメガラヤ州都のシロンまで行き、スーモを乗り換えてチェラプンジにゴールしました。

チェラプンジは現地では「ソラ」の方が通じるのですが、ネット上や他の地域からはチェラプンジと呼ばれているようなので、私もそれに習います。



<7/28〜29 チェラプンジ>

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チェラプンジの宿「Hostel By The Way」

有名どころの宿です。こちらはチェラプンジ中心部(ソラ・マーケット)から3キロほど離れた集落にあるのですが、ソラ行きのスーモの終点が宿の近くだったので無理なく来られました。

で、今日はここに泊まって明日目当てのノングリアート村へ・・と行きたかったのですが明日は日曜でシェアタクシーが動いていないため、二泊して月曜を待ちたいと思います。

・・とか考えていたのに、そもそも宿が満室でした。

ならば荷物を預けて今からノングリアート村へ・・と行こうにも、宿泊客でない人間の荷物は預かれないとオーナーさん。ノングリアート村はほぼ谷底に近い所にありちょっとしたトレッキングになるため、バックパックを背負ったまま行くのは避けたいのですが。

その後も少し粘りましたが、「ノングリアートから帰ったら泊まりますので」というのは「そう言って結局泊まらない人が沢山いたから」と言って断られ、「では部屋の予約をして料金を先払いするというのはどうでしょう」というのも「そう言って予定の日に戻って来なかった人が沢山いたから」という理由で断られました。全て私達旅人が蒔いた種ですね。恥ずかしいやら嘆かわしいやらです。

そんなわけなのでオーナーさんの主張は完全に理解しつつ、他の宿は高いというし荷物を背負って谷底には行きたくないし、さっきから強めの雨に降られているしでだいぶ困っていたら、見かねたオーナーさんが宿ではない部屋を特別に貸して下さいました。本当に見かねて今回だけはとやむなく貸して下さった部屋なので、写真や宿泊費などの情報は載せないでおきます。迷惑をかけたらいけないので。



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本日のお昼ご飯/ポークカリー

シッキム日記でも書きました通りインドで豚肉を見かけることは滅多にありませんが、ダージリン、シッキム及びここ七姉妹州はその限りではないようです。町で知り合ったおっちゃんは「僕らはポークが無いと生きていけない!」と言っていました。

というわけでポークカリーにしましたらこれがもうすんごい美味しくて、カリーは飽きたけどカレーは飽きていないことを確信しました。この店だけかもしれませんが、日本のカレーにちょっと近い味付けだったのです。あと、低橋家のカレーはポークカレーが主だったので、すごく懐かしかったのです。
 


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翌日の晩ごはん

このお店には肉まんもありました。ビッグ・モモとかいうのを頼んでみたらこれが出てきたのです。まさかインドで肉まんに出会えるとは思っていなかったので、大変嬉しかったです。

セブンシスターズというレストランです。



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雨が全く止む気配を見せないので、傘をさしてお散歩に出かけました。何でもこのあたりは世界有数の降水量を誇る地域なんだそうです。世界一とか言ってたような気もします。

道理でよく降るわけだ・・と思ったら、オーナーさん曰く「今年は少ない方だよ。本来はもっと激しい雨が一日中降る感じ。」とのことでした。何ですかその地獄は。



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チェラプンジ風景です。

霧に包まれていてもこれだけ広くて素敵な風景なのだから、乾季のお日様の下ではとんでもない絶景なのではないでしょうか。



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雨宿りする山羊

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入れない子山羊

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入れない子山羊

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入れない子山羊

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入れた子山羊



<7/29 チェラプンジ2日目>

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Seven Sisters Fall/30か40ルピーくらいだったと思う

翌日も当然のごとく雨でしたが、多少小雨だったのでまた散歩しました。本日はまずセブンシスターズという滝へ。 

セブンシスターズという名前は七姉妹州から来ているのかと思いきや、七本の滝が仲良く並んでいるためそういう名前が付いているのだそうです。



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セブンシスターズ(多分)です。



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Nawswai Caves/入場20ルピー+カメラ持ち込み20ルピー

さらに歩いて今度は洞窟へ。

ここの入場料が何故かお一人様は高くて、「二人以上(三人だったかも)なら◯◯ルピーですけど?」みたいなことが書いてあったのでランボー怒りの料金交渉をしようかと思いましたが、一人でも同じ料金でした。無駄に怒りを溜めさせないで下さい。



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そしてこのあと洞窟の中で雨に降られ、降られているのに目の前のインド系インド人が50センチごとに立ち止まり自撮りをするのでほんとインド人は以下略。

インド系インド人と言うのは、七姉妹州はインドであってインドにあらず、モンゴロイドっぽいお顔立ちの人が多いのでそれと区別して書いてみた次第です。この後行った東の三洲はさらにそれが顕著で、インド人というよりは中国人やミャンマー人、そして日本人とも良く似たお顔の人に沢山出会いました。皆さん「僕らは祖先が同じ」とか「同じ血が流れてる」とか言ってくださって、とても嬉しかったです。


ときに、この洞窟と言いさっきの滝と言い観光客が結構来ているようですが、チェラプンジには宿がかなり多いのでその辺は問題無さそうです。どこもちょっと高そうなのはアレですけども。バイザウェイのオーナーさんや道で知り合った別の宿のオーナーさんによると、「5年前までは宿なんてほとんど無かったけど、ここ5年で一気に増えたんだよ」とのことでした。

今は安宿不足の感が否めませんが、もう少し待てばその手の宿も出てくるかもしれませんね。



<7/30〜8/1 ノングリアート村>

本日はノングリアート村へ参ります。荷物はバイザウェイさんに預かって貰えたので、軽装でのお気軽遠足です。


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トレッキング開始ポイント/ティルナ

チェラプンジからノングリアート村に行くには、まずソラ・マーケットからシェアタクシーに乗りティルナという村に行きます。30分少々の道のりでした。



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ノングリアートは谷底にあり車道は通っていないため、あとはひたすら歩きです。ほぼ下りですし、荷物さえ置いてこれば過酷な道ではないですが、滅茶苦茶滑るので注意が必要です。注意しても滑りますけど。



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ノングリアート村(多分)

割とすぐ目標が見えてきました。軽装で来たのが効いたのか、思いの外早く着いてしまいそうです。・・ので、ちょっと寄り道することに。ノングリアート村に行く目的は「生きた橋」というのを見ることなのですが、その一つが途中にあったのです。

ノングリアート村への道を逸れて少し歩くと、



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生きた橋

その橋がありました。



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生きた橋です。英名ではRoot Bridgeと書かれていました。根っこ橋とでも書きましょうか。

このあたりは降水量が多く川の増水も甚だしいため、普通の橋では流されてしまうことが多いそうです。そのため、特定の樹木がその根っこを長く複雑に伸ばすことを利用して、こんな橋を造るようになったのだとか。

人の手も入っているとは言え、その根っこの細かさ、網のような複雑さ、頑丈さ、そしてどこまでも伸びて水や栄養を得ようとする強い生命力に、尊敬と畏怖の入り混じった強い感動を覚えました。人間が作った橋は簡単に流されてしまいますが、自然が作った橋は自然に負けないのです。強く美しく調和の取れた、自然界の圧倒的な力を見せつけられた気がします。

・・なのに踏んでしまってごめんなさいね。痛いですね。その根っこ早く水に届きたかったのに、人間が編み編みしたせいでだいぶ遠回りな上に届いていませんね。まっことごめんなさいですが、この愚かで非力な人間共にどうか力を貸して下さい。



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橋の隣には、作りかけなのかその役目を終えたのか、もう一本細い橋がかかっていました。

木には寿命がありますから、こうやって何十年、あるいは何百年もの間人間を向こう岸に渡らせてくれた後は、幹も根も徐々に朽ちていくのでしょう。

そしてその体は川に溶け土に返り、周辺からは樹木が残した子供達がまた芽吹いていくのでしょう。

美しすぎます。

適うわけないのに何故人間は自然を支配できると思ってしまうのですか。私達なぞ野生動物に食われてうんこになりさらに虫に食われてうんこになり根っこから吸収されて植物の一部になりそれを草食動物に食われてまたうんこになるのが関の山ですよ。



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急に出た犬

地図を見る限りこの先にもう一つ根っこ橋があるはずなのですが、途中で道が川になっておりツルッと滑って濁流に飲まれる自分の姿がありありと想像できたため、止めました。この世には好奇心より大切なものがあるのです。



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ノングリアート行きの道に戻りました。小さな集落を通り過ぎ、さらに下っていくつか鉄の橋を渡って、最後少し登ったら、



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ノングリアート村に着きました。   

根っこ橋への寄り道を除いたら、ここまで一時間半かからないくらいでした。



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ノングリアート村の宿「SERENE HOMESTAY」

村の入り口で右を向いたら、本日の目標宿を発見しました。 

参考にさせて頂いた旅ブログさんに載っていたそのままのお姿で、優しいオーナーさんが迎えてくれました。背負っている子供も同じ子でしたが、写真よりだいぶ大きくなっているのがほっこりしました。



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晩ごはん(ビュッフェ形式、一人130ルピー)

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朝ごはん(自由注文)

宿はレストランもかねています。

朝昼は好きなメニューを好きに注文する形ですが、夕飯は一律、ビュッフェ形式のごはんを頂きます。ごはんが山ほど、おかずも沢山ありお代わり自由なので、私は調子に乗って三回お代わりしましたが、後で「これオーナーご家族の分も入ってるっぽいぞ」と気付いたので翌日は二回にしました。



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大自然の中にある村なので夜になると虫達が遊びに来てくれます。そして朝起きて手の位置を変えたらクワガタ君を鷲掴みにしてしまい、だいぶビックリしました。人の布団に潜り込むんじゃないよ。



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ノングリアート村風景

ノングリアート村は数十家族しか住んでいない小さな村ですが、観光客はそこそこ来るため上記の宿の他にホームステイも用意してくれていました。

また、村内には別のレストハウスがあった他、徒歩40分程の隣村にもホームステイが一軒あったので、「宿がなくてチェラプンジにトンボ帰りする羽目に・・!」なんてことにはなら・・ないといいですがハイシーズンはなるかもしれませんね。まあいざとなったらどなたか泊めてくれそうな気もしますが。



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ノングリアート村最大の名所、ダブルデッカー・ルートブリッジは宿のすぐ近くにありました。

半年前、インド初入国時にコルカタで見た歩き方先生にここの写真が載っていて、絶対来ようと夢見ていました。念願叶って嬉しいです。

ダブルデッカーはその名の通りニ階建ての根っこ橋ですが、何故二階建てにする必要があったのかは不明です。木一本で橋二本もなんて、働かせ過ぎではないですか。



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でも、格好良いです。スマンと思いつつ、上を通って下を通ってまた上を通ってとぐるぐる歩き倒してしまいました。興奮と運動で息が上がり、変質者みたいになりました。



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まだ時間も早くて暇なので、ダブルデッカーの先にあるレインボー・フォールというのを見に行くことに。

写真は先程書いたレストハウスで、ダブルデッカーを渡ってすぐの所にありました。ダブルデッカーは入場料の支払いが必要(20ルピー+カメラ20ルピー)ですが、一度チケットを購入したら何度でも何日でも出入り自由ですので、そのへんは問題無さそうです。



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途中、また別の根っこ橋を通りました。



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この橋の根っこはかなりの網っぷりでした。アンビリーバブル。植物って本当に格好良いです。



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その後道なんだか川なんだか分からない何かを登り、



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道なんだか川なんだか分からない何かを越え、



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約一時間ほど歩いたら、レインボー・フォールに到着しました。大迫力です。

何故この滝がレインボー・フォールと呼ばれているかと言うと、滝に太陽光が当たって美しい虹を作るからだそうです。が、残念ながら今日も雨です。お日様なぞ久しく見ておりません。

そして乾季ならば滝壺が小さなプールの様になるとのことで、宿の皆でここへ来て水遊びをしたという日記を書かれている旅ブログさんがいらしたので「アラ楽しそう」なんて思って見ていたのですが、



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ズドドドドドドドド

雨季はちょっと、命をかけることになりそうです。



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ここにいても濡れるだけなので帰ります。

写真はどこからか現れた野犬です。この子先程ダブルデッカーで見かけましたが、来る観光客来る観光客に引っ付いて橋を行ったり来たりしていて可愛かったです。



<7/31 ノングリアート2日目>

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隣村への道(ノングリアート教会の右脇)

ここノングリアート村での目的は昨日全部片付けてしまったのですが、たった一泊で帰るのも惜しいのでもう一泊しました。  

そして携帯の電波も来ていないしネットもあるはずないしで暇なので、徒歩40分くらいだと言う隣村を見に行ってみることにしました。



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ミンテン村(Mynteng)

隣村です。村の入り口辺りに一軒ホームステイがありました。



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ここにも根っこ橋がありました。しかもかなり渋いやつです。

根っこ橋は全部で6、7本くらいはありそうですが、その一部は鉄線などで補強されていたり、橋そのものがもう完全に人工物に成り代わっていたりと、だんだん廃れて来ている気配があります。人の技術が濁流に耐えられるようになってきたのか、何十年もかけて作る橋を待てないだけか。

何にせよ、その技術はいずれ来る文明崩壊時のために是非残していって欲しいものです。



<8/1 チェラプンジ帰還>

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目標多分このへん

二泊した後は流石にもうやることも無くなったので、地上に帰ることにしました。何もせずのんびり過ごしても良いのですが、洗濯物が全く乾かないしドミの毛布が臭いのです。

しかしただ帰るだけではつまらないので、帰り道は行きとは違うルートを通ってみることにしました。



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ピンク:往路(タクシー)
橙:往路(徒歩)
黄緑:今から行く復路(徒歩)

宿に貼ってあった地図によると、ダブルデッカーの奥、レインボー・フォールに向かう道を途中で別方向に逸れれば、チェラプンジ方面に登っていけるようです。

登頂地点から宿までも歩ける距離(7キロくらい)ですし、良い道があるではないですか。ティルナまでの足が無い日曜でも、こっちからなら来られたのですね。



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本日の相棒

本日の相棒は、ダブルデッカーでチョロチョロしていたあの子です。レインボー・フォールへの分岐を過ぎ、少し歩いた所で後ろから急に現れまして。何故か追いかけて来てくれた感じで、やたらハイテンションでした。




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で、その後もずーっと上まで付いてきてしまったので「この子おうちに帰れるのかしら」なんて大変心配しましたが、もしかしたら元々上から来た子なのかもしれません。いつの事かは知りませんが谷に降りてきて、上に戻りたいけど一人では怖いので一緒に行ってくれるニンゲンを探してたのかなあ、なんて。

ダブルデッカーから先に向かう観光客を追いかけ、またすぐ戻ってくるのを繰り返していたあの行動は「上行く!?なんだこの人も滝かあ」みたいな事だったなかなあと、勝手な妄想をしています。でも何となく、それで当たっているような気がするのです。確かめようがないのが残念ですが。



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ワンコと共に歩くこと数時間。誰とも会わず集落もなく、ツルッツルよう滑る道を蚊の大群に襲われながら全く休まず登って来たのでだいぶ疲れましたが、だんだん視界が開けてきました。

そして、



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あ、人だ!



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と思ったらそこがゴールでした。

2時間半くらいだったか3時間だったか、スマホ死亡と共に記録も失ったので正確な時間は分かりませんが、少なくとも地図にあった「所要3時間半」よりは早かったと記憶しています。止まると蚊の大群にやられることから5秒以上の休憩が出来なかったので、その分早く着いたのです。



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真ん中の人の少し右に見えている米粒が、おそらくノングリアート村です。



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ゴール地点は観光名所でした。こちらはNohkalikai Fallと言って、インド一だか北東部一だかの高さを誇る滝なんだそうです。



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観光名所なので当然入場ゲートがありますが、裏口から侵入したみたいな形なので入場ではなく退場です。

入場料も必要でしょうから一応係員さんの顔を見ながら退場しましたが、何も言われなかったのでそのまま出てしまいました。「私向こうの世界から来たんですの」なんて自分から主張するのも何だか恥ずかしくて。



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生還記念ランチ

宿まであと7キロありますので、その分のエネルギー補給です。滝のように汗をかいたのでコーラの一気飲みが爽快でした。



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相棒はやはりこのあたりが縄張りだったのか、お友達らしき黒ワンコと再会して尻尾フリフリ大はしゃぎしていました。そしてその子と一緒にどこかへ去って行きました。ありがとうね。ここまで一緒に来てくれて。



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その後はまた広い景色を楽しみながら、宿までの7キロを歩いて帰りました。



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チェラプンジの宿「Hostel By the Way」

今日は部屋の空きがありました。どうやらこの二部屋しかないっぽいので、そりゃすぐ満室になるわなと思いました。しかし、このお洒落さと綺麗さで500ルピーは素敵です。

トイレが外なので、その度に土砂降られビッタビタになるのは辛いですが。



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部屋にインド版ロンリープラネットがあったので、10年前のものではありますがしっかり情報を頂きました。歩き方先生は北東インド情報は殆ど載せていなかったものですから。

10年前と言ったらまだまだ旅行しやすいとは言えない時期だったでしょうに、流石ロンプラ先生は後先考えず突っ込んで行かれますね。



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たまには乾いた服を着たいので、湿気取りのために手持ちの米を配置してみました。

特に効果はありませんでした。


明日はトリプラ州に移動します。


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<うろ覚え情報コーナー>

今専門家の方のご指導のもと壊れスマホの自力修理に挑んでいるので、奇跡的に復活できたら正しい情報を載せ直したいと思っています。

◯ グワハティからチェラプンジ

グワハティ駅前(南出口)周辺でシロン行きスーモやシェアタクシーが呼び込みをしているのでそれに乗る。運賃は全く覚えてないけど200はしなかったような。所要時間は4時間かからないくらいだったような。シロンからチェラプンジ(ソラ行きと書いてある)は運賃70ルピー、所要時間は2時間くらいだったような。

◯ チェラプンジの宿

「Hostel By the Way」
ダブル一泊500ルピー。全体的にとても清潔。トイレホットシャワー共同で、外にあるので雨の日は辛い。オーナーさんはとても親切で色んな情報をくださる。宿の目の前にソラ・マーケット行きのシェアタクシー(10とか20ルピーだったと思う)が停まる。

チェラプンジには宿が山ほどあるが、オーナーさんが言うにはどこも1,000ルピー超えだそう(未確認)。宿はソラ・マーケット付近にもあるし、バイザウェイ付近や七姉妹滝の方にも沢山ある。その他、シロンに宿を取ってノングリアートまで来たという旅人にも会った。

◯ チェラプンジからノングリアート村

まずはソラ・マーケットからシェアタクシーに乗り、ティルナTyrnaという村へ。私は朝9:30くらいのそれに乗り、所要30分くらい、運賃は覚えてないが安かった記憶。日曜はシェアタクシーやジープなど全てストップするが、プライベートタクシーなら可能で一台400ルピー。ティルナからノングリアートはほぼずっと下りの最後少しだけ登りで、所要1時間半かからなかったと思う。(生きた橋に寄り道していた時間は除く。)

または、ソラ・マーケットからNohkalikai Fallまで行き(4キロ)、そこから予想3時間くらい下ればノングリアートに出る。チェラプンジからノングリアートまで徒歩だけで行きたいなら有効。ただし正規ルートよりさらに滑りやすいし道が川になってるし民家など無いしおそらく誰とも会わないので、色々気をつけて。

◯ ノングリアート村の宿

「SERENE HOMESTAY」
正規ルートから村に着いてすぐ右手。ドミ一泊300ルピーだったと思う。400だったかも。
トイレシャワー共同だがすごく奇麗にしてくれてる。水シャワーか、またはバケツにお湯をためて浴びられる。雨季だけかもしれないけどドミの毛布がだいぶ臭い。夕飯はビュッフェ形式で一人130ルピー。その他軽食メニューもあり、水やジュースなど飲み物も買える。

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