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ニルギリ山岳鉄道


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ウーティ駅入り口

本日はニルギリ山岳鉄道に乗ります。

大変人気の高い列車でなかなか予約が取れないそうですが、ここ数日奮闘した結果無事乗れることになりましたので、一応その軌跡を残しておきたいと思います。
 

<チケット争奪戦① 5日前>

まず登りと下りどっちに乗るかですが、私の場合は下りに乗った方がチェンナイ行きルートが美しく仕上がるので、こちらを取りました。

移動線の美しさ>山岳鉄道なんだから登らないと!

です。

というわけで、まずはバスでウーティを目指すことに。「チケット争奪戦①」とか言っておきながらこの時点ではまだ参戦していませんでしたが、何ヵ月も前から予約で一杯と聞いたので、5日前も3日前もさして変わらんだろうと思い調べもしませんでした。


<チケット争奪戦② 3日前>

ウーティに向かうバス車内。暇だったので戯れにインド鉄道予約サイトを開いてみたら、何故か目当ての列車はヒットしませんでした。

仕方なく途中駅から麓のメットゥパーラーヤムに向かう列車を調べてみたら、こちらはヒット。しかし一週間先まで予約でいっぱいです。


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が、何故か3日後の4/6だけ一席空きがあったので、とりあえず予約しておきました。

そしてそのまま忘れました。


<チケット争奪戦③ 2日前>

昨日の検索で山岳鉄道がヒットしなかったのは私がウーティをOotyと入力していたからで、正式名称のUdagamandalamで検索したら普通に出ました。が、これまた一週間先まで予約でいっぱいでした。

しかしよく見ると、タトカルという前日や半日前などに放出される特別切符がこの山岳鉄道にも用意されているようです。私が乗りたい4/6の便はまだ出ていませんが、明日まで待てば出そうな気配が。これを狙うことにいたしましょう。


<チケット争奪戦④ 前日>

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ウーティ駅舎

昨夜0:30の時点でタトカルが放出されたのは確認済みでしたが、何故か予約画面で弾かれてしまいました。深夜に何度も起き予約画面をチェックしましたが状況は変わらず。なので仕方なく、朝イチで鉄道駅に来ました。

しかし明日の便のタトカル販売はまだ開始されていないとのことで、11:00まで待ちなさいと言われてしまいました。私はこの日ウーティ観光ツアーに申し込んでいたため、11:00まで待てません。なので、窓口は諦め携帯から自分で取ることにしました。


<チケット争奪戦⑤ 前日2>

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タトカル争奪戦に敗れました。

参戦準備は万端だったんです。11:00になったらすぐに予約しようと、10分前から携帯画面を睨み付けていたんです。

しかし、この11:00の時点で私がいたのはお山の上の展望台。電波状況が非常に悪く、残数の確認はできるものの予約画面はなかなか開くことができません。そうこうしているうちに、チケット残数はみるみる減っていきました。

その後下山し、良好な電波を得た11:30。残念ながら、この時点でタトカルはすっかり売り切れていました。下山にかかる時間は10分程度でしたので、11:00の時点ですぐに下山していたら切符は買えたと思います。

ではここで、昨日の日記を見てみましょう。




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インド人許すまじ。



<チケット争奪戦⑥ 当日>

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ウーティ駅切符窓口

当日販売切符があると聞いたので、それを求めて駅にやって参りました。

昨日買ったタトカルのウェイティングリストは三人目で、これは普通の列車・普通の切符ならまず乗れるだろうという数字なのですが、私が買ったのはそもそも席数の少ない山岳鉄道です。しかもタトカル。

予約一杯人気列車の切符を前日購入した人が、当日になってそれを手放すなんてことがあるでしょうか。急にお腹を壊したとかでない限り。インド人がお腹を壊すなんてことあるわけないでしょうが気休めを言うのは止めてください!



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というわけで3人待ちのタトカルは諦めて、当日切符を購入しました。

これも争奪戦と聞いていましたが、割とあっさり買えました。

買ったのは一日4本あるうちの2本目、12:15発の切符です。これは私の目的地である麓のメットゥパーラーヤムまでは行かず、途中のクーヌールで引き返してしまう列車です。



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と、ここで取り出しましたのはクーヌールからメットゥパーラーヤムまでの切符です。

すっかり忘れていましたが、そういえば<争奪戦② 3日前>の時点で一席だけ空いていたのを予約しておいたのでした。



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つまり、今日買った切符でクーヌールまで行き、3日前に買った切符でメットゥパーラーヤムまで行けばいいだけです。

チケット争奪戦終わり。(敗者復活戦からの3位入賞って感じ。)



以上、乗らない方には面白くも何ともないチケット争奪戦記録でした。長々と大変失礼致しました。乗られる方には、下の情報コーナーに駅で撮った時刻表などを載せておきましたので良かったらお役立てください。




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ウーティ駅ホーム

当日券は自由席らしく、「席予約なし」と書かれた辺りには私と同じ切符を持つ人々がダラッと座って待っていました。




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さっき買ったチョコ

が、列車が来る15分ほど前に急に駅員さんによる「そこに並びなさい」コールが発動し、先程までリラックスしていた人々が一瞬で立ち上がり列を作りました。

完全に油断しベンチでチョッコレイトなぞ食していた私は、だいぶ遅れを取りました。割と早くからホームで待機していたんですけどね。乗車時に戦争になることは覚悟していましたが、こんなタイミングでこんな一瞬のうちに勝負が着くとは思いませんでした。




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二等自由席

下車後に撮った写真ですが、列車及び車内はこんな感じでした。

車両の真ん中にドアがあり、席は全てドアの方向を向いています。真ん中を境に左右で向かい合うという、なかなか珍しい形です。



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11:55乗車開始

ウーティからの下山ルートだと右側の景色が綺麗だと聞いていましたが、その辺はやはり皆さんご存じのようで、右側進行方向→右側逆向き→左側進行方向→左側逆向きの順に席は埋まっていきました。一瞬で。

私はインド人と戦って勝てるなどとは微塵も思っていなかったので、無駄な努力はせず、ドア前の左側進行方向にさっさと座りました。



荷物を置く場所が全然ないので戸惑いましたが、よく見ると座席下のスペースが割と広かったので私のバックパックはそこに詰め込みました。この列車はクーヌール止まりなためか、大荷物の乗客はほとんどいませんでした。おそらく皆さん、折り返しの列車でウーティに戻って来るのだと思います。

山岳鉄道は一応麓のメットゥパーラーヤムからここウーティまでの路線を言うようですが、片道4本、往復8本あるうち2本しかこれを走破する列車はなく、その他6本はウーティ・クーヌール間を往復する列車のようです。観光列車としての意味合いが強いため、そんな感じのお手軽ダイヤが組まれているのだと思います。




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出発しました。

確かに進行方向右側の方が広大な景色を楽しめますが、左側もそう捨てたものではありません。山中に作られた小さな町や点在する集落が、なんとも可愛らしいです。




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一時間ほど走って、あっという間にクーヌール駅に到着しました。途中いくつか小さな停車駅がありましたが、そこで降りる人はいなかったように思います。




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本日のお昼ごはん

メットゥパーラーヤム行きの列車が来るまで二時間ありますので、この隙にお昼ごはんです。

この「メットゥパーラーヤム行きの列車」とは実はウーティから来るもので、私がタトカル争奪戦に破れたそれです。こちらも普通に当日券が買えそうでしたが、14:00の発車時刻を待つのも12:30の切符販売開始時刻を待つのもダルかったので、一本早い12:15の列車に乗ってきた次第です。



本日のお昼ごはんは、クーヌール駅近くの適当な食堂に入って毎度お馴染みミールスです。お皿がバナナの葉っぱでした。ミールスではよくあることなんだそうです。

例によって美味しそうな写真が撮り辛いミールスですが、このあと色んな味のカリーを何度もおかわりさせてくれて幸せでした。たらふく食べても料金は一律70ルピー(120円くらい)。安く沢山食べたい人間にとって、南インドは楽園です。




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本日のおやつ

まだまだ時間があるので、近くの茶屋に入って時間を潰しております。

いつものチャイと、アルボンナというらしい揚げだんごです。中身は粗めのマッシュポテトでした。サモサによく似た味です。




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クーヌール駅に戻ってきました。目当ての列車は時間通りに来てくれたので、さっそくこれに乗り込みます。




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今回乗るのはセカンドグラスの予約席ですが、この車両には通路がなく、4席ずつ向かい合った各コンパートメントにドアがあるという不思議仕様でした。




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座席はぎゅうぎゅうで、身動きが取れません。




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チケットには窓際と書かれていましたが、私の席は全然窓際ではありませんでした。そして進行方向逆向きですが、右か左かで言うとやや右寄りの座席なので、ラッキーな方かもしれません。

まあ身を乗り出す空間的余裕はないし窓は濁っているしで、右も左も大して意味はなかったのですが。




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頑張って撮りました。

景色は壮大でとても良いので、右でも左でも、窓際の席さえ確保できれば楽しい旅路になると思います。可能であれば右を。右も窓際も何も取れなかった場合は、狭くて暑くて若干苦しい旅となります。乗車時間は2時間15分。ウーティから乗っていたら3時間半だったと考えると、2本に分けたのは正解だったかもしれません。




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メットゥパーラーヤム駅

列車は時間通りにメットゥパーラーヤム駅に着きました。

下界に降りてきたので今朝までの涼しさはなくなり、また夏に逆戻りです。




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鉄道博物館

メットゥパーラーヤム駅には鉄道博物館がありましたので、見学しました。入館無料です。

館内には様々な鉄道グッズが展示されており、鉄道に全く詳しくない私でも興奮しました。鉄道好きな方を呼んだら大変なことになってしまうのではないでしょうか。



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路線図

ウーティからたった46kmの距離を、3時間半かけて下ってきたようです。登りだとこれが4時間50分になります。贅沢な時間ですよね。




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メットゥパーラーヤム・バススタンド

本日はこのままチェンナイに向かいたいので、まずは隣の大きな街コインバトールに移動します。

メットゥパーラーヤムから直接チェンナイに行く列車もありますが、コインバトールからの方が圧倒的に本数が多く、予約が取りやすかったためです。




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コインバトール駅

大きな駅でした。

駅前通りは安価な食堂からお洒落なレストランまで勢揃いで大変賑わっていたのですが、何故かどの食堂も「アンリミテッド・ビリヤニ(炊き込みご飯みたいなの)」という看板を掲げています。アンリミテッド・ビリヤニ、直訳すると「無限ビリヤニ」です。なんですかその胸が熱くなるメニューは。

しかし、あまりお腹が空いていなかったので食べませんでした。一食くらいなら行けたかもしれませんが、せっかくの無限ビリヤニなのだから無限に食べないと意味がありません。




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本日の列車

駅で4時間ほど時間を潰しまして、本日の列車に乗り込みました。

明日朝にはチェンナイですが、明日はそのまま近郊の海と遺跡の町に移動します。


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<情報コーナー>

○ ニルギリ山岳鉄道

メットゥパーラーヤム(Metupalaiyam)とウダガマンダラム(Udagamandalam、略称ウーティOoty)を繋ぐ列車。登りは7:10メットゥパーラーヤム発、12:00ウーティ着。下りは14:00ウーティ発、17:35メットゥパーラーヤム着。一日一往復。ウーティ、クーヌール(Coonoor)間なら3往復あり、これで日帰りする観光客が多い。cleartripから事前予約できるし、当日券もある。この区間はバスも頻発している。


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ウーティ・クーヌール間時刻表

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座席数

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チケット販売タイミング


○ メットゥパーラーヤムからチェンナイ

メットゥパーラーヤムからチェンナイに直接行く列車もあるが、バスで一時間半の隣街コインバトール(Coimbatore)からの方が圧倒的に本数が多い。

○ メットゥパーラーヤムからコインバトール

メットゥパーラーヤム駅から北東徒歩5分のところにメットゥパーラーヤム・バススタンドがあるので、そこからコインバトール行きのバスに乗る。所要一時間半くらい、運賃23ルピー。頻発。

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