2018年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年03月

| PAGE-SELECT |

シュリーナガル②カシミール手工芸と旧市街観光


20180304070253362.jpeg
織物直売所

なんか知らんけど絨毯&織物ショップに連れ込まれております。

いや、宿のおじいちゃんにそういう話をされましてですね、

私「そうですねー興味はありますけど多分買わないと思いますよー」
爺ちゃん「カシミール地方の織物は本当に素晴らしく云々かんぬん」
私「それは知っていますが買わないと思いますよー」
爺ちゃん「私の知人の店は高品質低価格で云々かんぬん」
私「いや買わないですよ」
爺ちゃん「他の町や店で買うとすごく高くてここでしか云々かんぬん」
私「買いません」
爺ちゃん「分かった見るだけでもいいんだ。見てから決めればいい」

おお珍しくちゃんと私の話に反応したぞ・・・

という流れもありましたし、正直なところカシミール織には非常にとってもものすごく興味があり、買わないアピールを受け入れた上で連れていきたいというならよっしゃ行ったろうやないかワクワクと思ったので来た次第です。




2018030407025362e.jpeg

20180304070253110.jpeg

20180304070253c15.jpeg

201803040702530e4.jpeg

とりあえず先にお店までの道のり写真です。ここまではシカラと呼ばれる小舟で連れてきて貰ったのですが、湖に暮らす人々の様子が見られて大変楽しかったです。

おじいちゃん曰く、湖は7、8フィート(2~2.5m)、深いところでも10フィート(3m)程度なんだそうです。大部分はしっかり湖の顔をしていますが、一部は浅瀬や半陸地となっている部分や浮島やハウスボートの並びが複雑な水路を形成しており、そこにさらに橋をかけ陸地を繋いでいるため、本当に迷路の様です。

インドのヴェネチアと誰かが言ったとか言ってないとか聞きましたが、確かにそんな雰囲気もあります。




2018030407035879e.jpeg

今日も今日とて寒いですが、移動中はこんなものを貸してもらえました。持ち歩き火鉢とでも言いますか、つまるところカイロです。マナリーなどでもこれを持っている道端行商人の人を見かけた覚えがあります。結構あったかいです。




20180304070358c98.jpeg
絨毯

そしてカシミール手工芸です。

カシミール地方はカシミヤの語源になっていることからも分かるようにカシミヤ製品が有名で、他にもパシュミナ、絨毯など自慢の伝統工芸品が沢山あります。絨毯は特に手間と時間と熟練の技術が必要で、

・・あ、先に申し上げておきますが私は別にこの店の回し者でも日本の輸入ショップと繋がっているわけでもカシミールへの観光斡旋業者でもありません。

絨毯は特に手間と時間と熟練の技術が必要で、たたみ一畳ほどのそれを仕上げるのに1日5,6時間×6ヶ月だったか一年だったか肝心なところを忘れましたが、とにかくかなりの時間がかかるそうです。値段は全く買う気が無かったのでちゃんと聞いていませんでしたが、えらく安くないかと驚愕した覚えがあります。それが欧米や日本に上陸するとゼロが一つ増えるんでしょうか。輸入関税とかもありますし。

買うことは出来ませんが、本当に美しいし派手なのに嫌らしくない素晴らしいデザインだと思います。




20180304070358738.jpeg
パシュミナ

パシュミナの手触りの良さに驚きました。

パシュミナとカシミヤの違いも知らない、ついでにショールとストールの違いも分からない無知な私でも、触っただけでこいつぁえらいこっちゃだぞと気づくくらいパシュミナ100%はフワフワでした。ファッファでした。ファッファッファーホエー!買います!!でした。

いや買いませんけども。価値の分からない私が買ってどうするんですか。




201803040703582d2.jpeg

パシュミナ山羊だそうです。パシュミナって山羊の名前だったんですか。見せて頂いた上記の織物は、この山羊の顎の毛のみを使っているからファッファファーのファンファーレなんだそうです。

ちょっと気になったのでこのあと別の店を何軒か覗いて自称パシュミナ100%を触り倒して来たのですが、おっちゃんの店のパシュミナファンファーレ1,000%は手触りが段違いでした。まさかの優良店疑惑です。

あと、すぐに値段を言う点が良いなと思いました。インドによくあるしょうもない店は、値段を聞いているのに

私「おいくらですか?」
相手「これは素晴らしく質の高い製品で云々」
私「はい。それでおいくらですか?」
相手「君は日本人だから特別価格で提供しよう。日本人は素晴らしく云々」
私「おいくらなんですか?」
相手「他の店で買うと高いばかりか質が「おいいくらなんだ。」

という回りくどい会話をしないといけないので。

こういうよく口が回る店が優良店である可能性は限りなく低いので、注意が必要です。




20180304070358332.jpeg
カシミヤ&刺繍(左のと右の)

これはとっても欲しかったけどもちろん買えませんでした。値段どうこうより、こんな旅をしていてはこの美しくとんでもない手間と時間をかけた工芸品を大切に出来ないからです。もはや美術品です。刺繍は全て手縫いなので、バックパックに突っ込んでいいものではないと思います。

またおっちゃんの回し者みたいなことを言うと、他の店とは明らかにその針の多さと繊細さが違っており、本当にちゃんと一針一針丁寧に作られているものなんだなと感動致しました。

私はお金の使い方が別の方向に行ってしまっただけでこういったものに全く興味が無いわけではなく、むしろ刺繍も調度品も黄金も宝石もビーズもビー玉も、綺麗なものやキラキラしたものは大抵好きなカラスみたいな奴なのでございますが、中でも刺繍は特に好きです。

売り物となると少し話は違って来ますが、刺繍や模様というものは本来その一つ一つに意味があります。そしてその一針一針に込められた思いや、あらゆるモチーフが徐々に形を変え模様に昇華されていく過程を思うと興奮してもう。刺繍というか、模様や装飾デザインの類が好きなんだと思います。刺繍ももちろん好きですが。




20180304070358042.jpeg
ちょっと休憩

買う気がないのでサッ!と見てシュバッ!と逃げるつもりだったのですが、楽しすぎて既に一時間くらいここにいます。出して頂いたお菓子ももりもり食べてしまいました。

うっかり「ちょっと何か一枚買おうかしら・・とっても素敵だしハアハア」という気持ちになってしまっています。おじいちゃんの仕掛けた罠にまんまとハマっております。




201803040704568f1.jpeg
カシミール名物のコート

カシミール名物かシュリーナガル名物かよく知りませんが、ここシュリーナガルに住まう男性の多くが着ている大きなコートです。女性も着ていますがそちらはやや細身かつカラフルで、保温効果で言うと男性用の方が性能が良さそうです。色々着こんだ上からガッポリ着るのだそうで、ウール100%のこちらはかなり温かそうでした。

これは本当に欲しかったのでお値段を聞いたら、とても買えない数字でした。日本人の金銭感覚に戻ればまあ買えますが、今インド人感覚になっているので。冬期用の部屋着にしたかったんですけども。




201803040704562e2.jpeg
旧市街

「今決められないのでちょっと時間をください~あと一週間くらいここにいますのでえ~」みたいな事を言って逃げてきました。実際考える時間は必要です。

近くの旧市街まで車で送って貰えたので、今日はこのままシュリーナガル観光としけこみたいと思います。




20180304070456cd4.jpeg

20180304070456417.jpeg

旧市街には雰囲気のある建物や路地が沢山ありました。

建物の多くは石と木を組み合わせてあるのですが、サラハンやレコンピオ、マナリーのあるヒマーチャル・プラデーシュ州とはまただいぶ雰囲気の違う姿形をしています。何故こんなテトリスみたいな形になってしまったのでしょう。住み心地はいかほどでしょうか。




201803040704566a8.jpeg
立ったまま寝る犬(しかも鼻がタレている)

20180304070456d51.jpeg
並ぶ犬達




20180304104143600.jpeg
Dastgir Sahibにて

旧市街にはモスクが沢山ありました。

写真のこれはイスラム教典か何かでしょうか。古い本の山が、大変そそられる光景でした。

旅先で買いたくなるものトップ3に入り、しかし重すぎて断念するものトップ3にも入っているのが古書です。全然読めないものほど模様や装丁を純粋に楽しめるため、画集くくりで入手したくなります。

私旅中は旅を円滑にかつ長く続けることを第一に考えるのでほぼ買い物をしませんが、一度スーツケースを引いて、買い物を目的とした短期旅をしてみたいなとよく思います。本をいっぱい買いたいのです。全然読めない古くそそられる本たちを。




2018030407054193e.jpeg

20180304070541e90.jpeg

20180304070541ad0.jpeg
Khanqah Shahi Hamadan

こちらは中に入ることはできませんでしたが、入り口から写真を撮らせて貰えました。ビビって入り口近くで様子を伺っていたら、「ここから写真を撮るといい」と案内して貰えまして。

今日は既に4つほどモスク巡りをしていますが、ここが一番装飾が美しかったです。




201803040705411a4.jpeg

あまり観光地化されていない町のようで、観光客向けのレストランやいかにもな土産物屋を見かけません。ハウスボート付近の陸地にはそういうのも一応ありますが。閑古鳥付きの。

写真は地元色満載の市場の一画です。日本の百均やホームセンターもワクワクしますが、日本では最近どんどん見かけなくなっているこうした専門店のゴチャゴチャした店先を見るのがとても楽しいです。




201803040706427ed.jpeg

あの丘の上の城塞に行きたいのですが、入り口がよく分かりません。




20180304070642244.jpeg
丘の上の城塞下のモスク下の広場

上だの下だの。

城塞はてっぺんにありますが、その下にはモスクがありました。そしてモスクのさらに下には、ちょっとした観光市場が展開していました。




20180304070642a8b.jpeg

20180304070642c32.jpeg
巨大プーリー

直径50センチはあろうかという巨大なプーリー(薄い小麦生地を揚げたもの)が売られていました。すごく美味しそうなのですがあまりに大きいので、「半分だけ買えますか?」と聞いてみたらOKでした。お値段50ルピー(80円くらい)。

プーリーだけを売ってくれると思いきやこれに栗かサツマイモの甘露煮をペースト状にしたみたいなのを巻いてくれ、ずっしり500グラムくらいありそうな巨大おやつになりました。

が、この甘露煮(仮)が甘過ぎてただの地獄でした。プーリーは油べったしながらも美味しいのですが、甘露煮が食べても食べても減らず結局全部食べきるのに3日かかりました。後半は新聞がプーリーの油を吸ってべったりくっ付き、「これもうプーリー食べてんだか新聞食べてんだか・・あ、新聞食べてた。」

みたいな状態でした。

食べ物の傷みにくい時期で良かったです。ただ、糖分過多により食べるともれなく頭痛に襲われるので、この3日間は大変辛かったです。




20180304070642f25.jpeg
丘の上のモスク

モスク前ではなんか黄色いご飯を配っている人がおり、人々がそれを手のひらやビニール袋で受け取ってそのままもりもり食べていました。宗教儀式の一環かな?そしておそらくサフランライスだな?と思いドサクサに紛れて手を伸ばしてみたものの、直前で配り終わってしまいました。ああ~配給が。

で、宿に帰ってからおじいちゃんに聞いてみたところ、あれはやはりサフランライスで宗教がどうとかというより施しに近いものなんだそうです。

日本で暮らしていると「施し」という単語には馴染みが無く、むしろ若干の違和感すら覚えますが、こちらでのそれは「持っている者が与えればいい」という非常にシンプルかつ合理的な考え方で、そこには必ずしも貧富の差が関わって来るわけでは無いようです。

その証拠に、後日うちの宿のフルパッケージツアー男爵も船着き場でサフランライスを配っており、それに群がるのは特に食べるには困っていなさそうなシカラドライバー達でした。「おやつが来た」くらいの感覚の様で。




20180304070732fa9.jpeg

モスクを出て引き続き城塞への道を探していますが、下町に迷いこんで行くばかりです。




20180304070732422.jpeg

これでしょうか。なんかトゲ付き鉄線が巻かれており物々しい雰囲気ですが・・

と思いながらも登ってみた先には銃を持った警察だか警備兵だかがおり、パスポートチェック、手荷物チェックなどを受けました。

そして見張られながら進んだ先には・・・




20180304070732836.jpeg

謎のお寺がありました。

見た感じヒンドゥー教寺院ですが、あの人達はこの小さなお寺を守るためにずっとあそこにいるんでしょうか。そんなに重要なお寺なんでしょうか。そして私はこのためだけにわざわざ町外れまで歩き長い階段を登り、どんだけ熱心なヒンドゥー教徒だと思われているんでしょうか。




201803040707327e8.jpeg
お寺から眺めるシュリーナガル風景

兵隊さんたちにお礼を言って速やかに下山しましたが、この一件で心身ともにだいぶ疲れたのでもう城塞はいいことにしました。

先程から陽気な歌を口ずさんでいる私でございますが、最近気づいたのですがわたくし動揺すると歌うのです。無意識に心の安定を保とうとしているんでしょうね。つまり私は今、たいそう動揺しているということです。お家に帰った方がいいです。




201803040707324e6.jpeg
チベット・コロニー

ここシュリーナガルにもチベット人の居住区がありました。

世界中に散らばる亡命チベット人が最も多く暮らすのはインドで、この辺りはチベットから近いエリアですので、こんな風に各町に居住区があるのかもしれません。




201803040707320b9.jpeg

ザ・下町みたいな所を歩いております。紛争の影響でただでさえ観光客が少なく、しかもこんな端っこの方に来る外国人はほぼいないのでしょう。悪目立ちしてしまい、子供達が大フィーバーでした。





201803040708163c2.jpeg

2018030407081683f.jpeg

引き続き町を見ながら歩いて帰宅中です。だいたい5キロくらいなのでいけるかと思いましたが、意外と遠かったです。道がウネウネしておりまして。




20180304070816fbf.jpeg

201803040708169cd.jpeg
ダル湖とシカラ

宿エリアに戻って来ました。

この辺りは町や旧市街とは随分雰囲気が違い、下手したら唯一かもしれない外国人観光客の私はやたらめったら声をかけられます。声かけはシカラ周遊の勧誘が主で、「ハロ~、シカラ~、ベリーチ~プ、ワンナワー200ルピ~」と同じ台詞を延々繰り返して来ます。

これまで下界インドで見てきた勧誘人達は大勢で取り囲んで耳元で叫んで来たのでいっちょ○ったろかと毎回思っていましたが、ここシュリーナガルの勧誘人達は客がいなさすぎてぶっ壊れ遊ばしているのかもしれません。傷入りレコードのように淡々と全員全く同じ台詞を繰り返すので、腹が立つどころか気の毒だしちょっと怖いです。




20180304070816994.jpeg
本日の晩ごはん

本日の晩ごはんは、チキンヨーグルトカリー、オクラと茄子とグリーンピースのトマト煮込み、サラダ、サフランライスでした。

ヨーグルトカリーが爽やかな酸味で美味でした。サフランライスは今日丘の上のモスクで貰い損ねたので、ナイスタイミングで嬉しかったです。シュリーナガルは野菜や果物の栽培が盛んですが、サフラン栽培もまた盛んなのだそうです。


明日はシュリーナガル名物の庭園群を見に行きます。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
ブログランキング参加中です。記事が面白かったらクリックお願いします。

| インド | 23:08 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |