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カルカ・シムラ山岳鉄道


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本日はタイトルの山岳鉄道に乗って、インド北部山岳地帯の入口あたりにあるシムラという町に参ります。山岳地帯に山岳鉄道。楽しいことばっかりだぞお。

インドには4つの山岳鉄道があり、車両の小さなこの列車達はトイ・トレインと呼ばれ親しまれているそうです。また、これら鉄道群はまとめて「インド山岳鉄道群」として世界遺産登録されているそうです。





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ローカルバス

まずはカルカに移動します。

昨日宿の人に聞いたらカルカ行きのバスはバススタンド43から出ているとのことで、早速来てみたら

おっちゃん「カルカ~カルカ~」
私「今カルカって言いましたか?」
おっちゃん「おうこのバスだよ!」

という感じであっさり見つかりました。宿の人曰く、カルカ行きのバスは頻発しているそうです。




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カルカ風景

ちょうど一時間でカルカに到着しました。

バスを降りたのは駅の手前1キロくらいの地点です。もう少し駅近くまで行けそうでしたが、念のため隣のマダムにカルカで降りたい旨を事前にアピールしておいたところ、町に入ったあたりで「ここがカルカの町よ」とにこやかに教えてくれたので、嬉しくってつい降りてしまったのでございます。どうも現地マダムの笑顔に弱いです。

カルカの町は山岳鉄道の始発点というだけあって既にちょっとした山の風景が始まっており、ワクワクしました。小さな町のようですが宿や銀行などもちゃんとあり、ここに宿泊して朝イチの列車に乗るのも良さそうです。安宿があればの話ですが。




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駅までの道がまたなんとものどかでした。

ここに来るまでに何度かタクシー運転手さんに声をかけられましたが、全くしつこくなく、「歩いて行けますので~」と答えると「おうそうか」と簡単に逃がしてくれました。町によってこうも違うもんかと驚くばかりです。





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駅近くには野宿ポイントが沢山ありました。こういうの大好きです。

一応おことわり申し上げておきますと、想像するとワクワクするというだけで積極的に野宿をする気はないので大丈夫です。命と財産を守る意思はちゃんと持ち合わせています。





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カルカ駅

小さくて可愛い駅です。





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本日の朝ごはん

列車の出発は12:10。順調に着きすぎてあと二時間あるので、とりあえず朝ごはんにしました。駅の売店にて、いつもの野菜のパイとチャイでしめて20ルピー(35円くらい)です。



その後ホームのベンチでのんびり日記を書いていたら、謎のナイスミドルに声をかけられました。彼はシムラを拠点に山岳地方のトレッキングガイドをやっている人で、今はシーズンオフなので普通の個人ツアーを世話しているそうです。今日はデリーから来るお客さんをシムラ行き列車に案内するため、カルカに来たんだとか。

その雰囲気や話ぶりから特に怪しさは感じられなかったので、これはチャンスと思いメモ帳片手にグイグイ質問攻めにして北方情報を集めました。

そうしましたらば、ネットであれほど調べてもよう分からんかった冬期道路閉鎖の謎がズバッと一気に解決し、目星をつけていた町々がしっかり繋がりました。ついでに知らなかった良さげな町や村や山や谷情報ももりもり追加され、北方インド旅プランが一気に現実的&華やかなものに。おめでとうございます。ありがとうございます。やはり最強は現地調査だったのです。ぶっ千切れ!ネット回線!

ついでに今夜の宿問題も解決しました。ナイスミドルはカウチサーフィンというある種の民泊サービスネットワーク的なものに登録しており、良かったらおいでと言ってくれたのです。シムラは宿が総じて高く、バックパッカー泣かせと聞いていたのでこれは助かるお話です。

そんな人をナイスミドルなどと適当なあだ名で呼び続けるのも失礼なのですが、名前を晒すのもあれなのでこのままで行かせて頂きます。





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本日の列車

列車には乗らず車で移動するらしいナイスミドルと一旦別れ、山岳鉄道に乗り込みます。トイトレインと言う名の通りの、小降りで可愛らしい列車です。





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各車両には乗客名簿が貼られていました。これ出発前には剥がしてくれるんですかね。出発後剥がれて風に乗る個人情報の姿がありありと想像できるんですけども。

まあ名前くらい大丈夫と言えば大丈夫ですが、不要なトラブルを避けるために基本偽名かつ個人情報を濁しながら旅をしている自分がむなしくなるんですよ。





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ガタンゴトンという列車音があまりに優しかったため、車掌さんによる乗客名簿確認後は一瞬で眠りに落ちてしまいました。そしておよそ一時間後に目を覚ますと、もう山の中にいました。

生き返ります。

やはり山です。海もいいし川もいいしたまには街もいいけど、やっぱり山なのです。

このあと入っていくインド北部はネパールから続く険しい山岳地帯。時期的に極寒でしょうが、はげ散らかった山々とそこに暮らす人々と温かいチャイともしかしたら暖炉やキャンプファイヤーが私を待っているかと思うと

ワハアアアアアアアア




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途中停車駅にて

ときおり長めに停まる駅があるため、そこで軽食やチャイを買うことができます。

ただ一分くらいで出てしまう駅もあるので、時刻表を事前にチェックしておいた方がいいです。何度か発車後に走って飛び乗る乗客を目にしました。ドアは常に開けっ放しなので、列車と同じ速度で走る脚力さえあればどこでも乗り放題降り放題です。

というか、今気づきましたがエアコン車両なのに何故開けっ放しなのですか。道理で寒い訳ですよ。





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楽しい景色が続きます。

見た感じ、カルカ発の列車は右側の席を確保した方が景色が良さそうです。ネット予約だと窓際か否かは選べても左右の選択はできないので、そこら辺は運次第ですけども。





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だんだん標高が高くなり陽も落ちて来て、窓から来る風が冷たくなってきました。山の斜面に張り付くような町を沢山見かけます。


線路と平行するように車道も伸びており、カルカからでもチャンディーガルからでもデリーからでも、バスでシムラを目指すことができます。デリーその他については知りませんが、少なくともカルカからシムラまではバスの方が圧倒的に速いようです。現に、列車には乗っていないはずのナイスミドルが行く先々の停車駅に先回りしており、何度も会うのでちょっとしたホラーでした。





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シムラ駅ホーム

列車は時刻通りにシムラ駅に到着しました。こういうのは珍しく、この列車は普段はよく遅れるそうです。

ナイスミドルはお客さんを送る仕事があるため一旦別れ、私は徒歩で町の中心を目指します。この町には力車がなく、移動はタクシーか市バスのみです。ホテルの場所によっては車両が入れないため、徒歩で移動する場面も多いとのことです。そんなわけで、高いホテルの周りにはポーターの人が待ち構えています。





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駅近くから眺めるシムラの町です。この時点でもうだいぶ好きでした。

駅から町の中心までは、確か徒歩40分くらいだったと思います。距離としてはそう遠くはないですが、なにせ坂の町なので少々骨が折れました。





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夜のシムラ商店街と教会

坂にへばりつくようなシムラの町は狭い路地があっちゃこっちゃに伸びており、そこにみっちり地元色の強いお店やお洒落なカフェ等が並ぶ異文化ごちゃまぜファンタスティックタウンでした。

何故ごちゃまぜかと言うと、ここはインドがイギリス領だった時代の夏の避暑地だったからだそうです。つまりインドとイギリスと、ネパールやチベットや中国寄りの山岳文化が混ざっています。





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大きな町なのに、昨日までいたチャンディーガルとはえらい違いです。

あの町はやたらと広いだけの困った町で、この町は広いけど観光エリアはギュッとまとまった便利で綺麗で可愛らしい町なのです。ついでに州都ですので管理がしっかりしており、ゴミも滅多に落ちていないし路上喫煙禁止だったり車両進入禁止だったり警察の巡回がちゃんとされていたり、かなりパリッとした町です。そして山です。素晴らしいですね。





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本日の晩ごはん

ナイスミドルと合流し、一緒に晩ごはんを食べに行きました。いつものお楽しみプレート・ターリーを頼んだのですが、昨日食べて一瞬でどハマりしたチーズカリーのシャヒ・パニールが付いていました。手前のやつです。

もうこれから毎日食べてやろうというくらいハマっているのですが、ナイスミドルから「ものすごくカロリーが高いから毎日食べたら太ってしまうよ」との忠告がありました。

私ちょいちょい「旅先では食べても食べても痩せるんですのよオホホ」とかいう感じ悪い発言をしますが、それは旅先では動きまくっているからであって、実家に帰ったら一瞬で体重は元に戻るし、あまり動かずいつものペースで食べたら普通に太るので、決して特異体質な訳ではありません。なのでエブリデイチーズカリーはちょっとやめておこうと思います。


で、夜はナイスミドル宅にホームステイさせて頂いたのですが、夕飯を御馳走になったりお菓子を買ってくれたり珈琲を入れてくれたり上着を貸してくれたり合鍵を貸してくれたり親切にしてもらいすぎてビビり、私の中の遠慮シスギーヌと借りてきた猫症候群と対人恐怖症の入り交じった疾患がザワザワ音をたて始めたので、明日は普通のホテルに引っ越すことにしました。ナイスミドルは「カウチサーフィンってこういうものだよ。遠慮はいらないのに」と言ってくれましたが。

もっと臆せず交友関係を築ける人間になりたかったですが、私はもう良い大人で人格は形成・確定済みなので、今後変われる事はないだろうと諦めています。パーリーピーポーやウィーアーザワールドを好まないのは、単に彼らが羨ましすぎて見てらんないからです。



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<情報コーナー>

○ チャンディーガルからカルカ

バススタンド43からローカルバスに乗り、ちょうど一時間くらい。運賃40ルピー。

○ カルカ・シムラ山岳鉄道(Kalka-Simla)

他の列車と同じくCleartripからネット予約できる。所要約5時間半。私が買ったのはカルカ12:10発のACCクラス(エアコン付き座席)で、運賃300ルピーだった。

また、カルカからシムラ、あるいはチャンディーガルからシムラはバスも走っている。

| インド | 21:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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