
今日から一気に移動です。
まずは昼前に瀘沽湖から乗り合いバンに乗り、4時間ほど揺られ落石事故渋滞に巻き込まれて2時間オーバーし、無事麗江に戻って参りました。無事かな?一生帰れないかと思いましたけど。

本日の寝床
そしてそのまま麗江鉄道駅に移動。これより寝台列車で昆明に向かいます。

このあとの予定としては、
明日朝昆明着→国際バスで一気にファイサーイ(ラオス)まで→さらに国境を越えてチェンコーン(タイ)までと行くのが理想ですが、場合によっては

こんな感じの細切れ移動になるかもです。上記のバスが取れず、先の町からも取れなかった場合の話。
とは言え私はあと3日のうちに中国を出なければならず、昆明からの距離諸々を考えると余裕は一日程度しか無いので、今回はできるだけ第1案ですんなり行って欲しいところです。
やっぱ中国2週間は短いですわ。雲南省だけでもまだまだ見たいところがあったのに、時間切れです。でも中国観光はお金がかかるので、ビザを取って数ヶ月かけて回る余裕は現在のところありません。
そんなこんなで、移動一日目はこれにて終了です。夜9時過ぎに麗江を出て、明日未明には昆明です。終了と思いきや途中で乗り込んで来た団体客が深夜まで叫びあってくれほとんど眠れませんでしたが、一応終了です。
<移動二日目(12/5日記)>列車は予定より15分ほど早く昆明駅に到着しました。ただでさえ早朝5:35着だったのに、もう少し寝かせて頂きたかったです。
夜明け前の真っ暗闇ですが、今日もひたすら移動です。まずは昆明駅から昆明南部バスターミナルへ。地下鉄で行けると聞きましたが乗り場が分からず、荷物を背負ったままあっちへフラフラこっちへフラフラ・・タクシー運ちゃんに絡まれツアー勧誘か何かに絡まれ謎の誰かに絡まれ、しかし中国は絡み方が比較的穏やかなので大丈夫でした。絡むというか、一声かける程度の軟らかさ。ありがたいことです。

昆明南部バスターミナル
その後なんとか地下鉄駅を見つけ始発電車を待ち、南部バスターミナルにたどり着きました。そして例の第一希望チケットである昆明発ファイサーイ(ラオス)行国際バスのチケットを購入しました。念願叶ったはずですが、こうも簡単に手に入るとつまらないですね。細切れ国境越えの旅がしたかったです。
さて、このバスですが17時間ほどかかると噂の長距離夜行寝台バスでして、「シングルベッドかダブルベッド、ダブルの場合他人と添い寝(17時間)」というなかなかパンチの効いた事前情報を得ていたため、それは是非避けようと思い「単人床(シングル)で頼みます、謝謝」というメモを渡したところ、そのように手配してもらえました。ふいーヤレヤレ。
ただ、このあと実際のバスを見てみたら全部シングルベッドだったので、その心配は全くの無用でした。バスによって色々あるようです。

本日の朝ごはん
で、あっさりチケットが取れてしまい夜まで暇になったので、昆明観光をすることにしました。写真は駅前の食堂で朝食として食べた包子です。荷物はバスターミナルの荷物預かり所に置いてきたので(12元/200円くらい)、今とっても身軽です。

昆明民族博物館
前に来そびれた昆明民族博物館ですが、大変良かったです。


民族衣装や昔の人達の生活用品、農具などが展示されているという、私の好きなところ大集合な博物館でした。ちなみにお貴族様の調度品のようなキラキラしたもの、並びに古式武具や戦闘機のような血生臭いものも好きです。
全然客がいなかったのだけが気になるところです。入場無料ですよ。必見必見!

本日のお昼ごはん
とりあえず昆明駅に戻りまして、駅近くにあった作りおきおかずの定食屋でお昼ごはんにしました。豚肉の煮込みが傷んでいました。作り置きは危険ですね。

本日のバス
日記を書きながら時間を潰して夜を待ち、ラオス行き国際バスに乗り込みました。1番ベッドですので、運転席の様子が見えて安心感があります。「私はここにいます」アピールもしやすいですし。休憩後に置いていかれてはかなわんので、ある程度存在を主張しておくことは大切です。
こうして、移動二日目も特にトラブルはなく終了しました。終了と思いきや上横後ろから聞こえる大音量のイビキの三重奏に包囲されほとんど眠れませんでしたが、一応終了しました。
<移動三日目(12/6日記)>
モーハンバスターミナル
バスは朝8:45ごろに、中国側国境の町モーハンに到着しました。深夜2時ごろから5時ごろまでモーハンより大分手前の道の駅みたいなところに停まってエンジンを切っていたのは、時間合わせでしょうか。
国境の町のバスターミナルとあって、敷地内には歩く両替屋さんが沢山いました。バスが何時に出るか分からず交渉している余裕が無いので、ここではやめておきます。

昆明発ファイサーイ行きバス
昨日は暗くて撮れませんでしたが、乗ってきたのはこんなバスです。VIPと書いてありますが、ビップの方々は夜行バスで移動するだろうか・・とかは考えてはいけません。虚しくなるだけです。

バスは半分以上の乗客をおろし、代わりに新しい乗客を数名乗せて9:15に出発。1分も走らないうちにボーダーコントロールに到着しました。この右のやつが国境審査です。見張りもいないし、簡単にスルーできそうな感じです。そんなんでいいんでしょうか。
ここにも両替屋さんがいましたが、今回もスルーしました。恐らくラオス国境にちゃんとした両替屋があるでしょうから、そこに賭けます。なければ中国元で押しきるまでです。USドルもあるし平気平気。どうせラオスには半日もおりません。
中国の出国審査は何も聞かれませんでしたが妙に念入りで、インドビザやパキスタンビザのページまでスキャンしていました。もともと変に時間のかかる列に並んでしまっていたので、すごく真面目な審査官だったのかもしれません。
そして無事出国完了です。リミットの一日前ということで、特に問題なく中国滞在を終えることができました。
その後、バスが中々出ないので「歩いて行きますね」とジェスチャーで伝えてラオス入国審査へ。中国人でもラオス人でもない私はただでさえ審査に時間がかかるので、できるだけ早めに行動しないと置いていかれそうでハラハラするのです。実際置いていかれそうになったことが何度かあります。

ラオス側イミグレーション
中国イミグレとラオスイミグレは、200mくらいしか離れていないので歩いてすぐでした。
で、予想通りイミグレ前に両替屋があったので、30元(500円くらい)だけ両替して36,000ラオスキープ作りました。到着地ファイサーイからタイ国境へ行くためのトゥクトゥク代です。絶対こんなにいらないですが、念のため。
ラオスは日本人は2週間までビザ不要なのでアライバルビザカウンターは無視して、ささっと入国カードを書いて、全然並んでいない入国審査へ。2週間後、12/20までOKの日付を書き込んで貰ってあっさり入国完了しました。
そうか2週間ですか。今回は今日のうちに出国するので何でもいいですが、前回ラオス旅行をしたときは2週間では足りず滞在延長したので、意外と世知辛い数字だなと思いました。
その後、随分少なくなった乗客を乗せてバスは10:30に出発しました。ラオスは中国より一時間遅い時間を生きているので、時計を巻き戻してラオス時間は9:30です。

タイ・ラオス国境/ラオス側
休憩を挟みながら走り、バスは15:30ごろにファイサーイの町に入りました。ここまでおよそ20時間の道のりでした。しかし、もうすぐバスターミナルに着くかと思いきや国境と町との分岐で急に停まるバス。バスの前には謎の乗り合いバンが停まっており、うちの運転手さんとスタッフさんが「タイボータイボー」と乗客に呼びかけています。
タイボーとは何ぞや・・・
と思いながらボーッと他の乗客が降りて行く様子を見ていると、運転手さんは私の顔を見ながら「お前は絶対タイボーだろ」みたいなことを言って来ます。イエス、私がタイボーです。何だかよく分かりませんが、急かされるままバスを降り、乗り合いバンに拾われました。
その後分かったことですがタイボーとはタイ・ボーダーの事を指していたみたいで、あっさり目的の国境に行くことが出来たのでここで乗り換えて正解でした。
そしてラオス出国審査は全く並んでおらず、一瞬で出国が完了しました。ラオス滞在時間は5時間半でした。ラオスは大好きな国なので、きっとまた来たいと思います。朝炊いてカチカチになった餅米を温かいスープに溶かしながら食べるのが好きなんです。あと、タイほど観光客に溢れておらず落ち着いているのも良いです。

タイ・ラオス国境/タイ側
専用バスで両国間にかかる橋を渡り、続いてタイ入国審査です。
こちらも全く混んでおらず、審査官はスタタッと素早く手続きを済ませスタンプを押してくれました。そしてトドメに「ようこそタイランドへ」とニッコリ。
惚れそうになりました。(←ちょろい)

国境からチェンコーン市街地までは少し離れているため、ソンテウで移動します。トゥクトゥクかな。なんか色んな名前があった気がしますが今更調べるのも面倒くさいです。どうせタイもすぐ出ますし。
ただちょっと気になったのは、今回は国境前に小さなインフォメーションデスクみたいなのが出ており、このソンテウだか何だかの乗車券を買うことができたのですが、二年前に来た時こんなシステムあったっけ?ということです。二年前はタイからラオスだったのでルートは逆ですが、町と国境を繋ぐ足は自分で料金交渉をしなければならなかったような。そしてこんな相談デスクもなかったし、町←→国境専用ソンテウなんか無かったような。
時代が変わったのか、私の記憶が抜け落ちたのかどちらでしょう。

チェンコーンのセブンイレブン
お久しぶりのチェンコーンには、思った場所にまだセブンイレブンがありました。そしてそこから記憶を頼りに歩き、


本日の宿「Baanrimtaling Guest House」
前回も泊まったお気に入りの安宿に入りました。

この宿の何が良いって、食堂からメコン川を見下ろせることです。そして女将さんが元気で英語堪能で親切で可愛らしいのです。
宿は少し改装されており、ドミトリーが3部屋ぶち抜いて大きくなっていたりロビーがお洒落になっていたり食堂にジャズミュージックなぞ流されていたり、なんだか素敵な変化を遂げていましたが、料金は変わらずドミ一泊100バーツ(340円くらい)でした。
ここには二泊して、明日は少しゆっくりします。

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<情報コーナー>◯ 瀘沽湖から麗江
私は宿の人に頼んで、村から麗江行き乗り合いバンを予約してもらった。このときは11:00発、80元。所要4.5時間くらい。色んな村で乗客を拾って行くので必ずしも希望の時間に乗れるわけではない。事前に宿の人などに要相談。その他、大洛水村のバスターミナルからのバスが午前中に二本あるとのこと(未確認)。
◯ 昆明駅から昆明南部バスターミナル
地下鉄1号線で10駅くらい、4元。南部バスターミナルは同名地下鉄駅B出口の目の前。または、昆明駅近くのバス停からダイレクト便がある。5元。
◯ ラオス行き国際バス
時刻表を見て分かった範囲だと、
ルアンプラバーン行き18:30発、398元。
ビエンチャン行き18:00/19:00発、587元。
ファイサーイ行き19:00発、380元。
の3つあった。他の町もあるかも。ファイサーイ行きはルアンナムターのすぐ脇を通った(町には寄らなかったが)ので、ルアンナムター行きとしても買えるような気がする。
◯ チェンコーンの宿

ドミ一泊100バーツ、シングル150バーツなど。メコン川ビューの部屋もある。
すごく好きな町と宿で、本当におすすめ。
○ その他情報
ファイサーイから国境行き乗り合いバン100バーツまたは25000キープ。本文参照。
ラオス国境にはATM、両替屋あり。ラオス→タイ国境の橋を渡るバス25バーツまたは7000キープ。タイ国境にもATM、両替屋あり。タイ側の両替屋は16:00の時点で閉まっていた。
タイ国境からチェンコーン市街地までソンテウで60バーツ。イミグレ前の窓口でチケットを買える。この窓口ではチェンマイ行きバスなどの情報も教えてくれる。英語可。