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色々寄りながらうさぎ島を目指すツアー


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本日はカンポット周辺観光をしながら隣町ケップを目指し、小舟でラビットアイランドという島に渡り、またカンポットに帰って来るという1日ツアーに参加します。が、私はラビットアイランドに泊まりたいので島に渡ったところで勝手に離脱します。

ちなみにラビットアイランドには別にうさぎがいるわけではなく、
確か島の形がうさぎに似ているからとかそんな理由だったと思います。




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本日のツアーバス

本日のツアーの見所は、塩田、洞窟寺院、漁師村、胡椒農家、カニ市場でランチ、ウサギ島、の6本立てです。参加者は3人しかいないということで、バスではなくトゥクトゥクで行く事になりました。私以外の2人はカップルでの参加なので、必然的に私は邪魔者ポジションに収まることになります。辛い一日になりそうです。





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塩田

まずは塩田から。

真っ白に輝く塩の大地を見られるはずでしたが、ご覧の通りの土気色です。
通常この時期にはもう塩作りが始まっているそうなのですが、今年は雨季が上がるのが少し遅れたため、作業開始も繰り下がっておりまだ手つかずなんだとか。

こんなこともあろうかとツアー申し込み時に「今の時期は塩田は見られますか?綺麗ですか?」とポスターを指差しながら聞き、「ああ、見られるよ!」と親指を立ててもらったのですが、あのやり取りは意味が無かったようです。




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移動中





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続いては洞窟寺院へ。

川の向こうの岩山にその洞窟があるのですが、橋がぶっ壊れております。靴を脱いで渡ってくれとのこと。とっさにラオス北部でのパンツ一丁川渡りが思い出されましたが、この川の流れは速くなく水深も浅かったので、大事には至りませんでした。

ちなみにいつ壊れたの?とそこらへんにいた子供に聞いたら、「だいぶ前だよ!」とのことでした。直さないの?という質問には、「お金ないからねー!」と明るく返されてしまいました。逆に反応し辛いです。

「そこらへんにいた子供」は本当にそこらへんにいた子供なのですが、英語がものすごく上手く、この後も洞窟の案内役をやってくれました。いつもここで観光客が来るのを待っていて、洞窟の案内をすることで貰えるチップを家計の足しにしているのだそうです。10歳くらいにしか見えませんが、15歳だそうです。女の子です。

この子以外にも何人か子供たちが集まっていましたが、皆英語が上手でした。英語の勉強は学校で、7歳くらいから始めるんだそうです。昨日参加したツアーのガイドさんも「英語が話せれば給料が倍になる」とリアルな話をしていましたし、アンコールワットのお膝元シェムリアップではほとんどの人が片言以上の英語を操っていましたし、この国は観光事業が貴重な収入源なんだろうなと思った次第です。




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プノン・チュニーク洞窟寺院

100段を越える階段をせっせと登り、洞窟寺院に着きました。




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何故洞窟”寺院”なのかと言うと、洞窟内にお堂の遺跡があるからです。これが作られたのは1000年近く前とのことです。いや、2000年くらい前だったかもしれません。メモしておくのを忘れました。





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洞窟はすぐに行き止まりかと思いきや小さな穴が奥まで続いているとのことで、冒険に行くことになりました。洞穴内に明かりはなく、かなり狭いところをよじ登ったり降りたりするので本当にサバイバリャーな大冒険です。そうと知っていたらヘッドライトを持って来たのに、失敗しました。携帯の灯りを灯すため片手が塞がっており、非常に厳しい状況となっております。

ちなみに写真中央に見えるのは偶然写りこんだ少女の霊とかではなく、積極的に写りこんで来たガイドの少女です。無邪気で可愛らしいですが、暗闇で突然飛び出して来るのはやめて頂きたいです。私が除霊師だったら必殺技を仕掛けているところですよ。





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来た道を戻るかと思ったら、階段下のチケット売り場前に出ました。ここに繋がっていたんですね。




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出口のすぐ近くにはまた別の洞窟があったので、ここにも入りました。
しょっぱなから池を渡るなど冒険色が強く、非常に楽しいです。





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ここでもまた洞窟内ロッククライミングをして、今度は洞窟寺院の入り口脇に出て来ました。
そこかしこが繋がっているんですね。

ここから階段を降りてもいいのですが、狭い穴を通るために洞窟内にリュックを放置して来てしまったので、来た道を戻りました。

洞窟内には他のツアー客もいたようで、どこからか知らない声が聞こえていたのですが、話し声の後にドボーン!と明らかに人が池に落ちたであろう音が聞こえました。あらら誰か落ちちゃったのね・・・確かに険しい道だし、不慣れな観光客には厳しいですよね・・分かります・・・と思いながら音の先まで行ってみたら、ガイドさん(成人男性)が落ちていました。何やってるんですか。





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続いては漁師村へ・・行くはずだったのですが、ここがそうなんでしょうか。
売店みたいなのや何かの掘っ建て小屋みたいなのはありましたが、漁をしている人はおらず、ガイドさんの説明は何やら工事の音に掻き消されて何も聞こえず、そして一瞬で通り過ぎてしまいました。





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胡椒畑

続いては胡椒農家の見学です。

カンポットは胡椒の生産で有名な町で、限られたエリア、農場、製法で作られる「カンポット・ペッパー」といったら世界一とも評される最高級品なんだそうです。へーそうなんだと思い今ちらっと通販サイトを見てみたら、結構なお値段が付いていて目がパチクリしました。買ってこれば良かったです。

私は胡椒と言えば普通の白いのとブラックペッパーしか知りませんでしたが、レッドペッパー、グリーンペッパーというのもあるんだそうですね。
グリーンペッパーは今まさに生っているものを味見させて貰いましたが、胡椒特有の辛さがしっかり効いているだけでなく香りも爽やかで、とっても美味でした。





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その他の色の胡椒も試食しましたが、どれもすごく風味が良かったです。全然グルメじゃない私でもその良さが分かるくらいなので、品質の善し悪しによってかなりの違いがあるのだと思います。日本でも通販サイトなどで買えるようなので、気になる方は是非試してみてください。(と宣伝しておけば通販サイトからお小遣いが貰えるんじゃないかと思いました。)





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ラビットアイランド行きボート

ケップに到着し、そのままラビットアイランド行きの船着場に連れて来られました。

おい蟹市場はどうした。

・・とは思いましたが、まあケップもラビットアイランドの後で一泊する予定があるので、そのときに自分で行くことにします。カンボジアのツアーにいちいち異議申し立てをするのは面倒臭いです。郷に入りては郷に従えって良い言葉だと思います。




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着きました。
ラビットアイランドはケップの港から5、6キロしか離れていないので、あっという間の移動でした。




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本日の宿

島内には宿が6、7軒しかなく、その全てがバンガロー宿です。
お値段は大体5、6ドルから。10ドル以上出せば小綺麗なお部屋もあります。

私は最初5ドルの部屋を見せて貰いましたが、室内に電源か無かったので隣の宿に移動したら6ドルで電源、トイレシャワー付きだったのでそこにしました。




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軽く腹ごしらえを済ませた後は、島内一周トレイルへ。
ラビットアイランドはビーチくらいしかない小さな島ですが、その島をぐるっと一周できるトレイルが整備されており、ちょっとしたお散歩にはもってこいなのです。




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整備されている全く整備されていないトレイルは海風に吹かれながらのジャングルトレッキングで、開放感と冒険感が交互に訪れる気持ちのよい道でした。虫除けは必須でした。

ところで先程から写真に写りこんでいる男女は、本日一緒にツアーに参加していたカップルです。彼らも私と同じくラビットアイランドに着いたところでツアーを離脱する計画だったそうで、3人中3人が離脱したツアーのガイドさんは一人寂しくカンポットに帰って行きました。

そして私達はと言うと、別に一緒に行動する理由はないのですがなんとなく同じ宿に納まり、なんとなく一緒にトレッキングを楽しみ、なんとなく明日の島脱出ボートも同じ時間に予約しました。カップルの邪魔をすまいと努めて地味に過ごしている私ですが、気にせず仲良くしてくれる優しいお二人です。スウェーデン人男性とコロンビア人女性の異色カップル、結婚間近です。




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島内にはほとんど住人はおらず、ビーチ沿いにある宿&レストランを覗けば民家は4つしか見かけませんでした。皆さん漁業を生業にしているようです。ここからならケップの港が近いですし、そちらに卸す魚を捕っているのでしょうか。




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1周2時間もかからない簡単なトレイルですが、最後は舟になりました。

もうすでに3分の2以上来ておりもう少しで完歩だったのですが、島民の少年に「ここから先は道が潰れてて行けないよ!道無き道が4キロくらいあるよ!僕が舟で送ってあげるよ!あと30分したらこの辺りは渡航禁止になるから今しかないよ!一人3ドルでいいよ!」と畳み掛けて来たのをカップルが「一人2ドルにして」と交渉してくれ、まあ2ドルならいいやと乗ることになったのです。

最初は全く乗る気は無かったのですが、「まず残りは1.5キロしかないし(GPSで確認済)、道があることも分かっているし、この島で夜は舟に乗っちゃいけないなんてルールあるはすがないし、君の言う事は全部うそっぱちだって分かってるんだぞお」と指摘したときの少年のテヘ☆という顔があまりに可愛かったので負けました。チョロい私達です。




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夕焼け




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本日のビール

この島は夜は何もすることがないので、とりあえず飲むことにしました。
カップルも一緒です。




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本日の晩ご飯

晩ご飯には、昼間食べ損ねた蟹を頂きました。
蟹はケップ周辺の名物なのです。この一皿は6ドル。

蟹のスパイス&ココナッツミルク炒めというのにしましたが、これが何だかものすごく美味しかったです。蟹ももちろんですが、ソースがもう絶品。ココナッツミルク以外何が入っているのかさっぱり分からなかったのですが、是非もう一度食べたい味でした。

ところで、蟹は割と小さかったので中身をうまくほじくり出せず、試しに丸ごとかじってみたら行けたのでそのままバリバリ頂いたのですが、この食べ方は合っていたのでしょうか。隣のスウェーデン人が「うちの国でも蟹は食べるから僕は食べ方知ってるけど、君は間違ってる。」と真剣な顔で言っていたのですがどうですか。蟹の国の人、教えてください。


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<情報コーナー>

◯ カンポットからラビットアイランドに行くツアー

塩田、プノン・チュニーク洞窟寺院、漁師村、胡椒農家、ケップの蟹市場でランチ(ランチ代は別)、ラビットアイランド上陸、脱出、でカンポットまで帰ってくるツアーが一人20ドル。英語を話すガイド付き。
私はラビットアイランドでツアーを離脱。塩田は時期があるので注意。

◯ ラビットアイランド(Koh Tunsai)

ケップのラビットアイランド用船着場(町の中心から4キロくらい)からボートに乗り、15分くらい。ボートは一隻25ドルで、6人まで乗れるため他の人とシェアするのが良い。9:00と13:00に出るボートがある他は不定期。チケットは往復で、復路の時間は島内、船着き場正面の店で予約できる。

◯ ラビットアイランド

船着場の周りに6、7軒のバンガロー宿がある。だいたい5、6ドル~10ドル程度。電気は来ているが17:00くらいから21:30くらいまでしか使えず、それ以降は真っ暗になるので懐中電灯必須。充電もこの時間内に。島にネットはない。

◯ ラビットアイランドの宿

「Orm Koh Tunsai Guest House」
※ Ormの前に何か単語が入っているっぽいのだが、看板が途中で折れていて読めなかった。

船着場から右に3軒くらい行ったところ。
バンガローシングル利用で6ドル、二人なら8ドル。バンガロー内にコンセントはあるが、使える時間は上記の通り。シャワーは冷水。レストラン併設。

| カンボジア | 23:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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