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ゴロカ脱出。マダンへバスで6時間、体育座りの旅


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本日は海沿いの町、マダンに移動します。ここまではバスで5、6時間とのことです。

特に何の用もないのですが、ニューギニアの海も見てみたかったので選びました。
一応ビーチリゾートだそうなので、泳げたら泳ごうと思います。

そんなことより、地図を出したことによりわたくし今初めてマダンの場所を知りまして、ゴロカからかなり近い事にかなりのショックを受けております。もっと長距離大冒険をしたつもりでいました。何ですかこの見事なS字カーブは。そんな遠回りをして私を騙して・・・!




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バス発着所/青空市脇

それはそれとして。バスは青空市の脇から出ます。

マダン行きのバスは運転手が窓から「マダンマダン〜!」と叫んでいるのですぐ見つかりますよ、とのことでしたが、見つけるより前に宿からの送迎バスをほぼ体当たりで止められ、「マダン!?」「い、イエス」「OKマダン!」と言って荷物を先に奪われ私も腕を引っ張られ、無理矢理バスに乗せられました。熱烈な歓迎ありがとうございます。

写真左に写っているミニバスに乗ったのですが、これは出発時刻が定まっているものではなく、満席になるまで出発しません。そういうわけで、バスに乗って青空市周辺を「マダンマダンマダン〜」と回りながら2時間待ちました。昨日ゴロカショーで知り合い、同じくマダンに移動する日本人旅行者のお2人などは3時間待ったそうです。

マダン行きのバスは同時に何台も出るのですが、それらは共通の会社ではなく商売敵なので、客の取り合いが起こります。私が乗ったバスは乗車時点で半分くらいは埋まっており、最大8割くらいまで客が集まったのですが、全く出発する気配を見せないので一人また一人と客が去って行き、私も別の満室に近いバスに勧誘されたためこれを捨てて移動しました。

バスは計3、4台は出ていたと思いますが、私の知る限り全てのバスが2時間以上客探しをしていました。せめて止まって待てばいいのに、同じところをグルグル回り同じ人に「マダン!?マダン!?」と何度も聞きます。

その人どう見ても今ソーセージ焼いて売っているところでしょう。乗ると思いますか?何度も聞けば「じゃあちょっと行ってみようかしら・・」ってなると思いますか?ちょっと落ち着いて考えてみてください。

・・・とは思いますが、言って分かる人なら言われる前に気付く筈なので、私は黙って青空市周辺を回されるのみです。他所の国のバス事情になど口を出すものではありません。

乗り換えたバスには、先程書いた日本人お2人と数人の欧米旅行者も乗っていました。
日本人ももちろんですが、欧米パッカーがいるとすごく安心感があります。
勝手に仲間意識が芽生えるというか、何かあったら協力し合えるので。




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バスの車窓から

車窓からの景色が綺麗でした。
写真下が赤く染まっているのは、窓の下に蛍光オレンジの作業着が置いてありこれが写ったためです。撮影前にどければ良かったですね。割と命がけで写真を撮っているので、そこまで気が回りませんでした。


ミニバス移動なのですが、私は運転席と助手席の間の補助席を与えられ、
6時間耐久体育座りの旅だったので非常に辛かったです。

写真では結構綺麗な道に見えますが、実際にはグネグネひん曲がりボコボコ穴が空いた山道で、そんな道を120キロ出して飛ばすのでめちゃくちゃ跳ねます。しかもシートベルト無し。衝突事故でも起こそうものなら、最初に死ぬのは間違いなく私です。

さらに言えば、私の席はシートを車体に固定するパーツが壊れており、席が置いてあるだけという状態です。ですのでカーブの度にこれが浮いて座席ごと左右に投げ出されます。そうならない為に私は必死で運転席やら助手席やらに捕まりますが、こちらもグラついているため、私はもうシェイクされまくりでブギーな胸騒ぎです。

ニューギニアだし過酷な旅になるとは予想していましたが、まさか自分の体だけでなく座席も守らなければいけなくなるとは思いませんでした。予想の斜め上を行くニューギニアです。




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休憩中

途中一度、トイレ休憩をはさみました。
写真は撮り忘れましたが、そのトイレは小川の上に設置されており、流さなくても勝手に流れて行くシステムでした。画期的ですが、川下には絶対住みたくないです。

おそらくサービスエリアと呼ばれる類のそこは、湖の近くなので魚が沢山売られていました。
なのに魚ではなく焼きバナナを買う私。甘い物が食べたかったものですから。
しかし焼きバナナは全く甘くなく、食感も味も芋でした。残念でなりません。



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4時間ほど走ると山岳地帯を抜けて、熱帯の地上世界に降りて来ました。
急に気温があがり、車内は常夏に。窓が開いているので風が入って来て気持ちが良いですが、一緒に砂埃も入って来るので快適とは言いがたいです。



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その後も道なのかこれ?意義あり!という道をぐんぐん進み、



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ようやくマダンに到着したころには、時刻は17:00になっていました。

8:30にバスに乗り込みましたがゴロカを出たのは結局11:00近かったので、6時間のバス旅だったことになります。いや9時間半の・・と言いたいのは山々ですが、一応カウントは移動時間のみにしておきたいと思います。

写真に写っているのは、ご覧の通りボートです。紹介してもらった本日の宿は島の中にあるため、マダンの船着き場からボートに乗り込み、その島に向けて移動しているところです。ボート代片道1キナ(40円)、所要時間5分です。

バスの中で知り合ったブルガリア人旅行者、命名ブルガリ君も是非そこに泊まってみたいというので、旅は道連れで急遽2人組旅行者になっております。



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島の船着き場

着きました。



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本日の宿

ニューギニアのだいたいの安宿が80キナ越えしている昨今に、こちらの宿はまさかの30キナです。
しかし破格にもかかわらず、かなり良い雰囲気ではありませんか。島に住むとあるご家族の家の庭に建てられた、小さな宿です。村に住む人達も素朴でフレンドリーだし、素晴らしいです。

でもこの宿は昨日書いたかの人の楽園なので、それを壊さない為にあまり情報は載せない感じでお送りしております。普通に宿名が写っているしマダンの島と言えばここしかないので、その気遣いは全く意味をなしていませんが。



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部屋

部屋はこんな感じ。網戸がありますがあちこち破れており、その役目を果たしておりません。
また、マットが非常に薄く、ベッドの木枠のぬくもりを感じる非常に自然志向な仕様です。

電気は一応来ていますが、この日はストップしているとかでランタンを貸してもらえました。



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トイレ

トイレは半分外で、ドアがありません。
でも壁があるだけ良いと思うので、私は別に気にしません。



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井戸

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シャワー

シャワーはありませんが、井戸水をバケツに汲んでくれるのでそれで水浴びします。
今は乾期で水不足なので、節水に努めながらの利用です。
水浴び部屋は藁で囲まれており、結構ちゃんとした個室です。ドアはもちろんありません。


そんな宿です。
こういうの大好きなので嬉しくて飛び跳ねたいくらいですが、
私以上に興奮している人(ブルガリ君)が横にいるのでちょっと冷静になる私です。



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本日の晩ご飯

夕飯はブルガリ君が持っていたお米を宿の人に炊いてもらい、島内に唯一ある売店でツナ缶を買ってツナごはんにしました。こういうところで食べるこういうご飯って、滅茶苦茶美味しいですよね。



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マングローブ林

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海を見に来ました。見は宿のすぐ裏にあるので、徒歩30秒です。

ここでブルガリ君と旅人トーク。

ブルガリ君もまた仕事を辞めてバックパッカーに転身したそうですが、それはわずか2ヶ月前のことなのだそうです。なので、仕事を辞めた不安とこれからの旅へのワクワクで、悩みいっぱい幸せいっぱい胸いっぱいな状態なんだとか。でも幸せいっぱいの方がだいぶ勝っているそうです。

彼は写真もやっており、行く先々で撮った恰好良い写真を沢山見せてくれました。
そこには、パプアニューギニアの人々の輝く笑顔も沢山収められていました。

ブルガリ君の見せてくれる写真はどれも美しい以上に旅のワクワク感が写っていて、笑顔でそれを紹介するブルガリ君の顔も光り輝いて見えました。好きなものの話をする人の顔って、どうしてこんなに魅力的なんでしょうか。私もこんな顔をしているんでしょうか。ちょっと想像ができません。一人旅で笑うことってあんまりないですし。

中島みゆきさんの「With」という曲で、「一人きり泣けても一人きり笑う事はできない」って歌詞がありますが、本当そうだよなあと思う昨今です。いい大人なので泣く事もないのですが。




ブルガリ君はこの後モンゴルに行って、馬を買って旅がしたいな〜と言っていました。


それだ、と思いました。


というわけでブルガリ君の持つモンゴル馬旅知識を全部吐き出してもらったので、
いつ行けるかは定かではないものの、割と現実的な旅行プランが頭の中に描かれております。
大変でしょうが、それって絶対楽しいです。

問題は私は馬に乗れないという点ですが、まあ、練習すれば。

余談ですが、私はモンゴル人横綱の鶴竜がとても好きです。力士としての力もそうですが、その人柄が。日本人力士にもっと頑張ってほしい気持ちもありますが、それはさておき鶴竜が好きです。それとこれとは別問題なのです。



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夕闇の宿

ニューギニアにいながら何故か鶴竜の話で終わります。
明日はそのへんに泳ぎに行きます。


<情報コーナー>

○ ゴロカからマダン行きのバス

運賃50キナ。青空市の脇から出る。ミニバスやハイエースが「マダンマダン」と叫んでいるのですぐ見つかる。バスは満席にならないと出発しないので、ある程度人が集まっているバスを選んだほうがいい。
マダン行きの道は大半が整備されているが整備不良で、かなり飛ばすし跳ねるので車酔いする人は注意。途中一回トイレ休憩を挟んだ。


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| パプアニューギニア | 22:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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