2013年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年04月

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チャリ旅57日目/イミグレで泊まらせてもらう


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おはよう日本!
ここチリだけど。

昨夜吹き荒れていた風が弱まり、爽やかな朝を迎えました。

今日はペンギン村という所に行こうかどうしようか悩んでいます。
ここから少し道を逸れ、15キロか20キロか走ったところにペンギン村というのがあります。
キングペンギンという珍しい種類のペンギンの営巣地なんだそうです。
が、これを見るには入場料が必要です。12,000ペソ(2,500円くらい)もします。ボッタクリーヌです。
そんな大金払いたくない私は、というか今3,500ペソ(700円くらい)しか持っていない私は、
ここに入る事ができません。

が、抜け道があります。

ここは大きな町から離れたところにあり、ツアーかレンタカーかくらいでしか来る事が出来ないため、
目立った観光地ではないのです。よって、人はあんまりいません。
入場ゲートみたいな立派なものがあるわけではなく、ツアー用の小さなテントが立っているだけです。
営巣地がある海辺手前には柵がありますが、越えられないものではありません。

チャリダー達はその隙を見逃しません。
過去のチャリダー達は皆、自力でここへ行き、柵を乗り越え、キングペンギンと戯れて来たのです。

チャリダー悪い子!私もやろっと!

・・・と思っていたのですが、寝坊しました。
夜明け前に出発してツアーの人に見つかる前に撤退したかったのに、
うっかり夜明けと共に起きてしまったのです。
衝撃のあまり思わず撮影したのが、先ほど載せた朝焼け写真です。



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昨日の寝床

でもまあ駄目もとで今から行ってみようかなと思い、とりあえず朝ご飯を食べ、おべんとうを作り、
さあそろそろ行こうかね〜と思っていたら警察が来ました。


ななな何ですかまだ何もしてません!今からするつもりだけど!


私の寝床であるバス停前に停まり、そこから動こうとしないパトカー。
中に居たポリスマンは、こちらを見ながら無線でどこかに連絡しています。
あわわとっ捕まる・・・何の罪で!?悪い事しようとしたから?柵越え未遂の罪で!?

・・・と最初はビビっていましたが、だんだんこの状況に慣れてきました。
あちらは全く動く気配を見せないし、私はまだ何もしていないのです。何をビビる必要がありましょうか。

まあバス停にテントを張って寝ているのはちょっとどうかと思いますが、
捕まる程の罪では無いでしょう。多分。



なのでポリスマンに見つめられながらのんびりテントを片付け、荷造りをし、
でもまあ流石にペンギン村は諦め、「チャオ〜(バイバーイ)」と挨拶をしつつ走り出したら
ポリスマンはニヒルな笑みを返してくれました。怒られませんでした。

今思えば、ペンギン村へ向かわない様に見張られていたのかもしれません。
過去何百人ものチャリダー(日本人に限らず)が突破して来た悪の道ですが、
最近監視が厳しくなったそうなのです。



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キングペンギンに会えなかったのは残念ですが、仕方がありません。
スパッと諦めて本来の目的方向へ向かいましょう。



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グワナコの群れ

今日は西風が吹いています。
追い風を感じられるほどの強さではありませんが、
立ち止まるとそれなりに強い風なんだなということが分かります。



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今日はあまり距離を走らなくていいのでのんびり行きました。
本日の目的地は57キロ地点にあるアルゼンチンのイミグレ。
ここの待合室は、チャリダーを泊めてくれることで有名なんだそうです。




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チリ側イミグレに到着しました。

行ったり来たりしすぎて自分が今どこの国にいるのかよく分からなくなりますが、
今日までいたのはチリで、今から入るのがアルゼンチンです。

ついこないだチリ入りしたばかりだというのに、
パタゴニアの国境線は旅行者泣かせなのです。
おかげでチリとアルゼンチンのハンコがやたらと増えていきます。



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本日のお昼ご飯

チリ側イミグレの手前にカフェがあったので入りました。
残っている3500チリペソ(700円くらい)を使い切りたかったので。
多分もうチリに入る事は無いので、こんな中途半端なをお金持っていても仕方ありません。

で、腹ごしらえも完了したのでイミグレに赴き、あっさりと出国印を貰い、チリ出国完了です。



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国境

2キロ走って国境へ。
ここのイミグレもまた、チリ側とアルゼンチン側で12キロも離れています。



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最終目的地ウシュワイアまではあと300キロだそうです。
ゴールが見えて来ました。



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こちらが気になる牛


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逃げる牛


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やっぱり気になる牛


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気になる牛達



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アルゼンチン側イミグレに到着しました。

イミグレは少々混んでいましたが出国審査自体は簡単で、

「何で来た?」
「自転車」
「ふむ」

で終了でした。

そしてついでに「ここに泊まっていいですか?」と聞いたら、宿泊できるお部屋を教えてもらえました。



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本日の寝床

本日の寝床はこちら!
アルゼンチン側イミグレの待合室です。

屋根あり!壁あり!水道あり!コンロまであり!ベンチ広々!暖房効いてて暖かい!(むしろ暑い!)

こんな楽園の様なお部屋を使わせて貰えるなんて、アルゼンチンは神様の国なんでしょうか。
カラファテを出た日に泊まらせてもらった工事現場詰め所もアルゼンチンです。
本当に、本当にありがたいことです。


<情報コーナー>

○ オナイシンとの分岐(十字路)からサン・セバスチャン、アルゼンチン側イミグレ/57キロ

最初は登りだが、その後は平坦な道が増える。道は酷いコルケージョンで、非常に走り辛い。20キロ地点に無人小屋あり。2段ベッドの骨組みと、テーブルと椅子がある。45キロでチリ側イミグレ。ここにはカフェとイミグレがあるのみ。お菓子などちょっとしたものなら買える。さらに12キロ走ってアルゼンチン側イミグレ。男女トイレの間にある待合室で泊まらせて貰える。この建物の裏の方に歩くと商店があるらしい。


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チャリ旅56日目/フエゴ島上陸

7:30に出発するはずが暗闇の中での準備に手間取り、
そして忘れ物をして取りに帰るというトラブルに見舞われ、結局8:00過ぎに出ました。
やっべえですぞ。


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フェリー乗り場

マッハで飛ばし、無事8:30にフェリー乗り場に到着しました。出航は9:00です。
チケットは自転車追加料金無しで、5500チリペソ(1100円くらい)でした。


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船はもう来ていたので早速乗り込みました。
自転車は看板にロープで固定してもらい、私は船内へ。
船内は電車の様な細長い部屋にシートが並び、そのシートが結構快適だったためすぐ寝ました。



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対岸のフェリー乗り場

2時間半ぐっずり眠らせてもらい、起きたら着いていました。
いやあ良く寝ました。



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15分走ってポルベニールという町に着きました。ここから道はダートです。
道は2本ある様ですが、私は看板に導かれるままに海岸線沿いを行くルートに進みました。
時刻は12:00。
今日はここから100キロ走りたいので出発時刻としてはかなり遅いですが、
まあ急いで行けば何とかなるんじゃないかと思います。



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グワナコ

毎度おなじみグワナコがいました。パタゴニアでよく見かける野生動物です。
グワナコは警戒心が強いようで、100メートルくらい近づいただけであっという間に逃げてしまうのですが、
ここフエゴ島のグワナコはちょっとのんびり屋さんでした。
ゆっくり行けば30メートルくらいまで接近できるし、逃げるときもどことなくチンタラしています。



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道を横切るグワナコもどことなくのんびり。
なので猛スピードで接近してみたら、猛スピードで逃げました。
やればできるではないですか。



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海沿いに出ました。
せっかくの海ですがテンションは上がりません。
お天気があまり良くないし、海は荒れているし、風は冷たいし、
何より正面の山に嫌な道が見えているからです。あれを登れと。お断りですよ。



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断ったところで後ろも山なので、諦めて進むしかありません。
遠くから見たほどは急ではありませんでしたが、
スタスタ登れるほど緩やかでも無かったのでさっさと諦めて押して登りました。

その後も登ったり下ったりの連続でしたが、ときおりものすごく急な坂もあるため面倒でした。



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海沿いの道はとにかくアップダウンが激しく、ときおりこんな風景も見られました。
登って下ってが急すぎるのです。
ギリギリまで先が見えないので、思わずブレーキをかけてしまう恐怖の下りでした。



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2時間走った14:00ごろ、海沿いでお昼ご飯タイムにしました。
打ち上げられたワカメを見ながらのおにぎりです。
焼肉の匂いを嗅ぎながらごはん3杯みたいなものです。



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第一目標地点の分岐に到着しました。
ここで、プロベニールから伸びる2本の道が合流します。
あちらの道はどんなだったのでしょうか。



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ここのバス停は西風を避けるため、道路にお尻を向けて立っています。
なので外からは見えないし、風が来ず暖かいです。そしてこの広さ。
ここで寝ろと言われている気がしました。

しかし現在まだ17:00なので、もう少し行きたい所です。
日の入りは20:30ごろなので。

本日の目標地点まではあと40キロありますが、
ここからは真東に向かうので追い風を受けられるはずです。
さきほどから良い感じに強めの西風が吹いております。
ここまではこの風にちょっと邪魔されていましたが、ここからは味方に転身するはずです。

というわけで参りましょう!

吹き荒れろ!パタゴニアの風!



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風が止みました。

なにこれどゆこと?



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風が味方してくれないのはいつものことなので、別に気にしません。
向かい風が吹いてないだけマシですイライラ。



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斜に構えている木がいました。

今は止んでいますが、ここらは大抵ものすごい西風が吹き荒れている地域です。
毎日毎日同じ方角からの強風を食らった木はひんまがり、写真の様な形に成長してしまうのです。



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道は平坦なので、追い風なんかなくたってダートだって25キロ以上出ます。
やるときゃやる奴なんですよ私は。

しかしだんだん道の状態が悪くなり、腰も痛くなってきてスピードダウン。
でも日の入りまではまだ時間があるし、夕焼けは綺麗だしのんびり行っ

・・・夕焼け?



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うおお沈みかけとる!

現在時刻は19:00です。
日の入りは20:30だったはずでは!?

なんだか分かりませんが、ライトを付けていない私は日が完全に沈んでしまっては走れません。
なのでとにかく必死にこぎました。目標地点まではあと10キロあるのです。

上の写真は逆光で暗く写っただけで、まだ道は見える状態です。
完全に日が沈むまでは、おそらくあと30分程。
というわけで、薄桃色に染まるダート道を時速20キロで爆走しました。



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本日の寝床

本日の目標地点の2キロ手前、十字路にあるバス停に到着しました。
事前情報によるとここを曲がって2キロ走ると無人小屋があるので、
本日の野宿ポイントはそこと決めていたのですが、日の入りまでに間に合いませんでした。
さらに、日の入り30分程前から急に強まった風が、そちらの方向に行くと完全な向かい風に。
あとたったの2キロですが、この薄暗がりと向かい風両方と戦う気にはなれませんでした。

本日の寝床と定めたバス停の横には、謎の建物がありました。
そしてその影にテントとチャリンコが。

あらお仲間が、と思いながらとりあえず自分の寝床の準備をしていたら、向こうから挨拶に来てくれました。
アルゼンチン人のチャリダーで、昨日フェリーに乗ってフエゴ島に上陸し、10キロ程走ったところで野宿。
そして、今日ここまで走って来たそうです。


20:00ごろになると、空はもう手元が見えないくらい暗くなっていました。
カラファテにいるころは20:30ごろまで明るかったと思うのですが、
現在のタイムリミットはどうやら19:30ごろです。

カラファテ滞在時からここまで1週間ほど経っている上、どんどん南下して来ているので、
その合わせ技で急激に日が短くなってしまったようです。


<情報コーナー>

○ フエゴ島行きフェリー

フェリー乗り場は、街の入り口あたりにある黒い潜水艦を左に曲がった突き当たり。

フェリー時刻表、及び料金は以下のサイト参照。
出発時刻も本数も日によって違うので注意。だいたい1、2本。
http://www.tabsa.cl/portal/index.php/es/(フェリー会社のサイト/英語あり)

○ プンタ・アレーナスからオナイシンとの分岐のバス停
  /110キロ(フェリー乗り場まで6キロ+フエゴ島104キロ)

アレーナスのセントロからフェリー乗り場までは6キロ。下り気味の平坦なので20〜30分で着く。フエゴ島フェリー乗り場まで2時間半。フェリー乗り場からすぐそこの町プロベニールまで6キロ。ここはレストランや宿もある。町を出たところから道はダートになる。海岸線沿いの道を行く場合、町を出て数キロは登りで、その後はひたすらアップダウン。海沿いに出てからもアップダウン。とにかくずっとアップダウンで、結構キツい坂もある。69キロ地点で、プロベニールから伸びる2本の道が合流する。ここに綺麗なバス停あり。ここからは真東に向かうため、通常は追い風になるはず。110キロ地点にオナイシンとの分岐(十字路)。ここのバス停には何故かマットが2枚置いてある。
プロベニールから道はずっとダート。状態は良くもなく悪くもないが、オナイシン手前の10キロくらいは砂利とコルケージョンが酷い。


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| チャリンコ旅 | 22:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅55日目/アレーナス宿情報とか

昨日泊まった宿は本日は予約でいっぱいだと言うので、朝っぱらから宿替えを余儀なくされました。
せっかくゆっくりしようと思ったのに、ダルい事この上無しですぞ。



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壊れフロントバッグ

実は昨日アレーナスに着く直前、フロントバッグの紐がぶち切れました。
1ヶ月くらい前にも一度切れましたが、それとは反対の紐です。

ところで、私がフロントバッグと呼んでいたこれは、本当はハンドルバーバッグと言うらしいです。
ハンドルバーに付けるバッグだから、ハンドルバーバッグ。
まあ、ハンドルバーバッグでも無いんですけど。
露店で400円で買った普通のバッグをハンドルに無理矢理くくってるだけですからね。

そんな安物&無理矢理なバッグなのでそりゃあっという間に壊れます。
なので今回も、手持ちの布切れと針と糸でチクチク直させて頂きました。
あとテントの袋も破れたので、そちらも一緒に。


なんてことをしているうちに1日が過ぎ、
ゆっくり休憩できたので明日また次の目的地に向け出発します。




大きな地図で見る

明日はついにフエゴ島に上陸します。
「ついに」とか言われてもどこそれ?って感じだと思うので地図を載せましたが、
ずっと載せるのを忘れていたので今更感が半端無いです。
私はこの(A)からチャリ旅をスタートし、現在(B)の街におり、(C)を目指しております。

私が今いる(B)プンタ・アレーナスは、南米大陸最南端の街です。
私はアラスカから来た訳では無いので特に感慨深くはありませんが、
アメリカ大陸や南米大陸を縦断している人からしたら、非常に重要な街であると思われます。

このチャリ旅の最終目的地である(C)ウシュワイアは、南米最南端、そして世界最南端の町です。
「大陸」最南端ではありません。ウシュワイアは、フエゴ島という巨大な島の最南端にあるのです。

で、そのフエゴ島に明日上陸する、というお話です。
泳いで渡るにはちょっと距離があるので、フェリーに乗ります。

フェリーは朝9:00発で、宿から乗り場までは少し距離があるので7:30出発です。
現在、ここらの夜明けの時刻は7:30です。
夜明け前から支度しないといけないわけです。
ダルいです。



さて、今日はひとつ事件がありました。

いつもの様にメールチェックをしていたら父からメッセージがあり、
開いてみたらゲンナリする内容が書かれていました。

私のクレジットカードが不正使用されている可能性があり、
カード会社が連絡を取りたがっているとのこと。

前にもこんなことがありましたね。

前回やられたのはメインのVISAカード。
今回やられたのはサブとして持っていたmaster Cardです。

つまり2枚持っているカードのうち、2枚両方使えなくなったというわけです。

呪われてるう\(^o^)/


ま、国際キャッシュカードは無事なので何とでもなります。
ただ、これも何かしらの被害にあったらすっかり文無しになるので、そのときが本当の終わりです。
あとはまあ、内蔵売りさばくくらいですか。


<情報コーナー>

○ プンタ・アレーナスの宿

以下に載せた宿は全て、セントロのアルマス広場や大型スーパーUni Markが近くて便利。
地図で言うと、アルマス広場の北西側あたり。3つとも近い。


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(1)hostel blue house
大通りAv.Espanoをセントロ方向に走り、Bolmaceda通りで左折。2ブロック目あたりの右手側。

ドミ7000ペソ。
WiFi良好、ネットが使えるPCあり、キッチン綺麗で広々、シンプルな朝食付き。
スタッフの人は英語が通じ、なかなか親切で良かった。4ブロック程坂を下ると大型スーパーUni Markが。




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宿写真撮るの忘れたので宿の窓から外のパレードを撮った写真

(2)hostel patagonia house
大通りAv.Espanoをセントロ方向に走り、Independencia通りで左折するとすぐ左手側。

ドミ7000ペソ。
WiFi良好、キッチン、シンプルな朝食付き。
アットホームな雰囲気で、暖かくて居心地が良かった。




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(3)hospedaje independencia
大通りAv.Espanoをセントロ方向に走り、Independencia通りで右折するとすぐ右手側。

ドミ6000ペソ(冬季は5000ペソ)、テント泊3000ペソ。
キッチン、WiFi、朝食結構良いらしい。
私は満室で泊まれなかったので詳細不明だが、中は人が沢山いて暖かくて、人気の宿の様だった。


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| チャリンコ旅 | 23:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅54日目/パタゴニアの風の本気をみる


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バス停の窓から

夜中からものすごい風の音がしていたのですが、
大抵朝には弱まるので今日もそのつもりで起きたらまだ吹き荒れていました。



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本日の朝ご飯&お昼ご飯こしらえ中

先日ふと思い立ってミロを購入して以来、朝ご飯タイムの幸せ度が増しました。

バス停泊の時はできれば夜明けとともにドロンしたいのですが、
こんなまわりに何もないバス停を利用する人もおらんでしょうということで、
テントの中で2時間ほどグダグダと過ごさせて頂きました。

テントを開けるのも戸惑うレベルの強風の中では、とても出発する気になどなれません。


・・・が、いつまでもここにいるわけにはいかないので、
10:00ごろ勇気を出して出発することにしました。

・・・といいつつ、まっすぐ立っていられないほどの強風に怖じ気づき、
しばらくバス停から出る事ができませんでした。

そして10:15。
一瞬風が弱まった瞬間を狙って飛び出せ!未来へ!


未来は大荒れでした。


ナタレスに行く手前でものすごい強風に煽られて大変だったという記事を
つい先日書いたと思いますが、あんなものは赤子レベルでした。

パタゴニアの風の本気はあんなものでは無かったのです。

向かい風が壁の様に立ちふさがり、前に進む事ができない。
横風に殴られる様に、一瞬で反対車線に流される。
何とか堪らえたと思ったら、今度は反対側から突風が吹き自転車ごと転される。

そんな中では、スピードが出せないどころか自転車に乗る事すらできません。
結局、数キロも走らないうちに諦めて自転車を降り、押して歩く事になりました。
押して歩いたとしても向かい風も横風も変わらず凄まじいので、ほとんど進まないのですが。



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なんとか12キロ進み、小さな村Villa Tehuelcheに到着しました。

野宿したバス停から4キロ進んだ所に、ドアがちゃんと残っている綺麗なバス停があったので、
強風に負けて「今日はここで野宿・・・」と、ちょっと、いやかなり本気で悩みましたが、
なんとか堪えてここまで辿り着きました。

言葉を発する気力もないままとりあえず商店へ。
強風に体温を奪われたので、暖かいものが飲みたかったのです。
あと水を貰わなければ。今日も野宿になる可能性が高いので。



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ところがどっこい。

町で少し休憩してから出たら、風が少し弱まってくれました。
さらに、方角が変わったのか風向きが変わったのか、
だんだん追い風気味の横風になって来たのです。

道もほとんど平坦だし、この風を受けて超絶スピードアップしました。
これが噂の追い風ですか。ものっそい楽ではありませんか。


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分岐

追い風気味とは言えほとんど横風なのでちょっと油断ならない感じでしたが、
それでもかなり助けられました。初めて風に助けられた気がします。

そんなこんなであっという間に距離を稼ぎ、63キロ地点の分岐に到着しました。
アレーナスはまっすぐ行った先とのことです。

ここから、一気に交通量が増えました。
車が多いと怖いし、ドライバー側にも気を使わせてしまうので苦手です。
全くいないのもそれはそれで嫌ですが。
何かあった時にはヒッチハイクすればいい、という保険を失うので。



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分岐から少し行った所で良いものを拾いました。
ビクトリノックスのキャンパーナイフです。しかも私のよりツールが多くて立派なやつ。
使い込まれていますが刃こぼれなどは無く、まだまだ充分使えるものです。

何故こんなところにポイッと落ちているのかは分かりませんが、
警察に届けてどうなるものでもないし、ありがたく頂戴しました。

そしてこのキャンパーナイフが後に私を救ってくれることになるのですが、
それについてはまた1週間後の日記で。



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途中休憩

90キロ走って残り20キロ。
昨日の疲れと本日前半の風との戦いがジワジワ効いてきて、ものすごく疲れました。
なので道端でバナナ休憩です。

通り過ぎるドライバーさん達が陽気に手を振ってくれました。



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さあてもう一踏ん張り。
海沿いを走り、これまで点々とあった家々の感覚がどんどん密になり、
お、街に入ったかな?っと思ってからが長く、10キロありました。
どんだけでかいんですかこの街は。
しかも登りが多く、ひどく疲れました。



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本日の宿

やったー街に着いたぞ!と思ってからがまた長く、
入り口から中心までさらに6キロ走らされました。
嫌な街です。

そして日が暮れる直前になんとか目星を付けていた宿に辿り着き、
長い(距離が)2日間を終えたのでした。


<情報コーナー>

○ 135キロ地点バス停からプンタアレーナス/110キロ+町の中心まで6キロ

4キロ地点にドア付きの良い感じのバス停。12キロ地点にVilla Tehuelche。町を出てすぐは登りだが、その後はほぼずっと平坦な道。63キロ地点に分岐、アレーナス方向へ。アレーナス手前25キロくらいから勾配が増えるが、特に登りが多い感じ。110キロで町に着くが、入り口からセントロまでさらに6キロ。

○ プンタ・アレーナスの宿

明日の日記にまとめます。


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チャリ旅53日目/アレーナス行き1日目

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次の町プンタ・アレーナスに移動します。
245キロあるので、2日で頑張るか3日かけていくか悩む所です。
2日で行こうと思うと1日120キロ走らなければいけませんが、
100キロを越えると流石に腰が痛くなります。

3日にしましょう。



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まずは1時間かけて坂を登りました。
なだらかな坂なので大してキツくなく、良い準備運動になりました。

とか言い出しちゃうこの余裕!強くなったでしょう!
自分の成長っぷりが嬉しいったらないです。
野宿もすっかり慣れたし、「町に着けないかも」なんて怯えることも無くなりました。
着けなかったら土管かバス停で寝れば良いのです。
本日の目標宿泊施設もバス停です。チリ側はバス停が多いので助かります。




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登り切った後は、長い長い平坦な道が待っていました。
アウストラル街道を出て以来景色は代わり映えしなくて退屈ですが、
アスファルト&平坦な道が多いので距離は稼げるようになりました。



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途中休憩

景色があまりに退屈なのであっという間に飽き、
自転車をこぎながら寝そうになったので、50キロ走ったところでお昼休憩です。
今日もおにぎりを持って来ています。

食後、ちょっと仮眠を取ろうと思ったら思いっきり寝てしまい、
結局1時間の長い休憩タイムとなってしまいました。
おかげでスッキリしました。



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途中にあった集落 Morro Chico

その後は調子が出て来てガンガン進み、登りなのにぐいぐいスピードを出し、
あっという間に目標の80キロを過ぎましたが、まだ日が高いのでもう少し進む事にしました。



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腰が痛くなって来たのでそろそろ本日の寝床探し・・と思いましたが、
バス停はどれも窓が割れていたりドアが無くなっていたりで良いものがありません。
ここらのバス停はしっかりしているので、今日はテントを出さずに寝袋だけで寝れるぞヒャッホイと
思っていたのですが、どうやらそう上手くは行かない様です。今日はバス停気分だと言うのに。

仕方が無いので今日も土管にしようかなと思いましたが、
チリ側には赤白ストライプの看板が無く、土管を見つけるのは困難・・・



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なんて言うと思っているのか!

目印など無くたって、土管のひとつやふたつ見つけられない私ではありません。
引かれること覚悟で言いますが、すっかり土管マニアになった私は
上から見ただけでだいたいの土管のサイズも形も推測できるのです。


でも今日はバス停気分なので、こちらの土管はスルーでございます。
たまには気分を変えないと。


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本日の寝床

そんなこんなで結局135キロ走ってしまい、
本日の野宿ポイントはこちらのバス停に決定しました。

窓ガラスは割れドアも無く、ちょっと散らかっていましたが、
掃除をしてテントを張ったら充分快適なスペースになりました。
テントはバス停の床にジャストフィットでした。小さなテントの利点です。


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本日の晩ご飯

そして今日も無事、美味しいご飯にありつけました。
うっかり135キロも走ってしまったので、アレーナスまでは残り110キロ。
2日かけて行く様な距離でもないので、明日辿り着ける様頑張りたいと思います。


<情報コーナー>

○ プエルト・ナタレスからアレーナスまでの中間地点/135キロ

まずは登り12キロくらい。緩やかで、短い平坦も挟みつつなのでキツくない。その後は長い平坦な道。47キロ地点くらいからまた緩い勾配が増え始める。102キロ地点に小さな集落Morro Chico。オスペダへやカフェがあるとの看板があった。道はずっと綺麗なアスファルト。バス停はそれなりにあるが、ガラスが割れているものが多い。土管は小さいのが多い。


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チャリ旅52日目/ナタレスで風宿り

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本日の朝ご飯

朝食付きの宿だと朝起きてすぐごはんを食べさせてもらえるので、ありがたい事この上無しです。
朝ご飯を作っていると、完成する前に空腹に耐えかねて気が遠くなるのでございます。



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さて、本日出発の予定でしたが、昨日の日記に書きました通り思いっきり夜更かししてしまいました。
そして外は暴風雨・・・は、どうやら夜のうちに終わった様ですが、
空が何やら世紀末感のある色になっていたので激写しました。一応、朝焼けの色のはずです。



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そして反対側の空を見ると、綺麗な虹が出ていました。
あまりに大きくてレンズに収まりませんでしたが、ちゃんと地面から地面に橋を架けた、美しい虹でした。



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本日の晩ご飯

今日は結局雨は来なかったのですが、風がすさまじかったです。
天気予報を見たら9百なんちゃらヘクトパスカルで、低気圧が大暴れの一日だったようです。
なのでちょっとスーパーに行くくらいのことしかできず、あとは宿でブログを書いたり、
今後のルートを調べたり、ちょっと自転車をいじってみたりしながらのんびり過ごしました。

明日は天気も問題無さそうなので、今度こそ出発したいと思います。


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チャリ旅51日目/プエルト・ナタレスで休憩

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とりあえず今日もスーパーへ。
昨日大量買いした食材はペロッと食べ切ってしまったので追加購入です。

ツイッターにだけ書いた気がしますが、チャルテン&カラファテで1週間自転車をこがなかったのに
食べる量はそのままモリモリだったために、最後の方は「おや?ちょっと太ったような?」となりました。

が、なんということでしょう。

カラファテからナタレスまでたったの3日こいだだけで、何だかシュッとしました。
チャリ旅のエネルギー消費量は半端無いです。



さて、先日起こった自転車ぶっ壊れ事件についてですが、
このスーパーに行く前に、ライダーさんが自転車を見てくれました。

念のため壊れっぷりのおさらいをします。
私の自転車は、昨日の強風の中思いっきり横に倒れました。
そしたらブレーキが両方握れなくなり、首が動かなくなり(方向転換が出来なくなり)、
前輪が全く回転しなくなりました。
そして1時間格闘し、なんとか無理矢理動かせるようにして、ここまで辿り着いたわけです。

何故こんなことに!?
その理由とは、

首が360度回転していました。

そのためにブレーキワイヤーが首にからまり、上記の全ての問題を引き起こしたのです。

この説明で伝わったでしょうか。


ライダーさんは私の自転車を見るなり、
「あれ、なんでワイヤーこんなぐるぐるになってんの?」
「あ、これ一回転してるだけじゃない」
グルッ

2秒で解決しました。


私の1時間は何だったんでしょうか。
そして何故私はそんな単純な事に気付かなかったのでしょうか。
しかし360度ねじれた自転車でよく100キロも走って来られたものです。

ライダーさんは後にこの日の事を「この子大丈夫かなと思った」と語っていましたが、
私も「私大丈夫かな」と思いました。



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多分プエルト・モン行きの船

今日はナタレスで休憩です。
今回泊まっている宿で同室になった女性と、
ライダーさんと一緒にそこらに散歩に行きました。



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だらけきった犬

ナタレスは海の町で、海岸線沿いは素敵な散歩道になっています。
ツーリストらしき人達や、地元のカップルや高校生達ものんびりお散歩していました。



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躍動感のある何か

昨日到着したときにはすでに閉まっていた、町の入り口にある
ツーリストインフォメーションまで来たら雨が降り始めました。

なのでここで少し雨宿り。

ここではナタレスの町の地図だけでなく、次の町アレーナスまでの大きな地図、
さらにアレーナスの町の地図まで貰う事が出来ました。

私はチリ側の地図しかもっておらず、この先のルートをよく知らなかったので助かりました。



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本日の晩ご飯

魚屋さんでシャケの切り身を買って来て、お醤油味のチャンチャン焼きもどきをやりました。
3人分どころか10人分はありそうな大鍋チャンチャンが出来上がりましたが、ペロッと食べ切りました。
ものすごく美味だったのです。



さて、もう少し休憩したいところではありますが、明日は次の町プンタ・アレーナスに向け出発します。
何度も書いておりますが南米には冬がせまっており、早くウシュワイアに到着する必要があるのです。
あまりチンタラやっているとあっという間に雪が降る季節になってしまいます。
ウシュワイアは南の果てなのでなおさら。

が、うっかり楽しく深夜まで大量に飲んでしまい、さらに外は嵐の様な暴風雨。
これは明日は無理かな〜?無理ですよね〜?もう一泊!もう一泊!
と、出る気をすっかりなくした私でございます。
明日はもう一泊します。


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| チャリンコ旅 | 23:30 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅50日目/パタゴニアの風との壮絶な戦い

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土管はとても暖かく、超快眠でした。

今日はまず国境越えからです。
怒られそうな食材は全部片付け、大丈夫なはずのクッキーやパンをお弁当として残してあります。
あとバナナも残っていますが、これはチリ側イミグレに着く前に頂こうと思います。

朝から風が強く、ちょっと怖じ気づきましたが土管で2泊するのもどうかと思うので出発しました。
横風に煽られてスピードは出し辛いですが、走れない程ではありません。



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6キロ走ってイミグレへの分岐へ。
看板は小さく、ダートで、メインルートからひっそり小道が伸びているので全く目立ちません。
風を避けて下向き気味に走っていたので見落としかけました。ガッデムでございます。

それより、さきほどまで右からの強烈な横風を食らっていたのですが、ここから道が左に曲がっており、
「よーしここからは追い風だ!」と喜んだらイミグレへの分岐は右折という。
おかげさまで思いっきり向かい風になりました。ありがとうございます。



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景色は割と良かったです。

途中、バス何台かとすれ違いました。
バスも使うということはそれなりに利用度の高いイミグレだと思うのですが、道はダートでした。
そして先ほども書きましたが、分岐のあの分かり辛さです。そして向かい風。
アルゼンチンが私の出国を阻んでいるのか、あるいはチリが入国を拒んでいるのか。
どっちでもいいですが、とにかくあの分岐の分かり辛さは早急に何とかして頂かないと迷子チャリダー続出です。



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アルゼンチン側イミグレ

向かい風と壮絶な戦いを繰り広げ、丘を一個越えた所にポツンとありました。
停めた自転車(40キロくらいあるのに)が一瞬で倒されるほどの強風に煽られながら入室し、
アッサリと出国印を貰って審査終了です。

お次はチリ側入国審査へ。



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国境

両国イミグレの間は8キロあります。
隣接しといてよ面倒臭いなもう・・・とは全ての旅人が思う所だと思いますが、
先日通った地獄の国境越えに比べれば可愛いものです。

が、今日は向かい風がすさまじいので、結構苦労しました。
一度対向車を避けて端っこに行ったら強風と砂利の合体技で思いっきり転倒しましたし。
いつもなら何とか持ち直したり、自転車を傷つけない様支えながら倒れるに任せ、自分は脱出したり、
というくらいは出来るのですが、今回は私自身も自転車ごとやられました。ドデーンと。
あまりにも痛かったのでしばらく地面とお友達になってしまったくらいです。交通量が少なくて幸いでした。


写真はイミグレ間にある国境ですが、ここでもう一つ事件が発生しました。
結構な大事件が。

この写真を撮る為に一瞬だけ自転車を立て、ハイすぐ救出!
といくはずだったのですが間に合わず、自転車が豪快に転倒。

自転車が、壊れました。

何がどうなってそういう壊れ方をするのか分からないのですが、
ハンドルの首が一切動かなくなり、ブレーキも両方全く利かなくなったのです。
ブレーキは固くなってしまい、握る事さえ出来ません。
そして、前輪は回転しなくなりました。

これでは乗る事はおろか、押して歩く事もできません。

何故こんな何も無い所で・・というかチリでもアルゼンチンでも無い所で・・どうするのコレ!
と本気で困り、しかしここに住む訳にもいかないので何とか直そうと試みました。

じっと立っていられないほどの強風に煽られながら1時間近く格闘し、
なんとか、一応動かせる状態に持っていきました。
前輪は回る様になったし、首も一応回るし、ブレーキは片方だけ利く様になりました。

何故こんなことになったのか。一度(二度だけど)転倒しただけで?

・・・という疑問は、後に再会した日本人ライダーさんの手により一瞬で解決するに至ったのですが、
それについてまた次の日記で。結構な爆笑ものなのでご期待ください。



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チリ側イミグレ

国境の看板の下でラストバナナを片付け、チリ側イミグレへ。
自転車はなんとか走れる状態になっていますが、向かい風は相変わらず凄まじく、
ほとんど押して歩いてここに辿り着きました。

時刻は12:00です。
出発は9:00だったので、たった18キロに3時間かかったことになります。
早めにナタレスに着いてのんびりしたかったのに、いとコンニャロしでございます。

まあ言っても仕方が無いので、とりあえずチリ側入国審査をすることに。
私の前にはチリ側からバスで来たツーリストの皆さんが並んでおり、少しだけ待ち時間がありました。
そしてそのおかげで、私もこのバスで来た出国希望者だと勘違いされ、少々面倒な感じに。

私「出入国カードください。」
入国審査官「失くしたのか?」
私「いえ、まだ貰ってないんです。アルゼンチンから来ました。」
審査官「とても大事な紙だ。よく探すんだ。」
私「いや、アルゼンチン側から来たんです。入国です。」
審査官「カバンの中は探したか?出国にはあの紙が必要なんだ。」
私「いやだから入国で・・・」

という押し問答を数十秒繰り返したのち、
諦めたように出入国カードを渡してくれる審査官のおじさん。

解せぬ・・・と思いながら記入していたら、
審査官のおじさんは私と外に停めてある自転車をじっと見て、

おじさん「・・・今日はこれからどこに行くんだ?」
私「プエルト・ナタレスです。」
おじさん「!!」
私「!?」
おじさん「これからチリに入るの?」
私「はい、そうです。(さっきからそう言ってますけども。)」
おじさん「ごめん、今理解した。入国だったんだね。ごめんね。ようこそチリへ。」
私「いえ、ありがとうございます!」

という感じで、最終的にはとても気持ちのよい感じで入国審査を終えることができました。
人の話を聞かないキュートなおっちゃんでした。



まだ荷物検査を受けていけませんが、入国印も貰ったしこっちのもんだ!
面倒臭いからさっさと逃げようと思いそのまま建物を出たら、普通にとっ捕まりました。

仕方なくもう一度建物に入り、税関用紙に必要事項を記入。

税関審査官「食べ物は持ってる?」
私「お菓子とジュースとパンを持ってます。」
審査官「それはOK。一応自転車見せて」
私「はい。」

そして審査官と一緒に自転車を見に行き、クッキーが入っているサイドバッグを見せ、
反対側のバッグも一応開けて見せ、

審査官「このリュックには何が入ってる?」
私「着替えとパソコンだけです。食べ物は全部こっちのバッグです。」

と言ったら、審査官も適当にチラっとチェックしただけで開放されました。
荷物を全部外すのは非常に面倒くさいので、助かりました。

このチリ側イミグレに関しては評判が良くなく、
荷物検査も厳しいと聞いていたのでビビっていましたが、
やましいところが何も無く、堂々と挑んだのが良かったのかもしれません。
もし隠し持っていたら

「食べ物を持っているか?」
「ももも持ってません」
「見せろ(怒)」

なんてことに。



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ここからはアスファルトです。

チリ側イミグレはセロ・カスティージョという村の入り口にあるので、ここで少し休憩するつもりでしたが、
先ほどの自転車ぶっ壊れ事件でかなりタイムロスしているので、そのまま村を出ました。
看板によると、プエルトナタレスまでは残り58キロだそうです。



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途中休憩

道はきれいなアスファルトで勾配も緩く、かなり走り易いはずなのですが、
向かい風気味の横風が酷くて全然進めません。これがパタゴニアの風というやつですか。

で、町を出て500メートルも走っていないのにもう嫌になり、道端で休憩したのが上の写真です。
下の写真は、クッキーを食べながらふと横を見たら包丁が落ちていたので一応撮ったものです。



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途中休憩2

反対車線に流されるほどの強い横風に煽られていまにも折れそうな心を支えてくれるのは、
数キロ置きにある立派なバス停です。風が強いのでちゃんと壁付き窓付きの小屋になっており、
そして数も多いので、休憩するにはもってこいなのです。
ただ窓ガラスが割れている所が多いので、中で寝るのはちょっと危なく野宿には向きません。
多分強風にやられて割れるんだと思います。
この辺は治安も良く、一個一個のバス停のガラスを割って回るお転婆さんもいなさそうですし。

写真がものすごくナナメなのは、強風との戦いに疲弊して水平を合わせる気にもなれなかったからです。
風が全くこないバス停内の暖かさに安心して、撮影後一瞬で眠りに落ちてしまいました。

10分仮眠したのち、覚悟を決めて再出発しました。



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途中休憩3

平坦な道なのに時速7キロくらいしか出なくて全然距離を稼げないので、
今日はもう諦めてどこかのバス停でもう一泊しようかと思い始めていたのですが、
数十キロ走ったところでパタンと風が止み、その後は速度を出せました。

突如訪れた不気味は無風タイムは1時間ともちませんでしたが、
その後また吹き始めた風は朝ほど強くなく、なんとかナタレスまで走る事が出来ました。



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ナタレス到着直前

あと7キロで町に到着!もう少し!というところで不穏な気配が。



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看板拡大

ナタレスへの方角が伏せられています。
何故・・・



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理由は不明ですが、ナタレス行きの直進ルートが塞がっており、大きく迂回させられました。
しかもボコボコのダートです。「これは酷い」と、思わず吹き出しました。



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しかしヘアピンカーブの左折なので、先ほどまで右ナナメ前から来ていた風が今度は完璧な追い風に!

と思ったらやっぱり風は止みました。
さきほどまで激しく揺れていた草木もシーンとしています。
なんなんですかもう。



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6キロ少々走ってグキッと右折しアスファルトと合流するのですが、ここからはまた西に向かいます。
そして案の定、さきほどまで止んでいた風が激しく吹き出し、強烈な西風を食らうのでした。
この風がさっき吹いてくれていたら素晴らしい追い風だったのに、何なんでしょうか。
・・いや本当に、なんなんでしょうか。パタゴニアの風に嫌われてるんでしょうか。
いやむしろ好かれてるんでしょうか。ものすごく向かって来るんですけど。



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本日の宿

途中、町へ入る道の選択を誤り少々迷ったものの、なんとか町の中心部に到着しました。
目星を着けていた宿の場所が分からず、町中を1時間以上フラフラ走っていたために
時刻は20:00に。すっかり辺りは暗いです。

腹が空いていたのでスーパーに行き、久しぶりの大型スーパーとその品揃えの豊富さにテンションマックスになり
大量買いし、21:00ごろから夕飯を作り始め、やったー出来たモリモリバクバクやっていたら
カラファテで別れたライダーさんと再会しました。

ライダーさんはこの町のメイン観光であるパイネ国立公園に
ちょっと長めの3泊4日トレッキングに行っていたそうで、その間に追いつけたみたいです。
こんなところで会えると思っていなかったので驚きでした。


<情報コーナー>

○ 野宿ポイントからプエルト・ナタレス/

6キロ走ると右手にイミグレへの分岐。ダートの小道で看板も小さく、非常に分かり辛いので注意。
ダートを6キロ弱走るとアルゼンチン側イミグレ。まず集落が現れるが、イミグレはそれを過ぎ、小さな丘を登った上にある。さらに8キロ走るとチリ側国境とセロ・カスティージョ村。ここにはカフェや商店や宿泊施設もある。
セロ・カスティージョからは滑らかなアスファルト。勾配は多いが緩やかで越えやすい。数キロ置きに立派なバス停があって便利だが、強風のためか窓ガラスが割れているものが多い。プエルト・ナタレスまでは本来は58キロのはずだが、現在ナタレス直前の道が塞がっており、10キロ手前で迂回しなければならないので実際には65キロくらい走る。迂回ルートのダートは6、7キロくらいだったと思う。

○ プエルト・ナタレスの宿

「Hospedaje Estrellita del Sur」
Chortrillos 855, Puerto Natales

ドミ6000チリペソ。Wifi、キッチン、朝食付き。
オーナーのおじさんは穏やかで親切。

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| チャリンコ旅 | 23:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅49日目/国境手前で食材を片付けるために野宿


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泊めてもらった謎建物のおじさんに何度もお礼を言い、9;00に出発しました。

この道をまっすぐ行くとずっとアスファルトで走りやすいのですが、
今回は右手側にちょろっと出ているダートの道へ進みます。
こちらの方が、目的の町プエルト・ナタレスまでだいぶ近道なのです。



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久しぶりのダートです。
ちょっぴりウキウキしちゃう!わけないでしょ!

まあ平坦な道が多い様なので、頑張って進みたいと思います。



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参考

さて、アルゼンチンでは、この赤白ストライプの看板の下には土管か小さいトンネルがあります。
これらの土管はどうやら雨で増水した際に水を逃がすためのものなのですが、
普段は乾いているので私の寝床として活用されています。


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が、こちらをご覧下さい。
先ほどから赤白看板をよく見かけるのですが、その全てがこんな使い物にならないトンネルなのです。
屋根が無ければ意味が無いし、それ以上に高さが足りないではありませんか。
こんな所では寝られません。どういうつもりでしょうか。今夜は雨が来そうだと言うのに。



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まあそれはそれとして、羊の大群がいました。
数匹だと可愛いのですが、ここまで多いとキモチワルイばかりです。
物事には限度というものがあるのです。




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道は平坦と緩やかな勾配で、ダートな割に結構グイグイ進めました。
ただ地面の状態は悪くジャリジャリ&ボッコボコなため、
羊に気を取られている私は何度もすっ転んで世界の裏側で憎しみを叫ぶのでした。



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本日のお昼ご飯

今日はおにぎりを作ってあります。
菓子パンも美味しいけど、やはりお弁当はおにぎりに勝るものなしです。
腹持ちが違うし、何より美味しいです。ジャパニーズソウルフード・おにぎりは伊達じゃないのです。



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交差点 Tapi Aike

で、ダートを脱出しました。
ここで近道は終了し、アスファルトと合流します。

合流ポイントには売店があったので、ファンタを買って休憩し、お店の人に頼んでお水を貰いました。
今日は野宿の予定なので水が沢山必要です。このあたりには川も滅多にありませんし。



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売店の近くには政府だかポリスだかの建物がありました。
昨日泊めてもらった詰め所のおじさん曰く、この建物にも泊めてもらえるそうです。



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ここからはアスファルトなのでスピードアップ!とは行かず、
ダートのときと変わらないスピードでちんたら進みました。
疲れましてん。



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本日の目標地点

99キロ走ったこちらの小屋が本日の目標野宿ポイントだったのですが、使う事ができませんでした。
先輩チャリダーさんのブログによると、小屋の壁に張られた網が破られていて中に入れたはずなのですが、
すでに直されており、入る事ができなかったのです。
また、小屋の横に謎の無人トラックが泊まっており、コソコソ野宿をするには障害が多い感じでした。



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本日の野宿ポイント

なので今日も土管です。

午前中に見かけたのは使えないトンネルばかりだったのでどうなることかと思いましたが、
ドカンドカン言いながら念入りに見て回ったらちゃんと良いのがありました。



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土管からの世界

狭いので風を通さず、暖かいのでございます。
風向きを間違えるとものすごい強風が来ますが。

あと大雨が降った場合、屋根があるので上からの浸水は防げますが、
これはもともと水を通す為の土管なので床からジワジワ浸水し、
下手をすれば川となり、海までどんぶら流される可能性があります。
でもそんな大雨の日は走らないし野宿もしないので大丈夫です。
あとこの辺りに海は無いので大海原に出る可能性は全くないので大丈夫です。



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本日の晩ご飯

あと14キロ走れば国境で、さらに8キロ走れば小さな町もありますが今日はそこまで行きません。

今回の国境越えはアルゼンチンからチリに抜けるのですが、チリ側は税関審査が厳しいのです。
生野菜、乳製品などを持っていると取り上げられてしまい、下手をすると高額の罰金を請求されます。
私はニンニクやタマネギやバターなどを持っているので、今日は国境手前で野宿し、
これらを片付けたかったのでございます。捨てられてしまっては勿体ないので。


<情報コーナー>

○ 工事業者詰め所から国境14キロ手前/101キロ

工事業者詰め所から20メートルほど進むと右手に分岐。詰め所手前にあった分岐とこれはすぐそこで繋がっている。分岐側に進むと道はダートになるが、こちらの方がナタレスへは近道。
ダート66キロ。最初は平坦だが、15キロ地点くらいからアップダウンが増え始める。その後は平坦とアップダウンと半々くらいで進んでいく。ダートの状態はあまり良くなく、場所によってはかなり酷い。20キロ地点に謎の建物あり。ここでも水がもらえるらしい。
66キロ目でアスファルトと合流(Tapi Aike)。ガソリンスタンド、政府の建物、小さな売店あり。政府の建物では水が貰える他、泊めてももらえるらしい。(工事業者詰め所のおじさんより得た情報)
ここからはアスファルト。勾配が多いが、緩い坂なので速度は出しやすい。
最後4キロ下って、99キロ地点に今回泊まれなかった小屋。追加2キロ進んで今回の野宿ポイント。


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| チャリンコ旅 | 23:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅48日目/ナタレスまでの177マイル


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チャリ旅再開です。
お次の町はプエルト・ナタレス。チリの町なので、途中で国境越えがあります。
距離はここから285キロあるので、3日かけて行きたいと思います。

タイトルですが、天国までの100マイルみたいな格好良い感じにしようと思って
285キロを換算したら、177マイルだったのでございます。
で、ついでに100マイルを換算したら160キロだったのでチャリンコで行けば2日です。
あと母を尋ねて三千里は1万2000キロなので、アスファルト走行だとしたら最短100日くらいです。
でも雨が降ったり風が吹いたり腹が減ったり行き倒れたりするので、1年くらいかかるかもしれません。
そもそもマルコ少年はチャリダーではないのでその計算は意味をなさないのですが。

そんなことよりお気づき頂けたでしょうか!
荷物の積み方を変えました。

バックパックを背負うのをやめて、キャリアーの上に積む事にしたのです。
巨大寝袋とテントのせいでこの積み方は無理だと思っていたのですが、
試しにやってみたら普通に出来たのでございます。
寝袋をバックパックに押し込みました。

そして実際走ってみるとまあ楽だこと。身軽って素晴らしいですね。



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まずは1週間前に来た道32キロを走り、分岐まで戻って来ました。

知った道だし今回は東に走るから追い風になって楽勝!

・・のはずだったのですが何故か向かい風でした。
しかも結構強く、全然スピードが出ませんでした。
昨日から何なんでしょうか。



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本日のお昼ご飯

ここからは長〜い登りです。
先輩チャリダーの人から聞いていたので、登りの前にエネルギー摂取タイムにしました。
宿裏にある美味しいパン屋さんの菓子パンです。




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で、登りはじめました。
聞いていた通りとても緩やかな登りなのですが、相当長いです。

写真に写っている山はたいして高くはないのですが、
この斜面をヌメ〜ッと舐める様に右から左まで横断して登って行くのです。



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登りの途中

ゲンナリして来ました。

この程度の山一気に越えさせてくれればいいものを、
何故こんなにダラダラジワジワ登らねばならんのでしょうか。



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峠に到着しました。

で、メーターを見てみたら15キロほど登って来たっぽいのですがどうなってるんですかこれ。
15キロて。大して高い山でもないでしょうが!無駄に緩坂にするから!

過ぎたことなので白状しますが、全部歩いて登りました。
いや最初の1、2キロは一応こいでましたが、すぐ飽きたのです。

こんなに長い坂をせっせとこいで登れるチャリダーさん達を尊敬します。
どんだけ持久力あるんですか皆さん。
チャリダーのくせに15キロ歩いて登る私もある意味すごいとは思いますが。



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ここからは下り気味の平坦35キロです。
高原の道はただただ広くて、地平線は遠くて、空と道を独り占めしているような気分になりました。

さきほどまで鼻歌混じりに自転車を押していた私ですが、
ここからは人が変わった様にガンガンこぎ、スピードアップしました。
18:00までに本日の目的地に着きたいので、ちょっと急ぎ気味なのです。
急ぎ気味なのに登り坂15キロに3時間かけてしまったのです。
なので時速20〜30キロくらいを保ちながら、一気に距離を稼ぎました。



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目標の18:00を5分ほどオーバーし、本日の目的地に到着しました。

この施設をなんと呼べばいいのかよく知らないのですが、道路工事業者の詰め所の様な所です。
この建物はカラファテから95キロというとても良い位置にあり、
18:00を過ぎると従業員の皆さんは仕事を終えて帰宅してしまうため、
ガレージにテントを張らせてもらえるそうなのです。
そのため、チャリダーの間では有名な宿泊スポットなんだとか。

さっそく建物の敷地に入り、誰かいないかとキョロキョロしていたら
寝番らしきおじさんが出て来てくれました。
18:00までに着きたかったのは、今日は金曜なので従業員の人達が全員週末帰宅をして無人になって
しまうんじゃないかと不安だったからなのですが、ちゃんと番の人が残っていてくれました。

「ここで泊まらせてもらえませんか?テントは持っています」と聞いたら、
おじさんは「もちろん」という感じで快くOKをくれ、手慣れた様子で施設内を案内してくれました。

おじさんはアルゼンチン政府(多分)のワッペンをつけていたので、
ここは政府管轄の建物なのかもしれません。日本で言う所の国土交通省みたいな。



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本日の寝床

私はガレージにテントを張らせてもらうつもりでいたのですが、
寒いからと言ってベッドを貸して頂けました。

なんてこったです。

屋根と壁があるだけで充分ありがたかったのに、
キッチンや綺麗なお手洗いやシャワーまで貸してもらえ、あまつさえベッドまで!
おじさんはさらに、ジュースと紅茶まで入れて下さいました。
こんなに優しくして頂いていいのでしょうか。

おじさんとの会話はスペイン語なので全てを理解することはできませんでしたが、
夜は寒くないか、毎日どれくらい走るんだ、困っている事はないかとあれこれ心配して下さり、
体だけでなく心まで暖かくなりました。

自転車に乗っていなかったら、決して立ち寄る事の無かった高原の小さな建物。
そして決して知る事の無かった、「暖かい寝床がある」という「あたりまえだったはず」の大きな大きな幸せ。

走った分だけ進めるという大きなやりがい、ごはんが美味しい幸せ、お水が美味しい幸せ、寝床が暖かい幸せ、
出発の朝に空が晴れ渡っていたときの幸せ、町に辿り着けた幸せ。そして、またそこから走り出せる喜び。

私がカラファテで自転車旅を止められなかったのは、
この旅の中に落ちている沢山の幸せを、まだ手放したくなかったからかもしれません。


<情報コーナー>

○ カラファテから工事業者詰め所/95キロ

カラファテ(セントロ)から32キロ走って分岐に戻る。その後は比較的平坦な道。46キロ地点に分岐で、そこから15キロの登り。61キロ地点に峠。そこからはただっ広い高原を35キロほど走る。高原の道は平坦な部分が多いが、ときどき現れる坂は基本下り調子で楽。95キロ地点に分岐と工事業者詰め所。


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チャリ旅47日目/チャリ旅再開に向けちょっとそこまで

今日出発のつもりでおにぎりを作って荷造りもして準備万端!
朝もちゃんと時間通りに起きて準備万端!

だったはずなのですが二度寝しました。
おっかしいな〜っと。


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まあいっかということで、おにぎりを持ってちょっとそこらを走って来ました。
1週間走っていないので体がなまっています。

また、今日は風が強いので強風と戦う練習です。
風の大地パタゴニアに入っていながら未だ強風に遭っていないので、
どんなものか知っておきたかったのです。



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湖沿いに来てみました。
風はものっそい強いですが、走れない程ではありません。
が、自転車は倒れます。
この写真は穏やかに見えますが、
「設置!」「ハイ撮影!」「保護!」という感じで5秒くらいで片をつけました。



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本日のお昼ご飯

ご覧下さいこの無惨な姿を。
おにぎりだったものです。
買うごはんの種類を間違えたおかげで、うまくまとまらなかったのでございます。
それでもにぎってすぐはちゃんとおにぎりの形をしていたのですが、
冷めるとすっかり協調性を失い、ただの袋入りの米と化しました。
なお、具はツナしぐれでした。

参考までに申し上げますと、アルゼンチンのお米は
Largo Finoという種類は長くて固めでリゾット向き。
Dobre Calorinaという種類が柔らかく、日本のお米に近いです。

また、チリのお米は
Mila Froresという名前のお米の、1番が美味しいです。
2番もありますが1番が良いです。

以上、南米旅人情報でした。


おにぎりの話に戻りますが、あまりにまとまらないので強風に煽られて
お米がパラパラと散っていくという、非常に悲しい体験をしました。
おにぎりコロコロは追いかけられても、おにぎりパラパラを回収するのは骨が折れます。



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話の流れと関係ないけどアルゼンチンの安くて美味しいお菓子

腹が膨れるより疲れるばかりだった昼食タイムを終え、宿に帰る事に。
これまでは西に向かって走っていたので正面から強烈な西風を食らっていましたが、
帰り道はくるっと向きを変えて東方向に走るので追い風でスイスイ・・・

・・・のはずだったのに、向きを変えた途端に風が止みました。

オイどういうこった。



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本日の晩ご飯

明日こそは出発したいので、肉です。
お米もちゃんと美味しいのを買い直し、パラパラじゃないおにぎりを作りました。

1週間ぶりの走行です。
お天気や道が良くなったこともあり、「楽しみだ」と自然に思える余裕が出て来ました。
明日も100キロほど走りたいと思います。


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| チャリンコ旅 | 22:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅46日目/カラファテに戻る


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チャルテン犬

相方と別れ、それぞれの旅路に戻りました。
カラファテでの日々もチャルテンでの日々も本当に楽しかったので、とても寂しいです。

私はまたバスに乗ってカラファテへ。
明日からまたチャリンコ旅に戻るので、自転車屋に行ってタイヤを買って来ました。


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(上)もう少し生きられる(下)もうむり

1週間寝かせても死にかけタイヤは生き返るはずもなく、交換を余儀なくされたのです。



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(右)チャリンコの骨(左上から)生きてる、死んでる、買ったやつ

で、新しいタイヤがこの一番下です。
本当は前輪後輪ともに交換したかったのですが、安くて良いタイヤが見つからなかったので。
ウシュワイアまではもうたいした距離は無く、ほとんど全てアスファルトで、
ここでチャリンコを手放す予定なのでこのタイミングでお金をかけるのは躊躇われたのです。



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(前輪)生きてるやつ(後輪)買ったやつ

で、こんな感じになりました。
こうして並べるとよく分かりますが、タイヤの太さが違います。
相変わらず致命的な無知チャリダーの私は、タイヤのサイズは26!ってのは知っていたのですが、
太さというのがあるのを知らなかったのです。いや見れば分かるので知らないはずがないのですが、
知らなかったのです。狂おしい程に無知なのです。

で、これまで使っていたものよりだいぶ細いのを買ってしまい、
はめるときに上手くいかないことによりそのことに気づき、
なんかもう、勉強しろ!って思ったのでした。

でもそのまま使います。別に問題はありません。格好わるいけど。


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| チャリンコ旅 | 22:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅45日目/フィッツロイの朝焼け


夜明け前からゴソゴソと起き出し、フィッツロイの朝焼けを見る為に小トレッキングを開始しました。

携帯の灯りを頼りに登るという無茶をした私達のパーティーですが、特に問題はありませんでした。
テントを出たときには真っ暗闇だった空も少しずつ白んでいき、
半分登る頃には何も持たずに登れるくらい明るくなってくれたので。



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昨日は45分くらいで登れた道も、寝起き&暗闇の中ではうまく行かず1時間かかりました。
途中、どんどん明るくなる東の空に焦りを感じながら、なんとか夜明け前に登り切りました。
時刻は7:30。空はだいぶ明るくなっており、フィッツロイも美しい桃色に染まっていますが、
朝焼けの本番はここからです。



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朝焼けが始まりました。
真ん中の大きな山の、上の方だけ紅く染まってきています。
この紅が、10分くらいの短い間にどんどん下まで降りて来ました。



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フィッツロイの朝焼けです。

さきほどまでワイワイ話していた私達も、この光景には息をのみ、皆黙り込んでしまいました。
こんな光景が本当に実在したとは。
絵の具では決して表現できない輝かんばかりの鮮やかな紅に、ただただ呆然としました。



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フィッツロイの足下には小さな湖がありますが、こちらも空の紅を映し出していました。



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と、ここで気になるものを発見。



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テントです。
何故こんなところに。

よく見るとテントの周りには沢山の石が積まれており、立派な風よけになっていました。
一晩でこしらえた壁には見えないので、おそらく、長年使われて来た野宿ポイントなのだと思います。
たった一人にだけ許された、フィッツロイのお膝元にある絶好のポイントです。
いや、まあ許されてはいないと思いますが。黙認ですかね。



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本日の朝ご飯

パンとハムとチーズを持って来ているので、その場ではさんでサンドイッチにしました。
ものすごく美味しいです。が!風がすさまじく、そして寒いです。

お互いの声もちょっと遠くなるくらいの強風に煽られながらサンドイッチを頂き、
これはもうアカン、となったところで諦めて退散しました。



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最後に、青空の下のフィッツロイを見せて貰いました。
雲一つかかっておらず、完璧な姿のフィッツロイは、青の中でも美しくそびえていました。



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また来た道を戻るわけですが、こちらもまた、美しい紅葉が始まっていました。
上の方は岩がゴロゴロなのですが、下の方はこんな素敵な道なのです。
なんとなく、日本の庭園みたいな雰囲気があります。



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キャンプ場に戻る途中、今度は真っ白なフィッツロイを目撃しました。
朝の光を受けて、それ自身が光り輝いているかの様な姿に変わったフィッツロイ。
紅、青、白と、刻々と色を変えるフィッツロイに感動すると共に、忙しい人だことと感心するのでした。


キャンプ場に戻った後はスープを作って朝ご飯のやり直しをし、
のんびりと話し込み、またのんびり話しながらチャルテンの町に戻り、楽しい一日を終えたのでした。


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| チャリンコ旅 | 22:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅44日目/フィッツロイトレッキング

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本日はお天気に恵まれ、トレッキング日和となりました。

今日はフィッツロイの麓のキャンプ場で一泊するため、宿は一度チェックアウトして来ました。
荷物の一部を預かってもらい、トレッキングとキャンプに必要なものだけを担いで出発です。


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道は最初勾配がキツイですが、すぐになだらかな道になります。
所々にこんな展望スペースがあるため、休憩しながらのんびり登っていきました。

写真は登り始めて30分ほどの所にある最初の展望スペースですが、
ここで「あー酒忘れた!」となり相方と一緒に町に戻りました。

せっかく仲間とキャンプをするのに、お酒がなくては興醒めです。



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お酒を買って戻り、改めて出発です。
少しずつフィッツロイが近づいて来ました。



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キツツキがいました。
全然写ってませんが赤いやつです。




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本日のおべんとう

相方が作ってくれたスペシャルおにぎりです。
半分はわかめご飯にミソ入りで、半分はわかめ&ふりかけごはんです。
ミラクル美味しかったです。



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湖に寄りました。
ここでキャンプする人もいるようで、湖畔でのんびり過ごしている人が沢山いました。
ここからフィッツロイはまだ少し遠いので、朝焼けを見に行くにはベストではありません。



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南米は今冬に向かっています。
パタゴニア地方にはそろそろ秋が来ており、紅葉が始まっていました。



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キャンプ場が近づくにつれどんどん平坦で歩きやすくなる道をちんたら進み、
4時間ほどかけてキャンプ場に到着しました。
普通は2時間少々で行ける道です。楽しい道中でした。



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マットを拾いました!

上がもともと持っていたやつで、下に敷いてあるのが拾ったやつです。
キャンプ場に落ちていました。

私がこれまで使っていたものは400円で買ったペラペラ5ミリのもので、
非常に寒いかつ地面のボコボコを全く吸収してくれない駄目マットでした。

が!今回拾ったものは厚さが1センチくらいあり!ペラペラーノと重ねると1.5センチくらいになるわけで!
まあああああああああああああああ暖かいわけです!神様ありがとう!!

一応持ち主が現れる可能性を考慮して、一晩放置してから持ち帰りましたので、あしからず。



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早速テントを張り、明日早朝のトレッキングの為に下見に行く事に。
朝焼けに間に合う様に登る為には、まだ暗いうちから歩かないと行けないので下見は重要です。
特に私達はヘッドライトの無い阿呆チャレンジャーなのでなおさらです。

写真は、キャンプ場の近くにある沢です。
キャンプ場には水場がないため、水はここから補給します。



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キャンプ場を出てすぐに全員嫌な予感を感じていたのですが、
ミラドール(展望台)はこの山の上にある様です。

さっきまで見えていたフィッツロイが隠れるほどのこのお山。
写真では分かり辛いですが、急斜面にギザギザのトレッキングロードが張り付いています。

登る前からゲンナリしました。



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登っている間もゲンナリし続けながらも、なんとかミラドールに到着しました。
もうだいぶ日が傾いているので薄暗いですが、フィッツロイは格好良いです。
こちら側は真東なので、明日はここから、フィッツロイが紅く染まる姿を見られるという訳です。



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下見も済んだのでとっととキャンプ場に戻り、楽しい夕飯タイムにしました。
本日のお夕飯はおにぎりの残りと、相方がサンチャゴで買って来てくれた茶そばです。

腹を満たした後はこれまた楽しいお酒タイムです。
火を焚いて暖まりたいところですが、それは禁止の様でできませんでした。
ライトは1個しかないため、お互いの顔もほとんど見えない薄暗い中ずっとヒソヒソと話し続けました。
不気味な集団だったと思います。


明日は朝一でミラドールまで歩きます。
紅く染まる美しいフィッツロイを見に行くのです。


<情報コーナー>

○ フィッツロイトレッキング

町からキャンプ場(いくつかあるが、今回はフィッツロイに一番近くメジャーなキャンプ場/名前忘れた)まで2〜2時間半くらい。最初30分ほどそれなりに急な坂を登るが、その後はなだらかになり、後半はほとんど平坦で歩きやすい道。全体を通して、軽装でも簡単に歩けるトレッキングロード。

キャンプ場にはボットン便所が一つあるのみ。紙はないので持参する。
水道はないが、徒歩1分のところに綺麗な沢があるので水はそこから補給する。

キャンプ場からミラドールまでは1〜1時間半くらい。道はかなり勾配がキツくて石や岩も多く、昼間なら問題無いが夜間だとちょっと危ないので、事前に下見をしておくのが吉。

トレッキングもキャンプ場も、入場料などはかからない。


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| チャリンコ旅 | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅43日目/チャルテン再び

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カラファテバスターミナル

フィッツロイトレッキングに行くため、旅仲間と一緒にバスでチャルテンに舞い戻ります。
久しぶりにバスターミナルに来ました。そして久しぶりにバスに乗ります。バス大好きです。

チャリンコと荷物の大半はカラファテの宿に預かってもらいました。
2、3日後にまた戻って来るので、それまでしばしのお別れです。


ほぼずっと寝ていたので写真は1枚もありませんが、
カラファテからチャルテンはバスで3時間かかりませんでした。
自転車で同じ道を走ったときは朝から晩まで走って丸2日かかったのですが、バスときたらもう。
おおすごい!すごいけど虚しい!でも楽しい!やっぱ虚しい!というのが久しぶりにバスに乗った感想です。

自分が休憩した場所とか、テントを張った土管とかを上から見るのは楽しかったです。
土管は、やはり上からは全く見えないベストポイントでした。
私の愛する土管はやはり優秀です。食料さえあれば何泊でもできます。
ただ、土管はこの広い道の中で唯一隠れられる場所ということでドライバー達のトイレにもなっているので、
非常に残念な場所もあったりします。土管は本当に山ほどあるので全てがハズレな訳ではありませんが。
人の寝室で全く失礼極まりない奴らです。



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本日の宿

前回とは違う宿に泊まりました。こちらの方が安いと聞いたので。
宿情報は後日まとめたいと思います。

宿に荷物を置いた後は、チャルテントレッキング用に必要なものをレンタルするためお店を探しにいきました。
カラファテで知り合った日本人青年と日本人女性とここでも一緒になれたので、今回は4人のパーティーです。

チャルテントレッキングはいくつかコースがあるので、日帰り、1泊、2泊など自分で選べますが、
私達は1泊キャンプをすることにしました。
フィッツロイの真下にあるキャンプ場で一泊すると、翌朝フィッツロイの朝焼けを見に行けるのです。
夜明け前からテントを抜け出して、1時間弱山を登ってベスト朝焼けポイントを目指すんだそうです。

キャンプをするとなるとテントや寝袋が必要ですが、これらは全てレンタル屋で借りることができます。
チャルテンには沢山のキャンプ用品店やレンタル屋があり、テント寝袋だけでなく、
トレッキングシューズや衣類、マット、調理器具、バックパックまでほとんど全てレンタルできます。
トランクを引いている軽装の旅行者も、気軽にトレッキングに出かけられるという訳です。

そんな中で、私の装備はパーフェクト!でした。
テントもマットも寝袋も持っているし、チャリダーのくせにでっかいバックパックも持っているし、
トレッキングシューズも履いているし、調理器具ももちろん持っているし、
何一つレンタルせずにトレッキングに行けるというあーヘッドライト忘れて来た!

パーフェクトトレッカーになれず地の底まで落ち込んだので、
もうヘッドライトは諦めて携帯の灯りで登ることにしました。
すでに持っているのに新しいのを買うのは嫌です。何故か高いのしか売ってないですし。

そして私達のパーティーは日本人青年一人を除いて誰もヘッドライトも懐中電灯も持っていないという、
キャンプと夜間トレッキングを舐め切った装備で出発することになったのでした。


明日はフィッツロイトレッキングに出発します。


<情報コーナー>

○ チャルテン・カラファテ間バス

2、3社あるようだが、値段も時間も似た様なものらしい。
私が利用したのは「CAL TUR」社で、片道150アルペソ、往復280アルペソ。
往復で買う場合、復路チケットの日付はオープンで買える。その場合、乗りたい日、乗りたい時間の直前に
ターミナルの窓口に行けばOK。ただし混んでいる時期は早めに手続きした方がいいかも。
時間/8:00、13:00、18:30の3本。(往路も復路も同じ時間発)

○ フィッツロイトレッキング用レンタル用品

テント、寝袋、マット、トレッキングシューズ、防寒具、バックパックなどはレンタル可。
店にもよるが、2人用テント50ペソとか、マット8ペソとか。寝袋は値段不明。
テントは全て出払っている場合も多いので、早めに手配した方がいいかも。
調理器具とコンロはレンタルできるが、ガス缶は買い取り。また、ヘッドライトもレンタルはやっておらず、
購入することになるが、チャルテンでは高いものしか手に入らないので事前に用意しておいた方がいい。


○ チャルテンの宿

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(1)Refugio Chalten
メインのサンマルティン通りと交差するLago del Desierto通り
(インフォから4ブロック行ったあたり)の西の突き当たり。
インフォで貰える地図には載ってない。

ドミ60ペソ。広くて使いやすいキッチン、Wifi良好。


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(2)HOSTEL GLACIAR MARCONI
Jose Antonio Rojo通りとCabo Garcia通りの交差点あたり。(1)のホステルとも比較的近い。
インフォでもらえる地図で言うと26番。

ドミ50ペソ。現段階では、おそらくチャルテン最安値。
キッチンが少々狭いのと、Wifiが非常に遅いのが難点。


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| 未分類 | 22:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅42日目/走らないけど食う


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本日のお昼ご飯

今日は旅仲間と一緒にエル・チャルテンに移動する予定でしたが、
「心の底から面倒くさい」という意見がお互い一致したので明日に延期しました。
まあ、急ぐ理由もありません。



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ライダーさんはこのあとすぐ南に向かうので明日でしばしのお別れなのですが、
自転車の不具合を相談したら見てもらえました。
数日前に自分でやらかした後輪ブレーキの不調と、だいたいいつでも調子が悪いギアと、
ネジが緩んで走る度にタイヤにガタガタ当たるスタンドです。

いつも何かしらの問題を抱えている私の自転車ですが、
仮にもチャリダーを名乗るのなら、それくらい自分で直せないとマズイものばかりです。
なので、いつも「初心者なので・・・」と言い訳してから名乗ります。
いや、勉強する気もあるし実際しているのですが、なかなか・・にんともかんとも・・・


いつも人に助けてもらいながらのチャリ旅です。
一人では絶対にここまで走って来られませんでした。
この言葉では言い尽くせない感謝の気持ちを、私もいつか、誰かを助ける事で返していきたいです。



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本日の晩ご飯

茄子味噌炒めと他にも色々です。
シェア飯と言うものは楽しくて美味しくてかないません。
特に、今回一緒になった旅仲間達はそろって料理が上手です。
なので私はいつもヨダレを垂らしながら見守る担当です。
本当にごちそうさまでしたと、今改めて言いたいです。


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| チャリンコ旅 | 22:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅41日目/ペリト・モレノ氷河トレッキング


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ペリト・モレノ氷河にやって参りました。

ペリト・モレノ氷河とは、カラファテの町からバスで1時間半くらいの所にあるでっかい氷河です。
写真の真ん中あたりの白がそうです。遠目からでもこの通りでございます。

ここへ来るにはバスという手もありますが、私達は氷河トレッキングに参加したかったのでツアーです。
個人で来られるのは展望台までで、氷河トレッキングは個人で来る事は出来ないのです。



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ペリト・モレノ氷河です。

氷河は常に崩落し続けており、私達が展望台から見学している間も、
いくつか氷が落ちる瞬間を見る事が出来ました。


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崩落した氷河の欠片

遠目だと小さな塊に見えますが、これらも実はかなり大きいです。
氷河は水面からの高さ60メートル、横幅5キロあるらしく・・・5キロ!?
流石に5キロもある様には見えませんでしたが、ウィキペディア先生が言うならそうなのでしょう。
・・というわけらしく、遠目にはほんの小さな欠片が落ちただけに見えても、
実際には何メートルもあるみたいです。
なので、欠片が落ちる度にかなりの轟音が響いていました。



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氷河崩落の見学の後は、フェリーに乗って対岸へ。
ここからついに氷河トレッキングです。これをやりたかったのです。



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移動中、氷河の下にツアー船を見かけました。
私達が申し込んだのは氷河を歩くビッグ・アイスというツアーですが、フェリーで氷河の真下を通り、見学するツアーもあるそうなのです。また、ミニトレッキングツアーというのもあり、こちらの方がお値段も安く、歩く距離も短くて参加しやすいです。
が、私達3人は体力が有り余っているので、ビッグ・アイス一択でした。



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対岸に到着しました。
目の前に氷河が迫っています。



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トレッキングロード

最初はこんな道を歩きます。
1〜1時間半ほどトレッキングロードを歩いて進み、そこから氷河に乗り込むんだそうです。


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カラファテの実

カラファテの実がなっていました。
町と同じ名前の、小さな可愛らしい実です。味はブルーベリーに近いです。
この実は名前からも分かる通りカラファテの名物で、
町ではこれを使ったジャムやお酒などのお土産が沢山売られています。



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氷河に乗り込む直前に、命綱とクランボン(靴の裏に付けるトゲトゲ)を受け取りました。
命綱は一応付けているだけで、全員繋がって歩くわけではありません。何かあったとき用だそうです。
クランボンは、これを付けて土の上を歩く事はできないので氷河に着いてから改めて装着しました。



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準備を整え、早速氷河へ。
大勢居たツアー客達は7.8人ごとのグループに分けられ、それぞれガイドさんと一緒に歩き始めました。

足下からのザクザクという音は心地よく、空気は澄んでいてとても気持ちが良いです。



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氷河には、ところどころにこんな割け目が走っていました。
氷河は動いているので、そのエネルギーに押されて氷同士がずれたり、
端の方だとそのまま割れたりして、少しずつ氷河は崩れ落ちて行くんだそうです。



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トレッキングの服装ですが、写真では伝わりにくいかと思いますが、
氷河を舐め切った格好で参戦してしまいました。

上はまあいいと思うのですが、下はボリパン(ボリビアで売ってる民族衣装っぽいズボン)です。
これか、チャリ旅用のハーパンの2択だったのです。ハーパンはいくらなんでも駄目かと思いまして。
チャリ旅用にとにかく荷物を軽くしたかったので、服をほとんど持っていないのです。

でも別に問題無かったです。
防寒のためボリパンの下にレギンスを履いていたのですが、暑いくらいでした。

あと、防水のパンツを履いて来いと言われていましたが、
聞く所によると「座る時に濡れるから」との理由だったのでレインコートを持って来て敷物にしました。
何の問題も無かったです。



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別のグループの人達とは全く会いませんでした。歩くコースを皆バラバラにしている様です。
おかげで、壮大な景色の中に自分達だけがボツンといる様な体験をする事が出来ました。



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お待ちかねのお昼休憩!

本日のお弁当は、旅仲間が作ってくれたツナマヨおにぎりとゆでたまごとハンバーグサンドです。
ゆでたまごが割れておにぎりが潰れて何だか残念な写真になっていますが、
ものっっっっっすごく美味しかったです。
あまりの美味しさにぺろっと平らげてしまいました。

さらに、この後ツアーガイドさんがパウンドケーキみたいなのを配ってくれました。
氷河の水も冷たくて美味しく、皆で夢中で飲みました。




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壮大すぎて付いていけません。
何という世界でしょうか。

私は世界のことをあまりに知りません。
地球の裏側の、南米の端っこの、知らない名前の町にこんな世界が広がっていたとは。
真っ白で、真っ青で、わけがわからないくらい大きくて、とにかく美しい、そんな場所に来ています。
目をつぶれば、足下の白に溶けて、静かに消えて行けそうな気がしました。



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白と青の世界を歩き回り、良い感じに疲れてきたところで氷河トレッキングは終了です。
また来た道を歩いて戻りましたが、その途中でもまた、氷河の崩落を見る事が出来ました。

ツアーガイドさんは、氷河の表面を見れば今にも崩れそう・・とかがしっかり分かる様です。
「あそこ見てて、崩れるよ」と言われた場所をジッと見ていたら、
5分も待たずに指さした通りの場所が崩れ落ちました。

どうやって判断しているのでしょうか。プロのガイドさんの鋭い目に、感心するばかりでした。



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最後、フェリーの中でこんなプレゼントがありました。
氷河の氷を入れたウィスキーです。

カランと小気味よい音を立てるグラスに注がれたウィスキーを飲みながら、最後にまったりとした時間を過ごし、
大満足の気持ちと心地よい疲れを抱え、皆で帰路についたのでした。



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本日の晩ご飯

NI・KUでございます。
山盛りお肉と山盛りごはん!
至福の時です。

ワインももりもり進み、食べて飲んで話して笑って、今日も幸せな一日でした。


<情報コーナー>

○ ペリト・モレノ氷河トレッキング

ビッグアイス、ミニトレッキング、フェリーの三種ある。
私が参加したビッグアイスツアーは、参加料950アルペソ+国立公園入場料130アルペソ(・・だったと思うけどメモを紛失したのでちょっと不安です)。
7:00ごろ宿でピックアップ、1時間半でペリト・モレノ氷河展望台へ。ここで1時間自由時間があり、氷河の崩落を見る。その後フェリーに乗り15分で対岸へ。1時間ほどトレッキングロードを歩き、氷河へ。クランボンなどをつけ、氷河トレッキング約3時間半。途中ランチ休憩あり(食事は各自持参)。また同じトレッキングロードを歩いて帰り、18:00〜19:00ごろ町のセントロか宿まで送ってもらってツアー終了。
持ち物はトレッキングブーツ、暖かい服装、お弁当、水など。天気にもよるが、シーズン中ならそこまで寒いということはない。トレッキングブーツ、防寒着などはレンタル屋で借りられる。クランボン、軍手はツアー会社に無料で貸して貰える。
トイレは展望台の駐車場と、フェリーで渡った対岸にあるのみなので注意。


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チャリ旅40日目/カラファテ宿情報

安宿情報を聞いたので、旅仲間と3人合わせて移動しました。
そして早速ペリト・モレノ氷河ツアーの申し込み!・・とはいかず、だらりと一日過ごし、
午後になってからのんびりツアーの申し込みに行き、夕飯の材料を買って帰り、楽しいシェア飯を頂きました。



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本日の晩ご飯

煮込みハンバーグです。
旅仲間お2人が作ってくれました。
私は何もせずにヨダレを垂らしながら見ていました。

皆で食べる煮込みハンバーグは絶品で、皆で飲む紙パックワインもどんどん進みました。
一日中笑って、食べて、旅人あるある話をして、特別な事はしない一日に幸せを感じます。

で、今日はそんな感じで何もしていないので、カラファテ情報を書いて終わりたいと思います。


<情報コーナー>

○ カラファテの宿

(1)藤旅館

カラファテの有名な日本人宿。
ドミ65ペソ(値段はたまに変わるっぽい)、キッチン、Wifi、情報ノート、日本語書籍あり。
セントロから少し遠いのがネックだが、居心地は良さそう。私は泊まっていないので詳しい事は不明。



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(2)Los Dos Ninos

メインのリベルタドール・サン・マルティン通りから伸びる 9 de Julio通りを、
湖方向に4、5ブロック行った右手側。
ドミ60ペソ。キッチン、Wifi(キッチン内のみ)あり。Wifiちょっと弱め。ベッド数はかなり多い。
自転車やバイクは広い中庭に。



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(3)ALBERGUE MOCHILERO HOSTEL

リベルタドール・サン・マルティン通りから伸びる25 de Mayo通り(9 de Julio通りのおとなり)を
湖方向に4、5ブロック行った右手側。上のLos Dos Ninosと近い。
ドミ35ペソ。キッチン、Wifiあり。Wifiはロビーのみだが、ロビーに近い部屋は届く。速度良好。
オーナーらしきセニョーラがとても親切で綺麗好きで、宿内はいつもピカピカ。
自転車は屋内に入れさせてもらるが、バイクや車両は道沿いに停める。
35ペソの安宿とは思えない、とても居心地の良いホステルだった。オススメ。


○ カラファテの美味しいパン屋さん

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「Panaderia Don Luis」

(3)のホステルの真裏あたり。(9 de Julio通り)

菓子パン1個2.5ペソとか。広くて安くて可愛くて美味しいパン屋さん。
ケーキやクッキーも売っているし、広いカフェスペースもある。


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チャリ旅39日目/カラファテゴール


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暖かくて寝心地最高の土管からズルリと抜け出し、8:30に出発しました。
昨日130キロ走ったので、今日は残り90キロくらい走ればいいだけです。

カラファテで旅仲間が待っているので、とっとと到着してゆっくりしたいと思います。
また、ビーニャで知り合い、チャルテンで再会した日本人ライダーさんも
だいたい同じタイミングでカラファテに着くそうなので、ここでまた再会できる予定です。
行き先に待っていてくれる人がいるというのは、とても嬉しいことです。



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しょっぱなから丘越えがありましたが、朝一なので元気が有り余っており難なく越えられました。
そして20キロほど走ると湖が。お天気もいいので湖面がキラキラしてとても綺麗です。



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対岸にカラファテの町が見えて来ました。真ん中の白っぽいあたりです。
直線距離で見ると近そうですが、実際の道はこの湖を必要以上に大回りで迂回しないといけないので、
まだまだ距離はあります。具体的な数字を言うとあと60キロです。まだまだです。



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途中で見た川

道はアップダウンが続き、昨日の130キロ走行の疲れも残っていて結構すぐに疲れてきました。
なのでダラダラと進みましたが、今日は風も弱く、そこまで走りにくいということも無いので
休憩しながら少しずつ距離を稼いでいきました。



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分岐

55キロ走ると分岐に到着しました。
国道40号線はここを左折で、最南端のウシュワイアを目指す人達が進むべき道もこちらです。
が、カラファテ方面は右折です。カラファテは国道40号線から30キロほど外れた所にあるのです。

しかし、カラファテ方面を目指す車やバスは多いです。
カラファテにはペリト・モレノ氷河というのがあり、パタゴニアの代表的な観光の町となっているのです。
私もまた、旅仲間と一緒にこのペリト・モレノ氷河にいく為にカラファテを目指しています。



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ここから道は西に向かうので、パタゴニア名物の西風をもろに食らいます。
が、今日はそんなに風は強くないので問題ありませんでした。
ががが、疲れました。膝と足全体とお尻が痛いです。
あと飽きました。景色が代わり映えしないのです。

で、何かもう走る気を無くして、カラファテから20キロ手前の道端でパンを焼いて食べていたら、
件のライダーさんと早くも再会しました。
先に着いていると思っていたのですが、出発を1日遅らせたそうなのです。
残念なところを目撃されてしまいました。
後に彼は、このときの私の姿を「燃え尽きた明日のジョーの様だった」とコメントしていました。



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ライダーさんに自転車で着いて行くのはいくらなんでも無理なので先に行ってもらい、
だいぶ遅れて私もカラファテに到着しました。

写真は、何故かワイワイと寄って来た地元旅行者の皆さんと私です。


カラファテは、私のチャリ旅のゴールの町です。

勾配の連続に息を乱し、何個目か分からない小さな丘を越えた先にカラファテの町が見えた瞬間はやはり、
内からジワジワとこみ上げるものがありました。(胃液とか。)

「ゴールしたんだ・・」という感慨は全くありませんでした。
実は、ここをゴールにしようという気持ちをすっかり失っていたのです。

ほとんどのチャリダーやライダーさんは最南端のウシュワイアを目指すのですが、
私のこのチャリ旅の目的はアウストラル街道を走る事だったので、そこまでいく気はありませんでした。
というか、行きたくても行けないと思っていました。
私はパンク修理の仕方も知らない素人だったし、というか今も素人だし、南米には冬が迫っていて時間制限があるし、実際始めてみたチャリ旅は思った以上にキツくて、とても走りきれないと思っていたのです。

なので、アウストラル街道を出た後の最初の町チャルテンにちょっとオマケして、
ここカラファテをゴールに設定していました。


が、ゴールを変える事にしました。
最南端のウシュワイアまで行きます。


実は、アウストラル街道ゴールのオヒギンスに着く前から、この事はほぼ決めていました。
最初はキツイばかりだった旅が、いつの間にやら充実して行き、楽しさが増え、やりがいを感じ、
「もうすぐ終わってしまう」という寂しさがどんどん強くなって来ていたのです。

そして地図を見ると、道はまだ続いていました。
もう少しだけやってみたい、と思ったのです。



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本日の晩ご飯

旅仲間とはカラファテの有名な日本人宿「藤旅館」で待ち合わせをしていたので早速行きました。
が、旅仲間ともライダーさんとも無事再会できたものの、宿自体は残念ながら満室でした。
なのでとりあえず別の適当な宿に移動しチェックイン。

夕飯はもちろん肉です。
なんたってここはアルゼンチン。
牛肉を食わずに何を食うんだという話です。


ウシュワイアまで行くぞニャロー!とは決めましたが、
とりあえずこの町とチャルテンで観光して、1週間くらいのんびりします。


<情報コーナー>

○ チャルテン・カラファテ間130キロ地点からカラファテ/87キロ

最初に大きめの丘越え(2.5キロ登り)があるが、勾配は緩い。その後は緩いアップダウンが続く。平坦な道もあるが、アップダウンの方がだいぶ多い印象。55キロ走ると分岐。右に曲がるとカラファテで、左に曲がると引き続き国道40号線、プエルト・ナタレス方面。ここからカラファテまで32キロだが、引き続き緩い勾配の繰り返し。道は西に向かうので、強風の日は向かい風に苦しむ事になると思われる。
9キロ地点に工場?あり。ここで水が貰えるらしい。農場は沢山あるが、道沿いにある入り口から
かなり離れているものばかりなので尋ねるのは大変そう。


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チャリ旅38日目/ここから始まる土管ライフ

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夜明け前から起きて準備をし、8:00に出発しました。
今日は130キロ走行が目標なので早めに出たかったのです。

これまでは最大60キロに抑えていたのに何で急に130キロ!?
・・・と、私も思ったのですが、情報を頂いているチャリダーさんが130キロ走っていたのです。
アスファルトで追い風なのでガンガン行けるんだそうで。
私のこれまでの最長走行距離は90キロなので、いきなりの100キロオーバーに少々ビビりましたが、
無理だったらそのへんで野宿すればいいやと思いとりあえず出発しました。
次の町カラファテまでは220キロあるので、3日かけて行く人も多いのです。



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とりあえずいつものパン屋さんに寄り、大量買いしました。
一番上が朝ご飯用のエンパナーダ(お惣菜パン)で、
真ん中が朝兼お昼ご飯用の菓子パンで、
一番下が夕飯用のでっかいパンです。カバンに入らなかったのでとりあえずぶら下げました。

やたらめったら通ったせいか、もともと優しいパン屋さんだったのか、
申し訳なくなるくらい大量のオマケを付けてくれました。パンとかクッキーとか。
チャルテンにはもう一度戻って来るので、また大量に買おうと思います。



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町の入り口で朝ご飯を食べ、緩くなっていた後輪ブレーキを調整していたら
1時間くらいロスして町を出たのは9:00になりました。
結局いつも通りの時間です。予定通り行かないのはいつものことです。

なお、後輪ブレーキは調整したかいあって全く効かなくなりました。
もう知りません。



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本日の道はこんな感じです。
青い空と、黄金色の大地と、どこまでも続く道。
滑らかなアスファルトはとにかく走りやすく、坂道も何のそのでどんどん距離を稼ぎました。



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振り向けばフィッツロイ。

フィッツロイ周辺は雲が溜まりやすく、特にてっぺん付近は隠れてしまう事も多いそうなのですが、
この日のフィッツロイは完璧な姿で見送ってくれました。
また戻って来るので首洗って待っていて下さいましね。




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その後はスピードアップして時速20〜25キロほどでひたすら漕ぎ続けましたが、
走っても走っても地平線は遠く、


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走っても走ってもフィッツロイがまだいました。

何でしょうこの終わらない地獄感。

しかしメーターを見ればすでに50キロ以上走っています。
追い風はあまり強くない・・というかほぼ吹いてないものの、自分の力だけでも結構な速度を出せるため
短時間でどんどん進むことができました。
ただ道がただっ広すぎるのと、フィッツロイが大きすぎるせいで全く進んでいる気がしません。



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60キロ走った12:30ごろ、お昼休憩を取りました。
バス停で座って食べるのが好きなのですが、アルゼンチンの道にはあんまりバス停が無いようです。
少なくとも、今日はまだ1軒も見かけていません。
他に休憩できそうな所もなかったため、特に何もない道で空と地面をボケッと見ながらパンを食しました。



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ところで、先日お伝えした死にかけのタイヤはこんな感じです。

側面にボコボコが付いていますが、買った当初はこれと同じ大きさのボコボコが真ん中にも付いていました。
そしてもちろん、麻は見えていませんでした。

チャルテンでタイヤを替えろと再三言われていましたが、
チャルテンには自転車屋は無かったんじゃないかなあ〜?というわけです。

忘れてました。




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さて、本日の行程はアスファルトでほとんど勾配無しで、一見楽勝な道に見えますが、
この先には魔の交差点が待っています。

ずいぶん魔の交差点感の強い写真が撮れていますね。さっきまで晴れてたのに。

この辺りは「風の大地」とも呼ばれ、木がひん曲がるくらいの強風で有名なのですが、
チャルテンから90キロ走ったところで合流する国道40号線は、
その強風に煽られる超危険な道だそうなのです。

ここまでの道は、ずっと東方向に走っていたので追い風で爆進!・・のはずでしたがほぼ無風でした。
しかし魔の交差点に近づくにつれ少しずつ風が吹き始め、暗雲たちこめ、不穏な気配がし始めました。



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国道40号線

とビビリながら突入した国道40号線は、無風でした。
今日はやはり風は無い様です。

拍子抜けですが、横風向かい風の強風など無いにこしたことはありません。
追い風は吹かなかったくせに方角変えたとたんに強風が吹き出したら非難囂々です。



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方角が変わっただけで、風景は変わりません。
どこまでも続く平坦な道は走りやすいですが、少し退屈です。
さらに、平坦な道とは言えすでに90キロ走っているのでだんだん疲れて来ました。
膝とお尻が痛いです。



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と、ここで100キロ突破!

初の3桁です。

走行初日に入ったチロエ島では90キロでヒーヒー言っていたのに、
「ちょっと疲れたわあ」くらいで100キロ走れる様になりました。
チロエ島は勾配が多かったのに対し今日の道はほとんど平坦だというのもありますが、
この後増え始めた勾配もちゃんと登ることができたので、逞しくなったのは確かの様です。



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妖怪出没注意の看板

120キロほど走り、今日はもうこの辺で終わりにしてもいいかな〜風強くなって来たし。
と思いながら野宿ポイントを探し始めましたが、いい場所がありません。

今朝走り出した頃から気付いてはいたのですが、辺り一面広大な草原で、隠れられる場所が全く無いのです。
また、川もほぼ全くありません。ときおり見かけるそれは遠すぎたり、大き過ぎたりで利用できません。
バス停も無いし、森も無いし、道路と草原の間にはずーっと柵が張ってあって入れません。
どうせいっちゅーんじゃ。という感想です。
しかし夜通し走る訳にもいかないので、どこかは見つけないといけません。



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本日の野宿ポイント

なんとか発見。
本日の野宿ポイントはここに決定しました。

だいたい130キロくらい走った所にあった、道路下のトンネルです。


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こんな所です。いいでしょう。

別のチャリダーさんのブログを見てこういうのがある事は知っていたので、
ここ10キロくらいずっと道路下を気にしながら走っていました。
何度も書いていますが、私のテントは防水が激弱なので屋根が欲しかったのです。
また、夕方になると風が強くなって来たので、壁も欲しいところでした。
となると、道路下に作られているこんなトンネルや大きな土管はうってつけです。


しかし良い場所はなかなか見つかりませんでした。
トンネルや土管は多い所だと数百メートルに一個くらいあるのですが
小さいものばかりだったのです。テント幅120センチに対しトンネル幅90センチとか。

そんな中で、このトンネルは幅と言い高さと言い向きといいパーフェクトで、
雨はしのげるし西風はしのげるし上からは全く見えないし、素晴らしい物件だったのです。

そしてこの日以来、私はすっかりトンネル及び土管にハマり土管チャリダーと化したのですが、
それについてはまたおいおい。引かれない程度に。


<情報コーナー>

○ エル・チャルテンからカラファテ方向の途中/130キロ

チャルテンを出てしばらくは勾配があるものの、傾斜は緩く、越えやすい。その後はほぼずっと平坦。ごくたまに緩い勾配がある程度。この道は東に向かうため、追い風が吹くことが多い。
90キロ地点で国道40号線に合流。ここからは南に向かうため、風が強いと向かい風や横風に翻弄され危険。
道はずっと平坦だが、110キロ地点あたりから緩い勾配が出てくる。
全体を通して道はほぼ平坦で、綺麗なアスファルトで、速度を出しやすい道。
辺りは見渡す限り草原で、川もほとんど無いため野宿ポイントは道路脇の死角(道は少し盛り上がっているため、上からは見え辛い)くらいしかない。オススメは土管。
110キロ地点にホテル&キャンピングあり。でも高そう。


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| チャリンコ旅 | 23:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅37日目/浮かれてチャルテンを走り回る


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今日出発の予定でしたが、一日雨予報だったので明日に延期しました。
が、気のせいかものすごく晴れていますね。うおい天気予報。



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なのでとりあえず町を見学してみることにしました。
地面はアスファルトで走りやすく、アスファルトはかなり綺麗にならしてあるので走りやすく、
勾配のほぼ無いアスファルトなので走りやすく、とにかくアスファルトなのでもう

あヒャっひゃはyひゃっひゃ楽しいこれは楽しい

と高笑いしながら町中を走り回りました。

アスファルト!アスファルト!



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入り口

私は反対側から入って来ましたが、チャルテンの入り口は東側のここの様です。
私が入って来た西側の先は地獄の国境しかないので、
お散歩や国立公園周遊に行く人以外はあちらの道は使わないのです。



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バスターミナル兼ツーリストインフォメーション

久しぶりにATMを見ました。


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お花屋さん


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町外れの道


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宿の庭に落ちてた魚


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パン屋さん

ここのパンが美味しくて、昨日からまだ1泊しかしていないのに3回行きました。
町に着いた直後と、夜と、今朝と、午後です。
あ、4回だった。



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本日のおやつ

これは別のパン屋さんです。ケーキが美味しそうだったので。
ここで、ウィリーとアルゼンチン人夫妻と再会しました。
皆無事に着いた様で何よりです。



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本日の晩ご飯

鍋いっぱいのリゾットと肉です。

明日はお天気も良いみたいなので、カラファテに向けて出発します。

カラファテは、私の自転車旅のゴールです。

ツイッターでもうバラしているので書きますが、
ゴールのつもりだったのにゴールにならなかったゴールです。


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| チャリンコ旅 | 23:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅36日目/エル・チャルテン到着

オランダ人は今日は8:00に出ると言っていましたが、
私は9:00頃でいいかなと思っていたので先に行ってもらうことにしました。



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テントの中で雨宿りしていたせいでだいぶ遅くなり、出発は遅めの10:40です。
早く出て午後一でチャルテンに着こうと思っていたのに、なんかもうどうでもいっかなという感じです。



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道は相変わらずのダートですが、8割型平坦で走りやすかったです。
というか、昨日の道が酷過ぎて自転車に乗れるだけで「おお・・」と呟いてしまいます。

走りやすい道でスピードも出そうなものですが、全身が痛くてあまり速く走れませんでした。
足の怪我に加え、腕とか肩とか、普段傷めないところがバキバキになっています。
昨日は自転車にはほとんど乗れずに押し続けていたので、その凝りと筋肉痛だと思われます。



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朝は雨でしたが、お昼過ぎには晴れ間が見えて来ました。
山々に囲まれた道で景色も良いし、今日はたったの37キロなのでのんびりと走りました。



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国立公園を通るようです。


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広いです。ザ・国立公園って感じ。

今日は、道中でオシャレなコテージやキャンプ場をいくつも見かけました。
ここはフィッツロイから近く、アウトドア旅行に来る人も多い様です。
道端に車を停めて写真を撮っている人や、釣りをしている人も見かけました。



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最後数キロはのんびりと道を歩いている旅行者を沢山見かけ、
あら皆さん健康的だこと・・・と思っていたら唐突にチャルテンが見えて、
「あれ、なんか近いぞ」と思いました。

今日の道のりは37キロだと思っていたのですが、
昨日の野宿ポイントは実は湖から2キロ程進んでいた様で、35キロで着いたのです。
自転車での2キロは大きいです。



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チャルテンに到着しました。

ここから道はアスファルトになるのですが、ものっすごく久しぶりのアスファルトだったので、
あまりの走りやすさに興奮して町中をマックススピードで走ってしまいました。



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本日の宿

まずはツーリストインフォメーションに行って安宿情報を聞いたのですが、
そこで聞いた10軒ほどの宿のうち一番近いところに行ってみたら250ペソ(4,500円)とか言われて
「どこが安宿だ」「駄目だあのインフォは駄目だ」「あ、あんな所に地図に乗ってない宿が」
という流れで偶然入った宿がそこそこ安かった(60ペソ)ので決めました。



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本日の晩ご飯

肉でございます。
見るからに生焼けですが、わざとです。最近生肉を好む傾向にあるのです。
サバイバル熱が高じて獣じみて来たようです。
自転車旅を止めたあと、私は普通の人間に戻れるんでしょうか。


おいしいご飯も食べて、ほっと一息。

アウストラル街道は終わってしまいましたが、私のチャリ旅はもう少し続きます。
次の町カラファテまではアスファルトを220キロです。

チャルテンはフィッツロイトレッキングの町ですが、私は今回は行かずに通り過ぎます。
カラファテで旅仲間と待ち合わせしているので、その人とカラファテで遊び、
バスでチャルテンに戻って来て一緒にフィッツロイトレッキングに行く計画です。


<情報コーナー>

○ デシルト湖からチャルテン/37キロ

道は8割方平坦。ときおりアップダウンもあるが、小さい。
道はダートで、基本的に状態は良いが、ときどき大きな石が転がっている場所もあるので注意。
道中にはキャンプ場やカバナスが転々と、いくつもある。高そう。

○ チャルテンの宿

後日戻って来た日の日記にまとめます。


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チャリ旅35日目/国境越えに挑む8人のシクリスタ


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本日はついに決戦の日。

本日の雨予報は外れ、3日間続いた雨が止み、雲間からわずかに空が見えました。

フェリーの出航時刻は8:30。
オヒギンス村からフェリー乗り場までは8キロほどあるため、
まだ辺りが薄暗いうちに起き出し、身支度を整え、7:10には宿を出ました。



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湖沿いの砂利道を登ったり下ったりしながら40分走り、フェリー乗り場へ到着しました。
先に行ってもらったウィリーを含め、私以外のチャリダーは全員すでに到着していました。

本日国境越えに挑むチャリダーは、私を入れて8人。
チャリダーをスペイン語に直しますと、8人のシクリスタがここに集結しました。



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ここが、本当の意味でのアウストラル街道の最終地点です。
プエルトモンからここまで、国道7号線、通称アウストラル街道は
1,247キロの道のりであったと書かれています。

よくぞここまで走って来たものです。
未知の世界だった自転車の旅、そして初めて走ったのがダートと峠越えだらけのアウストラル街道。
サンチアゴの自転車屋で見つけた一番安いチャリンコで、防水でも何でもない安物のサイドバッグを付け、
パタゴニアを舐め切った安物のテントと寝袋をかかえ、バックパックは背負ったままで。

あまりに無知で素人で無謀なスタイルの私を見て、
他のシクリスタ達はあきれて笑いながらも、いつだって手を差し伸べてくれました。



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そしてついに今日、アウストラル街道に別れを告げ、最後の難関である国境越えに挑みます。
たかが国境越えですが、されど国境越えです。
この先に待ち受けるのは、「世界一美しくて、世界一過酷」と名高い地獄の国境越えなのです。
誰が名付けたかは知りません。が、シクリスタの誰かだというのは間違いありません。
この国境は徒歩か自転車でしか渡れませんが、自転車で行くにはあまりにも・・・なのです。




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小型のフェリーには沢山の人が乗り込んでいました。

フェリーの乗り口は狭く自転車が通れる隙間は無いので、
荷物を全て外してまずは自転車だけ担いで積み込み、甲板の鉄柵にロープで固定して貰いました。
そして、後から運んだ荷物は全て甲板下の荷物入れに仕舞って貰えました。これで雨が来ても安心です。

なお、上の写真の真ん中に写っているのがドイツ人のウィリー君です。
年齢不詳ですが多分20代後半です。



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フェリーは8:30発、11:15着。3時間の短い船旅です。
ツアー船みたいなものらしく、船内では珈琲が振る舞われたり、
「あれがナンチャラ山で〜」みたいなアナウンスが流れていました。

そして見て下さいこの奇跡の晴天を。昨日までの悪天候が噓の様です。

アウストラル街道走行中はほとんど雨に降られるか曇天で、
どうやらお天気運が尽きたなと思っていたのですが、ここへきてこの晴天。
一番晴れて欲しい時に晴れてくれるとは、お天道様はまだ私を見捨てていない様です。



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予定通りの11:15に対岸に到着しました。
ここから、まずはチリ出国のためにイミグレ−ション(国境審査の建物)を目指します。
そこまでは1キロだと言うので、すぐそこです。

皆で協力して荷物を降ろし、パッキングをし直している間に船と乗客達は消えていました。
自分の荷造りに忙しく、よく見ていなかったとは言えそんなに大勢が移動した様には思えなかったので、
多くの乗客はそのまま船に残ったのかもしれません。
よく知りませんが、同じ船で氷河を見に行くツアーなんかもやっているそうなのです。

ところで、船の中に一番大きな水入れを落とした様です。
気付いた時には船はもうおらず、辺りにも落ちていなかったのでおそらく甲板の下に忘れられています。
これから地獄を見ると言うのに命の水の大半を失う私。
一応他にも持っていますし、沢もあるでしょうから補給はできますが、幸先の良いスタートです。



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私たちシクリスタスは今日中にアルゼンチン側イミグレまで行きたいので、全員下船しました。
チリ側イミグレとアルゼンチン側イミグレは、山一つ分離れています。
事前情報によると、そこまでは早くても18:00、遅くて21:00くらいまでかかるそうです。
私は言うまでもなく鈍足チャリダーなので、21:30の日暮れに間に合わせるためにも、
できるだけ早く出発し、できるだけ急いで行きたいです。

・・・が、私以外は皆、その場で暢気にお昼ご飯タイムを始めてしまいました。
ええ〜何その余裕。ご飯なんて船の中ですませておきなさいよ・・・

私は普段は一人を好みますが、今日だけは何としても誰かとチームを組みたいです。
本日の国境越えは山あり谷あり森あり川ありのデスロードで、時には自転車を担ぎ上げて
乗り越えなければいけない難関もあるそうなので、一人で越えるには少々厳しいものがあるのです。
体力もパワーも有り余っている西洋人男性とかならまだしも、
私の様なひよっこはチームを組んで協力しながら進まないと山中で息絶えてしまいます。

が、皆行く気なし。

国境越えの後にはもう一つ湖を渡らないと行けないのですが、
そのフェリーの時間は今夜19:00と翌朝11:30の2回あります。
もしかしたら昼もあるかもしれませんが、私たちが目指すのはこの2つのどちらかです。
私は本日19:00までに着ける自信が全く無いので、明日のチケットを購入してあるのですが、
して、皆さんは?

「まだチケット買ってないけど、今日乗りたいかな^^」
「俺も^^」
「私も^^」

じゃあ行こうよ!

何その余裕!山中で息絶えてしまえ!ばか!



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もう諦めて一人で行こう・・どうせすぐ追いつかれるし・・山あり谷ありのコースに突入したときに一緒になれればそれでいいんだ・・・と思い歩き出したら、一人、オランダ人男性だけ「僕も行くから一緒に行こう」と言ってくれました。おお流石オランダ人。伊達に自転車大国を生きていません。

そして、いきなり立ちふさがったのが写真の道です。
道なのかこれは?と問いつめたくなる様な酷いものでした。

坂はきつく、足下は写真の通りで、ほとんど自転車に乗る事が出来ません。
かと言って、押して歩いても砂利にズルズル足とタイヤを取られて進めません。
ときおり乗れる場所もありますが長くは続かず、乗ったり降りたり忙しくて息が切れるばかりです。

イミグレまでたったの1キロだと思っていましたが、されど1キロでした。



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チリ側イミグレ

早くも汗まみれのゼエゼエになりながらも、ようやくチリ側イミグレに到着しました。
ここでチリ出国の手続きをすませ、次のステージへ進みます。

なお、真ん中に写っているのがオランダ人です。




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その後は先ほどまで以上に酷い道でした。
さきほどの道では、私は無理でもオランダ人は結構頑張ってこいでいたのに、
今度は彼も何度も降りて自転車を押す羽目になっていました。



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オランダ人が撮ってくれた私の勇姿1

最初から分かっていたことですが、私とオランダ人はスピードが全く違います。
私が普段一人で走りたがるのは、こうした理由からです。
相手の人の足をひっぱり、迷惑をかけるのが嫌なのです。

今日だけはどうしても助けて貰いたいものの、やはり迷惑をかけるのは忍びなく、
「私は遅いのでいつでも置いて行ってもらってかまいません」とオランダ人に伝えたら、彼は
「じゃあ登り坂を越える度に止まって待ってるから、自分のペースで来て」と言ってくれました。
適度な距離感と、大きな優しさ。本当にありがたくて、「よし頑張ろう!」と思えました。



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オランダ人が撮ってくれた私の勇姿2

できるだけ待たせずに済むよう、とにかく必死に前進しました。
5キロほどほとんど乗れない道が続き、自転車を押しながら登るのですが、
勾配がかなりキツく砂利も酷いので止まるとズルズルと後退してしまいます。

進んでも地獄、止まっても地獄。

汗をぬぐう余裕も無いままとにかくノンストップで登り続け、
オランダ人に追いつく度にようやくひと呼吸置く、というのを1時間以上続けました。

彼は彼で止まる度に三脚を出し、景色や自分の写真を撮っていたので、
ただ無為に待たせているわけでは無い事を知って私もだいぶ気が楽になりました。



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登っている時は景色を見る余裕など全くないですが、止まって振り向くと、
オランダ人がわざわざ三脚を出してしまうのも納得の素晴らしい景色が広がっていました。
青く輝くオヒギンス湖に、雄大な雪山達。
この大自然の中で自分はなんてちっぽけなんだろう・・てか何でこんな虫の息になってるんだろう・・
と、素朴かつ大きな疑問を抱くのでした。


そしてさらに進んで、14:00ごろ少し遅めのお昼休憩を取りました。
「登り坂ごとに待ってる」との約束を守り今度も坂の上で待っていてくれたオランダ人は、
荷物を広げ、寝袋を天日干しし、コンロを出してスパゲッティー作りを始めていました。
この人もたいがい余裕があります。オランダ人お前もかです。
すぐに出発出来るよう船の中で朝食を済ませ、すぐに済ませられるよう
お昼にはおにぎりを作って来た気合い充分の自分が、なんだか虚しく思えてくる光景でした。


ここで1時間ほど休憩していたら、ウィリーとオランダ人夫婦が追いついて来ました。
そして少し話をして、追い抜いて行きました。ほれ1時間も休憩してるから・・・

なお、8人いたうち残る3人のシクリスタは、彼らが出発した後もまだ
のんびり船着き場で休憩していたそうです。
「今日はあそこに泊まるんじゃない?奴らラテン系だからね・・」とのこと。
ナニ人かは知りませんが、ラテン系なら仕方ありません。
ラテン系の人間には「急ぐ」などという概念は無いのです。


15:00になってようやく私たちも出発しましたが、走り出してすぐにオランダ人の自転車に異変が。
素人の私には何がいかんのかサッパリ分かりませんでしたが、何かしらおかしいらしく、
「修理したいから先行ってくれていいよ、待っててくれてもいいけど」と言われました。
なので、待っていても何も手伝えない私は先に行かせてもらう事にしました。
どうせすぐ追いつかれます。




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その後の道はようやく自転車には乗れる様になったものの、

水たまりあり、



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橋(なのか?)あり、



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何故か空港の滑走路ありの、
お世辞にも良い道とは言えないけどさっきまでよりはまだマシかなという道を走りました。

滑走路はとても滑走できそうにないボコボコの広場でしたが、一応空港の看板がありました。
現在も機能しているかどうかは知りませんが、
していたら一般人が入り放題の状態にはなっていないと思います。




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16:00に国境へ到着し、ここでウィリーら3人と再会しました。

赤いポールの手前がチリで、向こう側がアルゼンチンです。
ここは山のほぼ峠で、このポールと看板以外には何もありません。



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森の隙間からフィッツロイが見えました。

フィッツロイとは、今日明日の2日かけて目指すアルゼンチン側最初の町、
エル・チェルテンにある美しい山です。
ここ目当てに、エル・チャルテンには大勢のツーリストが集まるのだと聞いています。
私もまた、旅仲間達がネットに上げている写真を見て、是非行こうと決めていました。



しばらく談笑していたらオランダ人も追いついて来たので、3人には先に行ってもらい、
私はオランダ人と共にもう少しだけ休憩しました。

オランダ人ともしばらく話していたら、自転車の話になりました。

オランダ人「自転車どこで買ったの?どれくらい乗ってる?てかこのタイヤ・・・」

バレたか。

実はオヒギンスでウィリーにも突っ込まれていたのですが、後輪のタイヤが死にかけているのです。
1ヶ月以上ダートを走り抜けたタイヤ、特に荷物の重みを支えている後輪は消耗が激しく、
ゴムの中にある麻の地が見えて来ているのです。
普通はここまで早く消耗しないはずですが、私のそれは安物なので早かった様です。


<ウィリーとの会話>

ウィリー「早く買い替えなね^^;」
私「でもウシュワイアまで耐えないかなあ」
ウィリー「いや、すぐに替えた方がいいよ」
私「じゃあカラファテ(チャルテンの次の町)で替えるよ」
ウィリー「チャルテンで替えなさい」


<オランダ人との会話>

オランダ人「早く買い替えなね^^;」
私「カラファテで替えるよ」
オランダ人「チャルテンで替えなさい。てか、とりあえずこの山降りたら前輪と後輪入れ替えるから。
僕やってあげるから。絶対やるからね。」

私「あ、はい。お願いします・・・」

相当やばいみたいです。


あと、オランダ人はその場でタイヤに空気を入れてくれました。
減ってるなあとは思っていたのですが、入れるのを忘れてそのまま来てしまったのです。

オランダ人「こんな状態で来るなんて君は狂っとる」
私「無知なだけです」

そんな心温まる会話をかわし、次のステージへ出発です。




P3109808.jpg

ここからが本当の地獄です。
国境を越えた途端に、道はトレッキングロードになるのです。

トレッキングロードとは、説明するまでもなくトレッキングをするためのロードです。
自転車で行く様なものではありません。
そんな道が6キロ続きます。

たかが6キロですが、されど6キロ。
たった6キロの道のりに4時間、速い人でも2時間はかかると聞いています。
この道こそが、この国境越えを「地獄」と言わしめているのです。



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オランダ人が撮ってくれた私の勇姿3

この道はまだマシな方です。
狭くてボコボコで危ないながらも、一応は自転車に乗れるのですから。

この6キロは峠から湖まで降りる道なので、登りはほとんどありません。
登りではない分まだマシですが、下りだからこそ、危険が増しているというのもあります。
結構急な下りな上、石や木の根など罠が沢山あるので、油断するとすぐにでも転倒してしまいます。

どうしても越えられない段差や岩や大きな木の根は、
自転車を降り、必死にこれを持ち上げて越えて行きました。
フルパッキングの自転車は、30〜40キロほどあります。
私は荷物の一部をバックパックに入れて背負っているので、自転車は30キロくらいでしょうか。


この道も酷いですが、さきほども書きました通り、まだマシな方です。
本当に酷いのは、




P3109796.jpg
道を塞ぐ川とか、


P3109807.jpg
道を塞ぐ水たまりとか、


P3109797.jpg

道を塞ぐというか道じゃなくて川とか、


P3109809.jpg

もう道ですらない池とかです。


最初は、靴を濡らさない様に色々工夫して渡っていました。
丸太の上をそっと歩いたり、飛び石を利用したり。
でも4つ目、5つ目くらいからもうどうでもよくなり、というかどうにもならなくなり、
後半はもう全く躊躇することなく靴ごと池に突っ込む様になりました。

そうする他無いというのもありますが、もう一つ、私は滅茶苦茶焦っていたのです。

オランダ人は今後の旅程の都合上どうしても本日19:00のフェリーに乗りたいらしく、とても急いでいました。
なら1時間も昼食休憩を取るんじゃないという突っ込みはともかく、
急いでいる彼は本当に速くて、あっという間にはぐれてしまったのです。

薄情者オオオオオオオオオオオオオオオオオオ

という叫びも届かないくらい離れてしまったオランダ人を追いかけ、
脇目もふらず、汗も拭わず、一度も止まる事無くとにかく必死に進む私。

こんな訳の分からん森の中で一人取り残されるなど、恐怖以外の何者でもありません。
しかもここはチリでもアルゼンチンでもない中間地点。
こんなところで倒れたら、誰も探しに来てくれません。

悪路の為か、ほとんどこげない為か、サイクルメーターはマトモに働かなくなっていました。
今自分がどのあたりにいるのか全く分からない不安。一人取り残される不安。
叫び出したい気持ちを抑えながら自転車を押し、乗れる所があればたったの10メートルでもいいから乗り、
飛び出した木の枝や根っ子に身体中をボッコボコにされながらもとにかく先へ、先へ。

・・・と、やっていたら3人に追いついたのが、一番下の池の写真です。
小さく写っているのはオランダ人夫妻の旦那さんの方です。

「オランダ人通らなかった?」と聞いたら、「彼はあっという間に追い越して行ったよ」とのこと。
奴は本気です。そしてそんな彼を追いかけて来た私もまた、かなりのスピードが出ていた様です。



P3109810.jpg

こんな道もあります。いやもう、これ道とは認めたくないのですが。
幅50センチ、高さ3〜40センチくらいの溝です。
ときにはサイドバッグがひっかかって進めなくなりますが、この頃には皆そんなのどうでも良くなっており、
自転車もバッグも自分の体もボコボコにぶつけながら前進を続けました。

あと他にも傾斜50度の土壁越えとか、道幅40センチの小道越えとか、
傾斜何度か知らんけど激坂決死下りとか色々ありましたが、4人の協力とド根性で乗り越えました。
この辺りの写真はありません。そんな余裕は無かったからです。



P3109812.jpg

そんな中、開けた視界に突如フィッツロイが現れました。
全員、思わず叫び声を上げました。

なんという美しさ、神々しさ。
チャルテンはあの山の向こう側にあるため、こちら側からのフィッツロイの姿を見られるのは
この地獄の国境を越えた者だけの特権です。

泥まみれ傷だらけの体とボロボロの自転車をかかえ、フィッツロイを見つめる4人のシクリスタ達。
この瞬間、この場所から、この美しい光景を眺めている自分がとても誇らしく思えました。



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その後は傾斜のキツい危険な坂を慎重に下り、
ついに、ゴールのアルゼンチン側イミグレに到着しました。

時刻は18:30。
峠の国境からここまで2時間少々で来られました。
最後は他のシクリスタ達と一緒にゆっくり降りて来ましたが、
一人でオランダ人を追いかけていたあのスピードのままだったら、余裕で2時間を切っていたと思います。
自分の実力では5時間はかかると思っていたのに、いつの間にこんなに逞しくなったのでしょうか。

後でウィリーに聞いた話ですが、オランダ人は今日の私をすごく褒めてくれていたそうです。
すごくタフで、頑張り屋だと。
私は体力には自信がありましたが、自転車に乗り始めてからは思う様に行かず、落ち込む事も多々ありました。
なので、そんな風に褒めてもらえたことが本当に嬉しかったです。

まあ今日はほとんど自転車に乗っていないので
そのタフさは別口な気がするんですけども、


いいのです。褒めてもらえたのですから、何でもいいのです。



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アルゼンチン側イミグレとオランダ人

そしてオランダ人はと言うと、とっくにアルゼンチン入国を済ませ、スパゲッティーを食べていました。
またわざわざガスを出して、調理して。貴方はどんだけ余裕なんですか。


さて、私たちも入国を済ませ、本日のキャンプの準備です。 
このイミグレ前には広い芝生のスペースがあり、無料のキャンプ場になっているのです。
お水も貰えるし、なんだったら湖の水(超キレイ)を使ってもいいし、
美しいデシルト湖とフィッツロイが目の前に見えるし、最高のキャンプ場です。

が、私はここに泊まらず、19:00のフェリーに乗る事にしました。
これを逃すと次のフェリーは明日午前11:30。
(※ インフォでそう聞きましたが、実際来たのは12:30だった様です)
そうすると対岸に着くのは12:30で、出発時刻としては少し遅いと感じたのです。

なので、今日中に湖を渡って対岸でキャンプをし、
明日は朝早くから出発してチャルテンを目指そうと決めました。



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ウィリーとアルゼンチン夫妻としばしのお別れをし、
オランダ人と、ギリギリで駆け込んで来たラテン系シクリスタ3人と共にフェリーに乗りました。
私のチケットは明日の日付でしたが、聞いてみたらアッサリ今日に変更してもらえました。

私たちの自転車はフルパッキングのまま甲板に乗せて貰えましたが、
どの自転車もドロドロで傷だらけで、可哀想だけど、なんだか格好良い姿になっていました。



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そして乗って来た人間もボロボロ。

ただのグロ画像なので載せませんが、レギンスの下は痣と擦り傷と切り傷で酷い有様です。
場所によっては血がにじんでいましたが、国境越えの最中ではその痛みに気付きませんでした。
ああ、無事越えたんだなあと一息ついたとたんに痛み出す足と、どっとくる疲れに、
なんだか誇らしさすら感じました。



P3109833.jpg

この湖は小さいですが縦に長く、約1時間かけて対岸に到着しました。
一応、湖脇の山の中にトレッキングロードもありますが、
十数本の川に阻まれ自転車で越えるのは不可能なんだそうです。



P3109836.jpg
本日の野宿ポイント

ここに到着するまでの数百メートルの間に2回すっ転びました。
1回目は自転車に乗る時で、2回目は自転車を降りるとき。

本日の国境越えは地獄でしたが、命の危険を感じる程の地獄でなく、むしろアスレチックみたいでちょっと楽しくもあったのでそれほどは疲れていないつもりだったのですが、どっこい半端無く疲れていた様です。
特に足に来ていたのかもしれませんね。


到着した対岸には政府の建物らしきものがポツンとあり、少し進むと2つほどキャンプ場がありましたが、
私たちはそれらをスルーし、森の中で野宿です。
オランダ人は節約のためいつも野宿だそうだし、私はほぼ文無しなので。
チリペソは持っていますが、これまでの道にはアルゼンチンペソに両替出来る場所がなかったのです。
コイヤイケではできたのでしょうが、忘れていました。




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本日の寝床

寝床をこしらえた後は、オランダ人が私の自転車の前輪と後輪を着けかけてくれました。
荷物を積んでいる分後輪の方が圧倒的に負担が多く、すり減り方も激しいのです。
なので、ひとまず前輪と後輪のタイヤを入れ替えて寿命を延ばす作戦だそうです。

オランダ人にお礼を言い、本日撮った写真を交換し、テントに入った後は一瞬で眠りに落ちました。

辛く、過酷で、でも不思議と楽しくて、美しくて、最高の一日でした。


<情報コーナー>

○ 国境越えルート

オヒギンス村からフェリー乗り場まで8キロ。ダート平坦の後緩いアップダウンへ。約40分。
フェリー8:30発、11:15着。フルパッキングの自転車はフェリーに乗せられないため、
乗船時に一度荷物を全て降ろすことになる。
対岸からチリ側イミグレまで1キロ。そこそこ急な登りで、酷いダート。乗れない部分が多い。
チリ側イミグレから5キロほど、ほとんど乗れない悪路の登り。その後乗れる道を10キロほど走って国境へ。
なお、空港を通った直後に分かれ道があるが、左が正解。右は民家しかなく、行き止まり。
16キロ地点が国境で、ここからトレッキングロードが始まる。フルパッキングの自転車だと何度も荷物を外しながら行かないといけないと聞いていたが、私は一度も外さずに行けた。ただ、前輪のバッグは位置が低い場合が多いと思うので、これがあると溝にひっかかったり、池に漬かったりするかもしれない。また、フルパッキングの自転車はとても押せない激坂(2メートルくらいだけど)がある。ド根性か仲間の協力があれば行ける。

○ デシルト湖のフェリー

私は翌日のチケットを持っていたが、簡単に変更できた。
まだチケットを買っていない場合は、乗船時に船員から直接購入。130アルペソ。
19:00と翌朝11:30のがあるとインフォで聞いたが、翌日のは実際は12:30に来たらしい。

○ キャンプ場所

デシルト湖のこちら側(アルゼンチンイミグレ前)は広い芝生スペースあり。イミグレや湖から水も手に入る。また、方角の関係上日暮れ直前まで明るくて良い感じだし、フィッツロイが目の前に見えて最高の景色。

対岸には政府の建物があるだけで、キャンプスペースなし。
少し走るとキャンプ場、値段不明だけど高そう。もう少し走るともう1個キャンプ場、50ペソ。
私は2個目のキャンプ場のすぐ側の森の中で野宿。山々に囲まれてなんか暗い。


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| チャリンコ旅 | 23:28 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅34日目/オヒギンスで国境越えに備える2

明日はついに地獄の国境越え。
宿にも町にも続々とチャリダーやバックパッカーが集まって来ており、妙な緊張感とワクワク感を覚えました。

しかし、オヒギンスは今日も雨です。
明日は決戦の日なのに、ここ数日ずっと雨が止みません。
私もドイツ人も他の旅人達も皆、テラス席で止まない雨を見ながらため息をつくばかりでした。


しかしフェリーの出航日は決まっているので、雨だから延期・・・なんて訳にはいきません。
とにもかくにも準備をしなければと思い、とりあえずチャリンコの整備から始めました。

調子が悪いままでもう諦めつつあったチャリンコのギアですが、
この状態で国境越えをするのはあまりに無謀なので、今日は絶対に直したいです。
が、何度いじってもどうにも直らなかったので、ドイツ人に助けを求めました。

ワイヤーがどうとか、ナンチャラがどうとか、私の知らない部分をチェックして行くドイツ人。
どこを見ても原因が分からず難しい顔をしていましたが、根気よく見てくれた結果、
ギアの一部が少し曲がってしまっているのが原因だろうという事が分かりました。
ドイツ人は、自分の工具を使って上手い事曲がり部品を元に戻してくれました。

ありがとうドイツ人です。
感謝しているのにいつまでもドイツ人呼びもどうかと思うので、ありがとうウィリー君です。




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パン

明日の国境越えで1日。国境の向こうから、目標の町エル・チャルテンまで1日。
計2日あるので、その分の食料の調達です。

私はいつも、初日のお昼用にはおにぎり、その後の主食としてパン、お米、パスタ、スープなどを持ち歩き、
加え、途中のエネルギー補給用にクッキーとバナナを持っています。あと粉末ジュース。

今回は1泊2日なのでたいした量はいらないのですが、
国境越えにはものすごく体力を使うと聞いているのでパンを多めに購入しました。
そしてうっかり半分くらいつまみ食いしてしまい、また買いに行く羽目になるのでした。




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図書館

宿のネットは相変わらず使えないので、町の図書館にネットをやりに来ました。
今日知ったのですが、ここには無料で使えるPCがあり、Wifiも拾えるらしいのです。



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小さくて可愛らしい図書館でした。
狭い室内では地元のお母さんが子供に読み聞かせをしていたり、
旅人達がパソコンに取り憑かれたりしていました。



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オヒギンス犬

宿に戻って、夕飯の準備と明日のお弁当作りです。

私以外の旅人達も皆お弁当作りにいそしんでいました。
私はおにぎりを作りましたが、ウィリーはサンドイッチにする様です。
袋一杯のパンにハムやチーズを挟み、それ以外にゆで卵を10個くらい作っていました。

私含め、チャリダーは本当によく食べるのです。
一日何十キロ何百キロもこぐためには、普通の人の何倍ものエネルギーが必要です。



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本日の晩ご飯

今日はトマトが手に入ったのでトマトパスタです。
昨日と一緒ですが、面倒だったので。
これ以外にパンも食べたので、エネルギー補給はばっちりです。

明日はついに、地獄の国境越えに挑みます。


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| チャリンコ旅 | 22:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅33日目/オヒギンスで国境越えに備える1

起きたら風邪を引いていたもののそんなに酷くは無く、まあこれなら大丈夫ね〜と思っているうちに
みるみる悪化したので慌ててテントを畳んでお部屋のベッドに引っ越しました。
お値段が倍近く違いますが、風邪っ引きなのに寒いテントに泊まるのは良くないです。



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フェリー会社

暖かいお部屋で少し休憩したらだいぶ回復したので、フェリー会社へ。
土曜のフェリーでオヒギンス湖を渡らなければいけないので、そのためのチケットを買いに来ました。

土曜の国境越えでは、オヒギンス湖ともう一つデシルト湖というのも越えなければいけません。
デシルト湖はアルゼンチン側で、チケットは船内で買えるとの事でしたが、
私はアルゼンチンペソを持っていないのでここで先に購入させて貰いました。

このオフィスでは、チケットと一緒に国境越え用の細かな情報や地図を貰えました。
フェリーは何時に着くとか、その後のルートとか、距離とか、所要時間とか、標高マップとか、
本当に助かるものばかりでした。
国境越えからチャルテン辺りまでは、領土問題でも抱えているのか何なのか知りませんが、
地図に載っていない場合が多いのです。その一帯だけ四角く情報が切り取られています。
なのでよけいに、このオフィスで貰える情報はありがたかったです。



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宿に戻って来ました。

宿はお庭がただっ広くて、テントを張る場所はいくらでもあります。
私もテントの防水がもう少ししっかりしていれば、そして今日風邪を引かなければ、
引き続き安い方のテント泊にしたかったです。




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ドイツ人のテント

ドイツ人も今日到着しました。
彼はユンガイの待合所からここまで1日で来たとのこと。
さすがアラスカから来ているチャリダーは違います。
平坦気味とは言え100キロのダートだし、結構キツいでしょうに。



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テラス

宿はWifi付きなのですがここ数日調子が悪いらしく、アクセスできませんでした。
私以外の人も誰もアクセスできないので、皆外でネットをやります。
町役場が放っているらしきWifiが、このテラスでは何とか拾えるのです。
とは言ってもほとんど使えないレベルで、しかも外はかなり寒いため諦める人続出。
私も諦めて部屋に戻りました。




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破れサイドバッグ

いつの間にやらサイドバッグに大穴が空いていました。
これはマズイです。走行中に中身が全部出たら非常にオモロイ事になってしまいます。



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裏に当て布をして


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ホレこの通り

安物買いのナンチャラがどうチャラ〜♪みたいな鼻歌を歌いながら修理完了。
破れズボンから切り取った布が大活躍してくれました。



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本日の晩ご飯

アウストラル街道の常識として基本的に生肉は売っていないのですが、
冷凍の豚肉があったので買って来て肉トマトパスタを作りました。
トマトが売っていなかったのでインスタントソースです。


<情報コーナー>

○ 国境越え〜チャルテンへ行くまでのフェリー2種

フェリー会社「Villa O'Higgins Expediciones」
ルータ7をそのまま直進し、宿から200メートルくらい行ったあたりの左手側。
ルータ7左横の小道みたいな所にあって目立たないので注意。

タイムスケジュール:
http://www.villaohiggins.com/hielosur/

オヒギンス湖/40,000チリペソ
デシルト湖/13,000チリペソ

・フェリーは12〜2月は便が多いが、11、3月は極端に少なくなる。
・デシルト湖は当日、船内でもチケットを購入出来る。(アルゼンチンペソ払い)


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| チャリンコ旅 | 22:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅32日目/アウストラル街道、ゴール

じいさんにお礼を言って、のんびり10:00に出発。

アウストラル街道のゴールであるビージャ・オヒギンスまでは残り60キロを切っています。
道はほとんど平坦だと聞いているし、お天気もまずます。間違いなく今日中に辿り着けます。
今日が、アウストラル街道を走る最後の日です。




まずは丘越えから。
じいさん家を出てすぐのところにこれがあるのですが、
昨日の3つの山より小さくてあっさり越えられました。


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丘を越えて振り返ると、通って来た道が少しずつ晴れて来ていました。
風向きからして、あの青はこちらに来てくれそうです。



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丘越えの後は気持ちの良い道と景色の連続でした。
ダートではあるもののかなりのスピードを出せ、オヒギンスがどんどん近づいて来ました。



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滝があったり、


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山が美しかったり、


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沢の水が冷たくて美味しかったり、



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展望台から湖を眺めたりもしました。



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気持ちが良いので、ここでお昼休憩。
わざわざガスを出してお弁当を温める余裕を見せてしまいました。

オヒギンスまではあと20キロを切っており、このまま走り抜ける事も出来ましたが、
少し名残惜しい気持ちもあったのかもしれません。

アウストラル街道でのお昼ご飯もこれが最後。
ビージャ・オヒギンスに着いた後も私が行くべき道はもうしばらく続きますが、
これほどまでに美しい景色の中を走れるのは、今日が最後なのです。

ところでお昼ご飯に作っておいたリゾットが生煮えでした。
アルデンテが過ぎます。




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オヒギンスはもう目と鼻の先です。

ですが、ここからは少し迂回しなければいけません。
規模は小さいものの山脈みたいになっている地形で、まっすぐ行ける道が無いのです。




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この迂回ルートもまた、湖沿いの美しい道でした。
ただ少し風が強くて大変です。



迂回ルートはほとんど平坦で、かつたったの12キロなのであっという間に走りきり、

そしてついに



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ビージャ・オヒギンス到着!

アウストラル街道、完走しました!


途中何度かワープしているので完走とは言わない気がしますが、まあいっかなって!
あのワープの半分は優しさで出来ているのです!残りの半分はPCとカードの犠牲です。




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本日の宿

目星を着けていた宿に来ました。
キャンプ場です。お部屋もありますが。

チャリダーに人気の宿らしく、おそらくドイツ人とも再会できるだろうと思い選びましたが、
彼はまだ着いていない様です。ちょっと早く着きすぎました。

アウストラル街道最後の村はここですが、街道自体は、ここからもう数キロ先まで続いています。
そこで道は終わり。そしてその後は、フェリーに乗って湖を渡り、国境を越え、アルゼンチンに抜けます。

そのフェリーが、3月は週に1本、土曜にしか出ていないのです。
厳密に言うと週にもう一便出ていますが、そちらは人数が集まらないと出航しない小型船らしく、
3月に国境越えをしたい旅人はほとんど皆土曜のフェリーを目指します。

今日は水曜なので、土曜まではあと3日あります。
走るのが遅く、トラブルも多い私は念のため余裕を持ったスケジュールを組んでいました。
他のチャリダーさんやハイカーさん達も、この後続々とこの村に到着するはずです。

私は3日あるので、ゆっくり休んで体力の回復に努めます。
この後待ち構えている国境越えは、「世界一美しくて過酷」と名高い地獄の道なのです。
詳しくはまた後日書きますが、とにかくキツイらしく、
アウストラル街道の旅最後にして最大の難関と言えます。




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本日の晩ご飯

ものすごくパン気分だったので、商店でパンを10個くらい買って来て
ゆで卵とアボガドを挟んで頂きました。


コクランから野宿が続き、唯一泊まった町は物品不足のトルテルだったので、
オヒギンスの商店の品揃えにはテンションが上がり切りました。

とは言っても品数はやっぱり少なく、野菜も数種類しかなく、何もかもが高いのですが、
それでもトルテルに比べると格段に物に溢れています。
それに、アウストラル街道はどこもこんな値段です。
アウストラル街道を走るチャリダーないしヒッチハイカーは、物があるだけで十分喜べるのです。



宿にはお部屋もあり、キャンプ続きだった体はベッドの暖かさを欲していましたが、
ちょっとお高いので今日はテントで寝る事にしました。

ただ風が強く、ちょっと雨が来そうで、気温も低く、非常に寒かったので
シャワーを浴びて服をいっぱい着込んで速攻で寝ました。

が、朝起きたら軽い風邪を引いていました。

緊張の糸が切れたのかもしれませんね。
地獄を前にして、切れてはいけない緊張な気がしますが。


<情報コーナー>

○ じいさん家(40キロ地点)からビージャ・オヒギンス/57キロ

最初に丘越えがあるが、キツイものではない。丘越えの後は15キロくらいまでしばらく平坦で走りやすい道。川や沢も多く、野宿しやすそうな場所が多い。15キロくらいから勾配が増え始めるが、坂は緩い。30キロ地点に民家?あり。民家前に立派なバス停みたいな小屋あり。あまりに立派なので使っていいものかは不明だが、ドアは無くて簡単に入れる。35キロ地点くらいから登りが増える。45キロ地点から湖沿いの迂回ルート。村の手前にキャンプ場あり。

○ ビージャ・オヒギンスの宿

「EL MOSCO」
7号線をそのまま走って、町の割と手前らへんの左手。すぐ分かる。

キャンプ5000ペソ、ドミ9000ペソ。
屋内のキッチン、トイレ、ホットシャワーあり。Wifiあり。
全体的にとても綺麗で、キッチンも広くて使いやすい。国境越え情報やマップなど豊富。
人気の宿らしく、ハイカーやチャリダーが沢山いた。

オヒギンスには他にもキャンプ場がたくさんある。


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| チャリンコ旅 | 23:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅31日目/土砂降られたので木こりのじいさんの家に泊めてもらう

昨日は日暮れ直後から雨が降って来て、朝になってもまだ雨の音が聞こえていました。
日が昇るころには止んでいましたが、空はどんより曇り空です。

この待合所は非常に居心地が良いのですが、昼間はしっかり利用者がいるし、
食べ物を買う場所も無いので連泊はしたくないです。



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晴れ待ちの間に朝食とお弁当作り。
鍋の中身がお弁当で、鍋の上に乗っているパンが朝食です。



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お弁当

キッチンの無い場所でおにぎりを作るのは非常に面倒くさいので、鍋ごと持って行きます。
中身はただのご飯です。先日作っておいたツナしぐれを乗せて食べたいと思います。
強火で炊いたあとすぐ包んだので、蒸らし効果で10分も経てば美味しく炊きあがる算段です。

なお、包んでいる布はただの綿帽子です。鍋のサイズにピッタリだったのでございます。



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9;20出発。
ゆっくり待ったかいあって、空は綺麗な青になっていました。

次なる目標の町はビージャ・オヒギンスです。
ここはアウストラル街道のゴールの町。
いつのまにやら、ゴールは目前に迫っています。

今いるここからオヒギンスまでは100キロ程度です。
頑張れば行けないこともないのでしょうが、頑張る気は全然無いので今日は中間地点で野宿します。
あるいは、イシドロさん家に泊まります。
チャリダー師匠からの情報なのですが、中間地点にイシドロさんという面白じいさんが住んでおり、
師匠の名前を出せば快く泊めてもらえそうなのです。素敵なイシドロさんもいたものです。



走り始めて30分。

さきほどまで良いお天気だったのに、また雨がポツポツし始めました。
どうやら今日のお天気は不安定な感じです。
トルテルではネットが使えなかったので、天気予報をチェック出来なかったのです。
お天気については、ある程度の雨風はもう仕方ありません。
チェックできたとしても必ず当たる訳ではないですし。


10キロほど走ったところにバス停があったので、レインコートを着て荷物にもカバーをかけ再出発。
さらに少し走った所で北上して来たドイツ人チャリダーに会ったので、この先の道の情報を聞きました。

この先は山が二つあるけどそこまでハードではなく、その後はフラットで走りやすいとのこと。
野宿ポイントも多いので心配いらないよ〜だそうです。
私は普通のチャリダーとは違い雨にふられるとテントが浸水する可哀想なチャリダーなので、
いかに広くて美しい野宿ポイントがあろうと雨の中では使うことが出来ないのですが、情報はありがたいです。
バス停か何か雨を凌げるところを探して野宿したいと思います。それかイシドロさん家。



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ドイツ人チャリダーと別れてしばらく走ると、聞いていた通り山越え道に突入しました。
最初に小さな山越えがあり、下ったらすぐ次の山が見えました。
2個目の山は中規模で、たしかにそれほどキツくはないのですが、
「越えたかな?」と思う頃に次の峠が見える鬼仕様だったので精神的に来るものがありました。




P3069649.jpg

そして2個目の山もクリア!

と思ったらすぐ目の前に新しい山が待っていました。
3個目ですけど。2個じゃなかったんですか。

1個目の山は低く、2個目と一体化していたのであの2つを1つとカウントするなら計算は合いますが、
低いながらもそれなりに頑張って登ったので、あれをノーカウントにしよるとはドイツ人コンニャローです。



P3069652.jpg

3つ目の山を登っている地中で雨が止んでくれ、青空が戻って来ました。
空の色ひとつで、さきほどまでキツイばかりだった登りが急に優しい坂に見えて来ます。

雨の後の空がこんなに綺麗だったとは。
今下を向いている人達は、この青の美しさを知っているでしょうか。



P3069653.jpg

少し長めの坂を登り切り、ここからは下りです。

現在時刻は15:30。
雨のおかげで距離はほとんど稼げていませんが、この後の天気がかなり心配なので
今日は早々に切り上げて野宿ポイントを探したいと思います。
2日で100キロなので、今日はまあ最低40キロくらい走れれば明日に繋がります。


・・と、思いながら坂を下っていたらまた雨がポツポツと。
やはり今日の天気は不安定です。

今日はバス停で野宿しようと思い探しながら走ったのですが、見つかりません。
走り始めて最初の15キロくらいはいくつか見かけたのですが。

そしてどんどん降ってくる雨。
コレは困ったぞ〜いと思っていたら、唐突に民家が現れました。
距離で言うとだいたいこの辺りにイシドロさん家があるはずなので、ここかもしれません。

でも違うかも・・・うーんどうだろうと思いながら民家をじっと見ていたら、
反対側の森の中から謎のおじいさんに声をかけられました。この人がイシドロさんでしょうか。




P3069660.jpg
本日の・・・

おじいさんは「雨降ってるから寄ってけ、小屋があるぞ」みたいなことを言っています。
イシドロさんなのかどうかは聞いても謎の答えが返って来てサッパリ分かりませんが、
見た所、この人が正解っぽいです。

時計を見たら16:00。距離は及第点の40キロ。
そしてタイミングを見計らったかの様に、急に雨が強くなりました。

「できればその小屋に泊まらせて頂けないでしょうか?」
「ああ泊まってけ!」

本日の宿が決定しました。
イシドロさん(仮)、ありがとう。



P3069659.jpg
本日の宿にあった薪ストーブ

小屋は結構しっかりしていて、椅子や薪ストーブまでありました。
使ってもいいか聞いてみたら、快くOKをくれるイシドロさん(仮)。
雨に濡れてとても寒かったので、本当にありがたかったです。




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本日の宿にあった薪ストーブの裏に生えてたキノコ

さっそくテントを張ろうと思ったら、家でコーヒーを飲まないかと誘ってくれるイシドロさん(仮)。
もちろん大喜びで着いて行きました。




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イシドロさん(仮)のお家は、道路を挟んで反対側の柵の中にありました。
何をしている人なのか不明でしたが、服装や佇まいや家の感じからして木こりをされてる様です。
おじいさんながらかなり逞しく、とてもお元気な人でした。

暖炉の火に当たらせてもらっていたら、イシドロさん(仮)は珈琲を入れてくれ、
トルタというらしい揚げパンみたいものを作ってくれました。

揚げたてサクサクのトルタと、暖かい珈琲。
外は、とても走行出来そうにない土砂降りになっていました。

本当にありがたいことです。
イシドロさん(仮)、ありがとう。

・・と思いながらトルタを食べていたら、イシドロさん(仮)は久しぶりの客人にテンションが上がったのか
ものすごく饒舌になり、そしてセクハラじじいに豹変し、先ほどまでの感謝の気持ちが吹っ飛びました。

陰湿ではないので笑ってかわせましたが、訴えれば10回くらいは勝てそうなレベルのセクハラを仕掛けてくるじじいに私もだんだん面倒くさくなって来て、でも今さら出て行くのは断固避けたいし、泊めてもらっている恩があるし、仕方が無いので腹いせにトルタを10個くらい平らげました。美味しかったです。

あと、ゆっくり話してみた結果判明したのですが、

じいさんはイシドロさんではありませんでした。

結局じいさんが何者だったのか、そしてイシドロさん家はどこにあったのか、今でも分からないままです。




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本日の寝床

じいさんの主食であるトルタを粗方片付けて満腹になり、小屋に戻って来ました。

川で汲んで来た水でドロドロになった靴下とスパッツを軽く洗い、ストーブの上に干したらあっという間に乾・・・くを通り越して溶けるというハプニングに見舞われ、その後深夜までヘッドライトの灯りを頼りにスパッツを縫う時間を過ごす羽目になり、23:30に就寝しました。


<情報コーナー>

○ リオ・ブラボー待合所からじいさんの家/40キロ

2.5キロ先民家、9キロ先分岐とバス停、15キロ先までほぼ平坦、ダートの状態も悪くない。その後小・中・中の山越え3つ。規模も勾配もそこまでキツくない。3つ目の山を下り切ると川があり、その先にじいさん家。


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チャリ旅30日目/フェリーの待合所で勝手に野宿


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本日はユンガイという村だか集落だかに行きます。
ここには小さな湖があり、道はそこで途切れているのでフェリーに乗らないといけません。
このフェリーの最終が18:00なので、それまでに必ず到着できるように少し余裕を持って出発しました。

このフェリーは途切れた道の代わりにあるものなので、車ごと乗る事ができます。もちろんチャリンコもOK。
しかも、ありがたいことに無料です。旅行会社とかではなく、チリ政府が出しているフェリーだそうなのです。



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まずは昨日走った道を逆走し、トルテルとユンガイとの分岐まで戻って来ました。
一度通った道でよく知っているため走り易いなどという事は全くなく、相変わらずのガッデムウェイでした。

ここからユンガイへは、看板には30キロと書いてありますが本当は20キロです。
地図数枚と先輩チャリダーさん達のブログで再三確認したので間違いありません。
公式の看板が間違っているとはどういうこったです。



分岐からユンガイへは、いきなり丘越えから始まりました。
目の前に「うへえ〜」と言いたくなるようなでっかい丘というか山というかがそびえており、
だいぶゲンナリしたのですが、丘の上に展望台っぽい建物が見えたのでそこを目標に据えて頑張る事に。

すでに12:00で、朝食を食べずに出て来たので非常に腹が減っていたのですが、
展望台に着いたらお昼ご飯タイムにしよう!というのを楽しみになんとか頑張って登りました。
勾配がかなり急で全然こげなかったので、ゼエゼエ言いながらチャリ押しトホホの徒歩です。

で、30分ほどかけてなんとか登り切ったのですが、展望台はありませんでした。
ここへ来るまでには分岐も何もなかったし、あの展望台は一体どこへ。私は幻覚でも見ていたのでしょうか。
獣道っぽいのはあったのでもしかしたらこれが以前は展望台への道として機能しており、
現在は使われなくなった・・・と考えるにはあまりに立派な展望台だったので、やっぱり幻覚かもしれません。
着いたら撮ろうと思って下からの写真が無いので、あの展望台の存在を証明するものが一つもありませんし。




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本日のお昼ご飯

仕方が無いので、お昼ご飯は道端の適当な岩場で食べました。
ムール貝の佃煮ごはんです。


昼食後、チェーンにオイルを差したら何故かまたギアがおかしくなりました。
先日の不調は何度も調整した結果一応直ったのですが、ここでまた絶不調に逆戻りです。
これから峠越えだと言うのに。どうも峠越えの前にはギアがおかしくなりがちです。

結局直らなかったのでそのまま行ったのですが、まあああああああキツかったですよ!このうんこギア!
軽い方に入らない状態で登るのもキツイのに、道は相変わらず酷いし、崖っぽくなってて怖いし、
トドメとばかりに雨が降って来ました。しかも結構強いやつが。

逆境にはだいぶ慣れて来ましたが、コンボ技を決められるとやはりキツイです。
チャリンコに乗り始めてからの私はマゾと評判ですが、私は単に努力が好きなのであり、
その一環として苦労することも辞さないだけであり、本物のマゾでは無いのです。
なのでお天道様、峠越えに雨のサービスは不要です。



いつまでも止まない雨。
早くユンガイに着きたいのに時間だけがどんどん過ぎて行き、不安に苛まれるあまり

「この雨がアアアアアアアアァァァ!!」

と絶叫したらカーブの向こうから乗用車が現れ、私の横で停まり、
「えっと、大丈夫?」と聞かれました。
聞こえていましたか。聞かなかったことにしてください。



長い峠越えの後もなんだかんだと登ったり下ったりの連続で体力を消耗しましたが、
最後の方はほとんど下りになったので助かりました。
が、道が本当に、本当に悪く、気分爽快で下ることは不可能でした。

いきなり現れる急カーブで崖下に投げ出されそうになり、悪路にハンドルを取られて豪快にすっ転びそうになり、コルケージョン(凸凹道)の罠にはまり自転車ごと飛び上がりそうになり、道が狭すぎてコレ対向車来たらジ・エンドだよねとビビリ、そしてまた急カーブに命を狩られそうになり・・・の連続で、ある意味登りよりハードな下りとなりました。

チャリダー師匠に「下り危ないから気を付けてね」と聞いてはいたのですが、想像の数倍怖かったです。
今後アウストラル街道を南下するチャリダーの皆さん、くれぐれもお気をつけ下さい。



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命からがら16;30。なんとかユンガイに到着しました。
フェリーは18:00発なので大分早いですが、予定通りです。



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本日のおやつ

ここでお茶をするために早めに着きたかったのです。
フェリー乗り場の隣にカフェがあると聞いており、とても楽しみにしていたのです。
とにかく走りまくりのチャリ旅の中で、時々訪れるこんなゆったりした時間が本当に幸せです。



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18:00ちょうど、フェリーは対岸のリオ・ブラボーに向けて出発しました。
小さな湖なので、45分で着きます。


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フェリーの中にはカフェスペースもありました。
座席はないため、お客さんはここでのんびりするか、外で景色を見るかして過ごしていました。

船内で一緒になったご夫婦の奥さんが、「お腹減ってない?」と言ってバナナを2本くれました。
チャリンコに乗っているとよくこんな優しさに触れます。本当にありがたいです。



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こちらは先ほどまでいたユンガイ。氷河が見えます。
あの山の向こうから来たはずですが、どの辺りを通って来たのかはよく分かりません。
こんな険しい山に道を作ってくれた道路工事の皆さんには頭の下がる思いです。
それよかトンネルぶち抜けよ



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寒さに震えながら景色を楽しんでいたら、あっという間に対岸に到着しました。

対岸では2台の車と数人のお客さんが待っていました。
その中に、先日コクラン行きの道中でワープさせて下さったご夫婦がいました。
お二人はあの後ビージャ・オヒギンスまで車で行き、今日また戻って来たところだそうです。
ビージャ・オヒギンスから先はもう車では行く事ができないので、戻ってくるしかありません。

ご夫婦は、今日も2人のヒッチハイカーを乗せていました。
本当に優しくて、面倒見の良い人達です。
私も日本でハイカーを見かけたら、是非乗せてあげようと思いました。



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待合所

さて、本日の宿はこちらです。
フェリーの待合所です。

この待合所はいつも鍵がかかっておらず、19:00の最終便を見送った後は勝手に使っていいそうなのです。
いや公式に許可されているかどうかは知りませんが、チャリダー御用達の野宿ポイントなのです。

そんなわけで私は今日ここで他のチャリダーと知り合い、和気あいあいと夜を過ごし、
「オヒギンスに行くんですか?」「私もです」「じゃあ一緒に行きましょうか〜」「でも私遅いから・・・」
という会話をすることを想定し、数日前からイメージトレーニングを重ねていたのですが、
待合所にいるのはどう見ても私一人でした。




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気を取り直して。

待合所の中は暖かくて広々です。暖房器具などはありませんが、それどころか電気もありませんが、
壁と屋根があるというだけで暖かいし、雨も来ません。さらにトイレもあるし、お水だって補給できます。
こんなありがたい場所を無料で提供してくれるなんて、チリ政府は神様でしょうか。
あるいは毎日鍵をかけ忘れており、チャリダー達に我が物顔で使われている事を知らないドジッ子でしょうか。



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過去何年も、何百人ものチャリダーが利用してきた施設なので大丈夫なはずですが、
ビビリな私はフェリーが去るまで様子見をしていました。

自転車の荷物は降ろさず、
「あ〜今日も疲れたな〜、もう一踏ん張りだな〜、でもちょっとだけここで休憩しようかな〜?」
みたいな小芝居を15分ほど続けていたのですが、フェリー乗組員の皆さんは見てくれたでしょうか。



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待合所の裏

フェリーが完全に見えなくなったのでさっそく火遊びの準備です。
待合所の裏には流木が沢山流れて来ており、薪には困りませんでした。



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今日は自分のガスで調理するつもりでいましたが、
待合所の周りにいくつも焚き火の跡があったので遠慮なく火を焚かせて頂きました。
火は暖まるし、洗濯物を乾かせるし、とってもありがたくて大好きです。そして火遊び大好きです。
一応、時と場所と安全性は十分考慮して遊んでおりますので、その辺りはご安心ください。



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本日の寝床

広いのでテントを張ることもできましたが、心の底から面倒くさかったのでそのまま寝ました。
でも十分暖かくて、ぐっすり眠る事ができました。


<情報コーナー>

○ トルテルからユンガイ/42キロ

分岐まで22キロ。その後すぐ山越え。その後も別の山越え4キロくらい。峠到着後もアップ&ダウンは非常に多い。最後12キロくらいはときどき登りを挟みつつも下り調子。ただし、道が悪くて非常に危ないためスピードは出せない。

○ ユンガイのフェリー乗り場

集落を突っ切って一番下まで下るとフェリー乗り場。
ここの待合室は壁が半分無いため寒そうだが、テントを張るには良さそう。トイレは無いっぽい。
乗り場脇、突き当たりにオスペダへ&カフェ&商店あり。小さい割に色々置いてあるが、値段はかなり高め。
トイレも有料(200ペソ)。

○ ユンガイからリオ・ブラボーへのフェリー
※ 変更があるかもしれないので、必ず事前にトルテルのインフォで確認してください。

12月〜3月/10:00、12:00、18:00
4月〜11月/12:00、15:00

リオブラボーからユンガイへのフェリーは、上記時間の1時間後。

○ リオ・ブラボーのフェリー乗り場

フェリー乗り場には待合所しかないが、2.5キロほど走ると民家がある。
待合所はちゃんと屋内なので、寝袋を使えば十分暖かい。トイレ2つあり。部屋もトイレも電気はつかない。
待合所の近くに焚き火跡数個あり。付近には流木が沢山転がっているので薪には困らない。


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| チャリンコ旅 | 23:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅29日目/急いで着きたいトルテル

昨日お菓子をくれたお兄さんとあの後少し話したのですが、
謎の分岐の向こうには川沿いの集落があるんだそうです。結構綺麗で良い所なんだとか。
バス停からは全く見えませんでしたが、集落まではたったの1キロだそうです。
そして、西方向(進行方向)300メートルにも農家があるとのこと。
ということは、昨日の謎のおじいさんは川沿いの集落から来て、1.3キロ歩いて農家に行って、
謎のペットボトルの中身を渡すか貰うかして、帰って来たということなんだと思います。

謎は全て解けました。ペットボトル以外。



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本日はトルテルまで行きます。トルテルまでは46キロ。
距離も近いし特に勾配も多くない道だと聞いていますが、早めの8:00に出発しました。
できるだけ早くトルテルに到着したいのです。

トルテルは海に面した斜面に出来た町で、階段だらけだそうなのです。
そして、そんな町で唯一階段を降りずに行ける宿が一軒だけあるとの情報が。
自転車を持って階段を上り下りするのは想像するだに大変なので、
狙いの宿が満室になる前に到着したい、という訳なのです。




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朝早くに出ると車も少なく空気が綺麗でとても気持ちが良いのですが、めちゃくちゃ寒いです。
日向に出るとまだマシですが、今日の道は日陰が多かったので特に寒かったです。

私はいつも半袖Tシャツ&全くウィンドをブレイクしないペラペラのウィンドブレイカーを着て
走っているのですが、今日はTシャツの上にもう一枚着ました。
自転車をこいでいても寒いというのは相当です。冬が着々と近づいて来ております。




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しばらく平坦な道で、その後に増え始めた勾配も緩やかだったので
驚くほどスムーズにトルテルとユンガイとの分岐に到着しました。

アウストラル街道を進むにはユンガイ方向が正解ですが、今日の目的地はトルテルです。
アウストラル街道を少し外れ、トルテルに寄り道しようという訳です。




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分岐にあった小屋でお昼休憩にしました。
ツーリストインフォメーションと書いてありますが、どう見ても噓です。




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トルテルまではあと22キロ。道は平坦なのであっちゅーま!

・・と思っていたのにダートが酷過ぎてスピードが出ず、チリ政府は真面目にやれと思いました。
ボッコボコでガタガタでジャリジャリで、こぐというより石と砂利をかき分けて這い進む感じでした。




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町の手前でやたらと登らされ、せっかく登ったのに下らされ、トルテルに到着しました。




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駐車場

町の入り口は駐車場になっています。

車両はここから先には進めないので、車で来た旅行者は宿の場所がどこであれ皆ここに車を停めて、
徒歩で移動します。駐車場はバス停もかねている様で、大きな荷物を持った旅行者を沢山見かけました。
また、この駐車場にはツーリストインフォメーションがあり、
係のおじさんがものすごく暇そうにベンチに腰掛けていたので町の地図を貰いました。




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本日の宿

こちらが本日の目標の宿です。
ここに入れなかったら、自転車をかついで階段を降りなければいけません。
時刻は14:00。
結構早めに来られたのでまだ満員では無いとは思いますが・・いざ尋常に勝負!

宿の人「一人なの?ダブルは埋まってるし、あと3人部屋しか空いてないから駄目^^」

ぎゃふん。

早く着くとか着かないとかは関係なかったみたいです。

が、ここで諦めたら階段地獄が待っています。
なので、

「では3人部屋をドミトリーにすればいいのでは!?他の人と一緒になっても私は全くかまいませんから!
自転車持って階段降りるのは嫌です心の底からポルファボール(プリーズ)!」


とものすごい剣幕で説得した結果、泊めてもらえることになりました。

ここまでしつこく食い下がったのも初めてなら、ここまでペラペラとスペイン語を喋ったのも初めてです。
人は追いつめられるとものすごい力を発揮するのですね。

その後、フルパワーで説得した疲れが出たのか単純に走行の疲れが出たのか不明ですが、
ちょっとベッドに横になったら一瞬で意識を失い、1時間ほど寝てしまいました。




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で、起きたので観光に出かけました。

トルテルの階段地獄をご覧頂いております。
海沿いに降りるにはこの階段を下るしか無いのです。
なので、駐車場の宿を取れなかった場合はとても大変なことに。




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海沿いはこんな感じです。なかなかオシャレではありませんか。

海沿いだけでなく、町にある全ての家々がこんな道で繋げられています。
この町を歩くにあたって、土やコンクリの地面を踏むことは一切ありません。
実際歩くのはキツイのですが、景色はとても楽しいため、この町は立派な観光名所となっています。



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チャリンコ発見!

チャリダーのっぽくないので地元民のでしょうか。
こんな階段だらけの町ではチャリンコなどお荷物以外の何者でもないので、
これの持ち主はただのマゾだと断言します。



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トルテル犬

やたらイケメンだったので激写。



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お祈りスペースとテレビ

この組み合わせは絶対おかしいと思うのですが。
マリア様もそんな片手間に祈られたくないでしょうよ。



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公園

公園も木製で、愛らしかったです。



観光おわり。

商店で買い物して、宿に戻って夕飯を食べて、明日出発する準備をして寝ました。

走行疲れで膝が痛いのであんまり遊びたくないのでございます。
そしてこの町は食料品の品揃えが非常に悪く、テンションが下がる所まで下がったのでございます。
全て高いし、牛乳は売り切れてるし、野菜は痛んでるし、町の人はどうしてるの?と聞きたいレベルです。

本当はここで2泊するつもりだったのですが、
栄養を取れない町に長居は無用じゃ!という訳で明日ユンガイに向けて出発します。

ユンガイでフェリーに乗って小さな湖を渡り、
その後2日かけてビージャ・オヒギンスを目指します。
オヒギンスは、アウストラル街道最後の町です。
もうすぐです。


<情報コーナー>

○ 謎の分岐のバス停からトルテル/46キロ

15キロくらい平坦な道。その後勾配が増え始めるが緩やかなものばかり。24キロ地点にユンガイとトルテルの分岐。トルテルへは22キロ。最初と最後の数キロ以外ほぼずっと平坦だが、ダートがかなり酷い。

○ トルテルの宿

「Hospedaje Chanito」
駐車場の右奥。

ドミ一人7000ペソ。ダブル1部屋、3人部屋2部屋。
Wifi、キッチンなど何も無いが、暖炉があるので料理できないこともない。私は自分のガスで調理した。
併設のミニスーパーにパンが売っているが、ここはトルテルで唯一パンが買える店っぽい。多分。

この宿に入れなかった場合、宿右手(駐車場向かって右手)あたりの地区はそれほど段差がなく、
宿も見かけたのでこちらを当たってみてもいいかも。値段は不明。

あるいは、「ツーリストインフォメーション脇に自転車だけ停めさせて貰った」というチャリダーと会ったので、
自転車は置いて荷物と自分だけ下の宿に降りるという手もあり。


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| チャリンコ旅 | 23:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

チャリ旅28日目/車に拾われる才能があるかもしれない

出発の準備をしていたら、宿のセニョーラが
「貴方はエネルギーが必要でしょ?」と言って朝ご飯を作ってくれてくれました。
なんという優しい人なんでしょうか。ありがたく頂戴しました。


お腹いっぱいエネルギーいっぱいになり、セニョーラにお礼を言って、9:00に宿を出発。
次の目的地はトルテルという町です。
ここまで1日で到着するのは難しいので、今日は中間地点で野宿の予定です。
73キロほど走ればキャンプ場があるそうなので、できればそこまで行きたいなと思っています。

町を出て、ボコボコの未舗装路をせっせと走ること約20分。
3キロほど走ったところで、後ろから宿のセニョーラが車で追いかけて来ました。
あら忘れ物でもしたかしらと思ったら、

「乗りなさい!」
「えっ」
「見て、大きな山があるの!大きな山2つ分だけ送ってあげる!」
「えっ」




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というわけで、荷台からはみ出しているのは私のチャリンコです。
前輪を外したらなんとか入りました。いや入ってないけど、入りました。

ワープをすることに全く抵抗が無いわけではありません。せっかくなので自分の足で行きたい気持ちはあります。
さらに、パソコンぶっ壊れ事件とクレジットカード不正使用事件はズルをしてワープした罰が当たったという
思い込みに取り憑かれている私は、今できるだけワープを避けたい気持ちです。
しかし、セニョーラのせっかくのご厚意です。
そのお気持ちが嬉しかったので、お言葉に甘えてワープをさせて頂きました。
次は何が壊れるんだろうネェ〜・・と、心が死んで行く音を聞きながら。



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途中の風景

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牛の群れ

しかし人は楽をしようとする生き物です。

未舗装路のせいで3キロ進むのにも苦労した先ほどまでとは打って変わり、車のなんと速いことでしょうか。
登り坂をグイグイ進むそのスピードに感動し、

「10キロくらい連れて行ってもらえないかな〜」

「もう一声・・・20キロくらい行ってくれたら・・・」

「もういっそトルテルまで連れてって下さい」


と、最終的にはもうチャリダーとして完全アウトな思考に達しました。




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30分ほど乗せて貰い、どこだか分かりませんが山を2つ越えたあたりで降ろして貰いました。

そう、どこだか分からないのです。

私はいつもサイクルメーターの数字を頼りに走っています。
目標地点が75キロだから、何時までには何キロ走りたいとか、
あと何キロ走ればキャンプ場があるはずだからそこまでは頑張ろうとか。

が、車に乗っている間はもちろんサイクルメーターは回らないので、
今何キロ地点にいるのかサッパリ分からなくなったのでございます。
セニョーラの車のメーターをチラ見したら時速40キロで走っており、
30分乗っていたのでだいたい20キロだとは思うのですが、正確な距離が分かりません。
何度か停車しましたし、時速も一律ではありません。

これは非常に困った事態です。



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まいっかと思って走り出しました。
遠くに見える雪山が美しいです。

道は相変わらずのジャリジャリですが、大きな山を越えさせて貰ったお陰でここからはそんなに大きな勾配はなく、難なく越える事ができ・・・るかと思いきやギアだかチェーンだかがおかしなことになり、ほぼ走れなくなりました。

まず軽い方に入らない。そして真ん中に入れるとチェーンがからまる。
一応こういう事態の対処法は教えてもらったので修理を試みたのですが、何故か上手くいきません。
私は本物の素人なので、私が知っている範囲以外にどこかおかしい所があるんだと思います。
調整しては走り、止まり、また調整してはこいでみて・・を繰り返していた為に全く速度が出ず、
1時間に3キロも進めませんでした。

さらに辺りは蚊とアブだらけ。数匹のアブの襲撃を受けたことはありましたが、
ここまで大量の蚊&アブ連合軍に襲われたことは無かったので堪えました。

奴らは鈍いので割とすぐ為留められるのですが、何せ絶対数が多いので大変です。
あまりに腹が立つので自転車を降りて大量殺戮パーティーを始めたのですが、
何十匹為留めても新手が来るのでもう諦めて自転車に乗りました。
「立ち止まっているから集まるのでは」という事実には割と早い段階で気付いていましたが、
混み上がる殺意には勝てませんでした。




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ギアは結局おかしいままですが、何度も調整したおかげで多少はマシになりました。
でも軽い方には相変わらず入らないので、登り坂が非常にキツいです。



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バス停を発見したのでお昼ご飯タイム。
昨日歯を食いしばって残しておいた菓子パンと、作っておいたおにぎりです。

ここでふと、他のチャリダーブログ書きさんが「トルテル行きの途中でバス停で野宿した」という
内容を書いていたことを思い出し、メモを確認してみました。
そしたらその人が書いていた情報と完全合致していたので、ここがまさにそのバス停だと言う事が分かりました。
その人はポイントごとの距離もしっかり残してくれていたために、
ここはコクランから44キロ地点だということが判明。
で、メーターを見て計算した結果、本日は18キロワープさせて貰ったということも分かりました。

現在時刻は14:00です。
ここが44キロ地点ということは、目標地点の73キロまではあと30キロを切っています。
ワープってすごいですね。もしかしたら着けないかもと思っていた73キロ地点がもうすぐそこに。
心配して送ってくれたセニョーラに大感謝です。



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バス停の裏には小さな森がありました。
野宿に良さそうな森だな〜と思って中に入ってみたら大当たりで、誰かがここでキャンプをした跡が多数残されていました。焚き火の跡から、石を組んでベンチにしてある場所まであります。あまりに完成度が高いので、有料のキャンプ場か?と疑ってしまった程です。

すぐ隣に川があるし、薄暗い森なのでテントを張っても目立ちにくいし、よく燃えそうな枯れ木も沢山落ちているし、自転車も入れやすいし、ここまでパーフェクトな野宿ポイントは初めて見ました。
今日ワープをしていなかったら、私もここで寝ていたかもしれません。



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長々と休憩を取り、また走り出しました。

休憩の後はしばらく平坦な道が続き、景色も良く、お腹もいっぱい、そしてあと30キロ!
ということでテンションが上がり切っていて大変良いスピードが出ました。
後半坂が増え始め、しかも崖際の道だったので上がり切ったテンションは地の底まで落ちましたが、
なんとか18:00頃には本日の目標距離まで到達することができました。

聞いていた73キロ地点には確かにキャンプ場がありましたが、もう少し走れそうだな〜と思いスルー。
さらに4キロ走ったらもうひとつキャンプ場があり、よしここにしようと入ってみましたが、
設備の割に一泊5,000ペソ(1000円)と非常にお高かったので止めました。
キャンプ場は二つとも農家の片隅にスペースを作ったものの様でした。



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謎の分岐のバス停

第二キャンプから1、2キロ走ったらバス停を発見しました。
ワープのおかげで時間的にも体力的にももう少し行ける感じではありましたが、
西日がすさまじくて全く先が見えないので本日はここで終わりにしました。
水場が無いのが残念ですが、そんなこともあろうかと水は多めに汲んでおいたので大丈夫です。

先ほど触れたブログにはこのバス停のことも書かれていたのですが、
「謎の分岐のバス停」と名付けられていたので私もそれに習いました。



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謎の分岐

バス停は、謎の分岐の角にありました。
この分岐は地図にも載っていないし、看板も何もありません。

少しだけ分岐の先へ歩いてみましたが、近くに集落などは無い様でした。



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本日の寝床

風は西から吹いて来ており、バス停の壁がそれを完璧にガードしてくれていました。
全て壁なわけではないので少々寒いですが、屋根もあるし、十分過ぎるくらいありがたい場所です。
バス停で野宿なんてしていいの?と思われるかもしれませんが、というか私も思いましたが、利用者はほぼ皆無なので大丈夫です。いたとしても、バスは1日1本程度しか通らず、夜間は当然通らないので問題ありません。

車は何台か通り、その度にちょっとビビリましたが、皆さん陽気に手を振ってくれました。
アウストラル街道は野宿に対して寛容です。



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ここで野宿をした人は以前にもいたらしく、焚き火跡がありました。
火遊び大好き暖をとりたい私はさっそく薪を集めて点火です。
そして直火でパンを焼き、スープを作って頂きました。

美味しく楽しく蚊がうっぜえディナータイムを過ごしていたら、
謎の分岐の向こうから謎のペットボトルを二つ抱えた謎のおじいさんが歩いて来ました。
私に「オラ(ハロー)」と声をかけてくれ、そのまま日が沈んだ方向に消えて行くおじいさん。

え、どこから来たの?そしてどこへ行くの!?

と本気で困惑し、まさかこの世の者ではないのでは?と一瞬疑いましたが、
幽霊は多分ペットボトルは持っていないなと気づきディナーの続きをやりました。

そしたらおじいさんは30分くらい後に戻って来て、
「ブエノスノーチェス(おやすみ)」と言い残してまた分岐の向こうに消えて行きました。

どこに行ってたの!?そしてどこへ帰るの!?




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腹一杯になり、日も完全に沈んだのでもう寝る事に。
とっととテントに入って寝る準備をしていたら、外からチャリンコの音が聞こえ、テントの前で停まりました。
「おやお仲間かな?」と思いテントの外に出ると、そこには地元民と思われるお兄さんが。

簡単な挨拶を交わすと、お兄さんは「食べ物持ってる?」と聞いて来ました。
あるけど貴方軽装だし家近いんでしょ!チャリダーかハイカーならあげるけど貴方にはあげませんよ!
と思い「無い」と答えたら、「じゃあこれ」と言ってくれたのが写真のお菓子です。

ありがとうございます。そしてなんか・・・ごめんなさい。


<情報コーナー>

○ コクランから野宿ポイント/78キロくらい

町を出るとすぐにダートになる。5キロほど走ると丘越えあり。約20キロひたすら丘越え。その後もなんだかんだで丘越え。44キロ地点から10キロ程度平坦な道。その後また勾配が増えるが、この辺りは道がかなり悪い。

44キロ地点にバス停、その裏が最高の野宿ポイント。
バス停の目の前に小さな分岐があり、そこにキャンプ場の看板あり。分岐の3キロ先と10キロ先らしい。
73キロ地点に農家がやってるらしきキャンプ場あり。77キロ地点に同じ感じのキャンプ場もう一軒あり。
78か9キロ地点あたりに謎の分岐のバス停。


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チャリ旅27日目/コクランで休憩


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メイン広場

今日はコクランでゆっくりします。

コクランはアウストラル街道で2番目に大きな町ですが、コイヤイケに比べると格段に小さいです。
しかしアウストラル街道ではコイヤイケとコクランにしかATMが無いので、
ここは旅行者にとっての給水ポイントみたいな町で非常に重要です。
私は行きませんでしたが、自転車屋もあるそうです。

コクランは、実は3番目だという話も聞いた事があります。
でも私が見た範囲ではコクランより大きな町など無かったので、
私が行っていない分岐先にそれがあったのかもしれません。



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本日のおやつ

ケーキが売っていました!
マッハで購入、そしてすぐに完食です。
おとなりのは菓子パンです。明日のおやつにします。



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コクラン

何故かハリウッドみたいな看板が。
見えるでしょうか。丘の上にあります。



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来ました。

夕飯を作ろうとキッチンに行ったら宿のセニョーラが突然「あそこ行きたい?」と言い出し、どこを指さしているのかよく分からなかったのでとりあえず「行きたいです」と答えたら、車で連れて来て貰えたのがここだったのです。
途中、どんどん町の奥に入って行き、ついでに野犬に追いかけられたので非常に恐ろしかったです。



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コクランの夜景です。
ハリウッドコクランが建っている場所は展望台になっており、コクランの町を一望できたのです。

小さいながらも明るく、なかなかにロマンチックな景色に導かれて
何組かのカップルさんが遊びに来ていました。



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が、デートスポットというにはあまりに罠が多かったです。
自治体のモテない担当者の犯行でしょうか。



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本日の晩ご飯

デートスポットから帰還してお夕飯。

大きな街では肉を食べようと決めているのですが、
コクランは意外と品揃えが悪く、良い肉が買えなかったのでスパゲチーです。
大量に乗っているハムみたいなのは、残念ながらトマトです。



そんなこんなで、コイヤイケほど盛り上がる事も無くコクラン滞在は2日で終了しました。
明日からまた南下を開始します。アウストラル街道のゴールはもうすぐそこです。


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