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ラグーン69へトレッキング

本日はやっとトレッキングに行けます。

思えばここまで長い道のりでした。
お腹を壊したり、風邪を引いたり、鳥の串焼きの小骨にやられたり、
ハツの串焼きを毎日食べたりしました。美味しかったです。


本日の目的地はラグーン69というところです。

ラグーンは湖の事で、69は通し番号なんだそうです。
ということは、公園内に少なくとも69の湖があるということでしょうか。
国立公園はやはり広いです。




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朝4時に起きて、5時のクレクティーボに乗りました。
まだ辺りは真っ暗です。



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本日の朝ご飯

先日行ったユンガイでコレクティーボを乗り換え、国立公園の中へ。

国立公園入口で入場料の支払い&小休止を挟みました。
写真はそこで買った何か美味しいものです。



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トレッキング開始ポイント

ここへ来るまでにユンガイとヤンガヌコを通りました。
ということは帰りにも寄れるということで、初日に参加したヤンガヌコツアーは要らなかったのでは?
と眠たい頭で気づき、歩き出す前からちょっと疲れを感じるのでした。




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坂を降りたら急に壮大な景色が広がっており、フランス人も私も夢中でシャッターを切りました。

フランス人とは、コレクティーボ車内で知り合ってしばらく一緒に歩き、
あっという間に見失った一瞬の相方のことです。

トレッキング開始ポイントの写真の左側に写っている手がそうです。



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ところで、坂を降りてすぐに橋がありますがこれは渡ってはいけません。
この先は行き止まりになってしまうので、川の右側を行くのが正解です。

今後の旅人のために情報を落としてみました。



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本日の目標であるラグーン69へは山を登らなければいけないのですが、
最初はこんな平坦な道を歩きます。

自然景のはずなのに、どこか庭園の様な雰囲気がありました。



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牛がそこらをうろついています。
なんだか良い雰囲気です。



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滝もあります。



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雨が降り始めました。
雨季なのでどうせ後半は雨だろうと天気予報すら見ませんでしたが、前半から雨でした。

そして一日中雨でした。

阿呆の私は山を歩くのにカッパを忘れて来まして、
そりゃあもう全身びひょ濡れの阿呆ガッパになりました。

雨に塗れどんどん寒くなるので防寒具を着込みましたが、
これもどんどん濡れるので意味がありませんでした。



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坂になってからはやはりペースが落ちました。
例によって空気が薄いため、苦しいのです。
トレッキングスタート地点ですでに3,700メートルと、富士山くらい高いので。
なお、目標のラグーン69は標高4,600メートルです。


フランス人はペースが速かったので先に行って貰ったのですが、
坂道を登り始めたらあっという間に見えなくなりました。

後で再会したときに尋ねたら、彼はもともとトレッキングが趣味で、
ここへ来る前にもワラス発9泊10日のトレッキングツアーに参加して来た猛者でした。

ワラスはトレッキングのメッカで、3泊やら5泊やら9泊のトレッキングツアーがあるのです。
実はかなり心惹かれましたが、初心者かつ何の装備も無い私が9泊ツアーなぞに参加したら
2泊目くらいで息絶えることは目に見えているのでやめました。

装備はレンタル出来るのと、荷物の多くはロバが運んでくれるのと、全部歩くわけではなく
ツアーバスが長距離を繋いでくれると聞いてまた心を揺さぶられましたが耐えました。

ツアー会社の人に「暇なら行けば?」と言われましたが堪えました。
誰が暇人ですか失敬な。強く否定できない部分はありますが。



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さっき通って来た所

だいぶ登って来ました。

山道はジグザグと坂を登って行きますが、途中何度か近道らしきものを見かけました。
ああこれ楽そうと思うのですが、方向音痴は近道をしてはいけないという国際的ルールがあるので我慢です。
近道の先には遭難が待っています。

さらに、時期が悪いのか私とフランス人と青い人以外は誰も見かけないので
絶対こんな所で迷子になりたくありません。

青い人とは、いつの間にか前を歩いていた謎の人の事です。
しばらくはこの人と同じペースで歩いていましたが、霧の中で見失いました。



フランス人も青い人も見失い孤独を感じ始めた頃、前方から誰かの足音が聞こえました。
おや、4人目のトレッカーかしら・・と顔を上げると




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牛でした。

牛・・・



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世界に認められた牛歩の彼はべらぼうに遅いです。

トレッキングコースは片道3時間と聞いておりますが、出発したのは朝9:00。
私は16:00までに開始ポイントに戻らなければいけないのであまり時間がありません。
帰りのコレクティーボは16:00頃が最終だそうなので。

というわけで私は急いでいるのです。
速く歩いていただくか抜かすかしないと、
下手をすれば私はここで牛と一緒に夜を明かす事になります。
一晩では食べきれません。




しばらくは牛飼いの様に彼の後ろを歩いていたのですが、
ラッキーなことに途中で良い感じの近道を見つけました。

先の道が見えているので、ここを通ってもちゃんと正しいルートに戻れます。

ここだ!

と急いで先回り。



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に、失敗して牛と目が合いました。

見つめ合う事十数秒。
気まずい雰囲気です。


「えーと、どこから来たんですか?」
「1人ですか?」
「これからどこに行くんですか?」




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シカトする牛。

せっかくフレンドリーに話しかけたのに失礼な奴です。

そしてご覧の通り追い抜きには失敗し、
結局また牛の尻を追いかけることになったのでした。




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牛が小道に引っかかっている隙に大岩を這い登って回り込みました。
何か言いたげな目をしていますがこちらにも都合があるのです。

しかし何だか離れ難く、スピードは上げられませんでした。
振り返れば奴がいるこの状況が気に入ってしまったのです。




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湖がありました。
ラグーン69ではない様ですが、ここも水鏡が美しそうです。晴れていれば。



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湖を過ぎたら急にこんな景色が現れ、息を飲みました。

牛達がのんびり草を喰んでいます。
さっきの牛はここを目指していたんですね。



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しかしこの美しい湿地帯も降りてみると酷いうんこウェイで、現実って嫌だなと思いました。



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分かり辛い所には目印が置いてあります。賽の河原みたいです。

この目印もそこそこに分かりづらいのですが、これがあるということは
正しい道を歩いているということなので安心感がありました。



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分かれ道です。
ラグーン69はまだ先の様です。



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矢印の先はどう見ても山なのですが、
しかもけっこうなそびえっぷりなのですが、
そして霧でてっぺんが見えないのですが、

もしかしてこれを越えろということでしょうか。



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ああ、花が綺麗ですね。(現実逃避)



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雨も霧もどんどん酷くなります。

今どの辺りまで来ているのかは分かりませんが、フランス人と、多分もう離れてしまった青い人のペースを見る限り私は遅れ気味な気がしてならないので少し焦りを感じ始めました。
しかし息が苦しく、前が見えず、雨に濡れて寒く、お腹が減ったという4重苦でなかなか進めません。



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一応、辿り着けなかった場合に備え

「これがラグーン69です」

と言い張る準備はしてあるのですが、できれば本物を見たいです。


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本日のおやつ

なのでとりあえず3重苦にしました。
もう少し頑張ります。




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少し広い場所に出ました。
何やら看板が出ていますが霧で全く読めません。



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とか書いてあったらどうしましょう。
膝から崩れ落ちてしまいます。



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しかしここでフランス人と青い人に会う事ができました。
2人とも岩に腰掛けてゆっくりしています。

と言う事は・・・



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もしやこれがラグーン69ですか?

何も見えないのですが。




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そんな事実は知りたくありませんでした。




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しかし、ガッカリを通り越してだんだん嬉しくなってきました。

だって他の旅行者達が皆「真っ青で綺麗だった〜!」と言ってる中で私の感想だけが

「白かった」 なんですよ。

レアですよこれは。



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一応青さと透明度を証明できる写真も撮りました。霧が少し晴れた隙に。




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さて、帰ります。

なんだかんだと湖に着いたのは予定より30分早かったので、少し休憩できて体力も戻って来ました。
さらに、帰り道は下りなので楽々降りることができました。霧も多少は晴れた気がします。

目標の15:30まではまだ時間がありますし、これはヤンガヌコに寄って帰る時間もありそうだな〜
なんて暢気に考えながら歩いていましたがここで難関が。



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川が増水していて渡れません。

行きで渡った飛び石が完全に水の下にあります。

もう靴も靴下もべちゃべちゃなので足下が濡れるのは構いませんが、
水の勢いに押されて滑って転びそうなのでかなり躊躇しました。

が、辺りを歩き回ってみても他に通れそうな場所はないので覚悟を決めました。

万が一の場合に備えカメラと携帯をビニール袋に入れてリュックを背負い直し、
「よし!」のかけ声とともに決死の川渡り。

結果としては無事に渡れたのですが、足下は再起不能になりました。



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前方に牛が。

行きはこの辺りにはいなかったと思いますが、
川の向こうから移動してきたんでしょうか。


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牛は皆カメラ目線をくれるので好きです。



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開始ポイントの下まで戻って来た所で青い人と再会しました。
青い人はここまでバイクで来たそうで、開始ポイントより少し手前の路上まで送ってもらいました。



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帰りは2時間もかからなかったので、まだだいぶ時間があります。
なのでヤンガヌコまで歩いてみることにしました。

今日も今日とて雨ですが、湖は相変わらず青くて綺麗です。



しかし、湖のほとりに到達する前にコレクティーボが通りかかったので
湖行きは止めて乗せて貰い、少し早めにワラスに帰りました。
全身びしょ濡れで凍えそうだったので、思わず。


手先がかじかんで動かない程に冷えきっていましたが、
今回は事前に宿を変えてあり、温かいシャワーを浴びられたので風邪は引かずに済みました。

が、その他の被害はそこそこ深刻でした。


本日の被害状況:

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・リュック、靴、ズボン、防寒具一式
・リュックに入れていた地図、手帳、その他紙もの全て
・なおパスポートは宿に置いて来たので無事


<情報コーナー>

○ ラグーン69トレッキング

(1)アルマス広場から北へまっすぐ行った所にある「Fitzcarrado」通りのほぼ突き当たり(川より手前)に
ガソリンスタンドがあり、その脇にユンガイ行きのコレクティーボが停まってる。
ワラスからユンガイまで約1〜1時間20分。5ソル。
出発時刻は5:00/6:00/7:00などがあるが、満席にならないと出発しないため正確ではない。

(2)ユンガイでコレクティーボを乗り換え、トレッキング開始ポイントの「Cebollapampa」まで行く。
終点ではないので、事前に「Cebollapampa」か「Lagoon69」と伝えておくこと。
所要1時間半。15ソル。(去年まで10だったが今年から値上がりしたらしい)
時間は6:00/7:00/8:00などがあるそうだが、確実なのは7:00と言われた。

(3)途中、国立公園入り口で入場料5ソルを払う。

(4)「Cebollapampa」からラグーン69までは片道約3時間。帰りは2時間くらい。

(5)「Cebollapampa」発の帰りのコレクティーボは16:00ごろが最終。
ツーリストインフォメーションによると、時間は正確でないので念の為15:30には戻った方がいいとの事。

(その他)
・「Cebollapampa」からヤンガヌコまでの下りは徒歩45分くらい。
・ヤンガヌコからだとコレクティーボは10ソル。
・ラグーン69ツアーというのもある。朝6時半くらいに出る。歩く距離は一緒。
・牛はいつもカメラ目線。


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