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わたりどり飛ぶ

本日は南米エクアドルに移動します。

これまで海路と陸路で繋いで参りましたが、
さすがにヨーロッパから南米まで泳いで渡るのは骨が折れそうなので空路にしました。
バミューダトライアングルで海の藻屑になるのは嫌です。


1209222.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/バミューダトライアングル



これまでずっと陸路をとっていた理由については、陸路へのこだわりはあるにはあるのですが
別にそこまで厳密に守りたかったわけではなく、単に飛行機以上にバスや列車や船が好きだからです。

あとあまり飛行機を使うとブログタイトルを「わたりどりよく飛ぶ」に変更しないといけないので。
でも「たまに飛ぶ」である以上たまには飛ばないといけないので、今回は良い機会と言えます。




大きな地図で見る

本日の行程はこちらです。

午前10:40(ドイツ時間)フランクフルト出発。
 ↓
(フライト約10時間)
 ↓
米領プエルトリコに到着。(トランジット3時間半)
 ↓
(フライト約3時間)
 ↓
中米パナマに到着。(トランジット1時間)
 ↓
(フライト約2時間)
 ↓
午後23:02(エクアドル時間)エクアドルの首都キトに到着。


ドイツとエクアドルは7時間の時差があるので計算が狂いますが、実際は19時間のフライトです。
なお日本とエクアドルの時差は14時間です。日本が朝を迎えてもエクアドルは昨日の太陽が沈んでません。


到着が深夜なのでもう空港でじっとしてた方が良いのかなとか色々悩みましたが、
19時間のフライトの後では不審者・浮浪者・強盗及び掃除のおばちゃんと戦うのもしんどそうなのでキト市内に宿を取りました。宿に「到着は多分0時を過ぎますが予約取り消さないでネ」とメールもしときました。
あと駄目もとで「空港まで迎えに来て」と言ってみたら「15ドルで行ったげる」と返されたので、
「じゃあタクシーでいくからいい。敬具。」と返信しときました。何から何まで完璧です。




IMG_2280.jpg
フランクフルト国際空港

フランクフルト国際空港のマークがぶち切れた人の漫画的表現にしか見えません。


空港には普通2時間前に行けばいいと思うのですが、
チケット購入時に送られて来た注意書きに「米国かカナダ行きの場合は念のため3時間前に来て下さい」と書いてあったので言われた通り3時間前に来ました。米国行きじゃなく単にトランジットですが、それも対象なのかと思いまして。私はこう見えて真面目な奴なのです。

結果、早く着きすぎて2時間程すごく暇だったわけですが遅れるよりはいいです。


さて、空港に着いたらまずはチェックインといきたいところですが、
私は今回エクアドルへの片道航空券しか持っておらず、
そのことに難癖付けられる可能性はゼロではないのでチェックインカウンターに行きたくありません。

そういうわけなのでチェックインカウンターは避けて、
チェックインマシーンなる便利な機械で自分でチェックインしました。
あとは荷物お預けカウンターにリュックを捨てに行くだけです。
ここにも人はいるでしょうが、既にチェックイン済みなので行程はスムーズのはずです。

が、私は今日3つの飛行機を乗り継がないといけないので、
「お預け荷物はそちらさんが積み替えてくれるのか、あるいは途中で一度ピックアップする必要があるのか」
を聞きにカウンターに行きました。

ら、案の定航空券のチェックが入り、復路航空券のことを突っ込まれました。あああしまった。


「エクアドルから出国する航空券は持っていますか?」
「いえ・・・陸路で抜けるので持ってません・・・バスとかで出るので・・」 ドキドキ
「わかりました。ではバスのチケットは持っていますか?」
「持ってませんがエクアドル入国では出国チケットの提示は求められないはずでは」
「規定上はそうですが、聞かれる可能性は高いです」
「そうなんですか・・ではこの後すぐインターネットでバスチケットを購入すれば大丈夫でしょうか?」
「ええ、それが良いと思います」

で、逃げ切りました。
もちろんバスチケットのくだりはその場しのぎの嘘です。

ああ怖かった・・・

実際、キエフの相方が「復路航空券を持っていない事」を理由に登場拒否された経験があると言っていたので。
復路航空券(またはその国から第三国へ抜けるチケット)の所有が入国条件になっている国はもちろん、
そうでない場合でも運が悪いとチェックイン時に突っ込まれて搭乗拒否されることがあるとかないとか・・
・・・・いや、ないんじゃないですかね?どうなんですか?

わかりませんが、日本人で実際そういう目にあった人の話を見かけません。
キエフの相方が失敗したのもあくまで規定で決まっている国だったそうですし。彼女はチャレンジャーなのです。

でもこれはあくまで無事通過したから言える事であって、
本当に運が悪い場合どうなるのか分からないのでやっぱり対処法を考えておくに越した事はないと思います。
私はビビリなのでそのあたりは慎重です。今回は挑んだけど。だって規定ではいいことになってるもんね。




搭乗時間になったので手荷物検査とボディチェックを受けて搭乗ゲートへ。
最初の目的地プエルトリコは米国領なので、チェックがとても厳しかったです。

ベルトやアクセサリーはもちろん、靴まで脱ぐことを要求され、
おなじみの金属探知機を通った後最近騒がれている全身スケルトン撮影らしきものを体験。
トドメに係員の手による入念なボディーチェックがあり、そこまでやるか?という感じでした。
けどまあ、11年前の事件のことがあるので仕方ないのでしょう。



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今回乗った飛行機(奥)

乗ったのは格安航空会社のAir Condorなので機内はとてもシンプルで、
個人テレビなど何もありませんでしたがぐっすり寝ていたため余裕しゃくしゃくでした。

あと、意外にも機内食が出ました。
LCCは機内食とか無いという思い込みがあったのでカメラはカバンにしまい込んであり、
携帯は機内モードのことをすっかり忘れて電源を落としてしまったため使えず、写真がありません。
機内で撮れるものなんてこれくらいしかないのに失敗しました。


ところでAir Condorという名前がすごく好きです。
私の今旅の第一目的はコンドルを見る事なのです。神の鳥コンドルへの憧れは尽きません。
しかも、このAir Condorのキャッチコピーが

Born to Fly(飛ぶ為に生まれてきた)だと言うからもう

格好いいいいいいいいいいいい!!!!



P9231134.jpg

プエルトリコに着きました。


IMG_2281.png

ここです。

プエルトリコはただのトランジットなのですが、さすが米領、チェックが厳しかったです。
厳しいと言っても

「滞在目的は?」
「ただのトランジットです」
「どこ行くの?」
「エクアドルです」
「休暇?」
「そうです(永遠のな!)」

で質問は終了で、あとは顔写真撮ったり指紋取ったりするだけなので問題はありませんでしたが、
ただのトランジットでも厳しくやるんだなあと妙に感心したのを覚えています。



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プエルトリコの空港のマックで

私が今回買ったのはAir CondorとCopa Airlinesという二つの格安航空会社の合わせ技チケットです。
実際にはAir Condorのサイトから買ったのですが、共同運営なのかこういう形のチケットでした。

ここからの移動はCopa Airlinesを利用します。こちらはパナマの格安航空会社です。

フランクフルトで尋ねた荷物ピックアップの件はやはり「必要」という答えだったので、
一度荷物をピックアップし、再度Copa Airlinesのカウンターでチェックイン&荷物のお預けをやりました。

そしたらまた片道航空券の事を突っ込まれました。

でも今回は簡単で、

「エクアドルから出国するチケットは持っていますか?」
「持ってませんがバスで出るので現地で買います」
「そうですか」

で終了でした。
聞く意味あるんですかそれと思いました。

というわけで、これで全てのチェックインが無事終了したので私の勝ちです。
あとはエクアドルでの入国審査が関門といえば関門ですが、規定に無い以上それを理由に入国拒否されるいわれは無いのでもう大丈夫です。エクアドルなんとなく緩そうですし。←ただの偏見



プエルトリコ・サンファンの空港はどこもかしこもwifiが飛んでいたので
ツイッターをやったりしながら時間を潰し、無事次の飛行機に搭乗。

バーンと飛んで機内食(軽食)を食べてガーンと降りて、また次の飛行機に乗って、
ほぼ時間通りにエクアドルのキトに到着しました。



エクアドル入国審査はとても簡単でした。

機内で書いておいた入国カードを渡したら、特に何も聞かれないまま約1分後ハンコを貰えて終了でした。
何故か男性係員の隣に係員かどうか定かでない女性がおり、2人でキャッキャウフフしながら審査していました。
少しは真面目にやんなさいよと思いましたがハンコさえ貰えれば何だって良いのです。

とにかく無事に入国審査を突破したいので、入国カードに目立つ事を書いて突っ込まれたら嫌だな〜と思い
「2週間滞在」と少なめに申告したのですが、3ヶ月分の許可をくれました。良かったです。
キトで最低2週間は語学学校に行くつもりなので、少なくとも3週間は必要です。
なのにこれを書いたときの私はちょっとボケていたようですね。



P9231135.jpg
本日の宿

「キトのこの時間は北米からのフライトが集中するのでタクシーを捕まえるのは至難の業」
なんて前情報があったので不安だったのですが、あっさり捕まえる事ができました。

10分ほどタクシーに乗って無事本日の宿に到着し、周りの方は寝ているので小声でチェックイン&抜き足差し足で自分の部屋に入り、そこでようやくホッとため息をつきました。
南米はヨーロッパや他の地域に比べ治安が悪いとよく聞くので、かなり緊張していたのです。

嬉しかったのは、私がタクシーを降りてからホテルのインターホンを押し、無事中に入れてもらえるまでの約20秒間運転手さんがちゃんと待っていてくれたことです。すぐに走り去らず、見張っていてくれました。
裏を返せばこのあたりの夜がそれだけ危ないということなのかもしれませんが、運転手さんの気遣いがとても嬉しかったです。




さて、これまでずっと「ドイツからアメリカへ飛びます」と言っていたものが何故急にエクアドル行きに化けたのかについてですが、単にアメリカ空路入国がすさまじく面倒臭いことに負けたからです。

現在、日本を含むいくつかの国の国籍保有者は、90日以内の観光であればアメリカへビザ無しで入国することが出来ます。しかしこれを利用してアメリカにビザ無し&空路で入国する場合、「復路航空券、又は第三国に抜けるチケットを所有していること」という条件を満たさないといけないのです。
「3ヶ月以内に確実に出て行きますよ〜不法滞在する気はありませんよ〜」という証明のためです。

しかも第三国は隣国(メキシコとかカナダとかその他周辺の島国)では駄目だという意味の分からないルールがあるので、アメリカからメキシコへ抜ける航空券、あるいはバスチケットなどでは意味を成さないことになります。

以上のことから、私が当初描いていた
「まずはNYに飛んで、アメリカ縦断して、メキシコへ陸路入国して、中米を南下して、南米を以下略」
というプランは企画倒れの憂き目にあったのです。

どうしてもこれをやりたかったら往復航空券を買って復路放棄するとか、
第三国へ抜けるチケットを買っておいてアメリカ入国後キャンセルするとか、
アメリカ及びメキシコから出る航空券なりバスチケットを先に押さえておくとかすればいいのですが、
使わない航空券を買うのも先のことまで予定を立てるのもひどく面倒臭く、結果

なんでそこまで言われにゃいかんのよじゃあアメリカ行くのやめるわ!!
とブチ切れたためにアメリカ行きがエクアドル行きに化けたのでした。

説明おわり。



しかしアメリカに行くこと自体を諦めたわけではありません。

アメリカは空路入国は面倒臭いのですが、陸路入国の場合はその限りではないのです。
つまり、

北米→中米→南米へ陸路移動
という予定だったものを
南米→中米→北米へ陸路移動

という具合にまるっと順番を変えてしまえば全て解決するわけです。

実際には、中南米には国境が閉鎖されていて陸路移動が不可能な国々や本当に危険な国もあるので全て陸路では回れませんが、少なくともこれでアメリカ入国の問題は解決します。




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今後の予定としては、

エクアドルで短期スペイン語学校に通って旅に必要な会話能力を習得
 ↓
南米周遊。コンドルは絶対見る。
 ↓
中米へ
 ↓
中米北上
 ↓
アメリカへ
 ↓
アメリカからヨーロッパへ戻り、その後モロッコとかへ


という感じで行きます。
アメリカへの憤りが消えなかったら手前のメキシコから直接どっか行くかもしれません。

周遊期間は、予定では南北中アメリカ全て合わせて4ヶ月くらいのつもりだったのですが、
ルートが変更になったためにこのまま行くと1月の極寒の時期に北米に行かないといけません。
それは是非とも避けたいので、何かうまいこと調整するかアメリカは無かった事にするかしようと思います。
温かい所だけを回りたいのでブログタイトルが「わたりどり」なんです。実は。


予定表にある通り、ここキトで短期のスペイン語学校に通います。
最近バックパッカーの間で中南米の安いスペイン語学校に通うのが流行ってるそうなので、流行に乗ります。
あと中南米の多くの国はスペイン語が公用語で英語が通じないそうなので。
「泥棒!」と「道に迷ってしまいました。地球規模で。」くらいは言える様になっておかないと危険です。



<情報コーナー>

○ ヨーロッパから北米へのフライト

Air Condr
Air Berlin
共にドイツのLCC。ドイツ国内や周辺国からニューヨーク、ワシントン、カナダのトロント、ハリファックスあたりへのフライトが安い。時期が良いと2万くらいのがあったりする。

○ キトのタクシー

・車体は黄色。
・ナンバープレートはオレンジ。
・車体の両脇に登録番号(よく見かけるのは4桁)が貼ってある。

上記のものが正規のタクシーで、それ以外には乗らない方が良い。
とは言っても正規のタクシーが街中を五万と走っており、
正規じゃないタクシーなど滅多に見かけないので正規を捕まえるのは難しくない。
でも流しを捕まえるより宿や空港から電話して来てもらったほうがいいらしい。(キト在住者情報)


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