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チェルノブイリ博物館

キエフからチェルノブイリに行く1日ツアーがあります。
チェルノブイリそのものを見に行くツアーです。

さすがに原発の中には入れませんが、原発が見えるところまで行き、ゴーストタウンと化した町を歩き、
チェルノブイリとその近郊が今どうなっているのかをこの目で確かめる事ができます。
もちろん、参加は自己責任です。念書の様なものにサインをするそうです。

私は今この時だからこそこれを見なければいけない気がして、ずっとここへ行きたいと思っていました。

それなのに、いろいろな事を考えた末参加を断念してしまいました。
理由は放射能どうこうの件だけでは無いのですが、書くとウダウダなってしまうので控えます。

その代わりにはなりませんが、チェルノブイリ博物館に行って来ました。



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チェルノブイリ博物館

こちらはキエフ市内にあります。
建物はそう大きくは無く、静かな通りにひっそりと建っています。




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入ってすぐの所に日本・フクシマへのメッセージがありました。
中央のモニターにはあの日の写真が何枚も、繰り返し映し出されていました。




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2階に上がる階段にはチェルノブイリ近郊の村の名前が並んでいます。

裏側に回ると・・・




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これらの村は今はもうありません。
人が住めなくなり、地図から消えたのです。




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事故が起きた時刻

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当時チェルノブイリ近郊に住んでいた子供達



フクシマの10年後、20年後はどうなっているのでしょうか。

フクシマの人達や国民にその場しのぎの嘘を付き誤摩化すばかりの電力会社、そして、大丈夫ですと言い続け、責任逃れをし、時にパフォーマンスまがいの運動をして見せるだけの恥知らずの政治家達は10年後20年後にはすでに現職を引退していることでしょう。将来フクシマの子供達の健康に何らかの影響があったとしても、電力会社も国も「原発事故の影響ではない」と言ってのけるのでしょう。

野田首相や管元首相だけの問題ではありません。

いま野田首相や与党の責任を問うている政治家達は数十年間ずっと原発を推奨し続けていませんでしたか?
責任だ総辞職だと騒いでいる連中はそのエネルギーを他につぎ込むことは出来ないのでしょうか。
メディアは、何の為に存在するのでしょうか。
国を生かすも殺すもメディアの力が大きいです。
しかし日本のメディアは、日本を生かしていると言えるでしょうか?



私は現在日本におらず、災害復興ボランティアにも原発反対デモにも参加した事がありません。
もちろん募金や節電など出来る事はしていましたが、本当はもっともっと出来るのに結局は自分の生活を第一に考えてしまい、貯めたお金も自分の夢の為に使っています。

私が一番無責任なんだと思います。

旅をしている間も日本のニュースは毎日チェックしていますが、
ときおりツイッターから流れてくる反原発デモのニュースを見るたびに
居ても立ってもいられない気持ちになります。

あれほど穏やかで主張が弱いとすら言われていた日本人が今大きく動いている中で、
そこに参加するわけでもなく、反対の意見を言う訳でもなく、
ただ安全な外国から黙って眺めるだけの自分がひどくしょうのない人間に思えます。


私はそれでも旅をやめることができず、ならばせめてと思い
チェルノブイリの姿を日本に伝えるという役割を自分の中で見いだしたのに結局行きませんでした。
なんだかもう、恥ずかしいです。

チェルノブイリに行かない事が恥ずかしい訳ではないです。
行ったら格好良い等という事もないです。
ただ、自分の決意を貫けなかったことが恥ずかしいんです。



旅をしている中で、あの震災や現在の福島のことをよく聞かれます。
「ツナミ」「フクシマ」の2つのワードが耳に入るたびに私は緊張して背筋を伸ばし、
自分の拙い語学力で出来得る限りの説明をしようと試みます。

東北は現在復興に向かっている事、人々は逞しい事、しかし、思う様にはいっていない事。
フクシマは現在落ち着いているが、今後どうなるか分からない事。
一番怖いのは誰もフクシマの真実を知り得ない事。そして、
溢れる情報の何が正しいのか分からないということ。


私は今後も旅を続けたいです。
心は騒ぐけれど、自分で決めて旅立ったこの夢を貫けなかったら
きっともう何も出来ない人間になってしまう気がするからです。

ただせめてこの旅の中で、日本人として出来ることを考えようと思います。
恥ずかしいままで帰りたくないので。


<情報コーナー>

○ チェルノブイリ見学ツアー

日本からのものも、現地で参加するものもある。どちらも数週間前からの予約が必要。
日本からのツアーは参加人数によって料金が決まる。
現地ツアーは一人130〜150ドル程度の模様。
現地ツアーは朝方出発して夕方帰ってくるもので、だいたい10時間くらい。

現地ツアーに関しては、近年ツアー業者の不正が発覚したり見学禁止になったり色々と不穏な動きがあった。
そのためどのツアー会社が認可を得ているものかちゃんと調べて選択するのが賢明。


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| ウクライナ | 21:57 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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