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グラーツ観光&今度こそスロベニアへ

車両切り離しによる邦人連れ去り事件から一夜明けて。



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ホテルの星の数を見てビビり、朝食を食べに行くだけなのに
一番綺麗な服を来て髪型を整えて準備体操をしてから臨みました。

が、実際行ったら周りはTシャツ短パンとかで拍子抜けしました。





さて、今日こそはスロベニアに渡りたいです。

次なる目的地であるスロベニアのポストイナへはユーロナイトという夜行2本で行けることが分かったので、これを買いに朝一で駅に行きました。が、残念なことに早くも満席になっていました。

なので行き先を変更して首都リュブリャナへ。
これなら午後発の良い便があります。乗り換え一回、所要3時間半です。

本当はポストイナまでの便も沢山あるのですが、乗り換えの少ない、良い時間のものが見つからなかったので。
今日は半日グラーツ観光をしたいので3時くらい発の便が良かったのです。

なお、マリボルは経由地であって目的地ではないので未練はありません。



マックのWiFiでリュブリャナの宿の予約もしました。

昨日の失敗はグラーツの宿の事はもちろん、予約しておいたマリボルの宿に行けなくてキャンセル料を100%取られているのも効いてるのでかなり躊躇しましたが、ここで「宿は取らない方がいい」という発想に行ったらミシュコルツ事件の二の舞を踏む事は目に見えています。なので、シーズンが明けるまでは可能な限り事前予約をすることに決めました。

参考までに、

(1)ミシュコルツ事件:安宿が見つからなくて高い宿に泊まらざるを得なかった事件。
(2)グラーツ事件:予約した宿に行けずにキャンセル料を取られた上、予定外の地で高い宿に泊まった事件。


のことを言います。

そのうち
(3)○○事件:高い宿すら見つからなくてマックで夜を明かす事件。
(4)△△事件:マックが無く駅も閉まって路上でとうもころし抱えて泣く事件。


が追加される予定です。
(3)はともかく(4)は断固避けたいです。

あと、

(5)コシツェ事件:宿は見つかったけどマックでマックラップの開封方向を間違えて中身が全部出た事件。

というのもあります。
宿が見つかったからといって油断は禁物なのです。




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グラーツ市内

そういえば以前グラーツに来たくて堪らなくなったことがあります。

でも何が目的だったのか思い出せないので、とりあえずツーリストインフォメーションに行って地図とパンフを貰って隅々まで探してみました。すると、「収蔵量の多さが自慢の武器庫」というのが載っていました。

これです。




今日は結構時間があるので、まずは展望台に行ってみることにしました。
グラーツ市内には小高い山があり、その上には時計塔という観光名所があります。さらにその上の頂上まで行くと、グラーツ市内が一望できる展望スペースになっているようです。


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頂上まではケーブルカーに乗って行きました。帰りは歩いたのですが、
これが結構な距離とキツイ坂だったのでケーブルカーを選んで正解だったと思います。



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頂上から見たグラーツの街並みはオレンジの屋根が鮮やかでとても綺麗でした。

ただ、頂上に点在するカフェの傘が邪魔であまり良い写真が撮れないのが難点です。




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時計塔

お城が無くなった今、グラーツのメインシンボルとも言えるのがこの時計塔です。
お城はハプスブルク時代にフランス軍に壊されてしまったそうです。

そういうわけで山の上は広い公園になっており、時間をかけて見学する場所はないので早々に下山しました。


私は歩きましたが、時計塔の近くからエレベーターで降りることもできます。
エスカレーターではなくエレベーターです。山を突き抜けて下っていくと思うとちょっと可笑しいような。



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途中、謎のトンネルがあったので入ってみました。

中は所々洞穴のような場所があり、観せる目的っぽい照明が付けられているのですが、電気ケーブルが散らかっていたり光量がたりなかったりであまり完成された空間とは言えず、何を目的としたものなのかよく分かりませんでした。



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トンネルの先は街に繋がっていました。横にはエレベーター乗り場もあります。
この写真の風景が面白いので、ケーブルカーで登った方も是非裏から街へ降りてみて下さい。




お次は数年前に行きたくてたまらなかった場所だと思われる武器庫です。

これまでにも「武器庫」という名前の展示施設には色々行きましたが、これまでのそれは「武器博物館」であって「武器庫」ではなかったんだなと認識を改めました。

ここはまさに武器庫でした。


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こんなんです。すごいでしょう。

入口からして結構狭く、小さそうな建物なので「ここに本当に4万点あるの?」と思いましたが納得。
今にも兵士達が現れ、武器を手にとって出陣しそうな雰囲気です。


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触らないで下さいって書いてあるけど触りたくなる気持ちちょっと分かります。
触りたいというより、あまりにも大量に積まれているので展示物ということを忘れそうになるんです。



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カブトを被り、剣を持って写真を撮れます。
写真の子は良いノリですね。


武器庫は本当に圧巻でした。
興味がない人でも入った瞬間思わず吹き出すと思うので、是非足を運んでみて下さい。





グラーツは美しい街で他にも見所は沢山あるのですが、
あっという間に時間が過ぎてしまったので駅に戻って電車に乗りました。

オーストリアの鉄道はよく整備されており、ECなどの長距離列車は全く揺れないし静かです。

書いてなかったですがシベリア鉄道は滅茶苦茶揺れます。トイレで着替えるなんて至難の業ってくらい。
あとポーランド鉄道も結構揺れた気がしますが、鈍行に近い列車だったので仕方ない気もします。



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列車の乗り換えは国境付近でありました。

またおかしな所に連れていかれてはたまらないので、

1、ネットで調べたプラットフォームを確認し、(そこに電車はいなかった)
2、駅の時刻表を確認し、(何故か載ってなかった)
3、駅員さんに聞き、(ようやく目標を発見)
4、列車入口の行き先表示を三度見し、(一応全車両見たけど全部リュブリャナ行きだった)
5、乗り込む前に「この"車両は"リュブリャナに行きますか?」と車掌さんに確認し、

ようやく安心して乗りのみました。
グラーツで植え付けられたトラウマは深いです。


2時間後、無事リュブリャナにたどり着き、プラットホームに降りた瞬間ガッツポーズをした私を、他の旅行者が奇異の目で見ていました。



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| オーストリア | 08:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

スロベニアを目指していたはずだった

今日は想定外のトラブルに見舞われました。
たまにはパンチを食らいたいとか阿呆な事言うから・・・




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今日はブラチスラバ観光はせぬままスロベニアに移動します。

ブラチスラバに来た理由である首都観光とスロバキア料理を食べることのどちらも果たしておらず、次の行き先であるポストイナという街へはブダペストからの方が近いので一体何の為にここまで来たのかさっぱりわかりません。




大きな地図で見る

今日の目標はスロベニアの首都リュブリャナか、東よりの街マリボルです。
電車でのアクセスは分かりますが、できればバスを使いたいのでタイムテーブルなどは今のところ不明です。

リュブリャナまでだと結構距離があるので、まずはマリボル辺りまで行ければ上等だろうと言う事で、この町の宿を予約しておきました。ミシェコルツの失敗をすぐに活かす、日々成長する旅人・私です。




まずはブラチスラヴァから1時間の距離のウィーンに向かいます。
言わずと知れたオーストリアの首都です。
現地語では「ヴィエナ」と言います。周辺諸国でもこちらの呼び名の方が通じやすいようです。

首都同士がこんなに近いって珍しいんじゃないでしょうか。
仲良くしておかなければ面倒なことになってしまいますよね。


ウィーンへの移動はさっそくバスを使いました。
ブラチスラバのメインバスターミナルは旧市街からそう遠くないです。15分くらいでしょうか。
私は宿から近かったので歩いて行きました。




バスは予定通りの時間にウィーンに着きましたが、着いたターミナルがわけのわからない場所でした。広大な敷地にバスが無数に停まっているのに人っ子一人おらず、チケットオフィスらしきものも見当たらず、周りの道路の騒音に反して静まり返っているそこはまるで異世界の様でした。

あとで調べたところ、ウィーンのバスターミナルは一つではなくいくつかあるようです。この異空間がどのターミナルだったかまでは調べてませんが、存在しないターミナルだったら怖いので絶対に調べません。

そんな異世界バスターミナルでは続きのバスの切符なぞ買えそうに無いので、仕方なく近接の地下鉄に乗り鉄道駅へ。ウィーンはいくつか大きな駅がありますが、そのうち一番近いところにとりあえず行ってみました。

東駅だか南駅だか(忘れた)の構内にあった市内地図でバスターミナルを探しましたが、コレと思われるものは発見できず、まあ仕方ないかと思い鉄道のタイムテーブルを調べたらよい時間にマリボルへの直行便があったのでこれに決定。

ウィーンは見なくていいのかい?というお話ですが、実はウィーンは数年前に大学の卒業旅行で来た記念すべき初めての海外旅行先でして、非常に思い出深い場所であると共に、割と見尽くした感があるので今回はいいです。



というわけで、さっそく指示された通りの駅に行き、マリボルまでの直行便の切符を買いました。
およそ3時間半の道のりで47ユーロです。急に交通費が高くなってしまいました。
オーストリアの物価は他の東欧諸国に比べあまり安くなく、ウィーンなどはかなり高いです。

物価と言えば、同じマクドナルドでも都市によって値段が違うのに驚きました。
例えばマックラップセットは、スロバキアのコシツェでは450円くらいだったのにウィーンでは690円でした。
まあ、レートの関係もあるのでしょうが。


ここWien Meidling駅からポストイナまでは普通は2.3度乗り換えて行かなければならず本数も多くないのですが、一日一本あるかないの直行便もあり、これに乗ると3時間半で着けます。私はこれに乗りました。

が、

乗る車両を間違えました。


欧州の列車は最初は一緒に走り出しても、途中で切り離して別のところに行くことも多いのです。
そのことは知っていたはずなのですが、今回全く確認せずに乗ってしまいました。

で、スロベニアのマリボルに行くはずが

オーストリアのグラーツに連れて行かれてしまいました。

あさっての方向に連れて行かれなかっただけマシでしょうか。




大きな地図で見る


一応修正のチャンスはあったんです。
乗車後いくらか過ぎたころに車掌さんが切符を切りに来て、そのときに教えてくれました。

しかし、
「この電車の後ろ4車両は切り離されてグラーツに行くよ。向こうの車両に移動してね」
と言ってくれたらしいところを私は
「グラーツで切り離される」
と勘違いしてしてしまい、こういうことになりました。

正しい車両もグラーツを経由するので、そのあたりも勘違いの原因かと思います。


一応車掌さんの話と自分の解釈に何か違和感を覚えはしたのですが、車掌さんは忙しそうに次へ行ってしまったので「ん?今なんて言われた?えーとこの電車の終点が○○だから・・」なんて考えているまさにこのとき切り離し作業が行われていたらしく、電車が動き出してから車内を見て回ったときには時すでに遅し。さっきまであった続きの車両がすっかり無くなっておりました。

このときようやく全てを悟り、吹き出しました。
人は思わぬ事態に直面したとき笑うのですね。


グラーツはウィーンとマリボルの間です。
そして、グラーツとマリボルは電車で一時間程度と比較的近いです。
なので、グラーツで降りてまたマリボル行きを探せばいいやと気楽にかまえる私です。

が、

到着したグラーツ中央駅の窓口で
「今日はもう便ないわよ」
と言われて目玉がポーン!となりました。

「え?ウィーンから来たの?」

「はい。乗る車両を間違えてしまって」
「まあ・・・」
「今晩泊めて下さい」

最後の一行は妄想です。




その後が大変でした。

マリボルの宿はとってあるのですが当然グラーツのは無いので宿探しをしなければなりません。
が、もう19時なのでツーリストインフォメーションは閉まっています。

しかし幸いなことにインフォメーションの外にグラーツのパンフレットが置いてあり、
そこからホテル情報を見つける事ができました。神の助けです。「おお・・!」って小声で叫びました。

さっそくパンフから探し、徒歩20分かけて行った最初の宿は満室。
冷静さを欠いていたようでバスにも乗らず、荷物を背負ったまま歩いてしまったのであっという間に体力は削がれ、このままでは行き倒れると思いとりあえず駅に戻りました。徒歩で。横をバスが走っているのに。やっぱり冷静さを欠いています。

だんだん暗くなってきたのでこれはいかんと思い、直接行く作戦はやめてパンフの安い宿から順番に電話をしてみることにしました。やっと見つけた公衆電話が死んでいたのでiPhoneからかけましたが、普通に繋がって助かりました。来月の請求が怖いです。

しかし5軒程かけても全て満室で、もうすぐ夜9時をまわろうとしていたのでこれはマズイぞと思い、マックで夕飯を食べました。ビッグマック食ってる場合ではないのですが、腹が減ってはなんとやらなのです。

でもマックではWIFIが使えるので、予約サイトでホテル探しをすることができました。
そして、空室があるホテルは全部高い上に遠いという結論を得て終了しました。頭を抱えるばかりです。

で、もう仕方が無いので最終手段に据えていた駅前のイビスホテルに行くか!高いけど!
という覚悟ができたので行ってみました。

が、満室でした。
ぽぽぽぽーん。

「どっかホテル紹介して」と言ったら
「そのへんにいっぱいあるけどどこも満室だと思うよ」
と放り出されました。そんな殺生な。

外国のホテルも金曜は満室になるんですかね。
もうすぐシーズン到来で混み始める時期でしょうし。

また駅に戻り、もうここで野宿したろかなと思いつつ再びマックのWIFIで宿予約サイトを見た所、比較的現実的な距離のホテルに空室があるのを見つけました。チェックインリミットを過ぎているので直接電話をして交渉。

「空室あるでしょうネタは挙がってんですよ」と聞いた所、その場で予約を入れてくれました。

「今から行きます。ちなみにタクシーってそこまでいくら?」
「12ユーロくらいじゃないかしら」
「じゃあ5分で行きますので。」

実際は7.5ユーロで飛ばしてくれ、無事宿に着く事ができました。

なお、タクシーの運転手さんに聞いた所グラーツ中央駅は12時くらいには閉まるそうなので、
駅泊という手を取らなくて本当によかったです。深夜に街に放り出されるところでした。

ミシュコルツで痛手を受けたばかりなのにあれよりさらに高い宿。
さらに、マリボルの宿が当日キャンセルなので全額取られ、懐に大ダメージです。

宿を取っていても取っていなくても痛手を受けることがあるということを痛感した事件でございました。



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| オーストリア | 21:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

ブダペスト最終日&ブラチスラバへ移動

今日はブラチスラバに移動します。
こないだ行きそびれたスロバキアの首都です。意外と早く無念を晴らすことができました。

次の目標に掲げたスロベニアへの通り道・・とはいきませんが、
すこし遠回りすれば寄れる場所にあるので。


ブダペストからブラチスラバまでは電車一本または二本で行けるので、
私は楽な方の直行列車のチケットを買いました。1800円くらいです。


ブダペストの国際線切符売り場はひどく混んでいて、1時間近く並んでしまいました。

機械から番号札を取り、電光掲示板で呼ばれるまで待つという良くあるシステムなのですが、数秒待って客が現れなければ容赦なく次の人へ行く窓口のお姉さんが格好良かったです。
とは言え自分が飛ばされてはかなわんので、私はこの窓口の前から1歩も動きませんでした。



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結局違う窓口に呼ばれたのですが、相手は年配の駅員さんで機械が苦手なのか手書きの切符を発券してくれました。珍しいので大事に取ってあります。というか、実は出国からこれまでの切符はすべて取ってあります。紙ものが好きで。




列車は15:30発のに乗りたいので、それまで暇です。
なので、ブダペストカードもあと一日分残っていることですしもう少しだけ市内観光をすることにしました。


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選んだのは登山鉄道です。
ブダペスト城の向こう側には小高い山があり、それを20分かけてゆっくり登って行く電車です。
多分上の写真がその山だと思うのですが違うかもしれません。

市内交通扱いなのでブダペストカードで乗れます。


P6282394.jpg 乗り場

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山はなだらかで人も沢山住んでおり、車道もあるのでザ・登山鉄道という感じではありませんが、緑に囲まれた中を進んでいくので窓が全開だったらさぞかし気持ちいいだろうと思います。自分で開ければいいのですが面倒臭かったのです。


この電車の終点からは、「子供鉄道」という中学生までの子供達が鉄道員を務めている面白電車が出ているそうです。けどこちらは別料金が必要で、私はサイフに200円くらいしか残っていませんでした。足りるでしょうか。

一応、小さい車掌さんに200円差し出して「足りませんよ」「そこをなんとか・・」という会話をシミュレーションしてみたのですが、酷くいたたまれない気持ちになったので今回は断念しました。

そんなわけでまた同じ登山鉄道に乗って山を下りました。


独自通貨の国を離れる直前は、お金を使い切りたいという思いから上記の様な残念な状況になりがちです。計算が狂って降ろす羽目になることもあるのですが。
その場合、ATMの出金はいくら以上と決められているので必要以上に降ろすことになり、行く当ての無い現金が余ります。仕方が無いので駅の売店で水やら食料を買い込み、それをリュックに摘め、背負った瞬間激しく後悔する・・・というのがだいたいいつもの流れです。



登山鉄道を降りた後もブラチスラバ行きの電車まで1時間弱と中途半端に時間があったので、
またブダペスト周遊トラムの旅をして楽しみました。

今日の目標は宿の前を通るトラムが何番か突き止めることです。
朝早くから夜遅くまで走っていてえらく騒がしいのです。

あえて宿近くの停留所名は見ず、遠く離れた適当な所から適当なトラムに乗って
宿の前を通るのをひたすら待ちます。

そしたら3本目であっさり当たりました。4番トラム、貴様か!





そんなこんなでブダペストを発つ時間です。
駅に行きロッカーに預けた荷物をピックアップし、列車に乗り込みます。

ブラチスラバまでは2時間40分。うとうとしている間に着いてしまいました。



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ブラチスラバ旧市街

まだ若干明るかったので旧市街を見に行きましたが、
観光客はもう引き払っていて閑散としていたので大人しく宿に戻りました。



<ハンガリーまとめ>

毎回言ってる気がしますが人は優しいです。老若男女みんなです。
あとフレンドリーな人が多いです。
バス停などで時刻表を見て固まっているとすかさず声をかけてくれ、
正しい乗り場まで連れて行ってくれたり、宿まで案内してくれたりしました。

ミシュコルツで宿を探して三千里したときに通った住宅街では、団地沿いの大通りにいっぱい人が出てきて世間話をしていたり、アイスを食べながらフラフラしていたり、なんだか街全体がアットホームな雰囲気でした。

ブダペストは都会なので少し雰囲気は違い、仕事の行き帰りで忙しそうな人と観光客が混ざりあった忙しない都会風景でしたが、人が優しいのは変わりませんでした。

若い人には英語が比較的通じます。
年配の方にはドイツ語が通じる場合が少なく無いようです。

オーストリアハンガリー帝国の歴史のためか、
市内の案内は英語よりもドイツ語が多いと感じました。

ハンガリーの人って色白そうと勝手に思っていたのですが、実際は健康的に日に焼けた人が多かったです。薄い褐色肌に栗色の髪の子をよく見かけました。女の子がみんな明るくて可愛いかったです。

物価は安いです。最近はだんだん高くなっているようですが、それでもまだ安い部類に入ると思います。スロベニアに比べると少し高めで、オーストリアに比べるとだいぶ安いです。

宿泊費は、首都のブダペストではユースホステルが沢山見つかるのでいいですが他の小さい都市などでは高くついてしまいます。実際は安宿もあるのかもしれませんが、情報が少なく私は見つける事ができませんでした。



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| ハンガリー | 06:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

市内交通乗り放題券で全力で遊ぶ


今日も引き続きブダペスト観光です。


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中央市場


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広い敷地内に、肉や野菜や民芸品など様々なお店が並んでいます。
一階が主に食材で、2階は半分が民芸品で半分は屋台村です。

山盛り野菜の八百屋は見ているだけでワクワクしてしまいます。
袋にどっちゃり買ってみたいです。

そういえば昔、紙袋にフランスパン生やしてパリの街角を歩くみたいなのに憧れた事がありますが、もしかして欧州の人はビニール袋にネギ生やして町田を歩くみたいなのに憧れてるんでしょうか。




ハンガリー料理にはよくパプリカが登場します。
ハンガリーのパプリカは日本でよく見る赤や黄色のそれではなく、
薄い黄色で日本より大きなものが主流のようです。

この中央市場もそうですし、駅構内だとかで段ボールの上にパプリカを乗せて売っている人や、それを袋一杯買っていく人もよく見かけます。ハンガリーの人は本当にパプリカが好きなんですね。

実は私はこれまでパプリカ嫌いだったのですが、最近好きになってきました。
あとピクルスも苦手だったのですが、欧州旅行を経て大好きになりました。

その食材が大好きな国や場所へ行って食べれば、その美味しさが分かるのかもしれません。

あとはザーサイが駄目なので中国に行かないといけませんね。




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国会議事堂

午前中のうちにチケットを買っておきました。
人気があるようで、希望の時間に入れない事も多いとのことなので。
実際、私も第一希望の時間のチケットは取れませんでした。

議事堂内はツアーに参加することで見学する事が出来ます。国会が開催される日はツアーはお休みです。欧州の大部分の出身者はここに無料で入れるんだそうです。その区別のためか、チケットを買う際はパスポートを提示する必要があります。



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ツアーは30分程で終わる短いもので、私は後ろの方から付いて行ったのでガイドさんの話はほとんど聞こえませんでしたが、内部はとても奇麗で楽しめました。王冠や王杓も見る事が出来ます。

こんな奇麗な所で国会を開いては、纏まるものも纏まらなくなる気がしますが大丈夫なんでしょうか。
国会中にボケーッと天井のキラキラを見ている議員が必ずいるはずです。





博物館ばかり回っていると頭が容量オーバーするので、今日はここで終了にしました。
とは言っても今日は国会議事堂くらいしか見ていませんが、まあ昨日の分も合わせてということで。


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夕方からは、せっかくブダペストカードがあるので市内交通乗り放題の特典を利用して、ブダペスト周遊トラムの旅をして遊びました。適当なトラムに乗り適当な停留所で降り、また適当なトラムに乗る、というのを繰り返すだけの健全な遊びです。

地面にトラムの線が無数に走っており、乗ったトラムがどこへ行くのか全く分からないので、「さあどっちだ・・・・右・・・左・・・右かー!!」と一人で大はしゃぎでした。一応いい大人なので声を出して騒ぎはしませんが、始終ニヤニヤしていたと思います。



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トラムはブダとペストを行ったり来たり。橋を渡ったり、駅前を通ったり、住宅街に入って行ったりとまさに縦横無尽に走り回っていてとても楽しかったです。



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| ハンガリー | 23:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

王宮の丘

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| 未分類 | 23:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

ドナウ川の濁流

今日は雨が降りました。

あまり旅先で雨に降られることが無いので折り畳み傘捨てたろかなと思っていたのですが、
一応捨てずに持っておいて良かったです。でも小さいので強い雨には対応できません。


今日は月曜日なので博物館はほとんど閉まっています。
ブダペストカードという市内交通無料&博物館などが割引になるカードの3日券を買いたかったのですが、結構本気で回らないとかえって高くついてしまうので今日これを使い始めるのは得策ではありません。博物館以外の名所に行こうにも雨が邪魔しますし。

なので悩んだ末、3泊の予定だった宿を一泊延長し、明日からの3日間で利用することにしました。

でもそうすると今日が無駄になってしまいます。

宿近くのドナウ川を見に行ってみたりもしましたがいかんせん雨です。あまり良い景色ではありません。ところでドナウ川のざわめきみたいな曲ありますよね。ドナウ川のどよめき?思い出せません。もう少しさわやかな名前だった気もします。ドナウ川のささやき?せせらぎ?この濁流を前にしては不穏なタイトルしか浮かばないのですが。



駅にも行ってみましたが券売機はありませんでした。
地下鉄の券売機はありますが距離が短いのであまり楽しくありません。



とりあえず何かしたいなと思いフラついていたら、宿の近くに大きなショッピングモールを発見したので靴下を買いました。持ってきた3足が全て破れて困っていたので。店員さんが「5足で1000HUF!(約350円)」と良い笑顔で言うのでうっかり5足買ってしまいました。そろそろサンダルに切り替えたいのに。メソポタミア文明みたいなサンダルを買いたいです。



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ブダペスト西駅のマックが世界一美しい(欧州一だったかも)との噂だったので見に行きました。
吹き抜けが気持ちのいい空間でしたが、世界一にしてはパンチにかけるなという印象です。

旅先でマックを食べるのは勿体ないという気持ちがありつつも、
困ったときのマックフリーwifi頼みでよく利用します。あとスタバも助かります。



腹ごしらえをした後はブダペストカードを買いに行きました。
ブダペストカードは自分で使用開始日時を書き込めるので、今日買って明日から使う事もできるのです。

インフォメーションや大きなホテルや主要な駅で買えるとのことなので、最寄りの地下鉄駅に行き「ブダペストカード3日券下さい」と頼んだら「うちもう1日券しか残って無いのよ~しかもあと2枚しかなくて困ってるところ。どうしよう(笑)」と言われました。入荷したらいいんじゃないですかね。

仕方が無いので地図を見ながら一番近そうなツーリストインフォメーションへ行き、
無事ブダペストカード3日券を買うことができました。

7900HUF、約2700円です。

これがあると国立美術館や歴史博物館など主要4館が無料になると聞いていたのですが残念ながらガセでした。実際は10~せいぜい50%引程度なので、よほど精力的に回るのでなければ市内交通乗り放題券だけ買って博物館などは普通に入った方が良いかもしれません。でもブダペストカードにも特典はいっぱいあるので、使い方次第ではとってもお得です。




大きな地図で見る


ブダペストはドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれており、合わせてブダペストなんだそうです。もう少し正確に言えばブダ、ペスト、オーブダの3地区でブダペスト。オーブダの人達からは非難囂々なんじゃないでしょうか。

ペスト側は割と平坦で、主な鉄道駅はこちら側にあります。
ブダ側は小高い丘になっており、王宮の丘と言われるブダペスト最大の観光名所があります。
オーブダはブダペストの中で一番古い地区なんだそうです。

明日はブダ地区の王宮の丘を見に行きます。



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| ハンガリー | 09:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

首都ブダペストへ

続いての目標はブダペストです。

実はエゲル滞在中にやっぱりキエフに行きたくなってウダウダゴロゴロ悶絶したのですが、諸々の要因が重なりあってまた先送りになってしまいました。延期であって中止のつもりはないですが。なかなか思う様に行かないものですね。優柔不断なことが丸分かりなので決定前に発言するのは控えようと思った次第です。




大きな地図で見る


エゲルからブダペストへは鉄道の直行便が出ていました。所要約2時間15分。
これを利用してブダペストからエゲルへ日帰りする旅行者も多いようです。

今回は直行便なので乗り換えで失敗することもなく、
夕方には無事ブダペストに到着することができました。


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ブダペスト中央駅はさすがの大きさでした。
また、構内にツーリストインフォメーションがあったのでさっそく地図を貰いました。
今回はあまり迷わずにすみそうです。あまり。



ここから地下鉄に乗って宿に行かないといけないのですが、
小銭がなかったのでコインロッカー脇にある両替マシーンで崩しました。

何も考えず5000HUF札を入れたらゲームセンターみたいにジャラジャラ小銭が出てきて焦りました。
5000を100コインに崩したらそりゃ50枚出てきますよね。

カジノで大当たりしたような物音に警官が見にきましたが、
私の状況を見てややウケで去って行きました。助けて〜。

いつもは小銭が無くて困るのに小銭が有り余って困ったのは初めてです。



ブダベストには3本の地下鉄が走っています。だいたいの観光名所には地下鉄で行けるので便利です。
以前モスクワの地下鉄は深くて暗くてエスカレーターが速いと書きましたが、
ブダペストの地下鉄(の一部)も結構深くてエスカレーターは速かったです。
モスクワより速く無いかこれと思ったくらいなので多分相当速いと思うのですがどうでしょう。



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本日のお昼ご飯

地下鉄駅から5分の距離にある宿まで何故か1時間かかってたどり着いたら、
宿の下にケバブ屋があったのでもちろん入りました。

宿の周りを散策したのち本日の行程は終了。

ちょっとエゲルを出るのが遅すぎたようですね。




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ブダペストの宿は3泊取ってあります。

いつも次の目的地が決まる前にチェックアウトの日が来てしまい、
行く当てが無い様なおかしな気持ちになるので少しゆっくり予定を組みました。

ブログの更新が溜まっているのもいけません。
自分の所在をちゃんと伝えられないと周りに心配をかけるのはもちろん、
私自身も祖国日本との繋がりが希薄になるようで焦るのでよくないです。

東欧の人達が皆優しすぎて甘ったれた日々を過ごしているので、
ここらでガツンと一発外国の洗礼を食らいたいです。ロシアの刺激が恋しくなる日が来るとは。



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| ハンガリー | 08:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

二日酔い作戦に失敗したのでエゲル観光


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宿は公共エリアがバーみたいになってて格好良いです。
でも実はバーではなくキッチンスペースで、コーヒーとかお茶とか飲み放題です。



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今日はエゲル観光に行きます。

エゲルの観光名所と言えば昨日行った美女の谷とエゲル城がツートップです。
今日もまた美女の谷に行きたい気持ちがあったのですが、宿からものすごく遠いので諦めました。
昨日はよく頑張ったなと思います。そして何故バスに乗るという選択肢を思いつかなかったのかなと疑問です。


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エゲル城にはドボー・イシュトヴァーンというハンガリーの英雄の伝説が残っています。

16世紀ごろの欧州地域はトルコがやたら強くて周辺の国という国を倒して回る脅威の軍隊を誇っていたのですが、倒されなかったのがこのドボー・イシュトヴァーンが守るエゲル城です。トルコの大軍をたった2000人の兵で追い払ったんだとか。で、そのとき兵士達に飲ませていたのが昨日出て来たエグリビカヴェールで、その姿を見たトルコ兵が真っ赤なワインを「ヒイイ血ィ飲んどる」と勘違いして恐れたことからこの名前が付いたんだとか。



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エゲル城のチケットはいくつか種類があります。
私は博物館などにも入れるトータルチケットが欲しかったのですが、カウンターで「トータルチケットください」と言ったら「OK。写真撮りたい?」と聞かれて、「はい」と答えたらトータルチケットよりだいぶ安い値段のチケットを売ってくれました。なんで?学生料金?などと悩みながら入場し、1個目の博物館に入ろうとしたら「これ写真撮影許可用チケットだよ」と言われました。

入場券無しに写真券だけ買ってどうしろと。

あ、でも城内に入場はできているので入場+写真券なんでしょうか。
博物館ひとつも入らなかったら写真券の意味がないと思うのですが。外なんか撮り放題ですし。



仕方ないので城内にもうひとつあるチケットオフィスに行き、
「博物館全部に入れるチケットをください。写真券はもうあるので付けなくていいです」
と言ったら相手はハンガリー語の人で、うまくコミュニケーションが取れませんでした。

ですが、トータルチケットと同じ金額を請求されたので伝わったのかなと思い素直に購入しました。
なお、チケットはハンガリー語表記なので何が書いてあるかはわかりません。


正しいチケットも手に入ったことだしと思い、先ほど撃沈した博物館に再戦を申し込みに行きました。
そしたらまた「これ写真チケットだってば。」と言われました。

私は何故写真券を2枚買わされているんでしょうか。

そして何故値段が違うんでしょうか。
より美しい写真が撮れるチケットってか。



その後、半分ヤケになって別の博物館に突撃してみたら何故かあっさり入れてもらえました。おや・・・?
ためしにもう一個別の博物館に行ってみたら今度も入れてもらえました。どういうことなの・・・?

まあ結局よくわからんまま終わったのですが、最初の博物館はそんなに興味なかったのでまあいいかと思い、答えは探さないまま城見学を続ける事に。




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エゲル城内の博物館はどれも小規模ですが面白いです。

例えばドボー・イシュトヴァーン博物館には彼の墓碑がある他、牢獄博物館、蝋人形館など様々な博物館が・・・

・・・とハンガリー政府観光局のサイトに書いてあるんですが、全く見た覚えがないのですが。
どこにあったんですかそんなの。

まさか見なかったあの博物館内にこれらが詰まっていたんでしょうか。
見なかったのって「ダンジョンミュージアム」なんですが、英雄のお墓をダンジョンに設置して楽しむのはよろしくない気がするのですがはたして。



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城壁の向こうにはエゲルの街が広がっています。小さいながらも美しい街です。
旧市街は一部で、ほとんどは現在の建物になっているようでした。

画面中央に写っているのっぽな塔はミナレットと言います。
この塔には登る事ができ、展望スペースは幅40センチというスリル満点の場所なんだとか。

是非行きたかったのですが、たどり着けませんでした。
エゲルは坂の多い街なのです。塔とは言えそこらじゅうから見える訳じゃないので地図の無い私にたどり着ける訳が無いでしょうが無茶言うんじゃありません。


そうだ書き忘れてましたが、本日ついに、件のツーリストインフォメーションにたどり着くことだできました。
日曜は午前中営業なんだそうです。

13:15着。

閉まっていました。



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| ハンガリー | 23:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

ワインの街エゲルで二日酔いを狙う

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朝食用の部屋が豪華だったので思わす激写しました。

テーブルにメニューが置いてあったので試しにオムレツと言ってみたら作ってくれました。代金を請求されたら窓から逃げようと思っていましたが無料でした。というか宿代に含まれているんですね。



ミシュコルツの街を全く見ていませんが(市バス31番沿いなら何度も見たけど)、
安宿が取れないことが分かった今、この町にもう一泊という余裕はないので早々に出発しました。

次の目標はエゲルという街です。昨日の反省を生かし宿はとっておきました。

ミシュコルツからは日帰りできる近さで、観光地としても決して大きくはないですが私は二泊します。
何故ならここはワインの街だからです。一泊目で酔いつぶれるまで飲み、翌日二日酔いで倒れ、三日目に街を出るという計算で二泊三日です。



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ミシュコルツからエゲルまではまずフゼシャボニーみたいな名前の駅まで行き、列車を乗り換えてエゲルまで行きます。所用約1時間半。乗り継ぎのため30分待たされてるので、実質1時間の距離です。

この乗り継ぎに私は失敗しました。

事前にネットで調べておいた上、時刻表でも念入りに確認し書かれている通りのプラットホームで待っていたのですが、電車か来なかったのです。
放送でエゲルエゲルと騒いでいたのでホームが変わったのかもしれません。てっきり列車の遅れかと思い素直に30分も待ってしまいました。そして、逃した列車の20分後にももう一本あったことを思い出しましたが10分前に発車していました。


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次の列車が来るまでさらに1時間、ホームで涼みながら待ちました。

最近列車やバスが来ないことや、2.3時間待つことを平気で受け入れる様になってしまいました。
こんな大らかすぎる時間の流れに慣れてしまっては日本で社会復帰できなくなりそうです。



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予定より大幅に遅れてエゲル駅に到着。
エゲルにはもう一つエゲル城駅とやらがあるらしいですが、私が着いたのはエゲルのメイン駅です。

宿にチェックインし、少し調べ物をした後ツーリストインフォメーションを探しに行きました。
街の地図を貰う為です。行きたい場所のリストアップはしてありますが場所を知らないので。
観光地をネットで調べると写真や感想はいくらでも出て来ますが、住所や地図は見つからないので
こればっかりは現地調達するしかありません。

が、残念ながらこの日ツーリストインフォメーションを見つけることはできませんでした。
駅の破れたマップでだいたいの目星はつけてあったのですが、だいたいの目星で辿り着けるほど私の方向感覚は優れていないのです。地図を貰いに行くための地図を駅で配布して欲しいと切に願います。というか駅で地図を配布してほしいと思います。


それはそれとして、今日はワインを飲みに行かねばなりません。
エゲルには「美女の谷」と呼ばれるワインセラーが集まった観光名所があり、そこでは笑っちゃうくらいの格安でワインを試飲したり買ったりできるのです。

なのに場所が分かりません。ワイン・・・



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しかしさすがは観光地。トボトボ歩いていたら案内板を発見しました。
ナイス ウーマンバレーという安直な名前はどうかと思いましたが、案内板は大変助かります。

点在する案内板に沿って歩くこと40分。いつしか案内も途切れ、住宅地の中に入って行き、観光客も全く見かけないのでこの道間違ってるんじゃないかと思っていたら

間違っていました。


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やはり方向音痴三種の神器(地図、コンパス、チョコレート(非常食))が一つでも欠けているときは動いてはいけません。欠けてなくてもどころか文明の利器iPhoneを持っていても迷うのであまり意味はないかもしれませんが。


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こちらが奇跡的に辿り着いた美女の谷です。ぶどう畑に囲まれた谷間に、
複数のワインセラーとレストランが並ぶ一角があります。
なお、これは正しい道(帰りに通った)から撮影しております。

美女の谷というのは「酔って誰でも美女に見える」とか「ここのお酒を飲むといつまでも健康美女でいられる」とか色々言われてるようですが、どうせ誰かが酔った勢いで付けた名前なので考察の必要はありません。



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まずはレストランで腹ごしらえ。
美女の谷入り口には「Kulacs Csarda」というレストランがあり、
ここのフォアグラライスは一食の価値ありと評判なのです。多分日本人の間でだけ。

フォアグラに対する冒涜じゃないかと思うほど豪快に盛り付けられたそれはとても美味しく、満腹になりました。2990HUF、約1000円です。


腹も満たしたので本番に参ります。


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美女の谷には約70のワインセラーがあります。今はもう少し少ないようですが。
それぞれのワインセラーは穴ぐらに店を構え、自慢のワインを並べています。
実際は閉めている店も多く、私が行ったときなどは雨+薄暗くなりかけていたためか半分以上が閉まっており、観光客も少なめでしたが、楽しく見て回りました。

ワインは瓶入りのちゃんとしたものも売っていますが、ここでのやり方はマイボトル、あるいはここで売ってる石油入れの様なプラスチックボトルにリットル買いすることです。

そうやって買うための試飲と銘打って何杯ものミニグラスワインを格安、場合によっては無料で飲むことができるのです。ちなみに格安というのは一杯60HUF(20円くらい)とかそんなんです。

たまらんでしょう。


なお、普通にグラスワインを頼むこともできます。
こちらは20円とはいきませんが100円とかです。店によってはもっと安かったり高かったり。


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私はとりあえず適当に入った一軒目でエグリビカヴェールを頼んでみました。

エグリビカヴェールとは「エゲルの雄牛の血」という名前に相応しい真っ赤なワインで、ここエゲルのご当地ワインです。なかなかにパンチの効いたお味ですが美味です。

ここで事件が。お次は何を頂こうかと考えながら店のイスに腰掛けて飲んでいたら、演奏隊の皆さんがやってきて取り囲まれました。まさに取り囲まれるという表現がぴったりの囲まれ方をしました。逃げ場無しです。

至近距離で分かりやすく小銭を要求してくる上に演奏がお座なりだったので答える気にならず、しばらく冷めた目で見ていたのですが、5曲目に突入したところで負けていくらか渡しました。忍耐力はあちらの方が上手です。ぐぬぬ。


気を取り直して二軒目へ。こちらは落ち着いた雰囲気で、親子と思われる女性二人で回していました。20歳前後と思われる娘さんが愛らしく親切だったのでここで一本買おうと決め、2杯味見をしてから気に入った方のロゼを一本頼んだら、「良かったら他にもどうぞ」と言って白やフルーツワインも飲ませてくれました。


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買ったロゼは1090HUF、約380円の品です。特別安物を買ったわけではなく、どこもこんな値段ばかりなのです。リットル売りの店ならもっと安いくらいです。



本当はここで試飲しまくって酔いつぶれる予定だったのですが、
迷ったせいで夜になってしまったので完全に暗くなる前に撤退し、宿で飲み直しました。

残念ながら二日酔いになるほどは飲めなかったので、明日は元気に観光します。




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| ハンガリー | 22:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

カルスト洞窟に行った

そういえばスロバキア料理をひとつも食べていません。あと首都も見てません。スロバキアは物価が安く人も優しく、とても好きな国になったのでルートによっては是非もう一度寄りたいです。




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お次の目標はハンガリーのミシェコルツです。結構大きい街で、ハンガリーで3番目くらいとか何とか。
コシチェからミシェコルツは電車で1時間20分と近く直通で行けるのですが、国境越えルートのためか意外と選択肢が少なく、朝6時台か夕方18時台の二択しかありませんでした。なので、私は朝から移動しました。

なお、今回もシェンゲン協定国同士なので国境審査は一切ありませんでした。


私が着いたミシュコルツ・ティサ駅のツーリストインフォメーションは朝6:00-20:00という予想外の営業時間を取っていたので大変助かりました。インフォメーション内には実質無料で利用できるコインロッカーがあったので、旅の荷物は早々にここに詰め込みました。また、地図をもらったり宿のお勧めを聞いたりしたら何故か1.5リットルペットの水をくれました。至れり尽くせりです。




この街に来た目的である世界遺産の洞窟について。


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スロバキアとの国境近くにアッグテレクという場所があり、ここから広がるカルスト洞窟は全長26キロにも及ぶ大規模な洞窟、及び鍾乳洞を形成しています。この洞窟は南はハンガリーから北はスロバキアまで繋がっています。よって、両国共同で世界遺産に登録しています。アッグテレク周辺はハンガリーの国立公園です。

ハンガリーとスロバキアが管理するこの洞窟に入るには、両国合わせて7箇所あるらしい入り口のどこかから洞窟探検ツアーに参加する必要があります。危険なため個人で入ることは出来ません。

スロバキア側からもツアーがあるはずなのですが、先日のブログに書いた通りその所在がまるで分からなかったので断念し、ハンガリーに移動したのであります。洞窟を通って国境越えなんて出来たら最高なのですがそういうルートは無いようです。



ハンガリー側からのツアーとしては、アッグテレク・カルストから出ている以下の2コースが一般的です。

(1)Baradra(バラドラ)洞ショートコース:1キロを約1時間で歩くコース。
(2)Voros-to(ヴェレシュ・トゥー)コース:2キロを約1.5~2時間で歩くコース。


アクセスが容易なのは(1)なんだそうですが、
「やっぱり長い方がお得だろう」という単純思考から私は(2)を選択しました。


なお、アクセス含む全ての情報はハンガリー政府観光局のサイトから頂きました。
このページが無かったらたどり着けませんでした。
http://www.hungarytabi.jp/sekaiisan/isan004.htm


上記のページは行ってしまえば大変分かりやすいものだったのですが、何せアクセスが複雑なので最初はよく理解できず、駅員さんやバスの運転手さんに確認しながらジワジワ目標に近づいて行きました。


まずはミシェコルツ・ティサ駅から鈍行に乗って「Jasvafo-Aggtelek」駅へ。
約1時間10分の道のりで、料金は1860HUF(フォリント)、約650円でした。



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この路線がとてものどかで、一応町っぽい所にも停まるのですが、進むにつれ麦畑の真ん中とか、花畑の真ん中とか、山口さん家前みたいなところとか、山口さん以外に誰が利用するんだろうというような無人駅ばかりになっていきます。利用者もとても少なく、ほぼ貸し切り状態でした。



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こちらが「Jasvafo-Aggtelek」駅。一応駅舎はありますが閉まっています。


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と思いきや開いているそうです。もうちょっと開いてる感を出して欲しいですね。



この駅でイケメンとナイスミドルの間を取った様なハンガリー人男性(推定40歳)と知り合いました。
彼はアッグテルク国立公園を管理してる会社か団体かのメンバーなんだそうで、私が洞窟に行きたいのだと言うと現地まで案内してくれました。


続いて、Jasvafo-Aggtelek駅の前、少し右方向に歩いたところにあるバス停からバスに乗ります。

私の目的の洞窟まで走るバスも出ていますが、ツアー出発の時間までまだ時間があるということで、イケメンの発案によりその手前「Josvofo」が終点のバスに乗りました。周辺の町及び国立公園内の簡単なガイドをしてくれるんだそうです。


実際に乗るべきバスは「Aggtelek, Baradla-bariang」行きで、「Voros-to, Barlang bej.arat ut」という名前の停留所で降りると目の前が洞窟入り口です。アッグテレク駅とこことは所要時間20分ほどです。料金は310HUF、約100円。
Baradra(バラドラ)洞ショートコースのツアーに参加したい場合は、
同じバスに乗り終点の「Aggtelek, Baradla-bariang」で降ります。

ただ、時刻表とハンガリー政府観光局とイケメンの話を総合するにここ行きのバスは一日4本くらいしか出ておらず、使えそうな時間は12:25のしかないので、12:00からのツアーに参加したい人は「Josvofo」行きに乗りそこからは歩くしかなさそうです。ただ、「Josvofo」から「Voros-to, Barlang bej.arat ut」までは頑張れば歩けますが「Aggtelek, Baradla-bariang」までは無理です。行こうと思えば行けますが、普通は行こうと思いません。なので、ヒッチハイクでもするか上記サイトを参考に別ルートを辿ったほうがいいです。

私はろくに調べもせず行って10:30くらいに着いたので、イケメンと出会わなければどのバスに乗ればいいかも分からずここで終了するところだったわけです。いやあ怖い怖い。




気を取り直して国立公園内の観光です。

イケメンが「フォース見せてあげるよ」と言うのでどんな力を見せつけてくれるのかと思ったら、


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馬でした。


× フォース (力)
○ ホース(馬)


間違えやすいので注意です。




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ここは彼の会社が管理している乗馬施設なんだそうです。




大きな地図で見る


ハンガリーの人々の多くはマジャール人という人種で、彼らはもともと騎馬民族でした。
その彼らが乗って来たというのが、最初に載せた写真のようながっしりした体をもつ種の馬達なんだそうです。
マジャール族の出身はロシア中央のウラル山脈周辺だと言うので、その移動距離はかなりのものです。

ところでシベリア鉄道はウラル山脈を越えるのですが、夜だったので何も見えませんでした。



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こちらがイケメン所有の馬。人懐っこくてとても可愛い子でした。
至近距離で見つめてくるので「顔長いね」と言ったら頭突きされました。日本語わかるの?




その後、時間になったので施設のパンフレットと彼の名刺を貰い、そこから山道をいくらか登った先にある洞窟の入り口まで車で送ってもらいました。コンラードさん、ありがとうございました。


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こちらがヴェレシュ・トゥー(Voros-to)コースの入り口です。

ツアーは季節にもよりますが1日2〜4回ほどで、私は12:00開始のツアーに参加しました。
料金は1250HUF。約450円です。


10分前に行ったら私以外に誰もおらず、

また1対1か?

と身構えましたが開始時刻には6人に増えました。
ツアーはハンガリー語のみなので、これで1対1(しかも2時間)となったら気まずいどころの騒ぎではありません。場合によってはカルスト洞窟殺人事件に発展します。凶器は鍾乳洞のとんがり部分。



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長い階段をひたすら下り、洞窟内に入って行きます。これは下から撮った写真。
中は気温10度ほどで、とても寒いので分厚めの上着が一枚必要です。また、人が歩く道は舗装されていますがあちこち濡れていて危ないので、ちゃんと運動靴で参加した方がいいです。



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私が参加したコースは、「黄泉の川」と呼ばれる長い流れに沿って歩くというものでした。水が流れている訳ではないですが、実際見てみると確かにその名前を連想させる景色です。



石筍(せきじゅん)のいくつかには、その形から連想される名前が付けられています。

例えば、

P6211604.jpg サンタクロース

P6211611.jpg 2匹のクロコダイル

P6211645.jpg ハーレム

など。

ハーレムて。



なおツアーはハンガリー語のみですが、
石荀の名前についてはガイドさんが英語に訳して教えてくれました。

この石荀の名前付けがなかなか言い得て妙で、面白かったので私も色々付けてみました。


P6211610.jpg 斜に構えたニョロニョロ

P6211661.jpg ふてくされたガキ

P62116453.jpg (参考)


P6211618.jpg 28

P6211650.jpg 黄色いおっちゃん


と、まあざっとこんなもんでしょう。



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石荀ができていく過程と思われる形も見る事ができました。
写真にはうまく写りませんでしたが、上からポタポタと水滴が落ちています。



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こちらはハンガリーで最も背の高い石荀で、「展望台」と呼ばれているそうです。

どれほどの年月を越えればこんなに巨大な石荀ができるんでしょうか。写真ではその巨大さが伝わらず残念ですが、何十メートルもの高さです。他の石荀達に比べ圧倒的に巨大なその姿は神々しくもあり、本当に、圧倒されるというのはこういうことか、という体験をしました。



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こちらは「コンサートホール」。
ボコボコと複雑な鍾乳洞内の音響効果は最高で、実際にここでコンサートが催されるんだそうです。

ツアーでは生演奏とはいきませんが、設置されたスピーカーから奏でられる音楽で疑似コンサート体験をすることができます。私はコンサートホールなど数える程しか行った事はありませんが、素人の私でも分かる美しい音の響きでした。



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楽しい冒険もあっと言う間に終わり、約1時間40分で地上へと戻ってきました。
外に出た瞬間「わーあったかい」と思い、1分後に「暑いわ!」と思いました。夏なんてくそくらえです。



出口と入り口は少ししか離れていないはずですが、現在地がよく分からないのでさてどうやって帰ったものかと悩んでいたら、ガイドさんと一緒にミニバスで入り口まで送ってもらえました。今回は人数が少なかったからで、もっと多い場合はこういうサービスは無いかもしれません。

実際は出口付近にもバス停があるようなので、ここからも山の下なり駅なりに戻れるはずです。
私は発見できませんでしたが。看板が小さいもので。



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また、出口の目の前にはホテルがあるのでここに宿泊することもできます。荷物の移動手段がある人向け。



ミニバスで入り口へと戻ったら私以外の参加者は皆自家用車で帰って行きました。
私はというとハエと蜂と羽アリに1時間しつこく公転されながらバスを待ち、無事駅へと戻りました。

私は出口から直接駅へ行ったので確かめていないのですが、ふもとの町(村かな)から駅まではもう少し多めにバスが出ているんじゃないかと思うので、体力の残っている方は出口から歩いて村まで降りてしまってもいいかもしれません。下り坂なのでたぶん15分もかかりません。コンラードさんも「帰りはこの道を歩いて行くんだよ」と言っていましたし。




さて、また電車に揺られてミシュコルツに戻ったのですが、ここからが大変でした。

朝のうちに安宿を聞いておいたのですが、まあ大丈夫だろうと高をくくって予約せずに行ったら部屋が埋まっていたのです。ミシュコルツ大学の1画にあるUNI-HOTELというところで、近くに3軒同系列のホステルがあります。多分寮の一部を使ってるんだと思います。駅からはバス+徒歩で30分以上かかります。

そんな情報を載せたところで実際は泊まれなかったわけで、
仕方が無いのでまた駅のツーリストインフォメーションに戻ることに。

荷物を背負っての坂道移動なのと、バスの待ち時間と乗車時間とで往復2時間半ほどロスし、体力と気力と財力(バス代)もそがれていましたが野宿するわけにはいかないので挫折はできません。


ツーリストインフォメーションの人は朝会った若い女性とは違う人に交代していました。この人は「英語はノーよ」と言っていました。誰かツーリストインフォメーションのなんたるかをこの人に叩き込んでほしいです。

なんとか身振り手振り顔芸で意思疎通を図ったところ、安宿は彼女の知る限りUNI-HOSTEL以外にないらしく、比較的安い部類に入ると思われる宿を紹介してくれました。偶然ですがまた同じバスに乗って行かなければいけません。31番はもういいんじゃい。


呪いの31番に揺られる事数分。インフォメーションの人に教わった停留所に着きましたが、そこから宿までは結構歩きました。そしてそろそろ荷物を捨てたくなってきた10分後、無事宿を発見しました。

ついでに宿の目の前にバス停を発見。

教わった停留所の次の駅です。

怒ってもいい気がしてきました。




この宿は一番安い部屋で1泊5000円くらいしました。私の宿一泊分限界予算の3倍です。昨今選ぶ宿の平均価格からすると4倍です。なのでぎゃふんという顔をしていたら、700円安くしてくれました。ありがとうございます・・・

もう暗くなり始めていますし、他に安宿の当てがあるわけでもないので仕方なくここに決めました。
ちょっとマックで徹夜というのも脳裏を掠めましたが、マックラップ事件の後なので踏みとどまりました。



しかし良い宿はやはり設備やサービスも良く、とても快適な夜を過ごすことができました。今日一日の疲れもふっとびました。間違えてベッドカバーを掛け布団にして寝ていましたが私は満足です。



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| ハンガリー | 23:53 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

カルスト洞窟に行きたい

サクランボ天国にもう一泊したいと心の底から思いましたが、
ここでの目的は果たしてしまったので次に行く事にしました。



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次はスロバキア南部の街コシツェに移動します。首都ブラチスラバに次ぐ第二の都市なんだそう。
レヴォチャからはバスで約2時間の道のりです。4.5ユーロ。やっぱり安い。

今日はまたしてもバス時刻表に悩まされました。宿の人に聞けば良かったのに昨日で味をしめた「3つくらい並んでればどれかひとつくらいは来るだろう」戦法で臨み、見事撃沈しました。一番早い便が2時間後だそうです。

まあ仕方ないかと思い、ターミナル前にある大型スーパーでおやつとジュースを買い、6畳ほどの待合室でのんびり2時間待ちました。この間にレヴォチャの市内観光でも行けば良かったのですが荷物が重かったんです。ロッカーも無いですし。

コシツェには特に用はなく、今とても行きたいカルスト地形の洞窟群がハンガリーとの国境付近だと言うのでより国境に近づいてみようかという単純な理由で選択しました。スロバキア第二の都市なので何か情報もあるかもしれません。


コシツェのバスターミナルは結構大きかったです。
隣に鉄道駅もありますが、ターミナルの方が賑わっているように見えました。

スロバキア第二の都市の割に情報が少ないコシツェですが、
ターミナル前に安宿があるとの情報があったのでそこにチェックインしました。


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ZSRウビュトヴナという宿です。スロバキア国鉄経営らしいです。
ターミナルの広いバス停留所のメインゲートを出て右手側にあります。
あと徒歩2分圏内にマックがあり、そこで食べたマックラップの箱の開ける方向を間違えて中身が全部出ました。宿とは関係ない情報ですが一応言っておいたほうがいいかと思ったので。



暑さで疲れが溜まりやすいのか、バタンと倒れて昼寝していたら夕方になってしまったのでツーリストインフォメーションに行くのは断念しました。ネットで調べる事にします。

宿にはwifiが無かったので駅まで行ってフリーのwifiを拾い、「ここからカルスト洞窟への行き方はよくわかりません」という結論を得て町を出る切符を買いました。

次の行き先はハンガリーのミシェコルツ。
ここからならカルスト洞窟へ行けそうです。



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| スロバキア | 23:49 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

スピシュ城

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今日こそはレヴォチャに移動します。
昨日の宿は安くて薄暗くて好みでしたがこの街に用事はないので引きこもりは一晩で卒業しました。



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ここポプラトからレヴォチャまではわずか30キロ。
市バスと長距離の間をとったようなバスに乗り、約50分で辿り着けます。

相変わらずバス時刻表の見方はわかりませんでしたが、レヴォチャ行き10:40という表示が3つ並んでいたのでどれかひとつくらいは今日も来るだろうと思いバス停に行ったところ、ちゃんと来てくれました。


11:30には無事レヴォチャに到着しましたが、ターミナルは小さく、インフォメーションもあって無いようなものでした。本当にインフォメーションなのかすら疑わしい建物が一軒あるだけです。もちろん英語は通じません。

仕方がないのでターミナルの端っこに建っていた市内地図を頼りに、
街の中心にあるツーリストインフォメーションに行くことにしました。

距離はわずか1キロですが、重い荷物を背負っている上に坂を登らなければいけなかったので途中で行き倒れるかと思いました。暑いのが悪いです。あまり認めたくないのですが夏が来ているようです。


インフォメーションは街の中心部にありました。中心部と言っても、街自体がとても小さいので中心部は本当に一部です。しかし、実はこの小さな街の中には歴史的建造物がいくつも残っており、「スピシュスキー城とその関連文化財」として世界遺産に登録されています。

インフォメーションでさっそくホステルは無いかと聞いてみたところ、ホステルは無いが安めのファミリーなんちゃらがあるとのことで、2件紹介してくれました。ファミリーなんちゃらとは、普通の御宅の一角を宿として貸し出している施設の様です。

私は近い方の宿に先にアタックし、大変気に入ったので即決しました。ドミトリーは満室でダブルしか空いてなかったので、一名利用ということで少し安くした15ユーロで貸してくれました。


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予算はオーバーしていますが15ユーロでは勿体無いくらい素敵な部屋だったので嬉しいです。

広い中庭があり、サクランボがなっていました。オーナーの女性はとても優しく親切で、サクランボをお皿に山盛りくれました。あとから旦那さんらしき人も「サクランボいる?」と聞いてくれました。ここはサクランボの天国だったのです。ブッキングサイトに登録して設備欄に「サクランボ」と書くべきだと強く思いました。

OAZAという宿です。以前にも何人か日本人の方が利用された様で、評判はとても良いです。OAZAも、もう一軒の安宿(名前は不明)も両方ともツーリストインフォメーションと同じ通りにあり、バスターミナル方向に5分程坂を下って行ったところにあります。小さく看板が出ています。二つはとても近いので宿探しで行き倒れそうな方は直接行ってみて下さい。ホテルじゃないので家主が起きていそうな常識的な時間に。



宿に荷物を置いて、さっそく今回の目的地、スピシュ城に行くことにしました。

スピシュ城の城下町はスピシュスケー・ポドフラディエといいます。上のマップの(C)がそうです。レヴォチャからここ行きのバスが、時間にもよりますがだいたい30分に一本間隔で出ています。また、プレショフ行きのバスがスピシュスケー・ポドフラディエを通るのでこれに乗って途中下車するのもありです。

スピシュスケーポドフラディエという名前の長さはどうにかならんのかと思いながら書いておりましたが、だんだん気に入ってきました。スロバキアの地名は覚え辛くて面白くて好きです。

バスに揺られ約15分。スピシュスケー・ポドフラディエに到着しました。


目的のバス停に着く数分前からスピシュ城はかなりの存在感を放っており、
着いたバス停も明らかにスピシュ城のお膝元なので「あ、ここね」とすぐに分かります。


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ここから城までのルートは知りませんが目の前に見えているのでとりあえず目指します。
山の上まで延びている歩道があるのできっとこれでしょう。



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スピシュ城は、天空の城ラピュタの様だと称されているお城のひとつです。スピシュスキー城などとも言われます。現地の人に対しては、スピシュスキーと言えばだいたい理解してもらえます。

小高い山の上にポツンと建っているお城はすでに廃城となっておりあちこちが崩れ落ちてはいますが、その姿は未だ壮大で威厳を保っています。廃城になった理由が火事というのは何とも切ない最後ですが。


お城の入り口までは炎天下の山道をひたすら登らねばならないので結構キツかったです。距離は大したことないのですが、この暑さの中日陰がほとんど無いので。途中ですれちがったご夫人はTシャツを脱ぎ捨てたスキャンダラスな格好をしていましたが、暑さのために見た幻覚だったかもしれません。


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歩く事約30分・・・1時間くらいかも・・・日差しの強さにクラクラしていたのでよく分かりませんが、しばらく歩いたら唐突に駐車場が現れました。観光バスが停まっています。 軽いいら立ちを覚えました。


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どうやら山の向こう側には車が通れるルート及び、人が歩くべき道が用意されていたようです。
道理で全然人に会わないわけです。私が通って来た道は獣道だったのかもしれません。途中まではしっかりしてたんですけどね。スキャンダラスマダムも歩いて来たわけですし。ややワイルドで獣っぽい出で立ちでしたが人でした。

参考画像
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でもスピシュスケー・ポドフラディエからのルートとしては合っていると思うので、単にシーズンオフだったのかもしれません。アクセスが悪い分観光客もそう多く無いようですし。勿体ない事です。


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そこからまた少しだけ登ると、入場門が現れました。
急に観光地らしくなり安心しました。お土産物屋さんやカフェらしきスペースもあります。

入場料は5ユーロ。現在のレートで約500円です。

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お城の中は素晴らしい景観が広がっていました。きらびやかなお城も良いですが、こうして朽ちていく途中であるお城の景色というのも感慨深い物があります。感動のあまり1歩1歩写真を撮ってしまうのでなかなか先に進めませんでした。


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シータが軟禁されていた部屋の一角はこんな感じだったかなと思い激写。
もうちょっとちゃんとした造りでしたね。

天空の城ラピュタもジブリシリーズも好きです。
ずっとぽんぽこが好きでしたが、大人になってから見たら魔女の宅急便が一番心に響きました。


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場内には小さな博物館があります。
台所の再現や、お城を守っていたと思われる武具、調度品、教会などを見学する事が出来ます。


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拷問部屋です。そうとは知らず軽い気持ちで入り、部屋の中央でそうと気づいた瞬間ヒヤッとしました。
そういうことは先に言っておいてほしいです。入る前の心構えというものがあるので。


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お城には展望台があります。

展望台の入り口に

「塔の上には羽アリがいます。」

と一言書いてあってなんのこっちゃいと思いましたが、塔の上には羽アリがいました。
なるほどこれは鬱陶しい。虫が苦手な方はご注意下さい。


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お城の外というか、端にはこんな緑の広大なスペースがあります。
兵隊達が働いていた場所でしょうか。大砲などが残されていました。

また、ここは小さな野生動物達の住処になっているようで、広場の入り口には動物達の写真と説明が書かれた看板が建っていました。そして、道を進んでいたら本当にいて仰天しました。隠れてなくていいの?

リスみたいなイタチみたいな小動物でしたが、チョコマカと動き回るので写真は撮れませんでした。



2時間程ゆっくり楽しみ見学終了。また来た道を歩いて帰りました。

この帰り道のあたりから首や腕がなんか痛いなと思ってはいたのですが、宿に帰って鏡を見たら真っ赤になっていて合点がいきました。日焼けですねこれは。キャップをかぶっていたので顔はまだマシでしたが、首と腕はTシャツの形にこんがり焼けて運動部みたいなことになっていました。いい大人なのに。

夏にスピシュ城に行かれる方は日焼けと羽アリとスキャンダラスマダムにご注意下さい。



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| スロバキア | 22:03 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

スロバキアを目指して

今日はスロバキア入りするのが目標です。




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スロヴァキア中央、やや東部よりにレヴォチャという街があり、ここからスピシュ城という世界遺産に登録されている廃城へのバスが出ているのです。この城の最寄りの街はスピシュカー・ポトフラディエという所ですが、そんなに広い街でも無さそうなので近郊のレヴォチャを拠点にすることにしました。今日はこのレヴォチャに到達し、宿を取るのが目標です。

ルートは

クラクフ(ポーランド)
 ↓
ザコパネ(〃)
 ↓
ポプラト(スロバキア)
 ↓
レヴォチャ(〃)


で、全てバスを利用します。

クラクフからザコパネはともかく、そこから先のルートについてはネットで見かけただけで時刻などはさっぱり分からないのでとりあえず行ってみる事にしました。割と不安ですが、ネットではうまく探せなかったので仕方ありません。


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クラクフからザコパネは問題なく移動完了。所要時間は2時間少々でした。


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ザコパネはポーランドの人がよく利用する避暑地なんだそうです。
雰囲気も軽井沢みたいな感じ。軽井沢行ったことないけど。

ここには私が興味をひかれるものは無さそうなので、予定通り次の街を目指します。

しかしターミナルの時刻表を見ても目的のバスは発見できず、切符窓口の人も英語が通じなかったので街の中央にあるツーリストインフォメーションに行ってみることにしました。小さい街ながらツーリストインフォメーションは3軒ほどあります。また、バスターミナル内にはロッカーがあります。中くらいで6PLNか、大きくて9PLN。ツーリストインフォメーションの充実ぶりといい、わりと動きやすい街です。

インフォメーションの女性に聞いてみた所、ポプラト行きの次の便は16:15発とのこと。現在12:30です。噂では13:00くらいのバスがあるとのことでしたが、どうやら無くなってしまったようです。この時期の便は、午前2本、夕方2本の計4本のようでした。曜日によっても違うのかもしれません。

3時間ほどあるのでどうしたものか・・・もうここに泊まっちゃおうかななどとあっさり挫折しそうになりましたが、ターミナル内の喫茶店のソファが気持ちよかったので意外にも快適に乗り切りました。




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続いてザコパネからポプラトへの移動です。

窓口の女性との間には先ほど語学の壁を建設してしまい距離を感じたので、運転手さんから直接買う事にしました。そちらの方が楽だし確実です。金額が分かりませんが、ポーランドの移動料金事情から察するにおそらく25PLNくらいだろう、これでポーランドからは出てしまうので余計なお金は作りたくない、と思い財布をのぞいたら0.75PLN(約18円)しか入っていませんでした。さすがに足りない気がしたのでATMでいくらか降ろしました。

結果としては、ポプラト行きのバスは22PLN(530円くらい)でした。
国境越えするバスなのにやっぱりお安いです。

乗客は最初2人でしたが、各停留所で少しずつ増えて行きました。私以外にも旅行者らしき女の子達がいて、国境越えの瞬間大騒ぎしていて一緒に嬉しくなりました。やはりこの瞬間はワクワクします。


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ちなみに国境はこんなかんじ。国境審査はなく、単に停留所と小さなお店があるだけの場所でした。


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ザコパネからポプラトへのルートはタトラ山脈を越えて走ります。越えるといくか避けるというか。
バスが山道をうねうねと登って行くのは面白く、車窓からの眺めは壮大で素晴らしかったです。


その後無事ポプラトに到着しましたが、もう夕方6時を過ぎているのでターミナルは窓口もお店も閉まっていました。バスはまだまだ発着するので外に出れば人は多いのですが、構内は薄暗く静まり返っていて不気味でした。

レヴォチャへ行くためにバスの時刻表を見て唸っていたら、先ほどのバスで一緒になった女の子が話しかけてくれ、「ここの窓口は全部閉まってるから私たちは鉄道駅に行ってみるね。あなたも旅行者みたいだから気になって。頑張ろうね!」みたいなことを言ってくれました。
知らない子との一瞬の会話ですが、仲間ができたみたいですごく嬉しかったです。


さて、私ももう一踏ん張りという気持ちを強く持ってはいたのですが、どれだけ凝視してもバスの時刻表の見方やプラットフォームの場所がよくわからず、人に聞いても言葉の壁があり何ともならず、18:30に来るはずのバスをつかまえることができませんでした。どうやら、時刻表に載っているからといって今日来るとは限らないようなのです。季節や曜日など独自の見方があるみたいなのですが、スロバキア語が理解できない私には解読することができません。

そんなわけで、レボチャまであと30キロたらずのここで挫折しました。
実際はこのあと2本ほど便があったようなのですが、そのときは分からなかったのです。いや今でも本当にあったかどうかは分かりませんが。あの時刻表は本当に訳が分かりません。

挫折したということはこの街で泊まらなければいけないということなので、安宿を探してあたりを彷徨いました。しかしホテルは数件あるもののホステルは見つからず、結局バスターミナルの目の前にあるホステルに宿泊しました。

「HOSTEL INTERNET ○○←宿名。忘れた」と書いてある大きな建物です。シングル(何故かツインでしたが)1泊10ユーロ。バストイレ、wifi付きでした。ポプラトで安宿をお探しの方は是非こちらに。かなり大きいところなのでよほどの混雑時でなければ当日でもいけると思います。値段相応のザ・安宿ですが立地は良いです。
すぐ隣にはもう少し小奇麗なホテルもあります。値段は知りません。



<ポーランドまとめ>

観光地なら英語は通じます。田舎の方にいくと通じにくいです。

人はとても優しいです。ザコパネなどでは英語は通じにくかったのですが、困っていたらすかさず英語ができる通りすがりの子が助け舟を出してくれました。嬉しいことに、こういうことが何度もありました。若い人は英語が出来る場合が多い様です。そういう人に限らず、明らかに言葉の不自由な旅行者である私を周りの人はよく見ていてくれ、何かと面倒を見てくれました。

旅費については、宿泊費もですが、交通費がとにかく安いです。

治安については、東欧は治安が悪いとはよく言われますが他のヨーロッパ諸国に比べ特別悪いという印象は受けませんでした。ただ移民が多い国なので、少し不安定な部分はあるんだと思います。が、普通に節度を持った行動をしていれば大丈夫です。ポーランドの人々はとても優しく親切です。



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| ポーランド | 06:38 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

ポーランド/クラクフ2

今日はクラクフ観光をしました。

以前来たときには時間が足りず、旧市街のメインであるお城と個人的に興味深かった竜の洞窟に行けなかったので今回の目標はその2カ所です。


クラクフの旧市街はそう広くはないので歩いて回れます。
また、旧市街の周りをぐるっと公園が囲んでおり、木に囲まれたそこはいつも涼しいので休憩するには最適です。



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お城は旧市街の端にあります。駅とお城が旧市街を挟んでいる形です。

お城内部の見学はチケットが細かく分かれており、見たい所だけ選んで購入できます。
私が選んだのは、

宝物&武器庫 18PLN
お城のメイン展示室 18PLN
ロイヤルプライベートルームとやら 25PLN
竜の洞窟 3PLN


で約1500円です。ちょっと欲張り過ぎました。
見なかったところが実は素晴らしかったら悔しいものですから。



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城壁の中はそう広くはないです。端から端まであっと言う間に歩いて渡れます。

竜の洞窟以外は見学スタートの時間が決められており、オフィスの人が見学ルートと時間を指定してくれます。割とあっさり見学してしまった私はいちいち時間が余りましたが仕方ありません。
また、時間ごとに入場制限を設けているようなので、夏休みなど混雑時に行かれる方は午前中に買いに行った方がいいかもしれません。売り切れる事はあまりないとは思いますが念のため。


建物内は写真撮影禁止だったので文字だけの説明になってしまいますが、以下にまとめます。


宝物&武器庫
小規模な展示ではありますが面白いです。
ポーランドだけでなく周辺諸国の武具や、周辺国から贈られた宝飾品なども展示されています。

城メイン
会場はそんなに広くはないです。お城ではありますが、エルミタージュなどのように豪華絢爛なそれではなく、どちらかと言うと落ち着いた内装です。しかしタペストリーや天井の装飾などは手が込んでいて素晴らしい出来です。

ロイヤルプライベートルーム
こちらはもれなくガイドツアーが付いてきます。だいたい50分くらい。私は英語ツアーに参加しましたが、まあ内容は分からなくてもツアーの後ろからノコノコついて行くだけでいいか、と思い集合場所に行ったら

まさかの1対1 という窮地に追い込まれました。

私はこのブログではあたかも英語が堪能なフリをしていますが、本当はそんなに得意ではないのです。そんな1対1でお城の歴史やら装飾やらの説明をされても脳がショートするのは必至。今なら走って逃げられるだろうか…と入り口付近で本気で悩んでいたところ、遅れて2組のカップルが参加してきてくれたので事なきを得ました。

そしてツアーの内容はと言うと、案の定専門的な話を早口で喋ってくれるものだから全然聞き取れず、

「この部屋は待合室ですがペラペラペラペラなのでゲストはずっと待つだけです。」

え、なんでずっと待ってんの?お客さんを待たせるんじゃないよ!

「このベッドはゲスト用ですがどうして短めなのかと言うとペラペラペラペラ」

え、なんだって?ゲストの足が短かったからとか? 失礼極まりないな!

という具合にみるみるうちに誤解は膨らみ、結果的に

参加者の中で一番楽しんでいたのはおそらく私です。



続いて竜の洞窟へ。

入り口はお城の敷地内にあり、そのまま城壁の外へと繋がっています。
この洞窟は竜が出るという伝説があるそうです。はたして遭遇できるでしょうか。


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狭い階段をどんどん降りていくとどんどん寒くなり、上着を持って来なかったことを後悔しました。が、内部はそう広くはなく、2.3分もあれば出られてしまうので問題ありませんでした。


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しかし短いながらもとても楽しく、100円程度の入場料では勿体無いくらいの場所でした。
写真は分かりやすくする為少し明るくしましたが、実際はもっと薄暗くて足下が見えないくらいです。
まさにRPGの世界で、あまり人もいなかったので薄暗い洞窟内を冒険気分で徘徊しました。

中では、唯一一緒になったご家族連れの小さな男の子が話しかけてくれました。
「これぼくのちけっとなの」
「そうなんだ〜」
「うん」
「・・・・」

終了。

心温まる交流でございました。



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あっと言う間に出口です。洞窟内では竜には出会えませんでした。
それもそのはず、竜は出口の外にいるからです。写真の左側が出口で、右の虫みたいなのが竜です。
さらっと暴言吐きましたが、龍は神聖な生き物だけど竜はただの動物でなのでいいのです。

この竜の像はたまに火を吹くそうです。足下ではいつも子供達が遊んでいるのでそんな危険なことはしないだろうと思っていたのですが、口元が黒く焦げていたので真のようです。もしかしたら夜中にそっと吹くのかもしれませんね。ゲップみたいに。


実は今日も駅で何時間か遊んでしまったので観光はこれだけです。
今後はもうちょっと真面目に観光しようという気持ちも僅かながらあります。

クラクフ中央駅には券売機はありませんが、窓口は、人によりますが英語は通じます。
ワルシャワと同様に必殺お助け人が配置されていました。

バスターミナルは線路を挟んで駅の向こう側にあり、アウシュビッツ行きのバスなどもここから出ます。
でっかいバス時刻表がありますので目的のバスを見つけるのは容易です。また、ターミナル内にはバス検索が出来る機械が設置されており、とても使いやすいです。目的地までの所要時間はもちろん、終点までにどんな駅を何時に通過するのか、目的地までの距離はいかほどかなど、かなり詳しい情報を得る事ができます。

チケットは窓口でも購入できますが、乗るときにドライバーから直接買うこともできます。
ほとんどの人はそうやって乗っているようでした。
行き先を言うと簡易レジに料金を表示してくれるので簡単です。

私が買ったのはクラクフよりさらに南部の街、ザコパネへの片道切符です。111キロありますのである程度のお金は用意していたのですが、料金は19ズボティ(450円くらい)でした。お安いですね。



今日はユーロ2012のチェコVSポーランドの試合の日で、
試合開始時刻になると宿の近くのお店は軒並みサッカー中継を始めました。

試合後は結果によっては危険ですが、試合中ならいいだろうと思いこっそり外の様子を見に行ったのですが、店の外にまで人がはみ出し町中が大騒ぎ。そこらじゅうから応援の声が響き渡り、その一体感が羨ましくてサッカーを見ていなかったことをとても後悔しました。あの応援の輪に加わりたかったです。

なお、人々は皆サッカーに夢中だったのでその後ろでビールを飲んでいる私などには目もくれず、むしろ普段より安全なくらいでした。もちろん、少し見たらすぐ宿に引っ込みました。危ない行動をしてはいけないということは分かっています。



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| ポーランド | 23:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

ポーランド/クラクフ1

クラクフに移動しました。

ワルシャワから電車で2時間半くらいです。61ズボティ。1700円くらい。
バスも複数出ています。おそらくバスの方がだいぶ安いです。

クラクフには以前一度来た事があります。今日は移動以外は特に何もしていないので、
前回来たときの記憶を頼りにクラクフの案内を書こうと思います。



クラクフの観光のメインは旧市街ですが、実は、アウシュビッツ強制収容所跡地へのアクセスがある街でもあります。中央駅隣のターミナルから日に何本もバスが出ており、所要時間は確か1時間半程度だったと思います。

アウシュビッツの見学はツアーガイドと一緒に回りますが、一人だけ日本人のガイドさんがいます。
私が行ったときは残念ながらお休みでしたが、この人がいるときに行けばより理解が深まると思います。

収容所跡地内には博物館がありますが、ドイツ軍が撤退時に数々の証拠を隠滅したことから、写真などはあまり残されていません。代わりに、ここを生き延びたごく少数の人が描いた絵が展示されています。また、収容者達の持ち物、無理矢理切られた髪の毛、毒ガスの缶などが山積みにされている展示室があり、ここを通ったときには誰もが言葉を失っていました。特に私のような何の苦労も知らない人間などには、ここの歴史や展示されている物達は衝撃的すぎて理解が追いつかず、見学から3年経った今でも、この場所や、このとき感じたことを表現するよい言葉が見つかりません。


アウシュビッツ収容所の近くにはビルケナウ収容所という、アウシュビッツよりさらに広大な収容所跡地があります。ここの建物はほとんど全てが破壊されており、広大な敷地には建物の基礎部分と煙突だけが残されています。また、敷地の向こう端にはヨーロッパ各地から人々を連れて来た鉄道のレールの終着点があります。
アウシュビッツで見た数々の展示や人々の遺品もさることながら、このビルケナウの、広大な敷地と青い空という現在の景色と、ここで起きた出来事の差異にも頭が混乱し、心に風穴があくという表現以外に思いつかない呆然とした気分にさせられました。


この場所は2度見たいものではないので(1回で十分という意味ではなく)、今回は避けてしまいました。
写真を載せられないのが残念です。家に置いて来てしまったので。



もうひとつ、前回行った場所のお話を。

こちらもやや郊外ではありますが、ヴィエリチカ岩塩坑という場所があります。世界遺産だそうです。
駅付近から出ている普通の市営バスに揺られ、20分くらいだったような・・あまり覚えてません。
ここは世界最古の岩塩採掘場で、300メートルもの深さにある塩の洞窟を見学できるツアーがあります。
洞窟は全長何百キロにも及び、内部はまさに迷路。地底湖などもあり観光客が一人で入るにはあまりにも危険なので、必ずガイドツアーに参加する必要があります。1時間以上かけてゆっくり説明してもらえるツアーです。

内部は本当に深く長く、地底湖やトロッコの他、塩で作ったレリーフやシャンデリア、礼拝堂などという素晴らしい展示室もあります。結構な距離を歩きますが、これでも全体の何十分の1にもみたないというから驚きです。下に降りるほど寒いので上着は必須の持ち物です。

個人的には、クラクフに来る際はヴィエリチカ岩塩坑は必見の場所だと思っています。というか、これを見るためにわざわざクラクフを訪れる人がいてもいいんじゃないかとすら思っています。それくらいお勧めです。



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旧市街の広場

前回は旧市街もじっくり見ました。写真はメインの広場です。ここには露店やレストランが立ち並び、大道芸人がたくさんいる楽しい場所です。大道芸人は銅像のふりをする類いの人が多いです。急に動くので結構びっくりします。


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この建物はなんだったかと思い入ってみたらこんなでした。そうでしたそういえばそういうそれでした。琥珀屋さんとお土産屋さんでした。


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この奥に小さな美術館があって何かコレという作品が1点あった気がするのですが思い出せません。というか美術館の名前すら思い出せません。3年前の記憶など当てになりませんね。


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このケバブ屋のスパイシーケバブが美味しくて、前回何度も食べたんです。他の観光名所は思い出せなくてもこのケバブ屋には地図も無しにたどり着けた自分に感動しています。そして少し引いています。

旧市街中央、グロツカ通りにあるツーリストインフォメーションの向かいの角にある店です。
相変わらず美味しいですが辛さ控えめになっていたのが残念でした。ふぬけおってからに。



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| ポーランド | 21:33 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

ワルシャワへ



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夜行バスに乗ってビリニュスからポーランドの首都ワルシャワに移動しました。
21:00発、翌朝5:00着の計8時間の旅です。

リトアニアのビリニュスからウクライナのキエフに移動したいと思っていたのですが、キエフはユーロ2012の開催都市なので避けた方がいいかな〜・・・というのは建前で、本当は旧ソ圏にしばらく近づきたくないからです。バルトも旧ソですが、こちらは大分雰囲気が違うのでいいんです。ベラルーシ、ウクライナあたりはまだその色が強い印象なので今回はやめました。また挑みたい気持ちになったら挑戦します。行きたい気持ちは強いので。


バスは深夜1時ごろにポーランドとの国境を通過。
シェンゲン協定国同士なので一応入り放題のはずですが、簡単なパスポートチェックはありました。
車内に国境警備の人が入って来て全員のパスポートを確認、所要時間一人当たり10秒程度の簡単なものです。なので乗客もほとんどの人が寝ぼけ眼でした。


バスは予定通りにワルシャワに到着。ところが私は予定と違う駅でおりました。寝ぼけてて間違えました。が、本来降りるはずだったバスターミナルより今回間違えて降りたワルシャワ中央駅の方が私にとっては便利だったので幸運でした。最近間違いが好転することが多いです。きっともうすぐ谷が来るぞ・・・

で、着いたはいいですが朝の5時なのでさすがに宿に行くのはためらわれ、凍えそうに寒い中駅のベンチでじっとしていることにしました。現地通貨も持っていない一文無しなので。ATMを見つけるまでのこの時間が一番不安になります。

時間が時間なだけに私以外にも待ちぼうけトラベラーズがいて、皆眠そうでした。
私の隣で横になって寝ていた若い女性は警官に声をかけられて「あと10分!」と叫んでいました。お母さんじゃないんだから・・・警官も苦笑いしながら寝かせてあげてました。

その後5分ほどしたらいきなり飛び起きる女性。ぎょっとする私。
彼女は荷物を全てほったらかしたまま時刻表を見に行ってしまいました。なんて自由な人なんでしょう。まぶしい思いで見つめながら何故か彼女の荷物の番をする不自由な私でございました。


女性が戻って来たのを確認し、ATMでポーランドの通貨ズヴォティを降ろした後スタバに移動。
朝ご飯を食べながらツイッターに書き込みをしつつ、またしばらく時間をつぶしました。


9時頃まで待ったのでもういいだろうと思い、地下鉄で宿に移動。
またしても反対方向に1キロほど歩いてしまいましたが明らかに何もないので引き返し、無事宿に到着することができました。チェックインはまだできませんが荷物を置かせてもらったら、何故か朝ご飯を食べさせてくれました。そんなあ悪いですよもぐもぐ。


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今回泊まった宿はワルシャワのHostel Cityというところです。地下鉄駅から5分ほどのところにあり、13ユーロくらいの安宿なのにマンションの最上階、清潔、親切、そして朝ご飯を食べさせてくれるゴッドホステルです。
ドミトリーに泊まりましたが私しかいなかったので超広いシングルに泊まった気分でした。



<ワルシャワ観光>

・・・をするはずだったのですが、駅の券売機で遊んでいたらうっかり日が暮れてしまいました。
いやバスターミナルでも遊んだので券売機だけで1日つぶしたわけでは断じてありません。

前に書いた様な書いてない様なあいまいな記憶がありますが、券売機が好きなんです。日本のも含めて。
時刻表や駅自体も好きなのですが、券売機に色々入力して街と街をつないだり、お得なチケットを探してみたりするのが好きです。窓口はそんなに好きではありません。緊張するから。

誰も興味ないでしょうけど興奮してきたので書かせてください。

私が知ってる範囲でのヨーロッパ各国鉄道の券売機使いやすさナンバーワンはポーランドです。
2位イタリア、少し差をつけて3位がドイツです。
ワースト1はフランスです。2008年時点では。
ロシアは英語表記が無いので問題外です。

しかしワルシャワの券売機には思わぬ罠があったのです。

ユーロ2012のためだと思うのですが、観光客を助けるために何人もの若者スタッフ(学生っぽいからボランティアかも)が配置されており、ちょっと長めに券売機を見ていると「大丈夫?」と声をかけてくれるんです。「ひやかしてるだけだから」とは言えないので困りました。

仕方が無いので「なんとかなりそう。ありがとう」とか何とか適当なことを言って別の券売機に移動します。広い構内には何台も券売機があるので移動し放題。しかし相手も移動しているのですぐに見つかります。
私は東洋人な上にポーランド国旗の風車を持っているという最高に目立つ出で立ちだったのでなおさら。風車は駅前でユーロ2012のスタッフらしき人に渡されたんです。一応国旗だから安易に捨てられなくて一日中握りしめていたのでございます。

そんなわけで、同じ人に何度も心配をかけてしまいました。
すみませんただの券売機マニアなので放っておいてもらって大丈夫です。混んで来たらすぐ退きます。




さて、そんな感じの楽しい一日を過ごしましたが私がただ遊んでいただけだと思ったら大間違いです。
ちゃんと次の切符も買ったんですよっと。

本当はスロバキアに抜けたかったのですが、私が行きたい街コシチェへのアクセスは複数回の乗り換えが必要で、一日でたどり着くのは大変そうだったのでとりあえず保留。ひとまず、ワルシャワから電車で2時間のクラクフへ移動することにしました。ワルシャワは明日ユーロ2012の試合があり、ロシアVSギリシャ戦を見るため

ロシア人とギリシャ人が大量に押し寄せる

という恐怖の一日が訪れるので早く逃げなくてはいけません。ギリシャ人は別に怖くないけど。
私が泊まった宿も、今日は空いてましたが明日は満室で取れず、他の宿もだいたい埋まってしまうのでワルシャワに居続ける事は困難です。残念ですが。




<ワルシャワまとめ>


ワルシャワ中央駅は実は3年前に一度来た(通っただけ)ことがあるのですが、そのときは薄暗くてボロくてポーランド語表記のみの怖い駅だったのに今回見違える程奇麗になっていました。
ユーロ2012に合わせて改装したんでしょうか。

列車の案内も電子掲示板に表示されており分かりやすく、明るい構内にはたくさんのお店が並んでいて良い雰囲気です。構内メインホールにはツーリストインフォメーションがありますし、切符窓口でも英語が通じます。
また、メインホールには無料のwifiが飛んでいるので助かります。

バスターミナルは2つあり、ひとつは中央駅の隣、もうひとつは駅からトラムで10分程のところにあり、こちらがメインのターミナルです。中央駅ほどではないですがなんとか英語は通じます。
また、こちらにも無料のwifiが飛んでいました。

ワルシャワには地下鉄は1本しかありません。もうすぐ2本目ができるそうですが。
なので市内の移動は地下鉄の他にバス、トラムなどを使うことになりますが、これらの切符は全て共通なので便利です。ゾーン1と2がありますが2は郊外なので1で十分です。1回券の他、1時間券や1日券があります。切符は駅やトラム内の券売機で買えます。

市内観光・・・は上記の通りしていないのでよく分かりません。

ワルシャワはユーロ2012の開催都市の一つなので、町中その広告であふれ、盛り上がっていました。
私は残念ながらサッカーを見ていないのでもったいないことをしましたが、
せめてと思い写真を撮ってきたので全日本のサッカーファンに捧げます。


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| ポーランド | 05:19 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

リトアニア/ビリニュス


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リトアニアと言えば、外交官の杉原千畝さんがいたところです。
見知らぬ国だと思っていてもどこかで日本と繋がっているものなんですね。

リトアニアの学校では今でも杉原さんの行った事について子供達に語り継いでくれているそうです。
日本人は性格上「日本の偉人」みたいな話をしようとしませんが、私はその控えめな態度を美しいと感じつつも、杉原さんの残したものをリトアニアの人が大切に語ってくれるのならば、私たちもまたその気持ちを受け取る事が杉原さんとリトアニアの人への礼儀なのかなと思っています。



大きな地図で見る


今日はビリニュス観光をします。ビリニュスはリトアニアの首都で、東の端の方にあります。


朝起きてからさっそくビリニュス観光の中心地、旧市街に向かいました。
宿は旧市街に片足つっこんだ場所にあるのでアクセスは容易です。

ビリニュスの旧市街はタリンとは違い明確な区分けがされておらず、
新旧入り交じった風景もよく見かけます。

とはいえ、なんとなく入り口と言える場所もあります。


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夜明けの門

この門をくぐって数百メートルの通りが旧市街観光のメインで、琥珀やリトアニア名産のリネンなどのお店が集中しています。レストランのテラス席が並んでいるのも爽やかで素敵な光景です。

旧市街の観光のメインとなる部分についてはそう大きいわけでもないので、1日あれば満足できると思います。
ただ、沢山ある名所をくまなく回ったり、郊外にまで範囲を広げてみると見所は沢山あるので、できればゆっくり過ごしたいところです。個人経営の小さな店をひとつひとつ見て行くと良い掘り出し物があるかもしれません。


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聖ペテロ・パウロ教会

街のはずれにあります。少し遠いですが歩いて行けます。
入場料はなく、寄付金の箱があるのみ。少し入れたらパンフレットをくれました。
内部はウエディングケーキの様に真っ白です。全て細かな彫刻でできています。


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展望台とビリニュスの街

街の外れの小さな丘の上にあります。そんなに高さはないですが、ここからはビリニュスの街が一望できます。
内部の小さな博物館との共通チケットで150円くらい。


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ハレなんとか

名前を忘れてしまいました。市場です。内部はかなり広く、食べ物から洋服までなんでも売っています。山盛りの薫製肉などは日本では見ない光景なので一見の価値ありです。混んでいたので4時にもう一度行ったらほとんど閉まっていたので、営業時間は短めなんだと思います。


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琥珀の首飾りを買いました。
今の私にできる精一杯の贅沢、80リタス(約2300円)です。宿代より高いのでございます。

バルト海沿岸は琥珀の産地として有名です。モスクワ、サンクトペテルブルクあたりから始まり、バルト各国はもちろん、ポーランドの南の街まで琥珀を扱った店が数多く存在します。琥珀の街としては以前ポーランド北端のグダニスクにも行ったことがありますが、こちらも安くて奇麗な琥珀が沢山売っていました。デザインの豊富さはグダニスク、アクセサリーとして美しいものやこったものが多いのはサンクト、素朴なものが多いのはバルト、値段は南に行く程安い、という印象です。あくまで個人的な印象なのであてにならないですが。

バルト周辺の琥珀は日本で買うのに比べべらぼうに安く、いいものが手に入ります。偽物も多いそうですが私には見分けがつかないので何でもいいです。どうせ安物なのであとは気分の問題です。
また、ここらの琥珀は乳白色のものが多いそうなのですが、私はキラキラしたいかにもな物を選んでしまいました。本当は虫入りのが欲しかったのですがそういうのは高いです。

琥珀は現地の人の間ではお護りになると考えられているそうです。
日本で頂いたお護りに背中を守ってもらっているので、琥珀は首にさげて前からの敵を迎撃します。



一通り遊んだ後でバスターミナルに戻り、明日の朝発のワルシャワ行きの便を探しました。
が、何も調べずに行ったらワルシャワ行きは1日1本、夜行便のみでした。しかも欧州サッカーカップのユーロ2012のおかげで明日の便は満席とのこと。今年はポーランドとウクライナの共同開催で、ワルシャワのスタジアムも使うのです。で、今夜か土曜しかないがどうすると聞かれたので今夜にしました。宿の人にもう一泊したいと伝えてしまっていたので、さっそく宿に戻って今夜の宿泊をキャンセルし、荷物を纏めました。

まあ、後から気づいたのですが土曜って明後日だったので、1日くらい遅らせてもよかったのですが。すごく先かと思ったんです。日にちの感覚はかろうじてありますが曜日の感覚がなくなってしまって。



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本日の晩ご飯

宿代バス代を計算して現地通貨を降ろしたのですが、
宿代が1泊分浮いてしまったのでこれを使い切るため思い切って贅沢しました。そこそこちゃんとしたレストランに入りましたがこれで900円くらいです。写ってないけどパン付き。物価が安いんです。

リトアニア料理のページから選びました。野菜が食べたいな〜と思いつつ何だかよく分からないメニューを頼んでみたら魚でした。白身魚のローストで、バジルとニンニクのソースがかかっていました。まわりの丸いのは芋です。
困ったことに滅茶苦茶美味しかったです。今後の貧乏旅行に影響が出てはいかんのでこの記憶は早めに消去しようと誓いました。



<バルト3国まとめ>


各国間の移動はバスが便利です。鉄道はバスの勢いに押されて縮小しており、あまり使えません。その分バスがあちこちへ格安で走っています。

どの国も英語はかなり通じます。観光に力を入れているだけあって英語表記も多く、案内は親切です。
3カ国合わせて、一般人を含め何十人の人と話しましたが英語通じる率脅威の100%でした。
一般人に関してはできるだけ若い人を狙っているので実際は100%ではないのでしょうが、現地語が分からなくて困るという事態にはまずなりません。

バルト3国は南に行く程物価は安くなる傾向にあるようです。
なので上から順に回った方が後々嬉しいです。でも南に行く程都会度は下がるので、好みによっては反対周りもいいかもしれません。観光大国とは言えあまりガツガツしてないので、楽しくのんびりと過ごせるかと思います。

日本からのアクセスとしては、とりあえずフィンエアーでヘルシンキへ、船でタリンへ、バスで各国を南下し、ビリニュスからヘルシンキ経由の便、またはヨーロッパのどこか経由の便で帰国という6泊7日程度の旅を推奨します。バスは是非Lux Expressをご利用ください。宣伝おわり。

通貨は北から言うと、
エストニアはユーロを導入したばかり、
ラトビアは独自通貨ラッツ。
リトアニアは独自通貨リタスで、2013年にユーロ導入予定です。

実は1ユーロ硬貨を集めている私はリトアニアのユーロ導入を心待ちにしています。
ユーロコインは各国でデザインが違うのです。国によっては1ユーロと2ユーロでそれぞれデザインを変えていたりもするので、その場合は2ユーロコインも集めます。私があと持ってないのはポルトガル、サンマリノ、モナコ、スロバキア・・・・あ、結構あるな・・・もっと集まってると思ってました。悲しくなって来ました。

最近フィンランドではマリメッコの特別ユーロコインを作ったんだとか。このためにタリンからヘルシンキに渡るべきでした。忘れてました。そういえばエストニアのユーロコインも探すの忘れましたワアアアアアアアアアどんなデザインなのかも知らないよおおおおおおお


私の心に深い傷跡を残してバルト編終わり。



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| バルト | 16:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

バルトを南下する


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リガービリニュス間のバスの車窓から


朝8:30のバスに乗り、隣国ラトビアの首都リガへ向かいました。
このバスに私を含め5人もの日本人が乗っていました。バルトへの日本人旅行者はそんなに多く無いはずですが、面白い偶然もあるものです。

このうち一組とは何も話さず、もう一組とは「良いご旅行を」とだけ言い合って別れました。
この一言に全てが詰まっています。こんな出会いと別れも乙なものだなと感じました。

13:00にはリガにつき、ここで一泊したい気持ちあったのですが、今はただ先に進みたい気持ちが強かったのでこのままリトアニアに進むことにしました。ラトビアにはいつかまた来たいです。きっとここもいい街だと思うので。



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バスターミナルにはこんな感じの時刻表が置いてあり、国内線も国際線もどんなものがあるか一目瞭然です。ただ行き先の街の名前が現地語読みで、知ってる名前とだいぶ違ったりするので見つけるのが大変です。地図が一緒に貼られていると助かるのですが無い場合もあるので、wikipedia先生あたりに聞いて何通りか知っておいた方が良さそうです。

大きなターミナルには必ずいくつかのバス会社が入っているので、目的の会社があれば該当オフィスへ直接買いにいきます。そういうこだわりがなければ時刻表を見て目星をつけ、ターミナルの総合切符売り場で買います。適当に買えば大抵ユーロラインかその系列会社です。ユーロラインとはヨーロッパ最大手のバス会社で、国によって色々な系列会社があります。

私が買った切符は、14:00リガ発、18:20ビリニュス着のユーロライン系列会社でした。1000円。
1000円はラトビアの通貨でいうと7ラッツで、ATMで10ラッツ降ろした私は残りの3ラッツでパンとジュースを買いました。物価が安いので買っても買ってもおつりがきます。


バスはぼろく運転手は一人で、wifiも電源も使えませんでしたが、水をくれたことと乗客が4人しかいなかったことからリラックスして移動できました。すいてる時間帯だったのでしょう。


ラトビア入りのときもそうでしたが、リトアニアに入国するときも特に何もありませんでした。
シェンゲン協定国同士なので国境審査等は一切ないのです。ただ、細い鉄のゲートみたいなものをくぐっているのは確認したので、一応国境ラインは意識しているようです。そりゃそうか。


予定より10分早い18:10にリトアニアの首都ビリニュスに到着。ターミナル近くの宿に目星をつけておいたので、そこへ直接行って「今夜部屋あいてますか」と聞いたらOKでした。

バスターミナル近くのcome to Vilniusというホステルです。ツインなどの部屋もあります。booking.comあたりで調べると利用者コメントが絶賛の嵐ですが、実際素晴らしい宿です。オーナーの女性は優しく、ホステル内はどこも清潔でオシャレです。旧市街の雰囲気と相まって、独特の穏やかな空気が流れています。
オーナーさんはいちごやらキュウリやらお菓子やらスープやら色々くれるし、朝はパンケーキを焼いてくれました。手作りのジャムが添えられていてどこの大草原の小さな家かと思いました。この宿に泊まるためにまたビリニュスを訪れたいくらいです。

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私は4人部屋のドミトリーに泊まったのですが、同居人の女の子がPCで何かを見ながら笑いを堪えていたので空気を読んでしばらく外出しました。


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ビリニュス猫をパパラッチして時間をつぶしたのち帰ってきたら、まだ肩をふるわせてたのでもう気にせず寝ました。彼女はいつまでも笑っていました。楽しそうでなによりですが不気味なので普通に笑ってもらった方が良かったです。



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| バルト | 22:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

エストニア/タリン

本当は昨日がタリン一日目だったのですが、ロシア脱出の衝撃でタリンについて書くのを忘れました。

無事タリンに着いた私は、とりあえずエストニアのお金を入手すべく両替所に行きました。エストニアの通貨は確か「クローン」とか言ったなと思い両替屋にクローンくださいと頼みましたが、「うちはユーロしか扱ってないよ」と言われました。んなわけあるかいと思い今度はATMでいくらか降ろしてみましたが、ユーロしか出て来ませんでした。意味が分からなかったのでそのへんにいた人に「エストニアのお金って何?」と聞いたら、「ユーロ」と言われました。去年導入されたみたいです。



さて、無事現地通貨も手に入ったので、前日のうちに予約しておいた宿に向かうべくバスに乗りました。
ところが、乗ったつもりのバスはバスではなくトラムで、しかも反対方向でした。

しかしロシアで鍛えられた私の心はその程度のアクシデントでは毛程も動かないので、あっさり正しい方向のトラムに乗り直し宿に向かいました。ついこないだまでピカピカのバックパッカー1年生だったのに、ロシアのせいで早くも可愛げを失いつつあります。



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本日の宿

予約していた宿はお値段相応の窓の無い囚人部屋でしたが、疲れていたのであっさり就寝。
ロシア出国審査時のトラブルにより囚人になるイメージトレーニングは完璧だったので、思いのほかリラックスして過ごせました。これでこの日の行程は終了にございます。



ここから6/12の日記です。

9時くらいに起き、タリンの見所についてネットで調べました。エストニア観光局によると旧市街が美しいとのこと。あと宿の裏が港で、2時間でフィンランドのヘルシンキまで行けるようでした。旧市街で遊ぼうかヘルシンキに日帰りしようか天秤にかけ、とりあえず旧市街に行ってみる事にしました。

ところでエストニアは大関把瑠都(バルト)の出身国です。バルト3国から名前をつけた訳ですね。



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旧市街には琥珀の店があったほか、季節外れの可愛らしいセーターが沢山売られていました。このあたりの名産のようです。エストニアは北寄りの国なのでまだ涼しく、寒がりの私は涼しいどころか毎日凍えているので思わず買いかけましたが、周りはそろそろ半袖の人が増えて来たので空気を読みました。

旧市街をぐるっと周った後は、再び昨日着いたバスターミナルに向かいました。
バルト3国2カ国目、南隣のラトビア行きのバスチケットを買うためです。Lux expressのオフィスがあるので直接行き、目星をつけておいたバスの空きがあったのでそれを購入しました。
翌朝8:30発、ラトビアの首都リガ行き、所要時間5時間半ほど、24ユーロです。

現地で行き先を決めるなんてやっとバックパッカーらしくなってきたなと嬉しくなり、ビール(60円)を買ってささやかなお祝いとしました。


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その後はビールを小脇に抱えたまま旅客船ターミナルをひやかしに行き、時刻表の前で悩むふりをしたり、腕時計をチラチラ見て船の到着を待つふりをしながら30分ほど楽しみ、満足したので宿に帰りました。

タリン編おしまい。



<エストニア(タリン)まとめ>


ロシアにおちょくられた直後だからかもしれませんが、タリンはすごくさわやかで輝いて見えました。人も穏やかで親切です。宿や店や通りすがりの色んな人に話しかけましたが、皆なんでも教えてくれました。トラムの中で切符に刻印をしようと全然違うところに突っ込んでいたら、近くの人が「違うわよ、こっちよ」と教えてくれました。うおお優しい・・・私も日本で違う所に切符突っ込んでる外国人がいたら教えてあげようと思いました。

大きなスーパーやデパートが沢山あり、必要なものはすぐに手に入りました。物価もお安めなので助かります。というか最近ユーロが安いのがありがたいです。

唯一気になったのは、酒屋が異常に多いことです。
私の宿がある通りなんて宿以外全部酒屋ですからね。人通りと酒の量が釣り合ってません。

でも酔っぱらいなど見かけませんでしたし、全体的に治安は良いので何の心配もいりません。
空気というか、雰囲気からして穏やかで優しい街であることは一目瞭然でした。

そんなわけで懸念されていたスリには一切遭いませんでしたとさ。



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| バルト | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

ロシア脱出


本日はついにロシア脱出の日です。

次なる行き先は西隣の国エストニアの首都タリン。
サンクトペテルブルクからはバスで7時間の道のりです。


今回利用したのはLux Expressという、サンクトペテルブルク、バルト三国、ワルシャワのあたりを結んでいるバス会社です。4月のいつだったかの日記を見て頂けると分かるのですが、ユーロラインと間違えて予約したやつです。

が、蓋を開けてみればこれが大当たりで、黒塗りの外装は格好良いし、車内は奇麗だし、運転手さんは2人交代制で安全だし、紳士的だし、荷物の管理はしっかりしてるし、安全運転だし、車内にトイレはあるし、コーヒーココア飲み放題だし、wifi使えるし、電源あるし、とにかく何から何まで気に入ってしまったのでした。

Lux Expressお勧めです。料金もお安めですよ。



さて、ロシア脱出の話に戻りますが、発車後ちょうど半分くらい行った所で国境を越えます。
ここではロシアの出国審査とエストニアの入国審査が待っています。
この出国審査が問題です。

今後同じ不安を持つであろう旅人達に語り継ぐため私の状況をまとめますと、

・ウラジオストクの滞在登録をしていない(→△72時間未満の滞在なのでいらないと言われた)
・ロシア入国後3日(7日?)以内の滞在登録をしていない(→△シベリア鉄道の切符を見せれば大丈夫だと言われた)
・サンクトペテルブルクの滞在登録をしていない(→○土日のみの滞在なのでいらないはず)
・滞在登録の半券を持たずに遊び回ってた(→○これはもう過ぎたことなのでセーフ)
・バウチャーを持っていない(→△提示は求められないから大丈夫と業者に言われた)
・ビザがグレーゾーン(→△それは業者の罪であって私は知りません)
・出国日が1日早い(→○遅かったらマズイけど早い分にはいいんじゃないかと)


こんなところです。つまり、「まあ大丈夫なんじゃないかな〜・・?」という感じなのです。


ところが全然大丈夫じゃなかったのです。

以下、私が味わった国境越えの恐怖のまとめです。


サンクトペテルブルクを出たバスは数時間で国境の街に到着し、パスポートコントロールゾーンで一旦停止しました。乗客は全員ゾーン内にある建物に全ての荷物を持って入り、一人ずつ出国審査を受けます。

一人当たりの持ち時間はだいたい1分半くらいだったでしょうか。
結構サクサク進んで行きました。

が、私だけ40分です。


パスポートをペラペラめくったりスキャンしたりしながら、無線で誰かに連絡を取り始める出国審査官のおばちゃん。不穏な気配がしてまいりましたぞ・・・と思ったのが大当たりで、国境警備のお兄さんがすっ飛んでいらっしゃいました。怖い顔をしています。

彼は片言の英語で、

「どこへ行くんだ?」
「タリンへ・・・」
「その後は?」
「バルト三国、ワルシャワ、ベルリンに抜けて日本に帰ろうかと・・(←つい嘘をつく)」
「タリンから出るチケットは持ってるか?」
「持ってません。タリンで買います」
「タリンのホテルは?」
「取ってますが予約確認書は印刷できませんでした。ここです(予約画面の写メを見せる)」
「ふーん・・・」

私とパスポートを見比べながらまた無線で連絡を取り始めるお兄さん。
私の宿の名前を言っていたので、本当に予約しているか確認を取るのかもしれません。


ここで待っていろと言われ出国ゲートの横で大人しく待つ私。
私のパスポートを持ってどこかへ行ってしまうお兄さん。
その横を次々通過していくロシア人かエストニア人の皆さん。欧州の旅行者っぽい人も。

そして全員が終わっても私は廊下に立たされる生徒のごとく待たされたままでしたが、幸いなことに審査官のおばさんが「そこ座ってていいわよ」と言って、出国ゲート脇にあるベンチを勧めてくれました。

その優しさで私を通過させて欲しかったです。



さらに待つ事数分。「バスに置いていかれどこかの部屋に連れて行かれ、ここで一晩明かす自分」のイメージトレーニングが佳境に入り、ついでに入国カードに「学生」とか大ホラ吹いたことを思い出し心の底から後悔し始めたころ、お兄さんは何故か同じバスの乗客である一人の若い女性を連れて戻って来ました。どうやらロシア語・英語の通訳をまかせたようです。国境に英語喋れる人くらい置いとかんかい。

女性も困惑しながら通訳してくれます。

「タリンの宿の予約はしてあるの?って聞かれてるけど」
「はい。昨日なんですが、booking.comというところで予約しました。」
「ウラジオストクで入国してからここまではどうやって来たの?」
「シベリア鉄道で来ました。切符があります」

警備官に日本からの船を含めた全ての切符、ついでにモスクワの滞在登録証を渡す私。
警備官は念入りにそれらを見ていました。

「一人で旅をしているの?」
「そうです」
「どこへ行くの?」
「ヨーロッパを見て回りたいんです」(噓だけど)

ここらでだんだん人々の空気が柔らかくなってきた事を感じました。
その後、どうやら許してもらえたようで出国スタンプを押してもらえ、パスポートを返して貰うことができました。罰金も袖の下も要求されていません。審査官のおばちゃんも「良かったわね」と笑顔です。

貴女が止めなければこんなことには
ならなかったんですけどね。



女性に通訳のお礼と、運転手さんに待たせてしまったことのお詫びを言い、ようやくこの場から解放されました。運転手さんは「良かったな」というような仕草をし、私をバスに乗せてくれました。



あとから考えてみれば滞在登録の件は一度も聞かれることなく(最初はモスクワの滞在登録証も渡してませんでしたが何もいわれませんでした)、今後の予定のことばかりを何度も確認されました。

出国後の旅行者の行動が何故そうも気になるのか、スパイ容疑でもかけられていたのか。
でもパスポートを見ただけで速攻疑われたというのは腑に落ちないので、他にも何か不審な点があったのかもしれません。それともただの気まぐれかな・・・まあきっとそうでしょうな。


入国時に「出国チケットを持っていないこと」を問われる事はよくあると聞き、タリン行きのチケットを事前予約しておいたのですが、まさか出国した後の予定までつっこまれるとは思いませんでした。それはエストニア入国審査で問われる部分であって、ロシア出国審査官が気にするところでは無いように思うのですが。まあ、真相は分からないので何とも言えませんが・・・


・・・とまあ、そんな事がありつつもロシア脱出はなんとか成功したのでございます。

私の心に深いトラウマを植え付けて。



その後バスで200mほど進んだら今度はエストニア入国審査がありました。
これは車内に審査官が乗り込んで来て全員のパスポートを回収、15分程車内で待っていたら、無事入国スタンプが押されて返って来ました。乗客全員、何も聞かれる事はありませんでした。


エストニアはシェンゲン協定加盟国なので、正しくはシェンゲン協定国の入国審査です。

シェンゲン協定とは欧州の多くの国が参加している協定で、参加国同士の移動は同一国内と見なし、いちいち入出国審査はしない、というものです。ドイツからフランスに渡るのも、東京から神奈川に行く様な気軽さです。

一番最初に足を踏み入れたシェンゲン協定国で入国審査をし、一番最後に滞在した国で出国審査をします。なので、その間たとえ10カ国移動したとしても、押されるスタンプは入国出国合わせて2個です。

このシェンゲン協定国内については、6ヶ月の間に90日間の観光であればビザが免除されます。

例えば私は6月11日にシェンゲン入国したので、3ヶ月後の9月10日まで協定国内を自由に動き回れるということになります。

仮に7月10日にシェンゲン協定国外に出たとします。たとえばトルコ。トルコで1ヶ月間遊び周り、さらにエジプトで1ヶ月遊んだあと再びシェンゲン協定国内に戻ったとすると、そこからまた計算スタートになるので、私は残り二ヶ月、11月10日までシェンゲン協定国内にいられるということになります。

このルールは6ヶ月で一区切りなので、私の場合は12月10日で一度リセットされ、12月11日からまた新たに90日間を数え直すことができます。

そういう事情から、シェンゲンを出るときは必ず出国スタンプを貰う必要があります。滞在日数カウンターが回ってしまうので。最近押してくれない人が多いので本当に気をつけなければいけません。


以上、低橋のまめ知識ひけらかしコーナーでした。

このコーナーは定期的に催されるのでご注意ください。
私は調べだすと止まらない検索魔なので、一部のことに異常に詳しいのです。




さて、ロシアを出てから思う事ですが、

ウラジオストク1日目では一刻も早くこの国を出る事しか考えられませんでしたが、
過ぎ去ってみれば、美しく広大で、まだ過去を引きずっている敵の多い国でした。
あ、うまくまとめるつもりがつい本音が。

でも美しいと感じたことは本当です。美意識が共感できるならそのうち仲良くなれるはず。
第一歩としてお互いの国境を開くことがありますが、きっとその日はまだまだ先なのでしょう。
観光客全てを疑い見張るようなロシア警察の姿を見て、彼らは他国を受け入れる気はないことを知りました。

今日のことがあるのでしばらくは近寄りたくないですが、きっといつかまた来たいです。
怖い中にも親切にしてくれた人達がいたことは絶対に忘れません。


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| ロシア | 22:34 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

サンクトペテルブルク2日目/ペトロハヴロフスク要塞他


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マトリョーシカ

本日の目標はペトロハヴロフスク要塞と国立ロシア美術館です。



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ペトロハヴロフスク要塞

間違えてペトロハプスブルクと書きがちですがハヴロフスクです。

ペトロハヴロフスク要塞はサンクトペテルブルク発祥の地と言われています。
ネヴァ川を挟んでエルミタージュ美術館のはす向かいに位置し、要塞中央に建つ聖堂は背が高く対岸からでもすぐに発見できます。また、要塞は星形というかペンタゴン型というか、そういう奇抜な形をしているので地図上でもよく目立ちます。

そんなわけで結構近いのかなと思い歩いていったら一時間近くかかりました。
地図が読めない子なものですから。そもそも地図を見ずに行きました。阿呆でした。




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要塞内には無料で入り放題です。広い敷地内には数々の小さな博物館が存在し、監獄見学などもできるのですが、私は要塞のメインとなるペトロハヴロフスク聖堂のみ見学するチケットを購入しました。

200ルーブル。約500円です。


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ペトロハヴロフスク聖堂


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聖堂内には、ビョートル大帝以降、この地を収めた歴代皇帝の棺が安置されています。

ビョートル大帝とは初代ロシア皇帝で、2mを越える長身、怪力、改革と前進を重んじ、家臣の虫歯を抜くのが趣味 という恐ろしい王様です。


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棺の中にビョートル大帝のそれもあったはずなのですが、どれか分かりませんでした。
というかそういう見所があることを知らなかったので探しませんでした。きっと一つだけ巨大で血まみれ(家臣の血で)の棺があったのでしょう。





続いて国立ロシア美術館に向かいました。
その途中で通った公園が何やら騒がしいので寄ってみたら、


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若者たちがクッションか砂袋か何かを周りの人間に手当たり次第ぶつけて回るという狂ったイベントが開催されていました。企画者の心の闇はいかほどのものでしょうか。

絶対に巻き込まれたくないので遠巻きに撮影し、とっととその場を離れました。




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国立ロシア美術館

こちらはロシア初の国立美術館です。
エルミタージュには及ばないものの、かなりの規模を誇ります。
中世から現代までのロシア美術コレクションが多数収蔵されており、見応えがあります。

350ルーブル。850円くらい。

午後に行ったせいもあってかあまり人がおらず、正面入り口は閉鎖されていて端っこの小さいところから入らなければいけないので非常に分かりにくかったです。スタッフ通用口にしか見えないもので。せめて看板を立てて下さい。お休みかと思いました。



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本日の晩ご飯

腰痛がひどいので早めに帰宅し、とっとと寝ました。
そして夜中2時過ぎに一度起きたら、夜になっても明るいままだった空がうっすら暗くなっていました。

後から調べたところによると、サンクトペテルブルクはこの時期まさに白夜の真っ最中だったようです。
深夜2時過ぎにうっすら暗くなる程度で、ほぼ一日中日は沈まないんだとか。
分厚いカーテンを付けておかないと体調がおかしくなりそうですね。


<おまけ>

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ハヴロフスク猫


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| ロシア | 16:14 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

サンクトペテルブルク1日目/エルミタージュ美術館他


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昨夜22:10に出発した寝台車は、時間通り翌朝6時にサンクトペテルブルクに到着しました。

早朝なので半分以上の客はまだ寝ていたのですが、到着30分程前に車掌さんらしき人が起こしにきてくれました。・・・と思ったら普通のお客さんでした。親切なおっちゃんです。


サンクトペテルブルクの朝は非常に寒かったです。
チェックインまでかなり時間があったので宿に荷物だけ預け、マックと公園で計4時間ほどぶっつぶし、そのままエルミタージュ美術館に行きました。マックで本を読むふりをして1時間ほど寝た事はバレてないはずです。本というかただのメモ帳なので白いページを開いたまま動かなかったわけですが、きっとバレてません。



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エルミタージュ美術館

美術館入り口で行列に20分ほど並びつつも無事入館。

入場料:400ルーブル
写真撮影許可:200ルーブル


で計1500円くらいでした。

この他にも企画展、別館、夏の宮殿など色々と見所があり、それらを含めるか否かでチケット料金は変わってくるのですが、本館だけでもかなりのボリュームなので私はここ一館にしました。

エルミタージュ美術館は世界三大美術館のひとつです。
世界三大美術館とはパリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ここサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の三館です。昔NHKのみんなのうたで「メトロポリタンミュージアム」っていう不気味な映像を流す歌がありましたね。怖いけどつい見てしまう不思議な歌でした。

エルミタージュ美術館は世界三大美術館に数えられるだけあってさすがの規模を誇っていますが、ルーブル美術館よりは回りやすい大きさでした。ルーブルが異常なんだと思いますが。加え、1階の半分は展示入れ替え中か何かで閉鎖されていたので、一部ショートカットしつつもなんとか見たい部分は1日で見きれました。

絵画、彫刻などのコレクションもさることながら、内装の美しさも大きな魅力だと思います。もとは宮殿なので。特に2階部分の各部屋の装飾は素晴らしく、観光客みなが息を飲む美しさでした。ただしかなり混んでるので安易に立ち止まると轢かれます。

絵画作品はいつか日本に来てくれる可能性がわずかにあっても、
宮殿が来る事はありえないのでそちらに力を入れて見学しました。

以下、エルミタージュ美術館内の写真です。


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続いて、「血の上の救世主教会」というそそられる名前の教会を見てきました。

血の上の救世主教会とは、かつてロシアの皇帝であり農奴解放などの改革を積極的に行ったアレクサンドル2世が、テロにより崩御した場所に建てられた教会だそうです。wikipediaより。

血なまぐさい名前がついているのでマリス・ミゼル(懐かしい)を彷彿とさせる黒染めの世界か、あるいは場所が場所だけに死者を慈しんだ繊細で優美な姿か、など色々想像しながら行ったのですが、実際のところは


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えらくゴッツイというか・・・ お祭り騒ぎな見た目でした。

もうちょっと慎ましくできなかったんでしょうか。




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内装も豪華です。


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真ん中の人に人物認証ロックオンする宮崎。




エルミタージュ美術館を見ている途中から腰がひどく痛み始め、夕方にはだるま落としのように腰をスコーン!と取り外す妄想に取り付かれ他に何も考えられなくなったので、これで本日の行程は終了しました。
昨日と今日で1時間ほど大荷物を背負って歩き回ったのが原因かと思われます。だんだん持ち物の必要不必要が分かって来たので、少しずつ減らしていきたいです。


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本日の晩ご飯


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本日の晩ご飯2

道端で売ってる屋台のホットドッグが安くて美味しいです。


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| ロシア | 23:38 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

モスクワ4日目/モスクワ地下鉄駅めぐり&サンクトペテルブルクへ

今日は地下鉄めぐりをして遊びました。

モスクワの地下鉄はとても美しいと評判で、宮殿のように煌びやかな駅が沢山あります。
また、一回26ルーブル(65円くらい)の一律料金なので使いやすいです。改札を出さえしなければ、路線をまたいでどこまででも行けます。



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地下へのエスカレーター

モスクワの地下鉄はものすごく深いところにあります。
核シェルターとしても使えるようにとかなんとか。

しかもスピードが結構速いので、モスクワ到着直後に大荷物を抱えて乗った私はバランスを崩しかけました。すんでのところで踏みとどまりましたが、あやうく奈落の底まで転がり落ちるところでした。私の腹筋と大腿筋グッジョブです。

モスクワの地下鉄は、かなり使いやすいと思います。構内は薄暗くて深くて迷路のように入り組んでるので不気味ですが、案内表示は分かりやすく出ているので迷うことはありません。ロシア語表記のみなので、「BbXOД ヴイハト/出口」というロシア語だけは知っておいた方がいいです。さもなくば一生出られないのではという恐怖を味わいます。ほんと怖かったです。

列車のスピードは結構速く、すごく揺れます。あと路線にもよるんですが多くの電車は入り口のドアがギリチョーン!とすごい勢いで閉まるのでよく死人が出ないなと感心します。いや、出ているのかもしれませんが。

地下鉄構内は撮影禁止と言われていますが、私は撮りたいだけ撮ってきましたが捕まっていません。いやバレてないだけだろうと思い、試しに警官の真横でおもむろにカメラを取り出し撮影に勤しんでみましたが不問でした。なので、おそらく撮影しても大丈夫ないのではないでしょうか。他にも撮っている人はいましたし、地下鉄めぐりツアーなんてのもあるくらいですし。

ただフラッシュは駄目らしいのと、特に装飾されていない普通の駅で撮影していると目立つので、一応まわりの様子を見てから行動した方が良さそうです。




以下、私がまわったうち一部の駅の写真です。
駅名と写真を照合しながら回ってはいたのですが、途中で分からなくなったので間違ってるかもしれません。あしからずっとな。


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5号線コムソモーリスカヤ駅

私が見た中では一番豪華絢爛な駅でした。この横を地下鉄がビュンビュン走っていきます。
馬車でも走ってたほうがよほど似合います。


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5号線キエフスカヤ駅


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3号線スラヴィヤーンスキー・プリヴァール駅

世界の美しい地下鉄駅ランキングの8位に入っているそうです。
映画のファンタスティックプラネットを彷彿とさせる異空間で、どことなく空気もひんやりしています。降りた瞬間「おお・・」とつぶやいてしまうこと請け合いです。私はここが一番好きです。


103.jpg
3号線アルバーツカヤ駅


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3号線ブローシャチ・レヴォリューツィ駅


3時間くらい遊び倒しましたが、まだまだ全然まわりきれませんでした。
時間の無い方は、5号線(環状線)をぐるっと回るだけでもかなり満足できると思います。




地下鉄巡りの合間にサンクトペテルブルク行き寝台車のチケットをもらいに行きました。

サンクト行き列車はレニングラード駅という所から出ます。これはシベリア鉄道が到着したヤロスラヴリ駅のすぐ隣にあります。該当のチケット売り場はどれなのかと迷いましたが、例の善良な外国の少女を偽ったメモを人に見せながらなんとか辿り着きました。正面入り口から見て一番奥にありました。ウラジオストク駅の券売所といい、何故一番重要なものを一番分かり辛いところに作るのでしょう。



今回は券売機を使って発券してみました。

窓口に並んでいるときにふと横をみたら謎の機械があり、そこに表示されている「14ケタの数字」という文字だけ読むことができたので、「そういえば予約番号が14ケタくらいじゃなかったか」と思い試してみたのです。
結局ロシア語表記のみで分からなかったので、近くにいたお洒落なご婦人に助けて頂いて無事チケットを手にすることができました。

この券売機、予約番号を入れ、発券ボタンを選び、パスポート番号を入れ、OKボタンを押すという簡単な操作で発券できるので、英語表記さえあれば外国人旅行者には大変ありがたい存在になれると思うのですが、何故頑なにロシア語表記のみなのでしょうか。こっちだって拙いロシア語で窓口の人を困らせるより自力でなんとかしたいのに。

そういえば、地球の歩き方によると地下鉄チケットの券売機も
「あるにはあるがたいてい壊れている」んだそうで。

直しなさいよ。




そんなこんなで、夜はまた深夜特急に乗ってサンクトペテルブルクに向かいました。
今回乗った謎の寝台車A64は、乗ってみれば普通の寝台車でした。シベリア鉄道よりやや奇麗だった気がします。1泊しかしないので汚れなかったというのもあると思いますが、デザインもなんか小奇麗な気がしたのです。写真は撮れませんでした。はやくも多くの方が乗り込んでいたので。

予約時は「寝具なし」と書かれていたのに、実際はあったのは助かりました。
おかげさまで朝までぐっすり眠らせて頂きました。




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本日のお昼ご飯

昨日なんとか寺院だか教会だかで願ったかいあって、ケバブにありつくことができました。
私が思っていた野菜たっぷりケバブではありませんでしたが、とても美味しかったです。



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本日の晩ご飯

グム百貨店内のファミレスで頂きました。ボルシチ、タマネギ入りのピロシキ、キノコのサラダ、ジュースで500円くらい。全部美味しかったですが、ボルシチはシベリア鉄道の食堂車の方がだんぜん美味しかったです。まあお値段も3倍くらい違うので仕方ないです。
私帰国したらロシア料理の本買おうと思います。食べるものが全部美味しいんです。



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| ロシア | 23:06 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

モスクワ3日目/プーシキン、トレチャコフ美術館

今日はプーシキン美術館とトレチャコフ美術館に行って来ました。


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まずはトレチャコフ美術館から。

ロシア芸術が集められた美術館です。
古典絵画、イコンなどが多かったように思います。

例によって入り口ではボディチェックがありますが、ダイヤモンド庫ほど厳しくはないです。

そんなことより美術館のソファって何であんなにフカフカなんでしょうね。
いつもまったりしてしまいます。たまに寝そうになるくらい。



続いてプーシキン美術館へ。
プーシキン美術館はマチス、ゴーギャン、ボナールなどの作品が豊富でした。
クリムトの作品も一点ありました。好きなんです。

同じ日に2館見たせいで記憶が混ざって曖昧ですが、私はプーシキン美術館が好みです。

・・・と、大変満足していたのですが、翌日近くを通ったら私が見た美術館の横にもう一つ巨大な美術館があり、観光客が次々吸い込まれていくではありませんか。これは一体・・?

もしかしたら私が見たのは別館だったかもしれません。地図を見る限りヨーロッパコレクション館とやらが怪しいです。どうせ後の祭りなので真相は確かめませんが、私はクリムトを見て満足しているのでもういいです。本館にもクリムトあったよ、とかの衝撃の事実が仮にあったとしても、その情報は私に知らせない様にしてください。



続いて、トレチャコフからプーシキンへ行く途中で見た景色をいくつか。

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モスクワ川

いくらか忘れましたが、お安めの料金で乗れる遊覧船があるようです。



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救世主キリスト聖堂



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モスクワの路駐事情

ウラジオストクもでしたが、路駐が異常に多いです。よく路駐なのか信号待ちなのか分からない車両を見かけますが、十中八九路駐です。写真のこれは路駐ならぬ歩道駐です。車の進行を妨げない工夫かもしれませんが歩行者の進行を妨げています。

あと、ウラジオストクもモスクワも横断歩道や信号があまり無いです。どうやって渡ればいいのか最初は悩みましたが、今ではロシア人の後ろを忍の様に付いて渡る術を身につけました。たまに轢かれそうになりますがそのときはロシア人も一緒です。



写真は撮れませんでしたが、大きな交差点のど真ん中にパトカーが停まっている光景をよく目にしました。違反した車両に対しピーピー笛を鳴らしてますが、犯人はそのまま逃走します。

また、その場所に人が突っ立っていることもよくあります。交差点を渡る途中のようですが、その横を車がビュンビュン通って行くので見ているこっちは心臓の縮まる思いです。本人はアクビとかしているのですが。

ロシアの車はかなりスピードを出すし、人が渡っていても突っ込んできてギリギリで止まるのでスリルがあります。私はロシアで死ぬなら強盗でも殺人でもなく交通事故が原因だろうなと思いながら、今日も三途の川を渡る気分で道路を横断しています。



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本日のお昼ご飯

地下鉄構内には各1.2畳ほどの小さな店がひしめき合っており、その中に必ずあるパン屋さんで買いました。どこの店もウィンドウにビッシリ商品を並べていて面白いです。でも店主は商品の壁の中にいて小窓でしかやりとり出来ない店もあるので、現地文字の読めない旅人の「必殺指差し買い」がしにくいという欠点があります。そんなときは近くのロシア人に指差して見せて商品名を読んでもらうという手が有効です。



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本日の晩御飯

近所のスーパーで買ってきた缶詰を鍋で温めました。200円くらい。
ピーマンの肉詰めにシチューをかけたようなお料理でした。
やはりたまにはお皿に入った温かい食べ物を食したいものです。



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| ロシア | 23:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

モスクワ2日目/クレムリン

今日はクレムリンと赤の広場を見て来ました。
地下鉄の10回券を買ってしまったのですが、宿からクレムリンまで歩いていける距離なので使いませんでした。プーシキン美術館も歩いて行けるし5回券くらいで良かったかもしれません。



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赤の広場

歴史が動く広場です。

広場中央では何かのステージを建設中であまり美しくなかったので端っこを撮ってきました。
このステージの後ろにレーニン像があるものと思われます。



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グム百貨店

赤の広場の正面にはグム百貨店というデパートがあり、観光客で賑わっています。広くて階段の多い構造です。オシャレなカフェやお店が沢山入ってますが、デパートなだけあってお高めです。


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本日のお昼ごはん

イクラが乗ったクレープを食べてみました。意外と合います。
イクラのサンドイッチなどもよく見かけます。



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クレムリン入り口

なんか黄色い人が写ってますね。何者でしょうか。

クレムリンは広く、チケット売り場と入り口までたどり着くのに結構歩きました。
私の宿は入り口と間反対の方角だったので。

モスクワ最大の観光地なだけあってほとんどの案内に英語表記が添えてあるし、
チケット売り場やスタッフの人達も英語がよく通じます。

ただ問題は、クレムリンとその周辺施設のチケットがもう意味分からんくらい高いことです。

クレムリン入場券:350ルーブル
武器庫:700ルーブル
ダイヤモンド庫:500ルーブル


しめて3800円です。財布を持つ手が震えます。



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ブラゴヴェッシェンスキー聖堂

ここの入り口で願い事をすると叶うとかなんとか。そんなこととはつゆ知らず、多分私は「ケバブ食べたい」とか考えながら入場しました。おかげで翌日ケバブにありつけました。



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なんで割れてんのかなと思ったら、火事のときに水をかけたらヒビが入ってパカーンといったそうです。しかも一度も鳴らしてなかったそうです。悲しいお話ですね。
なお、鐘は200トンあるらしいです。200トンと言われてもピンと来ないので朝青龍に換算してみたら、1360人でした。これは重そうですね。



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大砲

こちらも一度も撃ったことがないんだとか。なんでそんなんばっかなんでしょうか。



あとクレムリン内の主要な場所は全部見ましたが、いかんせん写真撮影禁止の場所が多いのと、ガイドブックがなくてちんぷんかんぷんなので何も書けることがないです。ただ、解説がない分純粋に美しさを楽しめたのでこれはこれでありだと思いました。



続いて武器庫とダイヤモンド庫に行きました。
さきほどのチケットオフィスではここの入場券は売っていなかったので、それぞれの入り口でまた新たに購入します。ダイヤモンド庫は武器庫の一角にありますが、チケット購入はまた別途です。ダイヤモンド庫入り口のインフォメーションみたいなところで購入できました。

武器庫とダイヤモンド庫はクレムリンとは入り口が別なので、こちらだけ入るのもありかと思います。

武器庫には豪華絢爛な防具や武具の他、食器や衣装などの日用品なども展示されています。日用品といっても金ぴかだったり宝石が散りばめれている王様の日用品ですが。いくらか払えば撮影できるそうですが、そうとは知らず早々に諦めました。惜しい事をしましたが、以前ヨーロッパ旅行をしたときに空前の武器庫ブームが来ていた私は、各国の博物館ですでに何千枚もの武器写真を収めているのでもう十分かなという気もします。



ダイヤモンド庫には女帝エカテリーナの戴冠式に使われたという重たそうな王冠が。横には、世界最大級のダイヤモンド「オルロフ」が飾られた王笏が展示してあります。オルロフとは女帝エカテリーナにこのダイヤを贈ったにもかかわらず振られた男の名前だそうです。せちがらい情報を聞いてしまいました。
このオルロフ、カットの仕方の関係か男の怨念か、そんなにキラキラしてませんでした。

ダイヤモンド庫は薄暗く、チケットが高いせいかお客さんもあまりいませんでした。黒服のガードマンが暗闇に立って見張っています。また、カメラや携帯の持ち込みは一切禁止されているので下のクロークに預けなければいけません。


クレムリン、武器庫、ダイヤモンド庫ともに、セキュリティが大変厳しく至る所にボディチェックゲートがあります。こちらはウラジオストク駅とは違いしっかりチェックしており、カバンもいちいち開けて見せなければいけません。

モスクワはデパートに入るにも駅に入るにもいちいちボディチェックのゲートがあります(全ての駅ではありませんが)。まあこちらはウラジオストクと同じく鳴りっぱなしの無意味なものですが、警備員が必ず立っているので結構緊張します。

あと、町中には警察やら軍人やらが至る所にいます。こういう状況は治安が守られてるとして安心感を覚えるもののはずですが、彼らは有無を言わさぬ雰囲気が滅茶苦茶怖いので私は目を合わせない様にしています。滞在登録証明書をもらうの忘れたまま遊び歩いているので、捕まると少々マズイです。



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| ロシア | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

シベリア鉄道まとめ


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とても楽しかったです。

が、眠いときに寝て食べたいときに食べるという自堕落な生活が許されているので、人として駄目になりました。

あと、絶対やらんだろうと踏んでいたロシア語の勉強を車内で少ししていました。
簡単な挨拶や基本フレーズ、よく使う単語や数の数え方を覚えた他、キリル文字をなんとなく読めるようになりました。駅名や案内板が読めないと死活問題に繋がるので必死なのです。

ただしロシアを出た瞬間にスパーンと忘れる予定なので、帰国後ロシア語の話題には触れないで下さい。




以下、シベリア鉄道に関する私の個人的な感想と次の人への情報です。


<二等か三等か>
二等に乗っていないので分かりませんが、個人的には三等の方が絶対面白いと思います。

プライバシーがあるのは二等とよく言われますが、そっちだって自分以外に三人客がいるんだから
対三人よりも対50人の方がかえって大らかになれるというものです。

三等は盗難がとても多いそうなので、その点はご注意ください。


<上段か下段か>
総合的に見ると下段がオススメです。

上段:
一日中寝ていられる。
下段よりはかすかにプライバシーがある。
転落防止柵は一応ある。
梯子が一段しかないので足腰の弱い人や体重が120キロくらいある人は上がれない。
下の人がいるとテーブルを使い辛い。
窓の外が見辛い。

下段:
楽。
座れる。
テーブルを使いやすい。
物を置く場所が多い。
上に比べると盗難に遭いやすい。
アジア人はガン見されがち。
いつも足元に誰か座っていてたまに退いて下さらんかと思う。


<電源>
3等車:
廊下に一個、トイレ内に一個、車両内に二個。混んでるときはなかなか空かないです。
廊下のはいつも空いてるけど人通りが多いので防犯上ほぼ使えません。
2等車:
各コンパートメント内に一個ずつ。
1等車:
不明ですが無いわけないと思います。


<wifi>
飛んで無かったと思います。私が寝てる隙をついて飛んでた可能性は否定できませんが。


<シャワー>
150ルーブルで車掌さんに借りたという人がいました。三等にはシャワー自体見当たらないので二等以上の特権かもしれません。お湯の出は悪いそうです。

車内は乾燥しているので、お風呂に入れない事は思ったより苦になりません。ただ、自分よりも周りの臭いの方が気になるかもしれません。一時は車両全体が腐ってるんじゃないかというような臭いがしていました。犯人はバイカル湖名物の魚の燻製です。魚を持った売り子達が乗り込んで来るのです。生物テロです。

ウェットティッシュやさらさらパウダーシートの類を持っていると非常に役に立ちます。


<盗難などはないか>
盗難はすごく多いようですが、気をつけていればある程度防げるかと思います。駅に長めに停車するときは人の出入りが増えるので要注意です。入り口は常に車掌さんが固めているので外からの刺客は入り辛いかと思いますが、車内に不届きものが居ないとも限らないので。停車時は荷物から目を離さないのがいいです。また、充電中の携帯なども必ず見張っているべきです。


<女性一人で危なくないか>
運が良かったのか何なのか分かりませんが危ない目にはあっていません。
酔っ払いなどに絡まれることもありますが、ただやかましいだけでそんなにたちの悪い人はいませんでした。そもそも周りの目があるので、そういう意味ではとても安全な環境と言えます。強いて言うなら途中1泊だけ乗っていたアル中のおじいちゃんを黙らせるのが大変でしたが、まあそれくらいです。


<持ってて良かった物>
小さいCコンセントプラグ:電源が陥没タイプで、世界対応プラグだと大きすぎて上手くはまらないため。

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ロシア語会話帳:想像以上に活躍しました。
さらさらパウダーシート:さらさら爽やかに過ごせました。
使い捨ての下着:洗濯ができないので便利です。靴下くらいならこっそり洗って枕元に干します。
トイレットペーパー:一応補充はされますがよく切れてました。
mp3プレイヤー:若者達がロシア音楽をこれ見よがしに聞かせてくるのでたまに飽きて耳を塞ぎます。


<持ってこれば良かった物>
ファブリーズ:乗客達が醸し出すタバコやバイカル魚の臭いがシーツに染み込んでいつまでも消えません。
地球の歩き方シベリア鉄道編:あったら時間的空間的迷子にならずにすんだ気がします。
紙に印刷したタイムテーブル:地球の歩き方を持っている人はそれで事足ります。
ロシア語辞書:会話帳では間に合わない場面も多かったので。
ポータブル充電器:電源確保が難しかったので。


<食事>
食堂車は高いので基本的には持ち込み食料で過ごします。

一日数回車内販売がまわって来ます。ビールと乾きものが主です。

また、長めの停車駅だと物売りが乗り込んできたりします。
バイカル湖名物魚の燻製を持って乗り込んで来るのは今後やめて頂きたいです。

大きな駅のホームにはキオスクがあり、カップ麺なども手に入ります。個人販売のピロシキなどもあったようですがあまり外に出なかったので発見できませんでした。何の肉が入ってるか分からないと評判です。


<その他>

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お湯はもらい放題なのでインスタント麺を食べたり紅茶を飲んだりできます。


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各テーブルの下には栓抜きが。飲ませる気です。


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このコップを何故か皆持っているので不思議に思っていたら、車掌さんに借りているようです。
紅茶混みだと有料の様なのですが、試していないので不明です。



以上です。

シベリア鉄道を降りた後思った事は、6泊7日風呂に入らなくても平気だと思っているのは自分だけだったということです。さわやかな外の空気の中でかいだ自分はシベリア鉄道臭がしました。また、リュックを開けるたびなつかしい臭いがよみがえります。奴はしぶといです。



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| ロシア | 23:59 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

モスクワ到着!


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モスクワに着きました!

MOCKBAはモスクワと読みます。
私驚くべき事にちょっとキリル文字が読める様になっています。

(゚д゚) この顔文字のдの部分はキリル文字だったのです。
発音はデーです。

(゚д゚) < デー

覚えやすいですね。

眠さ極限なので寝ます。


明日以降、書きためたシベリア鉄道日記を更新して行きたいと思います。
例によってこの記事より下の方に更新されていきますので、
右のカレンダーより5月に遡って頂いてご覧下さい。



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| ロシア | 23:23 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

予約投稿/シベリア鉄道7日目(最終日)

今日がシベリア鉄道最終日です。

今日はウラジミールに停車するのを最後に、モスクワまで走り切ります。
モスクワ着は夕方17:43。日本時間で言うと23:43です。皆さん寝始める頃でしょうか。

宿ではまたwi-fiが使えるので、少しずつ車内の様子を更新していきたいと思います。



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| ロシア | 09:51 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

シベリア鉄道6日目

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初日から一緒だった人達が皆降りてしまい、また知らない人に囲まれています。

そういう人達に対してはまた少し警戒心を持たざるを得ないのですが、あちらからすればアジア人の私の方がよほど怪しいと思うので平静を装って無害なことを主張する努力もしています。

ナンプレを睨んで数十分微動だにしないというあれです。
懲りてません。ナンプレが面白いものでつい。

者共ナンプレを睨む私をいくらでもご覧なさい。私は決して顔を上げませんよ。



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雨がふり、虹がかかりました。



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これまでは広大な自然の中にポツポツと村があるくらいだったのですが、
モスクワが近づいてきたせいかその数が増え、大きな街も見かける様になってきました。

また、中近東の方から車両が乗り入れているらしく、車内の顔ぶれが多国籍な感じになってきました。私の新しいお隣さんはトルクメニスタン人のおじさんです。タジキスタンと書かれた車両なども見かけました。


以下、載せるのを忘れていた食堂車のお料理写真。

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ロシア料理の代表の一つで、キノコをサワークリームで合えてオーブンで焼いたものだそうです。


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牛肉の上にピクルスやタマネギ、キノコ、サワークリーム、チーズが乗っていました。
右のは何かよく分かりませんでした。クスクスの様でもあるし、小麦のようなクルミのような味もするし、柔らかい部分もあれば固い部分もある不思議炭水化物でした。

追記:ソバの実だったようです。


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シベリア鉄道の食堂車は最後の方はメニューが少なくなるとの噂は本当でした。メニューに載っているものがほとんどなく、豚肉ならあるよと言われたのでじゃあそれで、と頼んだ一品。

内容としては、上の写真にあるお料理の牛肉を豚肉に代えただけな感じです。
付け合わせはジャガイモとタマネギの炒め物と、温野菜の酢漬けでした。


食堂車には計4回行きました。
それ以外は持ち込んだカップ麺やスープやパンで過ごしましたが、お湯を入れに行くのすら面倒臭くて、食事を取らずそのまま寝たりもしていました。動かないからおなかが減らないという自堕落な生活。いい大人なのに。


次の記事でシベリア鉄道のあれこれをまとめます。



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| ロシア | 23:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

予約投稿/シベリア鉄道6日目

シベリア鉄道も残す所あと2日です。
もうだいぶモスクワに近い所まで来ています。

終わりが見えてほっとしているか残念がっているかわかりませんが、
そろそろお風呂に入りたくなっていることは間違いないと思います。
車内でシャワー借りられたりもするらしいので意外とサッパリしてるかも。



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| ロシア | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

シベリア鉄道5日目

この4日間ご家族だと思っていた子連れの3人が実は母子連れでおっちゃんは他人でした。

おっちゃんに別れも言わず、ノヴゴロドで母子連れだけ降りていきました。
あの仲睦まじい家族な雰囲気が嘘だったなんて。





もう一日経って落ち着いてきたので書けるのですが、朝っぱらから兵役帰りの小僧一人に叩き起こされ、しつこく絡まれ、大戦の話をされ、日本兵はロシア人を沢山殺したよね、と言われました。

彼はヒロシマナガサキの話なども出し、日本にも大きな被害が出たよねとは言っていましたがこれはあくまでアメリカを責めるための発言に過ぎず、ロシアの広大な植民地支配やこれまでの戦争の話も一切しようとはせず、「ロシア兵も日本人や他国民を殺したでしょう」という私の反論にも耳を傾けませんでした。彼はただただ自国が受けた被害について私や日本、そして敵対する全ての国々を責めたいだけのようでした。

今日のことを抜きにしても、私は正直なところ、ロシアに対して良くない印象も持っています。
私の亡き祖父はシベリア抑留の帰還兵だし、北方領土問題などももちろん知っています。

それでも、ここで歴史をどうこう叫ぶには私はあまりにも無知だし、完全にアウェイな状況で正直な意見を言うほど命知らずにもなれませんでした。

そして私は、中部地区在住で被災していないにも関わらず東日本大震災のことに触れ、「あのとき世界中の人達が日本を助けに来てくれた。皆感謝している。私達は友達にはなれないのか」と、卑怯にも、震災の件を利用するような発言をしてこの場を収めました。

「ロシアは美しいし広いし人は親切ですね」「私はロシアが好きです」とありきたりでチープで嘘ばっかりの褒め言葉を日々並べてきたことや、あの震災を美談のように利用して語ったこと、そして最終的に話をそらす事で、大戦を苦しみ生きた祖父達をも裏切ってしまったような気がして、この日は悔しさと自己嫌悪で眠れませんでした。

| ロシア | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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