再びインドへ

コロンボ中心部風景
深夜2:40のフライトまで暇なので宿ロビーに籠城しようかと思ったのですが、流石にそんなには居させて貰えませんでした。なので遊びに出たのですが、祝日ということであれもこれも閉まっていました。行く場所がない、暑い、帰る場所もないという悲しすぎるスリランカ最終日です。
コロンボ博物館とやらに行きたくてお金を残しておいたんですけどね。前回滞在時に行っておくべきでした。

本日のお昼ごはん
とりあえずお昼ごはんにしました。
今夜はおそらく空港で食べることになりますので、これが最後のスリランカローカルご飯ということになります。というわけでお馴染みのライス&カリーです。160ルピー(110円くらい)。観光客向けのお店にもローカルのお店にも沢山行きましたが、やはりローカルのお店の方が美味しく感じます。

引き続き時間つぶしです。
こちらはそのへんのジュースバーで頼んだフルーツサラダなのですが、何故かしょっぱかったです。砂糖と塩を間違えたんでしょうか。今時そんなベタな真似をする人がいるんですか。
行く場所がない、暑い、帰る場所もない、しょっぱい ←new!
という悲しすぎるスリランカ最終日です。

エアポートバス(と言いながらエアポートからそこそこ離れた所で全員降ろされるエアポートバス)
ジュースバーをはしごしてなんとか夕方まで粘り、出来るだけ時間がかかりそうな市バスに乗ってバンダラナイケ国際空港に移動しました。到着時刻は20:00です。通常1時間のところを2時間かかりました。渋滞グッジョブです。
ところでバンダラナイケ国際空港って何か頑張らないと国際空港みたいな雰囲気がありますよね。あるいはやったろうやないけ国際空港。どちらにせよ、ガッツが感じられる良い名前だと思います。

ミニスーパー
バンダラナイケ国際空港の出発ロビーは変わった造りで、ロビーとチェックインカウンターの間にセキュリティチェックがありました。チェックイン可能時間まであと3時間ある私は、まだここに入ることができません。
が、幸い手前のロビーにも簡単な軽食スタンドやミニスーパーがありましたので、パンやお菓子を食べつつ大人しく時間が来るのを待ちました。

このお菓子が好きでよく買ってました。別にスリランカ名菓とかではないです。

あと、スリランカはジンジャークッキーが美味しいですよと以前教えて頂き、「オレンジとグリーンのパッケージの」が良いとのことでしたが、これでしょうか。グリーンが足りない気がしますが、これが一番事前情報に近かったのです。
これが正解かは分かりませんが、生姜がよく効いており美味しかったです。教えて頂いた方、ありがとうございました!
その後なんとか3時間潰し、チェックインカウンターに向かいました。
先ほど触れました通りチェックインカウンター前にもセキュリティチェックがありましたが、ここではまだ水を持っていても大丈夫でした。
というかすっかり忘れて最後まで持っていたのですが、結局誰にも何も言われないまま機内まで持ち込めてしまいました。搭乗口までにセキュリティチェックは何回かあったのに、一体何をチェックしていたのでしょうか。ペットボトルの中身が魔法のお水だったらどうするのですか。
話が前後しましたが、搭乗前にまずはチェックインです。ここでは係のお姉さんから「インドの後はどちらへ?」というデッドボールを食らいました。いわゆる出国券問題です。
私「ね、ネパールへ・・」
お姉さん「チケットはお持ちですか?」
私「バスで行くので持っていません」
お姉さん「チケットが無いんですね?」
綺麗なお顔で凄んだ後(ど迫力でした)、私のパスポートを後ろにいたマネージャーみたいな人に見せるお姉さん。
マネージャー「オッケー!」
オッケーでした。

免税エリア
嫌な汗をかきましたが、お姉さんが見せていたのはどうやらインドビザのページだったので、ビザ取得済みなら出国チケットが無くても問題ないのかもしれません。もちろん、航空会社や受付の人の判断によって違うとは思いますが。
さて、そんなわけで無事スリランカ出国も済ませ免税エリアにやって参りましたが、非常に困ったことにどのお店もドル表記のみでした。スリランカルピーは使えないということでしょうか。何か食べようと、具体的には外から見えていたバーガーキングに是非行こうと思ってお金を取っておいたのですが。
ドルも一応用意して来ましたが、スリランカルピーを残しておいても今後当分使うことはないので、ここで使い切ってしまいたいです。


幸い一ヶ所だけスリランカルピー表記のあるサンドイッチ屋さんを見つけたので、残った860ルピーをギリギリまで使って夕飯を買い込みました。総額840ルピー(580円くらい)です。
これだけ買って580円ならさほど高くない感じもしますが、今日のお昼ご飯はあれだけ食べても160ルピーでした。840ルピーがいかに贅沢価格かお分かり頂けると思います。お陰様でめちゃんこ美味しかったです。

仏陀再び(ということは出発と到着が同じロビーと言うことでそれはセキュリティ上大丈夫なのかと)
その後さらに二時間ほど潰し搭乗口に向かいましたが、待合室からインド行きフライトの搭乗口までが既にインドでした。
彼らは何故ベンチがあるのに床に座るのでしょう。何故長椅子が空いてるのに床で寝るのでしょう。何故みんな並んでいるのに当然のように順番を抜かすのでしょう。何故お肌が触れ合うレベルで密着してくるのでしょう。何故広範囲に渡り強いマサラ臭が充満しているのでしょう。
「インドとの戦いはインドに入る前から始まっている」という、インド旅人なら誰もが知る名言をふと思い出したのでした。

チェンナイ空港前で飲んだチャイ
そんなこんなで、無事チェンナイに着きました。入国審査は特に問題なく、何も聞かれず一分ほどで終了しました。
インド再びです。戻って来てしまいました。
こんなことを言ってはいけないのですが、正直な気持ちを言うと滅茶苦茶気が重いです。一度でもこの国に来られた方は分かってくださると思うのですが、この国すごく面白いけどすごくすごく疲れるんです。「それが良いんじゃないか」という
まあまだ南インドなので、どちらかと言うとスリランカ寄りなのが救いです。真の戦いは北に戻ってからです。

出口付近風景
ところで、チェンナイ空港の到着ホールがイカれていました。通常、国際空港の到着ホールと言うものは
入国審査
↓
荷物受け取り
↓
到着者用待合室(空港泊はここで)
↓
出口
という感じの所が多いと思うのですが、ここチェンナイ空港は
入国審査
↓
荷物受け取り
↓
外
だったのです。
びっくらしました。矢印に沿って歩いたらいきなり外に放り出されたので。
私は到着が夜明け近くでしたし、前回インド滞在時に下ろしたインドルピーが残っていたので事なきを得ましたが、到着が深夜の人はどうすれば良いのでしょう。
入国審査の辺りに両替屋があったような気もしますが、それをスルーして待合室で両替屋またはATMを探そうと思っていた人は、文無しで深夜の電車も動いてない銀行もないATMもないチャイ屋はあるけどお金がない真っ暗な空港外に放り出されることになります。そこからどう起死回生をはかったら良いのでしょうか。
実際には文無しでタクシーに乗り「まずはATMに寄ってくれ」という技が使えるかもしれませんが、初めてインドに来たピカピカの旅行者にそんな無茶をさせて良いのでしょうか。
そもそも深夜到着の場合その難易度や危険度は一気に跳ね上がる訳ですが、「夜中の移動は怖いからまずは空港で大人しくしていよう」と考えていた慎重で善良な旅行者を文無しで夜の街に放り出し上記のような無茶をさせることを何とも思わずせめて「この先空港外です、再入場できません」の一言くらいあってもいいのではないかという本っ当インドのそういう所が私は(興奮してきたので以下略)


宿近くの町並み
近郊鉄道に乗ってチェンナイ中心部まで移動しました。
駅から安宿エリアまで30分ほど歩いたのですが、インドは相変わらずインドでした。別に悪口を言いたいわけじゃないんですよ。ただ、インドだなあって。

本日の宿
ネットで紹介されていた安宿街に移動し、適当な部屋にチェックインしました。
この後はインドSIMを買い直したり南下したり暑さにやられたり、また騒がしいインド旅を続けておりますなうです。もしかして「なう」ってもう古いですか。
というわけで、以上、6年も続けてしまった(空白期間もあるけど)低橋の世界旅行ブログでした。
唐突に完。
Twitterにてフライングしましたが、今後はブログの形態を少し変えたいと思っています。今までの様な毎日長文日記はもう止めるので、決意の証に「完」とか書いてみましたが、ブログ自体は特に終わる予定はございません。
詳しくは次の日記に書かせて頂きますので、今後とも宜しくお願い致します。

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<情報コーナー>
◯ バンダラナイケ国際空港(出発ロビー)
チェックインロビーには時間が来ないと入れないが、その手前のロビーにも土産物屋、ベンチ、軽食スタンド、コンビニ、両替屋など色々ある。電源はあるが電気が来ていなかった。Wi-Fiもあるがチケットナンバー?か何かを入れないと使えない仕組み。
チェックインロビーは特に何もなし。さっさとチェックインして出国するのみ。
出国後の免税エリアは免税店、カフェ、レストランなど色々ある。ほとんどの店がドル表記のみ。スリランカルピーは使えない?(未確認)。こちらも電源はあるが電気が来ていなかった。搭乗口付近は試さなかったのでもしかしたら使えるかも。
◯ チェンナイの宿
「Mount Palece」
チェンナイセントラル駅から南に2キロくらい、「Tamil Nadu Government Super Specialty Hospital」の南側に安宿が集まるエリアがある。その中、Gulam Murthusa 通り沿い。トイレバス付きのシングル一泊300ルピー。ファンあり、WiFiあり。ほどよく清潔に見えるがベッドがなんか痒い。屋上に洗濯物を干せる。詰め替え用の水が無料。
| スリランカ | 21:59 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑