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ロシア脱出


本日はついにロシア脱出の日です。

次なる行き先は西隣の国エストニアの首都タリン。
サンクトペテルブルクからはバスで7時間の道のりです。


今回利用したのはLux Expressという、サンクトペテルブルク、バルト三国、ワルシャワのあたりを結んでいるバス会社です。4月のいつだったかの日記を見て頂けると分かるのですが、ユーロラインと間違えて予約したやつです。

が、蓋を開けてみればこれが大当たりで、黒塗りの外装は格好良いし、車内は奇麗だし、運転手さんは2人交代制で安全だし、紳士的だし、荷物の管理はしっかりしてるし、安全運転だし、車内にトイレはあるし、コーヒーココア飲み放題だし、wifi使えるし、電源あるし、とにかく何から何まで気に入ってしまったのでした。

Lux Expressお勧めです。料金もお安めですよ。



さて、ロシア脱出の話に戻りますが、発車後ちょうど半分くらい行った所で国境を越えます。
ここではロシアの出国審査とエストニアの入国審査が待っています。
この出国審査が問題です。

今後同じ不安を持つであろう旅人達に語り継ぐため私の状況をまとめますと、

・ウラジオストクの滞在登録をしていない(→△72時間未満の滞在なのでいらないと言われた)
・ロシア入国後3日(7日?)以内の滞在登録をしていない(→△シベリア鉄道の切符を見せれば大丈夫だと言われた)
・サンクトペテルブルクの滞在登録をしていない(→○土日のみの滞在なのでいらないはず)
・滞在登録の半券を持たずに遊び回ってた(→○これはもう過ぎたことなのでセーフ)
・バウチャーを持っていない(→△提示は求められないから大丈夫と業者に言われた)
・ビザがグレーゾーン(→△それは業者の罪であって私は知りません)
・出国日が1日早い(→○遅かったらマズイけど早い分にはいいんじゃないかと)


こんなところです。つまり、「まあ大丈夫なんじゃないかな〜・・?」という感じなのです。


ところが全然大丈夫じゃなかったのです。

以下、私が味わった国境越えの恐怖のまとめです。


サンクトペテルブルクを出たバスは数時間で国境の街に到着し、パスポートコントロールゾーンで一旦停止しました。乗客は全員ゾーン内にある建物に全ての荷物を持って入り、一人ずつ出国審査を受けます。

一人当たりの持ち時間はだいたい1分半くらいだったでしょうか。
結構サクサク進んで行きました。

が、私だけ40分です。


パスポートをペラペラめくったりスキャンしたりしながら、無線で誰かに連絡を取り始める出国審査官のおばちゃん。不穏な気配がしてまいりましたぞ・・・と思ったのが大当たりで、国境警備のお兄さんがすっ飛んでいらっしゃいました。怖い顔をしています。

彼は片言の英語で、

「どこへ行くんだ?」
「タリンへ・・・」
「その後は?」
「バルト三国、ワルシャワ、ベルリンに抜けて日本に帰ろうかと・・(←つい嘘をつく)」
「タリンから出るチケットは持ってるか?」
「持ってません。タリンで買います」
「タリンのホテルは?」
「取ってますが予約確認書は印刷できませんでした。ここです(予約画面の写メを見せる)」
「ふーん・・・」

私とパスポートを見比べながらまた無線で連絡を取り始めるお兄さん。
私の宿の名前を言っていたので、本当に予約しているか確認を取るのかもしれません。


ここで待っていろと言われ出国ゲートの横で大人しく待つ私。
私のパスポートを持ってどこかへ行ってしまうお兄さん。
その横を次々通過していくロシア人かエストニア人の皆さん。欧州の旅行者っぽい人も。

そして全員が終わっても私は廊下に立たされる生徒のごとく待たされたままでしたが、幸いなことに審査官のおばさんが「そこ座ってていいわよ」と言って、出国ゲート脇にあるベンチを勧めてくれました。

その優しさで私を通過させて欲しかったです。



さらに待つ事数分。「バスに置いていかれどこかの部屋に連れて行かれ、ここで一晩明かす自分」のイメージトレーニングが佳境に入り、ついでに入国カードに「学生」とか大ホラ吹いたことを思い出し心の底から後悔し始めたころ、お兄さんは何故か同じバスの乗客である一人の若い女性を連れて戻って来ました。どうやらロシア語・英語の通訳をまかせたようです。国境に英語喋れる人くらい置いとかんかい。

女性も困惑しながら通訳してくれます。

「タリンの宿の予約はしてあるの?って聞かれてるけど」
「はい。昨日なんですが、booking.comというところで予約しました。」
「ウラジオストクで入国してからここまではどうやって来たの?」
「シベリア鉄道で来ました。切符があります」

警備官に日本からの船を含めた全ての切符、ついでにモスクワの滞在登録証を渡す私。
警備官は念入りにそれらを見ていました。

「一人で旅をしているの?」
「そうです」
「どこへ行くの?」
「ヨーロッパを見て回りたいんです」(噓だけど)

ここらでだんだん人々の空気が柔らかくなってきた事を感じました。
その後、どうやら許してもらえたようで出国スタンプを押してもらえ、パスポートを返して貰うことができました。罰金も袖の下も要求されていません。審査官のおばちゃんも「良かったわね」と笑顔です。

貴女が止めなければこんなことには
ならなかったんですけどね。



女性に通訳のお礼と、運転手さんに待たせてしまったことのお詫びを言い、ようやくこの場から解放されました。運転手さんは「良かったな」というような仕草をし、私をバスに乗せてくれました。



あとから考えてみれば滞在登録の件は一度も聞かれることなく(最初はモスクワの滞在登録証も渡してませんでしたが何もいわれませんでした)、今後の予定のことばかりを何度も確認されました。

出国後の旅行者の行動が何故そうも気になるのか、スパイ容疑でもかけられていたのか。
でもパスポートを見ただけで速攻疑われたというのは腑に落ちないので、他にも何か不審な点があったのかもしれません。それともただの気まぐれかな・・・まあきっとそうでしょうな。


入国時に「出国チケットを持っていないこと」を問われる事はよくあると聞き、タリン行きのチケットを事前予約しておいたのですが、まさか出国した後の予定までつっこまれるとは思いませんでした。それはエストニア入国審査で問われる部分であって、ロシア出国審査官が気にするところでは無いように思うのですが。まあ、真相は分からないので何とも言えませんが・・・


・・・とまあ、そんな事がありつつもロシア脱出はなんとか成功したのでございます。

私の心に深いトラウマを植え付けて。



その後バスで200mほど進んだら今度はエストニア入国審査がありました。
これは車内に審査官が乗り込んで来て全員のパスポートを回収、15分程車内で待っていたら、無事入国スタンプが押されて返って来ました。乗客全員、何も聞かれる事はありませんでした。


エストニアはシェンゲン協定加盟国なので、正しくはシェンゲン協定国の入国審査です。

シェンゲン協定とは欧州の多くの国が参加している協定で、参加国同士の移動は同一国内と見なし、いちいち入出国審査はしない、というものです。ドイツからフランスに渡るのも、東京から神奈川に行く様な気軽さです。

一番最初に足を踏み入れたシェンゲン協定国で入国審査をし、一番最後に滞在した国で出国審査をします。なので、その間たとえ10カ国移動したとしても、押されるスタンプは入国出国合わせて2個です。

このシェンゲン協定国内については、6ヶ月の間に90日間の観光であればビザが免除されます。

例えば私は6月11日にシェンゲン入国したので、3ヶ月後の9月10日まで協定国内を自由に動き回れるということになります。

仮に7月10日にシェンゲン協定国外に出たとします。たとえばトルコ。トルコで1ヶ月間遊び周り、さらにエジプトで1ヶ月遊んだあと再びシェンゲン協定国内に戻ったとすると、そこからまた計算スタートになるので、私は残り二ヶ月、11月10日までシェンゲン協定国内にいられるということになります。

このルールは6ヶ月で一区切りなので、私の場合は12月10日で一度リセットされ、12月11日からまた新たに90日間を数え直すことができます。

そういう事情から、シェンゲンを出るときは必ず出国スタンプを貰う必要があります。滞在日数カウンターが回ってしまうので。最近押してくれない人が多いので本当に気をつけなければいけません。


以上、低橋のまめ知識ひけらかしコーナーでした。

このコーナーは定期的に催されるのでご注意ください。
私は調べだすと止まらない検索魔なので、一部のことに異常に詳しいのです。




さて、ロシアを出てから思う事ですが、

ウラジオストク1日目では一刻も早くこの国を出る事しか考えられませんでしたが、
過ぎ去ってみれば、美しく広大で、まだ過去を引きずっている敵の多い国でした。
あ、うまくまとめるつもりがつい本音が。

でも美しいと感じたことは本当です。美意識が共感できるならそのうち仲良くなれるはず。
第一歩としてお互いの国境を開くことがありますが、きっとその日はまだまだ先なのでしょう。
観光客全てを疑い見張るようなロシア警察の姿を見て、彼らは他国を受け入れる気はないことを知りました。

今日のことがあるのでしばらくは近寄りたくないですが、きっといつかまた来たいです。
怖い中にも親切にしてくれた人達がいたことは絶対に忘れません。


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| ロシア | 22:34 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

サンクトペテルブルク2日目/ペトロハヴロフスク要塞他


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マトリョーシカ

本日の目標はペトロハヴロフスク要塞と国立ロシア美術館です。



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ペトロハヴロフスク要塞

間違えてペトロハプスブルクと書きがちですがハヴロフスクです。

ペトロハヴロフスク要塞はサンクトペテルブルク発祥の地と言われています。
ネヴァ川を挟んでエルミタージュ美術館のはす向かいに位置し、要塞中央に建つ聖堂は背が高く対岸からでもすぐに発見できます。また、要塞は星形というかペンタゴン型というか、そういう奇抜な形をしているので地図上でもよく目立ちます。

そんなわけで結構近いのかなと思い歩いていったら一時間近くかかりました。
地図が読めない子なものですから。そもそも地図を見ずに行きました。阿呆でした。




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要塞内には無料で入り放題です。広い敷地内には数々の小さな博物館が存在し、監獄見学などもできるのですが、私は要塞のメインとなるペトロハヴロフスク聖堂のみ見学するチケットを購入しました。

200ルーブル。約500円です。


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ペトロハヴロフスク聖堂


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聖堂内には、ビョートル大帝以降、この地を収めた歴代皇帝の棺が安置されています。

ビョートル大帝とは初代ロシア皇帝で、2mを越える長身、怪力、改革と前進を重んじ、家臣の虫歯を抜くのが趣味 という恐ろしい王様です。


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棺の中にビョートル大帝のそれもあったはずなのですが、どれか分かりませんでした。
というかそういう見所があることを知らなかったので探しませんでした。きっと一つだけ巨大で血まみれ(家臣の血で)の棺があったのでしょう。





続いて国立ロシア美術館に向かいました。
その途中で通った公園が何やら騒がしいので寄ってみたら、


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若者たちがクッションか砂袋か何かを周りの人間に手当たり次第ぶつけて回るという狂ったイベントが開催されていました。企画者の心の闇はいかほどのものでしょうか。

絶対に巻き込まれたくないので遠巻きに撮影し、とっととその場を離れました。




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国立ロシア美術館

こちらはロシア初の国立美術館です。
エルミタージュには及ばないものの、かなりの規模を誇ります。
中世から現代までのロシア美術コレクションが多数収蔵されており、見応えがあります。

350ルーブル。850円くらい。

午後に行ったせいもあってかあまり人がおらず、正面入り口は閉鎖されていて端っこの小さいところから入らなければいけないので非常に分かりにくかったです。スタッフ通用口にしか見えないもので。せめて看板を立てて下さい。お休みかと思いました。



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本日の晩ご飯

腰痛がひどいので早めに帰宅し、とっとと寝ました。
そして夜中2時過ぎに一度起きたら、夜になっても明るいままだった空がうっすら暗くなっていました。

後から調べたところによると、サンクトペテルブルクはこの時期まさに白夜の真っ最中だったようです。
深夜2時過ぎにうっすら暗くなる程度で、ほぼ一日中日は沈まないんだとか。
分厚いカーテンを付けておかないと体調がおかしくなりそうですね。


<おまけ>

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ハヴロフスク猫


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| ロシア | 16:14 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

サンクトペテルブルク1日目/エルミタージュ美術館他


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昨夜22:10に出発した寝台車は、時間通り翌朝6時にサンクトペテルブルクに到着しました。

早朝なので半分以上の客はまだ寝ていたのですが、到着30分程前に車掌さんらしき人が起こしにきてくれました。・・・と思ったら普通のお客さんでした。親切なおっちゃんです。


サンクトペテルブルクの朝は非常に寒かったです。
チェックインまでかなり時間があったので宿に荷物だけ預け、マックと公園で計4時間ほどぶっつぶし、そのままエルミタージュ美術館に行きました。マックで本を読むふりをして1時間ほど寝た事はバレてないはずです。本というかただのメモ帳なので白いページを開いたまま動かなかったわけですが、きっとバレてません。



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エルミタージュ美術館

美術館入り口で行列に20分ほど並びつつも無事入館。

入場料:400ルーブル
写真撮影許可:200ルーブル


で計1500円くらいでした。

この他にも企画展、別館、夏の宮殿など色々と見所があり、それらを含めるか否かでチケット料金は変わってくるのですが、本館だけでもかなりのボリュームなので私はここ一館にしました。

エルミタージュ美術館は世界三大美術館のひとつです。
世界三大美術館とはパリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ここサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の三館です。昔NHKのみんなのうたで「メトロポリタンミュージアム」っていう不気味な映像を流す歌がありましたね。怖いけどつい見てしまう不思議な歌でした。

エルミタージュ美術館は世界三大美術館に数えられるだけあってさすがの規模を誇っていますが、ルーブル美術館よりは回りやすい大きさでした。ルーブルが異常なんだと思いますが。加え、1階の半分は展示入れ替え中か何かで閉鎖されていたので、一部ショートカットしつつもなんとか見たい部分は1日で見きれました。

絵画、彫刻などのコレクションもさることながら、内装の美しさも大きな魅力だと思います。もとは宮殿なので。特に2階部分の各部屋の装飾は素晴らしく、観光客みなが息を飲む美しさでした。ただしかなり混んでるので安易に立ち止まると轢かれます。

絵画作品はいつか日本に来てくれる可能性がわずかにあっても、
宮殿が来る事はありえないのでそちらに力を入れて見学しました。

以下、エルミタージュ美術館内の写真です。


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続いて、「血の上の救世主教会」というそそられる名前の教会を見てきました。

血の上の救世主教会とは、かつてロシアの皇帝であり農奴解放などの改革を積極的に行ったアレクサンドル2世が、テロにより崩御した場所に建てられた教会だそうです。wikipediaより。

血なまぐさい名前がついているのでマリス・ミゼル(懐かしい)を彷彿とさせる黒染めの世界か、あるいは場所が場所だけに死者を慈しんだ繊細で優美な姿か、など色々想像しながら行ったのですが、実際のところは


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えらくゴッツイというか・・・ お祭り騒ぎな見た目でした。

もうちょっと慎ましくできなかったんでしょうか。




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内装も豪華です。


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真ん中の人に人物認証ロックオンする宮崎。




エルミタージュ美術館を見ている途中から腰がひどく痛み始め、夕方にはだるま落としのように腰をスコーン!と取り外す妄想に取り付かれ他に何も考えられなくなったので、これで本日の行程は終了しました。
昨日と今日で1時間ほど大荷物を背負って歩き回ったのが原因かと思われます。だんだん持ち物の必要不必要が分かって来たので、少しずつ減らしていきたいです。


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本日の晩ご飯


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本日の晩ご飯2

道端で売ってる屋台のホットドッグが安くて美味しいです。


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| ロシア | 23:38 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

モスクワ4日目/モスクワ地下鉄駅めぐり&サンクトペテルブルクへ

今日は地下鉄めぐりをして遊びました。

モスクワの地下鉄はとても美しいと評判で、宮殿のように煌びやかな駅が沢山あります。
また、一回26ルーブル(65円くらい)の一律料金なので使いやすいです。改札を出さえしなければ、路線をまたいでどこまででも行けます。



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地下へのエスカレーター

モスクワの地下鉄はものすごく深いところにあります。
核シェルターとしても使えるようにとかなんとか。

しかもスピードが結構速いので、モスクワ到着直後に大荷物を抱えて乗った私はバランスを崩しかけました。すんでのところで踏みとどまりましたが、あやうく奈落の底まで転がり落ちるところでした。私の腹筋と大腿筋グッジョブです。

モスクワの地下鉄は、かなり使いやすいと思います。構内は薄暗くて深くて迷路のように入り組んでるので不気味ですが、案内表示は分かりやすく出ているので迷うことはありません。ロシア語表記のみなので、「BbXOД ヴイハト/出口」というロシア語だけは知っておいた方がいいです。さもなくば一生出られないのではという恐怖を味わいます。ほんと怖かったです。

列車のスピードは結構速く、すごく揺れます。あと路線にもよるんですが多くの電車は入り口のドアがギリチョーン!とすごい勢いで閉まるのでよく死人が出ないなと感心します。いや、出ているのかもしれませんが。

地下鉄構内は撮影禁止と言われていますが、私は撮りたいだけ撮ってきましたが捕まっていません。いやバレてないだけだろうと思い、試しに警官の真横でおもむろにカメラを取り出し撮影に勤しんでみましたが不問でした。なので、おそらく撮影しても大丈夫ないのではないでしょうか。他にも撮っている人はいましたし、地下鉄めぐりツアーなんてのもあるくらいですし。

ただフラッシュは駄目らしいのと、特に装飾されていない普通の駅で撮影していると目立つので、一応まわりの様子を見てから行動した方が良さそうです。




以下、私がまわったうち一部の駅の写真です。
駅名と写真を照合しながら回ってはいたのですが、途中で分からなくなったので間違ってるかもしれません。あしからずっとな。


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5号線コムソモーリスカヤ駅

私が見た中では一番豪華絢爛な駅でした。この横を地下鉄がビュンビュン走っていきます。
馬車でも走ってたほうがよほど似合います。


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5号線キエフスカヤ駅


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3号線スラヴィヤーンスキー・プリヴァール駅

世界の美しい地下鉄駅ランキングの8位に入っているそうです。
映画のファンタスティックプラネットを彷彿とさせる異空間で、どことなく空気もひんやりしています。降りた瞬間「おお・・」とつぶやいてしまうこと請け合いです。私はここが一番好きです。


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3号線アルバーツカヤ駅


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3号線ブローシャチ・レヴォリューツィ駅


3時間くらい遊び倒しましたが、まだまだ全然まわりきれませんでした。
時間の無い方は、5号線(環状線)をぐるっと回るだけでもかなり満足できると思います。




地下鉄巡りの合間にサンクトペテルブルク行き寝台車のチケットをもらいに行きました。

サンクト行き列車はレニングラード駅という所から出ます。これはシベリア鉄道が到着したヤロスラヴリ駅のすぐ隣にあります。該当のチケット売り場はどれなのかと迷いましたが、例の善良な外国の少女を偽ったメモを人に見せながらなんとか辿り着きました。正面入り口から見て一番奥にありました。ウラジオストク駅の券売所といい、何故一番重要なものを一番分かり辛いところに作るのでしょう。



今回は券売機を使って発券してみました。

窓口に並んでいるときにふと横をみたら謎の機械があり、そこに表示されている「14ケタの数字」という文字だけ読むことができたので、「そういえば予約番号が14ケタくらいじゃなかったか」と思い試してみたのです。
結局ロシア語表記のみで分からなかったので、近くにいたお洒落なご婦人に助けて頂いて無事チケットを手にすることができました。

この券売機、予約番号を入れ、発券ボタンを選び、パスポート番号を入れ、OKボタンを押すという簡単な操作で発券できるので、英語表記さえあれば外国人旅行者には大変ありがたい存在になれると思うのですが、何故頑なにロシア語表記のみなのでしょうか。こっちだって拙いロシア語で窓口の人を困らせるより自力でなんとかしたいのに。

そういえば、地球の歩き方によると地下鉄チケットの券売機も
「あるにはあるがたいてい壊れている」んだそうで。

直しなさいよ。




そんなこんなで、夜はまた深夜特急に乗ってサンクトペテルブルクに向かいました。
今回乗った謎の寝台車A64は、乗ってみれば普通の寝台車でした。シベリア鉄道よりやや奇麗だった気がします。1泊しかしないので汚れなかったというのもあると思いますが、デザインもなんか小奇麗な気がしたのです。写真は撮れませんでした。はやくも多くの方が乗り込んでいたので。

予約時は「寝具なし」と書かれていたのに、実際はあったのは助かりました。
おかげさまで朝までぐっすり眠らせて頂きました。




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本日のお昼ご飯

昨日なんとか寺院だか教会だかで願ったかいあって、ケバブにありつくことができました。
私が思っていた野菜たっぷりケバブではありませんでしたが、とても美味しかったです。



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本日の晩ご飯

グム百貨店内のファミレスで頂きました。ボルシチ、タマネギ入りのピロシキ、キノコのサラダ、ジュースで500円くらい。全部美味しかったですが、ボルシチはシベリア鉄道の食堂車の方がだんぜん美味しかったです。まあお値段も3倍くらい違うので仕方ないです。
私帰国したらロシア料理の本買おうと思います。食べるものが全部美味しいんです。



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| ロシア | 23:06 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

モスクワ3日目/プーシキン、トレチャコフ美術館

今日はプーシキン美術館とトレチャコフ美術館に行って来ました。


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まずはトレチャコフ美術館から。

ロシア芸術が集められた美術館です。
古典絵画、イコンなどが多かったように思います。

例によって入り口ではボディチェックがありますが、ダイヤモンド庫ほど厳しくはないです。

そんなことより美術館のソファって何であんなにフカフカなんでしょうね。
いつもまったりしてしまいます。たまに寝そうになるくらい。



続いてプーシキン美術館へ。
プーシキン美術館はマチス、ゴーギャン、ボナールなどの作品が豊富でした。
クリムトの作品も一点ありました。好きなんです。

同じ日に2館見たせいで記憶が混ざって曖昧ですが、私はプーシキン美術館が好みです。

・・・と、大変満足していたのですが、翌日近くを通ったら私が見た美術館の横にもう一つ巨大な美術館があり、観光客が次々吸い込まれていくではありませんか。これは一体・・?

もしかしたら私が見たのは別館だったかもしれません。地図を見る限りヨーロッパコレクション館とやらが怪しいです。どうせ後の祭りなので真相は確かめませんが、私はクリムトを見て満足しているのでもういいです。本館にもクリムトあったよ、とかの衝撃の事実が仮にあったとしても、その情報は私に知らせない様にしてください。



続いて、トレチャコフからプーシキンへ行く途中で見た景色をいくつか。

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モスクワ川

いくらか忘れましたが、お安めの料金で乗れる遊覧船があるようです。



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救世主キリスト聖堂



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モスクワの路駐事情

ウラジオストクもでしたが、路駐が異常に多いです。よく路駐なのか信号待ちなのか分からない車両を見かけますが、十中八九路駐です。写真のこれは路駐ならぬ歩道駐です。車の進行を妨げない工夫かもしれませんが歩行者の進行を妨げています。

あと、ウラジオストクもモスクワも横断歩道や信号があまり無いです。どうやって渡ればいいのか最初は悩みましたが、今ではロシア人の後ろを忍の様に付いて渡る術を身につけました。たまに轢かれそうになりますがそのときはロシア人も一緒です。



写真は撮れませんでしたが、大きな交差点のど真ん中にパトカーが停まっている光景をよく目にしました。違反した車両に対しピーピー笛を鳴らしてますが、犯人はそのまま逃走します。

また、その場所に人が突っ立っていることもよくあります。交差点を渡る途中のようですが、その横を車がビュンビュン通って行くので見ているこっちは心臓の縮まる思いです。本人はアクビとかしているのですが。

ロシアの車はかなりスピードを出すし、人が渡っていても突っ込んできてギリギリで止まるのでスリルがあります。私はロシアで死ぬなら強盗でも殺人でもなく交通事故が原因だろうなと思いながら、今日も三途の川を渡る気分で道路を横断しています。



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本日のお昼ご飯

地下鉄構内には各1.2畳ほどの小さな店がひしめき合っており、その中に必ずあるパン屋さんで買いました。どこの店もウィンドウにビッシリ商品を並べていて面白いです。でも店主は商品の壁の中にいて小窓でしかやりとり出来ない店もあるので、現地文字の読めない旅人の「必殺指差し買い」がしにくいという欠点があります。そんなときは近くのロシア人に指差して見せて商品名を読んでもらうという手が有効です。



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本日の晩御飯

近所のスーパーで買ってきた缶詰を鍋で温めました。200円くらい。
ピーマンの肉詰めにシチューをかけたようなお料理でした。
やはりたまにはお皿に入った温かい食べ物を食したいものです。



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| ロシア | 23:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

モスクワ2日目/クレムリン

今日はクレムリンと赤の広場を見て来ました。
地下鉄の10回券を買ってしまったのですが、宿からクレムリンまで歩いていける距離なので使いませんでした。プーシキン美術館も歩いて行けるし5回券くらいで良かったかもしれません。



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赤の広場

歴史が動く広場です。

広場中央では何かのステージを建設中であまり美しくなかったので端っこを撮ってきました。
このステージの後ろにレーニン像があるものと思われます。



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グム百貨店

赤の広場の正面にはグム百貨店というデパートがあり、観光客で賑わっています。広くて階段の多い構造です。オシャレなカフェやお店が沢山入ってますが、デパートなだけあってお高めです。


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本日のお昼ごはん

イクラが乗ったクレープを食べてみました。意外と合います。
イクラのサンドイッチなどもよく見かけます。



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クレムリン入り口

なんか黄色い人が写ってますね。何者でしょうか。

クレムリンは広く、チケット売り場と入り口までたどり着くのに結構歩きました。
私の宿は入り口と間反対の方角だったので。

モスクワ最大の観光地なだけあってほとんどの案内に英語表記が添えてあるし、
チケット売り場やスタッフの人達も英語がよく通じます。

ただ問題は、クレムリンとその周辺施設のチケットがもう意味分からんくらい高いことです。

クレムリン入場券:350ルーブル
武器庫:700ルーブル
ダイヤモンド庫:500ルーブル


しめて3800円です。財布を持つ手が震えます。



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ブラゴヴェッシェンスキー聖堂

ここの入り口で願い事をすると叶うとかなんとか。そんなこととはつゆ知らず、多分私は「ケバブ食べたい」とか考えながら入場しました。おかげで翌日ケバブにありつけました。



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なんで割れてんのかなと思ったら、火事のときに水をかけたらヒビが入ってパカーンといったそうです。しかも一度も鳴らしてなかったそうです。悲しいお話ですね。
なお、鐘は200トンあるらしいです。200トンと言われてもピンと来ないので朝青龍に換算してみたら、1360人でした。これは重そうですね。



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大砲

こちらも一度も撃ったことがないんだとか。なんでそんなんばっかなんでしょうか。



あとクレムリン内の主要な場所は全部見ましたが、いかんせん写真撮影禁止の場所が多いのと、ガイドブックがなくてちんぷんかんぷんなので何も書けることがないです。ただ、解説がない分純粋に美しさを楽しめたのでこれはこれでありだと思いました。



続いて武器庫とダイヤモンド庫に行きました。
さきほどのチケットオフィスではここの入場券は売っていなかったので、それぞれの入り口でまた新たに購入します。ダイヤモンド庫は武器庫の一角にありますが、チケット購入はまた別途です。ダイヤモンド庫入り口のインフォメーションみたいなところで購入できました。

武器庫とダイヤモンド庫はクレムリンとは入り口が別なので、こちらだけ入るのもありかと思います。

武器庫には豪華絢爛な防具や武具の他、食器や衣装などの日用品なども展示されています。日用品といっても金ぴかだったり宝石が散りばめれている王様の日用品ですが。いくらか払えば撮影できるそうですが、そうとは知らず早々に諦めました。惜しい事をしましたが、以前ヨーロッパ旅行をしたときに空前の武器庫ブームが来ていた私は、各国の博物館ですでに何千枚もの武器写真を収めているのでもう十分かなという気もします。



ダイヤモンド庫には女帝エカテリーナの戴冠式に使われたという重たそうな王冠が。横には、世界最大級のダイヤモンド「オルロフ」が飾られた王笏が展示してあります。オルロフとは女帝エカテリーナにこのダイヤを贈ったにもかかわらず振られた男の名前だそうです。せちがらい情報を聞いてしまいました。
このオルロフ、カットの仕方の関係か男の怨念か、そんなにキラキラしてませんでした。

ダイヤモンド庫は薄暗く、チケットが高いせいかお客さんもあまりいませんでした。黒服のガードマンが暗闇に立って見張っています。また、カメラや携帯の持ち込みは一切禁止されているので下のクロークに預けなければいけません。


クレムリン、武器庫、ダイヤモンド庫ともに、セキュリティが大変厳しく至る所にボディチェックゲートがあります。こちらはウラジオストク駅とは違いしっかりチェックしており、カバンもいちいち開けて見せなければいけません。

モスクワはデパートに入るにも駅に入るにもいちいちボディチェックのゲートがあります(全ての駅ではありませんが)。まあこちらはウラジオストクと同じく鳴りっぱなしの無意味なものですが、警備員が必ず立っているので結構緊張します。

あと、町中には警察やら軍人やらが至る所にいます。こういう状況は治安が守られてるとして安心感を覚えるもののはずですが、彼らは有無を言わさぬ雰囲気が滅茶苦茶怖いので私は目を合わせない様にしています。滞在登録証明書をもらうの忘れたまま遊び歩いているので、捕まると少々マズイです。



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| ロシア | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

シベリア鉄道まとめ


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とても楽しかったです。

が、眠いときに寝て食べたいときに食べるという自堕落な生活が許されているので、人として駄目になりました。

あと、絶対やらんだろうと踏んでいたロシア語の勉強を車内で少ししていました。
簡単な挨拶や基本フレーズ、よく使う単語や数の数え方を覚えた他、キリル文字をなんとなく読めるようになりました。駅名や案内板が読めないと死活問題に繋がるので必死なのです。

ただしロシアを出た瞬間にスパーンと忘れる予定なので、帰国後ロシア語の話題には触れないで下さい。




以下、シベリア鉄道に関する私の個人的な感想と次の人への情報です。


<二等か三等か>
二等に乗っていないので分かりませんが、個人的には三等の方が絶対面白いと思います。

プライバシーがあるのは二等とよく言われますが、そっちだって自分以外に三人客がいるんだから
対三人よりも対50人の方がかえって大らかになれるというものです。

三等は盗難がとても多いそうなので、その点はご注意ください。


<上段か下段か>
総合的に見ると下段がオススメです。

上段:
一日中寝ていられる。
下段よりはかすかにプライバシーがある。
転落防止柵は一応ある。
梯子が一段しかないので足腰の弱い人や体重が120キロくらいある人は上がれない。
下の人がいるとテーブルを使い辛い。
窓の外が見辛い。

下段:
楽。
座れる。
テーブルを使いやすい。
物を置く場所が多い。
上に比べると盗難に遭いやすい。
アジア人はガン見されがち。
いつも足元に誰か座っていてたまに退いて下さらんかと思う。


<電源>
3等車:
廊下に一個、トイレ内に一個、車両内に二個。混んでるときはなかなか空かないです。
廊下のはいつも空いてるけど人通りが多いので防犯上ほぼ使えません。
2等車:
各コンパートメント内に一個ずつ。
1等車:
不明ですが無いわけないと思います。


<wifi>
飛んで無かったと思います。私が寝てる隙をついて飛んでた可能性は否定できませんが。


<シャワー>
150ルーブルで車掌さんに借りたという人がいました。三等にはシャワー自体見当たらないので二等以上の特権かもしれません。お湯の出は悪いそうです。

車内は乾燥しているので、お風呂に入れない事は思ったより苦になりません。ただ、自分よりも周りの臭いの方が気になるかもしれません。一時は車両全体が腐ってるんじゃないかというような臭いがしていました。犯人はバイカル湖名物の魚の燻製です。魚を持った売り子達が乗り込んで来るのです。生物テロです。

ウェットティッシュやさらさらパウダーシートの類を持っていると非常に役に立ちます。


<盗難などはないか>
盗難はすごく多いようですが、気をつけていればある程度防げるかと思います。駅に長めに停車するときは人の出入りが増えるので要注意です。入り口は常に車掌さんが固めているので外からの刺客は入り辛いかと思いますが、車内に不届きものが居ないとも限らないので。停車時は荷物から目を離さないのがいいです。また、充電中の携帯なども必ず見張っているべきです。


<女性一人で危なくないか>
運が良かったのか何なのか分かりませんが危ない目にはあっていません。
酔っ払いなどに絡まれることもありますが、ただやかましいだけでそんなにたちの悪い人はいませんでした。そもそも周りの目があるので、そういう意味ではとても安全な環境と言えます。強いて言うなら途中1泊だけ乗っていたアル中のおじいちゃんを黙らせるのが大変でしたが、まあそれくらいです。


<持ってて良かった物>
小さいCコンセントプラグ:電源が陥没タイプで、世界対応プラグだと大きすぎて上手くはまらないため。

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ロシア語会話帳:想像以上に活躍しました。
さらさらパウダーシート:さらさら爽やかに過ごせました。
使い捨ての下着:洗濯ができないので便利です。靴下くらいならこっそり洗って枕元に干します。
トイレットペーパー:一応補充はされますがよく切れてました。
mp3プレイヤー:若者達がロシア音楽をこれ見よがしに聞かせてくるのでたまに飽きて耳を塞ぎます。


<持ってこれば良かった物>
ファブリーズ:乗客達が醸し出すタバコやバイカル魚の臭いがシーツに染み込んでいつまでも消えません。
地球の歩き方シベリア鉄道編:あったら時間的空間的迷子にならずにすんだ気がします。
紙に印刷したタイムテーブル:地球の歩き方を持っている人はそれで事足ります。
ロシア語辞書:会話帳では間に合わない場面も多かったので。
ポータブル充電器:電源確保が難しかったので。


<食事>
食堂車は高いので基本的には持ち込み食料で過ごします。

一日数回車内販売がまわって来ます。ビールと乾きものが主です。

また、長めの停車駅だと物売りが乗り込んできたりします。
バイカル湖名物魚の燻製を持って乗り込んで来るのは今後やめて頂きたいです。

大きな駅のホームにはキオスクがあり、カップ麺なども手に入ります。個人販売のピロシキなどもあったようですがあまり外に出なかったので発見できませんでした。何の肉が入ってるか分からないと評判です。


<その他>

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お湯はもらい放題なのでインスタント麺を食べたり紅茶を飲んだりできます。


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各テーブルの下には栓抜きが。飲ませる気です。


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このコップを何故か皆持っているので不思議に思っていたら、車掌さんに借りているようです。
紅茶混みだと有料の様なのですが、試していないので不明です。



以上です。

シベリア鉄道を降りた後思った事は、6泊7日風呂に入らなくても平気だと思っているのは自分だけだったということです。さわやかな外の空気の中でかいだ自分はシベリア鉄道臭がしました。また、リュックを開けるたびなつかしい臭いがよみがえります。奴はしぶといです。



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| ロシア | 23:59 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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